富士山のお膝元に流れる湧水の川、芝川のC&Rでレインボートラウトと戯れてみる

10月に入ってしまうと渓流のフライフィッシングしかやらない方々は静まり返ってしまうのですが、私の若かりし頃はそれでもしゃかりきになって釣り場を探して出かけたものでした。

関東近郊で10月を過ぎても釣りができる河川は静岡県と神奈川県の一部にあり、神奈川の酒匂川水系上流の玄倉川や世附川などが14日まで。静岡県だと河津川は31日までで、潤井川や芝川は14日まで楽しめます。この静岡にある潤井川は富士山の大沢崩れから来る流れで、要所から湧き出る湧水により下流部ほど豊かな流れになります。芝川は多くの管釣りのニジマス類を支える富士養鱒場が上流部にあり、その少し下流にある小学校の裏手でライズするトラウトをよく狙っていました。

がしかし、私が若い頃に通った経験からすると10月に入ると特にヤマメやアマゴは産卵期に入るので、大物は婚姻色が出ていて喰いがとても渋く、釣れるのは産卵に参加しない一年生の猛攻ばかり。産卵前に親魚をいじめるのも気が引けるので、一般河川で10月の渓魚釣りは次第に遠のいてしまったのです。

さて10月に入った事だし新たな話題を提供しなくては皆さんに釣りへ行ってもらえないので、今回は富士宮市を流れる富士の湧水を蓄えた芝川のC&Rを訪ねてみることにしました。この秋の選択肢の一つとして覚えておいてください。


芝川観光非出資漁業協同特別区

場所:〒419-0313 静岡県富士宮市西山872−1
(芝川西山簡易郵便局で入漁証購入)
TEL:0544-65-0640
期間:通年
時間:朝8時〜夕方5時まで(腕章を購入、返却できる時間)
釣り方:フライフィッシング・テンカラ・ルアー(オールキャッチ&リリース)
詳細は漁協のHPにて

富士山
東名高速道路の足柄パーキングエリアから富士山を望む。冠雪はまだなので夕方には赤富士になるのかな。新富士料金所を経て西富士道路を北に走るのですが、その道すがらに見える富士山が立派なこと。富士宮市の方々は毎日この眺望が見られると思うと羨ましい。
芝川西山簡易郵便局
入漁証を購入する郵便局の住所を設定するとここに辿り着きます。簡易郵便局なのでなんでもあるよろず屋さんといった感じ。車は真向かいにある芝川スポーツ広場駐車場に停めます。
入漁証
入漁料は¥2,000(年券を持っている方は¥1,500)で腕章の補償金¥1,000を支払います。釣りが終わった後に腕章を返せば、¥1,000は戻ります。私は本日の3人目らしい。
芝川C&R
入漁証を購入した郵便局のすぐ上流に橋があるのですが、その上流100mは禁漁でC&Rはその上から上流約1キロくらいの区間になります。釣りはこの看板がある場所から上流を釣りすることができます。入渓するには左岸側にある林道を歩いてしばらく行くと、階段になった降りられる場所が出てきます。
入渓点
入渓点はこんな感じ。一つ問題があるとすれば、この入渓点以外から途中入渓することが出来ず(最上流部に退渓点があるそうです)川通しに歩くのですが、川原の雑草がボウボウに生えているので、先行者がいると声を掛けて抜くにしても抜きづらい環境です。
芝川のC&R
すでにテンカラの方が上流部にいらっしゃったので、私は一番下流へ降りてゆっくりと攻めることにしました。この辺が大体最下流部の流れ。目印は小さな堰堤らしいのですが、埋まっているので右岸側に僅かにその堰堤の跡らしきものが少し見えるだけでした。
レインボートラウト
とりあえず何を投げたら良いかわからないので、秋の定番であるバッタ(ホッパー)を投げることに。すると早瀬の中からこんなおチビちゃんが随所から現れます。早瀬で泳いでいる締まった個体のせいか、やたらと引いて楽しませてくれます。
芝川C&Rの中流域の流れ
流れの緩いポイントでは大物が悠々と泳ぐ姿が見えているものの、ドライへの反応は全くなく逃げ回っている状態なので上を目指して登っていきます。早瀬ではどの場所でも20〜25センチくらいの個体が釣れるのですが、ホッパーは大き過ぎてフッキングが悪いので、14番のソラックスメイフライパターンに変えて、数釣りを楽しみました。
レインボートラウト
上流を目指してずっと進もうと思いましたが、先行者の足が止まり動かないので、一旦下流へ下がりライズしている個体を探して楽しむ事に。緩い流れでライズする個体は#20のコンパラダンでヒットしますが渋々。一本釣るとポイントを10分は休めないと再びライズが始まりません。とは言うものの、冷たい水に待っていると、また始まるライズのハントは楽しいですなぁ。
グラスホッパー
大物は釣れないし午前中の数釣りで飽きちゃったので、お昼過ぎには本栖湖へカメムシを浮かべに移動しようかと後輩に提案したところ、その途端のゴボッというライズ音が。「もしかして時合いがきたかも?」と言うことで、あと1時間だけ楽しむことに。するとさっきまで底にへばりついていた大物が中層に浮き、忙しく何かを食べている様子。こりゃバッタだね。
レインボートラウト
フライを再び大きめのホッパーに戻し、何度も流しアピールすると突然ドバッと水面を割って食いついてきたのがコヤツ。フィッシュポンドのミッドレングスリバーアーマーネットのネット長が475mmだから、60cm弱って感じでしょうか。4番ロッドなので重々しい引きを楽しめました。
レインボートラウト
この時合いを逃すまいと後輩も続けてヒット。サイズが良いので寄せてくるのも一苦労。それにしても前日に後輩が購入したこのネットは大物を救うのには柄が長いしラバーネットで本体は浮くので、とても使いやすかったデス。
レインボートラウト2
ランディングされたこの子もドーンと立派なサイズ。フライロッドのグリップがとても小さく感じます。
レインボートラウト3
それぞれ大物をキャッチ出来たことで満足し、僕らは早上がりして浅間神社(せんげんじんじゃ)近くで富士宮焼きそばを堪能して帰るのでありました。帰ってみてわかったことは本日が放流日だそうで、皆さんが行く時は僕らほど苦労せずに大物がキャッチできる事でしょう。ホッパーパターンを忘れずに巻いてくださいな。風が吹くとバッタが落ちます。

祝2023年渓流一般解禁!なのだけれど、私はその前日に男鹿川C&Rへ行く

今年も渓流シーズンがスタート。今週末、皆さんはどちらへ出かけますか? 私の今週末はベースキャンプでタイイングスクールなので、フライを巻きながらその毛鉤で釣れる魚を妄想しながらお酒を呑んでいる事だと思います。

今回私のお休みはよりによって解禁日前日の2月28日。お休みを一日ずらせば良かったと思いつつ解禁日の釣りはマッキーに譲り、私は解禁前夜の前祝い的な釣り場を探す事に。色々と考えた結果、この冬に一度も訪れていない男鹿川C&Rへいくことにしました。

渓流が解禁すれば私の行動はほぼ北関東になり、シーズン中は毎週1〜2回は釣りに訪れているので、ハッキリ言って私は栃木県民みたいなものです。もっと言うと何十年も通い過ぎてカーナビ無しでも栃木県内の何処へでも行ける自信があり、主だった主要路線は行ったことがない道がありません。なので、男鹿川釣行を決めたと同時にその道すがらにある、「そうだ、梅村さんの所へでも遊びに行こう。」となります。

栃木県今市市にある「サーフェイスアウトフィッターズ」は前職が同じ釣り仲間のお店。実は前職からスピンアウトしたお仲間のフライショップは各地にあり、栃木にはこのサーフェイス、埼玉県に「ロックス」、さらに神奈川県に「なごみ」があるので、ハーミットを中心に関東のお仲間フライフィッシングネットワークがあるのです。サーフェイスは栃木県の情報を網羅するお店なので、大谷川やこれから始まる中禅寺湖の情報は、ココに寄って梅村さんから色々教えてもらいましょう。

と言うことで今回は釣りというよりはサーフェイスに寄って昔話と釣り談義をした旅であり、オマケで釣りへ行ったようなもの。ちなみに今回訪れた男鹿川C&Rは解禁後すぐに一般河川の解禁とはならず3/1〜3/20までは短い禁漁期間に入りますので、ご注意ください。

さて、週明けからのフライを巻こうかなと思ったけれど、その前に週末のタイングスクールの準備をしないと・・。いつものことですが、解禁すると時間が足りなくなる管理人です。

男鹿川C&R
サーフェイスアウトフィッターズの営業は12時からなので、とりあえず15時ぐらいまでは釣りに専念することに。入漁証は「かわじいふるさとの駅」にて購入し、車はこの新男鹿橋たもとにある駐車スペースへ移動。下流側に向かってその橋の左岸側に遊歩道があるので、入渓はその要所から簡単にアクセスできます。
男鹿川C&Rの流れ
「先々週は上流でバンバン出ましたゼ。」と後輩に案内されサクッと釣って帰る予定。ところが魚が固まっていたという場所には魚影がありません。まだ時間が早いからかと思い、陽が差し込むのを待って水底を確認しましたが全くいませんでした。その場所に数時間を費やしてしまったので、慌てて魚を探しながら降ります。
男鹿川のレインボートラウト
私はサイトフィッシングは得意なのですぐに下流でお魚を発見。この時期だからライズはしないのでニンフィングなのだけれど、普通の大きさのニンフは全く喰わず。18番まで落としても見切れらるので、22番のフローティングニンフをショット(ガン玉)をつけて無理やり沈ませ、さらに流れを交わすために対岸へと渡りました。そしてようやくヒット。
男鹿川C&R
一本取ったところで余裕が出てその周辺を見て回りましたが、お魚は散っておらず、下流部の開きには全くいません。ちなみにロッドを積み忘れたので、今回は唯一持ってきたエコーのインストラクターロッドを使用。
男鹿川のフライフィッシング
間も無く解禁だからそれに向かってドバッと放流しているわけではないので、思っている以上に苦戦。残っている魚はティペットが6Xよりも細くないと見切られるし、フックも極小じゃないと喰ってこない。なので持ち玉が少ない私は、フライを持って行かれると困るので必然的にやりとりは慎重になります。
レインボートラウト
さらに下流部に降るともう1箇所だけお魚が固まっている場所がありました。C&Rは管釣りと同じと勘違いして仁王立ちでアプローチする方がいますが、そんな状態だと中々釣れません。魚から見えない位置からしゃがみながらキャストすれば一発で喰ってきます。ヒット後はランディングしやすい場所へお魚を誘導しながらやりとりを楽しみます。
男鹿川のフライフィッシング
僕らはそれなりの釣果があったので後はルアーの方にポイントを譲り、早めの納竿。最盛期に入ればお魚は満遍なくいるのですが、今回はピンポイントだけ。だからこんな時は譲りあいが大切です。
サーフェイスアウトフィッターズ
久々に訪れたサーフェイスアウトフィッターズ。ちょっと来ないと街並みが変わっているので戸惑うばかり。歩道が整備され広くなった気がします。梅村さんは変わらずお元気で、お店はハーミットと異なる品揃え。中禅寺湖に必須のマテリアルやセージ、レディントンが欲しい方はこのお店に相談すると良いでしょう。
レインボートラウト
サーフェイスでお買い物をした後は、数軒隣りにある道の駅 日光街道ニコニコ本陣で苺を買って帰りましたとさ。さて、来週は解禁から一週間。難しい釣りになるとは思うけれど、年券を取りに行くつもりで楽しんできます。

最近ウワサの箱根にある早川冬季釣り場へ行ってみた

近年アウトドアブームが手伝って、そこら中に漁協が運営する冬季釣り場が出現している昨今。個人的に内水面漁業協同組合は漁を生業とする組織というイメージなので、最近増えていくC&R区間を見ていると管釣りに近づいているのではと感じてしまう私。しかし実際の漁協の役割は「漁業・養殖業・環境保全・遊魚の管理・釣り人育成」等の活動でその一環であり、こうした禁漁期にロッドを振る場所を増やしてくれる事で皆さんのモチベーションが下がらず、大変感謝しております。

そんな増殖中の冬季釣り場なので私が行った事がない場所が増え、最近ではお客様から新設された場所を教えてもらったりしている位。そんな冬季釣り場の中で「楽しかった」や、「良かった」と言う意見が多い小田原を流れる早川漁協が運営する冬季釣り場。今回はその早川がどんな所かなのかを感じてきました。行ってみて分かったことは、ここの釣り場は安近短。昨今の管釣りが高いと感じる方は是非遊びに行ってくださいまし。

さて今回もその様子は以下に続きます。お暇な方はご覧ください。

今回の一言:もっと暖かい日に釣りがしたかったなぁ

早川冬季釣り場
よりによって雨混じりのメチャ寒い日になりました。着いた時は釣り人少なくちょっと心配な状態。しかし漁協の方曰く、初日は100名程の方が訪れたそうな。
早川冬季釣場
ルールはキャッチ&リリースでバーブレスフック。餌釣りのエリアとルアー・フライ専用区があります。お値段は一般の雑魚券になり、一日¥1,300とお手頃。
早川の流れ
C&R区間内の距離はおよそ1km。水質は透明度があり全体的に浅く広い流れが多い。底石は苔が多くウェーディングは慎重に。魚の放流は全体に満遍なく入れている分散放流なので、人が多くてもあまり気にせず手近なポイントから始めてもお魚はいます。
早川のレインボートラウト
私は少し下流の浅瀬が続くポイントから始めましたが、水温が上がらない早い時間は深みのある場所が優位なようです。入ってすぐに火曜日の店長マッキーは大きなレインボーをキャッチしていました。
早川のレインボートラウト
この日はとても寒くてドライでは釣れそうもない雰囲気だったので、とりあえずニンフを沈めての釣り。お魚のサイズは大体平均はこれぐらいあります。
早川の流れ
マッキーが釣れたのでその上を譲ってもらい、早々に私もヒットです。修理から帰ってきた5番のファストフリットが、バットからギュンギュン曲がります。
早川のレインボー
吾妻川利根川のC&Rと比べるとやや残念な尾鰭ですが、魚は体高があり太っちょ(ホウライマスかな?)。トルクがある引きが味わえます。
早川漁協入漁証
遊魚証(入漁証)は釣りチケアプリでも買えるのですが、漁協の方の巡回時に見せる手間を考えると、指定のローソン風祭店で購入した方が良いと思います。
早川の流れ
この日は曇っていたので魚を見つけにくい状態でしたが、偏光レンズをかけて水中を覗けば魚が大きいので、サイトニンフィングが楽しめます。
早川のレインボートラウト
お魚のサイズは35〜55センチといったところで、30センチ台の魚はコンパラダン(ドライフライ)で釣れました。数もかなり釣れます。
フタバコカゲロウ
お昼過ぎから飛びはじめたフタバコカゲロウ。フックサイズにして18〜20番。サイズの小さい30センチ台のレインボーはメイフライのハッチと共に浅瀬でライズしてました。暖かい日だと多分普通に14番程度のドライフライで釣れるでしょう。
レインボートラウト
お魚のサイズと数釣りに充分満足し、終了時間を待たずに納竿。この場所は水道橋から85キロと、距離が近くて安く遊べ、適当に釣れたところで温泉にでも浸かって帰ってくるという有意義な1日を過ごせる地域。この冬の釣りの選択肢として覚えておいて損はないでしょう。この冬季釣り場は10/23〜年が明けて1/31まで釣りが可能です。

 

移転問題でフライが巻けず、行き当たりばったりの釣りが続く

いつもの秋であれば、そろそろ北海道のイトウ釣りに向けて準備を初めたり、宮崎のオオニベ遠征に向けて頭の中はタイングモードに入っていたりするのですが、今年はといえばハーミット移転に向かって物件探しの日々。お店の業務はこなしてはいるものの、フライフィッシングモードに切り替えることが出来ずになんか物事がうまく進まない。そして新しいお店へ移った後にどう変化するかのイメージが全く湧かず、全てが煮詰まらないのです。人生はなるようにしかならんと思ってますが、釣り以外のことはどうしても考え込んでネガティブになりがち、釣具屋経営って大変。

そんな感じで、釣行前夜は気が付けば22時半まで業務をしていたので慌てて帰宅。とりあえず車に積んであるものだけでなんか釣りに行くとして、目覚ましだけセットして寝ようと思ったら、セットする前に寝落ちしました。なので、起きたのが朝6時30分。さて、どうしたものか・・。

こうなると何処へ行っても釣り始めるのは10時過ぎになっちゃうかな。天気予報は30℃オーバーだし、季節が終盤なので何処でも良いので河原でロッドを振って魚の感触を手堅く味わいたい気分。管釣りへ行くのは来月以降でも問題ないので、ここは一つ普段私が行かないC&Rへ行ってみようということになりました。ちなみにどっち方面へ向かうかも全く決めずに車を走らせ、なんとなく一番近い高速道路のインターが東北道に近かったのでそっち方面へ向かうことに。さらに栃木県へ入った所でC&Rは男鹿川箒川の二択になり、ボーッと走ってしまった事で西那須野塩原ICで降りる事と相成りました。

お気楽な釣行ゆえに皆さんの参考になるかどうかわかりませんが、お暇な方はご覧くださいまし。

今回の教訓:成り行きに任せるのも時には良いかもしれない

向福橋
箒川といえば私はこの上流でヤマメやイワナ狙う事は多々ありますが、この区域で釣りをするのは相当久しぶり(このブログで書いた事ないんじゃないかな?)。C&R区間は毎年その範囲が変化しているので、何処から何処までがC&Rかの検討が付かず、とりあえず『キャッチ&リリース』と書いた赤いのぼりがある所でやってました。今年はこの新しい橋(夕の原橋・22年3月26日開通)の下100mほどにあるワイヤーの所までだと思ってそこまでしかやりませんでしたが、帰ってきて漁協のマップを見た所、さらにずっと下流の布滝下流の稚児ヶ淵(最下流部はほぼルアーポイント)まで遊べるのですね、知らんかった。
レインボートラウト
C&R区間なので普通によく釣れます。フライはホッパー#8と大きめのデタッチド・ボディ・メイフライ#10の二種類だけで、13時までに14本の釣果。小さいヤツはこちらの20〜25センチほど。写真を見返すと、目に十字のマークがありヒレに斑点がないので左下のチビはヤマメだったようです。
レインボートラウト
初心者の方が多いので多くの方はインジケーターを付けてニンフをやっていましたが、普通に大きいドライフライで出ます。但し、見えているレインボーは相当遠くから慎重に狙わないと反応しませんので、キャッチした魚のそのほとんどは皆さんがあまり手を出さない荒瀬の中、あるいは、強い流れを渡って人があまり狙わなそうな右岸のポイントばかりです。
箒川C&R
国道400号線は左岸側を走っているので入渓点は左岸ですが、私はこの写真でわかるようにずっと右岸側に。場所により強い流れもあるので、慣れない人は左岸で釣りをしましょう。このポイントは福渡県営駐車場前で、底石が一枚スラブのポイントで、大体この辺がC&Rの最上流部になります。
レインボートラウト
魚のコンディションは思っていた以上に良く、ヒレピンの確率が60%位で、綺麗な個体が多かった気がします。ちなみに今回は前回お話しした「フィッシュパス」で入漁証を購入しました。
この魚をキャッチする前に55センチほどのレインボーを見つけ、キャストのポジションや方法を色々工夫してようやくドライで出しましたが、強い流れの中に居たので一気に下られて4Xをぶっち切って行きましたとさ。ココは4番ロッドだとちょっとパワーが足りないかも・・。
レインボートラウト
今回の最大魚はコイツで45〜6センチと言ったところ。デタッチド・ボディ・メイフライ#10でキャッチ。
ヒゲナガカワトビケラ
14時に一旦上がってひと休憩していたら、急にヒゲナガが水面近くを飛び始めました。休みそこそこに釣りをしろって事ですかね?
レインボートラウト
しかし、すでに叩いた後の2度流しだったのでお魚の反応は薄く、一時間ほどで2本追加の釣果。飽きてしまったのでこの場を離れ、渓流の終わりを噛み締めたく年券を持っている下流部へヤマメを狙いにそのままGO。
レインボートラウト
あと1時間もすると陽が沈み暗くなるので、茶々っと堰堤周りを攻めてみると、あれまこれって子ニジ? 本日はレインボートラウトに好かれた一日でゴザイマシタ。さてと、時間を見つけてフライを巻かないと、来週持っていくフライがとても少ないゾ!

無計画

相変わらず釣りばかりして皆さんの気持ちを煽っている管理人です。流石に疲れてきたので昨日は出勤時間に出陣した無計画の釣り。本当は早起きして本栖湖へ行く予定でしたが、水位が依然下がらないので私の釣りスタイルが成り立たないため断念。なので信号のタイミングで関越自動車道へ乗ることにしました。

関越だったら神流川C&Rの情報を取りにしようかなと思いその気でいたけれど、高速を走り始めてハタと気付いたこと。そう、神流川C& Rは火曜定休なんです。私が神流川へあまり行かない理由はそこにある事をすっかり忘れてました。仕方なく気の向くままハンドルを圏央道に舵を切り、午後だけでも本栖湖へ行こうと思いましたが、何を思ったか青梅ICで降車。峠が私を呼んでいる気がしたんです。

私の実家から青梅街道はまっすぐの道。学生時代はロッドを背負いオートバイで奥多摩へ良く行ったものです。僕らの世代でバイクを乗っている人といえば暴走族かローリング族のどちらか。私はその後者の方で、峠道を楽しみながらさらに釣りをするというもの。ナイターバスフィッシングをして朝方家に帰り、そのまま学校なんてのもしばしば。今も昔もその生活はあまり変わりません(笑)

思い出のカーブをマニュアル車でなぞってはみたものの、やっぱりオートバイの様な風と加速が感じられられないので少し味気ない。その爽快感は劣るけれど、鮮やかな紅葉が手伝って走る気持ち良さはありました。

奥多摩湖を登りつめてたどり着くこの時期の釣り場は小菅川C&R。でも入漁証を買って何か違和感を感じたのは、半日券なんてあったっけ? 帰ってからわかったことですが、下流側をやれと言われてなんか変だなと思いましたが、この場所は釣りをする時期によって釣る区間が変わるんです。いつもはめちゃくちゃ寒い1〜2月に訪れるので今回釣りをした場所を含めてC&R(冬季釣り場)なんですが、11月中の今は管釣り(小菅フィッシングヴィレッジ)なんですね、失敗。でもね、管釣りと言っても特別魚がたくさんいるわけでもなくその区別はほとんどないのでやっていることは一緒です(魚が持って帰れるかどうかの差かな)。

無計画での行動はハプニングの連続。でも結果釣りよりもその行程で思い出に浸れたので、良しとしますか。奥多摩は秋真っ盛りです。

12月からはこの下100mくらいが最下流部になります。
冬の小菅川と言えばミッジの釣り。フックは22-24番でティペットは9-10X です。ティペットをきちんと沈めれば、ミッジドライへの反応が格段に良くなります。
基本C&R 区間の大半は段々畑で釣り易くなってます。まぁ、管釣りだと思ってください。

12月からはこの場所で入漁証が買えます。今はこの場所で買うと管釣り料金になっちゃいます(笑)

ハコスチに会いに行く神流川C&Rへの旅

上野村
神流川のC&Rには久しぶりに来たけれど、その様変わりにビックリ。トンネルも増えていくらか早くなったかも。

あんまりオタクな釣りばかりしていると皆さんに、「あなたにはついていけない。」と言われると困るので(笑)ここは一つ冬の間のC&Rを訪れ、それをレポートしてみようという気に。

上野村ふれあい館
入漁証はふれあい館に入って奥の左にカウンターがあります。

今回選択したのは上野村漁協のC&R。その理由は昨年訪れた『赤久縄』というカンツリで「ハコスチって、どうよ。」を検証すべくトライしてみたんですが、たくさんいる魚の中からハコスチを選んで釣るというのが難しく、どれがハコスチなのかわからないとい結果に終わったので、ならばハコスチがほとんどの場所へ行ってみようと思った次第。

ハコスチ
見た目じゃ何が違うのかわからないハコスチ?

ところで「ハコスチ」って何?という方に簡単に説明を。『ハコスチ』とは群馬県水試開発で游漁用ニジマスを作り出すために、川場養魚センターで飼育したニジマス(旧箱島養鱒センター系)雌と、スチールヘッド系雄の交配によって生れた新種のニジマスの事。名前の由来はその力のある魚を選抜して交配を進めた、群馬が生み出した美味しさではなく、フルパワーニジマスを追求した生産場所とスティールヘッド種の名前を合体したもの。なので、どんだけ引くのかが気になって私の目で客観的に見てみようという気持ちでの釣行です。

サイトニンフィング
この中に5匹ほど見えてます。流れのヨレを見てどのくらい上流に打つかと、ストーキング(気づかれずに忍び寄ること)ができるかが釣果への鍵。

営業時間は上野村ふれあい館の営業時間に合わせて9時から16時頃までの営業ですが、1日¥2,000というお手ごろ価格。ただし、東京から行くと下道が長すぎて130kmほどの行程が3時間かかるので、カンツリとして考えればちょっと遠いかもしれない。

サイトニンフィング
ほふく前進に近い状態でにじりより、魚に気づかれない距離でキャスト。アタリは狙っている魚の口を見るか(食いつくと白い口が見える)、リーダーの動きで取る。

平日だから釣り人なんていないんじゃないかと思いましたが、ずらりと並ぶ近県ナンバー。主に埼玉と群馬の方が80%で、あとは東京方面です。

してその状況は、水温10℃でお魚はライズ無し。皆のスタイルを見ているとインジケーターの使用が多かったのですが、水深も浅く丸見えだったので、私はヘンリーズフォークリバーのパインヘブンで慣らした、サイトニンフィングでトライ。水色でおおよその水深を予測してショットをフライの15cmほど上に噛まし、フライはフェザントテールニンフの#18と#16。

ハコスチ
釣れた平均サイズは35cm〜50cm弱くらい。出荷サイズなのかな?ドライでも釣れたけれど、この日は水温が低く、圧倒的にニンフの方が有利。
フェザントテールニンフ
小さいニンフを使うと、くわえてから2〜3秒は放さない。放したとしても、その時はすでにリーダーが魚よりも下流にあるので、自動的にテンションが掛かりフッキング。明確なアタリが欲しい人はインジケーターが良いと思うけれど、思いの外インジケーターは抵抗になります。

数投流すと素直にパクっと。すぐにビュンと走りジャンプ一発。フム、言われたようにジャンプを繰り返しますが、水温の低さとエリアの狭さもあってか爆発的なパワーは感じませんでした。魚体の違いはよくわかりませんが、全体に黒点が強く出ている感じで、尾の付け根がしっかりしている感じ。魚のコンディションは一般的なレンボーと同じで、ヒレピンはなかなかいないようです。私の意見ではもう一回り成長したサイズで、もっと大きなエリア(湖か池のカンツリか本流)でこのハコスチ体験してみたいです。

フェザントテールニンフ
フェザントテールの18番にトラウトハンターの8feet6Xを直結。ティペットをつけてません。近距離戦はリーダーを短くしないと、オモリに当たるフライラインが出なくて投げづらくなります。

その後も場所を変えて10本釣り午前中で帰りましたが、¥2,000という価格を考えるとかなり楽しめると思います。あとは高速を使って3時間の行程が苦にならない人向けでしょうか。営業は1月末日までのようです。

ここ数年坂東子持漁協が管理する『日本のニュージーランド』へは行ってませんが、あの場所で50cm以上のハコスチならば、相当引くんでしょうなぁ。この魚を機に今後の養殖事業もいろいろな形に変化することを期待しております。

冬季釣り場C&R区間
最上流部支流の魚止め。雰囲気があるけれど、サビたヤマメの方が多かったのでパス。
冬季釣り場C&R区間
上流に見えるのが本流の魚止めで、あそこまでがポイント。ゆるい流れの中にゆったりと泳いでいます。
釣れたお魚はこんな感じ。