車無し生活が続き一週間があっという間に過ぎました。車がないなりの楽しみとして昨日は赤坂見附にある弁慶池へ。釣りが終わった後はベーキャンで酒呑みという車なしならではの遊び方。という事で、その釣りに アクシオムII x 9フィート8番 を持って行きました。弁慶池ではオーバータックルですが、その使い心地などを書いてみます。
確か昨年の今頃にアクシオムIIのサンプルロッドを借りてシーバスへ行った覚えがありますが、そのインプレッションってどこかに書いてなかったっけ? 見当たりません・・・。アクシオムIIの発売から約一年という速さで新シリーズが出た訳ですが、名前の違いは最後のXの文字。ロッドのコンセプトであるグラファイト+ケブラー(復原力を高めるためのもの)という点では一緒。大きな違いはその塗装で、TFOを古くから愛している方には馴染みのあったTicr X加工(ロッドをチタンコート加工)という塗装の技術です。ロッドに重いフライが当たった場合にダメージを軽減させる役目がこの塗装にあります。
もう一つの違いはバットセクションに使われているリコイルガイドで、グニャッと曲げても形状記憶合金なので、元の形を常に維持する様になってます。ロッドが曲がるフレキシブルな動きにも対応し、このガイドを付ける事でロッドのベンドカーブへの負担も軽減しているのも特徴です。
してその振りごこちはと言うと、アクシオムIIよりもやや硬めという程度でしょうか。すでにアクシオムIIを持っている人は買い換えるまでの必要はないでしょう。スペック上(というよりお店で重量を比べました)では軽くなっていますので、持ち重り感はやや軽減されています。
ファストアクションのプログレッシブなモデルなので、ショートレンジでのキャストにはむかず、常に9m以上のラインを保持したところからのシュートが快適です。今回は弁慶池でニジマスくんと遊びましたが、20cm程度の魚が掛かった場合はロッドの硬さからジャンプする魚は簡単にバレてしまいます。しかしこのバットパワーは大物を仕留めた時の安心のトルクなので、今回は使っている場所が全く違う訳でゴザイマス。なのでこのシリーズでトラウトを釣るのならば6番であり、ついでにメバルやアジ、カマスなどの魚とも遊んでみましょう。
ロッドの塗装はマットコートのメタリックブルーですが、USAのS社のロッド違い光沢がないので、その雰囲気はかなり違います。最もS社は早々とモデルチェンジしたので、現行品はかなりディープブルーになったので、見た目が現行モデルとかぶる事はないです。
アクシオムIIかIIxのどちらを選ぶかはあなた次第。私だったらソルトと淡水の両方に使うのだったらアクシオムII。ソルト専用で使うのならばアクシオムIIxかな?
私はこの近所の出身なので弁慶池は子供の頃からの遊び場。小学校の頃と変わらない行動を取るアラカン男子だと気づいた時、弁慶橋を足早に走る同世代のサラリーマンと見比べて少し恥ずかしくなりました。いいのかなぁこんな人生で(笑)
ソルトロッドなのでリールはティボー を装着。バランス感はピッタリ。USAのHPでは何にでも使って欲しい的に書いてあるけれど、いかにもソルトウォーターロッドという見た目。
ボート上でぶっ飛ばしの釣り。ループがビシッと閉まり、タイトに締まったバックキャストの向かう方向は地下鉄の入り口(笑)。昨年はずっとこの池は浚渫工事が入り、水深が2.5mまで回復。その代わりにウィードを根こそぎ持っていかれたので、今シーズンのバスフィッシングはどうなるかわからない。レインボーはインタミを使い、カウント20-30で新しく掘られた溝周辺でヒット。
ブルーのメタリックなのですが表面はマット(艶消し)。私的な見解ではアリのカラーだと思います。最も私の場合は昔あったTicrXに見慣れているからかもしれません。
弁慶池は鵜の被害を避けるために放している魚の半分以上はでっかい魚ばかりで、45〜60cmほどの大物が釣れます。実際一番最初にかけたヤツはデカかったですが、手元でバラシちゃいました。
私には思い出いっぱいのこの場所。右に見える外堀の石垣から友達が落っこちて泥だらけになったっけ。20年後に私がまだここで釣りをしていても、皆さん笑わないでくださいな。