野反湖と台風(でも中身はシーバスの釣行記)

何ですか今日の天気、東京はピーカンじゃ無いですか! と、天気予報に文句を言ったところで、野反湖は山の天気はなのでメトロポリタンとは大違いな筈、きっと。ハーミットオープン当初には今回の様な台風接近のケースでも、野反湖へキャンプに大勢でキャンプしに行ってましたよ、釣り馬鹿の集団ですから。

設営時はにわか雨。タープを張り、いざ何かを始めようとしたらずっと雨でタープの下でビールサーバーを持ち込んで酒を飲みまくり。やる事がないので笹舟を作ってタープ下にできた雨水の流れで笹舟レースなんてしていた時まだ序の口。夜にはタープやテントの張り綱が緩み、しまいには飛ばされてしまう始末。

夜が明け撤収する頃は豪雨でテントの中に川が流れてます。そんな雨の中で慌てて撤収しリアカーを引けば、今度は途中の沢が渡れない(人が流されてしまうほどの流れ)になり右往左往するのです。もちろん全身ずぶ濡れで車の中までビッチョビチョ。翌日のテレビで伝えるニュースは他のキャンプ場で死人が出ているほどの大雨でした。

匂い始めたテントは天気の良い日を待ってを干せば、慌てて撤収したのでいろいろなものが無くなっているのです。そんな経験を何度かすると、テレビのニュースにはなりたく無いので僕らは素直に計画を変更デス。

そして今回の考えた代案が三つ。日帰り野反湖弾丸フィッシング、そしてダブルハンドスペイ練習会、もう一つはボートシーバス。野反湖はこの時期カメムシドライの釣りが楽しいので、風と雨の中ではそのスタイルはかなり辛いので、却下。そしてダブルハンド練習会はあわゆくばサクラマスが釣れるかも?で行くつもりでしたが、栃木県下は9/20で渓魚の釣りは終わってしまい、計画そのものが駄目になりました。よってシーバス君です。

今年の傾向はスロースタートでまだ爆発の話はなく、朝方にイナダとサワラのボイルがあるのみでパッとした情報がありません。いつかはスイッチが入るはずだろうから、その先陣に僕らがならないかチェックしに横浜へと出向きました。さて、その結果は・・。

今回は横浜エリアへ行ったので、使った船はシークロのリュウちゃん号。ここ数日の朝はワカシのボイルがハンパなく、投げれば誰でも釣れる状態だとか。夜の部は徐々に良くなっているとのことで22時出船。ベイブリッジを見ながら京浜運河を散策です。
光があるエリアはどこもすこぶる好反応。と言ってもその大半は一年生。フライが大きくて喰いきれません。
バンバンあたりますが、サイズは平均してこんなサイズ。でも僕らは釣りができただけで幸せ。それも入れ食いだから文句は言いません。
タンカーの明暗部にカモメが集まっているので、その周辺がポイント。魚はそれほどシビアでタイトな場所に付いているわけではないけれど、シビアに攻めた方が幾分サイズが良かった。もっとも大物と思われるアタックはことごとくバラしてしまい、釣れたのはおチビちゃんばかりなんですが・・。
今回は3名で乗って2名がキャスティング、1名がカメラマンになるローテーションの釣り。どこでも安定して釣れていたので、シーバス・シーズン開幕宣言いたします。
現在シーバス君が食べているベイトはとても小さいです。イワシは大量に湾内に入ってきましたが、サイズが小さ過ぎてシラスを少し大きくしたぐらいの大きさ。吐き出したイワシは3〜5cmほどしかないので、フローティングミノーはいつもより一回り小さいのがベスト。と言ってもイワシなんてすぐに大きくなるので、3週間もすれば7cmミノーで問題ありません。
ハーミットでは初めてシーバスを狙う人にはシーバスガイドボートをお勧めしますが、オカッパリから釣りたい方もシーズンインです。まずは河口部の橋桁明暗部でチャレンジしてみてください。その後しばらくすれば、湾奥でも満遍なく魚が入り徐々に釣れるようになるでしょう。オカッパリは情報戦なので、釣れる確率は5日間通って釣れる日は1日くらいかな?

Gibbon River / ギボン リバー

話の流れ的にギボンリバーです。

イエローストーン国立公園の釣り券は三日単位なので、無駄をしないために三日間は公園内で釣りをすることにしてました。ちなみに今回の釣行テーマはマッチ・ザ・ハッチの釣り。なので、闇雲に投げてドカンと出て釣れた的な感じではなく、ライズを見つけてそれを仕留めるまで頑張るハンティング的な要素の釣りを目指します。

二泊三日のクックシティを後にし、4日目は大移動日。目指すはアイダホに近いモンタナの左下(南西)にあるディロンです。ちなみにモンタナ州の面積は日本の面積より広いですから、地図上でちょっと移動というのは東京から名古屋あたりで、大移動となれば東京から青森くらいの感覚です。あぁ、恐ろしや。

そんな移動日も釣りを企むたくましい僕らは、釣りの時間を作るために真っ暗な時間に宿を出て次の目的地を目指します。その途中にあるのがギボンリバーということ。そうそう、正確にいえばギボンはモンタナとの州境近くなので、ワイオミング州を流れる川です。

モンタナのマジソン・リバーという名前を聞けば「なんとなく聞いたことがあるぞ。」という人は多いはず。そのマジソンのずっと上流を目指すと、マジソンはギボン・リバーとファイヤーホール・リバーに分かれます。その一つであるギボンは北の玄関であるガーディナー方向からウェストイエローストーンという街を目指そうとするとその道すがらにあります。

どんな川か?は、前述の湯川の話で書いたので、湯川へ行ったことがある人はそれを想像してください。そしてその景色を10倍に広げて川と湿原の落差を取っ払ったのがギボン上流の感じでしょうか。

話はどんどんそれますが、モンタナの有名河川といえばイエローストーンリバーですが、この川はどこへ流れ着くのか先日初めて地図を辿ったら、イエローストーン→ミズーリ→ミシシッピーへと流れ、なんとルイジアナ州ニューオリンズへたどり着くんですな。本州の2倍ほどの長さですから、川のスケールは半端ないのです。

標高2,000m付近から流れ出る川の位置は、だいたい湯川と同じ。湯川は湯の湖のから流れ出るテールウォーターのおかげで藻が生い茂っていますが、ギボンも同じでグリーブ・レイクのテールウォーターの流れなので、上流部はウィードがビッチリあります。また、同様に下流部はギボン・フォール(滝)があるので、産卵遡上で大型魚が来ることはなく、いつ行っても最大25cm程度の魚が掛かる点も湯川っぽいですよね。

私はこの川に浸かっていると湯川にいる気分になるのですが、以下の写真を見て皆さんはどんな風に感じますか?もっとも、サクッと寄った川なので、それほど良い写真がないので、ごめんなさい。

イエローストーン上滝とでも言えば良いのでしょうか。大移動の道中にあるイエローストーンリバーのアッパーフォールが観光ポイント。釣り人なので、さっさと見て移動です(笑)
州道89号線をウェストイエローストンに向けて走ると右手に見えてくるギボンリバーの流れとその横に温泉(源泉)。立ち入り禁止ですが、川のすぐ横で沸いてます。公園内の源泉巡りをすると、箱根の大涌谷へ来ている気分になれます(笑)
その下流にある駐車スペースに車を置き、川がくねくねとした湿原(メドウ)の中で釣ります。すると早速このサイズ・・・。魚が小さ過ぎて最初はすぐにブルックが釣れたと一安心していたのです。宿へ入って拡大してみて初めてブラウンだとわかりました、ガックシ。
到着して間も無くするとトライコのスピナーフォールが始まり、その流下で一気にライズが増えます。トライコは日本のカゲロウで例えると何になるんでしょう?大きさは#22より小さく、ボディが真っ黒のメイフライです。
ライズを見分けて鼻を出しているライズを見つけてキャスト。この時点でこれが初めて釣れたブラウンだと思ってました。スピナーの流下は一瞬で時合いはわずか30分ほど。
トライコはこんな感じで流れていて、ウィードの隙間から魚がライズをします。水深もウィードの感じもやっぱり湯川に似ているかな?
ちょっと分かりにくいかな?写真の一番右(下流川)に広がる輪がブラウンのライズリング。見えている砂地は中洲で、私は更に手前の流れにある深みに居ます。腰まで浸かって魚を驚かせないようにして、キャスティングのタイミングを測ります。
そしてやっつけたのがコイツ。サイズは小さいですが、ここの平均サイズ。フライはトライコ20番のパラシュート。
魚との距離が比較的近いので、こうして膝をついてライズを狙ったり、ドン深で水の冷たさに耐えながらキャストします。やっぱりトライコのライズは難しいなぁ。

湯川とギボン(勝手に姉妹提携河川という事にしておく)

先日のモンタナ釣行でギボンという川へ行ったのですが、その上流部の雰囲気は日光湯川を思い出す雰囲気なのです。ギボンリバーは昔の記憶でブルックトラウトが沢山釣れた覚えがあったのですが、先日の釣行では何故かブラウントラウトばかり。なので、秋の風を感じ始めた今、ブルックトラウトに会いたくなったので久しぶりに私の足は湯川へと向きました。

湯川といえば1980年代後半は水の透明度が高くそして岸際が深く、バンク際を近くを歩きながらライズの釣りを楽しんでた釣り場。しかし1990年代初頭に(だったと思います)、台風の影響で川が土砂で埋まってしまい、ウィードがほとんど無くなってしまってから気持ちも萎えて足が遠のいた川の一つ。

ハーミット開業当初にはお客さんにブルックトラウトの釣りを楽しんでもらおうと再訪する気になり、この20年間に3回ほどしか湯川には訪れていません。その時も久しぶりに訪れた感があった湯川ですが、川の色は鉄色に変わりウィードが増えておらず、ぬかるんで釣りづらかったのが印象です。そもそも私は各地の湯川と名が付く川に苦手意識があるのが問題かもしれません・・。

久しぶりに訪れてわかった事。まずは水質の改善。30年前の透明度に近いくらいに戻り嬉しい限り。ウィードもビッシリです。そして周りの樹木が育った事にはビックリ。それこそひと昔前は赤沼茶屋と青木橋のなん中あたりはギボンリーバーみたいに見通しが良く、バンク際を歩きながら釣りをしていた記憶がありますが、現在は樹木が育ち私の背丈よりもやや低い高さに立ち並んでいるので、川が離れてしまうと一望することができないんですね。私にとってはとても新鮮であり浦島太郎的な感じ。

今回は久しぶりの釣行だったので、赤沼茶屋で入漁証を購入して下流側から川を見ながら青木橋を経て小田切橋の上までいく予定。上流は人気なので人が見えたらそこから釣り始め下流をずっと攻めていくという算段。結構な距離を往復するのですが、先日の釣行に比べたら大した距離ではありませんな。

肝心な釣りの方は終盤戦と言う事もありますが、平日の割には人が多いかな?流下する虫が無くライズはチビのみなので、いそうな場所への弾丸キャスト。沈めればサイズを見込めるのは分かっているけれど、今回は大物を求めているわけじゃないから、ひたすらそこら中にフライを流しまくりました。結果、大きいサイズは出ませんでしたが、久しぶりに見るブルックのカラーを堪能したのでありました。

それにしてもギボンリバーを見た途端に湯川を思い出すんだから、それだけ共通点が多いって事なんです。なので私はこの二つを勝手にHMT指定・姉妹河川とします(笑) なので湯川へ行って通っている皆様は、ギボンリバー上流ってこんなイメージなんだな、と思って釣りを楽しんでくださいな。

赤沼茶屋から入って最初に曲がる所にある標識。湯滝まで4キロ、サクッと歩いて1時間半という感じだけれど、ポイントを見ながら上がるので、それ以上時間を掛けて上がります。そもそもこの時点では全く虫っけも無く、魚っけもなかったしね。
昔に比べると森が迫ってきて戦場ヶ原も狭くなった気がします。それともそう感じるのは私だけ?見通せる場所もすごく少なくなった気がします。鹿を排除したせいかな?
下流から上流を目指すと最初に渡る橋は青木橋。大体の方はこの橋よりも上流でやっている人が多いと思います。下流部は噂通りチビばかりで魚っ気はあまりありませんでした。
皆さんにはどれが藻でどれが魚だかわかりますか?一応この中に20cm弱のが2匹見えてます。青木橋から下を見た流れ。
ライズが無いので仕方なく居そうなラッフルウォーターを中心にフライを通していくとご覧のサイズで、均したように同じサイズばかり。もっとも川にはあまり大きいのは居ないんですね。菅釣りで釣れるような50cmサイズはほとんど湖で釣れるサイズなんです。下流の中禅寺湖から産卵に登るブルックは竜頭の滝に阻まれるので、川の中で50cmサイズなんてのは稀でしょう(湯の湖から落ちるケースはあるかも?)。
ちなみに湯川には青木橋上流から小田切橋の間に一部禁漁区がありますので、ご注意を。昔に比べると入渓に苦労しますが、入渓時は獣道を利用して新たな踏み跡を作らないように心がけましょう。ラムサール条約湿地なので釣り人はそれなりの配慮が必要です(シューズの洗浄もその一つ)。
上流側にある小田切橋。この橋の上から上流は流れが早いので、ラッフルウォーターが多く、釣り人にわかりやすいポイントが続きます。その反面、釣り人が多いのはここから湯滝までになります。
モンタナで購入してきたフライを使い湯川で試し釣り。あちらではやらたとピカピカしたフライが多くなっていて、真ん中のはコパーアント。そして手前はパープルヘイズパラシュート。いずれもピカピカしたアイスダブが使われています。反応はすこぶる良く、今後私も色々ピカピカしたフライをタイイングし、試してみます。
戦場ヶ原あたりの流れ。川へたどり着くための獣道のトンネル藪漕ぎが凄過ぎて人には薦められません。昔はこの両岸に生えているこの背丈の木がもっと低かったイメージで、バンク際を歩いて釣りができたはずですが、今は一旦川に近づくと上流にも下流にも動けません。苦労しても魚はおチビちゃんのみ。
生徒「先生、国立公園内で釣りしてますよ、自然破壊です。駄目なんじゃないですか?」先生「ここはお金を払えば誰でも釣りができるんですよ。お魚はヒメマスとかが釣れます。でも持って帰れません。」先生、惜しい。ヒメマスでは無くカワマスなんです。そして百人に一人くらいの生徒が私に「自然破壊をしている!」と聞こえる音量で訴えてましたが、そう見えますよね。自然の定義は難しいですが、木道を歩く人々も人工物の上を歩き、動植物の育成を捻じ曲げているので、自然では無いと私は思います。
可愛らしいマーブルカラーのブルックトラウト。また君に会いたくなったら湯川へ行くヨ。

Lamar River / ラマーリバー

前回のスルークリークの話の中で言い忘れたことがあるのでいくつか補足します。イエローストーン国立公園内で釣りをする場合、現在ウェーディングシューズ はラバーソールが義務付けられています。この近隣のモンタナ州やアイダホ州では特にその規定がある川は無いですが、どの川でも必ずシューズを洗って帰り、別の場所では種子を持ち込まないようにするように推奨されています。なので、基本モンタナをやアイダホを訪れる時はラバーソールになり、シューズの洗浄をできる限りして欲しいという事です。

もう一つは、国立公園内は基本キャッチ&リリースなので、バーブレスフック使用です。細かなルールで食べるのが許可されている魚もいますが、訪れた人が殺して食べることはないでしょうから、イエローストーンレイクで釣れるレイクトラウト以外は全てキャッチ&リリースという風に覚えておけば、現地で咎められることはないかと思います。私はルールブックの全てを読んだわけではないので、間違えている点があるかもしれませんので、鵜呑みにしないようにヨロシクです。

さて、ラマーリバーの話。さらっと書きます。理由は簡単、訪れた時はレイバーデイ(勤労感謝の連休)真っ只中、林道を歩いて上流へ行けば人がいないだろうと思ったけれど、上流へ行っても人だらけなのですぐに諦めました。で、日中は鉄板のスルークリークへ。全員が魚をキャッチした後、再度ラマーへ入り直しましたが、無反応でした・・。

この川も初めて入ったのは22〜23年前かな?ザック背負って延々と歩いたんですが、流れの巻きやひらき、ラッフルウォーターと魚はどこからでもほどよいサイズが出る比較的イージーなイメージ。フライはロイヤルトルードやウルフ、チェルノブイリアントなどの比較的大きなフライを使います。

ラマーリバーはタワージャンクション(場所名)付近でイエローストンリバーとラマーリバーの二つに分かれます。さらに東に進むと途中でスルークリークの支流が合流し、さらに東に行くと、ソーダビュートリバーとラマーリバーに分かれます。その付近にはラマーバレーが広がり、阿蘇山周辺のような景色が広がる釣り場になります。釣りはスルークリーク合流の上あたりから釣りをする人が多いですが、イージーに魚をキャッチしたい場合は、ソーダビュートとの合流上の林道入り口に車を置いて、林道を歩き、上流へ数キロも歩けば魚が比較的スレていません。

ボーズマンからリビングストンを南に下り、タワージャンクションを通過した場合、どうしても釣り場は北東部に集中するので、ラマーリバー、スルークリーク、ソーダビュートリバーはセットで釣りをする場所だと思ってください。ちなみに9月の平均最高気温は20℃、最低平均気温は-2.7℃ですから、朝から出かける釣り場ではなく9時ぐらいに到着して、午後4時ぐらいまで楽しんでください。その昔、いい気になってイブニング近くまでやっていたら、車までの道のりが真っ暗になり、取り囲むようにコヨーテの遠吠えを聞こえてきて、さすがに背筋が寒くなりました。最近ではオオカミの再繁殖もうまくいっているようですから、釣りはほどほどに。

車の中からラマーバレーを望む。もっとまともな写真があるかと探しましたがありませんでした。所詮釣り人なので、景色より魚なんです(笑)ラマーは手前に見える草原の奥に流れています。小さいウンコのように見えるツブツブは全てバイソン(タタンカ)。映画『ダンス・ウィズ・ウルブス』を思い出しますね。
合流点付近のソーダビュートの流れ。この川を渡ったその先にラマーリバーがあります。こう行った道路脇は日本と同じで皆さんがやるのでスレていて釣れません。上流部へ行くと日本の川っぽく変化するのですが、今回はそこまで行きませんでした。
ラマーリバーの林道入り口。ソーダビュート流れを渡って、その向こうへ行くのですが、写真の通り観光のハイカーと釣り人だらけ。駐車場は満杯でした・・。我慢して1時間歩ければ上は人がいなかったかもしれませんが、人がいた場合のショックがデカいし今回は大所帯だったので途中で却下。
林道から500mくらい入った場所。ソーダビュートをまたいで向こう岸へ渡るにしても、その周辺には釣り人が・・。仕方なくソーダビュートの上をやろうかと思っても、人、人、人、レイバーデーは日本のお盆みたいなものです。
仕方なく、前日行ったスルークリーク近くのラマーリバー下流へ行くことに。バイソンの群れと群れの間は人がいなので、そこにお邪魔しての釣り。
帰り側にもう一度下流部へ戻り再挑戦。数名の人が抜けたあとでほとんど反応ナッシング。
まあ、みんな釣れた事だしよしとしようという事で、5時半に納竿。宿へ戻って夕飯はこんな感じでいかにもアメリカ。ちなみに奥に見えるコーヒーみたいなのは缶ビールです(笑)ちなみに二日目以降に泊まっていた宿はクックシティにあります。

本当はハーミットじゃ無かった

ハーミットの歴史はもうすでに20年以上が経ってしまったけれど、私の釣具屋人生はもうすぐ40年になっちゃうんですな。なので古い馴染みのお客さんは30年以上の付き合いの人もいます。皆さん白髪混じりになったけれど、アルバイト時代に仲が良かったお爺ちゃんは、とっくに亡くなってたりします。

前にも話した事があるかと思いますが、私は大手釣具店さんに長い事いたので釣りはなんでするフィッシャーマン。その会社では何でもやりたい事はやらせて頂いたので今でも感謝しておりますが、当時自分が読みたくなるような釣り本がないので、それを作りたくて会社をスピンアウトした次第。

全く違う業種への転身だったので辞めると決めた一年前に当時高額だったMacとプリンターを買い込んで、専門書を買い込んで夜な夜な編集の勉強してました。実際辞めてはみたものの何をどうしたら良いかわからないので、一から学ぶつもりで某出版社へ。転がり込む様にして働かせてもらっていたのですが、時代の波が合致していたのか先行投資していたPCで本を作る作業(DTP)ができる人がまだおらず、いつの間にか仕事がドッサリ。自分の企画を持ち込んだりして色々な本を作っていた良い時代です。

そんな最中、アメリカのモンタナにあるダンベイリー社が日本に支店を出したいと言う話があり、その支店をお前がやらないか?と言うお話を頂いたのです。で、私は一人モンタナのリビングストンにあるダンベイリーへと渡ったのです。

ダンベイリーと言う会社は1938年創業の戦前からある老舗で、コマーシャルフライ(完成品フライ)を中心に世界へ向けて通信販売をしていた会社。多分私ぐらいフライ歴がある人はご存知で、カーフマン(廃業)などと同様に現金小為替で注文していた人も多いはず。そんなダンベイリーへ行ったらやはりそこでもクォークエクスプレス(当時使ってた編集ソフト)を使ってカタログやイベントのパンフ作りをしながら、その屋根裏部屋に住んでたんですよ、ひと時。

日本へ帰っていざその支店準備を始めると、釣具屋って開業するのに莫大な資金がかかるんですな。特に都心だと保証金と礼金だけでも物凄い額で目ん玉がぶっ飛びます。そしていざ始めようと思った時にダンベイリーが手をひいてしまい、やらざる状況に追いやられて始めたのがこのハーミットなのです。そう、ここは当初の予定ではダンベイリー・東京ブランチの予定だったんですな。

ではこの店の名前はどこから来たのか?実は命名したのは私じゃありません。当時私は編集関係の仕事で忙しかったので釣り仲間のT君を店長にし、彼に命名を任せたんです。もっとも私よりも当時は彼のほうが世捨て人っぽかったですからね。

先日のモンタナは久しぶりに里帰りした気分でそのダンベイリーがあるリビングストンへ。今も変わらぬ場所にお店はあるのですが、当時の面影は全くなくフライフィッシャーマンの殿堂壁と呼ばれた魚拓状の板だけが、当時の繁栄を感じさせるものでした。私が住んでいた屋根裏部屋はまだあったけれど、街の中身は大きく変わり始めている様に感じます。でも、その側を流れるイエローストンリバーはこれからも流れ続け、私達が死んだ後もトラウトを抱き続けるのでしょう。

釣り人御用達モンタナの玄関口と言えばボーズマン。だいたい1割くらいのお客さんがフライロッドを持っています。その空港へ降り立つとこんな熊さんの像がお出迎えしてくれます。
リビングストンの街のほぼ中央にあるダンベイリーの外観。マテリアルのある小部屋は私がいる時までは、タイングするオバちゃんが数名いました。ひと昔前はその部屋に女工さんがズラっと並んでフライタイイングをし、それを販売していたのです。
今回はお休みの日に行ってしまったので、過去の写真を引っ張りでして記載。今はものすごく閑散とした雰囲気で、壁にズラリと並んだトラウトの魚拓ならぬ板拓(実際にはなぞっているだけ)が時代を感じる。古いものは戦前の板があるんです。
リビングストンの街に高くそびえるこの建物は1940年代に建てられた穀物用エレベーター。鉄道の駅舎跡が近くにあり、毎朝6時過ぎの貨物列車の汽笛で当時私は起こされてました。
リビングストンの中心部。車とアスファルトが無かったら開拓時代を感じさせませんか?街に信号は二つ。映画館は一つ。釣具屋はたくさん。
ダンベイリーの隣はマーレイと言うホテル。その一階にカウンターバーがあり、仕事が終わるとそのバーでルームメイトやガイドと一緒に毎晩ビールを煽ってました。

いつかは行ってみたい

私が若い頃は海外へ行くのは夢のまた夢の話。親戚近所を見回しても海外へ行ったことがある人なんていない庶民だから、雑誌やTVで眺めるそれは別世界の事だと思っていたのが高校生の頃のこと。当時有名な日本のアウトドアブランドが新しいウェアの新作発表会と共にファッションコンテストを開くという企画があり、「皆さんお洒落して出かけてきてください。」というイベントがあった。

どれぐらいの規模だったかは今になっては定かではないが、数千人がその会場にいて私はいつの間にかファイナルの10名に選ばれていた。2位の賞品が前から欲しかったダウンジャケットで淡い期待を寄せていたが見事に外れため息をついていると、なんと私は優勝してしまったのである。その時の副賞がアラスカ旅行であり、私には早すぎる初めての海外経験だった。

アメリカ大使館へ行ってビザを取得。行くのは当初の予定と異なり高校二年生の独り旅。不安だらけで出かけた先はアリエスカのスキー旅行で、私はスキーなんてやったことがないので、これがスキーデビューとなったのである。

もちろん釣り好きの私はなんとか釣りができないかと思い、指定されたシーズンをギリギリまでずらしてもらったのだが、現地で身振り手振りで聞いてはみたものの、釣り物はハリバット(オヒョウ)しかないらしくてその場から遠く残念ながら出来なかった。スキーはとても面白かったけれど、思い出に残ったのは一人タクシーに乗り、『ゲーリーキング』という釣具店を探して、そこで買い物時に英語が通じなかった記憶を今でも覚えている。そうそう、学校のクラスメート分のお土産としてバスケチームのタンクトップも大量に買ったっけ。

当時はビザを取りに行くのが面倒だったけれど、これをきっかけに海外釣行はそんなに難しいことではない事がわかり、就職をしてからは金を貯めては海外へ行くと言う釣りバカ人生が始まったのである。ちなみに私の英語は未だ片言でまともに話せませんヨ。

私の場合は高校生に得られた経験が良いキッカケで始まった海外釣行だけれど、「いつかは行ってみたい」を言っているだけではこの先、何事も始まらないでしょう。気がつけば私も半世紀以上生きてしまったので、後先短く残された時間を考えるだけでも釣り人生は足りない。

「いつかは行ってみたい。」をやるならば即行動。

あなたの釣り人生はあと何年ですか?

How many springs will you have?
Chase your dreams!

人生は思いのほか短い『悠々として急げ』と言ったのは故人 開高 健氏の言葉。『川は眠らない』のエッセイビデオに出てくる一節である。私は今それを噛み締めながら生きているのかもしれない。今回もまた同じ景色を見にきたけれど、あと何回見られるだろうか。
日本から近い場所でボーンフィッシュを手軽に楽しめる事を知ったのが今から約20年前かな?当時はフライロッドを持って歩いていると不思議な顔をされたが、今は「釣れたか?」と別のフライフィッシャーマンに声を掛けられるほど認知されているハワイのオアフ島
アラスカへは20代半ばから30代前半にかけて楽しんだ釣り場。全てポジフィルムなので、引っ張り出すのが一苦労。当時の写真をデジタル化する作業は全く手をつけていない(笑)
バハマはメル・クリーガーとの思い出。ボート操船が下手なガイドがエンジンギアを入れ間違えてしまい、メルさんがボート端まで吹っ飛んだ。動かない彼を見て、私が看取るのかと思ったヨ(笑)
楽しい時間は一瞬。でもその思い出は一生。あなたも楽しい旅を続けてくださいな。

 

さよならランディングネット、とならないように(ローズクリーク・ネットリリーサー)

釣りへ行くと必ず失くすものラインキング第一位は、多分フォーセップ かな? 皆さんは今、頷いたでしょう? そしてポケットから落ちるフロータント、さらにティペット。これはフライフィッシャーマンあるあるで、自分の事でもあります。

私が無くしたものの中で高額な品物といえばいろいろありますが、話が脱線しないようにランディングネットの話をしましょう。

ランディングネットを失くす原因は数あれど、皆さんの中で一番多いシチュエーシンは藪漕ぎじゃないでしょうか? 道なき道を進み源流へ入りいざ釣りへ。しばらくして大物が掛かった時にランディングネット に手を伸ばすと、いつの間にか無くなっているというのは、私以外でも経験した事がある人がいる筈。仕方なく歩いて来た道を戻るのですが、こんな時ランディングネットの網がオレンジだとすぐに見つかるのですが、渋めのオリーブやグレーなんかだと見つからないんですね。この時の損失は約3万円とくりゃ、いくら大物を釣ったとしても思い出す度にうなだれるのです。

そして私は湖でもやらかします。だいたいイブニングで大物を取った時にやってしまうのですが、ランディングネットをバックに写真を撮り、興奮のあまり魚をリリースした後にそのまま忘れてしまうパターン。酷い時は数日以上経ってから気づくのです。この時の損失、モンタナのブローディンの工場で社長から直接買ったフロートチューブネット。一番高いヤツを買ったので悲しさが半端ありません。

そして本題は「ローズクリークのネットリリーサーに付いているコードってどうやって使うの?」という質問。ランディングネットをなくさないためのコードなのですが、その使い方を以下の写真を参考に使って、私のようなヘマはしないように。あ、それでも撮影時にクリップを外した後に、再度付ける事を忘れちゃうと無くしちゃいますので、気をつけてね。

ネットリリーサーの取り付け方1
写真に写るリリーサーとネットは私が使っている物なので年季が入ってます。まずネットの網の頭に長い方の雄ジョイントをスナップ留めします。
ネットリリーサーの取り付け方2
付属の小さい方はベストの後ろにあるD環にスナップ留めします。
ネットリリーサーの取り付け方3
その双方を繫げるとこんな感じ。ここまでは皆さん理解されていると思います。
昔だったらこの位置にキーバックチェーンをつけましたが、ここに付属のコードの端を二重リングで留めます。
マルチクリップ活用方法
反対側にはティムコのマルチクリップを取り付けましょう。この部分は皆さんの工夫次第です。
マルチクリップは便利なツール
マルチクリップはどこにでも挟まり、外れることがほぼありません。なので、左手でランディングネット を持つのであればベスト左の前方の好きな位置にクリップをはさみましょう。
するとこんな感じ。魚が掛かったらネットを左手で引っ張って取り、ランディング。忘れそうになってもベストと繋がっています。撮影する時にこのコードが邪魔であればクリップを外せば良いのですが、そのまま元へ戻すのを忘れると、ネットを紛失してしまいますのでご注意を。
なんかコードが長すぎて邪魔だと思う人は自分なりに詰めて端は適当に結んで使ってください。それでも邪魔な方にいろいろと代用品を試してみましたが、一番短くてギリギリ使える長さは、ダイソーやアマゾンなどで売っている携帯用のカールストラップコードです。ただしクリップがすぐに壊れちゃうのとちょうど良い長さが無いのす。いずれにしても用心しないとなりませんから、やっぱりマルチクリップの方が安心。皆さんもいろいろと工夫してみてね。(ちなみにこの100均のカールコードはフォーセップ の紛失防止には役立ちます。)

シャワークライム(登山バスに揺られて狙うイワナ釣り)

これだけ暑い日が続くと私が休みの日にやる選択肢は二つ。一つは普段使いすぎた身体を休めるために午前中は映画館で観賞し、午後は家に帰りさらに映画を観ながら枝豆をつまみながらビールを飲むというもの。そしてもう一つの選択肢は避暑地を探しに標高の高い釣り場を目指すというもの。昨日はその後者の選択です。

日中の外気温が30℃を超える市街地を離れ、訪れたのは南アルプスの渓。そう皆さんもご存知のあの渓流です。人気があるだけに登山バスを乗り継ぎさらに上を目指す人の方が多いかな?でも今回は目の前で釣りをしてみました。

今回ユルユルな釣行を選んだ理由は、渓流釣行が初めての人を釣らせようというもの。なので、普段入渓している一番キツイデカイ岩だらけをまく場所を避けて、工事車両が降りられるスロープからの入渓。

とは言うものの工事した場所なんて数年経てば樹木が生い茂り、どこを工事したか分からなくなるのが自然の力。目新しい建造物は500mも釣り上がれば見えなくなるけれど、さらに500m登ると別の堰堤が見えてくると言う悲しい光景が、このポイントの少し残念なところ。

イワナの反応はいつも通り10時ごろからで、反応はポツポツと言ったところでサイズは8寸平均。お昼を回る頃は1500mオーバーのこの高地でも少し暑く、いつもの場所ならば途中の滝でその飛沫を浴びてクールダウンする時間。しかし今回は平場がほとんどなので、次の堰堤の水をシャワー代わりに浴びたいと感じていた。

次の堰堤があともう少しという所まで来ると、青空から一転し曇り始めた。湿った森の香りは急にコピーされた紙のような独特の匂いが鼻をかすめると、私は身震い一つ。「こりゃ雷が来るな。」と思ったらその数分後にドッと降りだし、雷の音を聞きながら滝飛沫以上の水を身体に浴びて、全身ずぶ濡れになったとさ。

結果、気持ちよかったから良しとしますか。

8月はゲイターのシーズン。ウェーダーなんか履かずに、全身で滝シャワーを浴びるのが気持ちが良いものです。貴方もいかが?

釣り人はと登山届けを出す事はほぼないけれど、過去の事例を考えると、このようなシステム(入山届)が場所によってはあった方が良いかもしれません。
繁忙期に入ったので、駐車場は第5までいっぱい。人の出入りが多いので、山の上には待機した登山バスがいっぱい。
朝の水温は11℃で日中は13℃ぐらい。ゲイターの隙間から伝う渓流の水が心地よいです。
私が昔、よく雑誌でバッタ(ホッパー)のタイイングを紹介していたのは、この渓流へ良く行っているため。川風が吹くたびにこのバッタが川面を流れ、大物に喰われるのです。フックサイズに直すと10番のロングシャンクかな。
土日はこれから多くの人が訪れ、火曜日の昨日も先行者が1〜2名の状態。フライへの反応はすこぶる良いですが、二度流ししても全くでません。
3年前と今年では、この堰堤周りの景色は大きく変わっているので、樹木の成長を間近に感じることができます。
このイワナを最後に天候の変化を感じたので林道側へ避難。するとドッと降り始め強制シャワータイム。そしてて釣りも強制終了。トラック諸島の無人島で楽しんだ日々を思い出します。

アイスクリームと私(相模湾でマンビカーと遊ぶ)

私を知る人のイメージは釣り好きのノンベェで甘いものは食べないと思われている。しかし釣りを共にする人からすれば、釣りが終わった後には必ずアイスを握るオヤジだということを皆は知っている。普段は間食などせずに甘いものはあまり口にはしないのだけれど、釣りを終えた帰りにアイスを必ず食べたくなるのは私だけでしょうか?それも行く釣りによって食べるアイスの種類が変わります(「ガリガリ君を毎日食ってたやん!」とのツッコミ、ありがとうございます。50半ばになり恥ずかしさが増し、現在はそのガリガリ君食べ歩きをやめました)。

一昨日は今年最初の相模湾シイラフィッシング親睦会。総勢8名で丸伊丸から出船しました。今年はず〜っと雨と寒さで海へ出ようという気持ちが削がれていたけれど、ここ数日の灼熱地獄で汗を流したおかげで、気持ちの上でもようやくシイラモードへ!

とはいうものの、例年ならばペンペンシイラが皆のロッドを曲げて、「釣れ過ぎてつまらない。」を発しながら、メーターアップを拾い釣りする季節なのですが、魚っ気が非常に少ない状態。魚が居ればサイズは大きいのですが、チャム(餌)を撒いても全くの無反応。なのでその効果がなく、フライを投げまくっていると、たまにスイッチが入っているヤツが喰ってくるような感じ。

結果、私はチャム撒きに徹しロッドを振ることがなく終了、良くある事です。上がった後は釣宿へ戻り冷麦麺をすするという行事は、丸伊丸へ行ったことがある人はご存知の通り。そして頭割りで船代を清算して、個々に帰路へつきます。ここで一旦解散はするのですが、知っている人はその道すがらにある最初の横須賀ICでもう一度集合し、火照った体を冷やすのと疲れた体に喝を入れるために、濃厚なソフトクリームを食べるまでがこの釣り。最後にソフトクリームを食べないと何故か完結した気がしないんだよなぁ。

次回は8月末に船を入れていますが、今年は平日の予約が空いているので、予定表と睨めっこ。でも私の休みが無いのです・・。

前日に慌てて巻いたクラウザーミノー達。ロッドには結んだものの、このフライが海水に浸かることはなかった。
出船は朝の5時ごろでお昼過ぎに起き上がり(釣り終了)。今回は目で見える明確な潮目がなかった事で、ポイントはパヤオに頼るしかなかったので、その殆どを移動時間に費やした。
船の周りをグルグル回るシイラが、気が向いた時だけに食いつくような感じ。なので、通常は散水している船首で釣れるのが常だが、今回はオオドモでもヒットが多かったのがいつもと違うところ。
サイズは60〜110cmまで。船中の半分の人がオデコになってしまいました。それぐらいシイラの群れが少なく、いつもの1/10ぐらいの感じ。
ハーミットのお客様のティボー率は90%以上?私に洗脳された集団と言えます(笑)
シイラは興奮の縞模様からマリンブルーに変わり、ランディングするとこのカラー。イエローに変化するとお疲れモードです。このカラーの美しさは、現場にいないとわかりません。
一応、いっぺんに何本ものヒットがある時間があったのですが、何故かオオドモ。珍しくチャムの効果が殆どないのです。
シイラの釣りは一人でのランディングはかなり厳しいので、手が空いている人が手助けに入りランディング。
船上にあげると大暴れのシイラ君を撮影するには、グローブか手ぬぐいが必携アイテム。

歩いた距離に比例する事(北関東のいわなハンティング)

渓流師には誰しもお気に入りの川というのがあると思いますが、私は北関東で15本程お気に入りの川があります。本流は毎年通うとしても、その支流を端からくまなく攻めて良い川を探して行くと、1シーズンで一河川の全支流を攻めるのがやっとかな。もっとも私は釣り歴が長いので、一通り関東の河川を探ってきているので、現在はその中で選りすぐった河川へ行くわけですな。勿論、外す事が多いんです・・。

そんなお気に入りの河川でデカイのが釣れるとその年は複数回通うことは少なく、大物の思い出に浸るのです。そして2〜3年寝かせては、「また大きいのつれるだろうか?」と再訪しながら楽しんでいます。

いつもならばこの時期は新潟の渓流を中心に楽しんでますが、昨日は午後に雷予報が出ていたので、なるべく遠出をせずに近場を攻める事に。と言っても片道160キロなんだよね、それも相変わらず下道で(笑)。

入渓点にはボヨヨ〜ンと浮く尺ヤマメ。なんでソレを狙わないかというと、その場所の戦績は0勝15敗くらいかな?ポイントへ近づくと沈んでしまい、してやったりと思うと別の中型のヤツが釣れちゃうんです。そのボヨヨ〜ンと浮いている姿を写真に収めようとしたら、案の定スーッと沈んで行きました。

今年に入ってイワナを釣っていないのでそのヤマメを無視して林道を小一時間歩き、さらに入渓してからも川を40分ほど歩いてから釣りを開始。なので7時前に車止めに着いたとしても、釣りのスタートは9時近くになってしまう感じかな。

「沢イワナは寝ぼけイワナ」とこのブログで何度か書きましたが、やっぱり渓流に陽が射し込み水面に虫の気配が感じられるようになってからイワナの反応は格段に上がります。

さて、入渓して最初に気づいた事。各ポイントにしっかりとした足跡が・・、多分お一人様。明け方は雨だったので、この足形は本日のもの。ウ〜ム入渓点に車がなかったのに、ここまで苦労しているのに先行者ありか・・。しばしその足跡を見て推測すると、私の釣りスタイルとは違い、釣りやすい場所で仁王立ち。それも落ち込み周辺に深い足跡があることから、多分エサ師に間違いないだろう。なのでそんなポイントを外しながら小さな巻きや微妙に浅い沈み石の周りを攻めて行くと、7〜7.5寸の拾い釣りになった。小物だけれども、すぐにつ抜けしたので嬉しい限り。

しかしその後にはドラマがあった。かも?

*つ抜け=釣り用語で10匹以上の意。ひとつ、ふたつと勘定して行くと、10(とお)以上は「つ」が付かないので「つ抜け」と言います。

流れの頭に仁王立ちの足跡。この様子じゃあまり釣れてないだろうなぁ。この足跡以外に先客はカモシカとクマさんの足跡。いつもと様子が違ったのは、ハルゼミ時雨の中で釣りをするのがこの場所のイメージだけれど、全く虫の声がなく鳥の囀りのみ、不思議な感覚。
丸の真ん中に見えるイワナがわかりますか?早い時間帯は全く魚が浮かず、フライを何回通しても無反応です。勿論私はニンフボックスなど持っていませんから前進あるのみ。
餌師の痕跡が消えたのは、滝をひとつ高巻きした後から。すれ違わなかったので多分早い時間帯に入渓し、私が入渓するよりも前に退渓したのでしょう。その後は小物ながら順調に釣れ続け楽しい時間帯に突入。
入渓した時の水温は11℃で陽が川に射すと水温は一気に上昇。そしてしばらく歩いた先にチャラチャラの浅いポイントで上には木が覆う場所が現れた。エサ釣りには木が邪魔だし、ルアー釣りだと浅すぎてパスする場所。毎度のことながらこの辺からいつも良い思いをするんですよ。そして、その3投目。
流心をわざと外してわずかなエグレがある対岸近くを流すとフライが吸い込まれた。合わせた途端、浅さゆえにバケツをひっくり返したような水飛沫と共に魚が走り出した。リールファイトの末に上がってきたのは35cmのイワナ。ちなみにこのネットの内枠は27cmです。
でっかい胸ビレと魚の重量のおかげで、スコットG773/4はその引きに翻弄されてスリリングなファイトが楽しめました。そしてそっとリリース。濡れたフライを交換してポイントを休ますことおよそ5分。今度は流心へとフライをキャスト。
その次の一投で上がってきたのは、34.5cmの個体。こんな小さなエリアで立て続けに尺上2本です。オスメスのペアの様ですね。今年は虫の流下が少ないせいか、どちらも幾分細っそり。
スコットのGSとラディアンはバットエンドから12インチ(30cm)のところにマークがあるので魚の大きさが一目瞭然、嘘がつけません。
この川は深いポイントが少なく、こんな感じのちょっとした場所でガバッと出てきます。
フライは波っ気がある場所ではなんでも良い感じ。ちなみに定点ライズしている9寸イワナは1時間狙い撃ちして釣れませんでしたが、とてもちっこいものを食ってました。私は22番までフライを落として攻めましたが、キャストするたびにイワナが私の顔を見るんです(笑)そして逃げる事もありませんでした。
この2本を釣っただけでお腹いっぱい。本来ならばこの先500m位上からが本命ポイントなのですが、私よりも前に餌師がいると思って前半を丁寧に攻めすぎたので、この時点で13時過ぎと時間なし。帰りの道を考えるとこれ以上やると雷に巻き込まれそうだったので、13時半に釣りをやめました。今年はこれでこの川への入渓はおしまい。本日は久しぶりの大物との余韻の中、仕事に励みます。