青空の下にある碧い野反湖でレインボートラウトと遊ぶ

秋はどこへやらで相変わらず湿気が多い初夏みたいな9月。先だってのモンタナはこちらとは逆で例年に比べ少し寒く水温が上がらない状態だったけれど、空気は乾燥していて釣りをするには過ごしやすい気候だった。今の私はこのジメジメから抜け出したい気分。そう、モンタナの風を思い出しながら、似たような景色の中でボーッとしたいのである。

このブログでは本栖湖の話が多いけれど、湖の美しさで言えば野反湖が私は一番好きだ。関東近郊の湖は数多くあれど、そのロケーションの美しさはダントツであり、ニュージーランドのレイク・テカポと比べても引けを取らないのではなかろうか。標高約1,500mにある野反湖は周りを1,900m級の山々に囲まれた天に近い湖で、私は常々「日本のニュージーランド」と口にする程、四季折々の美しさを持つ。

天気予報は晴れのち曇り。午後には雷雨のマークが付いている。標高が高いので朝の気温は10数℃といったところで湿気は少ない。まさしく海外気分を楽しめる気候と、青い空を持っている群馬県にある天空の楽園なのだ。

この湖は高速道路からのアクセスが悪い事から地元の方が多い釣り場だが、良いポイントへ入ろうと思うと地元エサ師とのポイント争奪合戦になる。なので僕らは家を2時に出て現地へ5時前には到着して用意。がしかし、早く来たつもりでも一番良い場所には6名のエサ師がすでに鎮座していおり、結局はその戦いに敗れてしまう。

賑わうニシブタ沢に釣友を残し、私は人のいない奥を目指す。そこは天空の青と湖の碧がグラデーションを作り、時に風が止まると無音の世界に陥る。聞こえるのは私の歩く音ばかり。水面の変化に目を凝らし延々と水辺を歩き続けると、気がつけばすでに湖を半周していた。休憩するのにちょうど良い石を見つけ、コンビニで買ったおにぎりを頬張り、湖をボーッと眺める。人混みに疲れたらこの時間がとても大切だなぁ。

魚っけが無く緊張感は無くなってしまった事で気持ち良くうたた寝をしてしまい、あっという間に時が過ぎていく。しかし沢のワンドに残してきた釣友の事が少し心配になったので、また湖伝いに魚を探しながら戻ることにした。

場所を動かずその場で釣りをし続けた釣友は、声を掛けずともその満足げな雰囲気で察する事ができる。声高に語る彼はドライでもシンキングでも釣れたそうで、最大は57センチだそうな。ではでは、ハイキングを楽しんだ事だし帰るとしますか。私はレインボートラウトに触る事なくルート405を攻めながら下るのでした。

朝霞ガーデン
モンタナから帰って来てその日曜日に行った朝霞ガーデン。簡単に釣れる幸せ。ドライで5本釣ったら飽きちゃったので、朝練に来られた方々と雑談の場。その後にキャスティングスクールを行い、日焼けした顔が更に黒くなってしまった。
野反湖の夜明け
朝焼けの野反湖。この奥がニシブタ沢なのだけれど、エサ釣り師の密集地隊となっていたので、私はその場を離れた。だって静かな自然の中でボーッとしたかったんだもの。
青空と野反湖
シラカバ淵を経て南へと向かう。雲はすぐそこで、時に自分の中を抜けていく。風は無く無音の世界。釣り人はひとっこひとり見えない。しかし、魚も見えない。期待したカメムシやビートルも落ちていない。
蛇帝ヶ原
山の天候は目まぐるしく変わる。さっきまでオーブンで焼かれている様な気がするくらいの陽射しを浴びていたのだけれど、曇った瞬間に寒くなってくる。でもこの方がライズは起きるんですよね。その後カモシカ淵でず〜っとライズを待っていたけれど、回遊魚は一度も見ず。前回ボイルしていた場所は鏡のように静か。水温が18℃と、ちょっと高いからなのかなぁ。
野反湖キャンプ場
野反湖キャンプ場にひと張りのテントも無いって初めて見たかも? キャンプブームが終わった感がありますな。これでようやく僕らがキャンプする気が出て来ました(笑)
野反湖の釣り
朝も早かったし少し疲れたので、ウェーダーを脱いで、備え付けの木製テーブル&チェアでゴロ寝。あぁ、なんて気持ちが良いのだろう。心地よい風が少し吹いていたので1時間半程寝てしまった。
野反湖のレインボートラウト
釣友の元へ戻るとご覧の通り。良いサイズがバカバカ釣れています。エサ師はすでに帰り静かになったので、私もロッドを出す事に。私のカメムシドライに出たレインボーは5本で、そのうち2本はランディング寸前にネットに驚いてしまいバラしてしまいました。使用済みのフライは大尻沼などと兼用だからバーブレスなので致し方なしかな。でも十分にその引きを楽しめました。それよりも50センチオーバーのイワナを前にして、イワナはすでに禁漁に入ったものだと勘違いして狙わなかった事が悔やまれる。
野反湖
期待した午後の部はライズもなく全くの無反応なので、あまりにも気配がないので早めに退散する事に。その際入れ替わりに入ってきたスペイキャスターに「どう?釣れた?」と聞かれたので、「いえ、全然釣れません。」と答える。すると、「ここで釣れない様じゃ、どこへ行っても釣れないよ!」と言われてしまいました。そうですか・・、精進いたします。

 

雷様に翻弄され甲信越を諦めて北関東へ歩きに行った件

🎵あれがあなたの好きな場所、港が見下ろせる小高い公園〜♪

今回の釣行で何故かオフコースの『秋の気配』が耳から離れなかった昭和ミュージック。これ以外に『もう歌は作れない』や『ロンド』など、何故かまだそんなに売れる前のオフコースばかりの曲が蘇ってくるのです。どれも秋っぽい曲の為にセンチな気分になってしまう曲が思い出されるのは、きっと釣果のせいでしょう。そう、沢山歩いた割には思ったほどの釣果がなかったのです。

関東地方の梅雨明けはまだですが、これだけ暑くなってきたら標高の高い場所へ行って涼み、思い描いた釣果を求めたくなるこの季節。この時期私の好きな場所は甲信越の標高約2500mを分水嶺とする南アルプス周辺にある川で、車止めから2時間半ほど歩き、その後川筋を数回高巻いてようやく辿り着く巨岩隊の釣り場。近年フライフィッシャーマンの平均年齢はかなり高くなっているので、最近では山奥に入って出会う釣り人はエサ師か若いルアーマンしかいませんから、ここで他のフライフィッシャーマンに会った事がありません。

今年もゲーターの季節がようやく始まったなぁと思いながら翌日の準備をしていると、甲信越のお天気はどうやら正午を境に雷予報。どの天気予報サイトを見ても同じで、さらにここ数日間の積算雨量が多いため水位が高め。車を置いて3時間掛けてポイントへ付いても、釣りができる時間は正味3時間程度。歩く時間の方が長い事を考えるとを考えて、当日になって急遽北関東へと場所を変えるのでした。

予報を頼り出掛けたのは行き慣れた源流なのだけれど、そのポイントの車止めにはすでに先行者あり。林道がないその川は退渓時は川通しで戻って来られることを考えると、あえなく断念。2番目に入ろうとした川へ戻ってくると丁度別の方が入渓準備をしてました。こうして私たちは方々を探し歩くポイント難民となり、思い描いた釣りは残念ながら一切できないのでありました。

『秋の気配』一部抜粋:♪大いなる〜 河のように〜 時は流れ戻るすべもない〜♪

今回の戒め:釣りのプライムタイムに自分がどこに立っているかはとても重要である

関東周辺の河川
今回の釣行で思う事は、天気が良い日は釣り師が湧いて出てくるのだと感じた。一つの川(沢)に車4台なんて、平日なのにありえない。昨今のアウトドアブームでリークされた川はどこも釣り人がいっぱい。ようやく辿り着いた場所は今年二度目の入渓になってしまった。ここは昨今は振り返ると後追いの人が見えるほど人気になってしまった。愚痴を少し言わせて頂ければ、魚を持って帰る事は悪い事ではないのですが、魚(資源)は無限ではありません。毎日同じ川から一人20匹づつ天然繁殖の魚を持って帰ったらどうなるか、よく考えて欲しいものです。”他の人もやっているではないか!” と反論する方もいますが、それでは本末転倒です。あなたが釣り続けたいのならば、持ち帰るなとは言いませんが、自身の中でバックリミット(持ち帰り制限尾数)を決めて欲しいものです。
ヤマメを釣る
親となる2年魚以上の大きさはことごとく抜かれてしまい、釣れる最大は6寸前後。今年生まれた、いたいけな幼魚だったら釣れますが、要は今年産卵するであろう個体が少な過ぎる感じを受けます、あくまでも個人的な見解ですが。
ヤマメ釣り
午前の部はいくら登っても魚影の少なさが際立つばかり。こんな川じゃなかったのになぁ・・。釣り上がる程、気持ちが萎えるばかりです。
関東の渓流
午前の部を終了後に少し休憩をして午後は別の川へ移動。車止めの入渓点から入っても良かったのですが、ホリデーアングラーが週末ごとに魚を持って帰る事を考えると下流部は釣る気になれない。仕方なしに釣りをせず1時間歩いたところから釣りをすることに。
関東のイワナ
最近は1時間ごときの歩きじゃ、お魚は釣れません。結局そこからさらに2時間以上釣り上がった所から、ようやく魚が顔を出し始めた。どんだけ歩かされるんだよ、という感じ。既に時間は進み過ぎて日中の活性が高い時間帯を過ぎてしまい、間も無くイブニングタイムという時間。こうなると退渓時間を考えてあと30分で納竿するしかありません。
関東の渓流
区切りの良いポイントを決めてそこで退渓することにしたのですが、釣れ始めたことに後ろ髪を引かれて、後もう少し・・。そんな事やっていたら案の定、予定時間を過ぎてしまいました。
沢イワナ
最後にもう一本オレンジ色のお腹を持った沢イワナを追加して退渓。あぁ、本日はよく歩いたなぁ。
獣の骨
以前退渓時間を見誤って、真っ暗な林道を歩いて帰ったことがある。曇りの日で星もなく本当に真っ暗な上にライトを忘れたので、右手で草むらを感じながら何時間も掛けて降りてきたのです。そんなことが無いように、やっぱり釣れるからと言って遅くまでやるのは厳禁でしょう。今回もかなりギリギリの退渓になったので、大きな獣が草むらでガサガサやってましたが、それが何であったかは確認できませんでした。この森は動物たちの森ですから、僕らはお邪魔させて頂いている認識を持って山へ入る準備をしなくてはなりません。

 

 

ダウンジャケットを着込むほど寒い朝を迎え本流は撃沈す

この歳になって睡眠時間を削ってまで釣りをしたいという気持ちは我ながら馬鹿だとは思けれど、個人事業主は休みを取れば取るほど収入が減る(というか支出が増える)ので、いっぱい休む訳にはいかないのデス。皆さんがゴールデンウィークに9日間連休が取れたのであれば、私の休みは2日連休が良いとこかな。なんて書いても5月の後半からは遠征が続くのでそんな言葉に説得力はないのですが・・。

さて、その翌日は夜明け前には川岸に立っていたかったので、3時に起床し朝飯を買いにコンビニへGO! 夜が明ける頃には前日とは別のポイントに立っていました。この日の朝は気温が5℃という5月にしてはとても寒い朝。寒すぎて震え上がり、手袋をしてダウンジャケットを着込んでの入水。水温の方が高いものだから朝靄がかかる幻想的な景色の中でキャスティングを繰り返すも手応えは無し。このポイントにも別のウナギ師の仕掛けがあり、私が上がる頃にはジムニーに乗ったおじさんが鰻を回収しに訪れ幾度となく網で救ってましたので、結構取れるのでしょう。

その後に別のポイントを2カ所回って爆投しても、暖簾に腕押し。その頃には暑過ぎるくらい外気温が上がったので昼少し前に午前の部が終了。夕方までのわずかな時間はまた上流へ癒されに行こうかなぁ、なんて思うこと自体、自分はいつまでも18歳の青年だと勘違いしている様です。老体を労って少しは休めば良いのに、せっかちな私はジッとしている事ができないんですな(渓流のお話は以下の写真に続く)。

なので渓流での釣りを終えて本流に足を向ける頃にはすでに体はのあちこちが痛い上に運転に支障が出そうなくらい眠くなったので、自販機のある駐車場で30分ほど仮眠を取ってから行こうとシートをリクライニング。一瞬で爆睡してしまいました。

我に返る頃にはすでにとっぷりと暮れてしまい、ボロボロになった老兵はウェーダーを履いたまま家に帰ることとなりましたとさ。私の真似をする人などいないと思うけれど、自分の体を労って釣りは程々にね。

朝一番のスイングの釣り。
時間、水量、濁り、全て申し分なし。唯一納得がいかないのは寒さ。例年だったら外気温は10℃以上はあると思うのだけれど、その寒さゆえに水温は低くて虫っけは全くなし。釣れる雰囲気は感じられず、雑魚からの魚信もありません。
エアフロのインパクト
唯一の収穫は新たに使い始めたエアフロ・インパクト35ポンドの使い心地が分かったこと。今回で使用4回目だけれど、リールに巻きっぱなしでも癖がつきにくく、表面のコーティングが滑らかでライン絡みがとても少ない。難を言えば高価という点と25ポンドはシングルハンドのオーバーヘッド用と考えた場合、長さが短すぎる(ダブルホールで擦れるところが毎回同じなので、10回ほど使ったら2m位はカットして使う為)と思う点。長さが50〜60m巻きだったら良いのに。
北関東の渓流
ダブハンの釣りは3カ所回っても釣れる雰囲気を感じなかったので、また上流へ行きました。といっても前日とはまた別の渓流です。入渓点は開けたこんな感じの場所ですが、進むと谷が深くなり退渓する時は一苦労する渓流で、帰る頃には太ももが痛くなります。
ヤマメ
連休明けなので残っている魚は餌釣り師が手を出せない木が覆い被さった下ばかり。なので、しゃがんで短い距離のピンポイントキャストが強いられます。こんな川はほとんど低い状態で釣りをしているので身体の柔らかさと普段どれだけ太ももを鍛えているかで釣果が変わります。
木の下を釣る
次のポイントまで匍匐前進に近い状態を繰り返し、木の下でライズする場所へサイドキャスト。思ったレーンに乗るまでキャストを繰り返すとヤマメさんが釣れます。その距離はロッド2本分という目の前なので誰でも投げられる距離。しかし、低い姿勢で狭いところへラインを通すので、そこらじゅうに引っかかるのが難点。その度にその低い姿勢のままフライを回収しに行くので普段使わない筋肉が鍛えらえます。
ヤマメの胃の内容物
この渓流へ入る頃はいつも春蝉が忙しく鳴く頃だから、お魚は目立った大きいものはまだ食べてませんでした。
小さなホットスポット
ひとしきりヤマメを釣ってひと休憩している時、ふと見たこの狭い瀬の中でお魚が4匹泳ぎ回っています。他のポイントと違う点は白泡の下あたりに潜り込めるエグレがあり、他の場所よりも少しだけ水深が深いという点。
イワナ
4匹が泳ぎ回っているけれど、そのうちの1匹を掛けた途端残りの魚は全てエグレに入ってしまったので、一本釣っておしまい。この川はイワナとヤマメの混棲なのですが、緩いプールでヤマメが虫を啄み、イワナは荒瀬の巻きで流れてくるものを手当たり次第食っているイメージ。
デタッチド・ボディ・メイフライ
イワナは大振りなフライで良く釣れるので、今は亡き先輩が好きだったデタッチド・ボディ・メイフライを使ってみた。このフライはお魚にすこぶる反応は良いのですが、魚を釣ると数匹でアブドメン部分が壊れてしまうのが難点。
イワナ
もうヤマメさんは沢山釣ったので、イワナだけ選って釣ろうと思ったら、イワナの方が釣りやすいからなのか、釣れそうな場所からはほとんど釣れず合計4本のみ。なので、また小さなパラスピナーにチェンジして釣り上がります。
ヤマメ
渓流が変わるとヤマメもイワナもその顔つきや模様が変わるので、行き慣れた川の魚はその顔を見るとどこの川だかわかる様になったりします。このヤマメは縦筋模様が特徴で、顔が少し丸く可愛いのです。
ヤマメの腹鰭
それともう一つ腹鰭の肉付きが多く、長い部分はペンキで塗った様に白いティップが入ります。
ヤマメ
あまり前のめりに釣りをしていると本流の時間に間に合わないし、谷が深くなって退渓することに時間が掛かってしまうので、ヤマメがツ抜けしたこの魚を最後に退渓することに。とはいうものの、深く入りすぎたなぁ。
ブナと楓の森
退渓するのには一苦労しましたが、天を仰げば私の大好きな新緑の季節。春蝉が鳴く頃にもう一度楽しませてもらいます。さて本流へ向かいますか、とまた下流に向けて50キロほど移動するバカな釣り人とは私のことです(笑)

恵みの雨にはならなかったスイング本流が不発ならば渓流散策へ

雨→増水→濁り→1日経過→状況好転

こんな図式を頭に思い浮かべてしまうのは、相変わらずポジティブな考えで、のらりくらりと釣り人生を楽しんでいる私。しかしである、今回は朝イチに時合いが来るだろうと予想を絞り夜が開け始めた本流へ入り、増水の中ひたすらキャスティングを繰り返したのだが何の手応えもなし。その前に例年に比べると思っている以上に朝方は寒くて虫っけが無く水温も低め。おまけにもう濁りは取れているだろうと思い投げまくっていたが、明るくなれば酷い濁りの中で爆投してました・・、トホホ。

それでもポジティブに考える私は、「夕方になればベストコンディションで良いことが起きそうだな。」なんて相変わらずな能天気。なのでそこからまた渓流魚を求めて1時間以上の距離を移動するのである(渓流の話は以下の写真に続く)。

午後4時半過ぎが時合いだろうと本流へ舞い戻り、タックルを用意する私。濁りは少しだけおさまったものの水位は20センチ高。でも変化がある時がチャンスの時。車を置いてお気に入りのポイントまで歩き、頃合いを見計らいキャストを始める。すると一投目でコツン、オイカワである。雑魚ポイント貯金をゲットし、益々本命に迫る中、一つのラン(ポイント)を2時間掛けて爆投した。しかし結果は何もナッシング、まぁいつものことです。

そのポイントを投げ尽くす最後の10投付近で4WDの軽トラが一台到着。このおじさんは何かのイブニング狙いなのかと思い、ちょっと声を掛けてみた。

「こんにちは、狙いものは何ですか?」

するとそのおじさんの回答は、

「ウナギだ〜。エサはドジョウで延縄を仕掛けるんだよ。」

詳しく聞けば夕方ギリギリに仕掛けをいくつも投入し、翌朝早くに回収していくそうである。一つの仕掛けに何十本もの針にドジョウを引っ掛けそれと3セット放り投げる間に色々な事を聞いてみた。

「おじさん、この仕掛けにはウナギの他に何が掛かるの?」

「ん〜、ナマズだな。そうそう、あんたが狙ってるサクラマスもたまに掛かるよ。小鮎を餌にする頃だから6月以降だなぁ。」

というお返事。サクラマスは何も食べないと言われているけれど、やっぱり色々なものを食べるのだなぁ、と思った今回の釣行。多分明日はきっとこの濁りも取れて、状況は好転するだろうと14時間釣り続けた後に、河原で車中泊するアラカンの私でした、つづく・・。

北関東の渓流釣り
朝は本流で2箇所回った後、上流部のとある川へ入る私。連休明けすぐなので、プールでライズするヤマメは超シブチン。一本釣ると残りのライズは全て止んでしまう。しかし、荒瀬の中は誰もやらないようで、要所のポケットを探して投げ込むとワンキャストワンヒット、まさしく入れ喰いでゴザイマス。
ヤマメの写真
ココは釣れるだろうという荒瀬のポケットでは全てヒット。それを丁寧に釣りをしていたら、全然前に進めません。なのでツ抜けした時点でこのポイントをやめましたが、わずか15mほどしか釣ってません。
ブラウンパラシュート
荒瀬から出てくる個体は何を流しても掛かるので、フライが勿体無いので以前使ったブラウンパラシュートを選択。お魚にはどう見えているのかなぁと、下から撮影してみた。
ラッフルウォーターを釣る
この写真を見てどこに魚がいるかわかりますか? ヤマメは早い流れと遅い流れの差ができる所の、岩があるその前から出ます。岩の後ろではありませんヨ。
渓流の釣り
ポイントを移動したものの居場所がわかってしまえばこっちのもの。釣れそうな流れはプレッシャーが高くて釣れないので、そのほとんどが荒瀬の中か巻きで掛かります。なので、イワナくんもお目見え。
ストマックポンプを使う
せっかくだから何を食べているのかをストマッックポンプで確認してみたところ、アカマダラっぽい小型のメイフライと、ブヨっぽいもの。それに薄緑の小さいカワゲラが入ってました。お昼頃はこの小さなカワゲラが沢山飛んでいたなぁ。
渓流を歩く
ポイントを進んでいくと、いつも大物が出るポイントまで来た。毎回渋シブライズで泣かされるのですが、今回もドヨ〜ンと浮いている奴は見た目は泣き尺サイズ。案の定、何を流しても喰いません。仕方なくライズの頻度が上がるのを待って22番のフライをドンピシャのタイミングで流すとヒット。そして昨年と同じ岩に潜られてフックアウト。う〜む、8Xは細すぎたかなぁ・・。
ヤマメ
大物とのファイトに敗れたそのすぐ上のポイントで一回り小さい8寸半をキャッチ。気持ちココにあらずの私にはこれで上出来なのかもしれません。ちなみに退渓して車へ戻ると私の横に後追いの釣り車。さらに3台入ってきたので、この川の魚がスレッスレなのも納得です。
アリジゴク
そしてまた1時間かけて本流へ戻り、真っ暗になるまでスイッチロッドを投げ続けた釣果はオイカワ一匹だったとさ。本日は14時間釣り続けて釣りはこれにて終了。翌日は3時起きでゴザイマス。

桜舞う河原で3.11の年を思い出すフライフィッシング

本流での釣りを終えてマッキーに家まで送ってもらった翌日の事。次の日はゆっくりと体を休めれば良いのに、空の青さと春の暖かさに誘われて私の車はまた北関東へと向うのでした。釣り人ってホント馬鹿ですね(ってか私だけか・・)。

福島県に程なく近いからなのか、この川は4月1日解禁の温泉街を流れる里川。その解禁日は恐ろしいくらい餌釣りの方が訪れて、お土産放流された虹鱒をひとりで50本くらい釣り上げ、満足げにクーラーへ放り込むのです。でもその時期は水温は極めて低くヤマメ釣りへ出掛けたとしてもライズが始まるのが12時過ぎになるので、ドライフライの釣りは成立するけれど釣る時間がとても短いのが難点。

一週間もするとお土産放流の塩焼き用ニジマスは綺麗に釣り切られ、餌師は一気にいなくなります。そして釣られずに残るのはいつもヤマメさんで、この川に桜が咲く頃には一日を通してドライフライフィッシングに専念できるのです。

この川へ降り立ち、ふと思い出した2011年4月のこと。世の中はすっかり消沈し、世間は釣りどころでは無い雰囲気だったけれど、私は釣具屋として平静さを装いながら日々と変わらない釣り情報を発信する為にココへ訪れたのです。

しかし震災直後の温泉街は人などおらず、通る車も全くなく無音の町。唯一空いているコンビニで入漁証を購入するのですが雰囲気はまるでゴーストタウン。釣り師はもちろん人っこ一人おらず、気持ち悪いくらい川のせせらぎ以外何も聞こえない状態。そんな中、川を釣り上がると人がほとんど入っていないであろう状態は、堰堤でヤマメが一列になってライズしているのです。

ライズを見て片っ端にやっつけていると突然地面が大きく揺さぶられ、立っていられない状態になる程の地震が発生。私は大きな岩にしがみついってやり過ごしていると、堰堤の流れはタライに水を張ってチャプチャプと波を立てている様な状態。そんな中でもヤマメはライズを止めず黙々とカゲロウを捕食している姿を見て、地震の時は魚は釣れないなんて嘘なんだなと思ったのです。

あれから12年が経ち温泉街の1/3は廃墟となり新たな宿泊施設が少し増えましたが、街はすっかり様変わり。でもあの頃と同じ桜が今年も見事に咲き誇っているのでした。

北関東のヤマメ釣り
浅くなるポイントもあれば、逆に深くなったポイントもある。どんな川でもそうですが訪れるたびにその流れが変わっているので、以前の記憶をリセットして始めます。
ヤマメ
今年は暖かい日が多いので桜のほとんどは花が散ってました。葉を蓄え始めた桜を横目に釣りを始めると早い流れからすぐにヤマメがこんにちは。放流ものですがこの川はこのサイズが沢山釣れます。
堰堤でライズを探す
この川に到着したのが12時過ぎだったので川面に流下するカゲロウは無く、ライズを探さずにとりあえず早い流れを打ちまくって釣り上がります。
ヤマメ
堰堤下でライズを繰り返す個体はユスリカミッジ#24の釣り。それ以外の早瀬は#14のパラシュートやソラックスダンで次々とハントします。
ヤマメ
今回はウィンストンピュアの7フィート6インチ3番が相棒。久しぶりに使いましたがメチャクチャ軽いんです、このロッド。
春のドライフライフィッシング
解禁日にニジマスを死ぬほど放流し一週間で見事に釣り切られるのですが、早い流れを交わして緩い端のポイントや草木が川原に被っているポイントを攻めるとたまにニジ丸君が釣れます。
ヤマメ釣り
気がつけばわずか1時間ほどでツ抜けするほどの釣果。相変わらずよく釣れる川ですが、昔に比べると入漁料が高くなり日釣り券は¥2,000になりました。私は渓流魚を持ち帰らないので全てリリース。
フライでヤマメ
午後4時ぐらいから小型のメイフライがいっぱい飛び始めたのですが、その頃にはもうゲップが出るほど釣れてましたので、イブニングはやらずに帰りましたとさ。この川をやる場合、いつもならば後半は天然物を求めて沢に入るのですが、そっちの釣りは次回の楽しみにとっておきます。さて、また次週の為にフライを巻かないとね。

日課となったホームリーバーへ通釣しても待ち人(魚)来ず、ヤマメで我慢する

私の中で東北のサクラマスは一週間通して釣りをする、あるいは雑魚を1本釣ると1ポイントとし、10ポイントを貯めるとサクラからの何らかのコンタクトがあると思ってます。それが関東でだと川の近くへ移住するか、その川へ年間60日以上通う。あるいは雑魚ポイントを100ポイントを貯めないと姿を現してくれないのではないかということ。

今回はホームへ通うことで通釣(つうちょう)に雑魚ポイントを貯めに行く釣り。前回までの釣りで雑魚ポイントはまだ4ポイント、先が思いやられるなぁ。それにしても私の一年を考えると、オオニベ本栖湖の大物狙い、メーターアップのイトウを求めたりと、サクラマスを含めて年間を通してなかなか釣れない魚ばかり。そんな釣りへ通っているので、オデコなんてへっちゃら(と言っておきます)。とは言うものの前回と同様に本当はどっちを楽しんでいるのか分からないような釣りが続いてます。

今回の戒め:何かを釣るために犠牲を避けていると、その結果は遠回りになる。

今回は暑いからと言い訳して後のスイングを諦めましたが、一日通して漢らしくスイングをやり切った方が、その気持ちが引き締まったかもしれません。さて、今週の管理人がどんな様子だったかを知りたい方は、以下をご覧くださいまし・・。

本流の釣り
週を追うごとに本流の大物狙いの方々が多くなってきます。今回は3人でスイングをしたので、仲間との距離は最大1km近くなのでいっぱい歩きました。距離があり過ぎて電話でやり取りしないとならないのですが、一番下流に入った私のさらに下流にはルアーの方が淵を狙ってました。
オイカワとハヤと鮎などの雑魚たち
2ラウンド目に入る予定だったポイントは下流にも上流にも餌釣り師が入っていたので、流す場所がなく移動を余儀なくされた。新たに入ったポイントはにぎやかに産卵をしているウグイ、スイング終わりには鮎、そしてピックアップ時にオイカワが掛かると言う雑魚三昧のポイント。川に活気があると言うのは嬉しいものです。しかしあまりにも暑い。水温も上がる一方なので今回のスイングはこの辺で終了し、午後はロッドを持ち替えて上流へヤマメハンティングへ出掛ける事に。
北関東の川を散策
Tシャツ一枚でも良いくらい暑いので、いつもならばまだ行かないかなり最上流部へ移動。川幅もそれほどないので、退渓時間を決めて3人はそれぞれ散らばりました。(PS:FAGUSのロッドばかりが登場するぞとのご指摘がありましたが、意識せずに使ってました。次回は他のロッドを使いま〜す)
上流部のヤマメ釣り
入渓するとチビではあるものの、要所要所でライズあり。それを片っ端から狙って釣り上がるのですが、あっという間にツ抜け。サイズは5寸半〜6寸半といったところ。
ヤマメのお食事
ヤマメのお腹はパンパンだったので、ストマックポンプを使って胃の内容物を確認。すると食べたばかりの生きたクモが出てきましたが、写真を撮る前に逃走。胃の内容物は知らない虫だらけ。そして付近を飛び回る虫は比較的大きめ。
8寸半のヤマメ
数打ちゃ当たる作戦でそのままズ〜っと釣り上がると、ここぞと言うポイントでようやく8寸半のヤマメが顔を出しました。丸呑みされたフライは#14のソラックスダン。
北関東の渓流
もうお腹いっぱいになるくらい数釣りを楽しめたのだけれど、イブニングは更なる大物が出るのではと期待し別の川へ移動。んがしかし、この川の方が水がグッと冷たい。イブニングに虫っけは出てきたものの期待したメイフライ類は何も飛ばず、水面をにぎやかに飛び回っていたのはガガンボの類のみ。
北関東のヤマメ
17時半ぐらいになってようやくライズが始まり、#14スペントスピナーに出てきた最後の締めくくりは綺麗な7寸半でお開きとなりました。結果、ヤマメはサイズこそまだまだですが、20本以上は取ったので大満足。それよりも、数釣りが楽しめた方の川は今年の6月末ごろが楽しみですね。
北関東の釣り
朝5時半に家を出て帰宅したのが20時半。一日中ロッドを振り回し休む事なく釣りをした代償は、今こうしてタイピングしていても眠いの一言。今日は早く帰って寝ます。

ロッドを振り魚信を待ち続ける、北関東スイングボーイズ爆投日誌

「フライフィッシングって所作が美しいですよね。」

フライ以外の釣りをされる方が僕らにこんな言葉を良く投げ掛けてくるのだけれど、確かに他と比べてその動作ひとつひとつが美しいと感じる。音楽で例えてルアーのテンポがロックであるならば、フライは差し詰めクラシック(駄洒落を言えばスイング・ジャズ)でありその所作はまさに優雅である。川に浸かり繰り返されるキャスティングは山々をバックに鮮明に描かれるラインの軌跡が、放たれ生まれたループはまるで生き物の様に伸びていく。特にキャスティングだけでなく釣りが上手な人の所作は私でも見惚れてしばしその様子を観察する事がある。

上手なキャスターから放たれるループは澱みなく線とループを織りなす美しさ。ラインを水面から剥がす時の滑らかで静かな音。放たれるタイミングにリズムがある、ラインが躍動している、全ての動きに無駄がなく焦りが無い。しかしアタリが無く永遠とも感じる時間が続くと、ダブルハンドの世界は時に禅問答の様にも感じる。そんな所作は風音と共に刻々と過ぎていくのだが、静寂を割いてクリックリールが悲鳴を上げる瞬間を待ちわびて、ダブルハンドキャスターは誰しも静と動を美に置き換えてキャストを繰り返すのである。

さて、そんなクリックリールの反転音を待ち望み、ひたすらキャストを繰り返す私たち。前回に比べると水は幾らか温み、田畑は間も無く給水される頃。音楽を奏でるようにキャスティングのリズムを崩さず3ステップダウンしながらスイングを繰り返すと、ロッドには小物のアタリがひとつ。リールが悲鳴を上げる事なく上がってきたのは、久しぶりにご対面したアイソ(うぐい)くん。季節が少し進んだ良い証として早春の本流を闊歩した僕らでした。

「あなた達は釣果が乏しい釣りを黙々とこなせる変態だ。」

と言われる事も多いのですが、実はそんな事ないんですよ。

私のダブハンの世界はいつもシングルハンドと共にでワンセット。気になる方は以下の写真と共に二日間の爆投記録をご覧くださいまし。

ヒゲナガカワトビケラ
私の場合本流のスペイフィッシングはあまり朝早くからはやりません(季節によりますが)。今の時期だと水面が虫達で賑やかになるのが9時ぐらいからなので、その時間までどのポイントを流すかを吟味します。お日様が少し登り始めたこの頃は、ヒゲナガカワトビケラは草むらでひと休憩。
本流の釣り
今回は仲間と一緒に2名でスイング。私は後追いで間隔を空けて違うラインを攻めていきます。
ドロッパーフライ
東北でサクラマスを狙う場合はフライを1個でスイングしますが、関東の場合は少しでも確率を上げるためにドロッパーを付けます。今回はどちらのフックサイズも6番のDフック2421。ティペットを摘んで撮影しているので、2個写っていますが、実際の間隔は65cm位あります。13時半ごろまでスイングしたら午後風が吹いてくるので、それを合図に私は上流へヤマメを狙いにいきます。その移動距離は60km。相変わらずタフな私。
上流部のヤマメ釣り
上流部の釣りは大体15時スタート。川辺の虫たちはその頃から賑やかになってくるので、開始すれば小さな天然チビヤマメがいくらでも相手してくれます。ただし前回よりも少し季節が進んでナミヒラタカゲロウは既にスピナーばかりでダンは流れていません。フライは前回と同じく大きめ#12~14のコンパラダン。
上流部のヤマメ
時間と共にイブニングだけを狙う釣り師が増えてくるので、上流部は占領されてしまいます。ですが、歩みを遅くして丁寧に探っていけば、ヤマメの反応はすこぶる良いのですぐにツ抜けできます。最も放流ものでないヤマメはちっちゃいので大きくても7寸あるかないか。
ライズするヤマメを仕留める。
釣り上がって行くとプール状のポイントでライズあり。そんな大胆なライズの魚はとても投げにくい位置におり、バックキャストのラインをどこに通すかを考えてキャスト。うまいことフライがレーンに乗って出てきたのがコヤツ。一回り大きいのが釣れると放流ものになっちゃうんですね・・。ま充分釣ったから良いか。
今回は気合を入れて一泊二日の釣りなので、近くの安宿へGO。翌日はまた新たなポイントからスタート。この場所は毎年何らかの反応があるポイントなんですが、案の定ドンとアタリました。が、焦ってアワセてしまったのですぐにフックオフ。ヤマメかウグイか分からない位のサイズだったので、気を持ち切り替えて次のポイントへ移動。
北関東スイングボーイズ
前日に比べると川面は虫っけが全くなく、たまにヒゲナガがスケーティングしているだけ。もう少し水面に活気があると嬉しいのだけれど。
稚鮎のスレ
スケベ根性出してなんか掛からないかとフライを小さくしたら、稚鮎がスレ掛かり。このまま放置したらマス類が何か掛かるかも?とも思いが過りましたが、やめました。
スイングボーイズ
朝から13時までに回れるポイントはスイングの時間を考えると3箇所だけ。13時を過ぎたところで川風が吹き始めるので、また上流部へ大移動となるのですが、その最後のスイングでコツンとアタリが・・。
ウグイ、はや、アイソ。あなたの地方の呼び名は?
今期初めてのぐいうーくんです。ここ数年はこのウグイでさえも中々釣れなかったので、嬉しい外道。他の魚でも釣れれば魚の活性がある証拠。本格的な季節になってきましたなぁ。
オオヤマカワゲラ
私の釣れる指標としているオオヤマカワゲラの飛翔が始まりました。河原には羽化した名残りの抜け殻があちらこちらに。
上流部のヤマメ
後半は50キロ移動して別の川へ。しかし前日と違いイブニングギリギリまで魚の反応は薄く、日没間近でようやく6寸半ヤマメをキャッチ。毎日移動とキャスティングの繰り返しで良く遊んだ二日間でした。本流で本命が掛かることは滅多にないけれど、イブニングはこうして上流のヤマメさんに遊んで頂いているのでオデコはなく私のモチベーションは保たれるという訳です。さて、皆さんの今期の渓流はどんな時間を過ごされていますか?

桜前線北上を楽しみながらヤマメ釣りの筈だった北関東の里川

昨日現在の釣り人的目線で見る桜前線は、北関東の地域ではまだ3分咲きと言ったところ。それを見て思うのはこの場所へ訪れたのはチト早すぎたなぁ、と思いながらライズを探しながら河原をブラブラ散歩するのでアリマス。

天気予報は晴れに変わる予報だったのだけれど、国土交通省の水質データベースを見ると目指す川の水位がプラス25cm以上。ここ4日ほど雨が降り続いていたのでかなり増水した模様。水位が下がり始めたのであれば本流でのスイングを楽しもうかと思ったけれど、相変わらず水位が高かったのでウェットフライフィッシングは却下。なので水位に影響が出ないであろう里川のヤマメ釣りへと繰り出す事となりました。

4月を目前にこの時期は、この周辺ではガガンボのハッチが大体10時半ごろからスタートし、それに伴いライズが始まる予想。その時間になるまでまずは川筋を車でポイント巡りをし、ライズを歩いて探して昨年との違いをチェックしていきます。

予想していた時間になると、ほれ見なさいと言わんばかりに私の予測通りライズは始まるのです。そのライズに向けて釣り仲間に指示をしていると、アレなんか違うぞこのライズフォーム。よくよくライズを観察すると、オレンジの部分がチラリと見えたカワムツくん。在来種だけど、君は関西出身だからここに居るべきではないんだな。

そのライズに翻弄されること30分、僕らは慌てて他のポイントへ移動するのでありました。その後のお話は以下に続きます、お暇な方はご覧くださいまし。

本日の戒め:フライの種類と数はあなたの釣果を左右する

北関東のとある川
まだまだ川は寒々しい雰囲気。河原に近い桜はまだ蕾の状態だし、遠くの山はたっぷりと雪があります。でも時間とともにヒバリが鳴き始め、春らしい様相はもうすぐそこ。そして以前良かったライズポイントで待つこと1時間。ライズが始まったと思ったら、全部カワムツ。この時期はプライムタイムが12時ごろだから慌てて他の場所を散策するも、川は少し水が冷たいのでもう一度高速道路に乗って大移動。そこは更に北に位置し、田んぼの手入れが始まったばかりの地域だったけれど、大丈夫でしょう、きっと。。
北関東のヤマメ
ライズを探す時間がもったいないのでとりあえず叩き上がってみると、今度はカワムツに代わりウグイさん。小さいフライは投げていたら雑魚ばかりになりそうだと思い、フックを大きめの12〜14番のコンパラダンに変更。先ほどからナミヒラタカゲロウも流れているしね。するとヤマメさんがヒット。
ガガンボのフライパターン
ライズを繰り返す個体をみていると明らかにガガンボを食べているのでフライ変更。でもガガンボパターンにすると釣れないんです。なので元に戻してコンパラダン14番のブラウン系に変更するとに。すると反応は元に戻ります。やっぱりカゲロウの方が美味しいのかな?
北関東のヤマメ
本来釣れるべきこの時期のヤマメのサイズは6〜7寸程度。そのサイズは天然ものがほとんどなので胸鰭が綺麗なヤマメがヒットします。パーマークの背景の様に桜色の側線がとても綺麗。
北関東のブラウントラウト
なんかフックサイズが大きい方が調子良いみたいとそのまま釣り上がると、今度は早瀬の中からブラウントラウトがコンニチハ。あれ?ここは長野じゃありませんゼ!
ヤマメハンティングのはずが・・。
流下するカゲロウの中にオオクママダラもいたので、さらにフックをサイズアップして12番のスペントスピナー焦茶色系にすると、フライが大きいので反応だけはすこぶる良くなった。
ブラウントラウト
大きなスペントスピナーを荒瀬の中を漂わせると、大きな水飛沫が上がった。今度は更に大きなブラウンくんが水面を割って出ました。それも飲み込んでやがるのです。
ブラウントラウト
グラスロッドをグングンしならせて瀬を二つ降って上がってきたのは9寸サイズのブラウントラウト。この川でたまに釣れるブラウンですが、このサイズは初めてかな。ヤマメハンティングのつもりが、いつしかブラウンハントになってしまいました。ブラウンはこれ以上釣っても仕方がないので、イブニングは更に別の川へ行き、定番ポイントで8寸ヤマメが取れずに撃沈しましたとさ。シーズンは始まったばかり。この川のハイシーズンは4〜5月中旬なので、これからの成長に期待してます。

 

空いた時間は河原で過ごす北関東スイングボーイ

昨日の芦ノ湖で腕は筋肉痛の筈なのだけれど、目覚めてしまった午前5時。冷水で顔を洗い歯を磨き、髭は剃らずにまだ暗い道を北に向けて走る私。昨日はピーカンの一日だったけれど、本日は午後から雨予報と聞けば、一般的な反応はブルーになる筈だが、「釣れちゃうでしょ」のスイッチが入ってしまうのが私。私の行動は相変わらず学生時代となんら変わらないのです。

ラジオはNACK5からラジオベリーに変わり、流れてくるのはシーナ&ロケッツの『YOU MAY DREAM

私にはこう聞こえてしまうのである。

♪〜あなた(サクラマス)の事を思うと
すごく胸が熱くなるの
いつもは憂鬱な雨も
サンバのリズムに聞こえる〜♪

朝靄の中にダブルハンドを持って立つとそれだけで幸せな気分になるのは何故なんでしょう? 久しぶりに振り回したロッドから放たれるフライラインの軌跡はまるで初心者のそれに近く、オフシーズンのブランクを感じさせる。それが数投もすると感覚が呼び戻され、ラインが綺麗なループを作り始める。

季節的にお目当ての魚が釣れる確率は1/10000も無いのだけれど、ラインがスッと伸びていくだけで満足してしまうのはやっぱり他の釣りとはちょっと違う感覚。キャストが決まれば2ステップダウン(2歩下流側へ降る)し、同じ動作を流れの終わりまで繰り返す。ミスキャストをすれば、その場へ止まりキャストが決まるまで何が悪いのかを考えて投げ直す。そんな感じで一つのラン(流れ)に2時間近くを費やしても手応えは何も無いのである。

今年のマイ・スイングは始まったばかり。今は昨年とどう変わったかを一つづつ確認し丁寧に探り、来るべき日に思いを馳せております。

♪〜朝靄の湖(川)に
水晶の船(ウェットフライ)を浮かべて
ちょっとだけ触れる感じの
口づけ(スイング)をかわす
〜〜〜
それが私の素敵な夢、それが私のすてきなゆめ、
夢、ユメ、ゆめ、夢、ユメ、ゆめ〜♪

お後がよろしいようで・・・。

北関東でスイング
最初に入ろうと思ったポイントはすでに別の方が狙ってましたので、遠くからそれを見て移動。水温は12.5℃だけれど、田んぼはまだ水が入らないのに水位が低い状態が続いている。なので今後のために少しまとまった雨は少し嬉しい。
フタバコカゲロウのスピナー
ウェーダーに受ける水の音に酔いしれながらスイングしていると、フタバコカゲロウらしきスピナーが私のウェーダーをよじ登ってきた。淀んで重そうな空とは裏腹に、水面はナミヒラタ、オオクママダラ,ウルマーシマトビケラなどがゆっくりと流されていき、一度だけ大きな魚に吸い込まれる個体がいた。冷静に考えてマルタウグイかな。
ウェットフライ
本来ならばもっと大きなフライを流すべきなのだろうけれど、スケベ根性で戻りヤマメでも掛からないかと#6と#8のフライを2個つけて流すも、何も反応はあらず。
本流の釣り
タックルはシマノ アスキス 1256/4にレージコンパクト300Gr。サーモン/SH10ftのインタミリーダーにティペットは16ポンド。流れの抵抗を感じながら少しお辞儀するティップを見ながらステップダウンしていく。
雨の本流
13時には本格的に降り始めたので撤収。前回と変わった事は、たくさんいた鮭稚魚は降ったようです。今回はヤマメのライズもなく、濁り始めて終了です。この時期はひと雨毎に川の状況が良くなってくると、私は信じております。

ここ5〜6年の3月を振り返り、出た答えが神流川のC&Rだった

今年の火曜日はタイミングが悪く3月最初が7日だったので、3月中旬にして今月2回目のフライフィッシング。というのは嘘でその間にマルタウグイを探しに行ったり管釣りを覗いたりで、なんだかんだで出勤前の時間を楽しんでたりして。とはいうものの、先週はホームリーバーで何も無い一日を過ごしたので、ここは少し冷静になってブログを辿って過去の私を掘り返してその行動を決める事にした。

解禁当初は放流もの中心の釣り。放流したばかりのヤマメを狙いエサ師が出す竿の間を縫う様にしてフライをプレゼンテーションし、なんとか一本釣るのが毎年恒例のこと。ただ二週目になるとすっかり釣り切られてしまい、空手で帰るのが常なのである。

本流が虫たちで賑やかになるのは暦の上でみると春分の日を過ぎた辺りから。その頃になると水も温み北関東にも桜の便りが少しずつ聞こえてくる頃で、芽生えたばかりの新緑を感じながら温まった日中にライズと格闘することができる。ということは二週目のフライフィッシングは微妙な時期であって、過去のブログを読み返しても良い結果はとても少ない。

さて、今週はどうしようかなぁと考えて用意をしていたけれど、その前に確定申告がまだでした。でも相当前から準備していたから、あとは書類を出すだけと見返した所、不備が見つかった。こりゃイカン。慌てて直し始めてその作業が終わったのが日付が丁度変わる頃。案の定その翌日は寝坊したので、出鼻を挫かれた感じ。

今回の戒め:すべての行動は準備から、その確認は怠りなく

神流川C&Rのヤマメ釣り
後輩を迎えに行き、その時点でどこへ行くかがまだ決めてなかった僕ら。今週もホームリバーへ出掛けてオデコでも、状況観察できれば良いかと思ったけれど、コレと言って良い情報は無し。そして考えた選択肢は今週もホームリバーへ行くか、サラッと釣りをして後半に友人に会いに行く計画を立てた神流川C&Rの釣りの二択。出した答えは後輩が言ったことがないと言うひと押しで、神流川C&Rへ行くことになりました。
神流川
このブログでは何で冬の神流川C&Rを紹介しないかと言うと、冬季は火曜日が休みなんですね。なので、一般解禁しないと神流川へ訪れる事ができません。もっとも解禁しているのだからこの区間を外れて他へ行けば良いのですが、当日は外気温が4℃で水温も同じぐらいだったので、居つきのライズハンティングはとても難しいので、お魚がいっぱいいる場所でサクッと釣ってすぐに他へ行こうという算段。
神流川のヤマメ
ヤマメはプールになったポイントの緩い流れでライズを繰り返すけれど、すでに2週間が経過しているのでスレスレで一筋縄ではいきません。試行錯誤の結果、ティペットは9Xにフライは24番のユスリカのミッジを結び、さらにダウンクロスでラインにスラックを沢山入れて上流からのドラッグフリーで流し込む超シビアな状況。コカゲロウでも飛んでいれば、もっと楽なんでしょうけれどねぇ。そして上がってくるヤマメは解禁当初には似つかわしくない、尺一寸以上ばかり。
ヤマメの胃の内容物
何を食べているのだろうとストマックポンプを入れて見ればご覧の通り。食べているのはほぼニンフだけ。だって見えるサイズの虫は一切飛んでないんだもの。
神流川のヤマメ
渋々のライズなので一本釣るのが一苦労。だけれどサイズがすべて尺超えなので、サクッと釣って帰る予定が夢中になって釣り続けてしまいました。9Xの釣りはとてもスリリングです。尺超えの個体にオスが多いのは、採卵ではオスの数が必要ないので、その余りものが放流に回ったとも考えられます。
神流川C&R
釣り人は魚が固まっている場所にしかいないので、ポイントは管釣り状態。上流部には人影がありません。まだ寒いのでドライで釣ることは難しい状態でしたが、初心者の皆さんはインジケーターに小さいニンフを付けて沢山釣ってましたので、初めて行く方でも尺ヤマメを堪能できるかと思います。今年から日釣り券が¥2,500となりチョット高い気もしますが・・。
神流川のヤマメ
陽が大分長くなったので、気がつけば16時半ごろまで夢中になって釣り過ぎたため、他を見て回る時間もなくなりそのまま帰りましたとさ。ヤマメを釣った事が無いという方には良い肩慣らしの場所ですので、ドウゾ。ちなみに下流部の南甘漁協管轄内は平日にも関わらず多数の釣り人がいたので、もしかしたら釣れている情報があるのかもね。