雨に打たれて

散々走り回って3時過ぎにたどり着いた、栃木県最北端の地?

昨年にHPのフロントページをリニューアルしたために削った項目があるのですが、毎年新しい事に挑戦するというか、何かテーマを持って釣りをするのを楽しんでいる私は、毎年の目標をHPに載せてました。昨年、一昨年は新しい魚種に挑戦すること、そしてその前は左手のキャスティングで2種以上の魚をゲットするだったかな?

自分を奮い立たせるために記載していたそのテーマは無くしたけれど、自主的にテーマを持った釣りは継続中。そして今年のテーマは『アプローチを変えてみる』でゴザイマス。

アプローチと言っても色々と考えられますが、例えば慣れているポイントへ行くと、自分が以前釣った釣りやすいポジションに立ってキャスティングをするのは当然のこと。これをあえて違う方向から投げてアプローチするという方法。あるいは、いつもは最初にお得意のフライから投げていくものを、ライズに向かってあえてニンフから投げてみるというのも何か新しい発見があるのでは?と思った次第。

昨日は解禁二日目だから手堅く放流ポイントへまっしぐらという具合で、昨年の放流ポイントを下流部から攻めて新たなアプローチを試みようと思ったのです。がしかし・・、今年はなぜか放流ポイントに人がおらず魚もいない。8箇所回って釣り人がいたのは一箇所のみ、何かがおかしいですな。見回る時間の方が長すぎてそのポイントに加わったのがお昼過ぎ。エサ師がズラッと並ぶ端っこの方へお邪魔させていただきましたが、本命ポイントには竿の嵐。気温が上がれば自分の前でもライズをするだろうと待っていたらポツポツとライズが始まったので、ロッドを振り回そうかと思ったらドッと雨が・・・。そうでなくとも昨夜からの雨で水温が下がり活性が低いのに・・・。どっと降り出した雨の中、またしても昭和歌謡が頭の中に流れ始める。

「雨に濡れながらたたずむひとがいる〜♪」なんで三善英史が出てくるんだだろう・・。

ユルユルプールはハヤ混じりのライズが少しだけ

仕方なく放流ポイントを離れていつものポイントを探っての釣り。そんな塩梅だったので、『アプローチを変えてみる』のテーマにはほとんど触れることなく、普通にミッジの世界へ突入し一日が終了。そして最近は下道(高速を使わない)が板についちゃったから、高速ならば片道1時間半の工程を往復7時間という歳に似合わない荒技。こうして遠征釣行時の運転を鍛えているわけですな。
(本音は高速代が高くなっちゃったから、使用率を下げているだけです)。

多分来週も同じ釣り場の周辺へ向かいます。

寒さよりも走り回った疲労がハンパない一日でした
猟期を知っているのか、余裕で闊歩するオスキジ
長良川のシラメに対し、関東の下降ヤマメはヒカリと申します

 

時代と共に

長良川のシラメ釣りといえば、その昔雑誌の”フィッシング”や”つり人”の表示を飾る冬の定番だったのは一昔前の釣り人ならばご周知のとおり。郡上八幡城下に降りしきる雪の中で、菅笠と蓑とカンジキの装備で、川の雪庇からそっと竿を振る姿をみて当時イマジネーションを膨らましていた僕ら。そして関東圏に住んでいる人からは意外に遠く、シラメという言葉にいつかは釣ってみたい魚だということは、長良川近隣の方は知らない。

そんなシラメ釣りはここ数年お客さんを引き連れての恒例行事となり、今年も解禁のお祭りへ参加すべく片道480キロの道のりを走り参加した次第。解禁日は人も多く自分の目の前にライズが確定されているわけでもないので、魚と人間にとっても決して良い時期とも言えない。だが、季節の節目到来にお祭り心と釣欲が釣り人を集めて盛り上がる釣りなので、賑やかでない解禁日なんてのはむしろ寂しいものである。

2017年シラメ釣り
目の前にライズがないので、フェザントテールニンフをそっと引っ張って出た隣の釣果。ライズの塊は移動せず下流部に止まったまま。

今年も昨年同様のフライマン鉄板ポイントであるSには多くのフライフィッシャーマン、と言っても昨年よりも少なめといった感じ。ここ5〜6年で大きく変わったことは釣り人の数よりも釣りのスタイルで、ドライフライフィッシング(ミッジ)を楽しむ人が極端に減ったこと。ライズもまだまばらの中、ミッッジピューパを遠投して引っ張り次々と釣果をあげていく。ライズが始まってもその上をラインがまたぐので魚はすぐに沈むが、その群れの上をラインが通過するので、良いポイントへ陣取った方々は釣れ続けていた。

2017年シラメ解禁
今年もやらかした、DTラインを持ってくるのを忘れてしまった・・・。

私はもうひと昔前の釣り人なのか、シラメのライズを探して右往左往。そして一緒に連なるお客さんたちも前もっての準備だては同じであるから、一緒になってライズを求めて右往左往状態。釣れ続けている上手なアングラーさんたちを見ながらただ遠目で釣りたい光線を送るだけでその日が過ぎてしまった。午後には支流へ逃げるも後半は寒くなり何もないまま終わってしまった次第である。

シラメ釣り
待てど暮らせどライズが無く爆睡に入る私。

郡上八幡に温泉宿をとり楽しい宴の翌日はまた釣り場である本流へ。すると昨日の釣り場には人が誰もいない・・。二日続けてお会いしたワチェットの鈴木さんに尋ねると、昨日の放流魚ライズは1番遠いところへ移動してしまい、釣るのがとても難しいとの事。移動でランガンして探るか、粘って良い時間を見つけるかはその釣り人の勘所。私は移動よりも粘りを選んだが、昼前にして私たち以外はひとっこ一人いない状態に。

関観光ホテル前
ライズがあまりにも対岸に寄っていたので反対へ回ったのに、その途端にライズはなくなり、強風が吹き始めた。

待てど暮らせどライズは起きず、今回はロッドを振る回数もほとんどなく終わった次第。

菅笠に蓑とカンジキで、あの雪国をイメージする姿で釣る姿はもう遠い昔のこと。数年前に郡上地区の解禁は中旬に移り、河原で仲間と雑談しながらライズを待つ姿さえ今はもうほとんどなくなった。時代と共に釣りは進化しているのに、私は記憶の中の釣りを皆に見せたくてミッジの釣りを続けているのかもしれない。それでも変わりゆく釣りのスタイルに、私は順応することなく今後もサーフェイスの釣りを続けるのだろうと思った今回の釣り。来年もまた来ます。

ミッジの釣り
気がつけばこんなに影が長くなるまで釣り続けていた。

最後にもう一つ。
フライフィッシングをやる人はとかくフライフィッシングはこういうものと押し付けがましく言う傾向にあるが(私を含めて)、今回ルアーロッドのタックルに飛ばしウキを付けた釣り人がいた。ウキの下にハリスを50cmほどつけ、その先に餌の代わりにフライをつけて流れに乗せていた。工夫された仕掛けはドラッグフリーで流されてポイントへ入るとそのウキがピクピクと動き、見事に釣果をあげていた。投げる距離はおよそフライの1.5倍。小さいものを遠くへ飛ばせるのがフライの利点と皆さんに言ってきたけれど、一つの釣りにとらわれず創意工夫で釣果をあげるその方に感服した。私はもう頭が硬いのかもね。

魚を守る自然、大切です。
シラメ釣り
一緒に行ったメンバーで一人釣り続けていたのは、やっぱり普段ダウンクロスの釣りに慣れている人。流し込みの釣り大切です。

 

大食漢なイワナ、美食家のヤマメ

muddy water
上流部でも工事している河川はご覧のとおり。これじゃあ釣りになりそうもありませんが、1キロも降れば濁ってないことも。上流部が濁ってないケースもありますが、雨の日の渓谷は鉄砲水が怖いので行きません

イワナの悪食さはいろいろな書物やネットに溢れる写真で皆さんもご周知のとおり。その腹のいびつな形を見て想像すると、とてもストマックを入れる気にならないやつが釣れることは茶飯事。皆さんも一度は経験あるんじゃないかな?

さて、一昨日の新潟でのこと。台風接近で各地は大雨で警報が出ている最中、残り少ない渓流を楽しみてくて無理やり渓流へ行ってきましたヨ。ちょっと無謀な感じだったけれど、車で探して歩けば、濁りの少ないなんとかなりそうな川はあるもんです。

幾つかの川を見て回りたどり着いた川では、砂防堰堤が点在し普段ならばチャラ瀬が多くやらない場所。大雨の中で竿を振る人はどこにもおらず、その堰堤でしばしチビヤマメちゃんと遊び、少しずつ上流へ。

yamame
ザーザー降りの雨の中、隅っこの方でライズするヤマメちゃん。カラーとサイズが合わないのかフライをとっかえひっかえしてようやく入れ食いモード。同じ場所で10匹も釣ると飽きます。だって最大6寸半なんだもん

堰堤を5個程超えたところでイワナの聖域になったらしく、今度は少しゆるいところで魚が出始めた。あと数匹釣ったら帰ろうかなと思っていたところにガボッと出た7寸半ほどのイワナ君。あれまぁ、12番のフライを飲み込みやがった。口をあんぐり開けて中を見るとフライの他に何か得体の知れないものが生えているではありませんか。もしかして、寄生虫?

iawna
ようやくそこそこのサイズのイワナくんをキャッチ。ん?口元からフライ以外に何かが見えるぞ
Iwana
なんともまぁ、悪食で大食漢なイワナくん。魚の尻尾が出ているじゃありませんか

老眼でよく見えない目を細めて見たら、それは小魚の尻尾。その感じからするとカジカかアブラハヤといった感じ。消化もままならないうちにフライに食いつくなんて、何ともまぁ悪食なこと。人間でいえば、口からまだラーメンがはみ出ている状態で、ドンブリ飯にガッついている様なもんです。引き抜いてやろうかと思ったけれど、お腹がすくと困るのでやめました(笑)。

iwana
リリースしても逃げないイワナ

もう渓流シーズンもそろそろ終わり。

今年の渓流最後はどこへ出かけますか?

Fire
その後大雨の中、仲間たちと焚き火を囲みましたとさ



森を育てて魚を釣る

山へ

「極論は森を育てなければ何も始まらないよ。」と、釣り人同士の会話の最後に出る言葉。あるいは自然を愛する人、漁業関係に携わる人、その他多くの方とお話しすることが多いお仕事でもある釣具屋さんの私ですが、話の最後は森に行き着くことが多いんです、最近。

少し前のこと、資源がない日本でどう養殖事業をしていくか、なんて話を馬鹿な私に真面目にお話をしてもらった時もそう。餌がないんです。養魚する魚の餌がイワシだとしても、そのイワシが増えるためのプランクトンの不足。動物プランクトンは植物プランクトンを食べるものがいるので、最後に行き着く先は、森から川に注がれる養分が重要なんだということらしい。

治水に関わる方々とお話しすることは決まって砂防堰堤の必要性の是非。現場で作業する人は一年程度で埋まってしまうものを黙々と作っている。僕らはこんな無駄なお金を使うぐらいならば他にお金を回したほうが良いのではという疑問に対し、あれは土砂で埋もれて初めて完成なんです、という事らしい。でも、そもそもその土砂が出る原因は森林伐採や植林後の間伐不足で森が育たないという事。同じ植えるのであれば虫が多くつき、根の張るブナやナラが森には良いのではという。

こんな話になるのも昨今の大雨や台風の対策で川に壁(堤防)を作るという発想で水路のようにされてしまった川が決壊し、あるいは間伐のされない山々が土砂崩れを起こし、土砂に埋まる家屋を見てから心がいたたまれないからなのかもしれない。

何か森のためにできないかな、釣り人として・・。

きのこの山
先日入渓した北関東の川。きのこ狩りに行ったわけではないのだけれど、釣り場までの道中キノコが多いので写して見た。私には名前はさっぱりわかりませんので、触らず写真のみ
渓流
秋の渓はジンクリアの水が流れていた。虫っけが少なく、せせらぎ以外は静寂の渓。こんな水を湛える豊な渓でいつまでも釣りをしたい
イワナ
フライに反応したのはオチビちゃんが数匹のみ。すぐ前に先行者がいたので仕方がないか・・。お父さんお母さんたちはそろそろ産卵の準備かな?
Chota STL
今年も多くの渓を歩き回ったので、左足に大きな穴が。その前にフエルトがすり減ってしまい、スポンジ部分でグリップしている状態(笑)。そろそろ買い換えないとね
紅葉
幾らかの木々はすでに赤く染まってました。もうすぐ本格的な秋になります。落ちた葉の養分は巡り巡って海へ流れ着く

 

クレクレ、カラス

サクラ
まだ桜が咲いてます。

一昨日の川でのこと。エサ師が多い川なので、竿抜けを探し歩いた結果、釣れるのは全て木がせり出したとても狭い場所と判明。エサの仕掛けが流しにくい場所だけにやたらと魚が残っている。その隙間フェチ的な釣り方をして釣り上げた魚の写真を撮っていたら、カラスが一羽。撮影を終えた魚をそっとリリースすると、浅瀬から深場へと逃げ帰るヤマメを追い回して捕獲失敗。残念そうに何度も見つめるその顔は、なんとも愛らしい。

Crow
クレクレ、カラス。どんなにおねだりされても、あげないよ。

その後も隙間フェチを続けていると、その様子を木の上からずっと見ている。そして釣る度に適度な距離を置き、撮影をそっと見守る。リリースしようとすると、「こっちに放してね、捕まえて見せるから。」と言っているかの様な仕草。しかし、カラスごときにエサとして提供するわけにはいかないので、こちらも必死に深みを探してリリース。

ヤマメ
狙われていない魚はおおらか。

その動作を5〜6回続けても逃げないので、一休みしてからまた釣り再開。しかし最後まで私のそばから離れることはなく、同じことを繰り返したカラスくん。

八寸ヤマメ
釣れる魚は8寸平均。釣り人には嬉しいグリップサイズ。

「おじさん、釣り上手だね。でも今度来るときは僕にちょうだいね。」そんな風に褒められた様に思えたが、決して君にヤマメを上げることはないだろう。自分で努力してね。

雑魚のこと

オイカワ
みなさんお馴染みの雑魚くんです。時に対象魚になります

雑魚(ざこ)。辞書で引くと、”いろいろな種類の入りまじった小ざかな。転じて、(大物に対する)小物、または大した人物でない人をこのように呼ぶ。” と、ある。「このザコどもが!」と映画の中でヤクザさんが叫べば、チンピラに向かっての暴言だろう。 続きを読む 雑魚のこと

新しいことを楽しむ

新しいことへのチャレンジはオデコ率を上げることかも?しれない。でも釣りってそんなもんでしょ?いつ行っても釣れる釣りは、管釣りで十分なんです。

昨年までの私は3月は静岡県の最南端から。桜を追いかけ栃木南部で桜が咲き始めたら、その前線を追いかけて北上するという、こんなルーチンだった。このスタイルを20年ほどやってきたのだが、どうもここ数年解禁にワクワク感がない。なので新鮮な気持ちが欲しくて今年はいつもと違う場所ばかりへ行っている次第。

とある川
まだまだ春を感じない寒々しさ。生体反応を感じない水の透明度なので、この場所で頻繁なライズが見られるまで、後ひと月はかかりそうです。

続きを読む 新しいことを楽しむ

春が来たのか?

爆風・烈風・氷点下。いつもの解禁とはちょっと様子が違うのは、行っている場所が違うからなのであります。

エクストレール
本流釣り師は皆さん戦車(傷つけても良い4WDをこう呼ぶ)を所有。河原でに泥まみれになるのだが、その最中で車体が半分水に浸かるために車が洗車される

「管理人さんの3月は毎年、K1からスタートですよね?」とお客様に突っ込まれましたが、今年はK1の尺アマゴはみなさんにお任せすることにして、いつもと違うことをしようと北関東へ馳せ参じましたのさ。

爆風
爆風と寒さにたえられないのですぐに撤退。解禁日なので、まずは一匹

解禁前に下見に来たポイントには人影もなく、10分も立っていれば爆風で体が冷え切ってしまう解禁日。ライズはどこにもありませぬ。

つい大声を出して叫んでしまった私。逃がした魚はいつでも大きいのです

ポイントを数箇所回った時点ですでにめげ始め、新しく開拓しようと思った支流を避けて知っている支流へと逃げ込んだ私たち。ライズがないので仕方なく早々にドライも諦めルースニングで攻めるいつものライズポイント。そして思わぬ手応えにビックリ。

ズッシリとしたロッドの曲がりに応えて、尾の切れ上がった見事なヤマメがグリングリンしながらもがいているではありませんか。浮かせてランディングしようと思ったらティペットの継ぎ目で高切れするという体たらく。オ〜マイガ〜ッ!

逃した魚はいつも大きいのです、誰しも・・・。

カップメン
春の釣りで車に常備するものは、ストーブとケトル、そして水。それさえあればカップ麺の他に温かいコーヒーが飲むことができる

身も心も冷え切った体にカップラーメンを流し込み、なぜか北へ北へ逃げ込んでしまう私たちは、いつしか雪景色の中で釣るハメに・・。ライズを探して逃げる渓には先客ありで、もう帰宅時間間近。駄目元で向かった最後のポイントはエサ師が群れていて、ひとしきり抜いたご様子で納竿の最中。あ〜ぁ、今日はダメかな。

ヤマメ
放流モノなので、よりの写真はありません

もう陽は暖かさを失い始めた時間なのに、よく見れば雪にライズするヤマメちゃんがいるじゃないですか。慌ててロッドにミッジをセットし、放流モノを幾つかキャッチしてホッとする私。でも、寒すぎて同じフライで2本目を狙おうとすると、フライが凍ってしまい釣れないんですね、コレガ・・。

寒い
4投するとラインが全く出ません。今回のタックルは Winston Boron III LS 8feet 4番
ミッジ
ミッジにフロータントが効かず、凍ってしまう始末。だってマイナス3℃なんだもの

なんともかんとも微妙なスタートで始まった今年の関東渓流釣行。すでに来週はどこへ向かうかで仲間内で論議していますが、暖かくて穏やかならば、なんの問題もないのに・・・。

ネット
ネットは2匹目以降は凍っていてランディング出来ません、とほほ・・。もちろんウェーダーも凍ってしまい、脱いでもマネキンのよう

 

人のおデコは蜜の味?

最初に言います。

オデコです、言い訳はしません。

・・・、やっぱり言い訳書かせてください。

暖かさに誘われて車を走らせた長野県。ここ4〜5年、解禁直後に徘徊して釣れた試しがないんだけれど、今年は雪も少なくこれだけ暖かければいいんんじゃない?と、爆走してました、昨日。私、いつでもポジティブです。 続きを読む 人のおデコは蜜の味?

釣竿に魂を!

キャスティング
ほとんどの方々の修正点はバックキャスト

春も近づくと自分のキャスティングを再チェックするために多くの人がキャスティングスクールを訪れます。その参加の回数と上達は比例していて、そのうち私を追い越して有名人になった時、「キャスティングは管理人さんに習いました。」と言われたい私です。

さてさて、フライフィッシングはゴルフと共通点が多いことをご存知?というか、すでにやられている人は周知のことかもしれない。簡単に言えばクラブがたくさんあるように、フライフィッシングにも適した距離や魚の大きさに応じてラインの番号を変えていく必要があります。ゴルフよりもその番号がたくさんあり、さらに番号を変えるとロッド(竿)リールまでも変えないといけないというもの。収拾癖のある人は財産を食いつぶしてしまうであろうほど、その数は無限大なのです(そんな旦那を持つ奥様方、「あなたが売りつけているのね。」と私を責めないでください)。

キャスティング
飛距離が伸びる感覚は、ゴルフで言う250ヤード越え?あ、私はゴルフをやらないので、その感覚わかりません。

で、よくある質問ですが、「どのロッドがよく飛びますか?」という質問。逆に言えばフライフィッシャーマンへの殺し文句は、「このロッドは飛びますゼ、お客さん。」が殺し文句と言えるでしょう。しかし、クラブもロッドも使うのは人間。練習という努力を全くしないで、ロッドだけ変えても飛ぶようになることはまずないでしょう。もし飛んだとすれば、たまたまスタイルにマッチしただけと言えないでしょうか?

ロールキャスト
ロールキャストはピックアップ時に行う大切なキャスト。水辺が近くにある時は、その練習もしています

釣具屋的には、「合わないから新しい竿を買う。」は商売ですから有り難いことですが、その反面、ほとんど使わずに使われないロッド達が不憫で仕方く思う次第・・。フライロッドは試し振りが頻繁にできるわけではないので、そんな現状で中古へ回されるロッドがありますが、新しいロッドを買ったら少しだけキャスティングを学ぶ努力をしていただければロッドをすぐに手放せずに済みます。買ってはみたものの、今までのテイストと違って振りにくいと感じる方は、キャスティングスクールにいらしていただければ、そのロッドの振り方を教えますので、スクールをそんな利用の仕方でもありかもしれません。

ま、この話は書こうと思えば広がりが凄いので、この続きはいずれ今度・・。

魚
偏光フィルターがないので分かりづらいですが、この写真の中に魚がいます。さてその魚はなんでしょう?わかったらスゴイ

買ったロッドを知り、そのロッドの振り方をマスターしたい方々は、納得がいくと釣りへ行きたくなります。で、昨日は朝早くから朝練(朝霞ガーデンで練習会)に参加して、その後にキャス練。あ、なるほどな、という新たな発見をした午後はまた釣りへ出かけるというする人たち。向かった先は、そう先日お話しした「赤いニクイ奴」散策へ。

マルタ
第一陣の群れはまだ小さく、本格的な集団が現れるまでもう少し先かも?何れにしても季節到来です
魚
弾丸ダッシュを体感するの図

前日の雨でちょっと濁りが辛いかと思って出かけた川には、すでに第一陣が水しぶきを上げていますゾ。その後ろには産んだ卵を根こそぎ食ってやろうと鯉が大行列。そして更に下流のプールにはなぜかボラの群れ。現在、釣る気になればマルタ・コイ・ボラ・ニゴイという4種を手中にできる解禁前の前哨戦。私は用があったので、釣りをせずに帰りましたが、今週のどこかで一人遊んできます。