管釣りに使う完成品はフライをチューニングをして使う

最近の傾向として、タイイング(毛ばり巻き)をする人が減っていると思います。昔はフライフィッシングを始めると約90%以上の方はフライタイイングを同時に始めるんですが、今は管釣りメインの人が増えてコマーシャルフライ(販売フライ)で十分釣れるからという理由で、タイイングを始めないのかもしれません。また、現在フライフィッシングを楽しんでいる人たちは年齢とともに目が怪しくなるのと、タイイングの時間が作れずに、コマーシャルフライを店頭で摘んで、釣りへ行くという現状も後押ししているのでしょう。

ともあれ、そんなコマーシャルフライをそのまま使うか、あるいは買ったフライをチューニング(トリミング)するかで釣果が変わるのはルアーと同じ。なのであえてルアーの人には馴染みのあるチューニングという言葉を使ってみました。

売られている完成品フライは、タイイングスピードと同一のクオリティが求められるので、細かなディテールや動きなどへの気遣いがありません。なので以下の写真のように、ご自身で色々とチューニングしてみてください。紹介した方法は一部ですが、他にも色々とあるかと思うので、ご自身でも色々とお試しあれ。

ちなみに私のタイイングの現状は、やっぱり管理釣り場へ行く時はタイイングせず不足分をコマーシャルフライで補う状態(というか、手持ちでどう楽しむかを考えているので、予備として購入かな)。でも私みたいなオタクな釣りばかり行っている人は、コマーシャルフライじゃ補えないので、やっぱりタイイングが主体です。

フライフィッシングの楽しみは、キャスティングとタイイング、そして本来の釣りそのもの。この三つが楽しめるようになると、より一層フライフィッシングは楽しくなりますヨ!

コマーシャルフライの売られている状態はこんな感じ。テールは切り揃えられて自然な感じがしない。自分がタイイングしたら絶対こんなことしません。見本はすでに手を加えてボディを少しかきむしったのでふんわり感がありますが、実際はダビング材も硬くタイイングされてます。
まずはフックを横にして、線に沿って右手で不要な部分をむしり取ります。ハサミを使うよりも手を使った方がより自然で綺麗に仕上がるし、現場でもできます。
左右をむしり取ったら、さらに180°ずらして同じ作業をもう一回。根元は綺麗に取る必要がはなく、残った根元はテールの絡み止めのスタビライザーとしての役目をします。
ボディがダビング材で巻かれているフライは、ツイザー(持っていない人はいらない硬めの歯ブラシ)で書き出しボリュームを出します。針先がむき出しになっているものはこの部分を曖昧なシルエットでカバーすることで、スレマスに効果が出ます。
絞りが足りなかったので手前ピンになっちゃいましたが、奥がチューニングの例。テールの先端は売っている状態の1/3ぐらいにすると、動きがグッとよくなります。根元付近のボリュームはスタビライザーとして。ソラックス(ボディ前半)にボリュームを持たせることで、動きと針先のシルエットを曖昧してくれます。
濡らすとよくわかりますが、購入したままの状態だと先端までボリュームがあり、動きが損なわれます(中にはそれが良いという人もいるでしょう)。水に入れて上下に動かせば、その違いがよくわかります。

ラビットスキンがついたゾンカーなどは、毛が付き過ぎていると浮力があり沈みにくいです。またその部分が水を含み、キャスティング時には重くなってしまい、投げにくくなります。まずはガードヘアを手でむしり取り、ボリュームを減らすとともに、見た目も綺麗にしましょう。

この違いがわかりますか?ボリュームは2/3くらいで、硬くて不揃いな毛がずべて取り除かれました。ちなみに見本に使っているフライは、ハーミットで売っている完成品フライを使っています。

 

革の部分も水を吸うと重いのと動きが良くないし絡まりやすいので、先端に向かって細くなるように革を削ぎ落とします。同じ作業を左右行います。

 

キャスティング時にカックンカックンして投げづらかったフライも幾分投げやすくなるのとともに、テールの動きが格段によくなります。この他にも色々なテクがありますが、それはまた今度。ハーミットのコマーシャルフライはこちら

雲を探した本栖湖での一日

そう、昨日は一日中ずっと雲を見ることがない快晴、というか強風のせいで終日富士山がくっきりと見えていた。富士山の撮影に来た人には嬉しい一日だったに違いない。という私は・・・。

夜明けと共に私の釣りはスタートするのだが、昨日は時間を読み間違えてポイントへ着いたのが6時過ぎ。すでに明るくなってしまったので、慌ててポイントへ降りて投げること数投目。いきなりガツーンと来たのが、久しぶりに出会ったそこそこサイズのヒレピンレインボー。いやぁ嬉しかった。これは撮影会だなと思い、被写体にロッドを添えて写そうと思ったら、なんとデジカメのバッテリー切れ、マジか・・。

思い起こせば記憶に残る本栖湖でキャッチできた大物の写真はことごとく撮ることができていない。大晦日に狙って釣れた鼻曲がりのオスの時は、私はおろか一緒に行った仲間さえカメラを持っていな始末。レッドバンドと立派なヒレだけが記憶に残っている。

そして5月の洗濯機(ワカサギを追って複数の大物が追い込み漁をしている様子)状態を見つけ、それをグレーゴーストでヒットしてバッキングラインを半分以上もって行ったヤツら。その日はそんな状態だったから、釣れている状態を維持するためにすぐにリリースしすぐに次の魚を狙っていた。さらに車にカメラを忘れて来たものだから、後で取りに戻ろうと思っていた。しゃがんだ姿勢で群れが散らないように四本目を狙っている最中に、私の容姿が気になった釣り人が背後から現れるや否や、レインボーの大物は全て散ってしまい、その後は何も起きなくなった・・。

釣りなんてそんなもの。写真は他人に自慢するためにある訳ではない。釣った事実さえ蘇る記憶として残れば良いと自分に言い聞かせては見るものの、やっぱりちょっとだけ寂しい気分。

仕方なくヒレピンくんをマジマジと眺め、そっとリリースした。そして釣りを再開して数投後にもう一本キャッチ。しかし今度の魚は放流ヒレ丸君であった。

車に戻って一息。普段は釣れないで帰ることの方が多い本栖湖だけに本日はこれで良しと考え、ふと見た車のダッシュボード。そこには置きっぱなしにしてあるスマホがあり、やっちゃった感が否めない。私は普段から携帯を持ち歩く習慣がなく、車の充電器に繋ぎっぱなしにしているし、スマホで写真を撮る習慣すらないので、世の人々は携帯はカメラとして使っている事をすっかり忘れてた。あ〜ぁ。

朝一で満足したので本当はこのまま帰っちゃおうかと思ったけれど、今日はまだまだ釣れるんじゃね?的な雰囲気。カメラも手に入ったことだし、今度キャッチしたら、ちゃんと証拠写真を残さなきゃ、と。

そして爆投すること丸一日。その結果は・・・。

最後の写真でわかるでゴザイマス。

「釣り人は一本の杭になる」を実証して、本当に杭になってしまった状態?正面ではJPOPの有名人らしき人がMVの撮影をしていた。音に合わせてマイクなしの歌声が聞こえてきたが、はて、誰だか?
スマホの画像は誇張されて、さらに無理やり画素数を上げているから拡大すると綺麗じゃありませんね。iPhone5だからだめなのかな。岸際のバブルラインを泳ぐ魚を探すが見当たらず、斜めに投げまくる爆投の午前10時頃。
長崎の前に来ると『もぐらん』が来て餌を巻き始めた。その前ではトラウトのボイルが起きていた。魚はあの下にたくさんいるのだが、ルアーでも届かない距離だろう。よく見ると、その上で”おかあさんといっしょ”に出ているワンワンらしき着ぐるみが撮影していた。釣り人よりもカメラマンの数の方が多い本栖湖。ずっと投げまくる12時。
右回りでずっと攻めて最後に入った仏岩周辺。太陽がこの位置に入ったら、このあと1時間ほどが勝負の時間。
終了間際にもう一匹追加。でも容姿が寂しいヒレ丸くんでした。それでも日に3本釣ったのは久しぶり。ちなみに先だって駐車場前観光ワンドでナナマル(正確には75)のヒレピンレインボーが上がっています。湖仙荘さん曰く、ここのところ皆さんよく釣っており、先日の土日グループは全員キャッチだったそうで。水温は思っていたよりはまだ高めですが、秋シーズンのインです。

という事で、ヒレピンはまた今度・・・。

ゴルフとフライフィッシングの共通点を探る

私はゴルフをしませんが、フライフィッシングとゴルフって結構似てるんです。ゴルフクラブはフライロッドと同じで番号で管理されており、目的の距離や魚の大きさによってロッドを選びます。グリーン上のパターはフライフィッシングで言えば4番以下のロッド。重要なのはそのアプローチショットで直径20cmぐらいの円に打ち込めるスキルが試されます。クラブの番号の付け方はゴルフと逆ですが、コントロール重視の4番以下と、釣りたい距離が遠くなれば(または魚が大きければ)数字が大きくなり、5〜12番という具合にロッドの種類があります(一般的なフライロッドは8番まで)。

そんなフライフィッシングはゴルフの打ちっ放しの練習のように練習してからフィールドへ出かけるのですが、ゴルフの打ちっ放しに相当する場所が管理釣り場。ラインの軌跡が多少目的からズレたとしても(シャンクしても)そこには魚がいるので、初心者でも釣ることができるというもの。ただ、その環境でずっと釣り続けていても上達はしないので、プロのレッスンを受けるようなものがフライフィッシングのキャスティングスクールになります。

管釣りの中では適当なキャスティングで充分に魚を釣ることはできますので、フライショップの言うことなんて聞かなくても心配ありません、釣れますから。だだし、そこから一歩進んで自然のフィールドでヤマメが釣りたくなった人はゴルフ場へ足へ運ぶのと同じようにまっすぐ飛んで目的のカップサイズ位のポイントへフライをキャスティングする必要があるのです。

フライフィッシングは同じ疑似餌の釣りであるルアーと良く比較されますが、ルアーは30分も投げてればそれなりに釣りになるのに、なんでフライはダメなの? という質問も多いですが、これは投げる重さが変化するという問題があります。ルアーは投げようとするものが5gであれば、その重さを感じて力加減で調整していきますが、フライフィッシングは投げている最中に重さが変わる(フライラインを振り回している長さ=重さ)ので、それに順応する難しさがあります。遠投する場合(ドライバーショットのようなものかな?)はラインは最大の重さを得たところで初めて手を離し、残りのラインを飛ばすという寸法です。

ちなみにハーミットのキャスティングスクールで複数回参加される人は全体のおおよそ50%。向上心がある方の上達はそれは目覚しいもので、びっくりするくらい上達します。キャスティングというものはなかなか自分一人では何が悪いかわからないので、皆で集まりお互いをチェックし、的確な指摘とアドバイスが大切だと思います。

そしてその複数回スクールに来る方のほぼ全員がバックキャストの修正が課題と言ってよいでしょう。「そもそもスペイキャストのようにフライキャスティングなんて後ろはどうでもよいんじゃね?」と思っている方もいるでしょう(スペイももちろんバックキャストに相当する部分がとても重要です)。それで満足している人は自信が持っている力の60%くらいしかフライキャスティングにエネルギーを生かしていませんので、それで良いか否かになります。

もし、あなたが近くに教えてもらう人がいない場合は自分自身をビデオに撮り、以下のようなことをチェックしてみてください。

●ロッドティップ(竿の先端)が、直線に動いてますか? →時計の文字盤10時から1時まで動かしてと習い、文字盤に沿って動かしていませんか?文字盤に沿ってロッドティップが弧を描いて動いていたら飛びません。文字盤の10時から1時までの竿先は、ほぼ直線で動くのが理想です(文字盤を無視して直線で動く必要があります)。
●バックキャストが後方に力強く伸びていますか? →ロッドティップの奇跡は常にほぼ直線が理想です。180度後ろにフライラインが引っ張られる力を得られれば、あなたのロッドは前方へ飛ばそうとする前からロッドを曲げることができるので、ロッドの反発力を遺憾なく発揮できるはずです。
●ロッドティップが滑らかに加速してストップし、その後ロッドがブレてないですか? →極端な急加速や激し過ぎるロッドのストップは、結果的にロッドの先端が滑らかな直線の動きを妨げる要因です。

上記の内容で当てはまることがあれば、端的な説明は『いかにロッドティップ(竿の先端)が滑らかに加速して所定の位置でストップするまでの動きが直線的であること。』それに尽きます。悩みながら修正してみてください。

「言っていることは分かっちゃいるが、それができないんだよ。」と突っ込まれると思いますが、この助言が少しでも役にたつことを願ってます。

本日のキャス練参加は大所帯の16名。
ハーミットのキャスティングスクールを手伝ってくれる、キャスティングインストラクターが2名(右の二人)いるので、私は大助かり。大変感謝しております。ハーミットのキャスティングスクールに興味がある人は、こちら

HMT・BBQ親睦会のご報告

ハーミットBBQ親睦会は今年も多くの人に参加いただき大盛況。昨年同様に家族での参加が多く、そして初心者からエキスパートまで集まり、釣りの話が飛び交う一日でした。ハーミットは多くの入門者や顧客様がいることで支えられていますので、今後もこの活動を続けて皆さんとフライフィッシングを楽しんでいただけるよう頑張ってまいります。

また、今回もワンフライトーナメントの開催にあたり多くのメーカーさんや、顧客様から御協賛をいただきましたことに大変感謝しております(御協賛メーカー:(株)マーヴェリック様(株)C&F様(株)ティムコ様(有)E&E様(有)アングル様(株)キャップス様・その他メーカーと顧客様

さてその内容ですが、昨年同様にまずはフィッシングスールに新製品の試投を楽しむ午前中。その後BBQ親睦会を楽しみ、ワンフライトーナメントをするという内容です。その様子の写真を見ていただき、なんか面白そうだな、と思っていただければ幸いです。また来年も同じ時期に行う予定ですので、多くの参加をお待ちしております。

参加の皆さんがお持ちになったロッド群の一部。カンツリーに来られる人々の道具の傾向をメーカーさんはこの画像を参考にして見てはいかがでしょう。それにしても釣り道具はその人の個性が出るものですね。
イベントスペース設営前はとても寒かったので、先にいらした人々は焚き火の前から離れられません。木々は紅葉真っ只中という季節。
ご家族での参加で、奥様と一緒にロッドを振るの図。管釣りはどの人のロッドも絞り込んでくれる、初心者の癒しの場所。
息子さんの魚を父がランディングするの図。息子さんは後半夢中になって釣りを楽しんでいました。
今回の試投ロッドはティムコさんとキャップスさんとC&Fさんのロッドをご用意。本当は綺麗並べて写したいところですが、何せスタッフが少ないものでして、てんやわんやの一日です。ご勘弁くださいまし。好評だったのはGルーミスのプロマックスでしょうか。
日差しも手伝って管釣りは大にぎわいで釣りスペースが足りません。なので、皆さんにロールキャストを教えてトラブルがないように少なめのスペースでたくさんの魚を釣っていただきました。
皆さんが釣りを楽しんでいる頃、ベースキャンプのオーナシェフである岡野くんが下準備。毎年美味しい食事を提供してただき、感謝しております。
BBQの後はワンフライトーナメント。#12のフライを1個だけ使い、1時間で何匹釣れるかを競います。もちろん初心者にはハンデがたくさんありますので、優勝がエキスパートとは限りません。
各所の焼き網に一人、BBQ炭番長を決めて焼肉を仕切ってもらい、知らない人たち同士の親睦を深めてもらいます。そしてBBQを満喫の後はワンフライトーナメントがスタート。
使えるフライは1個しかないので、糸が細いと切れちゃうし、太いと釣りにくい。同じ場所で釣り続けるとスレてしまうという、ジレンマがあります。それをどう克服するかがこのトーナメントで優勝するかの鍵になります。

 

ワンフライトーナメントで力投するの図。釣り場の洗濯も重要なファクターでしょうか。混雑の管釣りでの移動は吉と出るか否か?
初心者にはたくさんのハンデが与えられるので、始めたばかりの女性が2位になったりします。
昨年の優勝者はハンデをつけられるので、二年連続優勝した人はまだいません。でも今年もドライで挑戦した人が優勝。優勝者にはLAMSONのフライリールが贈られました。ドライでの数釣りは難しいですが、二年続いたので来年はドライのハンデを少し減らすことにします。
賞品の中には漫画家のうちのまいこさんの単行本がありましたので、本人がいるので急遽始めた似顔絵入りのサイン会。

会いたい・・(イトウを求めて北海道遠征)

今年もあと二ヶ月となり、遠征の釣りは今回の釣行が最後の締めくくりという感じになった私。思い起こせば今年の釣りは宮崎のオオニベに始まり、釣れないとされる魚を追い回す一年になってしまった。そして最後に北海道の中でなかなか釣れないという天塩川でイトウに挑戦してみる気になったのは、難しいと言われるからやる気になった冒険心と、混雑する釣り場が苦手なので他を避けて人が少ないこの地を選んだのかもしれない。

北海道北部は私には土地勘がないので、この筋で一番有名な千葉貴彦氏にガイドを頼み、一緒に爆投し続けたこの四日間。記憶に残ったものは静寂と延々と続く広大な川。そして恵まれない天気。今年は釣り運を持ち合わせていないようです。そして、新たな釣りの課題を加えたことで、本命に出会えない時間がさらに過ぎていく。

今年10月までを振り返りブルーになった気持ちをムッチーに打ち明けたら、
「稲見さんの生年月日っていつでしたっけ?」と突然の質問。その問いに答えると、

「あ、今年はダメですね、大殺界(停止)です。」というお答え。

ふむ、残りの2ヶ月あまり、大殺界のせいにして、来年から頑張る?

と言ってはみたものの、釣りの虫は治ることはなく、また明日からどこかへ釣りへ向かう私でゴザイマス。
あぁ、大物に出会いたい・・・。

広過ぎてどこを攻めて良いのやら。交通事故を待つのか、この広大な広さからポイントを絞り込むかで、確率がグッと変わるのでしょう。
小さいものを投げていたらアメマスが掛かっちゃうので、今回も3/0から6/0番のフックのフライを投げまくった。大きさにして13〜18cmくらい。
4/0のフックをガップリ食うおチビちゃん。と言ってもフックが大きいのでそう見えるだけで、実際はアベレージサイズのアメマス。この活性が上がった時合いにうまいことイトウの前にフライが流せるかどうかだろうが、今回はそのタイミングが合うことがなかった。
鮭の産卵は終盤を迎え、岸際には骸がたくさん。

 

スティールヘッド同様、1キャスト3ステップダウン。自分がキャストできる範囲をくまなくフライを流しまくる。非情にも氷雨の日々でミルキーウォーターへ・・・。
少しでも濁りの少ないポイントを選んで流すとアメマス君がお出迎え。サイズがアップするたびに熱海(伊東の手前なので)さんが来たかと、ドキドキする。
フライはイントルーダーからその他諸々。フライを何回交換したことか。
ポイントにはさっきまでいたであろう、生々しい会いたくない方の足跡が。北海道はどこへ行ってもいますので、仕方がありません。
結局どんなにフライを大きくしてもアメマスを避けることができないのでゴザイマス。なので、4/0フックでアメマスを10本取ればその次にはイトウ一匹は掛るだろうという感覚。

Motosu Dreamer(夢追い人)

釣り人はとかく妄想癖が多い人種ではないだろうか?思い描いたポジティブな妄想は打ち砕かれる連続なのに、心が折れることは少ない変わった生き物だと思う。

夢を追い求めての本栖湖通いはじめて早40年の月日が過ぎたが、今シーズンも嵐とともにスタートした気がしたので出かけた次第。もっとも富士山を前にロッドを振っているだけで私の心は50%以上は満たされるのである。

さて昨日の本栖湖は?

平日というのにフライフィッシャーマンが合計で7名ほど。前々日の台風の影響で大増水を狙ってきたのだけれど、平水よりちょっと少なめでバックが取りやすく、振りやすい状況。天気は一日中曇天でサイトフィッシングはできず、湖岸沿いを前進しながらのドライフライのランダム打ち。そして濁りのポイントを探して沈めての釣り。どちらも撃沈でした。

水温がもう少し下がる11月中旬ぐらいから、そこそこ釣果が出始めるはず。私は数々のドラマを本栖湖で経験してきたけれど、そのドラマのほとんどが成就しない。しかし、もし夢のサイズをキャッチしたとしても、これからもずっと本栖湖夢い追い人でいることでしょう。Motosu-ko Love.

本栖湖地図
本栖湖はこんな感じ。今シーズン初めてなので、今回はぐるっと回って見て、あまり手を出さないポイントを中心に狙ったみた。珍しくルアーでバスを狙っている方もいましたヨ。
こんな風に地面からジャバジャバ湧いているところがたくさんある時は、その流れに刺してくることが多い。それを期待したけれど、今回はちょっと水温が高めだったので、不発。

 

銀色のヤツ
40cmほどのレインボーはフライの下でグルリと輪を描いて立ち去った。その数投後に顔を出した銀色のヤツ。何も釣れないよりはマシか・・。
給水塔ワンドに見事な濁り。でも濁りが強過ぎて不発。さじ加減が難しいですなぁ。

 

いつも魚券を買う湖仙荘さんがお休みだったので、観光協会で入漁証を購入。で、本栖湖マップが置いてあったので頂きましたが、なんと93-94年の資料(笑)。降旗さんの話が書いてあるのは懐かしいけれど、今の状況とはかなりかけ離れている。なので手が空いたら、私が本栖湖マップ現代版を書きます。しばしお待ちを。ハーミットのオープン当初(18-9年前)に私が書いた本栖湖マップはこちら
明日からヒメマス解禁なのか、スポセン前のバスにクーラーがずらり。ここのローカルルールで、ボートの出船順はクーラーの順番で決まる。てか、どうして一日前にこんなにたくさん?本日の湖上は賑やかでしょう。

私的フライフィッシング史・1

私は根っからの釣り好きで、昔から色々な釣りを楽しんでいる。そう、僕らの世代は少年マガジンで釣りキチ三平くんが活躍する時代だったので、釣り好き男子はきっと多かったと思う。小学校高学年ごろのマイブームは流行り始めたルアーで狙う、ブラックバスが脚光を浴び始めたころ。当時は芦ノ湖や相模湖にしかいないと思っていたブラックバスだが、ルアーを初めた翌年に釣り雑誌で雄蛇ヶ池のブラックバスが紹介されていた。それを見て友達と一緒に電車を乗り継いで雄蛇ヶ池に行った時に初めてフライフィッシングと出会った。

当時の雄蛇ヶ池はその大半を睡と菱藻などに覆われたヘビーカバーで、主にルアーはフロッグで狙っていたけれど釣れるのは雷魚ばかり。お目当のブラックバスなんて滅多に釣れることはなかった。そんな中、長いタコ紐のような糸をブンブン飛ばし、1キャストごとに魚を釣っているオジサンがいた。ウェーディングしているそのおじさんは藻穴にキャストを繰り返し、ブルーギルを次々と釣っていく。その入れ食いの釣りを見て自分でもやって見たくなったのだけれど、おじさんに話しかける勇気もなく、後日釣り雑誌で調べてそれがフライフィッシングであることがわかった。

そしてお年玉で買ったのはシェイクスピアのフライフィッシングセットで、確か¥9,800ぐらいだったと思う。道具を手に入れたものの、当時は入門書なんてものは全くないので、テキトーに振り回していた次第。何よりも都会っ子の私は家の近所に川などないから、雨が降るとアスファルトの上でロールキャストの練習をしたいた。そしてその年の初夏にブルーギルデビューを果たし、ついでに小バスを釣って大喜びしていたのが遠い思い出。

千葉県の東金に寄った時は今でも必ず雄蛇ヶ池に顔を出すが、当時の象徴だった睡は今はどこにもない。それでも、水面を見つめながら昔の記憶を辿るのは好きである。

メイホーのボックスは小学校の時に買ったものをまだ使っている。中学校に入って覚えたての英語を書き加えているが、そのTの大文字が笑える。その上にあるダイワのトライアンフも当時買ったもの。思い出が詰まった釣り具は捨てられない。
フライを初めてしばらくしてから手に入れた本。スポーツノートは当時流行ってましたな。フライフィッシングの章もあったのだけれど、誰かに貸したまま帰ってこない。ジム・グリーンのフライキャスティングも同じで、初版は昭和47年だけれども、これは再度手に入れた平成の本。

 

ブラックバスの本だけれど、中を開けるとこんなページが。この本ではフライキャスティングは難しくなく、1時間で習得できるそうな。40年以上続けていてもまだキャスティングに悩んでいる私は下手なのか?(笑)

ブランド鱒(ハコスチのお話)

10月に入り私の心は湖モードで、本栖湖はちと早いので野反湖へ。と行きたいところですが、ストイックな釣りばかりを紹介していると皆さんの足が重くなるので、10月の釣り情報として急遽 “日本のニュージランドを目指す”(というキャッチフレーズを当初はつけていた)へ久しぶりに行って来ました。

昨年お伝えした群馬を代表するブランド鱒であるハコスチが引き続き人気が上々。このレインボートラウトは群馬県下のみに放流され「レインボー放流」とは書かず、「ハコスチ入ってます」的な表現が使われるブランド扱い。通常の放流レインボーは弱い引きとヒレがボロボロなために雑巾鱒と揶揄されることが多いですが、ハコスチはジャンプとダッシュで釣り人のロッドを絞り込み魅了します。昨年に引き続き神流川にも沢山放流されたようです。ですが、今回訪れたは渋川伊香保ICから10分ほどの場所にある利根川水系、坂東子持漁協冬季釣り場

昨年は利根川本流で行われていたこの冬季釣り場は、釣り切られなかったハコスチが見事に育ち、ダブハンを楽しんでいる人々のロッドを絞り込む、新しいターゲットとなっています。今年は元に戻って吾妻川で開催ですが、利根川よりも規模は小さいものの場所が広々としているので、魚が掛かればそのダッシュ力を味わえますヨ。

管理棟を尋ねると「水温は朝で20℃だよ。」と言われたので、流れと水温と影をキーワードに釣ることに。何度も訪れている場所なので、ポイントはそれとなくわかるので、オープンから11時までの3時間でニンフで11本ドライで1本という釣果。サイズは大体55〜65cmくらい。さすがにサイズが良くて腕が痛くなったのと、熱中症になりそうな雰囲気だったので午前中で退散し、下道で帰路へつきました。中山道の下道は久しぶりに走りましたが、国道4号線と同じく、バイパスが多くなり意外と早く帰れるものですね、東京まで2時間半でした。

なんか特別なフライでも使っているのかと思われたくないので、今回のフライは全部店頭に売っているコマーシャルフライを使用。タックルはこんな感じです。

Rod:Scott Radian 905/4
Reel:Lamson Speedster 2
Line:SA Magnum WF5F
Leader:TH Trout 10ft 3X
Tippet:TH Nylon Tippet 4Xを50cm
Fly:ヘアーズイヤー#12・フェザントテールニンフ#12・スティミュレーター#8
Shot:ディンスモア No,1を1個
Marker:CFFストライクマーカー L

タナは場所によって異なりますが、1〜1.5mという感じ。

水温がまだ高いので、狙い目は10月下旬以降くらいでしょうか。水温が下がれば(15℃以下くらい)活性はもっと良くなると思います。ただし、この釣り場は入漁証が¥3,000と管釣り並みなのと、対価を払っても入門したばかりの方々には手強い場所なので(魚が大きい代わりに放流数が少ない)、ある程度川に慣れた人にオススメです。

まだ今月の釣り予定を立てていないあなた。でっかい鱒の引きを楽しんでみてはいかが?

魚の重さと引きで、こんなになっちゃった。2本釣って交換。ちなみにティペットはフライのアイから毎回10cmほど切るか全交換して繋ぎ直さないと切れちゃいますので、ティペットのザラザラ確認は怠りなく。
ハコスチ
図体の割にはフライはちっこい方が良い感じ。ルアーの人よりもフライへの反応の方が良い感じでした。1本をランディングするのに5〜8分かかります。
C&R中流エリアの荒瀬はその隙間を釣っていく感じ。魚の好きな流れを探して、石の頭を釣るのがポイント。魚の影を探すのは慣れしかありません。

 

私は右岸側に登って魚体を探し、サイトニンフィングするのが好き。ただ曇りになっちゃうと途端に見えなくなります。
ハコスチ2
ヒレの回復具合はこんな感じ。スピードとダッシュは他のレインボーよりは引きが強いので、広い吾妻川では掛けた途端にジャンプと走りが釣り人を魅了します。なんて言っていると物凄いことになっている感じに聞こえますが、海外でスティールヘッドを楽しんだことがある人はそこまで期待しないでください。
空のドライシェイクスプレー見っけ。このままにして置くとフライをやる人のイメージダウンに繋がるので、自分のものでなくても持ち帰り自分のゴミと一緒に捨てましょう。
意外にも釣り人の足跡よりも鹿やイノシシの足跡が多かった。ちなみに入渓点が少ないので、行き慣れていない人は魚券を買うときにパンフをもらいましょう。
ヘビのジムグリ
テトラの隙間で日向ぼっこするジムグリ。もうすぐ冬眠するのかな?

 

青空が高いけれど、昨日は外気温高過ぎ。水を忘れて熱中症になりそうだった。ふぅ。
ハコスチ3
お魚は途中から写真を撮るのが面倒になったので、適当な感じ。放流サイズなのでチビは全くおらず、慣らして55-65cm中心。一番走った個体でフライラインを全部持って行った。ドライフライはライズを見つけての狙い撃ち。11本の中で1匹だけ片目くんで、それ以外はまずまずのコンディション。この魚たちが残ったら、ヒゲナガシーズンは面白いでしょう。坂東子持漁協のページはこちらです。

あなたを待っている・トラック諸島(チュック)の思い出

ヤシの木が生い茂り、照りつける太陽と海の碧さは南国ならではの風景であるミクロネシア諸島。かつてここで戦争があったなんて、今の若者には知るよしもない。だがしかし、島で出会った老婆の一言が、私が日本人であることを思い出させ、今も心の隅で何かを締め付けている気がする。

南国の海が私は好き。釣り人短絡的な発想で話をすれば、そこには魚がいっぱいいるからという安易な発想である。都会の雑多の中で日々の生活を過ごす僕らにとって、少ない休みを使って南の無人島で過ごすことは、当時の私にはとても貴重な時間であった。

日本から真南へ赤道に近いところまで辿ると、トラック諸島と呼ばれるミクロネシア共和国の一部がある。今はチュックと名前を変えたが、かつて第二次世界大戦で日本の占領下に置かれ、島の名は春・夏・秋・冬島と呼ばれた島々が集まっている。一昔前、釣り仲間達と心を癒すために年に数度訪れていた無人島は、本島のモエン(日本統治下時代は 春島) 島から程なく離れた場所で、東西へ2キロほどの距離を持つファロスという島。この島は東西には長いものの、南北へは100メートル足らずしかなく、タイフーンが来ればひとたまりもない大きさ。バンガーローと呼ぶにはおこがましいバラック小屋に寝泊まりし、水や電気などは全くない場所。食料はモエン島を離れる際に必要なものを買い揃え、煮炊きをしてくれる人足と一緒に乗り込むという寸法で釣りと無人島を楽しむのだ。

風呂はスコール、トイレは海。灯油ランプの光でひと晩中仲間と語り明かし、日が出れば島のリーフからのキャスティングで五目釣りを楽しむ。お昼になればビールを煽り、ハンモックでゴロン。日が傾けばフライロッドを振り回し、釣りに明け暮れる。獲物の何匹かは夕食のごちそうにしてもらい、ヤシの葉の隙間から覗く満点の星空に、夜空の明るさを知る。島の時間はいつだってお日様と一緒。思い思いの場所で過ごす仲間達も、太陽が沈む頃に戻ってくる。

「どう?今日は釣れたの?」
「いや、今日はダメ。」と私。

この島の持ち主である、インター婆さんは流ちょうな日本語で話しかけてくる。彼女は、久しぶりに日本人との会話を楽しんでいるかのようだ。僕らがこの島へ来ると聞くと、わざわざ料理の腕を振るうために、一緒に島へ渡ってくるのだ。僕らが今夜のおかずを取ってこないことを知ると、彼女は天蚕糸の先に鈎の付いた素朴な仕掛けを持ち出してきた。そのフックに夕べの残り物を絡めつけると、海へ向かってヒョイと投げ込む。そうして糸を垂れて夕日でも眺めようかという間もなく、獲物はすぐにかかる豊かな場所。

「あんたたちダメね、魚はこうやって釣るのよ。」年齢を重ねた顔に笑みを浮かべて僕らに語りかける彼女。こうしてその夜も新鮮な魚とともに、炎を囲んで仲間との語らいが始まった。

島へ来て既に数日が経ち魚の話も飽きたし何か話題をと、インター婆さんに昔の事を語ってもらった。春島の頂上付近にあるナバロンの要塞のような大きな砲台のこと。山本イソロクがこの海で死んだこと。この島にも慰霊碑があること、日本語は占領下時代に教わったこと、などなど。

「インターさんはいくつの時結婚したの?」と、私が訪ねた。すると彼女は、遠くを見つめながら広島弁で語り出した。

「私はね、若い時に結婚したの。相手は広島出身の日本人。ダンナサマとは恋愛結婚なのよ。子供ができ、幸せに暮らしていたのだけれど、ダンナサマは日本へ帰らなくちゃいけなくなり、返ったの。やがて子供も大きくなり、子供達がダンナサマの事を心配ししてくれたわ。だから私の子供達は日本へお父さんを探しに行ってくれたの。日本って大きいのね。広島に行けばすぐにわかると思ったのだけれど、だめだったの。でもね、ダンナサマは必ず帰ってくると約束したの。何かの事情があって帰れないのよ。私はダンナサマが帰ってくるまでいつまでも待っているわ。」

間も無く戦後50年を迎えるこの年。私は喉に何かが詰まったかのように、思うように言葉が出てこなくなってしまった。

先日、パールハーバーがあるオアフ島の釣行で島の住民に突然関西訛りの日本語で話しかけられた時、ふとインターバーさんのことを思いだした。彼女は元気でいるのだろうか。おしゃべりな住民の話をよそに、見上げた空にはトラックと同じ青が広がっていた。

2018/8/18追記:ファロス島の場所はココです。

台風の爪痕(奈良子釣りセンター)

季節は管釣りシーズンへと突入したので、私のユルユルな釣りがスタートです。管釣りは一人で行くよりも仲間でワイワイするのが楽しさの一つでもあるので、今回は海外遠征組の旧友達とBBQと昔話をしに、『奈良子釣りセンター』へ行ってきました。 このカンツリーは僕らの隠れ家的癒しの場所としてお世話になっている場所ですが、今年の8月に山梨県大月市を襲った集中豪雨で大変な被害を受けました。川の管釣りは一度大水が出ると魚は流され施設を破壊していくのです。被害にあうたびに復旧を余儀無くされるのですが、その努力には頭が下がります。そして今回の損害は今後の運営にも支障が出るほどの被害を受けてしまったのでその支援として、『奈良子釣りセンター支援プロジェクト』(10/20スタート)が立ち上がりました。この支援プロジェクトはただ寄付するだけではなく、寄付した方には色々な支援グッズが手に入りますので、皆様のご支援をおまちしております。

さて、その奈良子はどんな管釣りなのか? 知らない人もいるかと思うので一筆。東京からおよそ100キロという場所で、大月インターからおよそ20分ほどの釣り場。都内から近いけれど自然が溢れる管釣りで、川とポンドの釣りを両方楽しむことができます。土日はお客さんで溢れていますが、平日に出かけられる人は静かにひっそりとした釣りを楽しめます。BBQの施設もあるので、持ち込みでも手ぶら(事前予約)でもバーベキューを満喫でるのがここの特徴です。 そんな奈良子で昨日はのんびりユルユル釣行とBBQを楽しんできた次第。カンツリーのシーズンは始まったばかり。皆さんも是非お時間を見つけて出かけくださいまし。

現在は上流部を除き復旧しています。ただ、川原への道がとても狭くなってしまったので、BBQサイト周辺での駐車ができません。荷下ろしがある場合はその旨伝えて、荷下ろしした後に駐車場へ車を移動する必要があります。
BBQ小屋は復旧し、今まで通り使用できます。今回の釣りはユルユルなので、釣りの前にコーヒを入れて、ついでに炭起こし。

 

お肉の塊をドンと真ん中に。でもみんなそれなりに歳をとったので、お肉は小さめのブロック。そして野菜をたんと取らにゃいかんのです。
メインは和牛のモモと牛タン、そしてなぜかシシャモ。炭水化物が一切ないBBQ。若者がいないとこうなります(笑)酒の代わりに飲みなれたノンアルコールビールで乾杯。
上流部はまだこんな按配。深みが全くなくなってしまいました。でもできる限り早い時期に復旧したいとの事。しばらくは、このストレートの流れで何か新しいレクリエーションができないものか模索中だとか。当時の被害状況はこちらをご覧ください
そんな中でもお魚はすこぶる元気。フライフィッシングの人が少ないので、どれだけ釣れるんだ?という位入れ食い状態。止めれば良いのに意地になって釣りまくりました。なので本日は釣りすぎで右腕が少しイタイ・・。ポンドの釣りはフローティングラインオンリーで問題なし。現在はドライでバクバクです。
魚をヤマメとアマゴに絞って釣りをする場合、ミッジが必須アイテム。フライを22-24番のミッジピューパにして8Xにすると、ヤマメとアマゴのヒット率は80%ぐらいになります。奈良子は他の管釣りに比べると格段にヤマメとイワナが多いです。