東京湾デイゲーム

私のシーバスフライの歴史は意外にも古く、中学3年頃のスタートだったかな?当時はブラックバスを釣るよりも遥かにお手軽だったシーバスは、週末夜の芝浦ふ頭へ自転車釣行。最初はルアーで狙っていたのだけれど、ラパラで釣ると先輩たちに「ラパラは餌だ。」と揶揄されるので、フライを試してみたのが始まり。

最初は手元にあるウーリーバガーやモンタナニンフで狙ってみた所、手のひらサイズを少し超えるセイゴは意外にもアッサリと釣れることがわかった。で、色々とカラーを変えてみたらチャートやホワイトのウーリーバガーが良い事が分かった所で興味が遠ざかったのが高校生の頃(当時、大物は釣れませんでしたので)。

時が流れてフライのシーバス熱が再燃したのが、ハーミットオープンと共にやっていたシーバス夜会。閉店後に晴海埠頭周辺で数時間シーバスを楽しんだら銭湯へ行き、その後に月島で「もんじゃ」を頂くという大人っぽい遊び。

それから数年後に世捨て丸を購入し、シーバスガイドをやっていたのが約10年間。でもね、その頃は全て夜釣りだったのです。シーバスのデイゲームが始まったキッカケは、岩井 渓一郎さんが始めたフローティングミノーで、エキサイティングな釣りに皆さんが魅了されて今に至るのです。当時の私は4/0番のエンリコミノーを夜中に引っ張って大物を釣っていたので、フローティングミノーで釣れる話は、やってもいないのに全否定。その後、半信半疑私で始めたらその面白さにハマリ、半年遅れ位でそのブームに乗っかった感じでした。

今やデイゲームといえばフローティングミノーの釣り。そのシーズンインが大体今頃で、10月の後半にもなると潮が澄み難しくなってきます。そして本日朝は、「2018年秋デイゲーム開幕か?」と思いきや、朝の時合いにボイルが散発で渋いスタートと相成りました。

今回のシーホース のウッチーこと内田船長は、「世捨て丸」時代の共同所有者。なのでシーホース歴は10年ですが、実際には18年超のベテラン。本日のゲームが終わった後に彼と私は顔を見合わせて、「次の台風以降だね。」の見解デス。

シーホースの内田船長ことウッチー船長。私よりも年上に見えますが二つ年下。長い付き合いなので私の弟みたいなものです。
朝の時合いはタンカー周りと堤防壁沿いの潮通しの良い場所を狙います。今年は沖のボイルがまだ無いんです。マグロよろしく、シーバスのスイッチもイワシ次第。
引き波を引いたフライが上手いこと壁(船)ギリギリを通せるとガボッと出てくるシーバス。エキサイティングなフローティングミノーは、一度やったら病みつきデス。
タックルは9ft6-8番が標準ですが、強風下になった場合を考えると8番がオススメ。リーダーは-2X直結か、20-30ポンドのティペットを付けて使います。
奥に見えるはフジテレビ。湾奥では東京タワーやスカイツリーなどを見ながら釣りをするので、ちょっとした観光気分?右に見える島みたいなものは、お台場(品川台場)の名残リである砲台跡の一部。
水面を割ってシーバスがドッパーン。特にこの時期のシーバスは良く引くので楽しいですゾ。
来週の台風後は川筋は泥濁りになる代わりに、湾内の水温が下がり良い方向へ向かうことでしょう。シーズンインすると船は取りづらくなるので、週末利用の方は早めに予約しましょう。

風と共に去りぬ

このタイトルを聞いてビビアン・リーの顔がすぐに思い浮かぶ人は、多分60歳過ぎですな。私は映画好きでもありますが、この映画で覚えているシーンは南北戦争の最中に馬車で逃げのびるシーンですが(だったですよね?)、昨夜はこの猛火の中を駆け抜ける馬車のごとく、シーバスは走りさった訳ではありません。風と共にボイルして、風とともに去る感じ。なので、風がやめばどこかへ去ってしまうのですが、また風が吹けば戻ってくるのです。

なんか難しい釣りをしてきたのかと思われるでしょうが実はその反対で、風と共にベイト(カタクチイワシ)が大挙して押し寄せるので猛ボイルが始まり、キャストする人間のアドレナリンがマックス状態になると言うシチュエーション。魚のスイッチが入れば、ワンキャスト4バイト。10バイト1キャッチという、私的な表現では”イレグイ”という言葉を使わせて頂くその様子。最初の1時間はずっと風が吹きっぱなしの状態が続いたので、普段釣れない恨みを果たすかのように釣りまくりました。その後は『風と共に去りぬ』でフェードアウト。

ひとしきりシーバスの入れ食いを楽しんだのでお腹いっぱいの皆さんでしたが、釣りものを切り替えてメバリングへ。こちらも高活性にて「目指せ尺オーバー」という意気込みでキャストしまくりのエキサイティングな夜。帰宅後は心地よい疲れで爆睡です。

毎年言っていることですが、ゴールデンウィークの大渋滞につかまるよりも近くの海。お休みに入っても船の数が突然増える事はないので、ポイントだって激混みはありません。帰りは渋滞知らずの東京湾はまさにパラダイスなんです。

釣行直前に巻いたピンクキャンディ炸裂でイレグイ状態。魚に壊されるまでの2時間ずっと使い続けました。
釣りに夢中で猛ボイルの写真を撮り忘れましたが、ボイルしているときは一辺に10本以上がボイルしている、まさしくナブラ状態。
投げればバイト、そして何回かに一度にヒット。風があるのでタックルは全員9フィート8番のフローティング。
キャッチすると食べたベイトを吐きまくるシーバス。上手いことにそのベイトサイズが今回使ったフローティングミノーのサイズとドンピシャの大きさ。
ネオンカラーの目ん玉は夜の海に怪しく光ります。いつもならば割れて取れちゃう目ですが、これはとても丈夫で使った全てが取れませんでした。
メバルは泣き尺まで。シーバスと違い食べているベイトが一回り小さいので、フライを変えて狙いました。メバルは何本か持ち帰って、胃袋へ収めました。
シーバスは40cmから60cm弱までで、まさしく入れ食いを堪能。たまにこんな日があると嬉しい悲鳴をあげながら釣り続けるんです。

台風とアタリ カラー

若かりし頃に台風接近を聞いて荒れている湘南の海でサーフィンをしたことがありますが、それは若さゆえのカッコつけです。そんなことで女性にモテることもなく、むしろ溺れそうになって二度とやらないと誓いました。皆さんは決して私の真似などしないように。

昨日の予報は台風接近で太平洋沿岸は波が高くなるので近寄らないようにですが、東京湾は場所によっては北風には強いのです。昨日は船長の判断でシーバスへGO。タックルを用意していた夜明けは、谷間を抜けるビル風が恐ろしいほど吹いてましたが、洋上は風速6-7mと行ったところ。ハワイのコナウインドに比べれば大したことありません。

ご存知の通りお魚は気圧が低くなるとよく釣れると言われてますが、私の経験上でも同じ。お魚が持つ浮き袋が関係しているなどの諸説がありますが、接近前の穏やかな曇りの一日は爆超することがとても多いと感じます。と言っても台風接近の最中は細心の注意が必要ですから気をつけましょう。

波は通常よりも若干のウネリがあったものの、釣りするにはまったく問題がない程度。最初の一投目から何匹もの魚が水面を割って猛バイト。いつもなら飯を食べながらタラタラとやる釣りが、モチベーションが途切れることなくずっとトップ炸裂のゲーム。

そんなフローティングミノーフライでの猛バイト。最初は通常のパールカラーを使っていたのだけれど少し経つと魚はスレ始めて反応が鈍くなる。そこでフライのカラーをマジックボディのイエローカラーを使ったフライにチェンジすると、再び猛アタックが続きました。(フライの作り方はこちら12

このボディカラー、夜の出船では「カラーは関係ないですよ。」といつもお客様に言ってますが、日中の釣りの場合はボディカラーがとても需要で、パール一辺倒だと飽きられてしまい、釣果が続かないケースが多いんです。潮色の違いによってもボディカラーを変えていく必要がありますが、私的見解ですがイエロー→パール→ブルー→ピンクの順で日中は試してください。ピンクは使用率が低いのですが、時に爆発的な威力を発揮することもあるので、タイイングは忘れずに。

東京湾はデイゲームシーバス、フローティングミノーのステージに入りました。皆さんご準備を!

台風接近の最中1番の強敵は波でも風でもなく、モチベーションを下げる豪雨。パンツまでビショビショになりながら、釣り続けました。
最初のうちはおチビちゃんの入れ食いでダブルヒット続き。

 

ナナマルと応戦中のゲスト。この後ランディング寸前でバレてしまった、残念無念。
これだだけ水面がざわついているとフライのアピール力はなさそうに見えるけれど、シーバスはしっかり上を見ています。隣でやっていたルアー船もロッドがずっと曲がっていました。

 

今回の相棒はWinston Boron IIIx 9ft 8番TFOのアトール。昼間に見ると随分と派手ですな(バイオレット)。
悲しいかな、大物はランディング失敗とラインブレイクでキャッチできずに、サイズはロクマルまで届かなかった。でも潮頭にいる最初の一投目出る個体は全て大きかったです。次回に期待。

ゴールデンウィークの過ごし方

長いお休みをいただくと、どうしても遠征したくなる心中を察します。ですが、5月の頭は気温上昇で高い山を水源とする川は雪代がひどく、特に日本海側やアルプス周辺、東北は水量もさることながら水も冷たくなかなか釣るのが難しい状況。もちろん探せば釣れる川はあるのですが、パラダイスまではあと2週間以上先といった感じでしょう。この時期の遠征は渋滞と疲労との戦いなのでゴザイマス。かつて私がサラリーマン時代にゴールデンウィークの釣りを余儀なくしていた時は遠征はせず、比較的に近くにある川側のキャンプで二泊三日の釣りが常でしたっけ。

フライフィッシングはとかく油ビレを持つ魚が好きな人が多いですが、ここは一歩引いてそれ以外の魚を狙えば、ゴールデンウィークは楽しく過ごせるというもの。都会ではブラックバスにスモールマウスバス、コイにシーバスやメバルなど、自宅から全て50キロ圏内で仕留められるので、渋滞知らず。そして季節も手伝ってかなり楽しめるのです。

ゴールデンウィーク最終日にこんな事書いてたら「もっと早く言えよ!」と叱られそうですな、ゴメンナサイ。

シークロ
関東のシーバスマニアならご存知、フライフィッシングを主体としてシーバスをガイドするシークロ。これからの時期はクロダイも狙います。

今年の私はというと例年通りシーバスをゴールデンウィークの釣りモノとして楽しんでいます。行ってきましたよ、シークロさん。釣果はさておき、ゴールデンウィークの海はプレジャーボートで溢れていると思っている方も多いと思いますが、ナイトシーバスはレンタルボートがありませんし、ほとんどがガイド船のみ。なので、普段と何ら変わらないのです。

シークロのりゅうちゃん
シークロ2号艇の船長『龍ちゃん』。彼は私の数十倍も釣り過ぎな人生を過ごしています(笑)。ちなみに、船長が釣ったのではなく、私が釣った魚をランディングしてもらってパチリ。

風も心地よくなったこの季節、シーバスはゴールデンウィークを境にナイターからモーニングボイルへと移行します。油ビレの魚はもちろん楽しい釣りですが、いろいろな釣りに視野を広げることによってヒントを得ることがたくさんありますので、たまには違う魚を狙うのも良いものですよ。

シークロ
ゴールデンウィークの海は思っていた以上に船が出ていませんでした。
尺メバル
初めて見た尺メバル。私もまだ釣ったことがありません・・・。そのキャスティング方法は意外なもの。
メバル
持って帰って食べようかとも思いましたが、リリース。今度は私に釣れてほしいものです。
シーバス
1番大きなものはナナマルまで。今後はこのサイズが朝方釣れてくれることでしょう。

 

家族にはシーバスよりもタコ

夏のシーバス
夏シーバスらしい色の濃い魚体。シンキングで引っ張ってみた1尾

真夏の太陽を浴びての東京湾でクルージング。なんか暑そうに聞こえるけれど、アスファルトの路上よりもずっと涼しいし、海風が絶え間なく吹くので意外と心地よいもの。そして何と言っても夏シーバスは2月頃のシーバスに比べると倍ぐらいは引きが強い感じ。もの凄いロッドの絞り込みをするからどんな奴が現れるのかと思ったら、50cmくらいしかなかったりします。

東京湾でハーミットがオススメするシーバスガイドは『シークロ』か『シーホース』のどちらかだけれど、羅列すると兄弟船みたい。で、今回は横浜・東神奈川にあるシークロにお世話になることに。今回は朝出船なのでメインはもちろん水柱が立つシーバスのフライでのフローティングミノー。ここの所タコも豊漁だということで適当なところで蛸釣りを楽しむというダブルヘッダーをお願いしました。

シェード際へキャスト
シェード際へキャスト。よりタイトに攻めることでシーバス君のチェイス数がグンと上がる

今回は夏休み中ということもあり、子連れ狼的な出船で息子にはルアーを投げさせ、私はフローティングミノーというスタイル。開始早々からバイト連発だったけれどオヤジが沢山釣ってもしょうがないので、抑え気味で楽しんでました。

Winston Jungle Rod
ウインストンのジャングルロッドの速射力はバツグン。手返しよく釣りができる。でもこのロッドは本来ピーコックバスやドラドなどを釣るためのもの

最近の状況はというと、現在シーバスのフローティンングミノーフィッシングは上り調子。潮色は夏の潮らしく赤茶色だけれど、この濁りがないとトップウォーターのフライフィッシングはごまかしがきかないのでとっても重要。10月の澄み潮になる頃はフライを見切るようになり、その頃は夜に紛れての釣りが中心になります。だから太陽がジリジリと照りつけても、日中に釣れる今の方が誰がやっても楽しい筈。それに前述のように冬に比べればその引きは抜群デス、ハイ。

夏シーバス
パワフルな夏シーバス。一度やったらやめられない

要所要所でシンキングラインでも試しましたが、今回はフローティングミノーに分ががありました。そしてキリの良いところで蛸つりへGO! と言ってもポイントはほとんど場所は変わらず、蛸を釣っている目の前でシーバスもボイルするので、二刀流の構えで準備が必要かもね。

タコ釣り
あぁ、この感触。久しぶりに感じたかも。タコは脱走の天才

私は普段三浦半島の先っちょでボラのフライフィッシングのついでに蛸釣りを楽しみますが、今回は船の上。仕掛けが違うのかと思って自分の道具を持って行きませんでしたが、全く同じでした(無料で貸してくれます)。蛸釣りは赤く塗られたテンヤ(二本針で重りがついた仕掛け)の上に通称アカベンという偽物のカニが乗っており、これを海底に着底させてチョコチョコと動かすという方式。岸の場合は少し放り投げてズルズルと底を這わせるけれど、ボートの場合は船が動くので、上げ下げしているだけで良し。

するとズ〜ンっと重くなるので、すかさず逃げないようにラインを張った状態で手釣り糸を手繰り寄せるという寸法。好調というだけあって10分に一度はアタリがあり、すべてをフッキングさせるのは腕の見せ所といった感じでしょうか。

タコ大脱走
釣ったタコが排水口から大脱走。ん?この光景どこぞのテレビで見たことがあるぞ
東京湾のタコ
排水口から逃げ出す寸前にナイフで急所を突き捕獲成功。この日一番の大きさは息子が釣りました

私は漁師じゃないから、息子と二人で3杯釣ったところシーバスへ戻るようにお願いし、その後は終わりまでシーバスを楽しみました。そしてこの夜は茹でた蛸で家族での”たこ焼き”パーティ。フライフィッシャーマンもたまには獲物を持って帰っての家族サービスです(笑)。ま、フライフィッシングじゃないですけれど。

シーバス
その後も船の影などで順調にフローティングミノーへのバイトあり。これからが本番のシーバスフィッシング。二刀流で楽しんでみませんか?

嵐を呼ぶ漢・again

昨年から引き続き嵐を呼ぶ漢、管理人です。

「出れますヨ。」って船長の甘い囁きに出船した春一番の夜。爆風が東京湾を駆け抜けるけれど、風裏はなんとなんとかなるでしょう的なお気楽な僕ら。こんな時は隙間フェチになってタンカーや風裏と灯りのからむポイントを探して回る。

シーバスフィッシング
隙間フェチな人たち。風裏なのに風が巻き込んでいるので、全く穏やかではない

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