サンデーアングラーの気持ちになって、あえて三連休のなか日に出掛けてみた件

ハーミットブログのコアファンの方々はいつもブログを隅々まで見て頂きまして、ありがとうございます。皆さんがいっぱい見てくれると、私は皆さんの広告観覧のおかげで、日にジュースが一本飲めるようになりました😆 まぁ、フライフィッシングってそれだけマイナーなスポーツという事なので、ブログで飯を食えるレベルになるのは、この業界では無理ってもんですな、ハイ・・・。

さて、ここを見て頂いている方はサンデーアングラーが多い様なので、皆に習って今回は先だっての三連休のど真ん中に、あえて人気の源流へ飛び込んで見る旅をしてきました。この時期に釣りをする条件は以前にも書いているかと思いますが、まずは標高が高い山を有している川であること。昨今は特に暑いので、1,500m以上あれば水は枯れずに8月に入っても水温は下がりにくく、良い釣りが成立するでしょう。なのでいつもであればこの時期は南アルプスを中心に出かけるのですが、今年は雪が多かったので他の地域でも充分釣りになると思い、行き慣れた北関東の源流を目指したのであります。

家を出たのは朝4時。お客様を連れだって現場に着いたのは7時少し前。この時間だったらひと組ぐらいは入っているのは仕方ないが、その下からゆっくりやれば良いかな、なんて思ったのが甘かった。私がやろうと思った川の車止めには、7時の時点でなんと5台駐車。数台がキノコ狩りやハイキングと考えても、4〜5名は川に入っている事でしょう。

さてどうする?

頭の中に考えておいた逃げの川は全部で三つ。しかし移動する度に時間が削られてしまうし、場所によっては車を停めてから林道を歩き、さらに川をポイントまで歩くので、プラス1時間以上の移動という試練。それを考えると2本目の川に車が何台停まっていようと、入渓する覚悟でいなければならなくなった。そして次の川へ着けば入渓点には既に車が一台。さらに後から1台軽トラが入ってきたが、そのおじさんは聞けばキノコ取り出そうな。

「お兄ちゃん、フライかい? 毛鉤には良い時期だから釣れるぞぉ〜!」なんておじさんの言葉に後押しされて、後追い状態で入渓するのでした。

そんな日曜日のお話は以下の通り。
お暇な方はご覧くださいまし。

源流の釣り。
林道をあること30分。すると通常車を止められない場所に車が3台・・。この上には林道がなく、確実に多くの人の後追い状態、今日は終わったな・・。川へ降りて10分ほど歩くといきなり写真の様に「入渓しましたゾ!」のお印として、フエルトソールの足跡。あえて見える場所にある圧力を感じる踏み跡だったので、普段はやらないだいぶ下流からイワナ釣りをスタートすることにした。
源流のイワナ
「とりあえずまだ時間が早いので、適当に練習を兼ねてキャストしてください。」と後ろで釣りを眺めていると、散発ライズ。そっと近づいて釣りを始めると、なんと浅い流れに何匹ものイワナが泳いでいるじゃありませんか。しかしそれにドライを投げても反応が薄かったので、トレーラーにニンフを付けてもらい、サクッと釣ってもらいました。
渓流のイワナ
その一本を皮切りに急にライズが始まり、この一つのプールで何本の魚が釣れたことか。大水の後の平常水位の戻り始めで、お魚はお腹が空いているらしく、完全に竿抜け状態ですな。前へ進む前に満足してしまいました。
堰堤
本来は堰堤を2基巻いて、さらにそこから40分歩いてから釣りを始めるのがいつものスタイルですが、二日前の警報級の大水があったお陰で、お魚は腹ペコ状態。堰堤を越える前に満足してしまいました。でもまだ10時にもなっていないので、一旦ロッドを仕舞い、堰堤を高巻いて上を目指します。
源流は激混み
いずれにしてもこの上には少なくとも数名以上の人がいる筈。なので、ポイントを一つ一つ丁寧に攻めて進むのですが、これまたお魚はスレておらず、普通に釣れ続けるのです。しばらく進むと、まだ午前中だというのにフィネスベイトを嗜む若者が降りてきた。その様子を聞けば数本しか釣れなかったとの事。さらに際上流部の滝上に入った方がいるという情報を頂いたので、更にゆっくり進む事にしました。
イワナ釣り
その後もイワナは8寸を中心にいると確信した場所からは必ずイワナが顔を出す状態。日曜日だし魚のプレッシャーは半端ないと思ったのですが、良いタイミングだったのか、なんか普段よりも釣れる感じ。
ナガレヒキガエル
釣り場ではナガレヒキガエルが僕らの釣りを眺めていました。カジカガエルも可愛いですがヒキガエルのドンと構えた風格やその歩き方が私は好き。いじめると毒を分泌する事があるけれど、過度に怖がる事はないかと思います。
イワナ釣り
その後もイワナは釣れ続けたので渓流釣りは大満足。お昼には休憩をゆっくりとり、滝を眺めてマイナスイオンを浴び、更にゲーターなのでわざと浸かってプールの水浴び状態。なんて健康的なスポーツなんでしょう。
渓流釣り
2時近くになった頃、空気が急に入れ替わり嫌な予感がしてきたので、充分満足した僕らはロッドを畳み、今登ってきた川原をゆっくりと下ることにした。するとタイミングを測ったかの様に雷様がゴロゴロ〜。途中で雨が酷くなりレインウェアを着て凌ぎましたが、雷嫌いの私には怖い時間。
トビナナフシ
釣り終えて車までの道のりは約1時間半。イブニングを別の川でやる時間はあったのですが、余裕で二桁釣果だったので、日帰り温泉で汗を流して帰ることにしました。その温泉までの道中では私の車に必死に捕まっていたトビナナフシ。温泉から出た後も必死に捕まっていたので、写真をパシャリ。そして森へ強制的に帰っていただきました。
イワナ釣り
かくして今回のサンデー釣行も上出来な釣りで大満足。帰りは汗を流してさっぱりした状態だったので、家へ着けばビールをがぶ飲みしたことは言うまでもありません。そして何を思ったか、この翌々日も私はまた川へ出かけたのであります。つづく・・。

記憶から消し去りたい、片道8.5時間をかけて出向いたオデコ備忘録

人間の記憶って不思議ですよね。どうでも良い事や忘れ去りたい苦い記憶って、なんでいつまで経っても思い出すのでしょう。オデコも危険予知の記憶なんでしょうか。先だってのお休みで刻まれた記憶はタイトル通りなのですが、今週ではなく先週の話を今になって書き綴る私・・。

もう1週間以上前だから皆さんの記憶からその日の天気なんて忘れ去られていると思いますが、先週火曜は関東一円は大雨予報。河川の増水は余儀なくされ、降水量を見てとても川で釣れる気がしなかったのです。で思いついたのはそう、「雨=湖」という図式で丸沼を目指す事にしたのでした。

家を4時に出て現地に着いたのは7時過ぎ。天気はある程度回復予報で、風はおさまりつつある状態。しかしボートは一艘も浮いていない。聞けば風が強いので勧めていないとの事。いつもならばこの程度の風であれば出船する私なのですが、先月にここで落水事故が起きていたので、いつも以上に釣行を引き留められたので、無理をせずに釣行を断念しました。

さてどうしたものか。新潟へ逃げるにしてもそっちは前日からの雨で川は増水状態。栃木はさらに午後に向かって酷くなる予報。唯一は信州方面は午後に晴れマークがあり、降水量が少ないということ。とりあえずドライブがてら川を見ながら走りますかと群馬の山を駆け降りて西へと向かうのでした。今思えば釣りを諦めてるという選択肢が欠落してましたね。

国道145号線を西に走り、長野原町に着く頃には野反湖という選択肢が頭によぎりましたが、野反湖上空は大雨。もう少し西に行かねばとさらに西を目指す私。上田市に着く頃には雨が小雨になり、なんとなく釣りができる状況に思え、信州で積載雨量の少ない川を探し、さらにダム下で放水が少ない地域を探すと、なんとなくこの日の釣りが見えてきたのです。

現場に着いたのはなんと13時半で、走行距離は片道で500キロ越え。予報通りに雨は上がり始め、増水は10センチ程度で濁りなし。イブニングになればきっとライズが始まるに違いない。以前大物を逃したポイント近くに車を止め、疲れた体を癒すために16時半まで眠ることにした。

i Phoneに起こされタックルを用意し、川面に立つこと数時間。辺りは少しずつ暗くなり前回大物のライズが始まったポイントに狙いを定め仁王立ちで待つ私。しかし時間は無情にも過ぎていき、水面に立つ波紋はツバメが川面を流れるカゲロウを啄むリングのみ。やがて水面を低く飛んでいたツバメの姿は無くなり、それに変わって闇に紛れてコウモリが飛び始めた。ライズは一向に起きる気配は無くやがて闇に包まれる中で一匹のコウモリが私の周りを飛び回る。

「コウモリさん、コウモリさん助けて!」と呟いたところで黄金バット(大物ブラウントラウト)は現れず、時計の針は19時半を過ぎていた。

♪〜
どこ どこ どこから来るのか黄金バット〜(中略)
コウモリだけが知っている〜
♪〜

帰る車中で黄金バットを大声で何度も歌ったのは眠気覚ましと自分への戒め。
まさかこの歳になって黄金バットを熱唱するとは思わなんだ(笑)
そして帰宅はギリギリ午前様にはならなかったとさ。

ということで、写真はほぼありませぬ・・。

信州の川
タックルを用意する頃には雲の隙間から虹が見え、なんか良い事あるかも?と思った、相変わらずポジティブな私。その期待のワクワクが、いつの間にかヘロヘロになってしまいました。
セミフライ
暗くなる前に北海道で使わなかったセミでも投げてみようと叩いてみた。しかし何も起こらなかった。ホント、最後までな〜んにも起こりませんでした。
オデコ
夏至を過ぎたというのに、19時半を回ってもまだ明るい状態。真っ暗になるまで待ち続けたけれど、結果的に一度もライズはなかった。流下する虫は明るいうちにモンカゲロウが少しだけ流れただけだけれど、それに対してもライズはなし。流下するモンカゲロウは全て燕に食べられてしまった。それにしてもドライブ好きな私とて疲れた。皆さんの釣行は計画的にね。

涼を求めて北海道へ行ったら東京よりも暑い釣行になった旅

夏本番が近くなると僕らが取る行動としては、標高の高い避暑地的な場所でロッドを振るという選択肢。あるいは北へ逃げて少しでも涼しい場所でフライフィッシングを楽しむという二択になっている。いつもであればこの時期は標高1,000m以上のアルプス周辺でゲーターを履いてシャワークライムを楽しんでいる私ですが、釣り仲間に誘われて久しぶりに北海道へ上陸したのは今週はじめのこと。クソ暑い東京をエスケープして避暑地でのんびりとフライフィッシングなんて最高だね!!

となるのかと思いきや、今回は東京よりも暑い北海道。涼むどころか体が溶けてしまいそうになりながら、「ゲーター持ってくれば良かったなぁ。」なんて北海道らしからぬ釣り旅となりました。「北の大地=涼しい」なんてつい思いがちですが、道央は盆地と平原であり湿度はないものの、その暑さは36℃越え。2019年5月26日には佐呂間で39.5℃という記録があるので(一昔前は年間の最高気温で北海道が一番高い年もあったしね)、とんでもなく暑い日に当たってしまうと、東京で過ごすのと同様に熱中症の心配が出てくるのでアリマス。しかしその翌日には20℃以下なんて事も普通にあるので、Tシャツの日があるかと思いきや、フリース着ても寒いなんて事もあるのはアラスカのサーモンフィッシングと同じ。良い釣りができる場所って、寒暖差はとんでもない日があると覚えておきましょう。

昨日と本日は珍しく東京は曇り空で涼しい日ですが、苦戦した北海道の写真をご覧になりたい方は以下の通り。セミは終わり、モンカゲも無し。頼みの綱はバッタとアリとなりました・・。

北海道に使うフライ
今回の北海道遠征間際に巻いて行ったフライたち。気持ちはセミとかモンカゲとかで釣りたかったけれど、あまりの暑さに全ての虫の流下が無し。大きいものといえば、時折落ちるバッタくらいかな。
ガイドをつけてのフライフィッシング
ハーミットの御用達ガイドサービスといえば、キャリコフライズ&ガイドの平田くんラッキーフィールドの吉原くん。いずれにしろ売れっ子なので良い時期のガイド予約が2年先まで埋まっている状態。なので釣り仲間が予約したのに混ぜてもらってます。今回はムーさんこと平田くんに面倒を見てもらいました。
エゾムラサキ
北海道で良いサイズの魚を取りたいと思ったら、ガイドをつけるのが一番の早道。連れて行かれて思うことは、こんな場所はとてもじゃないけれど一人じゃ行けないヒグマの生息地。仮に一人で入ったら後ろが気になって釣りどころではありません。今回も色々な川へ連れて行ってもらいましたが、川によってはこんなエゾムラサキが咲きほこります。
北海道の渓流
北海道はモンタナで釣るのと同じくらい、支流を含めれば川はいくらでもある感じ。なので、日に1〜3箇所違う場所に入るのですが、それぞれの渓相がまるで異なるので、狙い方やパターンも変わってきます。
レインボートラウト
フライを小さくすると20センチサイズのレインボーが無限に掛かってしまうので、フックサイズは4〜10番のドライフライ中心。暑すぎてゲイターが欲しくなる毎日。
北海道の渓流
暑すぎてライズが無いので、大きなフライをキャストして水底にへばりついたレインボートラウトを呼び起こします。
レインボートラウト
渇水が始まった川、湧水で水温が安定した川、ダム下で水温が低い川など様々。時合いがくればライズが始まるのですが、今回は暑すぎたせいでその時合いが短く大物狙いはチト厳しい状況。
ランディングネットが大きい
毎日釣り場でどれくらい歩いたことでしょう。時に林道を歩き、延々と藪漕ぎしながら川まで辿るなんて事もありました。それにしてもガイドが持っているネットの大きさがすごいでしょう?このネットサイズから最大サイズが分かる筈。
本流の釣り
1日だけスイングの釣りに徹しましたが、掛かるサイズが小さく「イワシサイズ」と称してました。ドロッパーなんてつけちゃうと、鰯サイズのレインボーがいっぺんにかかっちゃいます😆
小さな流れ
本来ならばこういった場所も丁寧に攻めちゃう私ですが、無駄打ちせずに大物が出る所だけを釣って行きます。とても効率の良い釣り方。
ホッパーパターン
6番のバッタで魚を誘い出すのですが、ホッパーパターンでは大きいサイズは釣れませんでした。
レインボートラウト
今回の最大魚はドーンとこのサイズ。膝下の水深でライズする個体を見つけ、そーっとストーキングしてタイミングを測り、アントパターンでやっつけました! ファーガスの宣伝写真に使ってくれないかなぁ。
レインボートラウト
お仲間もナイスサイズを連発。釣れる場所は人が攻めてなさそうな、本当に小さなポケット。こんなところには居ないよね、と思う場所に大物がいるのです。
レインボートラウト
今回の遠征はブラウントラウト無し。暑さにめげずに頑張った結果、満足のいくサイズに恵まれた北海道の旅でした。それにしても梅雨が明けたと思った途端に関東は曇り空。来週からはゲーターを持ち出してどこへ行こうか画策中です。

 

サンデーアングラーの気持ちになって楽しむ中越のフライフィッシング

今はまだ梅雨の最中だって本当? 6月中に雨が降った日数を調べてみると、梅雨だと言うのに関東圏ではたったの7日間。あれだけあった山々の残雪もみるみる溶けてしまい、場所によっては渇水が始まってしまったのであります。もっともフライフィッシングの場合は水が高いよりは、ある程度水位は低い方が魚のポイントがはっきりするというメリットがあります。今年の梅雨はどこへやらという感じですが、これからは山岳渓流ではゲイターを履いて水浴びしながらの釣行楽しめるので、暑い時は思いっきり川に浸って涼みながらイワナ釣りを楽しんじゃいましょう。

さて、一昨日の私はまた中越にいました。普段は平日釣行の私ですが、お店でたくさんお買い物をしていただけるお客様には、その方の日程に合わせて一緒に釣りへ行ってフィッシングガイド的なことをするのです。今回は前々回にロケハンもしていたので、いろんなプランを考えながら中越のフライフィッシングへと出掛けたのでありました。以下の画像を見ながら、少しでも涼んでいただければ嬉しいかな。

さて、私はまた来週は遠征なので、フライを巻かねば……。
フライフィッシングは技術が必要な前に、投げるフライの選択肢を広げる為にタイングに励まないとね!

入漁証
中越の釣りというと東京の人は、「遠いなぁ。」と感じる方が多いみたい。しかし今回訪れた河川は東京から160キロ強。栃木県の端っこへ行くのと何ら変わらない距離なんですよ。それに漁協の管轄する河川が多いので、こっちがダメならあっちと、入渓できる場所がたくさんあるのです。しかし情報とは怖いもので、どこでも釣れるこの漁協管轄内で、一極集中するのは情報をそのまま載せてしまう方がいるそのSNSの力。ある意味怖いなぁ。
中越の川
前回の釣りでA川は一つの場所で何でこれだけ人が集まるのだろう?と思うほど、僕らが入っているのに被せるように人々が後から入ってきたので、そんな状態のA川は選択しませんでした。なので、前回入らなかったB川へ。この河川は入渓点が4〜5箇所あって、車止めから上に行く人が多いので、日曜日なので中流部のワンブロックだけ釣りが楽しめれば御の字と入渓する事に。すると僕らが入ったその15分後には後から後から人々が湧いたように林道になだれ込み、車は止める場所がなくなる状態。さすが日曜日。
カジカガエル
カジカガエルは川の合唱団。時にイワナを釣ったら、その口からカジカガエルの足が出ていた事があった。イワナは大型になると何でも食べてしまうので、ストマックポンプを入れるのには勇気がいるのです。
中越の渓流
僕らが死守したのはわずか1キロほどの区間。それを超えて釣り上がれば2番手かもしくは3番手になってしまうので、入った場所は丁寧に攻めるのが今回の戦術。いつもよりも一つの流れをくまなく打つことで、芯から外れた場所にいたイワナも掛かるのです。なので、スタートからすぐに反応があり、前へ進めない状態。
渓流のイワナ
「こんなに釣れるのですね」と言われたけれど、今回は入った場所が良かったのかな。いつもより平均サイズは良くて、この深さならば絶対いるなと思う場所は、すべて反応があった。一緒に行った方の釣果がかなりあったので私もロッドを少し出してイワナ釣りを楽しみました。フライは主にフライングアント。
コンビニのおにぎり
いつもならば釣り足らなくて休憩を忘れて釣り続けてしまうのですが、思った以上に釣れた僕らは周りの景色を楽しむ余裕があるほどお昼ご飯をゆっくりと摂りました。こんな時はコンビニのおにぎりでもご馳走に感じるのです。
中越の渓流
お魚は充分に釣れたので、その後は退渓点までは良さげなポイントだけに絞り大雑把に上がりました。逆にそんな状態で良い場所だけ釣り進むものだから、お魚の反応はより一層上がる状態。退渓する頃にはもう今日はいいかな、なんて思ってしまったのが13時後半。
キャニオンと名の付く場所
ど日中はとても暑くなったので、コンビニへ戻ってアイスと飲みのを買い、上流部にあるダムへ行き、木陰を探してひと休憩。イブニングは17時に入れば良いかな。
中越の渓流
自分の影がその身長と同じくらいになる頃には、お魚の機嫌もよろしくなる。イブニングはあまり歩きたく無かったので、下流へ下がって別の川へ入ることに。歩きやすく川幅があるのですが、水はまだまだ冷たくて浸かりっぱなしになると震え上がってしまう。
イワナ
イブニング用に好ポイントを選んだ訳でもなく、適当に入ったポイントでもイワナは飽きることなくコンタクトがあります。18時半を回る頃にはでっかいフライを投げて一回り大きいイワナが釣れたことで、これにて終了。心地よい疲労と、しこたまかいた汗のお陰でビールがたまらなく飲みたくなるけれど、帰りの運転があるので帰宅まで我慢、我慢。
イワナ釣り
車が関越道に乗る頃には辺りはもう真っ暗け。夕ご飯をパーキングエリアで食べて帰宅すると、速攻でシャワーを浴びてビールをガブ飲みしましたとさ。こんな時のビールは最高に美味しいですね。さてと、今回もフライをたくさん使いましたので今週も管理人は毎日タイイング。それでもフライが足りないんですよ・・。

あまりにも暑いので気分は山岳渓流モードに入ってしまった件

先週までの太陽はなりを潜め、梅雨へ逆戻りした今週。季節感が混乱してしまった私は先週に中越の旅をした事で気分はすっかり夏モードになってしまった様で、高い山を求めて釣りへ行きたくなったのです。先々週は北アルプス近くの信州のとある川へ行ったので、今度はその反対に南アルプス方面かなと勝手に思った次第。そう南アルプスといえば、私にはお気に入りの山岳渓流があって、その最上流に棲むそこのアマゴの肢体がとても好きなんです。

で、行ってみてわかった事は気持ちがすでに梅雨明けモードで行ってしまったために例年よりも1ヶ月早く訪れたことで、お魚はまだそれほど大きくなっていなかったのであります。さらに天気予報が思っていたのことは異なり梅雨に逆戻りした事で、昨日は釣りよりも移動に時間を費やす羽目に・・。結果的に釣りをしたのは1時間半ほどかな?😆

そんな相変わらずおバカな私の釣り旅は以下の通りです。お暇な方はどうぞお付き合いください。

南アルプスの渓
今思えば何故ここへ来てしまったのか。前々回が北アルプスであれば、今回は中央アルプスへ向かうべきだったと今更ながらに後悔しつつ、今回は南アルプス方面の旅。例年よりも1ヶ月近く早くの入渓になってしまった。車止めから歩くこと2時間。ポイントへ着いて2投目に釣れたのは良いが、その直後に大雨。林道の無いV字谷で釣り始めたので、鉄砲水が来たら困るので一旦林道のある場所まで後退することにした。
フライングアント
前日に作ったアントを使ったが、アブドメン(腹)をフォームにした事で、浮力があり雨の中でも使いやすく正解。でも雨が強すぎでフォルスキャストしたところでフライは一向に乾かない・・。
アマゴ
一見ヤマメに見えてしまうくらい、ここのアマゴは朱点が薄いのです。側線に沿って小さな朱点が少し。胸鰭は大きくて黄色く、臀鰭がペンキの白を施したかのようなカラーがここのアマゴの特徴。もう少し夏が近づくと、尾鰭がものすごくオレンジになるんです。
雨の渓流
おぉ、神よ・・。ロッドを振ると土砂降り。釣りをやめて移動すると雨が止む。この繰り返し。濁る川では無いのですが、どうやら山頂付近の雨の方が酷いらしくて、徐々に増水し始めた。
アマゴ
釣れるサイズは7寸半〜8寸ほど。核深部に行けば9寸が出るのですが、この天気じゃ危ないのでやめておきます。というか、途中で雨が酷くなりすぎてロッドを出した時間はわずか1時間半ほど。その間に釣れたアマゴは4本。その辺の管釣りよりもずっと楽しめるのですが、そこへ行くまでの道のりが大変。もちろん行き慣れている川なのでポイントを熟知しているからでもありマス。
雨の渓流
こんな状態で雨が強すぎてもうフライが見えないし、沈んでしまうのでやめました。1時間半釣りをして、車に戻るのに2時間弱。車に戻ればうっすら陽が雲の隙間から見えたりするものだから、他の川へ行けば天気が良いかも?と思い、移動することに。
山岳渓流
同じ漁協の管轄内にある東のハズレへ1時間かけて移動。その際は雨が降っていなかったのですが、釣り場へ着くとまたザーザー振り。少しだけ川に降りてはみたものの、渓相は暗く、水が濁り始めたのですぐにやめました。さらに人気河川の漁協へも行ってはみたものの、悪天候の中で新たに漁券を買ってわずかな時間を楽しむのはチト違うと思いやめました。
アマゴ
いつもはイブニングまで釣りをする私ですが、時間を持て余した今回は高速代がもったいないので、4時間半を掛けて下道で帰りましたとさ。さて、来週の天気はいかがなものかを考えながら、フライタイイングに励みたいと思います。

夏イワナを求めて東奔西走してみる旅(関東甲信越)

暑い。梅雨はどこへ行ってしまったのか・・。

あまりの暑さに長袖シャツの袖を捲り上げて渓流へ分け入ったものだから、虫刺されの跡が日増しに増えていく私。色々な魚を楽しむ私にとって渓流シーズンはあと1ヶ月半しかないので、腕できた虫刺されの箇所を掻き掻きしながら、毎週の釣行計画を妄想しながら楽しんでおります。

さて、渓流シーズン真っ只中。今年はどこも雪が多かったものだから、川の流れは一昔前を思い出したかのように滔々と流れている。そして各地では「イワナ復活」の話が多く入ってきている。そう、ここ10年近くは雪が少なく渇水が早くに訪れて、イワナの生息域は上へ上へと追いやられていたのだが、今年は最近見かけなくなった場所でイワナが釣れているというのである。実際、私もそう感じているところだったので、今回は中越へ出向いてイワナ釣りを満喫してみようでないの! という旅に行ってきました。

イブニング釣りを終えた私は夜遅くに帰宅した訳ですが、その翌日にはなぜか北関東の渓流に立っていました。二日間の総移動距離は800キロオーバー(東京→中越→東京→北関東)。バカにつける薬はありませぬ。そんな今週の管理人は以下の通り。お暇な方はお付き合いください。

新潟の川
今回はマッキーを引き連れて中越の渓流を5河川周りました。まず毎年訪れるA川は釣り人が激混み。釣れている情報でも蔓延しているのかな? 下流部はヤマメで上流部はイワナの川なんですが、下流部でもイワナ半分のヤマメ半分といった感じで、強い流れの中から7寸サイズ中心で釣れます。でも人が多過ぎてやる気が失せたので、途中でやめました。
雪渓
混雑する場所を避けてかなり上流へ行くと雪渓が。この川で一番遅い時期で雪渓を見たのが7月上旬なので、今年もそんな感じで季節が進みそうです。水はものすごく冷たく、虫っけがありません。
雪が溶けない
近寄るとこんな感じ。外気温は26℃くらいありましたが、溶けているスピードはちょろちょろ。山の斜面で道路が近くにある訳じゃないので、残雪置き場ではありません。この場所以外にも数箇所に残雪がありました。
中越のイワナ
釣れるサイズは7寸中心。ヤマメは6寸半ですが、やはり今年はイワナの方が多く釣れました。「雪が多い=イワナが増える」という図式は本当かもしれません。
中越の渓流
2本目に入ったB川は車止めに2台、途中入渓が1台あったので、川だけ見て釣りは諦めました。さらに次のC川の車止めには車が無かったので、3名でゆっくり前進。最初のプールでマッキーが早々に8寸半サイズをゲット。
イワナ
3名で入る渓流の規模では無かったので、釣れたら交代しながら上を目指します。私の順番では堰堤の反転流で9寸半のイワナが飛び出てきました。これが今回の最大サイズ。
中越の釣り
巨岩が多く、小さなスポットを見つけてキャストすれば、イワナがポツポツ釣れてくれます。この川を決めた退渓点まで行き、4番目の川としてD川へ移動したのですが、その大物ポイントにはルアーマンが入渓。水量が多く釣りが難しい状態だと判断したので、E川へ移ることに決めました。
中越のヤマメ
E川は素直なヤマメが多い川なんですが、今年は雑草の発育が良く背丈と同じ草むらを掻き分けるのに少し勇気がいるのです。だって、こんな看板で脅すんだもの。
中越のヤマメ
久しぶりにこの川へ入ったけれど、例年よりサイズの良いヤマメが次々と顔を出す。と、時々イワナ。この場所でイワナを釣ったのは初めて。イブニングまでめいいっぱいやって家に帰宅したのは22時過ぎとなった中越の旅。

北関東の渓流
爆睡した翌日、体を休めれば良いのに北関東の方へ車を走らせてまた渓流へ入ってしまいました。家で寝転がっているよりも同じ昼寝するのであれば、こんな場所でゴロンとひっくり返る方が気持ちいいですしね。ただ、河原で爆睡すると遭難者と間違えられるので気をつけましょう😆
北関東の渓流
前日に満足のいく釣果があったのに、その翌日にはまた魚を欲している私。適当に釣るつもりが結構真剣に釣りあがっちゃいました。で、やっぱりいつもヤマメが釣れる場所で今回はイワナが多し。
スリープノンの代わり
ハッカスプレーを使う人は多いけれど、このスティックはスプレーと違いすぐに無くなる事がないのが良い点。耳やこめかみ、あるいは手の甲に擦り付けることでスプレー同様に虫除け効果があります。また眠い時は目の下や眉毛にこれを軽く擦ることで眠気が吹っ飛びます。覚えてますか? スリープノン。あんな感じかな。コレの難点は車に入れっぱなしにすると、一旦溶けて変形している事で塗りにくくなります。
北関東のヤマメ
この川の場合、イワナの上にヤマメがいるのですが、それが入れ替わっていることはなく、例年通り同じ場所にヤマメが固まってました。最大8寸半まで。いいかげんやめれば良いのに、魚が釣り続くので、帰る時間を忘れてしまいます。
北関東のヤマメ
イブニングは本流でスイングするつもりでいたのですが、いい気になって釣り上がったので、慌てて退渓。がしかし、退渓してから車までの時間を考慮するのを忘れてしまったので、大移動して本流に着く頃にはすでに日没は愚か真っ暗な世界。流石にこの状態で釣りはできないので、素直にアイスクリームを食べながら帰りましたとさ。

ウェットを嗜むフライフィッシング人口はもはや10%以下かもしれない

日本の釣り人口はかつては2000万人以上と言われていたけれど、現在では500万人程度となっているらしい。その中でフライフィッシングの人口なんてものは微々たるもので、私の肌感としては2〜3万人程度かな。こうやって私がいくらフライネタを発信したとしても、私のフライに対する熱い思いは僅かな人々にしか伝わらないのデス。

さらにこのフライフィッシング人口をざっくり分けると全体の約50%が初心者かもしくは管釣りだけを楽しむ方々。自然渓流を楽しむ人は4割程度で、残りの僅かな人々が海外やソルトウォーターのフライを楽しんでいると私は考えています。フライショップが減って始めるきっかけが無いとお悩みの方がいらっしゃいますが、幅広い知識を持った釣具店の店主が少ないのが現状で、これはこのスポーツに限ったことではないかもしれません。

川でフライフィッシングを楽しむ多くの方が好むのはドライフライのスタイルでしょうか。これはルアーのトップウォーターフィッシングと同じで、水面に浮かべた毛鉤に魚が ”ガバッ”と出るスリリングでエキサイティングな視覚が、釣り人心をくすぐるからです。もちろん私もドライフライは大好き。しかし、せっかくフライを嗜むのにウェットフライの釣り方を全くしたことがない方が、もはやフライ人口の10%も無いでしょうなぁ。1980年代後半〜90年代前半の全盛期に比べたら激減の一途であります。

そこで私はここであえて声を大にして叫ぶ。

「ウェットフライフィッシングって最高!」

一度やってみませんか?ウェットフライフィッシング。シングルハンドでも全く問題なくできるのです。というか、私でさえダブルハンドを握ってまだ30年位しか経ってないので、それ以前はシングルハンドでウェットを楽しんでいたのですよ。その魅力は、ドライは視覚での釣りに対し、ウェットはシンキングを使う湖の釣りにも似た手元にドスンと来るダイレクトなアタリ(魚の感触)。ストリーマーの引っ張りとの違いは、ラインの余りが手元に無い状態で魚のアタリを待っているので、魚が掛かればリールファイトでフライフィッシングを楽しめるのです。それが大物だったりすれば、リールはいきなり反転してドラッグ音を響かせるので、心臓はバクバクもので掛かった相手を想像しながらリールを巻くてに力がこもってしまうのです。時にニゴイやウグイ、シーバスにコイという外道だったとしても、そのやり取りをリールファイトで楽しめてしまうのだから、ソルトウォーターフライフィッシングの大物狙いと同じ感覚でリールをクリクリ巻きながら顔の筋肉が緩むのです。

さて、昨日は例によってそのウェットフライを持って本流でのそのスイング釣行は以下の通り。釣りの内容に触れずこんな話を書く時点でその様子はわかってしまいますな。でもね、夢に満ち溢れたスタイルなんです。あなたも一度で良いので、イブニングは川の流れでウェットフライフィッシングにチャレンジしてみてはいかがでしょう。分からない事はなんでもハーミットに聞いてくださいな。

草むら
昨日は1時起床でそのままダッシュで川へ行き、夜明けを待ってウェットのスイングを開始。一回キャストして何もなければ3ステップダウン(3歩下流へ降りて投げ直し)。それを10回くらい繰り返すと前回掛かったポイント。このスイングで来るんじゃ無いかと妄想を膨らませっているとリールが「ギャ!」と鳴いた。一瞬の緊張はあったものの、今回はフッキングせず。あぁ、残念。悔しくてまた戻って流し直したりしましたが、その後は何にもなし。仕方なく車へ戻るのですが、伸び切った雑草を見ると季節が進んだ事を感じますなぁ。真っ暗な中こんな雑草を掻き分けて河原へ行くのだから、熊が出没する地域じゃとても出来ないですね。
北関東の流れ
別のラン(スイングに適した流れ)へ車で移動し再び挑戦。しかし辺りが明るくなるとまるで魚信はなし。ザコからのアタリさえ無い。ハーディ ソブリンの悲鳴が聞きたかったなぁ。いい音するんですよ、このリール。
コオニヤンマのヤゴ
河原には見たこともない大きなヤゴの抜け殻。先ほどググってみましたが、コオニヤンマだと判明。河原はいつも新しい発見があります。
ブラックサンダーのバリエーション
以前は小腹が空いた時にはプロテインバー的なものを食べていたのですが、値段が高くなったので最近はコレ。セブンイレブンでは現在4種類もの味が手に入る『ブラックサンダー』。味とコスパでオリジナルが一番かな。これをかじると、つい歌ってしまうのがアリスの冬の稲妻、「ユア・ローリン・サンダ〜、 突然すぎた〜♪」てね😆
本流の釣り
午前中いっぱい色々と回ったけれど、結果何もなし。そして雨が襲来。いつもならば源流まで行ってイワナかヤマメを狙うのだけれど、午後はずっと雨予報なのとヤマメに関しては食傷気味なので早めに撤収しました。さて早く家に帰っても仕方ないのでどうしようかな・・。
フライシップロックス訪問
余った午後は競合店の調査に行きました! というのは嘘で、ここロックスはどこかで述べた様に前職が同じだったお仲間の店。前職は「J」とても言っておきましょうか(笑) そのフライJネットワークに、ロックスサーフェイスアウトフィッターズなごみがあるのです。まぁ関東のフライショップは仲が良いので、ハーミットのお隣りにある池袋サンスイさんにも私は遊びに行きますヨ。他のお店へ行くとお店のカラーが見えてきて面白いものです。

スイングブラザーズは信州にて撃沈し、旅は熊にて締めくくられる

以前に書いた新しいロッドへ魂を入魂する話なんですが、依然としてスコットのスイング1184/4が魚を釣る事を嫌がっている様な感じがします。先だっての東北遠征ではメインで使っていたにも関わらず、サクラマスを釣った日に限ってアスキスのダブルハンドを使ってしまったので、相変わらず運の無いロッドとしてレッテルが貼られている状態。というか、ここぞという時にロッドを変えてしまう私が悪いのですが・・。

そんな塩梅なのでダブルハンドでスイングの旅が続きます。前回は東北遠征でサクラマス狙いでしたが、今週は信州でブラウンスイングの旅で、もちろんスイングに魂を入魂する為。しかし今回もこのロッドには運がない旅となってしまったのです。

ハプニング1:カメラ紛失
このブログの写真はオリンパスのタフ現在はOM システム)で撮影しているのですが、いつものようにそれを持って雨の中で撮影&釣行。カメラはシムスのスリングパックのショルダー部分にネルエピックのカメラケースを付けて使っているのですが、何かの拍子に落ちたらしく探しても見つからず😭 もう一台色違いを予備で持っていたのですが、そちらは電池切れにて撮影出来ず。今回は全てiPhone にての撮影と相成りました。

ハプニング2:熊に遭遇
最近は毎年どこかで熊に遭うのですが、先週の東北では何事も無く、ここ信州で遭いました。日中はあまりにも暑く魚とのコンタクトが何もないので少し早めにイブニングのポイントを選定して入渓し、ポイントで待機することにした僕ら。その場所に着いてタックルを組んでいると、さっき僕らが歩いた土手の中腹を中型の熊が走って行ったのです。イブニングなので暗闇での退渓が嫌だなぁなんて思っていたのですが、熊が通り過ぎて15〜20分後、銃声が鳴り響きました。後で調べてみると数日前からその辺りで熊が出没し、警戒中だったとのこと。銃声が数発続いた事で少しだけ安心し?、イブニングの釣りを続けたのでした。

ハプニング3:フライラインの不良
一緒に行った仲間がフライラインを初おろししたのですが、初期不良だったらしく使えない状態に・・。こういう時に予備がないのはツライですね。ライン不良は滅多に無いのですが、釣りが満足にできないハプニングでした。

という事で、この3日間はスイングでの釣果はゼロでドライフライでの釣果。相変わらずスコットのスイングは魚を釣る事を拒否している日々が続きます・・。今回はiPhoneで撮ったので写真がほとんどありません(水没の不安で手軽に撮れない)。少ない写真ですが、どんなおバカな釣りだったかは、以下の通り。

信州の風景
初日は一日中雨でオリンパスのタフに収めていたので写真がありません😭 おまけに一日中スイングロッドでスイングし続けましたが、まるで何もなし。雨の影響はほとんど無かったので、ポイントの選択がダメだったのかなぁ。二日目はこの写真にある別の川に入ったのですが、この風景の中で釣りが出来ることは幸せ。
信州でダブルハンドの釣り
初日に全くの無反応だったので、ここは魂の入ったウィンストンで探ってみようという事に。すると開始早々アタリがあったのですが、フッキングせず。その後はもう一度小さなアタリがあるもののフッキングせず。相方は早々にダブルハンドを諦めて、ハルゼミが鳴いていたのでシングルハンドで蝉フライのドライフライフィッシング。その気持ちは分かるけれどまだ早いんでね〜の?、と私は思っていたのですが、なんとそのセミフライにヒット。私は一日中スイングした結果、オデコ二日目。
信州の川
三日目はさらに違う川へ行ってスコットのスイングを使いウェットフライをずっとスイング。しかし13時ごろまでやって全く何もなし。スイングの釣りはまるでダメなので、こうなればイブニングでのドライフライにかけるしかない。しかしスイングも捨て難いので、イブニングはマイクロスペイ10.6フィート3番にし、いざとなったらシングルハンドとして使い、ドライフライで釣ろうという根性なしのスタイルに変更。
ブラウントラウト
だいぶ涼しくなった17時からスイングするも、やっぱりまるで何も無し。しかしその15分後に散発ライズが始まった。だが、そもそもドライで狙う事を想定していなかったので、ドライフライがほとんど無く、1本だけあったヒゲナガドライをチョイス。ライズする場所を数度流してコヤツがようやくヒット。オデコにならなくて良かった〜。
スイッチをシングルとして使う
時間がさらに進むと、ヒゲナガのスケーティングが始まり、そこらじゅうでライズが始まった。ヒゲナガフライはぶっ壊れてしまった私は仕方なくグラスホッパーを結ぶ。しかしフライがあっていないので魚の反応は鈍い。フライサイズは同じなので、少し演出をすれば釣れるかも?と、わざとドラッグを掛けて引き波をたたせると、ひとまわり大きいコヤツが釣れました。ヒゲナガライズは15分ほどで終わってしまい、今回はこれにて終了。結果、ウェットのスイングでは丸三日間、何も釣れなかった信州の旅でした。
ブラウントラウト
終わってみて思う事は、ここのブラウンはウェットよりもドライなんだなぁ、という事。以前も日中にモンカゲが湧いた時に、ものすごいライズが始まった事を思い出すと、次回は一日中シングルハンド一択にすると誓った信州のイブニングでした。ちなみにイブニングのドライフライフィッシングをたっぷり楽しんでしまったので、帰宅は午前様になってしまった事は言うまでもありません・・

サクラマス遠征の後はファーガスの里帰りの旅

私はマルチアングラーなので、サクラマス遠征に費やす時間は年に5〜7日程度で毎年サクラマスが釣れる訳ではありません。それ以外に関東圏でシーズン中にずっとウェットをスイングしている訳ですが、関東圏のサクラマスは数年に一度掛かれば良い方で、さらに釣れず。またサラマスの価値を下げたくない私は、一つの河川でサクラマスを一本釣るとスイングをやめて、翌年までその川では狙わない様にしてまます(日に2本釣ってしまった事もありますが・・)。なので私の人生はどんなに頑張ってもサクラマスはあと10数本釣れるかどうかという稀少な魚なので、釣れた時はつい目頭が熱くなってしまうのです。

今回の遠征最終日にサクラマスをキャッチする数時間前には宿のおじさんに延泊をお願いしていたので、釣れた後は宿に戻ってひとりで祝杯し早めの就寝。そして余った翌日は岩手県へ出向いてファーガスロッドの里帰りをしようというブログ的な企画を考えてました。丁度つり人社から『THE FIBER GLASS FLY RODS』が発刊されているので、タイムリーな話題になるかな?

ファーガスとハーミットの繋がりはファーガスの社長であるNくんが大学生時代にハーミットのお客さんとして来ていた話は、アクティブハイカーのインプレッションに書いた通り。 「サクラマス釣れたら切り上げて、ファーガスに遊びに行くよ。」とメールはしていたのだけれど、前日の電話で工房がお休みにも関わらず快く会社を開けてくれる事となった事に感謝デス。遠野で生まれたこのロッドはどんな所で作られ、そして地域にどう馴染んでいるのかを知りたかったのと、そして何よりもお店で話をしたことはあっても一緒に釣りをしたことがないNくんとの釣りを楽しみに岩手へと向かったのです。

ファーガスの工房は北上川水系稗貫川のほとりにあり、森とぶどう園に囲まれた緑豊かなみちのくの地。新しいロッドをテストしたければ、ちょっと車で走ればすぐに釣りができる点は、モンタナ州ツインブリッジにあるウィンストンの工場さながらである。

工房の大きさはウィンストンのバンブーロッド工房のそれと同じぐらいの大きさで10畳ほどのスペースが2部屋あり、マンドレイル(ロッドを巻くための芯金)やグラス素材をカットする作業台、ラッピングマシン、旋盤、塗装台など所狭しと並べてあるが、二人で動くには充分な広さが確保されていた。もちろん工房はとても綺麗に整理整頓されている。

ファーガスは今年5周年でその記念ロッドを製作中という事だが、すでに5ヶ月は過ぎようとしているのにのんびりと制作しているあたりは金儲けというより、より良いロッドを作るために時間を掛けていると言っても過言ではない。ま、本当は宇田さんもNくんも釣りが忙しいだけなんですけれどね(笑)。釣り好きが高じて竿を作るのだから当たり前の事なのです。

真面目な話をひとしきりした後は私の釣りの虫がウズウズ、と言うより私が使っているファーガスロッドが「魚が釣りたい!」というので、Nくんにポイントを案内してもらう事になった。遠野周辺の川は川沿いに集落が開け田畑の隙間を縫う様に流れている小規模な流れ。草木に覆われアップストリームで狙うのだが、両側の草木に阻まれるのを考えながらキャストして狙う。そんな流れに立ち、ファーガスロッドを一振り。浅瀬からは新子のヤマメ、ちょっとした深みから2年生のヤマメが沢山お目見えする。雪代がまだ収まっていないのでこれからがハイシーズンなのであるが、私が釣りを楽しんでいる以上に私のファーガスロッドがこの地で釣りを楽しんでいるかのように思えた、サクラマスとは対照的な穏やかな釣りを堪能しましたとさ。

そんなファーガス周辺の写真は以下の通り。このメーカーのロッド製作の姿勢や意気込みのさらに突っ込んだ話を知りたい方は、つり人社から『THE FIBER GLASS FLY RODS』をご覧くださいまし。

ファーガスロッドの工房の扉
ファーガスロッドが故郷に帰るの図。今回はアクティブハイカーとフォレストバムを持って行ったが、ゆったりとした雰囲気に合っているフォレストバムの7.6フィート3番で岩手の流れを楽しむことに。
ファーガスロッド
左が宇田バンブーの宇田さん。そして右が社長のNくん。将来を見据えてNくんに社長を任せたので、これからも発展しながら成長し続けるでしょう。これからの展開が楽しみです。
グラス素材
グラス素材(プリプレグ)はこんな感じでロールになっているのだが、そのまま放置すると硬くなってしまうので、冷蔵庫にて保管んされる。現在のグラスロッドは弾性率が高く軽くなっているので、昔とは比べ物にならないくらい、細くてもしなやかで張りのあるロッドが生まれる。
マンドレイル
このマンドレルと言われる鉄芯にグラス素材を複合して巻かれることでテーパーのあるロッド素材が作られる。さらにその上にテープで巻いて、それを焼き窯入れてロッドブランクになる。ロッドは巻きつけるグラス素材のカットや他の素材を複合することで、マンドレイルのテーパーと合わさってアクションが生まれるのだが、そのカットデザインは職人の経験によるもの。ファーガスの前進であるカムパネラから計算すれば26年以上も作り続けている工房なので、フライロッド作りに関してはプロ中のプロなのである。
ファーガスの旋盤
リールシートのフィラーとグリップはこの旋盤で削り出される。ちなみにハーミットでは昔旋盤を売っていた時代があるのですよ。ハーミットで旋盤を購入した方はその後に旋盤の世界にハマってしまい、最終的にフライリールを作っていた方もいました(後ハーミットフライリールの制作者になった)。フライフィッシングは釣りの楽しさはもちろんのこと、フライタイングをはじめ物をクリエイトする集団であるとも言えます。
コルク
重ね合わせたコルクとロッドを焼く為に窯の温度調整するスイッチ。肝心のロッドを焼くロッカーを写すのを忘れましたが、まさしく一般的な会社にあるロッカーで、その中にロッドを吊り下げて焼くのです。ちなみに焼くといっても焦げ目の付かないトースターみたいなもので、たいして高い温度ではありません。
遠野でフライフィッシング
私のファーガスロッドが釣りをしたいとせがむので、Nくんを急かすように工房を出て、近くの川でフライフィッシング。Nくんはアクティブハイカーを使い、私はフォレストバム。さすがロッド制作者だけあって、自分と一体化したようなキャスティングをしていました。遠野の川はこんな感じの場所が多く、ヤマメがそこらじゅうから飛び出てきます。季節がまだ少し早かったので大物との出会いはなかったけれど、私よりもロッドが岩手の魚とのコンタクトを楽しんでいました。いいな、遠野の釣り
遠野のヤマメ
この日は残念ながらとても寒く魚の反応は弱かった。それでも良さげなポイントからは2年生のヤマメが沢山遊んでくれるのです。こういった豊かな川が関東にもあれば良いのに。
トンボ
ここ数年トンボの数が激減しているので、ウェーダーで休憩するトンボを見て喜ぶ私。たまたま私のフライの横に止まってました。トンボはそこの自然の豊かさのバロメーター。いつまでも河原に沢山トンボが飛び続ける川であって欲しいです。
遠野のヤマメ
かくして、私の東北遠征は幕を閉じました。とはいうもののフライフィッシングシーズンは真っ只中。私は西へ北へとこれからも魚を求めて各地へ奔走いたします。

サクラマスに人生を捧げたNさんが星になった話(東北遠征編)

「行かないと釣れないですよ。」

そんなNさんの言葉に後押しされて私が東北のこの川にサクラマスを追いかけるようになって、早15年以上の日々が過ぎた。当時サラリーマンだったNさんは毎週末、東北へ向けて車を走らせ土日を釣りしてトンボ帰りするほどの釣り馬鹿であった。その年は解禁した第一週目に1本、翌週に3本、三週目に2本のサクラマスをキャッチしていたのを聞いて、「私でも釣れますかねぇ。」と、言ってみたところ返ってきた言葉が前述のそれで、私はその二日後には東北道を走ってその川に立っていた。

定年が近くなった頃には南国のソルトフライにもハマっていたので、Nさんを連れてハワイのボーンフィッシュを釣りに二人で行ったり、沖縄のマグロなんかも一緒に行っていたっけ。その後定年を迎えたNさんは余生は南の島でのんびりと暮らすよと言って沖縄に家まで購入していたのに、移住先を直前に東北のその川のほとりへと変更し、残りの人生をサクラマスに捧げることにした。なのでこの季節はそこへ行けばいつもの場所でウェットフライをスイングしている筈だ。

先だっての月曜日からいつものようにサクラマス遠征が始まった私。いつもの場所でスイングしていればお昼頃にはNさんが現れるのだが、体の調子でも悪いのか私の初日には現れなかった。徒労の1日が終わりいつもの常宿へ行くと、宿のおじさんが神妙な顔をしてNさんの訃報を私に告げてきた。聞けば3月に亡くなっていたのを知らず、つい二日前に人から聞いたとのことだった。

晩年、「サクラマスを100本釣るまで死ねない。」と言っていたNさんだが、残念ながらキャッチ数は98本と、あと2本足らず。きっと今頃あの場所であと2本釣るまではと、あの世へ行かずに粘っているのだなぁ。宿のおじさんと宿帳を見ながらNさんの思い出話で酒を呑んだが、彼が56歳にここへ訪れて20年で幕を閉じた事がわかった。

降り続く雨。そして増水。
先輩がまた一人亡くなった事による悲しみが川面に降り注ぐ。
あぁ、今回は釣りに気持ちが入らないな。

予定の日々が何事も無く過ぎて最終日。増水はやや落ち着き、濁りは少しづつ落ち着いてきたけれど条件はまだ厳しいかな。今回は何もないまま終わりそうだと思った最終日は晴れ時々曇り。Nさんと一緒におにぎりを頬張った河原で今日は一人おにぎりを食らう。するとサクラマスに前のめり過ぎて気にも止めなかった周りの景色が一気に私の視界に広がり始めた。滔々と川の流れ、頬を伝う穏やかな風、芽吹く緑、広がる青空、鳥の囀り、大地の香り、のどかな午後。釣り以外の素晴らしさを感じ始めた時、ふと私の後ろにNさんが立っている気がした。

夕方、次のスイングでアタリがなければ延泊しようと思った時、サクラサク。穏やかな風が私の横を通り抜けていった。

くまさん
秋田県では毎日「クマダス」なる熊出没情報がニュースで流れる。前日は十数件あったので、この日は少なめ。今年も遭えるかな、クマさんに・・。
本流スイング
雪代がまだ収まっておらず、水温が低い日が続く。初日は今年の状況を探りに色々な場所を流してみる。
濁り
翌日からはずっとこんな状態。隣りの川まで出向いたり、最上流部へ行ってみたりしたが、どこも駄目。本流が駄目な時はヤマメ釣りに参じるのだが、最終的にはその渓流まで泥濁りになった。今までで一番酷い濁りでした。
稚鮎
良い事を上げるとすると今年は鮎の遡上量はハンパなく、フライをスイングしていると稚鮎がバンバン引っ掛かる。今年の夏は鮎釣り師で賑わう事でしょう。
ヤマメ
本流は泥濁りの日々なので、午後遅くはヤマメ釣りに出掛ける。しかし支流も水が多く水温が低め。と言っても、ヤマメはいくらでも釣れるのです。そしてイワナは少々。
ダブルハンドの釣り
連日、泥水を長い棒で掻き回している日々が続いたが、最終日だけなんとか濁りが取れた。でも水位は高め。ダブハン仲間のFくんは今年も絶好調で、すでに1本キャッチしている。
ダンケルド
最後のひと流しは新しいダンケルドで。この緩い流れのヨレを最後にして駄目だったら宿に帰るかな、とスイング。出るならここらへんと思ったら突然リールが「ギャッ、ギャッ〜。」と泣いた。ロッドが大きくしなり本命がヒット。しかし先週バラした北関東での悪夢が脳裏に過る。
サクラマス
河原が無く足場が高い場所で掛けてしまったので、ランディングするのも一苦労。川に落っこちそうになりながらようやくランディング。しかし水辺がないので仕方なく草むらへ上げて慌ててシャッターを切る私。サクラマスさん、ゴメン。
サクラマス
慌ててフックを外すとフック穴から血が噴き出したので、すぐにネットに入れて川に浸けてリリースを試みる。しかし腹を出してしまったので、今回は仕方なくキープすることに。魚の扱いって難しいですよね。私はいつもはサクラマスをリリースした後に宿のおじさんにサクラマスの塩焼きを夕飯にお願いする偽善者です。もっとも魚のダメージを最小限にするのであればバースレスフックが良いと思いますが、滅多に釣れないサクラマスの場合バーブレス派なんていません。Nさんは常にリリースしろと言っていたので、今頃怒っているだろうなぁ・・。
味噌汁
釣ったサクラマスはその1時間半後には、常宿にてこうなりました。残りの身は味噌漬けにしてもらったので、家で頂きます。かくして今回の東北遠征の旅は幕を閉じました。この後も色々な釣り旅へ行きますが、今年はスイングを楽しむ年になりそうです。