疲れた体を癒しに少年の心に戻れる弁慶堀へ昼寝に行く(赤坂見附)

田舎が無い私は夏休みが始まっても遠出する予定はいつも無かった子供の頃。なので都会に残った数人の友達と一緒に出かける釣り場は決まって近所の弁慶堀。昨日その堀に掛かる橋の中央で首都高4号線とその前に広がる緑に囲まれた弁慶堀を眺め、そっと目を閉じて過去の自分と重ね合わせてみた。聴こえてくるのは行き交う車の騒音に混じる虫たちの聲。そして釣り仲間たちとたわいも無い会話や、数々の思い出。ここへ訪れればいつでも小学6年生頃に戻れるのだなぁ、と。私はいつまで経っても釣りをしている最中は少年の心なのだと悟り、はがゆいやら、恥ずかしいやら・・。

毎年のことですが9月後半はどこへ行こうか悩まされる時期。最近はお店はの暇さからストレスを感じているのか、お疲れ気味の私。いっそ何もせず家でボーッと過ごせば良いのに、家にこもっていると益々調子が悪くなるのが私でして、やっぱり風を感じながら野外で昼寝をする方が似合っているのです。いつもならば前日までに計画を立てて朝早くに目的地に向かって出かけるのですが、今回は気分が気分が乗らず何も考えられず爆寝。翌日考えた挙げ句、赤坂見附にある弁慶堀のボートに乗ってお昼寝する事に決めたのでした。お昼寝といってもロッドはとりあえず持っていき、まぁなんか釣れたらいいなぁ、とお気楽な私。

昨日のユルユルなフライフィッシングは以下の通り。お暇な方はご覧くださいまし。

弁慶堀
「暑さ寒さは彼岸まで」と、昔の人々の格言はホント凄いです。お盆が終わった途端に半袖ではいられない気温まで下がった昨日。この大都会のど真ん中でも肌寒さを感じました。三連休開けだから釣り人なんていないのかと思いきや、そこそこボートは出ていました
弁慶堀
12月〜4月中旬までは対象魚がレインボートラウト。それ以外の季節はブルーギルにブラックバス、そして雷魚といったところ。夏の間はウィードがびっしり。少年時代はとにかく魚が釣りたくて、ルアーを投げまくったものです(のちにフライ)。ここで知り合って仲良くなった釣り友達が数多くいます。
シンガマボディフライ
家にある釣具をかき集めてきたので、足りないものだらけ。とりあえずカメムシフライやこのシンガマフライがあったので、これを投げることに。落ちた時の波紋でブルーギルがやって来て突っつきまくるのですが、#10フックでも大き過ぎてフッキングしないチビスケが多い季節。
セミの断末魔(ピンボケ)
蝉ファイナル【semi final】:蝉の最後の意。水面に落下し、鱒(その他魚)に食われる様。この状況を狙い撃ちする釣り師のことを蝉プロと言う。 昨日までの暑さで生き残っていた蝉が私の前にポトリと落ちた。バスに喰われるその断末魔に期待し、ロッドを構えてじっと待つ・・、何事もない・・。
ブルーギル
ギルちゃんはフックサイズを落とせばいくらでも釣れることは分かっているのですが、掛かるサイズがタナゴみたいな大きさになってしまうのです。なので10番フックでずっと釣り続けていると、ようやく釣れた手のひらサイズ。ギル以外では雷魚が掛かったのですが、ギルタックルのままの4Xだったので簡単に切れてしまいました。デカバスはカメムシフライを見るものの、じっと見据えるだけで喰いつく事はありませんでした。
弁慶堀
季節の変わり目で釣況は思わしくない。疲れたところでアンカーを打ってうたた寝😴 緑の隙間からニョキっと映えているのはニューオオタニ。昼寝にはちょうど良い気温と季節。
扇屋
ボートの営業時間いっぱいまで釣りをすると、帰宅ラッシュにかちあってしまうので、4時ごろ退散して夕方呑みへ突入。この居酒屋はいつも昭和歌謡が流れており心地よいのです。その流れで後輩に引っ張られて二次会は昭和歌謡のスナック?に行き、絶叫系の歌を熱唱しストレスを発散するのでありました。

人混みが嫌いな私は避暑地を求めて山へ分け入る南アルプスの旅

先週の隅田川の花火は盛況だったようですが、今週は戸田橋花火大会なので週末は晴れであることを願います。この花火大会はいたばし花火大会と同時開催なので荒川を挟んで両岸から打ち上げる迫力満点の花火。最近は音楽とシンクロさせて演出され、昔と違ってお洒落なショーを見ているような感覚です。

私の家はこの花火大会に近い場所にあるので、仕事を終えるとその人混みの中を抜けて帰宅するわけですが、私は見知らぬ人の数に圧倒されて、人混みの中でひとりぼっちの寂しさを感じてしまうのです。日々の生活では通勤電車の中で知らない人々に揉まれ、この人々は自分との繋がりが全くないのかと思うと、侘しいとも感じます。

そんな私なのですが、山へ分け入り一人ぼっちでいる時は寂しさを感じる事は全くありません。その訳を考えても理由はよく分かりませんが、少なくとも自然の中でボーッとするひとりの時間は私にとっては心が安らぐとても重要な時間なのでしょう。

関東は連日の酷暑日と熱帯夜。毎週の釣行は暑さが募る度にその行き先は標高が高くなっていきます。先週は1,000mと少しだったので今週は1,500m付近まで行こうかな、と南アルプスへ。その場所はかつては自分の車で行けたのですが、20年ほど前からマイカーは規制されて入れなくなり、現在は登山バスでの入渓のみになりました。

さてさて、今週も涼しさを伝えられるかな?

お暇な方は以下写真をご覧くださいまし。

北岳登山道入口
北岳といえば標高3,193mの富士山に次ぐ日本の第二高峰。この看板を見れば「あぁ、あそこね。」と分かる方がほとんどですが、河川名は伏せておきます。この場所へ辿り着くには登山バスを利用する2ルートがあり、今回は家から近い方のルートを選択。家から遠い方のルートを使う場合は入渓点が下流部になります。この川は流程が長いので、好きな場所は人それぞれ。上を目指すものはテントを背負って二泊三日だったり。私はジジイになってので、ほどほどの場所でやるようにしてます。
北岳へ向かう吊り橋
この橋を見てどこぞの漫画に出てきたなと思った貴方、その場所です。本来はここからさらにバスを乗り継ぎ上を目指すのですが、2019年の台風による崩落以降はこの上の林道は復旧の目処はたっていませんので、乗り継ぎバスはありません(徒歩でも通行できません)。現在、上を目指すには長野県側から入るしかないのです(もしくは川通しでずっと釣り上がる)。
カメムシ
この川はバッタがすごく多いのでホッパーパターンを持参しますが、バッタ以外にカメムシも沢山河原に飛来してました。サイズは野反湖のものより若干小さいくらい。バッタの方は写真を撮らせてくれないので写真なし。
hopper
大きさでいうとTMC5212のフックで10番サイズぐらい。なのでボディサイズは2センチを超えるので結構大きめです。風が吹くと落っこちてスプラッシュライズが見られます。
ニッコウイワナ
現在は入渓点が限られるので、お魚はスレスレ。なのでいかに人が狙わないような小さな場所へフライを落とすかが基本。「イワナは岩を釣れ」を思い出しましょう。ホッパーパターンを使えば岩魚のサイズは平均8〜9寸半くらいで、今回は尺は出ませんでした。
南アルプスの川
真っ青な空に深みを増した緑。その谷間を流れる川。いつもは足をずっと突っ込んでられないほど冷たいのですが、今年は入ったままでも大丈夫。でも外気温が25℃なので、泳ぎたい気分ではありません。
イワナ
スレスレの場所なので、でっかいイワナはチェイスするのは一度だけ。それもある程度深みがある場所で、大きなフライをキャストしてアピールしないと浮いてこないのです。
イワナ
大きいフライばかり投げているとバイトはあってもフッキングがしないので、浅い場所では14番まで落として釣れば、一回り小さいサイズがバンバン出ます。なので釣りたくなったら14番のアントやパラシュートを流すのです。
南アルプスの川
川へは遅くに入ったので他の釣り人を後追い状態。なので、いつもよりもずっと丁寧にそして小さなポイントも全て流して進みます。そのおかげでイワナの顔は沢山見ることができました。
ホッパーで釣る
一つのホッパーで釣り続けていたらヘッド部分がボロボロになってしまったので、色を変えて2番バッターのバッタに交換。大きいフライはすこぶる反応が良いのですが、掛からない個体も数多くあります。
突然の雨
山の天気は何があるか分からない。突然の土砂降りは私が雨男であるからで、天気予報は1日を通して晴れと言っていたのに・・。雨が降れば体が冷えてしまい、長袖1枚で入渓したことを少し後悔したりして。
イワナ
喰いっけがある個体はやっぱり投げにく場所で釣れるんです。そんなヤツは狙われてないからフライをバックり。帰りのバスに乗り遅れると大変なことになるので、あと1〜2箇所やったら帰りの準備。
イワナ
丁寧に攻めたので距離はさほど進んでいませんが、キャッチは多分25〜6本をこえたかと思います。この上に大物ポイントがあるのでゆっくりと狙いたいのも山々ですが、後ろ髪を引かれる思いで撤退。帰りは石和〜大月で大雨に遭い、事故にならないようにゆっくりと帰りましたとさ。

ジジイになった証なのか、源流釣行の帰りにこむら返りが頻繁に起きる件

日本でフライフィッシングを楽しむ方々の平均年齢をハーミット的に考察すると60〜65歳ぐらいになるでしょうか。年々お店へ訪れるお客様の頭は白くなるのですが、それに伴って病気の話をする方が多くなっています。腰が痛いや肩が上がらないなどから始まり、どこぞの病院は良いぞなんて言う人々が多くなってきたので、ハーミット店内ではいつからか病気自慢は厳禁となりました。いや、マジな話ですよ。ここは夢を見る空間ですから、楽しい妄想を描いてやる気満々の状態でお店を後にして欲しいと願っておりますので。

さて、そんな私も良い歳になりました。どこぞが痛いなんて、痛くても言いません。しかし、歳を重ねると少しずつ釣り仲間があの世へ行ってしまい、その度に誰かに鞭を打たれたかなように釣行に拍車が掛かり、いつ死んでも後悔しないように日々釣り人生を邁進しているのです。

体幹は少し落ちたでしょうか。体力的にはまだまだ問題ありません。一昨日の釣りはひとりで9時間無休で釣りっぱなしの源流歩きですが、何ら問題はなし。と言いたいところですが、釣り終えて車に戻った後が問題なんですよ。

車へ戻り一息入れてウェーダーを脱ごうとすると、突然足が痙攣してこむら返り(足がつる)が起こるのです。その原因は大量に発汗しているのに水分の補給不足、水温からくる足の冷え、加齢からくるものらしく、50歳を過ぎた辺りからその頻度は増すと、いろいろなところに書いてあります。

以前に帰りの高速道路で、ブレーキペダルを踏む右足がふくらはぎと太ももがいっぺんにこむら返りにあってしまい、突然ペダルから足を離すこともできず、つったまま次のパーキングまで走る続ける地獄の苦痛に逢いました。

更にその後に今度は高速へ乗る直前にこむら返りにあいました。その時にふと思い出したのが昔にあった小林製薬の「コムレケア」のコマーシャル。たまたま目の前にツルハドラッグがあったので慌てて入店。足が攣った状態で定員のおばさんに腓返りの最中だと説明すると、「あらま大変ねぇ。」と勧められたのがコムレケアゼリー。水入らずのゼリー状で、服用後にすぐに聞くとのこと。オマケとして頂いたサロンパスを足に貼り、すぐにゼリーを食べると15分ほどで症状が軽くなったのです。

それ以来は車に常備している「コムレケアゼリー」ですが、苦痛を伴ってから慌てて飲むよりも川を降る際に先に「コムレケアa」を服用した方が良いかとも思いましたが、箱には「症状がある時のみの服用にとどめ、連用しないこと」と書いてあるので、事前に飲むのはダメなんですね。そもそもその原因は水も飲まずに休みなく釣り続ける無茶な釣行をする私が問題なのです。魚が思った様に釣れないと目の前の事しか見えず、気がつけばこむら返り地獄。皆さんは私の様にならない為に、気持ちに余裕を持った釣行をお楽しみください。

以下はこむら返りになるまでの一昨日の釣りの様子です。

北関東の釣り
また一人釣り仲間が減ったので、その弔いになればと出掛けた渓流。到着が少し遅かったけれど先客は1台だったので、気にせず入渓点からゆっくりと上を目指すことに。鮎が始まっているので釣り人は一気に減りましたが、魚も少なく敏感になっているので、歩いても歩いてもなかなか釣果がでません。
北関東のヤマメ
ドバッと出る大物は意外と下流部に多く、しかし普段は狙わないチャラチャラの早瀬から飛び出てくる。それも舐めるような感じで一度だけのアタック。それを丹念に攻めていたら時間が掛かるので、釣れそうなところだけ片っ端に攻めていたら、結果的に釣りが雑になってなかなか釣れない。気がつけば一本を釣るまでに3時間も掛かっちゃった。
北関東の川
もっと起伏のある石が多いポイントの方が釣れそうなんですが、そういった場所は荒れていて全く魚が出ず、むしろ何にもないペロンとしたこんな場所で魚が出てきます。それでも人気の河川なので出るのは一発だけで、フライを選んでいる感じは否めません。
ヤマメの胃の内容物
ヤマメにストマックポンプを入れて胃の内容物を採取すると、7月だとメイフライは入っていません。アリだかハチ類だかわからないのテレストリアルがちらほら。フックサイズは16番前後といったところ。
ウェーディングシューズ
このシムスのフライウェイトは使い始めて1年と少しですが、ソールはすでに殆どなく、サイドのシームが剥がれてきました。私の場合は釣行回数が多過ぎて、シューズやウェーダーが2年は持たないんですね。現場で壊れるのは最悪なので、そろそろ書い替え時です。ちなみに足がつる原因の一つとして、シューズの締め付け過ぎもあるかな。私の場合は途中で緩んでくるのが嫌なので、つま先と足首をかなり締め付けてしまうんです。結果的に血が回りづらくなり、足がつる原因になってしまいます。
ヤマメ
釣り慣れた川なので、釣果がいつも少ない場所はすっ飛ばし、上へと目指しますが、その反応は少なくて数はそれほど伸びません。
北関東のイワナ
イワナが釣れ始めたところで川を降る帰りの時間を計算すると、そろそろ上がらなくてはとなり、このイワナを最後に納竿となりました。かなり上まで来たのに合計6本の貧果ですが、一人で物事を考える時間がいっぱいとれたので、気分的にはスッキリしました。
こむら返り(痙攣・足が攣る)
そして冒頭のコムレケアの話となります。こんなパッケージで4包入り。ゼリータイプで飲みやすく即効性があります。私は車に常備していますが、こうならないためにもこまめな休憩とストレッチ。それに水分補給を忘れずに行っていれば、私のようなこむら返り地獄は起こることは少ないでしょう。でも、もしもの為にあなたも車に積んでおいた方が良いですよ。

 

体調不良の時は体を整えに行く為に山奥へ昼寝しに行く?

5月に入ってからどうも体調がスッキリしない。その昔、バハマからの帰国後に食欲不信がずっと続いたことがあったが、それに似ている感じ。その時は3〜4日に一度出てくる亀のスープにあたった気がして、ずっと胃がモヤモヤが続いてました。勝手にそれが原因だと思い込み、薬局で虫下しを購入し飲んでみたら一発で治った(多分自分の気持ちの問題)という経緯があったっけ。なので今回はお酒を断ち、しばらく胃を休ませる為に胃薬と風邪薬を日々飲んでみたものの体調の改善がなく、ずっとモヤモヤが晴れない状態。

医者嫌いな私は何か改善方法は無いかと考えた末に出した答えは、「新鮮な空気を吸って昼寝でもすれば改善されるのでは?」という馬鹿げた事。私みたいなおバカは薬で治療するよりも、必要なのは自然(アウトドア)なのです。そのモヤモヤを治す為にで釣りを休むなんてしたものだから、余計体調が優れなくなり結局無理くり時間を作って釣りへ行ってみた方が調子が戻るのではないか、という事。

その結果、実際に釣りへ行ってみれば思った通り胃のモヤモヤは解消され、気分は一発で晴れました。やっぱり釣りバカに付けるのは薬ではなく、休息(癒し)ですな。そう思った先週のこと。

今週の個人的な戒め:熱があるかもと思ったら「釣りへ行け!」・気分がすぐれなかったら「釣りへ行け!」・嫌な事があったら「釣りへ行け!」・雨が降ったら「釣りへ行け!」・考えないで「釣りへ行け!」(みなさんは真似しないでください)

北関東の渓流
時間を捻出して無理くり行ったので、到着は午後。すでに先行者は車2台あったので、私は一旦降って下から良いポイントだけを拾い釣り。すでにこの時期で水は渇水気味。今年の夏は思いやられるなぁ。
沢のヤマメは少し錆びている
無駄撃ちせず釣れそうな水深がある場所を中心に攻めていくとヤマメさんがこんにちは。しかし今回のターゲットはヤマメではなくイワナ。なので、ペースを早めて釣り上がっていきます。
ヤマメの胃の内容物
胃の内容物を見るためにストマックポンプを入れてみましたが、ヒラタのニンフの他にフライングアントなどがちらほら。もう初夏が目の前です。
沢のイワナ
ポイントを瀬から巻きに変えてようやくイワナのお目見え。サイズは8寸中心で、大きめのフライに反応します。
渓流へ
昼寝をするつもりで入った渓流ですが、大物が出ないので更なる上を目指していきます。といっても、後追いなので難しいか・・。
藪漕ぎ
途中で川が遡行できなくなるので、ロッドを一旦畳んで藪の中を高巻きするも、道に迷った図。獣臭い藪の中を歩いた後は、マダニやヒルが付いてないか気をつけてましょう。
イワナ
そしてまた川へ戻ればイワナ様。勢い余ってティペットがグルグル巻き。
イワナ様
大きなプールで距離を取って駆け上がりを攻めてヒット。でも最大でも9寸までかな。
上流の風景
水が無いなぁ、とロッドを振り回すが、先行者がいる為か釣れそうもないヒタヒタなポイントでチビゲットが続く。そして、この先でようやく先行者とご対面。釣り終えて降っているところだったので、交差したポイントでようやく休憩のお昼寝タイム。とはいうものの、釣りたさに休憩は15分ほど。で更に釣り上がる私。
北関東のイワナ
帰りの道のりを考えるとこれ以上釣り上がれないので、このイワナを最後に引き返す事に。数時間かけて車へ戻れば、着いた時にはなかった別の車が3台ありました。平日で7〜10名の人がこの沢に入っているなんて、そりゃお魚はスレますなぁ。次回は雨が降った時に来ることとします。

「A列車で行こう」のリズムに乗りながら、スコットのスイングで本流をステップダウンしてみた

「フライはリズムであり音楽」とキャスティングスクール時に良く生徒さんに話をすることがある。フライラインが後方へ伸びるのに1秒かかるとしたら、前方へ伸びていく時間も同じく1秒かかる。映画『リバーランズ・スルー・イット』で、お父さんがメトロノームを持ち出してキャスティングを教えていたが、まさしくアレ。飛ばす距離によってそのスピードは違うけれど、キャスティングの最中は常にリズムを心で刻みながら行うと割とうまくいというもの。私は1970年代のフォークソングを口ずさみながらリズムをとっていることが、ままあります。しかし、目の前で魚が跳ねたりするとそのリズムは途端に崩れて、さかな釣りたさ故にバックキャストの時間が短くなってしまうのは、エキスパートでも同じですな。

「Study to be quiet. / 穏やかなることを学べ」(アイザック・ウォルトン)

この春からスコットのスイングを手に入れた私は現在本流でこのロッドを振りたくて仕方がないので、いつもの北関東にある本流へ行ってきた。名前がスイングだから行きの車で「A列車で行こう」を聴きながら気持ちを入れて、そのノリノリのリズムのままそのスコット ロッドでスイングしてみた。が、スイングジャズのリズムとスペイでスイングのリズムはなんか違う、ミスマッチ。

そもそも英単語のswingの意味を調べると「揺れ動く、揺らす、素早く動かす、急に方向転換する」などの意味で、ジャズのスイングとフライのスイングは何の関係もなさそうですな。この中で言えば「急に方向転換する」の意味がこのロッドの意味なんでしょう(いや違う、もっと深い解釈があるゾ!という方がいらっしゃいましたら、是非教えてくださいまし)。

そんな調子でいつものように3つのランを自分のキャスティングを確認しつつステップダウンするのでありました。その釣りの様子は以下の通り。お暇かなたはお付き合いあれ。

スイングの釣り
気分はスティールヘッド。でも、何にもありません。ナッシング。キャスティング練習がただ続くだけ。雑魚さえもあたらない。なので一つのランが終わるとまた次のランへ。雑魚でも良いのでコツンとロッドを叩いて欲しいものです。
カワムツ
魚恋しさに3つ目のランに向かうと、そこは小場所なのでロッドをウィンストンのマイクロスペイに変更。すると、緩い流れでコツンとアタリ。雑魚だとは分かってはいたけれど何とか粘って掛けたカワムツくん。カワムツ1匹でこんなに楽しくなれるなんて幸せデス。
スイングのフライフィッシング
緩い流れはそんな感じなので、場所を変えて今度はかなり早い瀬の連続から開けた場所でスイング。するとガツンとあたるのだけれどフッキングせず。その場所で粘っていると、たまにライズするのでシングルハンドに持ち替えてドライフライに変えてはみたものの、いくら投げても無反応。ちょっと考えた末に再びスイッチロッドタックルに小さいウェットフライに変え、今度はポリリーダーをフローティングにして、上っ面をスイングしてみました。
ヤマメ
すると今季初の本流で渓流魚がヒット。何だか放流ものみたいだけれど、嬉しい出会い。サイズは9寸弱ってところ。フライはシルバーマーチブラウンです。
カワムツ
さらにステップダウンを進めていくと再び緩い流れではカワムツくん。いいんです、釣れてくれれば彼でも十分。
本流の放流ヤマメ
もうこの時点で16時半を回っていた。このままここでシングルハンドロッドに持ち替え、ドライフライを結んでイブンングを待って入れば釣れそうな感じ。ただ、ここのところ2連チャンのフライフィッシングを続けていたので疲労困憊の私。それも本日は朝早くから片道160kmの距離を全部下道だものね。ということで、今回はイブニングを待たずの早上がり。次回はまた別の場所でスイングの釣りを楽しみます。

エアフロのラインが新しくなったので色々なモデルのWF6Fを振り比べてみた件

私的な意見ですが、最近はどのラインメーカーさんも結構いやらしくて、大体2年に一回くらいパッケージを変えるんです。すると中身が一緒でも古く見えてしまうので、お店的には古いパッケージのものを早く処分しなきゃとセールにして、お店の商品をごっそり入れ替えるわけですが、コレってメーカーさんの策略のような気がします(ちなみにリーダーやティペットもね)。

さて今回はその逆で、見た目は変わらないのに、商品のほぼ全てを一新しましたというエアフロ。私は一昨年(実際にはまだ1年半くらいしか使ってないのです)にほぼ手持ちのラインを一新したばかりなのに、また新しくなったのかとため息。フライラインの入れ替えに掛かるコストを考えると、また懐が寂しくなってしまう事に肩を落としてしまいます。ま、釣具屋は皆さんのリーダー的存在にならにゃならんので、仕方ないか・・。

そんな訳で単にラインの入れ替えの話をしても面白くないので、今回は同じ番手でモデルがどのように違うかを振り比べてみました。用意したラインはエアフロのWF6番ラインで、「リッジ2.0 スーパーフロ パワーテーパー」と「リッジ2.0 スーパーフロ ユニバーサルテーパー」、「シックスセンス フローティング」そして今まで使っていた 「リッジスーパーフロ パワーテーパー」の4種類。

今回のエアフロラインが一新した理由は、外側の素材に変更があったということ。PVCを使わない環境に配慮したポリフューズを使うのは今まで通りなのですが、さらに浮力をアップさせるためにマイクロバルーンが混入されたことと、それに潤滑作用を持たせた事(要はサイエンティフィックアングラーズが用いている技術をプラスアルファしたって事かな)で、それ以外の変更点はカラーになります。なので各モデルのテーパーデザインは変わりません。

新しいモデルになっての全体的な印象を言えば、ラインがさらに細くなった感じがするのですが、以前のモデルよりもほんの少しだけ体積が減った様に感じます。また表面はサラサラした感じの乾いた音に変わった点。浮力に関しては昨年までのモデルで充分な高浮力を感じていたので、特にその違いは感じません。浮力の持続性やラインの寿命に関しては今後使用して気になったら、どこかでお伝えします。

ではお暇な方はお付き合いください。

エアフロ スーパーリッジ2.0 パワーテーパー
こちらが昨年まで使っていたエアフロ リッジ2.0 スーパーフロ パワーテーパーWF6F。このカラーは意外と気に入っていたのに廃盤になってしまいました。このモデルになってから、ラインは細くなり、空気抵抗が少ない分だけシンキングラインを振っている感覚に近い感じになりました。リッジ(凸部分)はマイルドになったのでゴワゴワ感も無く、先端浮力はポッカリ。さすがハイエンドラインという感じで汚点をつけるところが無いんです。でも今回変更されました。
フライラインを巻き取る。
今回は同じロッドとリールを使用するためにラインを替える毎にこの様にしてラインを巻き替える羽目に・・。巻いている時はトラウトを掛けているように楽しんじゃったりして。ロッドはウィンストン エア9フィート6番。リールはスピードスター -5+です。

Ridge2.0 Superflo Power WF6F Chartreuse/White
6番のラインに求められるのが遠投であるならば、ある程度のラインをホールした時点で、すぐにクイックモーションで遠投が可能なラインといえます。色変わりの位置でホールすればラインはそもそもハーフヘビーウェイト(6番であれば6.5番の重さ)になるので、少し硬めのロッドでも充分に曲げる事ができます。フロントヘビーのラインですから、ショートレンジでもラインの重量が早めに得られるのも良い点で、リッジ2.0加工も手伝ってラインの滑り出しがとてもなめらか。苦手なのはホールするラインを必要以上に長くすると一番重い位置がロッドから離れてしまうので、その際には力がカックンと抜けてしまいシュートしにくくなります。

エアフロ リッジ2.0 スーパーフロ パワーテーパー2024
こちらが新しいパワーテーパー。といってもカラーだけの違い。実際投げ比べてわかったことは、ラインの触った感じがニューモデルのラインはサラサラしていて、去年までのモデルは少ししっとりした触り心地で、ラインキャパがさらに減ったような気がします。でも飛距離や飛び具合、ライン姿勢は全く一緒。パワーテーパーはすっ飛んでいくのですが、ラインの後ろが軽いので、プレゼンテーション時はややリアから落ちるような姿勢になります。ラインの長さは90フィート(27.4m)

Ridge2.0 Superflo Universal WF6F Chartreuse/White
エアフロには「Power」・「Universal」・「Tactical」と3種類のテーパーがあるのですが、ラインのカラーが重複しているモデルがあり、以下の写真の様に見た目の違いはありません。ですが、テーパーが異なるので投げ心地はまるっきり別物。ユニバーサルはヘッドが長くバランス良く重量配分がされているので、ホールしている時のライン姿勢がよく、力が抜けた時に落ちていく様子も偏りなく綺麗に落ちていきます。ラインがターンする時に余分なパワーが残らないので、プレゼンテーション時にフライがふわりと落とすことができるのがその特徴。ラインの重量はAFFTA規格通りなので、リッジ2.0加工の滑らかさも手伝って、とても投げやすい。パワーテーパーと違い重さを早めに得られないので、このラインで遠投しようと思う時はホール位置をずっと後方(ホールする長さを12m位)にする事で、重さが乗り遠投が可能になりますが、パワーテーパーよりテクニックが必要な分だけ、やや遠投しにくくなります。

エアフロ リッジ2.0 スーパーフロ ユニバーサルテーパー
今回の変更でよく無い点が一つ。ライン形状が違うのに同じカラーが存在します。なので、この二つのラインを同時に使うと、どっちがどっちだか分からなくなってしまいます。お店の立場で言えば、通販の出荷時に間違えそうになるし、さらにリッジとそうでない普通のスーパーフロがパッケージがほとんど一緒なので困りもの。写真上じゃこの二つのラインがどう違うのかが分からないので、左下のライン形状の違いをご覧ください。この二つを簡単に説明すると、遠投とターンの力強さ優先のパワーテーパーと、飛型の美しさとプレゼンテーションの静かさのユニバーサルテーパー。あなたはどっちがお好み?
フライラインインデックス
もし同じカラーのラインでテーパーの違いを知るには、実際にキャスティングして確認するか、ライン先端にあるラインインデクスで確認する必要がある(ピンぼけでスミマセン)。
エアフロライン
無造作に置いた新品のラインですが、この糸屑が1.6万円ですゾ! あぁ、恐ろしや。でもエアフロでは一番のハイエンドがこの価格ですが、他メーカーさんは平気で2万円越えますから、まだまだマシな方なんです。ちなみにリッジ2.0はUSAで$129.99なので、現在のレートで考えれば日本で税込1.6万円はかなり良心的な価格。

Superflo Sixth Sense2 WF6/7F Peach
現段階でまだハーミットでは店頭在庫していないラインですが、投げて見て非常に気に入ったライン。リッジ加工はされていないので通常のスーパーフロ(断面にボコボコが無い)なので、お値段がリッジ2.0モデルよりも多少お手頃。ヘッド長がとても長く46フィート(14.02m)。ホールするラインを長くできる人ほどそれだけ重さが得られるので、遠投が可能なライン(40フィートの位置でリリースすれば9番ラインの重さ)。要は玄人向けぶっ飛ばしラインとでも言いましょうか、それに合わせてラインの長さも105フィート(32m)あるので、遠投に興味があるひとはぜひこのラインでぶっ飛ばしてフルラインを目指してください。ライン重量は6/7番の30フィートの位置で185グレン(13.61g)あるので、大体一番手上の7番の重さ。

シックスセンス2のフローティング
ラインの形状はシンキングラインのシックスセンス2と同じで、ヘッド長がとても長い。メリットは遠投に燃える玄人向きのリアテーパーの長さで、デメリットはラインが単色なので、リリースポイントがどこが良いかが分からない点。ラインにマーキングするのもアリだけれど、シンキングライン同様にどこかに目安となるマークが欲しかったかな。さすがにこの長さになるとラインを全部出すのはかなりしんどくなりますので玄人向け(と言ってもエキスパートディスタンスのコンペティションよりも4m短いので、玄人は普通に出せるでしょう)。
フライキャスティング
先だってのキャスティングスクール時にこの企画を行なっていたので、お客様にもその違いを堪能してもらいました。
朝霞ガーデンでフライフィッシング
キャスティングの後は朝霞ガーデンにて昼練。フライをはじめたいという女子にたくさん釣ってもらって、1日が無事終了。しかし、私は釣り足らないのでその翌日も釣りへ向かうのでアリマシタ。続く・・・。

 

HMTフライトーナメント on 弁慶堀 2024のご報告

ハーミットではいろいろなイベントを行っていますが、春の恒例行事となりつつあるのが、このHMTフライトーナメント。このトーナメントが行なわれる弁慶堀は東京のど真ん中にある皇居の外堀になり、頭上には首都高速4号新宿線が走っています。平日は弁慶橋の上をスーツ姿のサラリーマンが行き交うとてもフライフィッシングとは似つかわしく無い場所で行なわれるのですが、冬はレインボートラウトと遊び、夏はブラックバスを狙える貴重なビオトープなのです。

この場所で行うのは今年で3回目で昨年は大雨の中でずぶ濡れになりながらの大会だったので、今年こそ晴れを願ったのですが、残念ながら今回もお天気には恵まれませんでした。それでもお魚は沢山掛かってくれましたし、何よりも事故なく終えた事を大変ありがたく思います。

今回も弁慶ボートのスタッフの皆様、賞品協賛メーカー様に大変感謝しております。昨日の様子は以下の通りです。ご興味を持たれた方は、現在弁慶堀はベストシーズン5を迎えておりますので、皆さんもぜひ楽しんでみてください。


参加人数:26名(男性 19名・女性 7名のうち小学生一人)
エントリーされた魚の数:48本
レンボートラウト数:45本
ブルーギル:3匹
魚を掛けた人数:多数(バーブレスのためバレた方、切られてしまった方多数)
魚の最大サイズ:50cm(最小サイズ20cm)

ご協賛&サポート:(株)マーヴェリック(株)ティムコ(有)E&E(株)バリバス(株)C&F(株)フルックス(有)シークロ(有)キャニオンワークスUOSOBASE CAMP弁慶橋ボート場シーホース(株)キャップス・他(敬称略)

ルール:大物一本の全長が大きい人を競います。同寸の場合は数を沢山釣った方が上位になります(ルールのPDFはこちら

弁慶橋ボートクラブ
昨年に続き今回も雨。それも大会中のみ雨が降るという不運になりました。とても寒いので昨年同様に使い捨てカイロを配り、準備ができた人から順にスタートになります。
弁慶堀
人数がとても多いので、乗船は弁慶ボートのスタッフの皆様がサポートしてくれます。またこの場所はブラックバスのトーナメントが多く行なわれるので、メジャーやライジャケ、ランディングネットが常備されているのがとても嬉しい限り。
弁慶堀
この堀はブーメランのような形で、弁慶橋から東側が小さいのですが、そちら側へ行く方が今回は少なかったです。
弁慶堀
この光景はシュールでしょう? 首都高速道路は渋滞中ですが、その下でレインボートラウトが釣れるのです。その様子はまるでヘラブナ釣りの様。堀は写真奥右へ曲がっています。
レインボーがヒット!
堀の左右の真ん中辺りよりやや高速道路よりが一番深いのですが、寒い日は一番深いところに固まっていますが、水温が上がる季節は徐々に浅いタナになり、現在は11時ごろからそこらじゅうでライズしています。しかしこの日は寒いので、皆さんインジケーターの釣りが大半。
レインボートラウト
ボートに備え付けのメジャートレーを利用してこんな感じで写真を携帯で撮ってもらい申告します。この時期になると腹がパンパンのレインボーが多く、一度ボート屋さんの方でストマックポンプを入れて内容物を確認したところ、そのほとんどが大きめのユスリカだったそうです。この日は寒いながらもライズが多くあり、それを指を加えて見てましたので、時間があればドライタックルを持って遊びたいです。これからの時期からゴールデンウィークまではドライフライでこのレインボーが楽しめますので、皆さんも是非足を運んでみてください。
トーナメント表彰式
大会は13時半で終了し、会場を水道橋にあるベースキャンプに移して表彰式が行われました。今回も多くのメーカー様にサポートして頂いたお陰で沢山の賞品が集まりました。ちなみに上位入賞した方のほとんどは、弁慶堀でプラクティスをされた方。やっぱり事前にその釣り場の情報が分かっていた方が俄然有利になる訳です。
ベースきゃんぷにて
集合時刻は15時だったのですが、ビールが待ち切れず最初に着いた組だけで、まずはビールで乾杯。
来年も行う予定
優勝は50センチで数は10本キャッチ、お見事です。優勝されたSさんにはラムソンのライトスピードと豪華賞品が多数贈られました。釣れなかった皆様には参加賞をお配りし、その後は初対面の皆様で親睦会。私は人が多く集まると嬉しくなってしまい、浴びるほど飲んでしまい22時ごろまで飲み続けてしまいました・・、反省。

私的解禁・8Xと9Xの差を思い知ったミッジオンリーのフライフィッシング

ようやく私の春がやってきました2024年全国一般解禁の初戦。普段お店で私とお話をしている方ならどこへ出向いたかは分かると思いますが、今年も北関東のとある年券を買いに行ってきましたヨ。この川へ通うのも今年で15年位経つと思うのですが、フライフィッシャーマンが多く集まる人気河川は苦手なので、釣れなくても広い川で無心にロッドを振る事ができるこのマイナーな川が好きな私です。

そうは言っても解禁直後はお祭りなので、いつもは閑散としたこの川でも所定のポイントにエサ師がドッと集まって、放流したてのヤマメをビクいっぱいにして嬉しそうに持って帰る方がいらっしゃいます、。私もそれに混じってロッドを振るのがここ数年の恒例行事になっていますが、相変わらずフライフィッシャーマンはほとんど見かけないです、この河川は。

毎年顔を出す漁協事務所を後にし北へ向かった私たちは、今年は全く予備情報を入れずに鉄板ポイントを目指します。すでに5日目だから釣るのは難しいだろうけれど、なんとかドライで取りたいというもの。だって相変わらずニンフを持っていないんだもの・・。

着いたポイントにはエサ師のおじさん達が居るが誰も竿を出しておらず、なんか嫌な予感。おじさんに釣況を聞くと解禁日から爆風が続きミャク釣りは苦戦し、釣果は思わしくないとの事。だけれど、昨年同様に放流はしているから釣れるんじゃない?と、解説をしてくれる当の本人たちは竿を出していない。雲は低く垂れ込み、15時ぐらいから雨予報なので、決着は14時までには着けなければ・・。

そうして釣りを開始したのが10時ごろ。僕らの解禁日が始まるのでした。

以下はその様子ですので、お暇な方はご覧くださいまし。

年券
最近は本流はあまり釣れないので他の河川に本拠地を移しても良いのだけれど、釣り人が少ないので気持ちよく釣りが楽しめるのがその魅力の一つ。と言ってもホント、本流は釣れなくなりました・・。
北関東の渓流
漁協事務所で年券を買い、このポイントまでの移動時間はほぼ1時間。いっ時は本流でも盛んにヤマメやサクラマスの稚魚を放流していたのだけれど、その効果が無いのか本流はいくらライズを探しても全くなし。解禁はとりあえず釣果が欲しいので、ここ数年はエサ師に混じって放流ポイントで楽しんでおります。
TMC2488・24番のミッジフライ
後輩はすぐに用意しライズがまだ無いのでニンフをセット。するとすぐに一本目をキャッチ。むむ、沈めたくても先日YGLで使ったブラッシー20番が一本しかないんだよな。フライの選択にを迷っていると散発ながらライズが始まったので、私はとりあえず24番のミッジでスタート。
放流もののヤマメ
いやらしいライズをしている個体をダウンクロスで丁寧に攻めると、なんとかヒットし1本目をキャッチ。
ドライフライフィッシング
ライズが少しずつ増えてきても、竿を出すのは私と後輩のみ。こりゃ片っ端から釣ってやるぞ、と思ったのですが、やっぱりミッジの釣りはそう簡単にはいきません。
北関東のヤマメ
空振りやヒットしてすぐにバレるなどが続き、ようやく2本目。フライはずっと同じものを使っていたが、ここでストマックポンプを使いヤマメが何を食べているかを確認することにした。
ヤマメが食べていたユスリカ
やっぱり食べているものが小さいのね。24番のフックが大きく見えます。それもカラーが異なっていたので、この後フライを濃いオリーブに変更。そして使っていた8Xのティペットを使い切ってしまったので9Xに変更。
9Xのティペットの効果
フライのカラーを変えた事と、ティペットをさらに細い9X(0.25号)にした事で、さっきまで神経質だったヤマメが楽に釣れるようになったじゃあ〜りませんか! やっぱり9Xは細いんですね。上流でライズするヤマメに向かってキャストしてもティペットの存在が気づかないのか喰いつきます。8Xだとミッジでのアップストリームの釣りはまずヤマメは出ないのにね。
ミッジングで釣るヤマメ
結果ライズが渋くなった14時半で終了するまで8本の釣果。サイズは20〜24センチ程度だったけれど十分に楽しめた北関東の解禁でした。来週に向かって私がまずやらなきゃならんことはタイイングなのですが、インボイス制度にPDF化やらの縛りが多くなった確定申告が思うように進まず、そっちを優先するため泣きそうになりながら日々仕事しております。

鯉に恋した後はビールで乾杯、さらに昭和スナックで「銀恋」を歌うコイ三昧

釣りにまつわる銀座といえば、私には芦ノ湖の ”ブラウン銀座” しか思いつかない。老齢の釣り師はご周知の通り昭和の芦ノ湖でブラウンを釣るといえば、ポイント名で「百貫の鼻」を代表する東西面の急深部(芦ノ湖の湖面図で言うと首のように細くなっている場所)が沢山釣れたので「銀座(ザギン)」と称したのであります。当時はそのザギンのブラウンに恋したものでした。

話は戻り本題は恋の・・いや、鯉の話であります。全国一般解禁を目の前にして、そろそろその準備でタイイングに励まなくてはならないのですが、「今週はユルっと釣りをして昼呑みしようじゃないの!」という提案で、今回は電車で行けるコイのフライフィッシングへ。ただいつものように「パンコイ」(パンを蒔いてフライで鯉を釣るスタイル)だけでは面白くないので、ウェットフライのスイング練習を兼ねてスイングで鯉を釣る二本立ての釣り方を楽しみに出かけてきましたよ。

いつも出かける埼玉県某所の釣り場は、工事が終わって川は真っ直ぐになってしまい、スイングするにはとても良い状況。ダブハンのキャスティングをするのには好条件になった反面、流れの起伏があまりに少なく魚がつきにくい状態になってしまったのであります。なのでコイさんも満遍なく居るのではなく、ある一定の区間でまとまっている感じ。そして今回は2月とは思えない炎天下で「こいのスイング」(こう書くとなんか意味深)をし、後半はパンコイを楽しんだのでありました。しかし思った以上の暑さだったので鯉よりビールが恋しくなり納竿したのは15時頃。

場所を居酒屋に変えてビール片手にマッキーと後輩の3人で今年の釣行計画やら仕事の話をしつつ煽るジョッキ。酒が進むにつれて記憶がおぼろげになってしまうのは昼呑みの悪い所。やがて記憶は急に飛んでしまい、いきなり場面が変わり気がつけば昭和を思い出すスナックのような場所にいるのです。ローテーブルの上には角瓶があり、各テーブルの人々がそれを水割りにして飲んでいる光景。センターには一段高くなったステージがあり、新しい曲が流れるたびに、周りの席から拍手が巻き起こります。

「はい次! 銀座の恋の物語!誰が入れたの?」

これは夢なのか? なんて思いながら、私は後輩の彼女と一緒に銀恋をデュエットし、石原裕次郎を気取り。ハマショーの曲を絶叫した辺りからまた記憶が薄れ、二日酔いの朝を迎える事で現実を知るのでした。鯉に恋して銀座の恋の物語。かなり強引なこじつけでスミマセヌ・・。

大した話ではないですが、以下の写真は週末キャスティングスクールへと遡ります。

ハーミットフライキャスティングスクール
週末のキャスティングスクールは解禁に向かって調整する方と、海外遠征するためにスキルを高める方などなど。今回はイケピー先生と私の二人で教えました。目標がある方は上手になっていくのが早いですね。
白いインストラクターロッド
キャスティングスクール後は朝霞ガーデンへ移動し昼練です。暖かくなると釣り人も虫もにわかに動き出すというわかりやすい状況で、かなり混んでいました。
スペイロッドでスイング
コイのスイングフィッシングに使うのは、スイッチロッド。8フィートポリリーダーのインタミに2Xのティペットを60cm程付けて、フライは巨大なMSCフライで#6〜#8。スイングスピードをかなり抑え気味にするとロッドを抑え込んできます。
コイのフルパワー
ゆっくりとスイングしていると「ヌリュ」っと重くなるので、その後に走り出さなければ根掛かり。急に動き出したら鯉です。最初に掛かった一発目はとんでもないお大物で、とても最後まで寄せ切る気がしないので、プレッシャーを強めにしたら切れました。サイズは3〜5キロのトルクある魚ですので、そりゃそのパワーに恋しちゃいますよね。
パンでコイを釣る
後半はチャム・マスター(チャム=撒き餌)に専念して、二人をフォロー。最初はドバッと蒔いて、魚が沸いたら、沈まない程度の小出し撒き。この手法はかつを釣りのイワシ撒きと一緒。チャムを撒きすぎると、せっかく巻いたパンフライを見切っちゃいますヨ。
コイのフライフィッシング
コイさんは大きいので、スティールヘッド持ちがお似合い。エピックのグラスロッドがギュンギュンしなったパワフルゲームをマッキーは楽しみました。
コイのフライフィッシング
魚を釣った後はポイントを少し休ませて、タイミングを見計らってまたチャミング。ライズが安定したところで、ダウンクロスで狙い通りのヒット。
柳瀬川のコイ
私もデブッチョ鯉にに翻弄されて無事ランディング。何を食べたらこんなに大きなお腹になるんでしょうね。
2月なのに半袖
ご覧の通り、この日は暑くて半袖。午前中は着込んで河原へ集合したのですが、気温とともに暑くなってどんどん脱ぐ始末。最終的には「釣りなんてやっていられないから、どこかビールが飲めるところへ行こうよ。」となるのです。
大ジョッキ生で乾杯
無事16時にはビールで乾杯。その後にどうしてスナックでカラオケになったのかは、私にはわからない・・。とにかく昭和歌謡を、それも僕らの時代を熱唱(絶叫)した夜で締め括ったのでありました。

天気に翻弄されコテンパンにやれてしまった長良川の旅

私の誕生日は大寒に近い頃で、自分の誕生日の前後はいつも東京でも雪が降るのです。ところが今年は雪らしい雪を見ることがなくそのまま2月へ突入。今年も無事に西から解禁し始めたことだし、長良川へ行けば雪でも降るかなと思い、昨年と同じ宿を予約した所、岐阜県はアメ予報。そしてその日の関東は雪予報・・。長良川の雪は釣れるので歓迎だけれど、雨はツライだけなんだよなぁと思いながら、僕らは東京の降雪を見ることなく現地へ向かうのでした。

着いた月曜日の朝は予報通りの雨降り。雨は人の体温を奪うだけでなく、ビショビショになるにつれて、釣りに注ぐ集中力が削がれてしまうのです。釣り場へ着けば案の定降りしきる氷雨の為か私ら以外には誰もおらず。人がいない事でこのポイントが良いのかどうかわからず疑心暗鬼になり、少しだけロッドを振っては見るものの、雑魚さえの生命反応も無いので、あえなくポイントを移動。

移動した先は毎年フライフィッシャーマンが訪れる広いプールが続くポイント。しかしこのポイントでさえあまりの雨足に釣り人はわずか一人。まぁ、人がいるだけ安心できるかなとロッドを出すことになったのです。この時点で既にレインウェアは役に立たずに体が冷えてきている状態。ザーザー振りの中でライズを探すとライズはたまにするものの、散発過ぎて手も足も出ず。仕方なく終了間際に22番のソフトハックルを引っ張ってみるとヒットはしたものの、ランディングネットを忘れてきており、寄せている最中であえなくサヨナラするのでありました。

翌日は晴天になったのは良かったものの、お昼から風速6メートル予報。こりゃ午前中の勝負だなと昨日のポイントへ行ってみると、釣り人が集まってはいるものの、ライズが始まったのは11時半で13時には風が強くなって断念しました。

昨年は梅干しを食べても釣れたから、今朝は梅干しを3個食べたのが、それがダメだったのかなぁ、なんて思いながら夕方には長良川を後にするのでありました。という事で私の渓流はまだ解禁しておりませぬ。そんな塩梅なので郡上八幡の中旬解禁を待ってもう一度行こうかと思ったら、今年の郡上八幡地区は2/1解禁だったのですね、ガックシ・・。

ミッジはたくさん余ったので、どこか他で使ってきま〜す。

武儀川
ザーザー振りでカメラもビショビショでこんな塩梅。冬の氷雨はホント辛いです。ありがたく感じたのは宿の温泉だけ。
ぎふ旅コイン
昨年も頂いた、ぎふ旅コイン1,000ポイント。ありがたく道の駅でお土産を購入させていただきました。最近はご当地ポイントを発行するところが増えましたよね。
武儀川
次の日はピーカンですが午後から強風予報。一見釣れそうですが、この時期はライズが始めるのがが遅いのです。よってライズが始まる頃には風が強くナリマシタ。仕方なくライズを求めて別の場所へ。
オイカワ
以前良かった場所へ行ってみると一尾だけそれらしきライズ。でも近寄った途端に沈んでしまい、しばらく待つ事に。再度ライズが始まったと思ってキャストしたら、緩い流れに入ってしまいオイカワがヒット。その後、お魚は浮いてきませんでしたとさ。
武儀川
気がつけば朝9時から夕方4時まで一度も座る事なく立ち続けましたが、何も異常なしで撃沈です。さぁ安全運転で帰りましょうかと高速道路の交通状況を調べると、中央高速道路は駒ヶ根から韮崎まで通行止め。その先も行けるのかどうかも分からず、とりあえず東京方面へ行ける真東名高速道路を使い、なんとか夜遅くに帰宅できたのでありました。