サクラマスのフライを使ってブラウンハンティング

今年は昨シーズンよりも更に釣りが厳しいと感じているのは昨年以上に緊急事態宣言が長く、普通の釣りが出来てないのが私の現状です。日常って当たり前のようでそうで無くなった時に、そのありがたみを感じる為にコロナウィルスは産まれたのかな?なんて思ってしまいます。今後ワクチン接種が進む事でこの危機が乗り越えられる事を祈りつつ、私はただ人との接触を極端に減らして釣りへ行く(仕事ですから)のみでございます。

今年は関東圏から出ないでずっとサクラマス狙いをしてきた訳ですが、結果は実らずに今期にこしらえたフライたちが余りました。もちろん繰り越して来年使っても良いのですが、シーズン前になればまたフレッシュなフライが巻きたくなるので、今のうちに消費しておきたいのです。

昨年この時期ブラウンハントに出掛けましたが、今年はその場所を変えてスイングの釣りで巻いたウェットフライをブラウントラウトに捧げに行くことに。しかしですね、初めての場所で結果はそう簡単に出るものではありません。いろいろな課題を抱えてきたので、2回目以降はその創意工夫で結果が出るのかが楽しみとなる訳です。

何もすることがない四連休を私はお仕事をしておりますが、どこにも出掛ける予定が無い人は、このブログでも見ながら失笑してくださいまし。

暑い夏の日の釣り
とりあえずチビブラウンをドライで釣っておきましょうと、少し上の方へ行って釣り始めた。最初のポイントでHさんは私の後追いだったのですが、ドンピシャのタイミングでヒット。綺麗なブラウントラウトをでっかいドライフライで仕留めましたヨ、流石です。
日本のブラウントラウト
こんな綺麗なブラウントラウトを青空の下で二人で釣りをしていると、ニュージーランドかモンタナで釣りをしているかのような錯覚に陥るのです。そしてモンタナ(サンフランシスコかも?)生まれのウィンストンのグラスロッドがギュンギュンしなってました。
放流もののイワナ
私はというとドライでブラウンはな〜んの反応もなし。それも私に掛かるのは放流もののイワナちゃん。あれ?なんか昨年と似ているぞ。ま、日頃の行いが良くないんでしょうな。
本流のウェットフライの釣り
ドライフライフィッシングは午前中で終了して本流へ移動。暑いので数時間休憩して夕方近くからスイングの釣りをする事に。本流の釣りは歩け歩け運動です。
本流のブラウントラウト
ポイントまで歩き、3投目からアタリがあった。流し方を変えたら掛かるかな?と考え、少し上流へ投げて沈める時間を長めに取ったらすぐにキマシタ。ま、チビですけれどね。それでも魂込めて巻いた殆どカラスのみ(ハーミット専属ハンターに仕留めて頂いたハシボソカラス)ウェットで釣れて嬉しいのです。
大きめのウェットフライ
カラスはウイングの部分とスロートハックル、そしてボディのダビング材にカラスのアンダーファーを混ぜました。バットにはアピールするためにオレンジのフロスとクレストのテール。真っ黒けはやっぱり効きますなぁ。
本流のブラウントラウト
その後は歩いてもなかなか出ないのと、これ以上良いポイントはない場所でもアタリが出ないので、リーダーをちょっと工夫して沈める事に。そしてようやく少しはまともなサイズがヒット。もっとも今回の目標はゴーマルだったので、サイズ的にはまだまだです。でも新しく挑戦したこの川をどう攻めるかはなんとなく分かったので、次回はリーダーからフライまでを工夫して挑みます。
本流の釣り
少しずつ空が暗くなる中で夢中になってキャスティングをしてましたが、気がつけば私の後ろでご満悦のHさん。聞けばドライで出したサイズよりも一回り大きいのがキャッチできたとのこと。私もとりあえず釣れたので、これにて納竿。空はまだまだ明るいですが、もう19時だものね。宿題をたくさんもらって嬉しいのは釣りだけかもね、次回が楽しみ。

東京オリンピックとオジサンの夏休み

私は64年の東京オリンピックに生まれた方達と同い年ですが、実際には早生まれなので開催中は母胎で大物とのやりとりの夢を見ていた頃です。間も無く始まりますね、東京オリンピック2020。その盛り上がりはここ水道橋では残念ながら肌で感じることは無く、むしろ長引くコロナ禍のために最初の楽観的な思いとは違いこの地区の行く末がかなり心配になってきました。

ハーミットへは水道橋西口駅を降りて歩いて3分ほどで来られる場所なのですが、駅前の四隅のビルは一階にテナントが入っていなところがあり、さらには上を見上げるとビルそのものがスッカラカンなんです。東京ドームのイベントが少なくなり、サラリーマンはテレワーク。そして学生はオンライン授業〜夏休みへ移行。そんな調子なので飲食の店舗は確実に三割減になり、土日は店休日になるお店が多くなってしまい、最近の私は昼食難民です。

ハーミットの前を歩く方々はお店には全く関係のない人が殆どですが、街中の人が減り水道橋の活気が下がると私のモチベーションはだだ下がりなので、ブログは何を書いて良いのやらで綴っております。さて、そんな気分を払拭するためにいつもと違う事をしようと決めた私。梅雨が明ければオジサンたちの夏休みです。先日の私は文章とは全く関係の無い、こんな事をやってました。

夏のイワナ釣り
梅雨明けの青空は大好き。イワナも喜んでいそうですが、この場所の水温は少し高めでへばっている感じでした。この場所はそこそこ標高はあるのですが、半端なく暑い1日でした。
イワナのお食事
膨れた胃の中をストマックポンプで調べてみると、中身はアリンコだらけ。皿からこぼして流れてしまったので、写したのはこの一匹ですが、かなりの量を食べてましたヨ。
夏の岩魚
サイズは7〜8寸程度。短い区間でかなりの数の個体が顔を出してくれます。初めて入った区間だけれど、それでうまい具合に釣れると嬉しいなぁ。
相棒のHさん
今回の相棒はHさん。ずっと梅雨空で仕事にこもっていた僕らだから、たまには天日干しが必要なんです(笑)
夏のヤマメ
波っ気がある早い流れからはヤマメが顔を出す。どっちも食べているのはフライングアントでした。皆さんもアリンコ巻いてくださいまし。サイズは同じく7〜8寸ですが、どれも綺麗な個体でした。
フライングアント14番
気がつけばわずかな時間で20本ほど釣れたので大満足。今は大物よりも魚と戯れたいのです。夏の日差しは久しぶりに浴びた感じ。ちなみにフライは前回の釣りでパッチに刺さっていたこのフライ一種類のみでほぼ完結。時間を見て補充分を巻かないとね。

マップルと共に駆け抜けたフライフィッシング

私の車のドアポケットには古びたマップル(地図)が今もなお刺さりっぱなしで置いてある。先日の釣りで移動休憩中にふと気になり手に取ってみた日焼けしたその地図。その中には至る所に印がされていた。

進化し続ける携帯電話の機能は子供の頃に想像した未来とは違い、電話として活躍する事が無い。今ではなんでも出来るハンドコンピューターとしてその未来を委ねられている様に感じる。GPSを使ったカーナビの歴史を辿るとだいたい30年ぐらいの様だが、カーナビの登場と共にロードマップが衰退していったというところだろう。そしてそのカーナビでさえこの先はどうなる事やら。

私のフライフィッシング史前半はオートバイと共に全国を回っていたので、ツーリング用のタンクバックの隙間にマップルを挟んで川を探すと言うスタイルで走り回っていた。目的地までの国道をざっと見て曲がるべき場所を頭に叩き込み、川が近づいたらバイクを止めて再度確認して林道へ入る。目指す川が決まっている場合は事前に国土地理院の2.5万の1地図を購入し、入渓してからはその地図とコンパスをに頼り退渓点を探っていた。

時代が進むにつれ仲間は「カーナビがあれば大丈夫。」なんて言ってマップルを積まなくなったけれど、カーナビの画面は小さく、そして縮尺を変えると突然川が消えてしまうので不便極まりないと私は思っている。特に目的の川が駄目だった場合に逃げの川を探ろうとカーナビに頼ると、縮尺を変えると隣りにある沢がどこにあるか分からず、行ってみたら全く別の沢を攻めていたなんて事を後で気づいたりするのである。そんな時にマップルは今でも少しだけ活躍するのだ。

僕らが若い頃使っていた縮尺10万分の1のマップルは途切れてもその隣りは上端に描かれたページ番号表ですぐに見つけられるのはとても便利。何よりも地図が縮尺が全て統一されていてるので、突然距離感が変わってしまうという事がなかったが良かったのだ。そしてご丁寧に入渓点にウキ(浮子)マークがあったりするので、半信半疑で入渓した川もある(笑)。その結果は打率半分だったかな?

時代は進み携帯電話の精度はGPSの性能が飛躍的上がった事で、今はわずかな誤差で自分の居場所がわかる様になったのは、釣りの最中は嬉しい事。その反面、街中の行動が情報として漏れてないないか心配になって入りもしてしまうのも事実。

そんな地図の行く末はフライフィッシングと同じく無くなりはしないけれど、ごく一部の需要に限られるので多くの皆さんが知らない所で今後もひっそりと活躍していくのであろう。そして梅雨空が続く車の中でふと手に取った地図は、また数年間はこのまま忘れられて眠り続ける事でしょう。

昭文社のマップル10万分の1
今手元に残っているのは一番古いもので1991年発刊。それ以前はいくつものツーリングで濡れてボロボロになってしまい、捨ててしまいました。現在所有する一番新しいもので2010年。今のマップルは山間部になると突然縮尺が変わるので、釣り向きではないと思う。
地図に書き足された釣り場
当時は地図を購入するとそこへ次々と情報を書き加えていくので、そう簡単に新しい地図の購入とはならない。今こうして見ると私の釣りスタイルは、一つの川を決めるととことんその周辺を通うスタイルだという事が分かる。今は行かない桂川は10代〜30代の思い出。
1991年の地図
地図をペラペラとめくると、手書きでダムを書き加えてある。30年前と今を比べると大きく変わったのはこのダムのために大きく変貌した川。上流部にダムや砂防堰堤を持つ川の下流部は砂礫と真っ直ぐに護岸された川ばかり。懐かしんでいては魚は釣れないので、今はひたすら最後の砂防堰堤よりも上を目指す。
いつもの川離れて入渓した川
ということで、私の本流のウェットフライフィッシングは6月末まで粘りましたが、今年は何もなく終わりました。なので、地図を手に取り久々に訪れたのは別の水系のかなり上流部。その移動距離は80km。知らぬ間に道は真っ直ぐになり、さらに上にはまたダムが・・。長距離を歩く元気が無かったので、車を置いて10分程歩いてから入渓しました。
イワナ
予想通り車止めから近い場所だとサイズが伸びません。イワナは6〜6寸半が中心。フライへの反応もイマイチでした。
北関東のヤマメ
いつもの水系からかなり離れているので、ヤマメのカラーもなんとなく違う。でもシブチンで反応が悪いのでフライは20番まで落としてやっと掛かる様になった。ヤマメもほぼ同じで6〜7寸まで。午後は雷予報だったのでお昼退渓しましたが、釣果は7本で終了。正味3時間の釣りなので、上出来です。
ムネアカオオアリ
魚が釣れて一安心の休憩。私がおにぎりを頬張る足元にはムネアカオオアリが歩いてました。次回はコレ巻かないとね。サイズはフックにして12〜14番サイズ。こんな釣りを先週まで続けてましたが、雨が降り続くと次回の釣り場所に悩んでしまうなぁ。

ノスタルジーな気分でリフレッシュ

14周も同じ場所へ通い続けて何事も無く過ぎ去る日々。根性であと数週間通い続けてキャス練をやり切った感を出したかったけれど、梅雨入りした季節のように私の気持ちはどんより曇り空、足が本流へ向かなくなりました。今年はもう終わりかな・・。何か行かない理由を付けをしたくて覗いた河川の水位サイトには前日比プラス20センチの水位を指していた、これはチト厳しい。仕方ないなとと言う気持ちを全面に押し出しつつも、新しいプランを練れるのに口元はつい緩んでしまう。

かと言って今は起床1時間半前。瞼を閉じならが色々考えていても良い案が浮かばない。とりあえず起きたら気の向くまま釣りへ行ってみる事としますか。そんな旅はしばらくしていなかったしね。

今思えば若い頃の私はかなりぶっ飛んだ行き当たりばったりな釣り人、だと私は思う。中学生の頃は雑誌に登場する遠くの川や湖へ行きたくても電車賃さえないので、ふと50キロ以上先の湖へ自転車で釣りへ行くのは茶飯事。16歳の誕生日には学校をサボって原付免許を取りに行き、その2週間後の交付日も学校をサボって受け取りに行った。その足で上野のバイク街へ向かい、スズキのハスラーを購入。でもバイト代だけでは足りないので残りは3回分の月賦払いの書類を持って家へ帰り、親に殴られながらも判子をもらったのである。

免許センターの講習では「免許取得後数ヶ月以内は危ないので気をつけて運転するように。」と言われたが、バイク購入1ヶ月後には救急車で搬送される始末。それでもその夏にイトウに会いたくて、原付で本州をひた走り北海道へ行ったのだ。その計画を思い立ったのはその二日前で、バイト先に急遽2週間の休みをもらって夏休みの釣りへと出かけたんだっけな。そうそう、始めてアラスカへ行ったのも17歳の春だったしね。ほんとおお馬鹿な私。

行き当たりばったりで行く場合が思いつかない時、私が向かう場所はただ一つ。気持ちが安らぐその場所は富士五湖の一番端に位置する湖。思えばこの湖も電車を乗り継いで中学生の頃から来ていたなぁ。溶岩隊の多くは樹木で覆われてしまったけれど、今も湖の前にはどっしりと構えた富士山が迎えてくれる。

そんなノスタルジーな気分に浸りロッドを出してはみたものの私の用意は不十分。そして魚の反応はわずか30分程度、日の出と共に何事も無くただ静まりかえるのでした。何も無いのはいつもの事だけれど、この場所に立つだけで気持ちがリフレッシュされるのは、私の前世はきっとこの湖のどこかにあるのかもしれない。そんな事を思いながらユルユルの時間を過ごした休日でした。

溶岩隊から上る太陽
溶岩隊から太陽がコンニチワ。間も無く夏至を迎えるので、日の出は物凄く早いです。太陽の角度が増す毎に魚の反応は鈍くなり、静まりかえる湖。この季節はベストタイムが僅かしかありません。
大量のスジエビ
湖に太陽の光が入り始めると見える青い景色。岩の上でうごめくのはヨシノボリが多いのだけれど、この場所には大量のスジエビ。こりゃ餌には困らないね。写真に納められなかったけれど、この近辺に55アップのアフタースポーンバスがいて、私を何度も睨みつけてました。もちろんフライを投げても無反応。
ヤマメ
陽が高くなって釣れる気がしなくなったので、大移動。入漁証を再度買ってヤマメさんに遊んでもらいました。サイズは8寸弱といったところ。午前中で結構釣れたので雷嫌いの私は早々に退散。午後はマッタリとビールを飲みながら午後のロードショーを見ましたとさ。

動かない底石を知っていれば大物狙いのチャンス

私の釣りは一つのテーマを見つけて納得いくまで通い続けるスタイルが多く、大体10年は通い続けるかな。現在までに一番長く通っているのは本栖湖でもう40年以上なのですが、本栖湖は別格で江戸っ子(都会っ子)の私にとって本栖湖は心の故郷みたいなものなので、お正月前には何度も故郷へ帰るようなものなんです。

川は一つのテーマを持って大体10年通い続けてその川の事をよく知るのですが、現在通っている場所の目標は本流で50アップの遡上魚(実際には35年以上前から本流ヤマメを狙っている川)。今週で15週間通い続けてますが、いまだにな〜んも無なしで、気がつけばもうすぐ10年になるのですが目標には程遠いサイズばかり。歳をとるのなんてのはあっという間ですな。

そんな本流の釣りですが、周りが河川回収され風景が一変しても何年経っても変わらない底石があるのです。それは以前通っていた別の川でも同じで、どんな大きな台風でもびくともせず動かない底石。と言うよりは大きなスラブ(一枚岩)なのかな、その先っちょが出ているだけの大きな岩盤。たとえ砂利で埋もれても次の大水で周りの砂利は流され、少し時間を掛けて元の状態に戻るのです。そんな底石をあなたの通っている川にもありますか?

現在通っている川にもそんな底石(沈んだ岩盤)がいくつかあります。さて例によって毎週同じ場所を同じ時間に名目上はダブハン練習に行くのですが、今回もその場所でスイングした時にワサワサッと魚が触りました。魚がスレているのか、それともフライが大き過ぎるのか悩ましい判断。鮎師が来るまでの数時間投げ続けて結局アタリはその一回だけですが、以前の話で大きいのを掛けた場所は実はそんな隠れ岩(この場所は水面に出てません)。遡上魚なので魚が入れ替わっても着く場所はいつも同じなんですね。

そんな最中、かなり上流で50アップを釣った餌師のオジサンの話が舞い込んできた。あまりにも釣れないので勝手に「あぁ〜、私がバラしたヤツがそんなに上へ遡上してしまったのか。」なんて思っていたりするおバカな私。ま、魚は居るという知らせなので、あと1〜2週は頑張ってみます・・・。

本流は外道も釣れないのでその写真は一切なし。以下はその前日に訪れた上流の魚たちのお話。

渓流を1時間歩いてからの入渓
現在は水温の上昇で本流の釣りは午前中のみの展開。なので、今回は一泊二日の車中泊の旅なのですが、1日目は源流のみ。もうジジイだから日に15時間の釣りはハード過ぎるのですよ。最近は定年を迎えたばかりの釣り人が多いので、平日の渓流でも林道がある川は激混み。お昼に着いて先行者が7名の後追いです。
口元にイワナが捕食している虫が・・。
帰る先行者は「激シブで釣れない。」と言われましたが、それはエサ師の意見。実際には一番釣れそうな所には一匹もいない代わりに、低く垂れ込めた木の下や流れが短くて流しにくい場所などから次々と顔を出すイワナくん。私には問題なし。もっともこの川もかなり通っているので大体魚が出てくる場所を知っているだけなんですが・・。イワナの口元にあるのが本物の虫で現在はこんな黒い虫が飛んでます(先週と違う川ですが、飛んでいる虫は同じ)。
イワナ釣りはリーダーが短い。
一番小さいサイズで6寸台で、このサイズが多いかな。でもこんな場所はいないよねと言った場所でも隠れ家があるとしっかりと出てきます。入渓して2時間ほどでツ抜け完了。ちなみにリーダーの長さはティペットを足して8フィート位。源流ではリーダーが長過ぎるとポイントが近いのでテンカラみたいになっちゃいますヨ。リーダーシステムの長さは臨機応変に対応してください。
冷たい源流に住むイワナ
流れに手を突っ込んはじめてわかった冷たさ。午後だというのにこの冷たさじゃ、午前中は魚の動きはさぞ悪かったろうに。イワナのサイズは8寸程度まで。この時期は魚がおおらかなので数釣りを楽しみましょう。
源流部のヤマメ
この川はイワナ→ヤマメ→イワナという感じで、最上流部に近づいても結構な確率でヤマメも出てくる。早い流れはヤマメ、肩や渕尻はイワナという感じ。この川では十分釣ったので、5時にて退渓。そしてイブニングは下流部で大物狙いへウェーダーを履いたまま移動。
なぜかブルックトラウトばかりが釣れる川
大物狙いに選んだ場所は初めてのポイントで、またしても先行者。どんな釣りをしているかを見ててもしょうがないので、下流へ降りライズ発見。シブそうなディンプルライズを片っ端からやっつけると、なんとその80%がブルックトラウト。どういうこと? 残りの2割にヤマメとレンボートラウトという釣果。その僅かな時間でここでもツ抜け完了。サイズが変わらず8寸ばかりなので飽きてしまい、19時にて終了しました。
黄昏に舞うメイフライのスピナーフォール
空を見上げればたくさんのメイフライのスピーナーフォールがスタート。この後にヒゲナガが水面を這い出すのだけれど、翌日の釣りが3時起きなので、車中泊と言ってもこれでも睡眠時間は6時間しか取れない。6月はとても陽が長いのである。そして翌朝は撃沈し、雷の怖さに午前中で帰るのでアリマシタ。

水の色を見て判断するポイント選び(私的考察)

夜が白々と明ける中を、ダブハン練習の為に足早にポイントへ向かう私。若干の水位上昇は遡上の鍵。いつもポジティブに物事を考える私は、明るさが足りない中でキャスティングを開始したが、やがて気づいた事・・。泥水的なカラーの中にフライを投入してました、ガックシ。という事で昨日のキャス練はわずか30投ほどで終了です。

自分の車へ戻るとこちらの方へ少し早めのスピードで向かってくる四駆。その忙しく走っているイメージで釣り人なんだろうなと察しが付く。

「おはようございます、どうですか?」
「大丈夫かと思って川辺に立ちましたが、結構な泥濁りなんですぐに諦めましたよ。」と私。

「友達から大丈夫そうだという連絡があったので来たのですが、やっぱりダメですか。こうなりゃ上流へ向かって濁りが少ないとこ探すしかないですね。お宅もそうですか?」

「はい、私も川を見ながら上流へ行きます・・。」と私。

その間1分ほどの一期一会ですが、私は鮎師じゃないって事は気づいてなかったみたい。シムスを着た鮎師なんて多分いないでしょう? そんなドロ濁りの本流は太陽がようやく顔を出す時間帯でしたが、鮎の解禁を待ちわびた釣り人で川は徐々に埋め尽くされていくのでした。

さて、私はと言うと、その濁りを見て本流を諦めて最上流でヤマメ釣りを楽しむ事に変更。そこでふと思った事。釣り師は水色をみてどんな判断を下すのかを、私なりの解釈でちょっと考えてみました。まずは濁りのお話(私的見解なので見解は多々あります。鵜呑みにしないでね)。

透明透明度が高い時って釣りには良さそうだけれど、全く濁っていない状態の本流だと私のイメージは「冷たそう」と感じる。最もイメージではなく不純物が少なく水が冷たいから透明なので、虫が少ないのは事実である。お魚は釣れるだろうけれど、水温の上昇次第って感じなのが透明な水質。なので朝早い時間に釣りをするのではなく日中に向かって、または午後風が少し吹き始めた頃が釣りの時間帯として考えましょう。

  薄いブルーの透明:無色透明に近い状態にブルーが入るとやっぱり水は冷たい。こんな水は解禁当初の水温が10℃以下でしょうなぁ。ドライフライで釣りよりもニンフの方が手っ取り早いですが、多くの釣り師はドライ派(ビールの事ではありません)なので、そんな水を前にしていつまでもライズを待つのです。もしくは釣れるまで果てしなく叩き上がります。

  薄いエメラルドグリーン:山間部に近い本流の春は最初は大体こんなカラー。それが雪代が入り始めると透明ではなくやや笹濁りな感じ。やっぱり水は冷たいなぁ。上記に同じ。

  釣り用語で言う笹濁り:薄いグリーンで透明度が少し落ちている状態。釣り糸や仕掛けをカモフラージュし安く、魚を騙しやすい。この色になってくると虫の行動もやや活発になり魚が釣れるようになる。だた、本流の場合は同じような水色で肥料のような匂いが混じる水は、虫の出現が極端に少ない時があり全く喰いが悪い事があるので、その見極めは川に立ってから考える。

  茶色い薄濁り:薄い茶色で田代(しろかき時の濁り)よりも透明度が少しある状態。フライを投じて30〜50cmほど沈めると見えなくなる位の濁り。これが私的には一番釣れそうなカラー。水面は虫たちがザワつき、魚の躍動感を感じる。そんな時の私の気分はアゲアゲ。といっても釣れない時の方が多いんですが・・。

  茶色い濁り:どれぐらいの濃いカラーで釣りを断念するかは、人によって判断が別れるところ。私の場合は自分のウェーディングシューズが膝下半ばで全く見えない状態であれば諦めます。仮にそれよりも薄い濁りであれば、浅いところに逃げ込んでいる魚を想定して、流れの緩い場所だけ狙う事もあります(ただし、他に逃げ場所がない時のみ)。

書いてみれば当たり前のことかもしれませんが、知らない初心者の参考になればと思います。ちなみに昨日は渓流へ行きましたが、釣れる釣れないは水色の判断で深さの色はとても気にしてます。渓流へ入ったら、まずは水に半分使っている石をチェックしましょう。その石には普段の水位の境目が刻まれているはずです。昨日は15〜20cm増水でした。

通常、私的感覚ではお魚はくるぶしよりも深い水深があれば釣れますが、増水している時のくるぶしの水深は普段は全く水深が足りていない事になります。なので増水の日は無駄打ちを減らす為に、昨日はくるぶし以下の水深を狙いませんでした。但し、その周り半径2m以内に膝以上の水深がある場合は、普段はその場所にいて水位上昇していることにより少しだけ開きに出ている可能性があるので狙います。ちなみに膝以上の水深があれば、他の場所よりも幾分水色が濃くなるのでわかります。

そんな感じでポイントを見極めていくと無駄打ちが減り、より良いポイントだけ効率よく攻める事ができます。またこれ以外に底石やシェード、流れのスピードなどが加味されるのでその判断は簡単とは言えませんが、釣行回数が多い先輩と共に釣りへ行けば、色々なものが見えてくると思います。先輩を煙ったがらずに、なんでも質問して教えてもらうことをお勧めします。

あ〜、またしてもダラダラと長い話になりましたが、少しでも参考になれば幸いです。私はまた来週へ向けてフライタイイングに精進いたしますデス。

苔むした渓流
本流から上流への移動距離は40キロ。朝1時起きで家を出て、そのまま渓流釣行はチト辛かった。ポイントはこんな苔むした川ですが、以前鬼怒川であったおじさんがこんなの欲しがってましたが、聞けば売るのだとか。私はこんな川が好きなので、もちろん苔が密生している場所は教えません。
北関東のヤマメ
入渓して100mほど川を上がると、最初のポイントでたくさんのライズが。何を喰っているかが分からないサイズなので、サイズを落としてようやく釣れました。
ヤマメの胃の内容物
なんのフライが正解なのか知りたい場合は、ストマックポンプを使ってお魚さんにゲロしてもらいます。今回は随分とまぁ小さいもの食ってますな。大半は黒の小さなカワゲラでした。
さらに上流を目指して。
ヤマメちゃんは二桁以上釣れたので、さらに上流部を目指していわな釣りへ変更。癒しのイワナくんは釣れ始めると急に釣れ続けます。今の時期はこんなポイントの肩(一番写真の手前)にいて、ゆっくりと出てきます。
源流部のイワナ
よそ見していて、およそ3秒後にアワセたのにガッポリ喰っていたイワナくん。今回は上から下までかなり歩いたので早めに退渓。イブニングは本流に戻ってスイングの釣りを楽しむ事もできたのですが、イブニングの釣りでサっちゃんを釣った事がないので、体力を使い果たすのをやめて今回は帰路につきました。さて、次回はいかに?

ハーミット25年の歴史を掘り起こす(リール編)

東京は緊急事態宣言がどうやら延長になりそうなので、今年も遠征ができず腐っている管理人です。昨年も似た感じだったので今年も仕方ないのかな。あと半年の辛抱だと信じてもう少しだけ我慢する事にいたします。なので私は釣りらしい釣りをしておらずダブハンの練習みたいな日々なので、釣りネタがありません・・。

ブログを書くネタが途切れてしまうと尻つぼみなってしまいそうなので、なんか書く事ないかなぁと考えてハーミットのPCの中身を散策。眺めていたら、何かに使うだろうと撮り貯めた過去の写真があり、かつて扱っていた商品群がドッサリ。商品は載せ切れないので、その中で販売台数が少ないものだけを選んでピックアップしてみました。全てハーミットで撮った写真ですから無断転載はしないでくださいまし。

しかしですねぇ、ハーミット25年史の前半は銀塩写真なので、あるのは2005〜6年あたりからかなぁ。なつかしいかどうかは微妙なラインですが、知らない方も多いかと思うので載っけておきましょう。そしていつものように今週の管理人の行動は最後の行あたりにチョロっと書いておきます。

バックワインダー フライリールとハーミットリール
バックワインダーリール:ノルウェー製でこのリールを見た時に衝撃を受けた私は、すぐにこの会社にラブコール。ですが、英文が通じないのか返信メールがなく、後日ノルェー大使館の方を介して輸入にこぎつけたリール、2004年ごろかな? ②バックワインダー社は凄く良い方だったので、私の要望を聞いて作って頂いたバックワインダー2号機となるプロトリール。直径が85mmのハブレスラージアーバー。サンプルだけ作って結局世に出る前にメーカーさんが無くなりました、残念 ③かつてハーミットに「世捨て人倶楽部」と言うのがあり、その部長にお願いして作ってもらったハーミットのバーミンガムスタイルリール(2004年頃〜)。カッコイイでしょ? 価格はお手頃価格で、ジュラルミンのボディを持つ。ハーミットの歴史が長いので、製作者の方はすでにこの世におりません。
ロスリールリズムのピンクカラーとウィンストンリール
①ロスリールでこんなピンク色のリールがあったんですよ。リズムの限定品だったかな?乳癌か何かの寄付金集め目的で作られたかと思います(2007年) ②こちらも何かの限定で作られたロスリールのヴェクシス。スプールが磁石で付く変わったリールで短命でした。この模様は35周年の限定品。この写真のリールは、まだ持っていらっしゃれば私のお友達が所有。 ③ウィンストンがリールを出していたのを知っていますか? でも作っていたのはハーディで中身はパーフェクト。ウィンストンカラーに染まったグリーン(2005年頃) ④TFOのアトールはソルトウォターモデル。ハブレスラージアーバーなのにバックワインダーと違いドラッグがものすごくしっかりできている。スプールの受けが大きく軸がないのでブレが生じないから、歪まないんですね。このリールはあまりに好きすぎて、ハーミットで勝手にアルマイト塗装しました。本当はシルバーしかないのですが、ハーミットで購入されたお客様は色付きがほとんどです。(2015年頃)
ティボーのスペイリールとビリペイト マーリン
①ティボーがスペイリールを販売していた時期があります。そもそもソルトメーカーさんなので、このリールを輸入したのは、ハーミットの他にはほぼ無いのではないかと思います(日本には10個も入ってません)。中身はクイックチェンジャーリールをスペイモデルにしたもので、大きさは既存のサイズと同じ。難点は南国で使うティボーリールなので、ドラッググリースを付け過ぎると、寒い時の初動が遅いんです。(2008年頃) ②フルーガーメダリストをサンドブラストして、ビンテージ風にして販売していたのが、GMGガイドサービスさん。お手頃価格だったので、愛用者はいまだに沢山いらっしゃる事でしょう。(2006年頃) ③オービス誕生150周年に作られたCFO DISC III。なので製造は2006年製。まだハーディ社がギリギリ作っていた頃かは忘れました ④ティボー社からメールがあり「インスプールのマーリンモデルが何台か作れるけれどいらないか?」と言われ、その全部を、ハーミットとブルーダンさんの2店舗で全て買い、販売した限定生産モデル。1970年代のパーツの足りない部分を現在のもので補ったので、ドラッグホイールだけが現代風。販売したうちの一台は私が所有してます(2007年頃)
イブニングはスピナーフォールの川
今週の私はダブルハンドの練習をするにしても心あらずで、キャスティングの乱れがヒドイのなんのって。ダブハンのキャスティングは精神修行なんだと感じた火曜日でした。キャスティングが乱れている時はラインの置き方をより丁寧にして責めるのですが、ランは夜明けから7箇所攻めて雑魚の一匹さえも掛からず。今回は魚恋しさに午後遅くに少し上流へ行きました。
本流よりも少し上に行ってヤマメ狙い。
シングルハンドはなんか積んであるだろうと思ったら、セントリックのC904が一本だけ。イブニングライズを片っ端から掛けるのだけれど、7寸半程度の魚だと竿が硬すぎて普通にグリップしていると魚がみんなバレちゃう。なので、キャスティング時は手首しっかり、魚が掛かるとユルユル持ちという変な釣り。でもこのサイズを8本取って久々にまともな魚に出会えましたとさ。来週からはアユが解禁するので、本流の釣りは短くなってしまうので、今年はこのままフェードアウトになってしまうかも・・。悲しい・・・。

「昔は良かった。」と先輩達が言っていた言葉を今は私が使う

釣りがパッとしないのはコロナのせいにしておいて、書くことがないので私的回顧録でも記しておきます。昨日何気なくFFJを読んだので、今回は頭の中にボヤッとある私が覚えている雑誌遍歴のお話。タイトルは「昔は良かった。」と書いたけれど、実際には「昔の本は面白かった(夢が詰まっていた)」かな。

釣りは何でもやる私なので、若い時に読んでいたのはルアーやフライに限った雑誌だけではありません、というかその頃はまだフライ関係の雑誌など一冊も無かったので当たり前か。

釣りを始めた当初にあった雑誌を書き出して見ると、主に読んでいたのはこんな感じ。

つり人(つり人社)・フィッシング(廣済堂)・Fish On(恒和出版)・ベストフィッシング(日本ジャーナルプレス新社)・釣りマガジンと少年釣りマガジン(桃園書房)

フィッシュオンは関西のバスフィッシング事情を知りたくて読んでいた本で、当時は入鹿池などを紹介してましたが、私はまだその場所へ一度も行っていません。またベストフィッシングは「べふ」と呼ばれていて、おぼろげですがそのペンクラブ(ベフペンクラブ?BFPCだったかな?)に入っていた記憶があります。

これ以外に同人誌で「釣りキチの本」(タイトルが違うかもしれません)と言うのがあって、雑誌では書けない釣り糸の検証の話などが面白く読んでました。

さらにタックルボックスは有名ですが、それが創刊される頃にはすでに某所の釣具屋で私はアルバイトをしてました。タックルボックス編集長がまだ大学生だったか卒業したてで、ネタを求めてよく来店されてたので、ネタを提供してた事を覚えています(創刊準備号〜3号あたりまでの中身がカラーじゃない時代)。そういえば、タックルボックス主催のバストーナメントも出たっけな。

私の曖昧な記憶を辿ると1976年前後からフライフィッシングを始めたのですが、当時はこの雑誌群でフライフィッシングの話が出てくるのは稀であり、その釣りは釣具屋で知った訳ですから、私のフライフィッシング創世期はほとんど手探り状態だったのです。時代があっているかわかりませんが、参考になたのはジム・グリーン著の訳本「フライキャスティング」と洋書を参考にし、後にスポーツノート(鎌倉書房)とシェリダン・アンダーソンの「フライフィッシング教書」(今でも売ってます)と言う感じかな。ちなみに釣りキチ三平くんがフライロッドを握ったのは1981年頃です。当時の本から得るものは基礎知識と少しだけの実践方法だけだから、フライフィッシングのほとんどは多くの失敗と間違いから学んだのでした。

そして廣済堂からアングリングが1983年に創刊されてルアー&フライのブーム到来(イメージ的にはもう少し前から)。さらにその後にフライフィッシャー(1988年)が出たという訳です。ちなみにFFJは1982年でアングリングとほぼ同時期に始まった同人誌で、そこからスピンオフして生まれたのがフライの雑誌(1987年)になります。

今は何でも情報がネットで簡単に手に入る時代。とは言ってもその情報はとても浅くアフィリエイト稼ぎが大半なので、長たらしい文章を読まされても(その長文を書いている本人ですが)知りたい情報が一行しか無かったりするのが残念でならない。それに比べると雑誌のネタは内容がとても濃く、読み応えがあり、釣りに振り切っているアブナイ人たちの集まりに出会えるのです(笑)。皆さん最近雑誌を買ってますか? 現在は数少ないフライフィッシング関係の雑誌は『Fly Fisher』と『フライの雑誌』しかありませんので、たまには紙の雑誌に触れてみてくださいな。

書いていて何を言いたいのだかわからなくなったので、この辺で終わり。以下にはハーミットにある古い雑誌を一部紹介。そして最後に今週の管理人?でも書いておきましょうか・・・。

ジム・グリーン著『フライキャスティング』
フライフィッシング教書とこのフライキャスティングは誰かに貸して帰ってこないので、後に書い直したもの。このフライキャスティングは初版が昭和47年と書いてある。ティムコさんが始まったのは昭和44年。
FFJ(フライフィッシングジャーナル)5号
通称はFFJ。こちらはお客様の寄付によりハーミット図書館に置いてありますので、日本のフライフィッシングに触れたい方は、是非ご一読ください。
マインドアングラー(ツルチャンブック)
フライの業界が一気に大きくなったのはサワダさんの活躍が相当貢献していたと思います。(それ以前は芦澤さんかな?)その沢田さんのところで出されていた雑誌。名前の通り読むと沢田さんの精神を受け継げる正統派ウェットのバイブル。
アングリング1月号
このアングリングの1月号はとっても濃い〜い雑誌で、沢田さんの2尺ヤマメの話、本栖湖のブラウントラウト、丸橋さんのセールフィッシュの話が書かれています。そして私もその端っこでアラスカのフライフィッシングの話を書いてます。再開された『水之趣味』は中綴じでフライ&ルアー専門になっています。それ以前の平綴じの方も作り込みがとても綺麗で読み応えのある雑誌でした。
枻出版の『Streamside』と『Giji』
枻出版からは『Streamside』が出版されていた時代も。バスワールドと同じ体裁で綺麗な作り込みの雑誌。『Giji』は今ではルアーフィッシングの雑誌ですが、当時はルアーとフライが半分ぐらいの比率で記載。当時の私はどちらかというと裏方で、レイアウトデザインの方を主にやってました。
ウィンストンのマイクロスペイとバックワインダー
そして今週の私.微増水でものすごく釣れそうな予感に対して、ロッドはピクリともしない。7つのラン(流れ)を回って何事もありませんでした。リールはマーキスをやめてバックワインダーをセット
6番のダンケルドを咥えるカワムツ
スイングしていると明らかに雑魚のプルプルが。全くお重さを感じず上がってきたのが6番のダンケルドを咥えるカワムツ。雑魚でも掛かると嬉しいのは、今年はその雑魚がなかなか掛からないから。鮎の遡上はスローペースな感じを受けます。毎回言ってるけれど、来週あたりからよくなるかも(笑)、というポジティブな考え。

人それぞれの自己完結

トラウト、特にヤマメ狙いの一連の流れはこうだと思う。

足しげく通う川には狙いの本命ヤマメがいる。先週はフライを追わせる事はできたが、食わせることが出来なかった。多分フライが合っていなかったのだろう。川面を探せばいくつものチラカゲロウが流れていたが、それに近いフライが無かったのが敗因だ。

先週と同様に同じポイントでライズを繰り返す狙いのヤマメ。今回は食べているであろう虫に近いフライを巻いてきたので大丈夫な筈。それを所定の位置からタイミングを図ってキャスト。ヤマメは躊躇する事なく食いついた。気持ち良くロッドを締め込み伝わる重さ、糸なり、横走り。その心臓がドキドキするような瞬間を経てヤマメをランディング。しかし、私が巻いてきたフライは本当にこのヤマメを騙せていたのだろうか?

そう思う私は釣れたヤマメにストマックポンプを差し込み、胃の内容物を確認するのである。吸い出されたそれを付属のトレーに出してみると、先週と同様にチラカゲロウを捕食しており、私のフライが見事にマッチしていた。仕留めた魚は尺には届かなかったけれど、釣りはこれで自己完結されるのである。


そして、一昨日の私はこうであった事実。

解禁からもう15周目を迎えたけれど、未だに満足な結果を得られていない近郊の遡上魚狙い。釣れないのはいつもの事なので、へっちゃら。だって毎週ダブルハンドの練習に来ているだけだもの(と自分に言い聞かせてみる)。3月の終わりに少しだけ手応えを感じたけれど、その後は雑魚さへも食いつかない。水温の上昇と季節の進み具合を考えるとそろそろなんだよな。そんなことを考えながら二筋の流れがあるポイントへ到着し、その合流少し上からスペイキャスティングをスタート。

夜明けとともにポイントへ入ったけれど、やっぱり今年は寒い。虫っけは全くなくこれじゃまだダメだなと思った。一つのランを流した頃にはようやく外気と水温が少し上がってきたので、気まぐれで同じポイントをもうひと流しすることに。川面には小さめのヒゲナガが泳いでいるのでグリズリーキングにでもしてみるか、と結び変えてみた。

流れの芯はやや対岸寄り。その芯よりも自分側にいい感じのヨレがあるので、少し距離を投げて流れの芯近くからスイングを開始し、掛かるならば此処だとしつこく流してみる。するとマーキスが「ジ、ジ〜ジ。」と珍しく反転音を披露。掛かった魚はラインを張った途端に上流へ登り出したためにラインが弛みそうだったので、リールで回収せずに慌てて左手で手繰り寄せた。魚が上流へ走るスピードが速かったので、ロッドが軽くなり一瞬バレたかと思ったら、その後にずっしりとした重さが伝わってきた。またまたぁ〜、思わせぶりでスモールマウスなんでしょ?

ガンガンと首振りを繰り返しながら寄ってきた見事なギンギラギンにさりげない魚体。関東でまともなサイズを見るのは一体何年ぶりだろうと手が震え始めた。持っているネットはちっこいからこのままズリ上げようとする事としよう。しかし魚の口元に目をやるとフッキングが縦掛かりなのに気づき、私は小さな声を発したのである。

「あっ。」

浅瀬に身を横たえる寸前に暴れたそやつのフックはポロリと外れ、私はそこへ飛び込むように覆い被さったが、魚は私の手の中をスルリと逃げ去っていた。その後放心状態で30分ほど人柱のように立っていたのは、誰かに見られただろうか。私の魂は魚と一緒に川へ去って行ったかのような錯覚に陥る、柔らかな日差しが顔を温め始めた朝方の出来事。

私の中でサクラマスは写真という証拠を残して自己完結。その感触は僅かに感じたけれども何も言いようが無い虚しさ。でも1時間もするとポジティブシンキングな私は立ち直り、ひょっとしてポイントを休ませれば別のサクラマスが掛かるかも? と考え、その場を離れた。そして夕方遅くに戻って反復するも手応えは一切無く、空手で帰るのである。反復した事で私のしくじりは増大する結果になったのは言うまでも無い。

帰宅して煽る酒は荒れるばかり。今日の出来事を思い返し、ああすればよかったと思い返しても何の手立ても無し。そんな私に嫁は一言。

「良かったじゃない、あなたの作った毛針に魚が掛かったんでしょ?」

その言葉になんとも言えぬ漢のロマンを切々と語りたかったが、言ったところで理解をしてもらえないとわかっているので、その後も酒を煽り続ける夜だった・・・。

チラカゲロウの抜け殻
あまりの悔しさに写真はな〜んも撮ってません。なので、納めた写真は冒頭の藤が綺麗だったので写した一枚と、このチラカゲロウらしきニンフの抜け殻。

ゲゲゲの鬼太郎を思い出しながらの釣れる音

4月といえば気温が上がりだし、虫も鳥も賑やかになるのが常。しかし皆さん今年の4月って寒く無いですか? 日中の最高気温ではなく最低気温の話です。私がヤマメ釣りの良い季節に入る目安が、最低気温が10度を超えてそれが三日以上続くと気持ちが高ぶる季節となります。しかしですよ、先だっての火曜日朝なんて外気温はなんと3℃。手の甲は冷えちゃうし、河原の近くでは霜が降りている車があるほど。もうすぐ5月だというのにネオプレーンウェーダーを引っ張りだして履いちゃってます。今年はなんか変な4月。

最低気温のキープも大切な要素ですが、私がもう一つ気にしているのが釣り場での音なんです。「何言ってんのあんた、釣りに音なんて関係無いでしょ!」と突っ込まれそうですが、あくまでの私の主観ですから罵声を浴びさせたい人はこんな文章を読まないでください。

さて、その音とはどんな音でしょう。釣りの最中にロックを聞きながらだと釣れるとか、やっぱりクラシックが似合うとかそんなことを言っているのではありません。実は川の流れる音をかなり気にしてます、正しくは流速音なのかな。これは本流のダブルハンドでステップダウンする(釣り降る)時に聞こえてくる太ももに受ける音なのですが、ある一定の音色が聞こえてくると急に身が引き締まってステップダウンの速度が落として丁寧に釣りをします。さらにその音がする場所に沈み石やヨレなんかがあるとさらに緊張が増す訳。

どんな音と言われても難しいので釣りをしながら音を録ってきましたが、耳で聞く音とちょっと違う感じ。甲高く、湿っぽく、そしてリズムミカルに音域が心地よく上下する。私的にはゲゲゲの鬼太郎の「♪から〜ん、ころ〜ん、カランカラン、コロン♪」と言うリズムのピッチを早くした感じに聞こえます。

この音が云々で必ずしもヒットすると言う訳では無いけれど、サクラマス(ヤマメ)が好む流れのスピードって、この音の時なんですよね。皆さんは釣り場で気になる音はなんですか? 私は渓流に入って昼寝している時にせせらぎの音色が子供達の笑いに聴こえる時もあるので、こんな風に思うのは私だけかもしれませんね。

パーソンズアメリカ改
先日のライブ配信で巻いたフライの動きとその違いを見たくて近くの本流へダブハン練習へ行ったら(釣れない時は皆、練習と言います)、朝の外気温はなんと3℃に水温11℃、なんか解禁当初に戻ったみたい。空気は乾燥し虫も飛ばず、釣れる気が全くしないので、本当に練習でした。ちなみにこちらがダブルウイングバージョン。見た目にはあまりわかりづらいですね。
パーソンズアメリカ改2
こっちのウェットはマリードウイング・バージョン。どっちもスイングさせて見たけれど、見た目の違いはほとんどなし。ボリュームが多いダブルウイングの方がイメージ的には浮きそうですが、人間の視覚ではわからず。泳がせて一人で「ここでガツンと来るだろう!、ほれガツンと!」なんて独ごと言っている自分が怖いデス。
パーソンズアメリカを流れに投じてみる
フライを太陽の光に浴びさせると健康そうに見える。そして私も太陽の光を浴び続けないとしなびてしまいます(笑)。太陽を浴びることで元気が出る私ですが、その度に身体中のシミが増えていくのであります・・。