Lamson Center Axis
のインプレッション

Lamson Center Axisの外観

1997年のお話。ラムソンリールが一時セージの傘下だった時に、セージロッドからセンターアクシス(ロッドはSPL)が売られていました。それは従来のロッドとリールの組み合わせで起きるリールがロッドのセンター軸から外れるために起きるキャスティング中のブレ(ねじれ)を、できる限り取り除いてよりキャスティングしやすいロッドを目指すというもの。当時のシステムは通常のリールとして転用できるように作られていたので、リールは一体化してはいたものの下側にオフセットしていたので、今回はその究極を極めたシステムが完成したようです。

さて、本日メーカーさんにお借りした2018年の新製品、ラムソンのセンターアクシスを持って河原へ出かけてきましたので、そのインプレッションを一つ。

外観は見てそれがセンターアクシスだとわかる、軸に一番近い位置にリールがおさまっている点がこのロッドの魅力であり売り。一般的なロッドと違い、リールをロッドに固定するのではなく、リールがロッドの一部だと言うこと。リールはネジで固定されているので、左右反転以外では外すことはありません。

ロッドを持ってすぐにわかることはリールがその一部であるため絶妙なバランスを体感でき、全体の中心がリールに向かって引っ張られる感じがありません。そしてラインを通してキャスティングするとすぐにわかることですが、従来のロッドがキャスティング時にどれだけブレ(ねじれ)ていたかを感じることができる、これは新感覚です。

ロッドはメーカーさんのアクションの説明ではミディアムファーストアクションとなっていますが、ショートからミドルレンジの印象としては、やや張りのあるファーストアクションというイメージ。ループは狭くミドルレンジ以上のループコントロールはとても素直なロッドに仕上がっています。

リールはご存知ラムソンのライトスピードであり、このモデル用に作られているので、転用ができません。ただ、セージ時代のモデルと違いリールはラムソンが誇る円すい形ドラッグシステムが装備されている点と、リールより後ろにエクステンションバットが装備されているので、以前のモデルと比べてより一層リールのブレ感がありません。

このシステムは税別で¥98,000という価格から「高い!」という声が聞こえてきそうですが、ライトスピードの価格が税別で大体4万円半ばということを考えると、ロッドは5万円ぐらいということになるので、決してものすごく高いものというわけではないでしょう。

すごく斬新でこのキャスティングしやすい環境を味わいたい反面、唯一の難点をあげるとすれば、リールを選べないこととリールを他に流用できない点でしょうか。このシステムが値段以上に凄いものと感じるかは皆さんの判断ですが、他に類を見ないシステムなので、気になる事は間違いなしです。

さてそんなロッドを持ち出して河原に行ったのだから、このロッドを使ってお魚を釣らないとね。ということで、お魚の話は次のブログへと続きます。

リールが外れないから、専用のケースに収まってます。が、このケースは色々なメーカーが作っている入門用のケースと同じなので、見慣れている分だけちょっと安っぽさを感じてしまう。
ウルトラマンカラーのグラファイトロッド
ロッドのカラーはマットグレーで、ウルトラマンを思い出す。他のメーカーでは見かけないから、一目見てラムソンロッドとわかる点がとても良い。私はこのカラーリングは好き。ちなみにロッドはウォーターワークスラムソンのオリジナル。他社製品を使っている訳ではありません。
センターアクシスのラインナップ
今回お借りしたのは9ftの4番、5番,6番。全て9フィートで統一されているが、やがて認知されればアイテムが増えるのかな?他の長さも欲しいところだけれど、今後のラインナップはみなさんがどれだけ注目しているか否かで変わっていく事でしょう。

HMT of the Year / ROD

私が釣りを始めた幼少期はグラスロッド全盛期。フライフィッシングを始めた頃にようやくカーボンロッドが出てきた時代だから、フライフィッシングを始めて最初のロッドはもちろんグラスロッドでした。シェイクスピアの入門セットで¥9,800くらいだったと思う。その後にお年玉を貯めて買ったのがフェンウィックのFF765というグラスロッドで、当時は5-6番が標準ロッドでした(というか3番なんてなかったもの)。カーボンのフライロッドを手にしたのはそのずっと後で、最初のカーボンはスピードスティックのフライロッドだったかな?余りにも古い話なのでちょっと思い出せない。

グラスロッド時代はその復元力の弱さにキャスティングループに波が入り、それをどう殺して投げるかがキャスターに求められたもの。ロッドは重いのでリールをわざと重くして手元にバランスをくるようにしていたのである。それがグラファイトに変わるとそのバイブレーションは非常に抑えられるようになったが、ロッドテーパーは試行錯誤の時代で、人の好みにより大きく人気が別れたものだった。

フライロッドを40年間振り続けて私が思うことは、今のロッドの進化は本当に凄まじいもの。ロッドのバランス、軽さ、復元力、テーパーのスムーズな曲がり、どれを取っても昔のロッドとは比べ物にならない。メーカーが安易に”effort less”(努力知らず)”を多用するのにも合点がいく。もちろんバンブーロッドやグラスロッドにもメリットは沢山あるけれど、多様性で考えればグラファイトロッドが現代の主軸となっていることは間違いない。ただしグラファイトロッドは優等生が多く個性がなくなったことは事実である。また、古いロッドを良しとする人は玄人であるから、キャスティングが上手な故にわざと難しい方向へ行きたがる傾向なので、自分のキャスティング能力に酔いしれるために懐古主義になるのでしょう。

話が逸れそうなのでここで修正して今年のハーミットが選ぶHMT・タックル・オブ・ザ・イヤー・ロッド部門の話へ。一つだけ紹介しようかと思ったのですが、甲乙つけ難いので、二つあげます。

まずはTFO のBVKシリーズ。こちらのシリーズは発売されてからすでに10年近く経っていると思うのですが、その人気は衰えず価格以上の価値があるとお客様からの声が多いロッド群。私が勧めなくても勝手に売れてくれる素晴らしいロッドです。以前はTFOフィネスがそのような感じで、ネットに広がる持っている人の評価を見て、連鎖的に購入者が多かった感じ。それが現在は時代がもう少し張りのあるロッドを求めているのか、BVKにやや分があるようです。ロッドのコスメには賛否がありますが、グラファイトシートと穴の空いたシートリングなどが今のラージアーバーリールに合うのでしょう。

そしてもう一つのロッドは今年もハイエンドのロッドとしてとても人気があったScottのラディアンシリーズ。スコットの新しいGシリーズはもちろんとても人気があり供給がまだ行き渡ってない状態ですが、発売して間もないので年間のトータルで見てスコットのラディアンに決めました。最近は北海道に遠征する人が多くそのメインロッドとしてラディアンを使う人が多いので、とても活躍しているロッドです。私もその一人で湖のドライと北海道の渓流用に購入したのですが、私のラディアンはとても出番の少ない一年となってしまいました。

ということで今年はこの2シリーズを表彰します。私がウインストン愛が強い人だからWinston・エアを表彰すると思ったでしょ?でもね、エアは少し価格が高いというだけで評価する人の数が少なないんです。リールの表彰と同様に私の気持ちをゴリ押しするのはちょっと違うと思うので止めました。もちろん皆さんにエアの良さを知ってほしいのですが無理強いはしません、ハーミットですから。

今年の写真を見て思うことは、ダブルハンドのロッドを振っている時期がとても長かったこと。そしてエアを入手以降はずっとエアの写真ばかり(笑)。そりゃそうだ、ロッドを手に入れたら誰でもそのロッドで釣りへ行きたくなるでしょ?

Scott new G(GS)シリーズ
インプレッション2

先日のフライキャスティングスクールにて、マーヴェリックさんからスコットのNEW Gシリーズをお借りしたので、前回インプレッションをしたGS844/4を除き、その他モデルをご紹介。モデルが多く話が長くなるので無駄話はなし。全体のイメージはGS844/4のインプレッションをご覧ください。また、全てのモデルを褒め倒してもハーミット的ではないので、それぞれの総合的なイメージと得意とするシチュエーション、不得意とする釣り方を書いてみました。


GS772/4一昔前のロッドである “アイズ・スリー”が愛されていた時代ならば、このロッドを3番ロッドとして使う人もいるでしょう。しかし、今の時代に求められるのはロッドティップのトラッキング性能(ロッドティップがラインを辿る性能)なので、あえてそのバランスを崩してライン番手をあげるということは、現在はしないでしょう。なので、実際に振ってみた感覚では2番がドンピシャで、3番はループを締めてキャストすることが難しくなります。

Fine : シャープなライン運びでいて水面へのインパクトが少ないモデル。ショートレンジでのシチュエーションを中心とした、ヤマメ、イワナ、あるいはオイカワフィッシングに向いたモデル。藪沢などで小さなフライをプレゼンテーションしたい人には良いロッド。ティペットを細くしてもタカ切れは少ないでしょう。

Weak : 7ft7inchと短めでしなやかなミディアムアクションなので、~30feet(〜9m)までのキャスティングまでが使いやすいレンジで、それを超えたキャストは投げ手側のスキルの問題になります。


GS773/4:多くの皆さんに振っていただいた感想で、低番手では1番の高評価。トータルバランスに優れ、キャスティングが快適。「こりゃ、誰が振っても振れちゃうから、人を駄目にするな。」的な発言もありました。グリップは小さめで日本人向き。一般的な渓流でヤマメとイワナしかやらないという人には、お勧めできる一本。私はその後購入し使っております。

Fine : Gシリーズらしいミディアムアクションの中に、以前よりもはるかに良くなったラインデリバリーがあり、ラインが乱れません。そして以前のモデルよりもバット側までグッと曲がってくる感じなので、極端に短いショートレンジにも攻めやすくなりました。同じテイストのロッドはWinston Pure 763/4です。

Weak : 2番のモデルと同様に7ft7inchと短めなので、得意なレンジは30ft(9m)まで。釣り場のシチュエーションが多彩な川で、それ以上のレンジを求められた時に、少し投げづらくなるかもしれません。


GS775/4:このロッドで何を釣るのか?的な異端児のロッドをイメージするこのモデルは、藪沢で大きめのフライがデリバリーできる5番には珍しいショートスティック。短いロッドですが、アップロックスクリューシートモデルです。

Fine : 皆でたどり着いた回答は「北海道の○○川って湧水の小川だけれど、突然50cmのブラウンが出ちゃうじゃない、あの雰囲気の河川で大物狙いだったら、俺はこれを使うなぁ。」という意見。確かに、短いだけに小渓流で上の障害物が気にならないし、掛けてから安心の5番ロッドでしょう。

Weak : 「ブルーギルと小バスにもいいんじゃない?」と私が皆に投げかけましたが、ギルに10万円かける人がいるのか?というのが大方の意見。このロッドの使い道は使う人に委ねます。


GS843/4:3番ロッドの優等生。773が柔らかいと感じる人、キャスティングレンジを幅広く持ちたい人のためのロッドでしょう。キャスティングループは誰が投げてもある程度締まって飛ぶので、練習嫌いな3番使いのキャスターにはぴったりです。

Fine : 773/4よりもややキャスティングレンジを広げたモデル。一般的には同じシリーズで長さが長くなると柔らかく感じるものだけれど、8フィート3インチモデルはやや張りを持たせたイメージ。日頃は硬いロッドを使う方がもう少し柔らかいモデルが欲しくなったら、しっくりくることでしょう。同じテイストのロッドはWinston Boron Air 863/4(現在はエア2)です。

Weak : エフォートレス(努力知らず)なロッドだけに、玄人受けしない誰にでも投げやすいロッド。773/4よりも少し張りがあるアクションなので、リーダーキャストは少しやりづらいかもしれない。


GS844/4:こちらは以前書いたインプレッションがあるので、こちらをご覧ください。


GS884/4:少しだけ長めの4番ロッドで、ティップの曲がりをよく感じられる。ロッドバランスが良く、この長さになっても持ち重り感がないのも特徴の一つ。

Fine : ティップの曲がりがラインをコントロールしてくれるイメージで、長さも手伝い大きなメンディングを入れるのに楽なモデル。イブニングの大物狙いなどにも期待大です。

Weak : 距離だけのキャスティング性能で言えば834/4の方が投げやすいイメージ。ある程度以上のロッド負荷(ラインを長く出す)とティップの暴れを若干感じる。


GS885/4:5番モデルの中でティップアクション気味なのがこのモデル。遠投よりも近中距離のニンフィングに向いた、アクション。長さに反してとても軽い。

Fine : 重めのシンカーをつけたダウンショットのニンフや、シンキングリーダーを付けたスイングの釣りなどで活躍しそうなアクション。すでにラディアンを持っている人が違うアクションをお探しであればこのモデル。

Weak : ラインを伸ばしていき、ベリー部分の重さを全部乗せて遠投しようとすると、ロッドティップのお辞儀が大きくなるので、その修正がうまくできないと遠投がしにくい。距離は中距離までが快適。


GS886/4:6番モデルの中でティップアクション気味なのはこちらも同じ。よりパワフルなので、ドデカいドライフライを中流域でキャストしたり、シングルハンドでドラワカフィッシングを楽しみたい人がピンポイントにフライを落としていく感じのモデル。

Fine : 6番モデルのパワーが大物への対処が期待できるのと、ラディアンよりもバット側へグッと曲がってくるので、ロッドで魚のいなしが期待できる。

Weak : 9フィートモデルに比べると、やはり遠投の時にテーリングが起きやすく若干投げにくくなるので、ピンポイント攻略に向いても遠投の投げっぱなしは難しいロッドかもしれない。


GS905/4:今回のお披露目で意外にも9ft5番と6番は皆さんにとても高評価。ラディアンよりもう少し手首に負担がないロッドを求めていた人には、最高のパフォーマンスだったようです。

Fine : 距離を無理なく出せて、9ftの長さを感じさせないモデル。しなやかでウェットフライフィッシングでの食い込みを期待できるアクション。しなやかなモデルだけに細いティペットでも魚をいなしてくれるイメージ。同じテイストのロッドはWinston Boron Air 905/4(現在はエア2)です。

Weak : ラディアンに比べるとやや腰砕け感があるので、フルキャストでの遠投能力はやや落ちる。


GS906/4:ドワラカやセミで使いたいという人がとても多かったモデル。シンキングラインもタイプ2ぐらいまでは快適にキャスト。使用範囲が広い、中流域と湖のボートフィッシングまで楽しめそうです。

Fine : 6番ロッドの中ではとても曲げやすく、今まで発売されているロッド群の中ではかなりしなやかと感じるでしょう。手首への負担が少なく、一日中快適なキャスティングが期待できます。ラディアンが硬くて合わないと思う方にはお勧めです。同じテイストのロッドはWinston Boron Air 906/4(現在はエア2)です。

Weak : ラディアンに比べるとやや腰砕け感があるものの、ある程度の力量を持った方であればフルキャストは可能です。タイプ3以上の釣りにはロッドが曲がりすぎてキャスティングがしづらいでしょう。


個人的にはGSシリーズは773/4と906/4がお勧め。私はWinston Boron Air 906/4を見ずに買ったのですが、ウインストンよりもこっちの方が私の好みのアクションです(私は比較的柔らかめのロッドが好きな傾向です)。

Scott GS Series
2018年の春現在、私は773/4をとりあえず買いました。私にとっても高価なロッドなので、後は自分の懐次第で844/4か906/4あたりを増やすかもしれません。773/4と772/4と2020年から加わった803/4JSの3種類が下のカップ&リングのシートとグリップ。その他のモデルは上のアップロックスクリューシートとグリップ。ロッドの長さによりグリップを変えてくれているのが嬉しい。

天気がよく風も無かったので、振りやすい環境でのテストでした。

TFO AXIOM II 908/4
インプレッション

昨日はシーバスのボートフィッシングだったので、新製品であるTFOのアクシオムII のサンプルロッドで実釣とキャスティングのフィーリングを楽しんできましたので、そのインプレッションをご紹介。

TFOがリリースしているソルト対応ロッドは現在、4種類。アクシオムは2000 年代後半にTicrXシリーズの後に出たモデルで、ケブラーを混入したグラファイトと記憶してますが、そのシリーズがリニューアル。以前のモデルはとても張りが強くロッドを曲げることに腕力のいるロッドでしたが、硬い=飛ぶというイメージが一番根付いていた頃なのでそれに納得して使ってた感があります。私はウインストンロッドのバックアップ用ロッドで使っていましたが、硬すぎるゆえに手首に負担がかかり疲れるロッドと感じてました。

数年前からTFOは古いモデルからリニューアルを始め、今回は新ロゴを携えたアクシオムII。今回の仕様変更でロゴと同様にTFOのイメージをガラリと変えたモデルになったような気がします。

ソルトウォーターロッドとして同社にあるクラウザーシリーズ、マングローブシリーズと比べると、アクションを言えば一番プログレッシブでしなやかという印象でしょうか。それぞれの特徴でロッドを区分すると、クラウザーミノーのような重いフライや大きなフライをデリバリーするのに、やや大きなループを主体として投げるロッドがクラウザーシリーズ。ダンベルアイを持つフライをピンポイントへ打つときに、フライがロッドに当たっても衝撃を和らげるチタン塗装加工が施されているのがマングローブロッド。そしてアクシオムの役目はオールパーパスソルトウォーターモデルだと思います。

メーカーの表記では淡水でも海でもどちらでもという表記ですが、9feet5番〜12番というラインナップから考えれば「フレッシュウォーターで使えるよ」と言うのはとって付けたようなもの(もちろん使えます)で、バリバリのソルトウォーター戦闘竿です。

アクションはファストアクション。ティップがよく曲がり、キャスティング負荷によって曲がる点が綺麗にしたへ下がる典型的なプログレッシブなロッド。シャープさは損なわず気持ちのいい振り心地でした。今回はシーバス狙いで3/0番で10cmほどのエンリコ・ミノーを投げたので、フライが大きすぎてティップが少し暴れましたが、近距離でもロッドティップがよく曲がり、フローティングゲームからインタミのシチュエーションにとても向いたロッドという印象を受けました。

ロッドバランスはマングローブに比べるとややティップ側にありますが、これはリールシートをグラファイトにしたせいなので、実際のリール装着時のバランスはとても良い印象でした。

デザイン的な面はシンプルなロゴに変更され、見た目はセージみたいな印象。あまりにもシンプルすぎるので、その辺は好みが分かれそうです。今回のモデルはロッドケースが付属されてますので、その点を加味すると値上げではなく、実質マングローブと価格は一緒ということになります。私的にはとても欲しくなりましたので、6か7番あたりを買おうかと思ってます。

最後に一つ。TFOのロッドデザインにはロッドデザインの巨匠ゲーリー・ルーミスが携わっていることを知っている人も多い筈。本国のTFOのHPで”Our legendary Advisory Staff designers have tested to date.”(伝説のアドバイザリースタッフのデザイナーがテストしています)と書かれているところを見るとそのアクションに合点がいき、ゲーリーがロッドのテーパーデザイン携わったとしても、G.Loomis社があるので名前は出せないんだな、という推測ができます。

さて、話が長くなるので、昨日の実釣の話は次のブログへと続きます。

上がマングローブで下がアクシオムII。グリップ長と太さはほぼ同じだが、エクステンションバットの長さが、ややアクシオムIIの方が長い。デザイン的なものとロッドバランスの意があると思う。

TFO AXIOM II
グラファイトのリールシートフィラーに施されたグリーンの線は、リールポジション。暗がりでも簡単に装着することができた。
上からTFOアクシオムII、Scottタイダル、Winston ボロンIIIプラスの準。他のメーカーのソルトモデルと比べるとグリップ長は短めだけれどグリップはやや細めなので、日本人に合っている。

私のリールとセットして見た状態。TFOにはTFOのリールが合うと思うのは、個人的な感想。

NEW Scott GS844/4 の
インプレッション

今まで台風の最中に何度かキャス練をしたことがあるけれど、今回は雨風が予想よりも少なく、なんとかやり過ごした感じ。それでも濡れならがのキャス練は皆さまお疲れ様でした。

さてスコットの新しいGシリーズですが、メーカーさんにサンプルロッドもなく、そして自分の注文分のロッドもまだ届かないので、すでに購入られた方のロッドを一日お借りしまして使用してきました(ありがとうございます)。そのインプレッションを少しお話。

 

10年ぶりにモデルチェンジされた今回の大きな変更点は、インターナルフェルールが軽く改良され、そしてアクションに負担がより少なくなったベンドカーブ。さらにブランク素材の進化とディテールです。見た目の変化は海老茶だったカラーがもう少しブラウンに近くなった程度で、大きく変わった感はありません。リールシートはフィラーにマイカルタ(ナイフが好きな方ならご存知のフェノール樹脂と繊維が織りなす綺麗な柄)が使用され、スクリュー部分はマットフィニッシュでラディアンと共用のものになりました。なので見た目は大きな変化は少ないので、Gシリーズのディテールが好きな方であれば、そのまま移行できる感じです。

ではアクションはいかに?

—- 0〜20feet キャスト —-

ロッドを握っての印象は、最近ウインストンのエアシリーズばかり使っていた私にはずば抜けて軽いという印象は受けません。でも数人に試しぶりしてもらいましたが「すごく軽いですね。」という好印象です。慣れって怖いですね。以前のG2・8ft4inch4番ロッドの印象はG2シリーズの中では比較的ハリがあり、シャープなイメージがあるモデルでしたが、あれ、こんなに先っちょが良く曲がったっけ?というのがNEWモデルの印象。ラインコントロールが良く、ブレがないのはメーカーさんの言う通り。ショートレンジはキビキビして快適でした。

—- 20〜40feet キャスト —-

今回ラインはSAのウェーブレングストラウトを使ったのですが、ラインの特性としてヘッド部の長さが20.3mもあるので、ラインを長くホールするほど重さが得られます。なので、通常の7-8mキャストあたりまでは若干のキビキビ感があったものの、9m以上ホールしたあたりから、「あ、Gのしなやかさが隠れてた。」という感じで、やっぱりGなんだという印象があります。そして、振り抜きがとても軽い。

—- 40〜90feet キャスト —-

このロッドでフルラインキャストのシチュエーションなんてほとんどないと思いますが、とりあえずどんな感じなのかテスト。もちろんフルキャストと言っても最後のシュートでラインを全部飛ばすわけですから、4番ラインでそこそこの重さを得つつシュートを快適にするには、12〜13mあたりでホールし、残りの17mを放出する感じです。で、やってみたんですが、しなやかさがあるロッドなので必要以上に空中にホールするラインを長くするとそのままの体勢だと少々無理な姿勢になるためにキャスティングアーク(ロッドの振り幅)を広げる必要があり、振り方を変えなくてはなりません。それにより、遠目で見たらグラスロッドで遠投しているように見えるでしょう。とはいうものの、最新のグラファイト素材ですから上級者の方なら難なく投げこなせます。

実釣は朝霞ガーデンでレインボーフィッシング。ティペットサイズを落としてもロッドの曲がりでいなしてくれるので、安心して寄せと掛け心地が楽しめる感じ。ラインさばき(メンディングやロールキャストなど)もロッドの軽さとブレがほとんどないので、とても快適でした。

総合的に見てこのロッドは渓流のオールラウンダー的なロッドで、岩魚釣りで求められるラインコントロールと、シビアなコンディションで中距離を要求される尺ヤマメ狙いに向いたロッドという印象でした。G2に比べて軽く、そして硬くなったのだろうと言う勝手な思い込みとは逆に、なんか前のモデルよりも少し柔らかく感じた次第。そしてこのロッドに向かないシチュエーションは、頑張って遠投する竿じゃないといこと。快適な釣りは15m(50feet)以内だと思います。

最近使い込んでいるウインストンエアと違うテイストなので、もう少し実釣で使ってみたい感じですが、お客さんに返さないと(笑)。私のロッド早くこないかなぁ・・・。

雨の中、集まったお客さんにも試しぶりしてもらいました。
New Scott G844/4
以前のG2と同じく、尺(12インチ)マークがあるので、釣った魚が尺上であるかどうかをその場で判定できます。

 

ここまで読んでい頂いた方にHow to的なお話を一つ。

本日は雨でしたが、雨の日って飛ばないと感じたことはありませんか?実はロッドに付く雨粒や水滴が多いと、フライラインとロッド間で接着剤的な役目の抵抗が生まれて飛ばないんです。購入後にロッドを手入れせず、ロッド皮膜の撥水性が失われると水滴はたくさん着いたまま。特にロッドを買ったままずっと放置している方はそんな感じでしょう。

フライキャスティングは少しの抵抗で大きく変わるものなので、ラインを手入れすることはいうまでもなく、ロッドは常に綺麗に磨いてフッ素コート剤などで磨くことをお勧めします。現在ハーミットでは置いてませんが、個人的なお勧めはボナンザスプレー(スプレータイプでなくても大丈夫)です。これをかけておくと水滴がつきにくく、サラサラなのでラインとロッドとのまとわりつきが軽減します。ハーミットでも置いた方が良いですか?

Winston Boron Airのインプレッション


私のウインストン好きは皆さんご周知の事実? シングルハンドはソルトウォーター用の12番から3番まで、そしてダブルハンドは3本使っているので、私が釣りへ行くとグリーンのケースがゴロゴロ。ボロンIIIx 以降ロッドケースはグラファイトになったので、私のアルミケースのほとんどはスコットになりました。

ウインストン・エアがこの春発売されます。ウインストンのオハコといえばボロン(タングステンのワイヤーにホウ素を蒸着させたものを素材の中に入れ、張りや腰を持たせる技術)ですが、それにさらにナノシリカ(土塀に藁を入れると軽くて強くなりますよね、それと同じような技術で樹脂量を減らし強くするもの)を入れたのが、エアロッド。今までのボロンIIIxやIIILSでもすのごく軽かったのですが、今度のモデルは名前の通りで持って無いみたいな軽さ。いや、マジで。軽るけりゃ良いというわけではないですが、ロッドを一日中振り回すフライフィッシングにとってはメリットと言えるでしょう。

さて、こちらのシリーズもエピックと同様にメーカーさんから借りてキャスティングスクールと、管釣りにて実釣をしましたので、その辺の話を少し。ウインストン好きなので、ひいき目にならぬよう客観的に書いて見ますが、はて、本当かな?
まずシリーズ全体のお話を少し。IIIxとIII LSの2シリーズがあるので、今後IIIxがなくなってしまうのか?はわかりませんが、単にIIIxにナノシリカを混ぜたものでないのは、ウインストン社のモデルによるアクションの違いを見れば一目瞭然。IIIxがファーストアクションなのに対して、Airはミディアムファースト。メーカーさんのスペック上ではIII LS(現在はPure)に近いものになります。

Winston Air
伝統のウインストングリーンはmade in Monatanaの証。どのシリーズを使っても一目でウインストンとわかるのが特徴

■Boron III Air 7ft6inch #3・4pcs
ミディアムファーストと書かれているので、比較的しなやかなロッドアクションを予想していたが、それに反してシャープでパリっとしたアクション。軽すぎてラインが乗っている感がしない。でもラインデリバリーはしっかりできていてシャープなループを生み出す。このロッドが好きそうな人は、夏イワナ釣りで、ピンスポットへテンポよくフライを入れていきたい方。ある程度大き目のフライでも投げやすいでしょう。私のお好みとは少し外れますが、魚を寄せている時の振動がキビキビしてます。
■Boron III Air 8ft0inch #3・4pcs
LSに比べるとバット径が太く、どちらかというとテーパーデザインはBoron IIIxに近いのかな?LSと比べるとシャープでティップのセクションがよく曲がります。ループが締まりラインコントロールがとてもやりやすいです。もしショートレンジを中心に使うと言われたら、私だったらLS を選ぶと思います。
■Boron III Air 8ft #4・4pcs
あぁ、持って無いみたい。ロッドにラインを通す前はそれなりにウインストンらしい粘っこい印象を受けたけれど、ラインを通すと思いの外シャープ。私の使っているIII LSよりもピリリとした感じで、ループの放出がしまりスピード感が得られます。私はIII LSの804/4を持っているので、このロッドを買う予定はないけれど、LSよりもシャープで、IIIxよりもティップアクションじゃないものが欲しい時はこのモデルです。
■Boron III Air 8ft6inch #4・4pcs
私はこのロッドを使っています。IIIxよりもロッドがシナっとしており、LSとあまり変わらない印象を受けますが、距離を出すごとにそのパワフルさを感じる。現在使っているIIIxは近いところが若干釣りづらいのですが、近距離から中距離までロッドのしなりがうまく対応してくれる感じがたまりません。めっちゃ軽いしね。
■Boron III Air 9ft#5・4pcs
今回ウインストンが出すオリジナルラインと合わせてお借りしたんですが、このロッドとのマッチングがとてもよく、一振りでラインがすっ飛んで行く感じ。過去にあったWTシリーズをめちゃくちゃ軽くした感じのロッドです。私は9feet5番はスコットのラディアンを使ってますが、それに比べるとしなやかで、パリッとしたのが苦手な方に向いていると思います。軽さをただ軽いと表現するとロッドがめちゃくちゃ軽いのか?と思われてしまいますが、シートフィラーはバールウッドにニッケルシルバーを使っているので、この重さがとても良いバランスを生んでいるのでしょう。ただ軽いのだったら、ここをグラファイトにすれば良い訳ですしね。
■Boron III Air 9ft#6・4pcs(2018年追記)
結局このモデル買っちゃいました、私。6番ロッドのウィンストンはBoron IIIx 966/4を持っているのですが、ラインコントロールがもう少しできるロッドが欲しくて追加した次第。使って見てその軽さは折り紙つき。ただ、思っていた以上に柔らかいイメージでBoron IIIx906/4の方がシャープな印象でコントロール重視だったら、IIIXのほ方が良いみたい。かけた時のベンディングカーブは確かにミディアムファースト。ボロンのバットパワーが生き生きする、大物とのやりとりを楽しんでいます。

ウインストン エア
シートフィラーはバールウッド、そしてリング&スクリューはニッケルシルバーを採用。バットエンドにはウインストンのロゴ

新しく販売される、ウインストンのラインはサイエンティフィックで製造されているもので、インデッックスの付け方やループが同じ。MPXよりも若干軽い感じのラインで、プレゼンテーション後の着水が静か。でもOEM生産なので、価格は若干の割高感はあります。

総合的に見ると8フィート以下のモデルはパリッとしてキビキビしたアクションで、8フィート6インチ以上は粘っこいウインストンらしいアクションを感じます。なので、ウィンストンファンの人は864から上のロッドがお好みかも?そしてそれ以下のモデルはセージなどのシャープなロッドをお使いな人は、似たような感覚でフライフィッシングを楽しめると思います。私は864/4と906/4を購入しまして、それぞれのロッドを楽しんでおります。

ウインストンのBoron III LSとダブルハンドに興味がある方は、こちらにインプレッションが書いてありますのでご覧ください(こちら)。

ウインストン エア
エアもキャスティングスクール時に皆さんに振っていただきました。揃って出てくる言葉は「めちゃ軽っ!」

Epic インプレッション

Epic Swift Fly fishing
色が綺麗ですねエッピク。モデルによっては多くのブランクカラーがあります。

昨日のキャスティングスクールにメーカーさんから借りたエピックを持ち込んで、多くのお客様に振っていただいたので、そのインプレッションちょっと書いておきます(ハーミットHPに加えましたこちら)。

エピックはニュージーランドで2012年に創業し始めたスイフトフライフィッシングが製作するグラスロッドのブランド。雑誌にもちらほら記載され、ネットを検索していてこのグラスロッドに行き当たった方も多い筈。そのエピックは2017年春以降からC&デザインさんが日本の販売代理店として取り扱います。ということでどんなものかというのが知りたくて今回お借りした次第。

Epic Swift Fly fishing
ラッピングは短めでスケルトンカラーにワンポイントのティッピング。日本人が作るくらい綺麗なラッピング

ロッドは『ファストグラス』と命名された、明らかに今までのグラスとは違うアクションで13アイテム用意されています。ロッドのブランクカラーが豊富でキットや完成品の場合、パーツの種類も出ているので、一つ一つが個性を持ったロッドになっています。日本向けの販売は今後全てC&Fさんになり税込12万円と言う高価な品。グラスロッドとしてはかなりハイエンドなロッドと言えるでしょう。

Epic Swift Fly fishing
ワインディングチェックにはシリアルナンバーがあり、ブランクはとてもシンプルなデザイン。カラーは少しパールがかった感じ

今回は7アイテムをお借りしてそれぞれをオリジナルラインやその他ラインを通して振り倒したが、大枠の話をすれば、「はて、これは本当にグラス?」と思うほどグラスらしくない軽さ。特に8フィート半ぐらいまではグラファイトと遜色がないくらいの重量感。キャスティングのフィーリングも限りなく振りやすくするためにアクションはグラファイトっぽさがあり、今回キャスティングしていただいた入門から上級レベルの人でも、渡して10分も経てば誰しもそのアクションに慣れてキチンと振れている感じだった。

Epic Swift Fly fishing
集まったみなさんで振り倒しましたヨ。このモデルは686だったかな?

■376 FASTGLASS
スコットのF2と比べてもう少し硬い感じのアクション。なので、極端に近い場合のラインの乗りが少し悪いが、一般渓流のキャスティングレンジである4〜5mあたりからスムーズなキャスティングができる。ロンングレンジでも持ち重り感がなく、グラスらしいトップヘビーさもあまり感じられなかった。

■476 FASTGLASS
376よりもよりシャープでグラファイトかと思ってしまうロッド。グラスの万能選手として使えそうな一本。オリジナルのDTラインとの相性が良いのか、とても投げやすい感じを受けた

■PACKLIGHT 476 FLYROD
5ピースになったら重くなるのかと思いきや、476とあまり変わらない感じ。ジョイントが増えたぶんだけ若干の硬さを感じる。もともとロッド自体が短いので5ピースの必要性は、ユーザー側のシチュエーションによってどちらかを選択するのだろう。

■480 FASTGLASS
長くなったぶんだけ持ち重りがするのかと思ったら、意外にもあまり変わらない。振り心地でいえば8フィートの方が若干のトップヘビーな感じを受けるので、ラインの乗りがわかりやすく、もともとグラスが好きな人には476よりも480を選ぶかもしれない。

■580 FASTGLASS
ウェットに良いかなと思ったが、かなりグラファイトっぽいアクションを感じる。なので、だよーんとした感じはなく、若干大きなループを作って飛んでいく感じ。トップの重さも従来のグラスに比べれば重さを感じるというレベルではなく振り抜きやすい。

■686 FASTGLASS
バスフィッシングに良いかもしれない、という感じの今までにないだよーんとしたグラスのだらしなかった部分を取り除き、かつ大きなバスバグをショートピッチでねじ込むには良さそうだった。ただ流石に86の長さになると軽いとは言えず、今までのグラスに比べれば軽いというレベル。
■888 FASTGLASS
個人的にはこんなロッドでシーバスのフローティングゲームを楽しみたい。キャスティングをごまかしながら投げるのではなく、玄人好みの癖も少し残した感じのアクション。バットはパワフルでフルラインも十分投げられる。長い分だけトップヘビー感はあり、振り抜きの時にラインの重みをとても感じる。

Epic Swift Fly fishing
888は男らしいバットの太さ。私はさらに高番手のボカグランデが気になったが、今回のサンプルにはありませんでした

さて、良いところばかり書いてもしょうがないので、今回集まった皆さんからの辛口の意見を書いておきましょうか。このロッドはとにかく高い。ニュージラーンドは工業製品が高い国だが、この価格で自国の人がどれぐらい使っているのだろうか?という疑問。確かに海外向けに作られている感じがあり、母国でどんな使い方をしているか気になるとのご意見が。

Epic Swift Fly fishing
エピックはフライラインも出していて、ロッドに合わせて相性が良い設計になっている。いくらになるんでしょう?このライン

また、グラスらしからぬ振りやすさがあるので、本来グラスはくせ者であり玄人好みっぽいところが良いので、この振りやすいグラスロッドをどれだけの人が受け入れるのか?というご意見。確かに、私もグラスにはクセを求めて購入するので、万人向けの高額グラスがどれだけの人に受け入れられるのは、少し疑問に思った。

ということで色々とご意見をいただいたが、「で、ハーミットはどうしたら良いの?」の問いには、ブランク売りが良いんじゃない?という方が多かった。一つの方法として、ブランクで仕入れてハーミットのお付き合いしているロッドビルダーの方に巻いてもらうという手も考えましたが、もともとブランクが高いのでその場合でも完成品の値段は9〜10万円ぐらいにはなっちゃう気がします。ケースもオリジナルの方がかっこいいから、やっぱりメーカーのビルトモデルが良いなぁ。

Epic Swift Fly fishing
最後はキャスティングで計測会。みなさんのロッドも交換しながら振り倒しました。こんな時じゃないとロッドのフィーリングってわかりませんものね

さて、もう知っている方も多いかと思いますが、この春からウインストンロッドの販売代理店は津田商会さんからC&Fさんに変わります。ハーミットで今まで販売したウインストンロッドの保証体制は今までと変わらずC&Fさんに受け継がれる予定でおりますので、どうぞご安心を。そして、C&Fさんになったことで今まで取り扱っていただけなかった全てのモデルをやっていただけるので、私が使っているジャングルロッドやウインストンプラス、そしてマイクロスペイなども入荷しますので、今後にご期待くださいまし。

そして、次回のブログは同じ日に使ったウインストンエアのインプレッション。ウインストン好きの私は全てのモデルを使っていますので、それと比べてどう違うかをうまく伝えられる様にガンバリマス。