車中泊

季節がもう少し進み釣り場の朝の気温が二桁になってくると、日の出と共に釣りを始め日没まで釣りをするハードワーカーの私。現在でも日の出は4時台であるし、日没は18時30分を回るから、正味8時間以上ロッドを振り続けることになる。そんな筋トレにも似た時間を三日も続ければそりゃ誰だって腕は太くなりますよ。二の腕のたるみが気になる方、私と一緒にロッドを振ってみませんか?(笑)ついでに川歩きで体幹も鍛えられます。

オオヤマカワゲラの抜け殻
陸上羽化だけれど、お昼前後に風に煽られて水面にたくさん落ちる。そんな大型の彼らをバフッと食われちゃう光景を見ちゃうと、スティミュレーターは絶対にフライボックスに必要だな、と思います。

5-6月は年に似合わずハードな釣りだから、本来ならば夜は良い宿を取ってゆっくり休みたい気分。だが実際はというと、イブニングの釣りが終わって片付けるとだいたい19時半すぎ。これが5月末には20時過ぎになる。宿で美味しい飯をいただきたいけれど、こんな時間だと宿に食事を拒否され床につくのは23時ごろ。でも釣り場へ行くために朝の2時には起床するから、わずか5-6時間の滞在でその対価を払わなくてはならない。だから私と同等なお馬鹿な人々は大抵車中泊をしていることでしょう。

カワゲラ(成虫)
ゴキブリ図鑑じゃありません、全部カワゲラですよ。大小含めて色々なサイズが飛んでいますが、1番大きいものは3cm以上あります。

私は移動時間が勿体無いので基本モーニングライズの釣り場で寝ちゃうけれど、最近は道の駅も用しているが、その車中泊の多さにビックリ。もちろんその方々は釣りじゃないので、どんな事情があるのでしょう?中にはTV用のアンテナを車の上に吸盤で貼り付けてTVを見ている人、中でカラオケをしている人、なんかノートパソコンで仕事をしてるっぽい人。みなさん複雑な事情があるんでしょうねぇ。

河原
一日中河原を歩いて、幾つのラン(釣りをする流れ)を攻めたことでしょうか。その時間はいつかは報われるのでしょう。

さて、車中泊が板に付いてくると、その寝床にも一層工夫が入り快適さを求めるというもの。現在の私はシートの凸凹を平らにするために着替えを出してきて凹みを埋め、その上にモンベルのエアーマット、そして寝袋という順。パジェロは2座席目までフラットにできるので、身長が大きめの私でも問題なく縦に2.5mくらいのスペースが作れるほど。こうして書いていおきながら、その様子を写真に収めなかった事に少し反省。次回写真撮ってみます。

ハヤ(ウグイ)
釣れ過ぎると文句を言われ、釣れないと寂しい愛しき雑魚。今回はあまりにもそのコンタクトが少なくて寂しかった。

さて、根性の釣りがいつでも良い結果が出るとは限らず、今回は今までにないひどい釣果。ま、釣ろうと思えば上流へ逃げて数釣りをすれば良いのだけれど、浮気をしないで投げ続けた結果は、ヤマメ2匹にハヤ一匹という貧果。釣れない釣りに慣れているとはいえ、さすがに雑魚が食わないのは寂しいもので凹んだ三日間でした。あ〜今年はいつになったらバクハツするんだろう、それまで爆投の日々が続きます。

水温計
朝の水温9度からお昼には14度まで上昇。ただし、今回は虫のザワザワ感がまったくなかった。
川面
実は今回、一度だけオオヤマカワゲラにバフッと出たので、慌ててシングルハンドに持ち替えてドライを流したのさ。そうしたらガボッと大きなお口がフライを吸い込んだのだけれど慌てふためき、すっぽ抜けてしまいましたとさ。ガックシ。
ニゴイ
エサ師の竿が弓なりになっていたのでついに本命遡上のサインかと思いきや、さいちゃん(サイナンボウ・ニゴイ)でした。
ヤマメ
ヤマメは掛かれどこのサイズ。でもチビのくせしてウェットをがっぷり飲んでます。

キャンプだホイ

学生の頃は一人で源流釣りをしながら登りつめて稜線へ、そして反対斜面の沢を釣り降りるという二泊三日の釣りを一人で楽しむのが私のイワナ釣りの原点かもしれない。夜行電車がたくさん走っていた時代そんな釣りを楽しんでいたのだが、今でも少しは走っているらしい。

時が過ぎて家族ができると、その登山用品の一部は家族キャンプに生かされた。使い慣れたシェラカップやMSRストーブなどはその役目を終わったが、現在でもモンベルのムーンライトテントやノースフェイスのシュラフなどは元気で働いている。登山用品は釣り具と同じで道具は進化し続けているから、周りの仲間とその道具たちを比べると使っている物の違いで年齢差を感じたりしている。

今では子供達も大きくなり、子育てがひと段落した親父たちが集まりキャンプを楽しむようになってきたのが現在の僕ら。昔使っていた大掛かりなキャンプ道具はなりを潜め、いかにコンパクトに小さく楽しむかという雰囲気になりつつある。テントは登山用のコンパクトなものを選び、椅子も一脚だけ高価で軽いものへ買い揃えている仲間たち。好きな銘柄の酒を持ち寄り、釣り談義をしながら、それをちびりと煽るのである。一人の時は車中泊が多いけれど、仲間がいればこんな夜がとても楽しいのだ。

キャンプだホイ
昔はランタンだけで4-5個は使っていたけれど、今は全員で1個とLEDランタン数個のみ。バーカウンターの明るさぐらいが、酒を飲むにはちょうど良いんです。

前回に引き続き今週も本流で遡上してくる大きなヤマメさんたちを狙い撃つつもりだったが、前夜の大雨と雪代、田代のトリプルパンチでギブアップ状態。なので、初日はこの水系で唯一行ったことがなかった川を覗きに行き、その雰囲気を感じてきましたヨ。水が落ち着いた時が楽しみです。

キャンプ
焚き火の中で燃え上がるヒラマサの頭。そして多すぎる酒の量。これが漢のキャンプです(笑)

男っぽく荒々しい料理に酒を煽る夜はあっという間に過ぎ、翌日は話し合いの結果釣果を求めてダム上で竿を振り回した三人衆。しかし田代がないだけで水が冷たく水量が多いのは変わらないため、待てど暮らせどライズが起きず。仕方がないので叩き上がって釣り上がるが全く手応えがない状況。一人がニンフをゴロゴロしてようやく釣れたということを聞き、久しぶりにインジケーターをつけて、ようやくの釣果。ウインストンエアの初陣はニンフフィッシングと相成りました。

ヤマメ
ニンフで何とか釣れたヤマメちゃん。ツライ釣りでした。

イブニングこそ落ち着き始めた水位の中流域で大物を仕留める予定で仁王立ちするも、今度は風速20m以上の風に私の体は煽られ二度水没する始末。深みに落ちたらお陀仏ですよ、死ぬかと思った。危険を感じた僕らは明るいうちにタックルをしまいこみ、温泉へと逃げ込んだのでした。

今回のキャンプで役目を終えたキャンプ道具がまた数点出てきたので、最新のものをネットでググり中。それに伴いキャンプ用品はコンパクト計画進行中。次回は釣り具と同じでさらなる進化を遂げたいな。『キャップだホイ』の掛け声で、またみんな集まってね。

本流の流れ
川はどこもこんな状況
土鍋メシ
土鍋を持ち込み、漢メシを作るの図。レシピは塩昆布少々、シーチキン一缶、それにメシ。それだけだけれどとても美味い。翌日は残り物の厚切りベーコンに残り物の枝豆、そして醤油を少々。土鍋が良いのか、シェフが良いのか美味かった。
パクチー&レモネード
パクチー嫌いをイジルために買ったこんな飲み物。私はパクチーを生でバクバク食える派ですが、こいつはなんかいただけない微妙な味。
サービストラウト
エラ蓋が短いでしょ?これは持ち帰る人用のサービストラウトと私は読んでいます。なんか寂しい。
ツクシ
突風、土砂降り、寒さの中、ふと河原に視線を移すとツクシが。子供の頃、父親と河原へ取りに行っていたのを思い出した。
グリズリーキングを咥えるレインボートラウト
イブニングポイントへ移り三投目に釣れた綺麗なレインボートラウト。このあと突風に煽られて完全に沈する寸前でした。
ウインストン・マイクロスペイ
今回はイブニングでヒゲナガのドライを楽しむ予定だったのに。今年はイブニングにまだ何も起きない。

 

川からのサイン

毎週通う川辺の桜もようやく五分咲きといった感じで、雪代も出始めいよいよ釣り本番といった程である。そんな春本番へと移りゆく中、鮭稚魚は海へ下り稚鮎の遡上が去年より早く確認できた。稚鮎の群れは黒い帯状のものが河原寄りを少しずつ遡上して行き、やがて石についた水垢の多い場所に落ち着いていく。その遡上中のサインとして岸際の石に食み跡を残すがこれを『上りなめ』または『はたなめ』と言うらしく、そのハミを見て現在の鮎位置を知る、それが鮎師。

昨日の私はというと、朝から冷たい雨予報だったので、ドライフライロッドに触れることなくダブルハンド一色の釣り。時間が追うごとに大振りになる雨に打たれながら鮎の『上りなめ』を確認し、それに伴って遡上する水中を泳ぐ桜はどこにいるのかを探し回る旅が今年も始まった。

サクラ遡上のサインは鮎のような明確な痕跡はなく、大河を見つめては雰囲気を感じて投げまくるというようなもの。時に『馬鹿跳ね』(水面に大きくジャンプする仕草)でもあれば、「アァ、登ってきてたんだね。」とわかるのだが、そんなサインは滅多になく、水量と水温と虫と雑魚や稚鮎、そして季節の進行具合などを頼りに投げ続ける。だが結果はそう簡単にはともわない忍耐と根気の世界。

雪代が出たことで遡上のサインはあるが、今頃どこでどうしているのやら。今年も瞑想し妄想しながら迷走を繰り返してます。

Simms G3 Guide Jacket
シムスG3ガイドジャケットの正しい使い方はずぶ濡れになること。そうすると、その素晴らしさがすぐにわかります。
フライラインのさばき方
私の指かけは小指が7リトリーブ目、そして中指が6、人差し指に5で、全部で18リトリーブ。人差し指からゆっくり解放することで、ラインは絡まらずに飛んで行く。
Winston Boron III TH 13ft 3inch 7weight
久しぶりに引っ張り出したウインストンBoron III TH 13フィート3インチ7番。スカジットラインにも少しは慣れておかないとね。でも私の基本スタイルはスカンジナビアンです。
大雨
朝早くから夕方まで投げまくって、アタリのアの字もない昨日。2時ぐらいにはアカマダラとトライコスピナーみたいのが飛んでました。ちなみに、寄りの写真ばかりで味気ないのですが、引きの写真を載せると、すぐに推測されて人が集まるのでこんな写真ばかりに。お店では私が通っている場所を教えていますが、ピンポイントは教えていません。ポイントは自身で開拓しましょうね。

 

ポイントの開拓

私はここ数年ずっとある川へ通いまくり、新しいポイントを探しさ迷いまくってます。それが思った通りの成果を出すのは3割もないかもしれませんが、昔と違う点はグーグルという強い味方があるので、ある程度の予測ができるために無駄足は減りました。楽しいですね、新しいポイントの開拓。おかげでこの水系の支流で行ったことがない場所はあと2河川のみとなりました。

先週は上流から下流への釣りだったので、今週は下から上の釣りを実行。川の周りは週ごとに緑が増え、田んぼには鍬が入り代掻きまでもう間も無く。この代掻きの時に入る田代(タシロ)で川が濁った後はお魚のスイッチは全開になるというもの。今のことろ雨が降らないので虫が流れていても魚の活性はいまいちな感じです。

菜の花
釣り人の姿はちらほら。その多くはルアーマン。山の色も少しずつ変わって行きます。

そして昨日の朝一番は虫が流れていないので、ダブハンでウェットフィッシングのスタート。すると3投目で早々とヤマメちゃんがロッドを絞ります。マイクロスペイの3番だから小さなヤマメでもロッドは少しだけ曲がってくれるので、バレることなくランディング。

その後お昼頃に目星をつけていたポイントに入りましたが、ライズのサイクルは10分に一度くらいでご機嫌斜め。それもそのはず、ライズするのは先週取った同じポイントのみで、それ以外のポイントはライズが散発すぎて話にならず。ラチが明かないので、新しいポイントを探すことにしたのが2時頃。前もってグーグルで良さげなポイントを探しておきましたが行って見るとなんと禁漁区であり、そしてヤマメちゃんがライズしていたりして。しばらく眺めた後に上流を散策しましたが、異常なしです。

本流は午後風が強かったので、イブニングまで新たなポイントを探して走り回りましたが、お目当の河川はハヤ(ウグイ)漁の産卵床作りでショベルカーが多く泥濁りでした、残念。

イブニングは風も収まり本流の新たな場所で狙って見るも、コイ科三昧のアタリ。それでも何もないよりは楽しいもんです。結果、朝のヤマメちゃんでボウズ回避という感じですが、バクハツまで秒読みと言ったところで、あとは雨か雪代待ちかな。そして帰ってくるなりすぐに来週の妄想が始まります。ってか、週ごとに目まぐるしくフライが変わっているので、フライ巻かなきゃね。

フライフィッシングの上達はお仕事よろしく、PDCA (I)(Plan:計画を立てる/Do:実行/Check:評価/Action<Improve>:改善)でゴザイマス。私の場合は持ち球が少ないので、タイイングに精進いたします。

グリズリーキング
前日に巻いたグリズリーキング#6にヒット。がっちり食い込んじゃってます。
アカマダラのスピーナーなのかな?スピナーになるとその種別が全く私にはわかりません。16-18番ぐらいかな。
マダラカゲロウなのはわかるけれど何になるんでしょう(目ん玉でかいのはオスだそうです)。オオマダラ?フックサイズにして12-14番くらい。同サイズのフライで一度だけ大物が飛びついたけれど、食い損なってそれっきり・・・。
コンパラダン
コンパラもいろいろ投げてみたけれど、小さいサイズには見向きもせず。
ヤマメ
久しぶりのお日様の下での釣り、気持ちよかった。
ハヤ・ウグイ
今年初のグイウー様。釣れ過ぎると厄介者。全く来ないのも寂しいので、年に数回は会いたい。
ヤマベ・オイカワ
そのあとすぐにきたオイカワ様。時は日没後なので、写真は光量足らず。

 

簡単に作れるフライかも?

アカマダラスペント
フック:VARIVAS 2210 #18-20 / テール:なし/ アブドメン:ベルベットシェーニール(ラスティブラウン) / ソラックス:THダビング(ラスティブラウン) / ウイング: シンウイング / インジケーター : みえみえ目印/ スレッド : ユニスレッド8/0(オレンジ

昨日に引き続き、お仕事の合間にタイイングして妄想中。

本日はフライの数をすぐに増やせるリアル系(マッチ・ザ・ベイト or ハッチ)のタイイング。アカマダラ・スペントです。このフライはマテリアルも少ないのて取り付けるパーツが少なく、そして実績が高いフライ。ボディはベルベットシェーニールの先端を焼くとこんな感じになるのですが、テールが付けられないのが難点(釣果には関係ないけれど、リアルを追求するならば、接着剤でくっ付けて見てください)。そしてフックはバリバスの2210がしっくりくるのでこのフックを使ってますが、4XFという細さは浮かせるメリットがある反面、デカイヤマメに何度か伸ばされた経緯もあるのでも、皆さんは少し太いシャンクのフックの方が良いかもしれません。

フライボックスがエンプティにつき、日々巻いてないと釣りへ持って行くフライが少なすぎる管理人です・・・。明日は釣れるかなぁ、そして残してきたヤマメちゃんたち、元気に泳いでるかなぁ。

ウェットフライに魂を込めて

ファジーなウェット
Hook : KenSawada TD3 #8 / テール:ギニアフォウル+ハックルファイバー (チャート)/ アブドメン:フロス(チャート) / ソラックス:シルクフロス(オリーブ) / バット: オーバルティンセル / リブ : フラットティンセル/ ウイング : ギニアクイル(チャート+ブルー) / スロートハックル:ギニアフォウル(ブルー)+ハックルファイバー (チャート)/

フライフィッシングはその魚が食べているだろう虫を模してリアルさを追求するパターンと、ファージー(あいまい)に作ってリアクション(反応)で食わせるフライがある。ルアーでいうならば、魚やミミズに似せたソフトベイトを使うか、餌とは全く関係なさそうなサイケデリックなトップウォーターやスプーンを使うかのようなもの。

釣りを始めて釣欲が満たされるまでは間違いなく釣れるであろうリアルなものを模したものを使うが、いつかは容易さよりも難しさを楽しんでしまう嫌いがあるのは、どの釣りも一緒。きらびやかなウェットはとても餌には見えない毛鉤だけれど、これで釣ってみたいという気持ちをフライに込めてタイングし、そしてキャストし続けるもの。その究極が日本ではサクラマスといったところだろうか。

魂込めて巻いた一本はきっとあなたに幸運をもたらす筈。人の価値観はそれぞれ違うけれどグローバグで釣る尺ヤマメとこんなウェットで狙う尺ヤマメ、あなたはどっちを使って釣ってみたいと思いますか?

このウェットは特に何かのパターンでもなく、こんなフライで釣れたらいいなぁ、と思いながら今日のタイングで何本か巻いたもの。巻いたフライに情熱をこめるほど、そのフライの出撃率は上がり、きっと自分が思い描いたような魚が釣れてくれる事だろう。フライタイングって楽しいなぁ。

ちなみにこのフライは田しろが出始めてライズがない時のヤマメに使おうかと思ってます。スイングでズドーン。その衝撃がたまらない・・。