プリンター死す(時代と共に変化するプリンターの価格)

思えばハーミットの歴史で考えると、元はデザインの仕事が重要だった私なので、プリンターは重要なお仕事をしてました。オープン当初はポストスクリプトのプリンターにフォントを搭載するのにお金を費やし、その後A3のカラーレーザーやらその他プリンターを買ってましたが、昔は高いものは一台70〜80万円近くしたのですよ。当時はPCよりも高いのがプリンター、今の人には信じられないでしょう? 計算すれば今までのプリンター代の合計は安い車一台分は使ったのですね、オソロシイ。

時代は変わって今は印刷の仕事なんてほぼなし、皆無なんです。このA3プリンターは10年は使っていたので長寿を全うしましたが、今ではプリンターが活躍する仕事は殆どないので代替え品は超安い物に買い替えます。

気がつけば皆さんがネットに費やす時間が長くなるのに比例して広告デザインを含めて私の紙媒体の仕事は無くなりました。現在では釣り関係を問わずどの雑誌社も青息吐息。私も本といえば最近は文庫本以外は殆ど読まなくなったかもしれない。このままフライ関係の雑誌も無くなっちゃいそうな勢いですが、これも時代として割り切った方が良いのでしょうか、ちょっと悲しい。

このまま紙を使うことがなくなるのであれば、僕らは少しでも多くの人にフライフィッシングを認知してもらうために、このネット社会を利用してどう目立っていくかが使命。ハーミットの生き残り、いえフライ業界の生き残りの術を、フライフィッシングが好きな皆さんで一緒に少し考える時期が来ていると思うこの頃です。この楽しさ、どう伝えたら良いんでしょうね。

フライフィッシングのターゲットは、小さなものはオイカワから、大きなものはカジキにマグロまで。毛鉤なので、その大きさを変えて挑めばどんな魚にもチャレンジできちゃう釣りですが、知らない人も多い筈。そしてハーミットに訪れるお客さんは多種多様の楽しみ方ですが、40世代を境にFF人口は極端に少なくなります。このまま黙って見ているだけだと、ハーミットは10年持たないかもね。今楽しんでいる人だけで終わって行く釣りか、布教を続けていくべきか。先が見通せない不安なフライ業界。
Canon TS5130
世の中のスピードは何事も早く、壊れた翌日には新しい Canonが届いた。これでハーミットのヘッダー印刷を再開できます。

ASQUITH 振り比べ

2018年の9月にTFOディアークリークシリーズが突然製造中止になりました。8月の時点では継続モデルとして聞いていたのですが、本当に突然の事であり何か裏事情があると推測されるけれど、私にとっちゃ死活問題。

ハーミットの商売はご周知の通りフライ用品の販売で中古屋ではありません。日々ブログやHPを直し、私の釣りを通して皆さんの物欲を高めて頂くのが私のお仕事です(笑)。

話は戻りそのディアクリーク。私はその12ft6inch#5/6で遡上するサクラマスのほぼ全てを仕留めている愛竿なのですが、製造中止になってしまうとサブロッドへと成り下がります。理由は簡単、このロッドを褒めちぎって使い続けると、中古市場だけが賑やかになりハーミットは何にもその恩恵を受けないのです。なので、製造中止になると私は新たなロッドを吟味し、そのロッドで勝負しなくてはならないという釣具屋の事情があります。『弘法筆を選ばず』と申しますが、それがどうして、私は未だその域には達していません。竿が変われば新しいロッドに魂を入れる為に相応の時間が掛かってしまうので、シーズン前にして急がなければいけない事案となりました。

さて、昨年中に色々なロッドを吟味し候補として残ったのがウィンストンとGルーミスのアスキス。「あんたはウインストンしか似合わないよ。」という後押しもあったのですが、ウィンストンのダブルハンドはすでに3本使っているし、WinstonのTH1266/4はサクラマスをやるのにどうしてもバットの硬さが気になってしまい、今回は外しました。なので残る候補はアスキス2本。そう、ご存知の通りシマノが出しているシマノ/Gルーミス・アスキスと、Gルーミスが出しているGルーミス/シマノ・アスキスがあります。ややこしいですね。何れにしてもブランクがシマノなので安心して使える一本です。

この2本の細部の違いは以下の写真とともに説明しますが、シマノはアクションがスローでバットが細く、Gルーミスは2番セクションの真ん中あたりまで柔らかく、それ以降は徐々に曲がる感じのしなり。どちらも軽くバランスの良いロッドで感心しちゃいますな、日本の技術は。昨日はこのロッドを某管釣りで振り回し、魚の掛け心地と投げ心地を比べてきた次第。私がこのロッドのどちらを買ったかは後の釣りでわかると思いますが、同じルーミスでも個性が出ており、どちらを選ぶかはアクション重視か、あるいは掛けた後重視かであるかです。

これで今年のサクラマスの釣りは気分一新。新たな相棒と共に技術を磨き、今年もサクラマスに出会えるよう精進いたします。

どちらのアスキスも太陽の下に出るとこんな感じのまだら模様に。表面に巻いたスパイラルがこんな感じで見えるんでしょうね。どちらのロッドもGLoomis とSHIMANOのロゴが表記されてます。
今回はレージコンパクトの360Gで振ってみました。6129-4はティップがよく曲がりラインの乗る感覚がわかりやすい。J1266は少し柔らかめと言っても短い分がけあまり柔らかさを感じず、スローなアクション。シュート時のピリリとした感覚はJ1266。デリケートな感じがするのは6129-4。
トップガイド写真
J1266はトップガイドがSICで、6129-4は一般的なフライのトップガイド。寒い時期に出動することを考えると、小口径のこのガイドはすぐに凍ってしまうので、いただけない。今回はサクラマス用として私的な意見を述べているけれど、引っ張りの釣りの場合はこの口径の小ささにラインの継ぎ目が入るたびに気になって仕方がなかった。ちなみにJ1266はバットから4個目までバットガイドもチタンフレームSiC。
J1266は写真のスピコッドで、バットセクションから上のブランクはアンサンド。6129-4はスリップオーバーで、ポリッシュブランクです。ジョイントはどちらが良いかは好みの問題かな。Gルーミスは免責額内の生涯保障。それに対してシマノは購入後1年以内の免責保証。ロッドの価格に幾分開きがあるけれど、ロッドを事故で折ることが多いんです、私。
アスキス2本の比較としてTFO5/6 126-4Dも一緒に振りました。TFOはこの3本の中では一番柔らかく、キャスト時にグリップからしなるロッド。魚を掛けた時もグリップからしなるので、特に口が弱いサクラマスには有効だと感じてます。持ち重り感がなかったのはアスキス6129-4かな。TFOはかなり軽いのですが、それ以上にアスキスは2本とも軽かったです。
写真右がバットになります。なので、6129-4がリールが下固定になり、J1266が上固定。TFOは上固定でウィンストンが下固定でどちらも使っているので、私的にはこの辺りは気にならない。
J1266にはルーミスのお魚ロゴ入り。バットエンド部分はどちらもラバーコルクを採用し滑りにくく使いやすい。コルクのグレードはJ1266の方が劣る。
最近は『スペシャル釣れないポンド』と言われるこの場所で手っ取り早く魚を釣るにはサイトでエッグフライです(ダブハンのサイトフィッシングは辛かった)。バットパワーはどちらも十二分で50cm弱の魚だとロッドのパワーは半分も使ってないので、すんなり寄っちゃいます。私的にはもう少しバットは弱いほうが好み。
 50cm位の魚を掛けた6129-4のしなり。淀みなく綺麗な弧を描いてます。さて、どっちにするかなぁ。早く決めないと新しいロッドで練習ができません。

10分で5本

ここのところずっとそうなんですが、「とうとうやっつけました〜!」みたいな破壊力があるすごい魚を釣ることがなく、スカッとするブログが書けないんです、スミマセン。あ〜釣りたい、そんな魚。

私は基本的に週一の火曜日だけがお休みなので53日しか休めない計算。それに出勤前の釣りと出勤後の釣りをプラスし、さらに遠征のお休みを頂いて年に約90日以上の釣りをしています。休みはほぼ全て釣りに費やしているので、全く釣りをしていない本当の休みは正月の二日間ぐらいでしょうか。釣りを続けているせいで健康らしく医者いらず? この10年は二日酔い以外で寝込んだことはありません(笑)。なので、どうしてもやらねばならぬ用事は出勤前に済ませたりしているのですが、昨日はそう言った類の野暮用優先の日。

午前中にその用を済ませて何処かへ出掛けるつもりが凡ミスで出来ず。さらに車の一年点検を出すのを忘れていたので慌てて整備。全てが終わりようやく釣りに行けるようになったのが、夕方4時過ぎ。気持ちは釣りへ行く気が満々だったので、こうなったら意地でも竿を出してやろうと向かったのは朝霞ガーデン。でもこの時期は5時で終わりなんですね、知らんかった。

朝霞ガーデンの社長に笑って送り出して頂き、ロッドをセットして釣り始めると時計は4時45分。そして4時55分には帰りましたとさ。これも今年の釣行1日分です。なんだかなぁ・・。

その10分間で釣った5匹の釣果のうち一本はサクラマス でした。ちょっとだけ嬉しいお魚。そして今年も遡上したサクラマスに出会いたい。

散々な1日は最後まで続き、実は車にシングルハンドが乗っていませんでした、ガックシ。仕方なく日曜日の練習で使っていたマイクロスペイでお魚を釣る羽目に。ちなみに最近はフライが巻く時間がなく、実弾(フライ)が減る一方なので今後の釣りが心配。あ、関東は雨が降ってないので、今年の渓流もちょっと心配・・。

継続は力なり?

昨日はキャスティングスクールをお休みし、ダブルハンド練習会ということで今回8名のフライフィッシャーマンが集まって意見交換し、またダブハン初心者には諸先輩方がアドバイスするという勉強会です。


私はもちろん一年の半分はダブハンを振り回してますが、シングルと違い初心者レベルの人を教えるのは問題ないとしても、中級以上の人には教えるレベルではありません。特に私はダブハンに関しては釣り中心で物事を進めきたので、雑誌やYoutubeで見かける様な難しいキャストをリクエストされても私にはでできませんから。

シングルでもダブルでも同じことですが100名教えるとだいたい1〜2割の割合でレフティの方がいらっしゃいます。シングルの場合はそれぞれの利き腕だけで釣りは問題なくできるのですが、ダブルハンドの場合はちょっと違います。もちろん利き腕だけのままで釣ることは可能ですが、ダブルハンドの場合は両利きになってしまう方が釣りは断然有利なんです。

ダブルハンドのキャスティングは川の流れに対して、どちらの岸に立つかによってそれぞれ最低二種類の投げ方が必要になるので、合計4種類の投げ方を覚えます。例えば右利きの人が左岸に立った場合(上流から下流を見て左岸)は、通常シングルスペイかスナップTなどでキャスティングすると思いますが、この状態で上流から強い風が吹いた場合(右頬に風を受ける状態)、どうしてもループが風で自分の方へ流されてしまい危険になるので、Dループを自分の左肩側に作る必要があります。

今の私は右(右手軸)でしか振っていないので、ダブルスペイのキャックハンド(Cack Handed)という通常のダブルスペイの裏返しで投げているのですが、これがまた投げにくいんです。もし私がダブハンは両利きになってしまえば、その逆になるので通常のダブルスペイで投げれるので、とても快適にキャスティングができる訳です。

言葉にするとややこしい話ですが、簡潔に言えば昨日はレフティのお客さんを見ていたら「両利きになりなさい。」とお告げがあった様な気がして、ずっと左(左手軸)で振ってました。

シングルハンドの左手振りはダブルホールがぎこちないレベルだけれど、ダブルハンドはどこまで上達できるかな? 継続は力なり、いずれはどちらでも大差がないキャスティングを求めて精進いたします。

写真左から右の流れで右岸立ち。この場合は左手が上でロッドを握り、Tスナップ、あるいはサークルキャストでスペイフィッシング。要は自分の体にフライが当たらず、目的の場所へフライが飛べば良いのですが、これがなかなかどうして。
最近はスイッチロッドを購入する方が増えました。短い分だけ、シュートのタイミングがタイトになります。

氷雨

♪飲ませてくださいもう少し〜♪

昨日は釣りをしていて、こんなフレーズを思い出して歌ってましたよ。でも「今夜は帰らない、帰りたくない〜♪」の次のフレーズが出てこないんです。歳ですなぁ・・。

そう、私が釣りを始めた時間だけ氷雨なんです。超寒い。この時期どこへ出かけるかといえば赤坂見附のレインボー狙い。でもレインウェアを忘れてしまい、ボートに乗ったらすぐに冷たい雨。流石にずぶ濡れには耐えられないので、カップラーメンを啜っただけて仕事に戻りました、合掌。坊主です・・。

やっぱり暖かい日を選んで行かないと駄目ですな。ということで、昨年の様子(こちら)を見て皆さんも日を選んで出かけてみてくださいまし。

♪冷たい雨に打たれて〜、街(赤坂)をさまよったの〜♪by ユーミン。

あ、貴方はハイ・ファイ・セットの方が良いですか?

お後がよろしいようで・・。

今回もニューオータニを見ながら『人間の証明』ごっこ。そうしたらすぐに雨、雨、雨・・・。合掌・・。

ダブルヘッダー

「この後帰ってど〜すんの?」的はな発言があり、三連休という事もあり体力があり余る組はまだ釣り足らない様子で、もうひと試合楽しもうという事になりました。時刻はすでに夕方の5時を回っている。この時期にイブニング釣りがある筈もなく、さぁどうする?

そして出した答えは池袋駅に出てV字ターンでとしまえんへ行き、管釣りを終わりまで楽しもうでないの、という案。でも持っているのはパンフライオンリー(笑)ま、なんとかなるでしょう。東武東上線の準急で池袋へ出て、西武池袋線の練馬方面へと飛び乗った僕ら。その電車の中で再度としまえんをググり営業時間を確認すると、この時期は7時には閉店してしまう事がわかった。すでにこの時点で夕方6時近く。もう練馬駅へ着いてしまった。

としまえんフィッシングエリアのHPの下に『つりぼりカフェ、キャッチ&イート』というリンクがあるのはご存知?偶然にもというか知ってはいたけれど、そのカフェは練馬駅にあるので、急遽そちらへ向かう事に。私は初体験の場所です。

駅から程なく近い場所にあるこのカフェは、釣った魚を美味しくいただきましょうというカフェで調理してくれる。対象魚はホンモロコ。イメージがつかない人は関東のクチボソをイメージしてください。別の魚ですが雰囲気はあんな感じで一回り大きい琵琶湖の固有種です。どのように入手しているかを聞いてみたところ、養殖モノで中国地方から仕入れているそうな(養殖量は埼玉県が一番の様)。あれ、この魚を食べた事あったかな?思い出せない・・。

そして始まった第二ラウンドは1時間の内の20分間勝負で、誰が一番釣るかを競争する事に。エサ釣りならば負けられぬと意気込んだ私ですが、見事敗退でビリでしたので、皆さんにお酒を一杯づつ振る舞いましたとさ。

肝心のその魚の味ですが、とても香ばしくクセがなくワカサギよりも美味しく感じた次第。1時間の釣りで5匹しか食べられないのは残念だけれど、また来る時の楽しみとしてその味を噛み締めて帰りました。そうそう、9名いれば貸切りできるみたいなので、今度は貸し切って皆と競争してみようかな。

大きなリュックは長靴と釣り道具、そして小脇にロッドを持つ鯉しゃぶ隊。外はもう真っ暗でも、遊びは続きます。

さて、何を飲もうかな。すでに鯉しゃぶの会で飲みすぎな僕らは出来上がっていますので、濃いめのジントニックを注文。

小さな丸いプールの中にホンモロコが同じ方向を向いてグルグルと泳ぎ回っている。釣るのは何匹釣っても構わないのだが、食べられるのは5匹まで。フラシにそれ以上入れても食べられません。

6時スタート7時終了の1時間縛り。そのうちの20分を使って、よ〜いドン。こういった釣りは無駄な時間を省くことが有利。でも老眼’sの私は小さい鈎に餌が着けれれません・・。

水深は80cmほど。餌は練りエサで、すでに丁度良い大きさの粒になっており、それを一粒つけるようになっています。

仕掛けは胴突き仕掛け。黒糸の幹糸に枝すで5cmほどのハリスに小さな袖ばり。竿先にブルブルと来たアタリをあわせてご覧の通り。

1時間を真剣にやって一人55〜65匹。およそ一分に一匹釣れる計算。いやぁ絶品でした、ホンモロコのフライ。

負けた私は二杯目のお酒を皆に振舞うのでした。ちなみにメニューはこれ以外に色々な缶詰が置いてあり、それをアテに飲む事ができます。『つりぼりカフェ・キャッチ&イート』のHPはこちら。よくみたら昨夜の僕らが写ってますね。

チャムマスターへの道

釣り仲間に『チャムマスター』の称号を持つ、Wチンがいる。称号と言っても僕ら釣り仲間がつけたわけだけれど、その技術たるや私なんぞのチャム撒きは彼の足元にも及ばない。

1990年代は夏の遊びとしてボラのフライフィッシングを三浦半島の磯や堤防で仲間と楽しんでいたのだが、フライフィッシングでボラを釣る場合はまずコマセ(チャム)を撒いてボラを呼び寄せて、間髪入れずにその場所へフライを入れるという釣り方である。チャムマスと呼ばれる彼は元々は磯師であるから、コマセ柄杓の扱いは手慣れたもので、支持された場所へ20cmと狂わない腕を持つ。

そしてボラのフライフィッシング初心者の場合はフォルスキャストなしでの25ヤードキャストなんてのは無理なので、彼は先にフライを投げさせるのである。そしてその25ヤード先に浮いているインジケーター目掛けてドンピシャのコマセを打つ。その妙技はまさしくチャムマスターにふさわしい。

昨日の釣りは同じチャムでも鯉の場合はその撒き餌が変わってくる。そう、ご存知の2cmほどに角切りにした食パン撒き。軽い食パンは遠投するのはとても難しく、まずはジャミを寄せるかのように多めにそして広く撒き、鯉をおびき寄せる。その後自分の釣りたいレーンへと誘導するのだが撒き過ぎないのがコツで、これがどうして思い通りにはいかなんだ。

昨日の私は竿を持たずに皆のガイドとしてチャム撒きに徹する為に出かけた訳だけれど、パンの種類を変えたり少し潰してみたりと試行錯誤はするものの、鯉のチャムマスターになるにはまだまだ修行が足りないようです。今度Wチンを連れてきてパンのチャミングをしてもらいたいな。どんな妙技を披露してくれるか見てみたいものです。

そうそう、その当時高田バンブーロッドの高田さんに作っていただいた、六角バンブーコマセ柄杓は健在です。今度はそれにパンを入れて投げてみようかな。

ここのコイさんはグルメでして、渋い時は超熟か芳醇でないとなかなか寄ってきません。
ウェーダー持参の人は川の中を縦横無尽に行き来できるので、ランディングもキャスティングも自由度が高いです。バッキングを持っていかれちゃったの図。
トルクフルな太っちょ。髭ピンです。
魚が重く一人ではランディングしづらいので一緒に来た仲間がランディングを手伝います。
食欲旺盛な彼らですが、東京近郊なのでスレてます。でもその難しさが釣欲を掻き立てるのです。
トルクを生み出すビックテール。今回の平均サイズは60cm前後といったところ。
道具を何一つ持って行ってない私ですが、ランディングして撮影している人の道具を借りて、一投で釣りました。時合いがきていれば、普段は気難しい鯉君も、キャスティングコントロールができれば簡単に釣れちゃいます。
そして恒例となりました冷えた体を温めるしゃぶしゃぶ食べ放題。お酒も肉も、いつも以上にいただきました。でも話はここで終わりません。次回へとつづく。

引退のないスポーツ

吉田沙保里の引退会見を見てふと思い出した。

昨年10月に訪れた高知アカメ釣りでの事、筏へ乗るために渡船宿へ着いたのは薄暗い時間帯。その日は僕ら以外に数名のお客さんがいるとの事だった。出発時間が迫る頃、ギリギリのタイミングで一台のワゴン車が到着し、頭を深々と下げながら降りてきたおじさんは慌てるように釣り道具を下ろし始めた。筏の釣りは意外と荷物が多く15キロを超えるダンゴ餌の他にクーラーや釣り道具、そして防寒具に食料などで結構な荷物になる。

その道具を船に詰め込みようやく出船かと思いきや、そのおじさんは船には乗らず、その後ろから歩いてきた足元がおぼつかないご老人、つまりはその方のお父さんらしき方が、体を支えられながら乗船してきた。歳の頃は80歳はとうに越えているだろうか。

船が走り出し筏までの距離はおよそ10分。当然、筏に乗り移る時はその息子さんのサポートはないので、そのご老体を労わり皆で荷物を降ろし老人の釣りたい釣り座へと導いた。その後私はその方が海へ落ちやしないかとヒヤヒヤしながら見ていたが、釣りの作業は手慣れたもので、釣りだけは生涯現役なんだなと感じた次第。船をこぎながら釣りをしているその姿は、なんとも愛らしかった。

そう今から30数年前の桂川では、足が不自由な友達を背負って釣り場へ降りてきた人と遭遇したこともある。その方はパイプ椅子を川辺に据えて、そこへフライフィッシングの出で立ちの友達を置いて彼は上流へと行った。椅子に座ったままの彼を見て私は少し不安になり声を掛けてみると、

「私は動けないので、この場所だけイブニングライズを楽しませてください。」と言われ、私は快諾し下流のポイントを楽しんだ。

イブニングの釣りを終えてその人が気になっていたので見に行くと、暗がりの中でちょうど友達が背負って帰り仕度をしている最中であった。持つべきものは友ですな。

釣りはスポーツの一つと私は思っていますが、ここで私は宣言します。

私は釣りを生涯現役で頑張ります(そんな事、皆さんにはどうでも良い事ですが)。

この業界、先輩で言えばマッキーズクリークの宮坂さんもまだ現役でお店と釣りを楽しんでいらっしゃいますので、私の釣り人生はまだまだ、死ぬまで現役で釣り続けられます。足が動かなくなったら、私は這ってでも釣りへ行って見せますヨ(笑)

気がつけば半世紀以上過ぎた人生ですが、これからも『釣り時々昼寝』で楽しんでまいります。

高額請求

まだ夜も深い頃に床を抜け出し、初釣りは安全牌と決めて車を南へ向けて走らせる事にした。首都高速へ向けて料金所のスロープへ向かうと、車から聞きなれないピーピーという音の後に、「ETCカードの期限が切れております、○○○。」という感じのメッセージ。スロープを半分上がった所でそんなこと言われても仕方ないので、久しぶりに現金の窓口へと向かった。

「はい、¥1,300です。」なぬ?首都高って今はそんな金額なの?

その後、川崎浮島ジャンクション経て海ほたる方面へ。そして二番目の料金所である木更津料金所へと着いた。すると全ての入り口がETCになっている事に気づき、はてどうしたものかと車をスローダウンさせると、左端の料金口だけ看板の電気が灯っていない。その料金所だけ人らしき姿が見えたので、そちらへ突っ込むことにした。

珍しそうなものを見る目で私を見ておじさんは、”おはようございます”の笑顔。そしてこう告げるのである。
「普通車の料金は¥3,090です。」

ナヌ〜?嘘だろおい、¥800じゃね〜の? すると料金所のおじさんは答える。
「それはETC料金ですね、¥3,090お願いします。」

オ〜マイガ〜! 片道の高速走行距離が100kmあるか無いかで、合計料金¥6,230。ガソリン代と含めて往復すると約¥17,500也。こちとら、独り旅なんだぜ。

カマス一匹あたりの金額を計算すると高級マグロの握りかウニの軍艦巻きになってしまうので、帰りは下道で4時間掛けて帰りましたとさ、トホホ。

皆さんもETCの機嫌切れには気をつけてくださいまし。

ETC料金に慣れ過ぎた生活に、こんな落とし穴があるとは知らなんだ。皆さんも気をつけてくださいまし。

とはいうものの、夜明けの釣りは気持ち良いね。つい鼻歌を歌いたくなるけれど、朝の堤防は人だらけ(人を外して外向きに撮影)。8時にはみんな帰っちゃいます。多分、それから仕事へ向かうのでしょう。

ミニワームを使ってルアーの人が入れ食いしている中、プライムタイムは闇の中で投げていたら、投げる度にPEラインが絡んできて、それを解くのに一苦労。釣りをしている時間よりも解く時間が長過ぎてプライムタイムはあっという間に終わりました。

釣り人の話なので言いづらいことですが、最近は細いPEラインを使い過ぎて釣りの最中に何回も切れている人がいます。夜が明ければご覧の通り。もっと広めの写真を撮るとそこら中がPEだらけなんです(分かりづらいので寄りの写真にしました)。ナイロンと違い、切れにくいしナイロン糸に絡むととっても取りづらい代物。 気になるPEは私のポッケに入れて持って帰りましたが、ポケットはパンパンで取りきれません。全ての釣り人が気になる範囲だけで良いので、この糸を持って帰ってもらえれば、少しは釣り人の評価は改善されると思いますが、このままではどこも釣り禁止になりそうな気がします。

アジとカマス君は二桁手前でプライムタイム終了。まぁ、家族で食べるにはちょうど良い量なので、よしとします。というか、これ以上は捌くのが面倒だしね。カマス君はキャンプの食器を乾かすネットに入れて一夜干しにしました。