ハーミットに集まる仲間内で少し流行っているグラウラーの名前はREVOMAX

毎日がこう暑いと仕事もやってられませんなぁ。お店に来店するお客様はこの暑さで減る一方なのにクーラーはかけっぱなしなので、飲み物代だけでも節約しようと家から水筒を持ってくる様になりました。水筒といってもそれまで使っていた象印の水筒とはちょっと違い、蓋がパカっと簡単に開く構造になっているもの。

このボトルは私の誕生日に娘が量り売りの生ビールを詰めてプレゼントしてくれたレボマックス(REVOMAX)というボトル。ビールを持ち運ぶこういった容器の事をGlowler(グラウラー)と言うらしく、保温性が優れ炭酸飲料も持ち運ぶことができる優れもの。私は普段会社に氷とお茶を詰めて持ってきますが、帰りは大塚駅近くで製造される生ビールを量り売りしてもらって持ち帰る事があります。

このボトルの良いところは広口なので冷蔵庫で作った氷が入れられることと、キャップは捻って閉める事なくワンタッチで開閉ができるので、飲むのがとても楽なんです。保温性も優れていて、会社を往復して半日以上経った氷は家に帰ってもまだ溶けてないので、お茶を入れる時は氷の入れ過ぎに注意が必要かな。ちなみにさらに一晩後でも完全には溶けません。

ビールを入れてもらう場合はこのままお店の方に渡して注いでもらうのですが、かなり長い時間冷たいままなので、美味しい地ビールを後で飲むことができるというもの。と宣伝しておいてなんですが、ハーミットでは売ってませんので、欲しいと思った方はアマゾンなどでお買い求めくださいまし。

REVOMAX
私が使っているのは真ん中のサイズで、592mlモデル。ビールのやや大瓶寄りといったところ。右のブルーのモデルは950mlで所有者の彼は2本持ち。なのでこの大きいやつは氷の持ち運び用で、それ以外に一番小さい266mlを使っている。通常釣りで使うのであれば355ml(左)が使い勝手は良いかな(中身が減ったらその都度、ペットボトルの水などを移し替える)。この写真は先だってのシイラ釣りに持っていた時のもの。
レボマックスの使い方
釣り用の専用ケースは無いので、彼はウェーディングスタッフケースに入れて持ち運んでいる。私のは直径が67mmなので、熊スプレーのケースだとちょっと小さいかな。ペットボトルの直径に近いので、ネルエピックのボトルホルダーに納まります。
Namachaんのビール
そして私の使い道はというと、通勤時はお茶を入れて運び。帰り際にボトルを洗って、大塚駅南口にある『Namachaん』でビールを量り売りしてもらう。このお店はココで醸造しているのですよ!それを家に持って帰って、風呂上がりにいっぱいやるといった具合。たまらないのである。このお店は容量の記載があるグラウラーを持って行くと量り売りをしてくれます。ちなみに量り売りをしてくれるお店は意外にも各地にあります。

猛暑になったら高所へのススメ、アルプス釣縦走は天然クーラーの旅

何年前の事だったろうか、朝早くに山奥へと分入りイワナ釣りを楽しんで下山したら、その気温差で急に汗だく。暑さを凌ぐ為にそのまま温泉へ向かったのだが、むしろ余計に汗が吹き出す始末。帰宅するとニュースでは関東は猛暑で40℃超えだったと知り、高所との気温差を身をもって感じたのであった。

皆さんもご周知の通り標高が100m上がると、およそ0.6度下がると言われている。単純計算で下界の最高気温が36℃になったとすれば、富士山頂での最高気温が13℃前後ということになる。しかし富士山には魚が棲む川が無いので、僕らは避暑地と魚を求めて分水嶺を多く持つ山々を探し歩くのが毎度の夏である。

実際のところお魚の生息域で釣りをする訳なので釣り場の標高は約2,000m以下になるのだけれど、真夏でも絶え間なく渓谷を潤す水量を保ち続けてくれる為には、プラス1,000mは欲しいところ。そんな山々を探せば多くのプレートが押し合う日本アルプスしかない訳で、必然的に猛暑の年は北・中央・南アルプスの釣りが多くなってしまう。ホント、川に水さえあれば予定は新潟か北関東だったのだけれど、例年より渇水なんですなぁ・・。

さて今回のタイトル、一見すると1日で色々な場所を釣り歩いた様に書いてありますが、チト違うんです。前回のブログを省き、前々回が北アルプスから中央アルプスへ釣りに行った二日日間だったので、今回は分水嶺の標高3,000m近くを求めて南アルプスへの釣行です。なので、7月は北アルプスから中央アルプスを経て、南アルプスを釣り歩いたので、釣縦走をしたという事にしておいてください(笑)

今回の教訓:歩けば歩くほど魚は多くなるけれど小さくなる反比例。どこで足踏みして釣りをするかが問題である。

南の分水嶺を求めて
南アルプスの釣りといえば、登山バスを乗り継いで分け入るあの場所が有名ですが、そっちは皆さんにお任せします。私たちはというと車止めから林道を少し歩き、その先は林道なし。道なき道をロッドを出さずにひたすら登るので、釣りというよりは半分は沢登りみたいなものです。当てにならない残置ロープへの頼り過ぎにには注意しましょう。
南の分水嶺を求めての釣り
登っても登っても釣り場に着きません(笑)。一緒についてきたスイングブラザーズはショートロッドに持ち替えて来たのだけれど、釣り場に着く前に音を上げてました。こんな道をずっと進んで約2時間半でようやく釣り場に到着。
山奥のアマゴ
二人ともへばっているので、私から竿を出す事に。すると数投目でオスのこんなヤツが。私的にはこの一本でもう大満足、帰ろうかな(笑)フライはクリンクハマーの#12。
渓谷
渓流はこんな感じのV字谷で、渓相に似合わぬアマゴ釣り。大物は緩やかな流れにポカンと浮かぶ。背中は水を映してブルーに輝き尾鰭はオレンジなので、その姿をすぐに見つけることができます。しかしその美しさに見惚れて眺めていると、透明度が高過ぎるので彼らからも見えており、直ぐに沈んでしまいます。
山奥のアマゴ
後ろを振り返れば仲間のロッドも直ぐにしなり、ご覧の通り。サイズは7.5〜8寸が中心です。
ヒグラシ
突如首筋に違和感があり、払い除けてみるとヒグラシが。春蝉と比べるとかなり大きいけれど、大イワナだったら喰っちゃうんだろうなぁ。そうそう、この釣り場はいくつもの滝があり、ある場所で仲間のフライを喰い損なった個体が裕に40センチを超えていたとか。そんな大イワナはきっとコレを食べます。でもこの釣り場はイワナが少ないので釣るのは至難の技。
アマゴ
その後にも大きいサイズを何本かフライには出たけれど、何を焦っているのか私はアワセ切れ連発。フライを何本も無くし、ティペットを太くしたところでサイズダウン。その後は上へ行くほど魚の数は出るけれど、魚は8寸どまり。
山奥のアマゴ釣り
魚から丸見えなので、腰を低くしキャストを繰り返すと、数投に一度は反応するもなかなか口を使ってくれない。気がつけば太陽は真上になり、お魚はひと休憩といったタイミングで僕らももぐもぐタイムに入った。
アマゴ
釣り上がるほど魚はいるけれど、どんどんサイズダウン。それにしても宝石のような美しい個体はいつまでも泳ぎ続けてほしいものです。
アマゴ
大きなフライは反応しなくなったのでフライはオドリバエ16番に。一つのプールに10匹ほどの6寸半の個体がいるけれど、大物はどこへやら。
渓谷
釣り上がるほどサイズが落ちるので、作戦会議。戻るだけで何時間もかかるので、一旦下流へ行って休憩し、やっていなかった場所を15時過ぎから再び挑戦する事となったので、釣り上がり終了。
アマゴの尾鰭
両端にこんなオレンジを持つアマゴなので、魚が泳いでいるのは直ぐに見つけられてしまう。それにしてもいつ見てもここのアマゴは綺麗だなぁ。
ドップリ浸かる
降る前に少し温泉へ、ではなく川へどっぷりと浸かり体を冷やします。ゲーターの釣りはいざとなったら泳いじゃいますので、熱中症とは無縁なのでゴザイマス。
退渓
高巻きした場所のくだりは足元が見えない場所もあるので慎重な行動を。渓流を離れたり、また泳いだりの繰り返しで下流を目指します。
サンゲイター
予備知識を一つ。暑い日はこうしてサンゲイターは流水に浸してしまいましょう。それを被るとなんと涼しいこと。気過熱で冷えてしばらくは首から顔の火照りを抑えられます。
山奥のアマゴ釣り
その後、下流へ戻ってロッドを出さなかった場所で夕方に釣りをしましたが、やっぱり下流ではな〜んも釣れませんでしたとさ。さてさて来週からもう8月になり渓流釣りは場所を選定するのに一苦労ですが、足腰鍛えて来週も楽しみます!

夢は大きくメーターオーバーを狙っていたら、グラスロッドに軍配が上がった件

海の日を境に相模湾のシイラが恋しくなる私ですが、今年は17日が海の日だったのでその翌日が僕らのシイラ(マヒマヒ)解禁日。と言っても既にこの暑さじゃ仕事中は体がすっかりトロけちゃているから、すぐにでも大海原で体いっぱいに太陽を浴びて夏を感じなければネ。

シイラの釣りは毎年恒例でご来店するお客様を中心にチャーターしていますが、持ち込まれる道具は様々。初心者の方には「手持ちは8番? ん〜、まぁ大丈夫でしょう。それで来てください。」と言います。しかし何度も訪れている方は魚を選んで釣ることはできないことを知っているので、時にお目見えする1.2m以上のシイラを掛けた時、それが8番だと全く歯が立たず最後まで頑張っても上がらない事を経験しているので、10〜15番のタックルを持ち込みます。

以前であればシイラを釣るような高番手であればグラファイトロッドで狙うのがほとんどだったのですが、昨今のグラスロッドは適度に軽くキャスティングを繰り返すスタイルではないので、それを選択する人が増えました。私もその一人で最近はエピックのバンディット(8フィート10番)を使ってます。

そもそもこのバンディットは盛期のシーバスで20センチ以上のフライをキャストするために買ったのですが、それだけではつまらないのでシイラでも使うようになったのがそのキッカケ。8フィートという短さからグラスの重さを感じず、そもそも遠くへキャストしなくても良いので、散水まわりでフライを叩き入れるか、もしくはオオドモで軽くキャストしてポッパーを引っ張ってくるだけなので長さはいらないんです。

グラスロッドの特徴は魚をいなす力(大きく動いた時にその力を吸収する能力)があるので、飛んだり跳ねたりする魚にはとてもバレにくという特徴があります。今回は10名で乗船し、そのうち3人がグラスロッドだったのですが、やっぱり圧倒的にバレが少ないんですね。なので帰る頃には皆が口を揃えて、

「このバレにくさを伝えれば、グラスロッドがもっと売れるんじゃない?」という意見があったので、調子に乗ってココに書いてみました。でもね、10番以上のグラスロッドってお安いモデルが無いんだなぁ・・・。

今回の教訓:フライにウェイトを入れれば入れるほど、グラスの良さが際立ってくる

相模湾のフライフィッシング
丸伊丸は日の出と共に出船。ご来光を見ながら今日の豊漁を願う私たち。
丸伊丸1号船
船長はデッキ上の高い位置で操船し、シイラを探します。今回はベタ凪だったので、かなり遠い漂流物までよく見えたのですが、そのほとんどが浮き輪でした。現在チャーター代は平日船代¥84,000/7名まで/以降+1名¥12,500で、チャム(活きイワシ)代が¥24,000と昔に比べたらチャムがかなり高額。なので私を含めた頭割りの船代と駐車場代+氷代+チャム代で大体ひとり15,000円となる訳。人数が多い時はチャム代が安くなるのですが、少ない時は結構キツイです。
相模湾のシイラフライフィッシング
今回はイレグイとまではいかないにしても全員がメーターサイズを掛けてメーターサイズをバラしていた感じ。硬いグラファイトロッドを使っている人ほどジャンプ一発でハズレます。綺麗なティールブルーのロッドはエピックのボカグランデ(8.6フィート12番のグラスロッド)
グラスロッドのソルト フライフィッシング
マッキーは自分で組んだ12番のグラスロッドを使用。いくら曲げても折れる感じがしないのでめいいっぱい負荷を掛けます。
シイラのファイト
シイラは掛けてからランディングするまでの時間次第でカラーが変わります。なので、小さいサイズを強引に上げると綺麗なブルー。大きすぎて時間が掛かってしまったものはくすんだイエローになります。
シイラフィッシング
このベタ凪だったらどんな人でも船に酔う事はないでしょうなぁ。今回は全てサイズが良かったのでロッドは常に満月でした。
ティボーリール
本来はこの場所にカツヲの一本釣り用のロッドが置いてあるロッドスタンドにフライロッドを格納。ハーミットのお客様がティボーを使用する率が高いのは、きっと店主の熱弁で買わされたのです(笑)
シイラフィッシング
大物を沢山ヒットさせるもランディングには至らず、結果的に写真が撮れたのはこのサイズという方も数人おられましたが、それでもどのリールも悲鳴を上げてバッキングラインまで引き出されていたので相当楽しいファイトだったかと思います。
イワシのチャムを撒く
大潮のために流れが早かったので船をドテラ流しする事ができないので、結果的に私がずっとイワシを撒いてました。なので、私の釣りは正味15分くらいでしたな(笑)
シイラフィッシング
今回の最大魚は112センチだったかな。この子はバッキングラインを100ヤードほど持って行き、15分以上掛けて上がってきたパワーランナー。次回もこんなサイズが沢山掛かると良いなぁ。さて、補充のフライを巻かないとね。

先週諦めた信濃路へ出掛けたら結局雷と雨に翻弄された件

🎵明日私は旅に出ます〜、あなたの知らない人とふたりで、いつか貴方と行くはずだった、春まだ浅い信濃路へ〜♪

FMラジオのスイッチをオンにすると僕らの旅に合わせてか、NACK5から狩人の『あずさ2号』が流れてきました。今回も昭和ミュージックでスタート。そのラジオの解説では「列車って現在は下りが奇数で上りが偶数なんですよ。でも当時はまだその定義の前で、新宿発で下りのあすざ2号があったんですよ。」との豆知識を披露、ふむふむなるほど。

私は根っからの釣り好きでフライフィッシングを始めたのは小学校の高学年の頃。中学生時代は映画部で、その影響から釣りの道中は8ミリフィルムを回していたので、今でもそのフィルム(今はVHSに落としてあります)にはフライロッドを振り回す仲間と私が納められています。

中学生時代は鉄道の時刻表を見ては釣り場を想像するのが好きだったので、その『あずさ2号』は私の家から上野まで歩いて行けるので、信濃路の釣りも想像していたものです。当時お小遣いなんて微々たるものだったので、遠征釣行に関しては親に釣行費を交渉する必要がありました。なので時刻表から掛かる交通費を計算し、それ以外の費用を算出し親へ提出。なんとか説得して中学生時代から同級生だけで春休みには一泊二日(バンガロー泊)で芦ノ湖へと出掛けてました。先日、家の荷物を整理していたら、中学生当時に自分が作った釣りクラブの日誌的なものが出てきて久しぶりに当時の自分にご対面。嫁には物持ちが良いと言われ、自分の過去を覗かれた様で何だかこそばゆい気分。

最近は電車での旅はとんとしていないけれど、とうに大人の休日倶楽部にも入れる歳になったことだし、どこかのタイミングで列車の旅でもしてみようかなぁ、と思いながら行った今回の釣行。しかしその結果は先週と変わらず、気がつけば信濃路で良い結果が出るのは50%以下の確率だと気づく。それでも朝起きた時に見えるアルプスの山々を眺めていると、また来ようという気分になるんですな。

今回の釣行記も大した内容ではありませんが、ご興味のある方は以下の写真をお楽しみください。

今回の戒め:天気は時の運。旅を楽しめ、ハプニングを楽しめ

釣り日誌
恥ずかしいけれど、私の中学一年生時代の釣り日誌を少し公開。加賀フィッシングエリアへ行くにしても遠征です(笑) 当時は子供料金は千円だけれど、それでも子供には高いなぁ。この時期は色々なクラブやペンクラブに所属していて、JLAAの雷魚ダービーや全日本バストーナメント、ミッチエルを買えばミッチェルクラブ、雑誌はいろんなところのペンクラブに入って投稿。誤字脱字が多いのを見て、文章に関しては自分の成長が見えない・・・(笑)
信濃路の川
さてさて今回の信濃路。当初予定していた川へ行ってみると、前日の雷様で雨が降ったらしく川は轟々と流れている。とても渡渉できるレベルではないのであえなく撤退。その次に行った川も水位が高く釣り上がりが無理。仕方なくダム下へ行って本流のスイングの釣りをする事に。もしもの為に色々な番手を持ってきて良かったって感じ。スイングボーイズは適当に散らばったので、私はひとりテキトーに藪漕ぎするとテトラの上に出てしまった。良さげなポイントなので後で対岸に渡って再入渓するとして、今は無理やりこのテトラの上から流してみた。良い場所へ流せません・・。
フライフィッシング
仕方なく一旦退渓し、別の場所から再入渓。おぉ、このポイントも良さげと思いスイング。プールの尻でドーンとアタるもフッキングせず残念・・。それにしても暑いぜ信濃。
アイスクリーム
あまりの暑さに疲弊しアイスクリーム休憩。東京も暑かったらしいけれど、この時点で既に1リットル以上の水を飲んでました。
ウィンストンのマイクロスペイ
陽差しが少しだけ和らいだのでさっきの対岸を藪漕ぎをすると、ありゃま、そこには先行者のお方。戻るのが大変なので挨拶して後追いをさせてもらいました。すると開始早々、マイクロスペイのバットエンドがもげるハプニング。不思議なもので、このわずか数センチが無いだけで力が入らずキャスティングがおかしくなります。
信濃路のレインボートラウト
「来るとすればこの辺かなぁ」なんて思ってた場所でゴツンとアタリ。上がってきたのはブラウンではなくレインボートラウト。サイズもイマイチなのでリールのドラッグをふんだんに使うこと無し。ま、釣れたから良いか・・。さて、早々に宿に入ってビール、ビール!
生ビールを飲む幸せ
僕らの常宿は朝夕飯がビュッフェ・スタイルで、飲み放題プランはプラス¥1,490。呑助の僕らにはありがたい限り。セルフサービスでジョッキに注ぎ、まずは乾杯。そして3分後にはもう一杯(笑)その後は推して知るべし・・。
信濃路の宿
夜明けと共に起きると宿からの窓にはこの景色。そして下には川が流れる。以前は夕食の最中に外へ出てロッドを出した事があるけれど、お酒が入っていて危ないのでやめました。さて、本日は釣れるかなぁ?
波田漁協
この辺は漁協が多過ぎて、どこで釣るかでその釣り券が変わる。この後いつも行っている川へ出向くも、昨夜の夕立で水量が多くなり濁ってしまったので、見るだけみて却下。山梨県へ戻って釣りをしようかと思ったけれど、せっかくなので同じ県下を南下して木曽へ大移動することにしたのだが、これが裏目に出てしまった。
木曽の川
いくつかの河川を見て周り、釣りになりそうな場所を見つけたこの場所。細い川なのでそれぞれバラバラに入ることにしたが、自分が決めた場所は入渓点が無く右往左往。ようやく入ってもわずか30mほどでそのまま登ることができず入渓し直し。ようやく釣りが出来るぞと思ったら空は暗くなり「ゴロゴロ〜」、雷様到来です。稲光がすごいのですぐに退散。その後も雷様を嫌って別の川へ入るも追いかけるようにやってきて土砂降り。そんな塩梅で私はロッドを充分に振ることさえできませんでした。
レインボートラウト
結果、二日間の旅で私の釣果はこれ一匹のみ。ま、良い汗かいて美味しいビールが飲めたので満足です。さて、来週は相模湾のシイラフィッシングなので海モード突入。これからは晩夏に向かって海と源流の釣りが交互に来ることでしょう。クラウザーミノーを巻こうっと。

雷様に翻弄され甲信越を諦めて北関東へ歩きに行った件

🎵あれがあなたの好きな場所、港が見下ろせる小高い公園〜♪

今回の釣行で何故かオフコースの『秋の気配』が耳から離れなかった昭和ミュージック。これ以外に『もう歌は作れない』や『ロンド』など、何故かまだそんなに売れる前のオフコースばかりの曲が蘇ってくるのです。どれも秋っぽい曲の為にセンチな気分になってしまう曲が思い出されるのは、きっと釣果のせいでしょう。そう、沢山歩いた割には思ったほどの釣果がなかったのです。

関東地方の梅雨明けはまだですが、これだけ暑くなってきたら標高の高い場所へ行って涼み、思い描いた釣果を求めたくなるこの季節。この時期私の好きな場所は甲信越の標高約2500mを分水嶺とする南アルプス周辺にある川で、車止めから2時間半ほど歩き、その後川筋を数回高巻いてようやく辿り着く巨岩隊の釣り場。近年フライフィッシャーマンの平均年齢はかなり高くなっているので、最近では山奥に入って出会う釣り人はエサ師か若いルアーマンしかいませんから、ここで他のフライフィッシャーマンに会った事がありません。

今年もゲーターの季節がようやく始まったなぁと思いながら翌日の準備をしていると、甲信越のお天気はどうやら正午を境に雷予報。どの天気予報サイトを見ても同じで、さらにここ数日間の積算雨量が多いため水位が高め。車を置いて3時間掛けてポイントへ付いても、釣りができる時間は正味3時間程度。歩く時間の方が長い事を考えるとを考えて、当日になって急遽北関東へと場所を変えるのでした。

予報を頼り出掛けたのは行き慣れた源流なのだけれど、そのポイントの車止めにはすでに先行者あり。林道がないその川は退渓時は川通しで戻って来られることを考えると、あえなく断念。2番目に入ろうとした川へ戻ってくると丁度別の方が入渓準備をしてました。こうして私たちは方々を探し歩くポイント難民となり、思い描いた釣りは残念ながら一切できないのでありました。

『秋の気配』一部抜粋:♪大いなる〜 河のように〜 時は流れ戻るすべもない〜♪

今回の戒め:釣りのプライムタイムに自分がどこに立っているかはとても重要である

関東周辺の河川
今回の釣行で思う事は、天気が良い日は釣り師が湧いて出てくるのだと感じた。一つの川(沢)に車4台なんて、平日なのにありえない。昨今のアウトドアブームでリークされた川はどこも釣り人がいっぱい。ようやく辿り着いた場所は今年二度目の入渓になってしまった。ここは昨今は振り返ると後追いの人が見えるほど人気になってしまった。愚痴を少し言わせて頂ければ、魚を持って帰る事は悪い事ではないのですが、魚(資源)は無限ではありません。毎日同じ川から一人20匹づつ天然繁殖の魚を持って帰ったらどうなるか、よく考えて欲しいものです。”他の人もやっているではないか!” と反論する方もいますが、それでは本末転倒です。あなたが釣り続けたいのならば、持ち帰るなとは言いませんが、自身の中でバックリミット(持ち帰り制限尾数)を決めて欲しいものです。
ヤマメを釣る
親となる2年魚以上の大きさはことごとく抜かれてしまい、釣れる最大は6寸前後。今年生まれた、いたいけな幼魚だったら釣れますが、要は今年産卵するであろう個体が少な過ぎる感じを受けます、あくまでも個人的な見解ですが。
ヤマメ釣り
午前の部はいくら登っても魚影の少なさが際立つばかり。こんな川じゃなかったのになぁ・・。釣り上がる程、気持ちが萎えるばかりです。
関東の渓流
午前の部を終了後に少し休憩をして午後は別の川へ移動。車止めの入渓点から入っても良かったのですが、ホリデーアングラーが週末ごとに魚を持って帰る事を考えると下流部は釣る気になれない。仕方なしに釣りをせず1時間歩いたところから釣りをすることに。
関東のイワナ
最近は1時間ごときの歩きじゃ、お魚は釣れません。結局そこからさらに2時間以上釣り上がった所から、ようやく魚が顔を出し始めた。どんだけ歩かされるんだよ、という感じ。既に時間は進み過ぎて日中の活性が高い時間帯を過ぎてしまい、間も無くイブニングタイムという時間。こうなると退渓時間を考えてあと30分で納竿するしかありません。
関東の渓流
区切りの良いポイントを決めてそこで退渓することにしたのですが、釣れ始めたことに後ろ髪を引かれて、後もう少し・・。そんな事やっていたら案の定、予定時間を過ぎてしまいました。
沢イワナ
最後にもう一本オレンジ色のお腹を持った沢イワナを追加して退渓。あぁ、本日はよく歩いたなぁ。
獣の骨
以前退渓時間を見誤って、真っ暗な林道を歩いて帰ったことがある。曇りの日で星もなく本当に真っ暗な上にライトを忘れたので、右手で草むらを感じながら何時間も掛けて降りてきたのです。そんなことが無いように、やっぱり釣れるからと言って遅くまでやるのは厳禁でしょう。今回もかなりギリギリの退渓になったので、大きな獣が草むらでガサガサやってましたが、それが何であったかは確認できませんでした。この森は動物たちの森ですから、僕らはお邪魔させて頂いている認識を持って山へ入る準備をしなくてはなりません。