GWは芦ノ湖で銀ブラ

『銀ブラ』をググったら大正時代にできた言葉なんですね。私は江戸っ子なので祖母の買い物について行った幼少時代は銀ブラへついて行き、男はすぐに飽きるので親父と共に早々に映画館へ馳せ参じるのが常でした。ここでは芦ノ湖へ通う人の話で、『銀ブラ』と言えば芦ノ湖銀座でブラウンハントの意です。

ザギン(銀座)でハンブラ(ブラウンハント)といえば、ちょうど芦ノ湖の首のような場所を指します。西側では箒ヶ鼻から小杉の鼻辺り。東側で言えば、胴切から庭石あたりまででしょうか。ゴロタ石が点在する急深と樹木が被さるポイントが点在し、その岩陰や木陰にブラウンが潜んでいます。

ひと昔前の芦ノ湖は、その場所にタイプ3のラインでグレーゴーストやミッキーフィンを岩陰に投げ込んでリトリーブするスタイルで、ボート際まで追ってくるブラウンを見て興奮したものです。それがシーバスのフローティングミノーが流行った頃から、湖のワカサギシーズンが急にドラワカの釣りへと変貌したのです。なので、ドラワカの釣りって結構歴史は浅いんですヨ。

さてさて、そんなドラワカの釣り。以前に私が出した予報通りで水温があと2〜3℃足らず、一昨日のブラウンの活性はまだイマイチな感じでベストコンディションはGWだと思います。それでも水温が上がった午後には少しの反応があり、水面にヌボ〜っと上がってくる姿を見るだけでも興奮します。

今週末からはとても長いゴールデンウィーク。芦ノ湖あたりだったら渋滞にハマっても、たかが知れているので、時間を作ってお出掛けしてみませんか?私の釣り予報ではゴールデンウィーク頃が絶好調な筈です。そんな芦ノ湖ゴールデンウィークの釣り方は写真と共に以下でちょっと説明しましょうか。

芦ノ湖タックル
芦ノ湖全部の話をすると話が長くなるので、今回はこの時期のボートフィッシングに絞った話。手漕ぎでも問題なく楽しめます。ただし、ボートに立ってキャストするのは慣れが必要なので、安全のために座ったままキャストしましょう。エンジンとエレキを使える方は、上に書いたブラウン銀座を参考にお楽しみください。タックルは9ft8番にタイプ1とタイプ3。それと、9フィート6番をドラワカ用に持ち込めばベストです。
芦ノ湖説明
水温が上がるまでの10時ぐらいまでは、陽のあたるシャローレンジ(緩やかに水深が落ちる場所)で引っ張りの釣りをお楽しみください(湖尻では桃源台から椿の鼻。元箱根、箱根湾はそれぞれ湾内)。現在の一番魚が固まっている泳層は5.5mラインです。その泳層の上を引くイメージなので、タイプ3で投げてカウントダウンのタイムを30〜50秒の間で色々と試してみてください。今回は40〜55秒でした。それだけ沈めると魚の泳層に届きます。水温が上がってきたので、やや早めのリトリーブで良いでしょう。毎日の水温の変化はノザキボートさんのフレッシュ日報を見て確認しましょう。
芦ノ湖How to
湖面に少し日が射してくると、ユスリカにライズする個体がみられます。どうしてもオデコを免れたい場合は、タイプ1を表層早引きでオレンジ&パートリッジを投げてください。大きさを問わなければきっとライズの主が釣れる事でしょう。また、もう一つのオデコ逃れとして、ハーリング(フライタックルでフライを引っ張る事)を試みてください。移動する時にボートをゆっくり漕ぎながらタイプ3のラインを全部出します(約30ヤード)。フライはなんでも良いです。トローリングの船を見習い(トローリングのラインよりもやや内側が良いです)、岸から約100mくらいの場所でゆっくりと引いていれば、時にロクマル以上のサイズが掛かります(ティペットは細くても3Xです)。
10時過ぎにマッタリとして釣れる気がしなくなったら、ボートで漕いで行ける範囲の急深な場所へ移動しアンカリング(錨を下ろす)しちゃいましょう。疲れた場合は岸際に向かってドラワカを放って、ボーッと眺めましょう、食いつく可能性があります。気合が入っている人は、アンカリングせずに岸際の隙間へフライを打ち込み続け、ポイントをくまなく釣りましょう。
芦ノ湖How to
湖尻からボートを出した場合は、神宮が一番近いポイント。元箱根湾からボートを出した場合は、箱根神社から成蹊までの間あたり。箱根湾から出した場合は、三ツ石からトリカブト辺りを試してください。
ブラウントラウト
一昨日は水温がまだ少し低めで、ブラウンが姿を見せたのは百貫ノ鼻から南側の方が反応が良かった感じです。ちなみにブラウンだけのお話をすれば、皆さんが思っている以上に岸ギリギリにいます。感覚としてはブラックバスのトップウォーターフィッシングに似ています。今回は午後に何匹かのブラウンがドラワカに反応しましたが、残念ながらヒットさせる事ができず。写真のブラウンは引っ張りでの釣果です。
芦ノ湖の魚
結果、釣果は二桁にギリギリ届きませんでしたが、引っ張れば釣れるのでこのゴールデンウィークの釣りではオススメできます。ちなみにこの写真には三種類の魚が写っているのですが、真ん中の魚がなんだかわかりますか?これがわかれば結構ツウですね。もう少し大きければお持ち帰りして食べたのですが・・。

 

春の足踏み(芦ノ湖にぷかぷか浮かぶ)

僕らが思い描いたシチュエーションはこう。朝イチは表層早引きでサクラマスをゲットし、水温が上がる頃までレインボートラウトを引っ張りで数本キャッチ。上着が脱ぎたいと感じる外気温になったら、ゴロタ石が点在するポイントでドラワカブラウンハント。「ちょっと釣り過ぎちゃったね。」と、お昼にうえ乃ボートに戻ってカツ丼を食べ、午後はサラッと流して早上がり。

昨日はムッチーと二人で出掛けたのですが、この妄想シチュエーションが合致したのは、うえ乃ボートに戻ってカツ丼を食べた事だけ。釣りの予想は全て覆されました。今年は春が足踏みしています。朝イチは桟橋が凍っており、出船すると無風状態。風が出てきたら状況が好転するかと思ったら思いの外風は冷たく、そしていつまでたっても水温はビリビリする程冷たい状況。船の帰港時間ギリギリ近くまで投げてレインボーはポツポツ釣れるものの、抱卵してひっくり返っているワカサギは全く見当たらず、湖面を炸裂するブラウンを見る事はありませんでした。

水温はまだ10℃を下回る状態なので、この状況からハーミット的芦ノ湖週間予報をしますと、まずブラウントラウトは外気温の上昇に伴い今週末から少しずつ好転し、ゴールデンウィーク前半がドラワカシーズンとなるでしょう。今週末はユスリカ発生にて、表層早引きにレインボー爆釣注意報が発令される予定ですが、ヒメマスが混じる事があります。またサクラマスは朝一番の引っ張りで釣れる確率は1/50人。時にシルバーサーモンがヒットする事もあるので、万全な対策でお出かけください。

以上、ハーミットの釣り予報師、稲見がお伝えしました。外れても恨みっこなしヨ。

今シーズンのゴールデンウィークはきっと皆さんの爆釣で笑顔が止まらない事でしょう。
いいなぁ。

芦ノ湖レインボートラウト
朝6時から8時ぐらいまでは湖尻北部でずっと引っ張ってました。が、無反応。ユスリカがようやく出始めて、それを喰うレインボーとヒメマス用に、オレンジ&パートリッジを用意してください。
芦ノ湖と富士山
外気温が上がり始めたその後、湖尻から湖を左回りでドラワカ打ち。でも芦ノ湖を半周打ちまくっても、全くの無反応。定置網にはたくさんワカサギは入っていたので、ドラワカシーズン突入までにはあと1週間以上先になりそうです。
魚探
芦ノ湖一周をドラワカで叩きましたが全くの無反応だったので、残った時間を効率よく過ごすため、魚探で反応を見ながら魚が多く溜まっている場所を探して重点的に攻めました。
芦ノ湖のレインボートラウト
魚はヒメマス混じりでサイズは25-47cmまで。ヒレが回復した綺麗な個体が中心で、魚の引きは抜群です。水はまだまだ冷たく、8秒も浸けていると手がビリビリします。
レインボートラウト
ムッチーは最後の最後に良いサイズをうえ乃ボート前でヒット。ラインが走られてやりとりを楽しんでました。ヒレピン最高!
レインボートラウトの尾ビレ
尾ビレの回復した個体。午後3時過ぎは水温が高くなり喰いがたちますので、時間の余裕がある方は夕方5時ぐらいまでロッドを振った方が良いです。
レンボートラウト
桟橋へ戻ってリリース。今回はドラワカでブラウントラウトが釣れなかったけれど、ドラワカでのハンティングは皆さんがお楽しみください。

爆風でスランプ(トラウト狙いの筈がスモールマウスバス)

相変わらず下道を走り、宇都宮の通勤渋滞にハマりながら通釣している私。何か変わった事が報告できれば良いのですが、爆風と天気の急変で翻弄された一日で釣りに関しては何も進展がありません、スランプです。

現在は田んぼへの水引が始まったので水位が幾分落ちたのですが、相変わらず水温は6℃で春は足踏みしている様。昨年との大きな違いは、ここぞというポイントというポイントからスモールマウスバス くんが釣れてしまう事。昨日は3ヒット2強制バラし、ラインを緩めても外れなかった1キャッチ。心苦しいですが条例に従い、今回も生きたまま土葬とさせて頂きました。

その後爆風はおさまる気配が無かったので、支流へ逃げ込みヤマメをドライで楽しむ予定でしたが、上流部はなんと雪。結果、爆風の雪雨でなすすべなく退散しました。往復350キロの下道の釣り。高校生の頃に国道4号線を原付で青森まで走り、フェリーを使い北海道まで釣りへ行っていた事を考えると大した距離ではないのですが、オデコは精神的によろしくありませんなぁ。

水は冷し、春は何処。

ダブハンの釣り
爆風が伝わりにくいですが、体が持って行かれてよろける程の爆風でした。フライラインが思ったところへ全然いかないので退却し、風裏を探して上流へ。
スモール
今回もある場所でワンキャスト目からヒット。ちょっと増えすぎですな。漁協が躍起になって駆除するのが分かります。だって本流に雑魚がいないんだもの。そしてコヤツの腹はパンパン。グリズリーキングが勿体無い・・。私のウェットボックスは絶賛エンプティ中・・。
雪
本流を諦め山に囲まれた上流へ行けば少しは風が凌げるだろうと思い上流へ60km移動。でも怪しい雲が追いかけてきて、雪になっちゃいました。素手で釣りをしていたので先日の北海道よりも寒くて手がかじかんでしまう。一時雷も鳴って車へ退散。
コカゲロウ
そんな状況で川面へしゃがむと雪混じりの雨の中、沢山のフタバコカゲロウが流下。こりゃすごいライズが起きるかと期待したけれど、何にも起きません。念のため1キロほどつり上がったけれど無反応。そして爆風でポイントへの命中率50%以下・・。
カワムツ
天気が一瞬だけ良くなった時間にヤマメちゃんが一発だけ出たけれど途中でバレてしまい、その下で釣れた珍客カワムツくん。オイカワなら歓迎だけれど、コヤツは本来、関西の魚。稚鮎と一緒に移植されてしまい、繁殖力旺盛の北関東の雑魚。オイカワはとんと皆くりました、なんかなぁ・・。

原点回帰(オオニベ備忘録)島牧でサクラマスをフライで狙ってみる

 

今年はオオニベがシーンズン5へ突入するのですが、前回の遠征で一歩後退した感じで、今後のモチベーションを考えると何とかせねばと思ったのが今年に入ってすぐの事。オオニベ10年計画で同じ轍を踏む事が無い様、原点に立ち返るために今年は島牧へ訪れる事にした。ん?何で島牧?

実は5年前に島牧へ訪れた理由は、全くゼロの状態からスタートして目標の魚を釣るオオニベの練習を兼ねてと、サーフキャスティングの遠投で釣れるアメマス釣りから何かヒントを得ようと考えた。なのでなるべく事前情報は入れずに飛び込んでいった場合、どう釣り進んでいくかを考える旅であったのである。そう、釣りは場数を踏むと結果は良くなってくるけれど、経験が邪魔をする事もあるので、原点回帰して初心に戻る事にしたのです。今回の釣行でその思い出したことの私的備忘録と釣行記録。

PDCA:フライフィッシングで無くとも目標の魚を仕留めるためには、お仕事の改善と同じ。物事を進めるにはまず 計画(Plan)し、それを実行(Do)する。そこで起きた問題点をチェック(Check)し、改善を考えてアクション(Action)を起こすという、サイクルの繰り返し。釣りの場合アクション(対策/改善)はまた同じ場所で試す必要があり、その結果を前の釣行からの改善が成せているかを再度チェックする。しかし同じ事を何度も繰り返していると、問題定義(Check)を怠ってしまうのが、私の悪いところ。経験が多いとその導き方がわかった気になってしまう、ここは見直さねばね。

情報収集:インターネット情報は過ぎ去った過去の歴史。政治の世界みたいだけれど、現場の生の声と新鮮な情報に触れるのが一番なのである。フライフィッシャーマンはとかく同類を求めてその情報だけ得てしまいがちだけれど、私は釣りに隔てはしないので、エサ釣りでもルアーでもその情報をこと細かに聞くようにしているのは吉かな?ただし、又聞き(本人の情報以外)は脚色されている事が多いので信用しないようにしている。

試行錯誤:自分の推測から導いた考えは即実行。他人の提案も実行。その中から良い結果を得たものに舵を切り、最善を導き出す。特に他人の提案は自分に合わないと思っても、一度は試してみないと何が良くて何が悪いかがよくわからないので、やってみた上で判断する。

なんかこうやって書き連ねると、新入社員研修で書き留めているノート見たい(笑)でも本当に釣りたいと思う魚がいたら、大体は仕事と同じなんです。でも仕事と違って同じサイクルでも滅茶苦茶楽しいですよね(笑)。悪い結果(オデコなど)の場合は改善する問題が山積みですが、結果的に前に進める近道のような気がします。

さてさて、今回の島牧の結果は?写真を見ながら読み進めていくと、その様子がわかります。

島牧での釣り
今回の目標はサクラマス。海アメは多分コンスタンスに釣れるだろうから、海サクラをどう釣るかを考えて釣るため、毎日PDCAの繰り返しで次の日の攻略を考えていくというもの。到着した日は釣る時間が無かったので、ポイントの下見と情報収集。雪の中でルアーとフライの人はポツポツ釣れていて、餌の人は意外と釣れてません。私のタックルは15フィート#9のロッドで向かい風だとラインの継ぎ目までで35リトリーブ。追い風だと42リトリーブが平均。私のストロークが80〜90cmなので、ラインはスカンジが13.5mあるので、リーダーとティペットの長さを含めずおよそ45m位の距離を攻めていきます。
サクラマス
前日の情報を元にポイントを決め釣りをスタート。朝一の時合いは私たちが入った場所の両側で釣れていたので、興奮しているルアーマンのお話を事細かに聞いていく。サクラマスの釣りはルアーもフライも大遠投しているのでヒットポイントは限りになく人間から遠い所で釣れる様に思ってしまうが、ルアーで釣った数名の話を総合すると結構足元(岸から10mくらいの場所)で釣っているようである。魚は自分から一番遠い所に泳いでいると思うのは釣り人の性ですな。ちなみにいっぱい釣れると思っていたアメマスが全然釣れません。一緒に行った仲間が良いサイズを一本取っただけで、ルアーの人もほとんど釣れてない状態。私なんてコツリとも来ないので、この日は完デコ。翌日もルアーの人がポツポツ釣れているだけで賑やかさはなく、釣りというよりも方々回って情報集でした。
島牧の夕暮れ
宿前に沈む夕陽を見ながら二日間の実釣から改善点を考える。一つはポイントの選択で淡水が混じり合う岸から近い消波ブロック頭近くを狙ってみる事。理由は淡水と混じりある場所はベイトやスカッドが多い場所であるからと、潮が効いてないので水路のように流れが少し早くなる点(川で釣る時のスイングスピードと同等の抵抗が欲しかった)。今日の感じだと時合いは前日と同じ6〜10時がおおよその予測。もう一つはフライラインを引ききる事。ルアーで釣っている人の話だとピックアップ直前で喰わしている人と駆け上がり周辺で掛けた人なので、丁度フライラインの継ぎ目周辺から目の前が集中する範囲。なので、遠投して広くは探るけれど、実際にはフライラインを手前まで引き込むまでリトリーブし最後まで気を抜かない事。この二つだと推測した。
海サクラ
翌日は目星をつけた伏流している川を挟むようして入り、3名の仲間でスタート。すると予想通り6時に一番右に釣り座を構えた仲間がヒット。サクラマスは群れで行動しているので、私はランディングを手伝わずにすぐにそのポイントへ投げ続けた。ちなみにオオニベは最大1.5m近くの巨体ですが、群れで泳いでいます。なので、ルアーマンがヒットするとランディングまでの時間がかなりあるので、その間は仲間が集まりそのポイントへ投げ続ける結果ダブルヒットが数多くあります。
海サクラマス
仲間のサクラマスがランディングされた後に、その写真の撮影会をしばしする事で次の回遊待ち。昨日の感じだと時合いは10時ごろまでだと感じていたので、体制を整える事に。ティペットを交換しフライも新しいものに結び変え、そして釣れた状況を聞いてそのレンジを丁寧に探ると、今度は私にヒット。フライは小さなスカッドで、本州の川で釣る6月末ごろのサクラマスを思い出します。ヒットした場所はラインのヘッドを引き込んで直ぐの辺りで、おおよそ岸から10m位(プラスリーダー分)の場所でヒット。湖と同じで駆け上がりですから、「私は飛ばせないから私にはサクラマスは釣れない。」なんてネガティブになる必要はありません(もちろん、飛んだ方がその可能性は広がりますのでキャスティング練習は頑張りましょう)。
海サクラマス
サクラマスはとても口が弱い魚なので、掛けてからは柔らかいロッドが欲しいと思うほど。無理な引っ張りっこは禁物で、本来はロッドがいなしで魚を寄せますが、今回は手首を殺して(ユルユル)対応でバレを防ぐ作戦。このサクラマスは口に縦掛かりで、案の定ランディングして直ぐにフックが外れました。
サクラマスの鱗
ロッドにくっ付いた銀ピカの鱗は遡上前のサクラマスの証。本州の本流で釣るのとは一味違います。その後、時合いは終わってしまい魚っ気が感じられなくなったので、もう一つの目星をつけていたポイントへ移動することに。
フライで釣るホッケ
次のポイントで釣れたホッケくん。初めて釣ったので嬉しいです。風裏のこのワンドは両側の磯場付近がかなり雰囲気があり、夕方近くはサクラマスのハネを見たのですが、そのハネを見て入ってきたルアーの方がヒット。でもランディング失敗。この結果を見て翌日は風次第で同じ順番か、はたまたその逆で攻めることを次の日のプランにしました。
ニセコ駅
最終日は大荒れの1日で魚っ気が全く感じられなかったので、1時間ほどロッドを出して直ぐに撤収。飛行機までの時間が余ったので、下道で空港へ向かう道すがら懐かしのニセコ駅へ立ち寄り。高校生の頃に東京から原付バイクでフライフィッシングの旅へ出かけた思い出が蘇ります。今回は悪天候でロッドが出せる時間が短かったけれど、目的は達成されて満足な旅。振り返れば私にはいつも運はなく、誰よりもオオニベで培った一日10時間以上投げ続ける根気と勘(推察力)が身に付いたのかもしれません。もしあなたがどうしても釣りたい魚がいる時は、私と同じように1秒でも長くフライを水につけていてください。まずはそれが一番大事な気がします。

 

思い出を探して(30年前のホームグラウンドを訪ねる)

私の行動は緻密なプランニングの元に実行されるタイプではなく、休みだけ大まかに決めてその日の気分や風任せで行動している感じかもしれない。

前日は北関東でダブルハンドを振り、いったん帰宅した翌日は芦ノ湖へ行こうと思ったのだけれど、長距離移動で疲れていたので早起き出来ず、起きたのは出勤時間。通勤渋滞にはまり頭がはじき出した答えは、芦ノ湖をやめて20年前までは通っていた西の渓へ行く、日帰り思い出の旅である。

こんなタイトル、男ってセンチなんですね。今でも学生時代の彼女の電話番号がすぐに思い出せる私なんかは、やっぱり男脳で物事を考えているようです。大きな魚を釣った記憶はしっかりと脳内にミラーリング(二重保存)され、決して消えない記憶となって名前付きでフォルダに保管されてます。それを時たま引っ張り出して思い出に浸るのですが、脚色されていくのです。それって、私だけじゃないですよね?きっと釣り人男子は皆そうです。

K川は上流と下流で漁協が違い、その様相が大きく異なる関東の有名河川。上流部は住宅侵攻が進み車を止めるのにも一苦労する場所で、廣済堂出版の「Angling」があった当時は、名前が付いた有名なプールがいくつも存在していた大物スポット。しかし二面護岸が多いのとゴミの多さに閉口し、自分の目標サイズを達成したのを機にその通いをやめてしまったのである。しかし今回はその下流部散策。

上流部とは違い深い谷が多く、道を知らないと入渓さえできないポイントが多く、間違えて侵入すると民家の小道へ入り、後戻りできなくなってしまう場所が多い。その下流部で大物を仕留めたのは今から20年位前のことでしょうか。上流とは違い一度入渓すれば両側は高さがある崖が続くので住宅は見えず、遡上し続ければ退渓点が見つからないので、また同じ場所まで戻って帰るの場所だらけ。いくつかの大きなプールを有し、イブニングシーズンは雑魚釣りのオンパレードが日常で、ウグイを100匹釣って初めて1本良いサイズが釣れるぐらいの確率。大物の確率ってそんなもんです。

思い出のプールは大きくえぐれたスラブ(一枚岩)なので、その様相が変わる事はなかったが、その上流のエリアは石が細かく砕かれ小砂利が多くなり、魚がつく場所が減ったようである。ライズなし。

いくつかのポイントを数キロ歩きながらライズハンティングしていた所、別のスラブの川溝でスプラッシュライズをする強敵を発見。歩き回ること2時間後のことで、座り込んでフライをいくつも変えて粘りましたが、ライズは真昼間の1時間でお終い。その後17時を伝える音楽を聞きながらトボトボと車へ向かうのでした。やっぱり手元のフライだけで予測を立てて投げるのには、事前に予測して巻いていかないとフライが足りないと感じます。

そして車へ戻るまでの長い距離の間にK川らしい大物を発見。ライズの主は大きな三角口を開けて緩いプールでミッジを吸い込んでいる。すぐさま#22のミッジを結び9Xでフッキングはしたものの、その強烈な主の引きは淵奥へ逃げ込まれて見事にプッツンです、尺ゲットならず、よってオデコ。悔しいからまた通うのか? いえいえ、もう過去の山女魚(女)に未練はありません。あ、嘘つきました、男脳ですから未練タラタラ(笑)

ソメイヨシノ
どこの川でもそうですが、ソメイヨシノが開花していれば、ドライフライフィッシングシーズン突入です。
水温
方々水温を測って歩いたけれど、北のK川よりも西のK川の方が水温高め。湧水の河川なので、上流だともっと高いです。
k川
対岸の壁でブシュと出ます。ですが、1時間でライズは終了し、その後は何もナッシング。
K川
こんな渓相がずっと続きます。市街地へ入ると一変し、二面護岸になっちゃう河川。イブニング時にフライを変えて一発目に出たやつは余裕で尺上だったけれど、9Xだと相当運が良くないと上がらないですなぁ。淵へ潜ってプッツンです。来週も行っちゃう? でも多分しばらくは出てこないでしょう。

 

自己記録更新(本流でスモールマウスバス)

最近は春らしく三寒四温で、うまい具合に私が川へ向かう日は暖かい日が続いてます。ですが、自分の中では昨年よりも季節の進行は少し遅いような気がしてます。そう、水温が一向に上がらないんですな。一昨日も朝早い時間に行っても駄目だろうと思い、現地到着は8時過ぎ。その時点での水温は5℃と寒々しい。こんな水温じゃお昼までは何もないだろうなと、県南部の本流から攻めて本命ポイントは12時過ぎに到着するよう、その日の戦略を考えました。

お昼を伝える田舎特有の放送を聞いて三つ目の本命ポイントへ入渓。下流部とは違い昨年との様子の違いはほとんどなく、水は日増しに透明度が下がり始めたので、やがて田植えの時期が来る事をウェーディンしながら感じられる。この時点で水温は6.5℃。もう少しほしいかな水温。この冷たさじゃ雑魚のあたりも無いだろうな。

長いラン(フライを流す流れ)の頭の目安としてある岩から流し始め、最初の喰い波(魚が喰う場所)を通過しても何の手応えもなし。陽気が良いから薄いインナーを一枚しか履かなかった事を少し後悔しつつ、徐々に冷えていく体をこらえるかのように背筋に力が入る。

その流れの中盤が過ぎ、いつも何かしら反応があるザラッパ(波立つ喰い波)がある場所に差し掛かった。対岸までのキャストが綺麗に決まる度に3ステップダウン(散歩下流へ下る)するのだが、いつも同じ場所を攻めるので、足下にこのポジションがベストと書いてありそうないつもの場所に到達した。

Tスナップからのシュート、そして右リーチキャスト&メンディング。ラインのテンションをロッドのティップからわずかに感じる。前半の流れが過ぎてそのザラッパにフライが入ったであろう時にロッドはガツンと止まった。その後のヘッドシェイクとロッドにくる十分な重み。

「今年は早々に来やがったか?」

満月にしなるロッドがギュンギュン言いながら、5分ほどの格闘の末上がってきたのは手で測っておおよそ45cmくらい。この川での記録更新です。

何だかなぁ。

シーズンは始まったばかりです、これから、これから。

北関東の川
まだまだ水温は低く5℃。下流へ降ればいくから温いかと思いましたが、全く変わりませんでした。この水温だと雑魚も釣れません。
SHIMANO Asquith J1266
だいぶ慣れてきたかな、新しい相棒のアスキスJ1266。現在はラインを360で使っているけれど、もう少しシャープに、そして着水のインパクトを減らしたいので、次回は300グレインで振る予定。
ロッドのしなり
重量感たっぷり、ロッドはこんなに絞られている。この後岩裏に隠れられて、ひっぱりっこで負けそうになりましたが、無事ランディング。といっても、掛かった瞬間に跳ねたので緊張感が抜けてしまい、5分の格闘中こんな写真を撮る余裕がありました。魚が寄ってきて魚体を確認した後は、むしろバレて欲しかったです。
スモールマウスバス
本命来ず。この川での自己記録更新と言っても、コイツのサイズ更新。ダンケルドをがっぷり喰ってます。狙っている人には嬉しいサイズでしょう。そして釣れてしまうと殺さなくてはならないので、心が痛いですが、県条例に従って処分いたしました。釣具屋は皆さんの手本でなくてはならないので、致し方なし。
ライズハント
その後、本流のライズハントを試みるも、ライズなし。夕方から用事があったので、この日は早めの退散と相成りました。
北関東
一つの川を通うと昨年良かったところが駄目だったり、逆に新しいポイントが見つかったり。毎年行き合う地元の方々の交流もあったりと、新しい発見と親交が深められながら、私は楽しい時間を過ごしています。

通釣(まだ寒い北関東の釣り)

通勤ではなく、通う釣りと書いて”通釣”です、預金はできません。勝手に私が作った造語ですので、辞書を引いても出てきませんヨ。

今年も始まりました、一つの川への釣り通い。私はどの川も納得行くところまで通い倒してから、新しい川へと移ります。よく私が言葉にしている4K(頭文字Kから始まる関東の大物有望河川)も同じ様にかつてよく通っていた川であり、それもしかり。そして今私が通っているこの本流は6年目に入るのかな?その支流に関しては、かれこれ35年以上お世話になっているのだけれど、本流に関してはまだ納得のいく答えが見つけられないまま過ごしています。最近は大水が出るたびにその様相が大きく変わってしまうので、仕方がないのかもしれませんね。

さてそんな本流ですが、解禁日早々40センチ台後半の戻りヤマメが初日に釣れたそうな(フライじゃありません)。4年前はそんなサイズが4月後半にドバッとライズするスポットもあったのですが、一昨年からそんな光景に巡り会えません。とりあえず今年のスタートの水温は4.5℃と何もなしで水の色がまだ寒々しい。予報だと暖かくなるとの事なので昼まで方々のライズを散策しましたが、何にもなし。このまま散策だけして帰ろうかとも思ったけれど、せっかくなので皆さんへの情報のために、午後は時間の限り支流を散策することに。いや、本当はどうしても釣りたかったんです。

下流から上流へ向かって40kmの移動をし、13時半ごろにようやく見つけたライズ。それはバシュッとする感じのライズフォーム。

私なりにライズのフォームを擬音で分けると「バシュッ」「モックン」「ピチ(パックン)」「ムニュ(水面下無音)」かな。

「バシュッ」は大抵水面上のものを一気に上がって喰い、一気に水面下へ戻るライズ。主にガガンボが水面上をコロコロしている時に多いライズでしょうか。
「モックン」はスペントスピナーを食べている事が多く、このライズをしている時にダンも流れているから、それと勘違いして翻弄される事が多い。
「ピチ(パックン)」は緩い流れの中で選んで食べているライズ。フライの選択と流し方が難しいですなぁ。
「ムニュ(水面下無音)」は水面へ上昇するイマージャーや水面に引っ掛かるスティルボーンを食べているイメージ。フライをローテーションしながらあれやこれや悩むんだけれど、ドライにこだわらなければ釣れるんですよね、こんなライズ。

そんなライズフォームを見つけておおよその見当を付けてガガンボを結び、下流から順に魚を掛け続けて5本取った所でライズが終了。放流物とはいえ、自分の予測が正しかっただけで満足なフライフィッシング。なんか初心に返った様な一日でした。

ヒラタカゲロウ
石をひっくり返して虫の状況を確認。ヒラタくんはもう少し成長するのかな?例年通りクロカワやらその他虫たちも順調に育っています。ちなみに日中には早くもオオヤマカワゲラが飛んでました。あれを見ると「ナウシカ」を思い出しちゃいます。
ポイント
バシュッとライズしていたのはココ(事後報告)。ヨレに一列に並んでいたので、下流側から順に釣ってやりました。水温がもう少し上がると、コカゲロウが沢山飛んでくれることでしょう。
ヤマメ
放流ものも何のその。思い描いたシチュエーションで釣れてくれれば楽しいものです。
CDCガガンボ
最初に撮らず数匹釣ってからの撮影で、CDCがちょっと潰れてます。実物よりも気持ち大きかったかもしれません。
放流ものヤマメ
一本釣るたびに5分休ませて、再びライズが始まったらまた釣るの繰り返し。
ガガンボ
最初の魚は釣ったらストマックポンプでゲロさせて答え合わせ。ま、だいたいサイズとカラーがあっているかな。案の定腹の中はガガンボで満たされてました。
遠くに見える福島側の山々は、昨年よりも雪が多い感じ。というか、3月に入って雪が降ったところが多いと思います。

芦ノ湖水没の思い出(マーヴェリック訪問)

春風は気まぐれで、さっきまで凪いでいたかと思うと狂った様に吹き荒れる。そんな風に巻き込まれて芦ノ湖の冷たい水に浸かったのは5〜6年前のこの時期。息子が引っ掛けたルアーを取るために岸際にボートを寄せたところへ急に突風が吹き、ボートは木の下へめり込んで行った。そんな私は船上の居場所がなくなりボートからはじかれる様に落水。自動膨張の救命胴衣を試すかの様にプカプカと浮いて見たけれど、直ぐに開かないことに動揺した思い出である。

一昨日は川の増水が思ったよりも引かないので、ハンドルを握った瞬間に北関東釣行を諦めて芦ノ湖釣行に決めた。以前も昨年もそんな増水の時に良い結果が出ているから、自信は釣る気満々、頭の中は爆超モード。タックルはどっちでも釣りへ行ける様にウェーダーと湖用のタックルを一式車に積み込んであったけれど、又しても忘れ物。そう、一つ前に載せたスカッドシュリンプは全てお店に置き去り・・、なんか嫌な予感。

湖はいつもに比べるとボートの数は少なく、お魚は釣れているけれど数釣りではなく大物がど〜んと一本釣れる様な状態だそうな。私はだいたい時間帯によって釣るポイントが決まっているのだが、朝から3時間シンキングを引っ張っても一度もアタリなし、マジか。仕方なく鉄板ポイントで渋いアタリを取りながら放流マス3本をキャッチ。そして良い頃合いだろうとブラウン銀座へ投げ倒しに向かいました。

芦ノ湖でいう首の部分へ向けてボート走らせると、突然の強風に煽られて波飛沫をモロにくらい全身ビショ濡れ。たまに来る強風をかわしながらポイントへようやく到着した。そしていつものパターンでエンジンを掛けっぱなしで流す速度を調整しようとしたら突風に煽られたんです。ボートから落ちたのかって? いや落ちませんでしたよ。その代わりバランスを崩した時にラインがスクリューに巻いてしまい、そのまま岸へ打ち上がられましたとさ。

世捨て丸時代にお客さんに散々「フライラインは外へ垂らさないでくださいね。」と注意をしている自分がコレです。今回も自嘲ネタで反省しまくり。替えのラインもないので、13時をもって終了と相成りました。

その後の持て余した時間はどうしたかって?それは以下の写真の通り。なんか今年の3月は冴えない私ですなぁ。気をつけよっと。

芦ノ湖
湖尻異常なしなので、元箱根湾へ行ってみたら、こっちにも船がほとんどなかった。みなさん九頭竜から成蹊に集中してました。
エアフロ シックスセンス
無残にもエアフロ シンキングラインがギッタギったに切れまくりました。良い時間なのに、本日の釣り終了。仕方ない、ラインを仕入れて帰るか。
そして向かった先は芦ノ湖から峠を超えた向こう側にあるマーヴェリック。十数年振りに訪れましたヨ。皆さんのお仕事を邪魔しに行って、看板犬ルナと遊んできました。業界のくだらない話と今年の釣り状況を話していると、「今日は釣れるかもよ。」の甘い囁きに、直ぐにマーベリックを退散。そして少し逆戻りして丹沢水系を覗きに行くことにしました。
丹沢水系
ダム直下は放水してないから増水なし。今からウェーダー履いて釣りしても小一時間なので、まずはライズ探し。でも寒々しくて虫っけなし。
丹沢水系
30年くらい前に来ていた更に下流のポイント。あれだけ雨が降ったのにマッタリしている流れ。でもやっぱり虫っけなしで雑魚ライズもなし。この後2箇所を見て回る間に太陽が沈んでしまったので、ウェーダーを履かずに退散しました。
芦ノ湖
結果、釣果は塩焼きサイズの放流マスが芦ノ湖で3本のみで終了。やっぱり芦ノ湖の魅力を感じるには春分の日以降です。

春を探して忘却(マルタウグイのお話)

釣り人は3月の解禁の声を聞いて季節を感じる人が多いけれど、私は毎週必ずと言って良いほど釣りへ行っているので、冬から春への変化は日中へ向かっての気温差などで感じます。ただ今年は同じような気候の日が多いから、季節の変化が感じにくいような、そうでないような。春らしい春は自分で見つけに行かないといけない気がして、「春が来ました!」宣言をするために、出勤前にちょっとだけ釣りで感じる春を探しに今朝行ってきました。そう、今年も淡水の春告魚の季節です。いや、その筈です。

昨年は3月11日に行っているので、彼らは春を感じて川へ大挙して訪れているに違いない。本日は5時に起床して釣り場へGO! そして少し暗いうちから身支度をすると気づいた事。昨日用意したマルタくん用のタックル一式とフライ、その全てをお店に忘れてきました、なんてこった。

車にあったのはウインストンの4番。そしてかろうじて数個ある管釣りフライ。ついでにカメラも忘れてきたので、いつもは車に入れっぱなしの携帯を片手に釣り場へ。でもね、今朝は昨年のような彼らの大群は見られず、産卵行動のバシャバシャはなし。あ〜、やっちまったな的な感じで朝イチは何もナッシング。仕方なく鯉様をサイトニンニンフィングで掛けるも、非力な4番は鯉を抑え込むことができず、バッキングラインを全部引き出されてサヨナラでした。ガックシ。今年は川の水が少ない日が続いたから、マルタはまだ登り切ってないんでしょう、きっと。

仕事もあるので、とりあえず少し上流まで見て回って何もなかったら退散しようと各所の瀬をチェックしたら、少し上の上流にほんのひとかたまりだけ陽の光に照らされたオレンジ色をまとったマルタの集団がいました。それを狙って立て続けに3本釣って本日は納竿。ここまでは良しとしましょう。

お店までは首都高速を使って飯田橋インターまで、ざっと30分ほどの出勤時間。お店を開けてこのブログを書くために車に置いてあるiPhoneを取りに行くと、なんとワイパーの隙間にティボーリールが挟まっているじゃありませんか!最近ものを失くしたり忘れっぽい私ですが、最後にこんなところへリールを置きっぱなしにし、それに気付かず高速をぶっ飛ばしてきたなんて、不幸中の幸いにしても良かったの一言じゃ済まない感じ。

私のようなお馬鹿にならない為に、皆さんは出発前の指差し点検を忘れずに。

今朝の瀬の様子
朝イチの瀬は生体反応がなく、元気なのは鯉ばかり。鯉はユスリカを食べまくりついでに底を突っつき回している。今にして思えば、第一陣のマルタくん達の卵を食べていたのかもね。
マルタウグイ
日が昇って帰ろうとした頃、日差しのおかげで瀬の中のマルタくん発見。そして一投目でかかりました。でも徐々に反応が悪くなっちゃうんですな、これが。
マルタウグイ
毎年思う事は年々サイズが小さくなっているような気がするのは私だけ?昔はロクマルサイズが普通サイズだったんだけれどなぁ。
マルタウグイ
今年も鮫肌に少しだけ触らせて頂いて、魚の春を感じました。
瀬付き
昨年は大群、今年はひとかたまり。一つの瀬に数十匹しかいないみたい。マルタくんの季節はこれからだから、次の大潮か水が少し出た後(雨降り後)の方が良いいかもしれませんね。
ティボーリール
そしてお店へ到着し、車のワイパーの隙間にティボーが・・。運転席からだと全く見えないんですね。それにしても高速道路で落とさなくて良かった。こんなもの転がしたら大惨事。以後気をつけます。

結果、癒されたのか?(神流川 C&R区間)

全国一般解禁と共にまだ寒く冷たい水にも関わらず、溜めていたパワーを吐き出すかのように情熱と言う釣り糸を垂れた渓流釣り師の週末。私も御多分に漏れず、3月最初の休日はやっぱり川に立つのです。

前夜にその為のフライをせっせと巻いた訳ですが、最初はおデコになりたく無いのと、久し振りに釣りへ行くと言う仲間の釣りリハビリを兼ねてのお魚が絶対釣れる鉄板釣行へ。そこはC&R区間を持つ釣り場だから魚はウヨウヨいる筈。前夜までの雨が少し気になるけれど、「問題無いでしょ。」と言うポジティブシンキングな私。こんな時期だし、釣り場へは10時に着けば良いかな。

タックルを用意して待つこと30分。ライズはほとんど無く、虫の流下なし。数分に一度起こるライズへ#20を投入するも無反応。次に#22そしてさらに小さく。最終的には滅多に使わない#26に10Xまで落として掛かるヤマメちゃん。「今日は入れ食いダゼ!」なんて煽っておきながら、大苦戦する私。

いっぱい釣ってC&R区間を早々に後にし、観光でもしようかと目論んでいたのに、そのシビアさから陽が大きく傾くまで釣りを楽しんだとさ。今回の釣りで我々は癒されたのでしょうか?れともストレスを抱えてきたのかな?

昨夜の快眠と今朝の心地良い疲労から、察して知るべし。

ユスリカミッジ
前夜までに巻いたミッジは#20〜#22。これじゃ反応が悪いんですな、困ったもんだ。
花粉症の季節
3月初旬の景色はまだ寒々しく、しかし車のボンネットは真っ黄色になるほど花粉が凄いんです。薬飲んでおいてヨカッタ。
ウグイ(ハヤ)
ライズが少ないものだから、友達はニンフゴロゴロ。やっちゃいましたね、グイウー様。でも私はグイウー様は嫌いじゃありません。釣れない時に癒しのアタリをくれる愛らしい奴。
ミッジの釣り。
結果、私はドライのミッジで5本釣って終了。一緒に行った友人は、後半は小さなニンフで入れ食いになってました。
老眼のでは見えない。
小さなニンフをドボンして友人が釣ったヤマメさん。写真を撮って後で気づいたけれど、魚の目のあたりにあるこんな感じのユスリカピューパが流れていたんですね。老眼ズは現場で気づけないんですなぁ。