りゅうちゃんと愉快な仲間たち(北海道の阿寒湖に集結す)

このブログを覗くと横浜にあるシークロの船長であるリュウちゃんの話が時々出てくるかと思うが、彼をご周知の方も多い筈。彼は根っからのフィッシング・バムで、若い時には全国を釣り行脚していた、釣りキチ三平くんに登場する魚信さんの様な人である(チョット例えが違うかも?)。仙人の様な雰囲気を醸し出し温和な人柄からか、シークロにいる3人の船長の中でもその人気が高い。

今年のゴールデンウィークにシークロへ行った際に、「6月頭が暇だったら一緒に阿寒湖へ行きませんか? 毎年皆で集まるんです、楽しいですよ!」とリュウちゃんに誘いを受けたので、その翌日にエアチケットと宿が取れたので、今回の旅に参加する事に決めた。

リュウちゃんを軸に阿寒湖に集まった人々は東京の人だけではなく、同郷の北陸のメンバーから中部地方の方。それに北海道在住と多岐にわたる。10名を超える大人数でどうやって釣りをするのかと思ったら釣り自体はバラバラの行動で、連絡を取り合いながら釣れる方へ擦り寄っていく様なスタイル。一ヶ月単位で北海道へ上陸し釣りをする人は、決められた集合日だけ釣りの報告会の様に集結するという塩梅であった。宿は皆バラバラなのだが町内にある居酒屋に集結し、その日の釣りや近況を報告し合う釣り仲間。その光景を見て私は勝手にフライ業界の「リュウヘイ会」と命名し、リュウちゃんの友人達を垣間見て楽しんだのであった。

お酒がすすみ、その中の一人にどうしてこの集まりに参加するのかと問うと、
「リュウちゃんは人ったらしなんだよなぁ。」と言う回答。
なるど、その雰囲気から男どもでも巧みに誘惑(魅了)されてしまうのも頷ける。

大人数で行動するのが苦手な私なのだけれど、今回はリュウちゃんと愉快な仲間たちと触れ合い、とても新鮮な気持ちでフライフィッシングを楽しんできたので、今回はそのご報告。

本当ならば集まったその夜の様子を載せたかったのですが、皆さんの許可をとっていないので写真は釣りを中心でお送りします。実際の釣りは阿寒湖に止まらず、多くの場所を散策しましたので、これから行かれる方の多少なりとも参考になれば幸いです。

お暇な方はご覧くださいまし。

阿寒湖
東京を朝イチの便で出発すると、釧路空港には9時半ごろに到着。国道240号線を北上し午前中には阿寒湖へ到着。すぐに釣りを開始するのだけれど、一般の人々が集結するポイントには行かず、りゅうちゃんのお気に入りのポイントへついて行く。しかし、そこは道なき道のジャングルクルーズ。熊さんに遭わない様に願いつつ湖岸まで前進。
阿寒湖のドライフライフィッシング。
私がこの地を訪れるのはおよそ30年振りくらい。今回はセミのドライフライフィッシングと言われたので、一生懸命セミを巻いてきた訳なんですが、ハルゼミは丁度この日を境に鳴き始めた模様。でも、目立ったボイルは無し。思っていた以上に寒いんです。
蝦夷春蝉(エゾハルゼミ)
セミの断末魔、これが本当のセミファイナル? 目の前に落ちたセミを見れば、大きさとカラーは巻いてきたものと丁度同じ。湖面に落ちた蝉は羽根を動かし波紋を描く。お魚はきっとこの波紋に反応するのでしょう。
エゾウグイ
ライズがないので適当に葦の外側へ投げながらポイントを変えて行ったのだけれど、4番のキモゼミをガッポリ飲んでしまう始末。時に早アワセするとキモゼミの尻尾の部分を咥えて離さないので、キモゼミが壊れてしまうのです。フライの強度はマシュマロパターンのハルゼミや、ディアヘアでこしらえた物の方が丈夫でした。こうして実際に使ってみないと分からないものですね。
アメマス
一匹だけセミを捕食するアメマスを見つけたのでそれにキャスト。シングルハンドだとバックが取れないので四苦八苦。かといってスイッチロッドだと手前の葦が邪魔で投げづらそう。何度か投げ返してようやく一本ゲット。しかし午後は気温が下がってしまい虫っけがなくなったので、その後は蝉もモンカゲも無く静まりかえってしまった。
屈斜路湖の林道
その夜は遅くまで釣り談義に花が咲いたのだけれど、翌日は6時出発で再び阿寒湖へ。しかし風と気温が低いのでな〜んも無し。沈めるとエゾウグイが反応するだけなので、大きく移動して屈斜路湖へ行く事にした。その移動時間は1時間半。レンタカー2台で移動したのだけれど、スイフトは同色でどこへ行っても目立っている感じ。最近のコンパクトカーは何に乗っても優秀ですね。
屈斜路湖
屈斜路湖は日本で6番目に大きな湖で本栖湖とは比べ物にならないポイントの多さ。着いて見れば強風だということも相まって、そのポイントの大半が海のような状態で釣りにならず。仕方なく風裏になる中島の西側に入るが、ダウンジャケットを着込むほど寒く水面は何もなし。
蝦夷うぐい
仕方なく沈めて探ってみるが、反応してくれるのはエゾウグイのみでした。今回の釣りでウグイは数えきれないほど釣れましたが、最近ウグイを釣っていなかったので、これはコレで楽しいターゲットです。
屈斜路湖・和琴半島
和琴半島の東側だったら風裏になるのではと念の為行ってみましたが、波は少ないものの寒くて雰囲気がなかったので屈斜路湖から流れる川を南下し、昔良かった場所を思い出しながら川を探って見る事に。
K川
デントコーン畑の正面辺りで良い釣りをした思い出でを辿り入ったこの場所ですが、あまりにも時が経ちすぎてその雰囲気は様変わり。シングルハンドでウェットをスイングするも、レンボーは全く反応せずこの日はオデコに終わってしまった。遊び終えて宿に着けばすでに19時を回っており、そこから夜の大宴へと突入。温泉に入って床に着くのは午前様となってしまいました・・。
昨年も来た川
湖しかやらないつもりで来たのでウェーダーはネオプレーンを使用。阿寒湖のドライフライがまだ時期的に少し早くあまり芳しくないので、阿寒湖町を離れて別の地域の川を散策する事に。持っているフライが限られているので、最初はウーリーバガーをスイングしてみた。するとチビニジがヒット。たまにアタるも続かないのでその上流へ移動することに。
レインボートラウト
上流へ移動するとライズしているポイントがあったので、12番のドライフライでなんとかドライでゲット。サイズは30センチ絡みまでで大きいものが出ない。そしてライズは続かない。
カワゲラ
ハッチしていたのはヒラタカゲロウとこのカワゲラ。サイズにして20ミリくらいかな。普段見ているオオヤマカワゲラから比べるとグッと小さい。
北海道の川
上流へ行ったリュウちゃんがなんか騒いでいるので行って見ると、良いサイズのレインボートラウトとファイト中。
ランディング
緩い流れの中で一回り大きい個体を見つけたので、クイルゴードンに結び変えてヒットしたとのこと。
レインボートラウト
ヒレピンの見事なレインボーをキャッチ。お天道様は気持ち良く照らし続けてくれるので、私はこの時点でネオプレーンの暑さで下半身が蒸れ蒸れ状態になり、不快感極まりない。
レインボートラウト
リュウちゃんに釣れた状況を聞き、似たようなポイントを探していざ上流へ。しかし新たなライズを狙おうとしたら、急に川がドチャ濁りになってしまい強制終了。それが中途半端な時間になってしまったので、今回の旅はこれにて終了となりました。気が付けば朝から晩まで良く動いたもんだ。もう少しジジイの自覚を持たないと体が壊れちゃいそうです😆

夜明けのスイングに想いを馳せたが妄想に終わった件(関東圏の本流スイング&支流)

本流の季節はあっという間に過ぎて行き、気がつけばもう6月。北関東で遡上魚を追いかけ回す季節はそろそろ終盤戦へ向かいます(実際には9月まで出来ますが、婚姻色を纏った魚を私は追いかけません)。夏至が近くなるこの時期の夜明けはとてつもなく早く、辺りが闇から解放されフッと明るくなる時間は今だと大体3時半頃になります。

私のイメージでは月明かりの中でタックルをセットしポイントへ移動し。日の出30分前位なったらスイングをスタートするのが理想。ラン(良い流れ)の頭からスタートしてワンキャスト事に3ステップダウン(3歩下流へポイント移動)して行く。10キャスト目ぐらいに流れのスピードが理想的な場所になり、「あの波頭の前でフライをスイングさせたらきっと良いことが起こるだろう。」と、軽くテンションを加えてみる。するとドスンというアタリののちリールが悲鳴を上げる。そんな感じが私の理想的な早朝ヒットシーン。

毎年の事ですが6月の夜明けは本当に早いから朝は1時半起き。しかしそんなことをすっかり忘れて目覚まし時計をいつもと同じ時間に合わせて起きた私。車を走らせている時は前述の妄想を胸膨らませ、気分は上場。高速を降りて目的の川へ近づいた頃に夜が明け始めてしまった事でようやく気づき、出遅れたことで車を加速させるのです。もちろん理想の時間には間に合いません。

ポイントにはエサ師の先客。別の場所へ移るにしてもどんどん明るくなってしまうので慌てて用意をして空いた場所でスイングを始めるのでした。

スイングの釣りは周りの雰囲気で何となくその日にドラマティックな展開が起こるかどうかが分かるのですが、今回はあえなくキャス練となるのでした。

そんな本流のスイング後に源流の釣行は以下の通り。思った通りネガティブなことが続きました。

お暇な方はお付き合いください。

本流のスイング
一昔前であれば6月と言えば解禁したばかりの鮎師で賑わっていたのですが、今はオトリ屋さんが減ってしまい決まった場所にしか人はおらず、その賑わいはどこへやら。しかし、本流遡上魚狙いのエサ師は同じ場所で仕掛けを流しています。私は空いた流れに入り、瀬頭からずっと降りましたが、何事もありませんでした。
ウェットフライ
フライを巻く時間がないので、現在は手持ちのフライをスイングするのみ。といっても、ダンケルドとグリズリーキングはたくさんあるので、持ち玉には困りません。
スイングは不発
太陽が上がり切る前までは釣れる時間なので、一つのラン)を流し切ったら、別のポイントへ速攻移動。合計3つのランを攻めましたが、水面は極めて穏やかで虫が流れておりません。時折大きな鯉がボイルするのみ。渇水気味なのでこの状況だとお魚は動かないだろうなと判断し、スイングは7時で終了。
ヤゴ
先月まではカワゲラとカゲロウ類の抜け殻ばかりでしたが、現在はヤゴ(オナガサナエ)の抜け殻だらけ。カワゲラと違い複眼の大きさを見て仮面ライダーを思い出します。河原での観察を終えた後は1時間半かけて再上流部へ移動してヤマメ釣り。
堰堤
移動した先の支流は今年始めて入る場所で、林道を長い事走ってその車止めから入渓するのだが、入ろうと思った場所にはすでに車が。平日に釣り人と被る事がない場所なんですが、運が悪いです。しかし、相当前に入っただろうから後追いでも良いかと入渓点へと降りていくと、何と目の前に人が・・。これでは一歩も進めないので、その場所から川を下れる所まで降り、大堰堤まで降って釣ることにしました。この場所に入るのは15年振りぐらいです。堰堤に浮いている大物が見えれば崖を降ろうかと思いましたが、何もナッシング。
支流のヤマメ
さらに悪いことが続き、前回の釣りでベストの中身を大きいフライへ入れ替えてしまったことを忘れて川に入ってしまったので、手元にあるフライが6〜14番まで。14番サイズは数えるほどしか持っていなかった。今から戻るのは到底無理なので、仕方なく釣れそうなパラスピナーを結んでキャストしてみた。しかし心配はご無用で、すぐに釣れてくれたヤマメさん。
砂礫のポイント
とは言うものの、堰堤のすぐ上なので、砂礫が溜まり魚が着く石が少ない。ポイントからポイントが遠いが、釣れそうな場所には全てヤマメが居てくれた。
朱点を纏うヤマメ
ここのヤマメの特徴は、ヤマメなんだけれど側線に沿って朱点があること。隣りの支流とは全然違うヤマメたちなんです。
ハバチ
試しにストマックポンプを入れると、ハバチの類いが出てきた。フックサイズにして18番かな。手元にセミやバッタ、カメムシはたくさんあるのだけれど、このサイズのフライは一切なし😆
関東圏のヤマメ
お魚のサイズは6寸半〜8寸といったところ。水が綺麗だから、写真の処理をしなくともこんなにも綺麗に映ります。むしろまだ水が冷た過ぎる位なので、本格的なシーズンはもう少し先かもしれません。
渇水気味のポイント
支流も渇水なので、ある程度水深がある場所にお魚は固まっていました。そのため1本釣ると同じ場所からもう一本釣ることは出来ず。雨が降れば瀬に入ってくれるのでしょうが、台風前の一番水が少ない時期に入った感じ。
ヤマメ釣り
結果的に入渓点までに戻る頃には小型中心ながらもツ抜けしたので満足。後追いでその上へ少しだけ入ったのですが、フライへの反応がなかったので少しだけ上がってやめました。この時点ですでに8時間は釣りをしているので、一旦どこかの道の駅で休憩して再度本流へ戻ることに。しかしこの休憩が爆睡になってしまい本流のイブニングに間に合わず、結果的に支流の釣りでこの日は終わってしまったのでありました。

スイングの釣りに見切りをつけ、ドライでブラウンハント(信州の旅リベンジ)

歩いて歩いて、歩き尽くした者だけが報われるブラウンハント。信州でブラウントラウトを釣るにはそんなイメージ。先々週の釣りで費やした三日間でイブニングの釣りは、日没後にはヒゲナガがブンブン飛ぶのだと信じて待ち続けたけれど、な〜んにもなかった。きっと季節を読み間違えたのだとポジティブな推測をし、今週はリベンジ釣行となった信州路。今回もまぁ、よく歩いたもんだ。

ブラウンに限らず本流での釣りは魚のスイッチがいつ入るのかが鍵だと私は思う。その一番良い時間帯がイブニングライズの釣りとなる訳だが、ご周知の通り闇に紛れて虫たちが大量に羽化し乱舞するので、それがマス達のディナーとなる訳である。しかしこのハッチ(羽化)する虫頼みというのは打率がどうも低い。前回と今回合わせて5日間のイブニングのライズ待ちをしたのだけれど、そのライズはおよそ二割の確率。それもヒゲナガのスケーティング(水面を泳ぎ回る状態)を期待しているのに毎年河川工事でいじくり回すものだから、良いと思っていた場所で虫の出現が激減していたり。この打率をなんとか上げられないものかと思うこの頃。

例えば捕虫網を持って行くとか・・。

以前行ったモンタナのとあるブラウンポイントでの事。河原を蹴りながら歩いていたら、バッタが逃げ惑い水面へ数匹落ちていった。流れていくバッタを見つめていると、今まで静かだった水面にブラウンが狂ったようにバッタを奪い合う光景に出くわした。それを目にして思いついた釣り方は、上流の河原で草木を蹴りまし、速攻でその下流へ走り流れるバッタを見ながらライズを待つ。すると複数のブラウンがバッタを奪い合うので、間髪いれずにフライをキャストするという方法で大物のブラウンを2本仕留めたのだった。

そうか、捕虫網。日中は捕虫網と虫カゴを持って虫を沢山取り、お気に入りのポイントで上流から撒いて見るというのはどうだろうか、と釣り仲間に提案してみた。いや、フィッシングガイドがそのサービスをやるのはどうだろうか。

「はい、今からモンカゲを10匹撒くので、お客さんはフライの準備してライズ待ちしてくださいね! モンカゲは取るのが大変だから別料金で1匹¥100です!」

という具合に。すると釣り仲間は、

「それは、俺の釣りにはないな。」と、一蹴。

確かに、海でイワシを撒くのに抵抗感は少ないけれど、トラウト狙いでそれはないか。

イブニングで虫たちが乱舞する確率があまりにも少ないのでそんな心配をしていたのだけれど、今回の釣行ではっきりわかりました。

チャムは要らない。

という事で、僕らは今回のブラウンハントで少し成長したようです。

その様子がどんなだったか知りたい方は、以下の写真をご覧くださいまし。

信州の釣り
相変わらず歩け歩け運動の釣りで、最初はスイングの釣りからスタート。釣り仲間は入渓点から下釣り降りますが、私は1.5キロほど上流へ歩いたから釣り降る。なので釣り場では仲間と離れ離れなので、釣れたら携帯電話で報告。
信州でスイング
上流へ登る際に良い場所に目星をつけ、降る時に無駄な部分は省いて降るという具合。はっきり言って河原を軽登山している感覚で、気がつけばとんでもない距離を歩いていたりします。
スコットのスイング
前回はウインストンのマイクロスペイを使ったので、今回はスコットのスイングとハーディソブリンの組み合わせ。前回は真っ黒けのフライにしか反応がなかったので、ウーリーバガーと、パーソンズアメリカの組み合わせのフライを使用した。
ブラウントラウト
スイングの釣りでは深みのトロ場では反応が無く、ランの終わりか瀬の中で反応。フライはやっぱりボリュームのある方が好きなようで、ウーリーバガーの方がヒット率が多かった。
ブラウントラウト
スイングの釣りは歩いている割には数が釣れず、サイズは30アップ止まり。思っているサイズは中々ヒットしない。
ライズ狙い
陽が高くなって河原が熱いので、別の上流へ逃げてライズハント。でもライズを繰り返すヤツはブラウンではなく、めちゃくちゃシビアで、アマゴのようでした。何本か掛けるも途中でバラシたので写真なし。
ブラウントラウト
イブニングまで時間があるからと適当に入った深みのポイントで、遊びで6番のでっかいビートルを投げていたら、このサイズ。前回もそうだったけれど、結果的に日中に大きいフライを投げた方が釣れるという事に気づき始めた僕ら。
ブラウントラウト
「前回と去年の出来事を考えても、フライはセミにした方が良いかも?」でもまだ春蝉は鳴き始めたばかりで、落ちている気配はない。いずれにせよ、この時点でスイングの釣りよりも俄然ドライで釣りたくなってきた二人。
スイングの釣り
釣り仲間は早々にスイングの釣りを諦め、その後はでっかいフライでずっとドライフライフィッシング。私は二日目の日中まで念の為にスイングで釣り降ってみたが、スイングでやると大物が出ない状態。
スイングで釣れるおチビちゃん。
2週間経った今、お魚の活性は絶好調? おチビさんはスイングでもドライでも釣れます。レインボートラウトも少し混じりました。
モンカゲドライフライ
イブニングの釣りはモンカゲとヒラタカゲロウが出現した後にヒゲナガのスケーティングと推測。真っ暗になる前はモンカゲを結んでおく。
ヒラタカゲロウ
イブニングにカゲロウたちのハッチが始まったのですが、実際に一番多く飛んでいたのは、ヒラタカゲロウで、モンカゲのハッチは少なかった。
ブラウントラウト
二日間のイブニングはモンカゲとヒラタが飛んだものの、圧倒的にヒラタカゲロウのハッチが多かった。ヒゲナガは一切無しは前回と一緒。日没の時間が近づくとライズが始まり、モンカゲパターンで釣れた一本。
ブラウントラウト
今回の釣りで思ったことは、ブラウンはヤマメと違い長寿なので、前年にセミを喰べた記憶で大きなフライへの反応が良いのではという推測。とにかく日中のデカイフライへの反応が良いのです。
ブラウントラウト
すっかりデカフライ信者になってしまった釣り仲間は、二日目も北海道で使う6番のデッカいビートルを流すとご覧の通り。まだセミが流れる前の時期なので、これから丸々と太るのだろう。
ブラウントラウト
最終的にフックサイズ2番のハルゼミを投げて、更なる大物をゲット。今回の釣りで思った事は、「もう北海道のブラウンハントは行かなくて良いね。」という感じ。どこに投げても釣れる訳ではないのですが、釣るために必要な条件があって、それさえ知っていれば誰でも釣れる気がします。もっとも、歩くのが嫌いな人はこの釣りはできません。
ブラウントラウト
かくして、僕らは前回とは違いブラウントラウト三昧の二日間で前回よりもサイズアップ。なんとなく時間と場所で釣り方の違いが分かってきた僕らですが、今後もスイングの釣りを止めることはありません。ですが、次回はきっとスイングの時間はグッと短くなることでしょう。さて、ヒラタとセミを巻かないと・・。

釣りに出掛けて熊に遭遇する確率を考えてみた(北関東のイワナ)

昨今は熊の出没のニュースが多くなり、ご来店するお客様の中には、「妻に渓流釣りは熊が危険だから管釣りへ行きなさい、と言われてるんです。」と、管釣りの費用を渡されるので仕方なく管釣り通いへ変更している方もおり、例年に比べたら山奥へ分け入る人は幾分減っているのかもしれない。

私は渓流へ年間30〜40日ほど山に分け入るが、最近は年に0〜2回は熊を見るようになっているので、昔に比べると確かに遭遇率は上がっているかもしれない。とはいうものの、私の釣行回数から考えたら一般の方が熊に遭遇るす確率は相当低いので予防策は取る事は必要だとしても、月に一度程度の釣行の人はまず遭うことは無いだろう。

私が初めて熊に遭遇したのは釣りではなく若かりし頃の登山での出来事。日帰り登山で大人数のパーティで行ってしまった為にその動きが読めず下山時間を見誤ってしまい、仕方なく登山道を使わず最短の沢伝いで一気に下山するルートを選んだことで遭遇してしまった。

辺りはすでにライトが必要な位暗くなってしまい皆を急かして下山すると、自分達の前に何やら大きな黒いものが・・。距離にしてわずか数メートル。ヌッと立ち上がった熊は大人数で降りてきた僕らに驚き、一目散に山の中へ去っていった。立ち上がった時の体長はおおよそ1.5mほど。今までで一番近い接近遭遇である。

関東圏の各県では大体遭遇しているけれど、今まで先に熊を見つけているので鉢合わせは無く、ツキノワグマに対しはヒグマほどの恐怖心を持っていなかった。だが、数年前の秋田で起きた死亡事故を皮切りに昨日飛び込んできた奥多摩の事例を考えると、そんな悠長な事を言っていられなくなってきた事は確かだ。

久しぶりに山奥へ入る事にした僕らだが、流石の私も前日には熊出没マップで釣り場周辺を確認し、多少の緊張感を持って入山した。今回は慣れた釣り場であり、今まで獣臭を感じた事はないし見てきた足跡は鹿と猪なので大丈夫な筈。と思いつつも、いつもよりも熊鈴を鳴らし、藪へ入れば大声で威嚇の奇声を発して警戒する。そんな心配をよそにイワナは何事もなくいつもの様に僕らを歓迎してくれたのだった。

釣りを終えてロッドをたたみ、川通しで下山するのに1時間半程かかり無事車に到着。程よい疲れはあるものの、イブニングは本流でスイングすれば良いことがあるかもと、第二ラウンドへと車を本流へ向ける僕ら。ワイディングロードのカーブをいくつか下り少し先が見通せる場所に来た時、道路の真ん中にコゲ茶色の塊が道路を塞いでいた。それは肩怒らせて自分を大きくめせようとしている。こちらに目を見開いて立ち上がるのかと思ったが、車との距離が10メートルほどになった所でダッシュで逃げていったクマ。

と言ってもアナグマでした。

お後がよろしいようで・・。

そんな昨日の渓流は以下の通り。渓流は夏モードに入りつつあります。

北関東の渓流
車止めから川を1時間ほど歩いてから釣りをスタート。川の形は毎年変わるけれど、今年も要所で大きな落石がありポイントが変わっていた。水量は少なめで、見定めたポイントからは8割の確率でイワナの反応があります。
イワナたち
イワナのサイズは7〜8寸半程度。フライは12番を使いパラスピナーやアント中心。お魚は沢山釣れるのだけれど、1割ほどの魚が鰓蓋が短い。こんな場所はとても放流できる場所では無いので放流ものとは考えにくいのだけれど、30年前から同じ状況。鰓蓋の短いイワナは他のイワナに比べて沢イワナの特徴である腹のオレンジが薄く一般的なニッコウイワナに近い個体なので、過去に放流された種が生き延びているのかもしれない。
オレンジが綺麗なイワナ
ほとんどのイワナはこんな感じで見事なオレンジ色。こんなド派手なカラーなのに腹側の色なので、ある程度の深い所で泳いでいるイワナは見つけにくい。
ツナマヨのおにぎり
魚が沢山釣れるのでいつもよりもゆっくりとしたペースで釣り上がる。釣れる時は食事にもたっぷりと時間をかける。コンビニおにぎりは飽きている筈なのだけれど、新緑と青空の下ではいつもより美味しく感じてしまう。
堰堤
いくつかの堰堤をまいて上流を目指す。堰堤下は釣れそうだけれど、誰がみても良いポイントは釣れない。
イワナ
リリースしたイワナが足元の窪みに逃げるの図。あなたは隠れたつもりでも、尾っぽがその窪みからはみ出ているんですヨ。
渓流釣り
釣れるポイントは垂れ下がる木々があり投げにくい場所。それに底石があれば間違いなくフライに飛び出てくるイワナ。常にしゃがんでいるか正座する姿勢でのキャストなので、お腹がポッコリしている方はイワナ釣りへ入る前に体重を少しでも減らせば釣りやすい筈。
イワナのフライフィッシング
魚が沢山釣れる時はお魚の写真撮影は適当になってしまう。今回は魚を見つけてそれを釣るまで粘るイワナハントを楽しんだので、釣れる度にその達成感がありました。
本流の釣り
山を駆け降りアナグマに遭遇した後は本流へ。その移動時間は1時間と少し。休憩はわずか30分しか取れずにスイング開始。しかしポジティブな僕らの気持ちとは裏腹に虫は飛ばず。水面は至って穏やかな状態でとっぷりと暮れて行くのでありました。日中が暑すぎたせいかなぁ・・。前々日にはキャス練と朝霞ガーデンをこなし、翌々日は朝から晩まで釣りをするお馬鹿な釣り師の私は今後も東奔西走。

3日遠征のクライマックスは初日の15分で終わってしまったブラウンハント

昨年の事。イブニングのポイントでナナマルはありそうなブラウンが三角形のお口を出してヒゲナガを頬張っているのを見つけた。もちろん果敢にチャレンジはしたものの、左岸側ではどうしてもポイントに上手くフライが流せず、結果的にそれより一回り小さいサイズをキャッチした事で終わってしまったブラウンハント。その光景が忘れられずに3週間後にまた出かけてチャレンジしたが、大物ブラウンは姿を見せる事はなかった。

あれから一年。何年も生き続けるブラウンは、まだあの場所にいるのではなかろうか。そのための準備は万端、の筈・・。今年はその大物を狙いに少し前倒しにして行くことにしたのだが、ポイントを開拓しにこの地へ通い始めてもうすぐ10年近くになる。しかし、いまだに季節と場所が読みきれずに信州の中で彷徨い続けている。素直に有名な場所(川)へ行けば良いのだけれど、新天地を探すフロンティア・スピリットが私は好きな為に北関東のサクラマスも然りで、同じように釣り場を彷徨っている。人が集まる場所が苦手な私は、人気のある釣り場へ行く事は稀なのでありマス。

今回は遠征に三日を当て、初日は8時半に到着。メインはイブニングのあのポイントだから、まずは肩慣らしと別の場所へ入渓。日中はドライで探ってダメならばスイングという作戦を考え、まずはヒゲナガを結んでみた。穏やかな流れのシャローへキャストしてみる。上流へ移動しながら数回は投げただろうか。「この穏やかな流れの下には大きな底石があるから出るんじゃね〜の。」とポジティブな気持ちでヒゲナガドライを投げたらアッサリとフライを咥えたゴーマルサイズ。やべぇ、今年は入れ喰いか?

そんな事を思ったのが開始から15分。その後は丸三日間な〜んも無く、ただ盛り下がる一方でした、チャンチャン。

そんな信州遠征は以下の通り。お暇な方はご覧くださいまし。

信州でブラウンハント
ちなみにいつもこの旅で購入する入漁証は数知れず。実はいくつもの漁協の管轄を移動しているので、日に3種類の入漁証を買う事もしばしば。現場へ入って水の色と増減を確認して河川を決め、さらにポイントを絞り込んでいきます。なので、信州へ入ってからの移動距離は半端ないです。
とある川
釣れる釣れないは別として、こんな景色の中でダブルハンドを振るのは気持ちが良いものです。
ブラウントラウト
車から歩いて20分。いつものポイントへ行き、この辺で出るのではとヒゲナガドライをキャストしたら出た個体。残念ながら鵜(ウ)にやられて傷モノ。ワニバサミ状態でやれたようで、反対面はもっと汚かったので写真には撮れなかった。釣行開始からわずか15分の出来事。
様変わりしたポイント
今日は幸先が良いと思い、ドライをやったりウェットでスイングを続けるも、チビのアタリさえ無し。もっともこの川は歩いて釣る川なので、そう簡単に入れ喰いなんて事はありません。仕方なく別の川へ行くもダメだったので、予定していたイブニングの川へさらに移動。するとそのポイントはこの冬に工事が入ったらしく、見事なぐらいに真っ直ぐになってしまった、あ〜ぁ。もうこの時点で今回の目的は終わりました。
着ぐるみ
目的を見失った僕らは移動を決断し、翌日は人気の場所へ状況を見に行った。するとそこはピンポイントで昨日夕立にあったらしく、轟々と流れる泥水。ポイント移動だけでも1時間以上掛かるというのに、トンボ帰りする事になるなんてホントついていない。イブニングはミッキーマウス?のポイントへ入ると、仲間がブラウンをヒット。しかしランディング前にバラシ。
イブニングの釣り
その後はヒゲナガが飛ぶであろう19時までスイングをしまくったが、水面への反応は何もない。私にいたっては、アタリもな〜んもない一日になってしまった。この時点で回った漁協は4団体。その翌日はまた違う漁協だったりして。
信州の川
三日目はふた手に分かれ、私は車を置いた場所から延々と上へ歩き、ポイントを確認してから良さげな場所のみスイングをするというスタイル。釣り仲間はそのままずっと釣り降り続けたらしいが、反応はチビブラウンのみだったそうな。私は相変わらずな〜んもなし。よく歩いたなぁ。
上流の流れ
暑い割りには水温が低いのだけれど、せっかくだから少し上流のポイントでチビブラウンをドライで釣ろうという事になったが、いつもたくさんいるチビブラウンが全くいない。ガックシ・・。
アイスクリーム
心が挫けそうだったので、アイスクリームで一旦リセット。更に別の場所へ移動し、イブニングのヒゲナガドライに賭ける事に。
イエローサリー
イブニングに良さげなポイントを探し、腰を据えてライズを待つ僕ら。16時半にはイエローサリーが飛び始めたが、メイフライは流れておらずライズするものは一切無し。
夕闇
日没は18時46分。その後30分待っても水面を流れる虫が一切無かったので、諦めました。この三日間の日中はとても暑くて夕立続きだったのですが、朝夕は激冷え。夕焼けを見上げてもメイフライのスピナーフォールが多少あっても、ヒゲナガは全く飛んでくれませんでした。
ブラウントラウト
この三日間は歩きに歩いた。そして投げまくったが、盛り上がりは最初の15分のみで後は盛り下がるのみ。夜に酌み交わすお酒も何となく寂しく、スイングブラザーズの二人はリベンジを決意するのでありました。

ココアからアメリカンコーヒーに変わったけれど徒労に終わった本流

今回の釣行は本流で一日中スイング予定だったのだけれど、到着して川を覗けばココア色。そういえば前日の雨は結構降ったよなぁ。それにこのシーズンは代掻きだから、雨が降ると本流はすぐに濁ってしまう。水の色に関しては以前ブログに書いたけれど、こんな時は上流へ移動してヤマメかイワナ狙いをして、イブニングは再び本流へ戻れば、状況によっては濁りは取れている事もあるので、そんな作戦に変更する事にした。

しかし、最初から上流で釣る予定であれば釣り場まで東京から1時間40分もあれば着くのだけれど、かなり下流部に位置するこの本流から最上流部を目指すと、その行程は全て下道。google様に聞いてみると移動距離は約65キロで、1時間半を要してしまうのである。なので、家を出発したのは5時半でも釣り開始時間は10時近くになってしまう事になるが、運転好きの私はそんな事でへこたれません。

という事で、今回は本流から支流へ向かいそこからヤマメ狙いのスタートでしたが、さらにまた本流へ戻ってスイングをしたので、総移動距離は600キロ弱となってしまいましたとさ。

そんな管理人の様子は以下の通り。お暇な方は日増しに緑濃くなる河原景色をお楽しみください。

北関東の渓流
朝はフリースを着込んでいたけれど、現場に着く頃には気温が上がり、厚着なんてしていられない。木漏れ日が素敵な渓流へ入渓すればすぐにライズを見つける。この時期は日中が一番虫っけがあるんです。
ヤマメ
居付きのヤマメちゃんはまだ少し錆びている感じ。活発にライズして水面付近のミッジを一生懸命に食べてました。
マダラカゲロウの一種
ふと自分の肩に目をやれば、ヒメフタオカゲロウが。サイズにして14番ぐらいかな。マダラ模様のウイングが特徴です。
北関東の川
私は一旦下流に降り、そこから上流を目指したので、先行した釣り仲間に会うまでにかなりの時間を要した。聞けば同じように沢山釣っていたが、スレている個体も多いとか。かなり山岳部の渓流なので、ヤマメはまだ育っておらず、サイズは6寸半平均でたまに7寸ちょっとが顔を出す感じ。
ヤマメ
大きい魚は出ないけれど、天然物が多い川なので美しい魚体の子がほとんど。水温は11℃とまだちょっと低いかな。
北関東の川
お魚はどこでも出てくるので、時間を掛けて進んでしまい、予定の退渓点まで行くことが出来ず、途中退渓をした僕ら。数はたくさん釣ったので充分楽しめました。
イワナ
今年始めてのチビイワナ。巻きのポイントへフライを入れたら出てきましたよ。君たちと遊ぶのはあと一ヶ月は先かな。このイワナを最後に退渓し、また本流を目指すのでした。
本流は軽い濁り
本流へ立ち込めば濁りはだいぶ取れていて、膝まで入水した時にウェーディングシューズがギリギリ見えるかどうかぐらいの濁り。これなら釣れるだろうとスイング開始。しかし本流も水温が少し低い事がマイナス材料。
ウェットフライのスイング
いつもの様にリードフライがグリズリーキング。ドロッパーにダンケルド。ティペットは0X。水位はプラス15センチ程度。気持ちはいつもポジティブなんだけれど、大河に糸を垂れた途端に疑心暗鬼になる。
トワイライトな時間
トワイライトなプライムタイムに入ると、対岸にルアーマンが入ってくる。仕事終わりの一投なのでしょう。ウェーダーを履かずに15分ほど様子を見て、駄目ならばすぐに帰ってしまう。地元ならではのショートタイムフィッシングは羨ましい。徐々に暗くなっていくが、スイングフライへの反応は「ノー、コツン」。

 

スピナーフォール
真っ暗になるまでスイングし続けるけれど、最後まで雑魚のアタリさえありませんでした。水面にカメラを向ければたくさんのスピナーが流下。日中に見かけるカワゲラも珍しくこの時間に流下するほど川面は賑やかなのに対して、お魚は機嫌が悪い様です。今回の本流はな〜んもありませんでしたとさ。

 

フライフィッシングは腰痛を和らげる特効薬か?(北関東でスイング)

季節の変わり目になるとやってきてしまう腰痛。今年は何事もなくこのまま過ぎ去っていくのかと思っていたら、出勤前にちょっと変な格好で体をよじったら動けなくなってしまった。私の場合はなぜか季節が変わり目だけに起きるのですが、何故なんでしょうね。それにしても明日は釣りではないかと思うと、どうして今日なんだと怒りが込み上げる・・。あ、以前もそんなことあったけれど、あの時は秋だなぁ。

少し前のこと、その時は変な体制で物を取ったら動けなくなったのです。でもってその時の翌日は大尻沼釣行予定で、すでに予約の電話を入れていた後だった。症状はとても悪くコルセットをした状態で物につかまらなければ立ち上がれない状態。こりゃ釣りはダメだわなぁと思ったのですが、とりあえず朝起きて判断することに。翌朝はなんとか立てる程度だったけれど、ボートのオールが漕げるかどうかが疑わしい。現場までいって事情を説明してキャンセルしようかなと、よせば良いのにひとり大尻沼へ向かったのです。

到着すれば目の前にいる魚を想像してしまい、キャンセルを願い出るつもりが何を思ったかお支払いしてボートに乗ってしまったのです。体はなんとか上下に動けるロボット状態。しかし釣欲とは恐ろしいもので、「イタイ、イタイ。」と言いながら釣りを始めてしまう始末。キャスティングをし続けているとその行為で幾らか痛みが和らぎ、さらに魚がヒットすると釣れる興奮から痛みを忘れてしまうのです。帰る頃にはボートを快調に漕ぎ、釣り終わる頃には全快していたのでした。

そんな訳で、そんな事を思い出してしまった為に今回も何とかなるだろうという気持ちで釣りへ行くことに。念の為、今回は運転を仲間に任せ、最悪何もできなくとも釣り場で風に吹かれて過ごすのも良いかな、という気持ちで本流スイングへと出かけたのでありました。

さてその結果、腰は治ったのか?
お暇な方は以下をご覧くださいまし。
*虫が苦手な方は閲覧注意

北関東にて
ということで、今回は私の車ではないので赤のエクストレイル。このサイズ感だと悪路の本流でも気にせず入っていける頼もしい味方。
オオヤマカワゲラ
川へ着けば水面はとても賑やかで、昼間だというのにヒゲナガカワトビケラのスケーティングがあり、オオヤマカワゲラ(写真の虫)の飛翔が気持ち悪いぐらいに飛び回り、水面へポトリと落ちる。こりゃ、お魚は動き出しているだろうと僕らの気分は上々。
北関東
「ヒゲナガであればグリーン系・・、オオヤマカワゲラであればブラウンとオレンジ・・。」虫を見ながらあれこれウェットフライをチョイスするけれど、私は相変わらずダンケルドとグリズリーキング。彼はグレートセッジとダンケルドをチョイス。最初のランは何も無し。二つ目のランは私が先行し、彼が15分遅れで同じ場所からスタートすることに。
戻りヤマメ
開始してまもなく私の上流で仲間が何か騒いでいる。よく見ると後追いの彼が掛かっているではありませんか。「またまた、ウグイでしょ?」と思ったけれど、ランディングされたのはギンギラギン。サクラとまではいかないけれど戻りヤマメサイズの立派な大きさ。6番のグレートセッジをガップリ喰ってマス。
本流スイング
後追いで仕留められてしまったので、気分はブルー。その後は何もナッシングなので三つ目のランへ移動することに。彼が掛けた場所の状況を分析すると流れの頭だったので、ここのところ水位が上がっておらず、遡上に向けて魚は次の雨まで流れの頭に待機しているのだろうと予測。テロテロの場所はステップダウンを早めにし、何事も無ければすぐに次へゴー!
戻りヤマメ
すると次のポイントで私にもガツン!久しぶりに本流でお魚をキャッチ。それも今年はまだ雑魚さえ釣ってないので、これが本流で最初のお魚。あれ、腰の痛みは何処? やっぱりフライフィッシングは腰痛の特効薬ですな。
小サクラマス
ヒットフライはグリーズリーキング。北関東の本流でやる場合は私はドロッパーがダンケルドでリードフライがグリズリーキングがほとんど。
スピナーフォール
気がつけば夕暮れには夕暮れに沢山のスピナーフォール。大満足で帰路に着く僕らだった筈・・。「明日は天気が崩れるでしょ。明日のほうがもっと良いんじゃない?」と、急遽近くに安宿を取り翌日も同じパターンで攻める事にしたのであります。ホント、僕らはバカだなぁ・・。
ウェットフライ
前日のままのフライを撮影したら、グリズリーキングはスロートハックルが壊れていたので交換。そして前日と同じ時間に同じ場所へフライを流してみるのです。んがしかし、そんな甘い話はありませんなぁ。その後も時間を空けて投げ直しても何もナッシング。やっぱり一度もキャストしていない別のランに行かねばなりません。
ヒゲナガピューパ
虫っけの少ない時間は川中の観察。石をひっくり返してその塊をほぐすと、中からヒゲナガのピューパが。水面へと飛び立つ前に起こしてゴメンナサイ。
クロカワムシ
ネット状の巣の奥にはエサ釣り師にはお馴染みのクロカワムシ。コイツがヒゲナガカワトビケラの幼虫になります。大きい餌なので、大物狙い用のエサですが、長野県では人間様が食べるザザムシとして有名です。
本流の流れ
前日の二番煎じのポイントは全くもっての無反応。すでにフライを見せた個体はフライを変えた所で何も反応なしなのかも。前日に行かなかった所を頭に浮かべ、ついでに水田に水を引き始めて水位が下がり始めたので、それを加味して新たなポイントを絞り出す。彼には今年の流れの中では一番良いだろうと思う場所に入ってもらい、私は彼の背中を見ながら一つ上のラン(流れ)を攻める事にした。
小サクラマス
私の狙っていた場所はポイントは狭かったので、スペイラインのヘッドと少しランニングを出しただけの距離。投げ返すスピードも速いので適当にやっていたら突如ドスン。リールが悲鳴をあげて上がってきたのは、コヤツ。小サクラ咲く。サクラマスというにはもう少しサイズが欲しいですが、ガンガンの流れの中で掛けたのでとてもスリリングな一尾でした。
本流を降る
一本釣れたら満足な釣りなのですが、まだ釣れそうな雰囲気を感じてイブニングギリギリまでいろいろなランを探して投げまくりましたが、それっきりアタリはありません。本流はとてつもなく広く、狙う場所が多いため魚に出会うのはなかなか難しいものです。
本流のフライフィッシング
かくして腰痛改善フィッシングは二日間にわたり18時まで続き、雨が本降りになる前に終了となりました。本流のシーズンは始まったばかりですが、終わるのも速いです。今シーズンの残された時間であと1尾くらいベストなサイズと巡り会いたいなぁ。

4月解禁の渓流へ出掛けてみた件(暴風雨に見舞われた北関東)

季節が進み釣りに良い暖かさを感じる日が多くなってきましたが、現在の関東は日中にメイフライ(カゲロウ)のハッチ(羽化)が一番多い時期。関東の南では既にソメイヨシノのピークが過ぎている場所もあるけれど、北の外れでは桜なんてこれからという地域がある。それと同じようにメイフライのハッチは川によりマチマチだから、北の山岳部へ行けば関東といえども雪はまだたんまりとあるのです。

渓流の解禁は中部地方の2月初旬から始まり、3月の全国一般解禁で関東圏まではほぼ解禁するのですが、一部河川は東北と同じ4月解禁となり、ようやく日本全国はほぼ解禁した事になります。一般の人々が桜を求めて花見前線が北上するのと同じ様に、僕らは寒桜から始まりソメイヨシノと一緒に釣り場を求めて北へ移して行くので、長い期間に渡って日中のマッチ・ザ・ハッチの釣りが楽しめるというもの。

毎年訪れる4月解禁のこの川は4月の第二週目以降位からが本番なのですが(今週末以降)、私のホームリバーの調子がイマイチなので、まだ渓流解禁していない釣り仲間を連れ立って、いつもより一週間早めてここに訪れました。やっぱりまだ桜の蕾は硬いのですが、桜が咲いていなくとも解禁直後の釣り場は魚に飢えている釣り人でごった返しています。

さて、そんな今週の管理人は以下の通り。お暇な方はご覧くださいまし。

北関東の川
この時期の北関東の山間部はメチャクチャ寒い筈なのに、出発の時点で外気温が16℃。到着しても13℃と今までにない暖かさ。ヤマメのライズは11時過ぎと予想したのに、到着してすぐに緩いプールでライズが始まりました。
放流されたヤマメ
流れているものはユスリカのミッジと、それよりもひとまわり大きなガガンボ。放流量が多いので有名なこの川は、エサ釣り師が解禁日にひとり50本以上を釣りクーラーを満タンにして帰るので、ほんの数日でお魚の量は半減する。しかし大半のエサ師はイクラやブドウムシなどを使うので、ニジマスは釣れてもヤマメは釣果の2割程度。解禁から一週間もするとヤマメだけが多く残るので、フライフィッシャーマンにはありがたい限り。でもココの放流ものは私のホームリーバーよりも尾鰭があまり綺麗ではない。
ヤマメ釣り
放流ものと愚痴るけれど、1ヶ月もするとその尾鰭は天然と遜色がないくらい綺麗になる。しかしその頃になれば残された強者だけとなるので、釣りはそれなりに難しくなってくる。10時に入渓してしばらくライズの釣りに夢中になり直ぐにツ抜けしたので、その後は掛けたヤマメはオートリリース(ランディング前に糸を緩めてわざとバラす)する事に。12時前には予報通りの爆風になり、体が持っていかれそうになるのでひと休憩。
放流ヤマメ
強風が続くので、風裏を探し少し上流へ。同じようなプールを見つけてはライズハントを繰り返す私ですが、13時には釣り飽きちゃった。だって釣れる魚はほぼ同じサイズの放流もので、胸ビレが無い個体が全体の3割ほどを占めているんだもの。たまに釣れる天然ものはまだ幼児虐待サイズ。
上流の様子
私はずっとライズハントをしていたので、ほとんど場所を動かずに釣り続けましたが、上流へ釣り上がった仲間は、上流部で9寸サイズを釣り上げてました。この河原に緑が加わればこの川にも本格的な春の釣りシーズンが訪れます。
ヤマメ
13時にはこの川は飽きてしまったので、仲間と相談し別の川へ様子を見に行くことにした。今年は県内共通券を持っているので、1日の間に色々な河川を散策できる強みがある。後半は様子を見にリバーウォッチングです。
A川
県内を南下し最初に訪れた場所は着いた途端に土砂降り。ライズを待つどころかその場に留まるとビショビショになるので、さらに移動。そして訪れたA川のC&R区間。天気が悪いとはいえ、この区間に釣り人は一人のみ。遠目で見て釣れていたので、とりあえず僕らも組んだままのロッドをおろして釣りをする事に。
A川
朝方は13℃もあったのに、南下した暖かい筈の場所で午後は8℃で風速10m前後。入った時間が悪くライズのラの字もなし。いくら叩いてもフライへの反応がないのと、土砂降りが追いかけてきたのであえなく撤収。
北のK川
さらに移動して訪れたのは本流好きの聖地であるK川。一つ上の有名ポイントを覗こうかと思ったけれど更に別の川を見に行く為に移動。この場所には釣り人の車はありませんでした。そもそも、この時点で雨がどんどん強くなるので、釣りをする欲が失せてしまいました。
T川
3月の解禁から今ごろまでは多くのライズを見ることができるT川。過去の記憶を辿り、大物を釣った場所を巡るけれども、爆風と雨でとても釣りをする状態ではない。時計は16時半を回っていたので、釣りはこれにて終了。
ヤマメ釣り
それにしても今年は私が釣りへ行く日は、本当に天気が悪いですなぁ。この日も釣りができたのは実質3時間ほど。まぁ、その短い時間でツ抜けはできたので、文句を言っちゃいけませんな。

「人生残りの春を数えると、夢追い人にならざるをえない」

How many springs will you have?  Chase your dreams.
(人生残りの春を数えると、夢追い人にならざるをえない )

この言葉はかつてフライフィッシャー誌やタイトループ誌(つり人社)にハーミットの広告として使っていた言葉で、現在はハーミットのHPトップに載せています。これは私自身が死を身近に感じた時にその気持ちを日本語のコピーにしたもので、英文はヒガシ先生にお願いしました。老齢になった今では身に染みるこの言葉ですが、当時でさえ残りの春を数えると、死ぬまでに本流のサクラマスがあと何本キャッチできるのだろうと考えてしまい、毎年無駄にしない釣行計画を考える様になったのです。

あれから30年近く。気がつけばその間に何人かの釣友には春が訪れなくなり、三途の川での釣りへと旅立ちました。釣り仲間が減る度に思う事は改めて残された春の少なさを感じ、天気を案じて釣りへ行かないという選択肢を考えなくなったのが、今の私かな。

天気予報は大雨と暴風。釣り仲間は釣りを断念したので、本当は私もゆっくり起きて映画でも見に行くつもりでいたのです。が、起きてみれば路面が濡れていない。「もしかして、すっ飛んで行けば数時間は楽しめるんじゃね?」と、普段の出勤時刻と同じ時間に出発し、またしても北関東を目指す私でした。

そんな昨日は以下の通り。お暇な方はご覧くださいまし。

本流のスイング
到着してみれば天候はまだギリギリ雨が降っておらず、多少風が強い程度。ムッとした暖かさに「釣れてしまうかも?」と、相変わらずのポジティブシンキング。その割には結んだフライは新品は勿体無いので何度も使った使用済みウェットなので小汚い。でも、釣れて壊れてから捨てる方がその使命を全うすると思うので、使い古したフライには愛着が湧く。
本流でスイング
水面には流下するヒガナガカワトビケラの大量のシャック。夜中にどれだけのヒゲナガがハッチしているのでしょう。それを食べる個体がいれば、このウェットに食いついて来るはずなのですが、雑魚を含めてなんら手応えはありません。田んぼにはまだ水は引かれていないので、本流が目覚めるのはあと2週間先かな。
ウェットフライ
昨年東北で使ったダンケルドの残骸が大量にあるので、ハイシーズンになるまではそのウェットフライたちを使って探る。関東圏でスイングをする場合、私はドロッパーにダンケルド、リードにグリズリーキングを使うことが多いです。フライのサイズは4〜8番まで。
本流スイング
最初のランは何もなかったので移動して別のランを流してみる。毎年流れが多少変わるけれど、今年は大きな変化はなし。ポイントは沢山あるので、いろいろな場所を探ってそのシーズンの良さげな場所を絞り込んでいく。13時まで流して全くの無反応だったので、その後1時間移動してヤマメさんの様子を見にいくことに。
ガガンボ
前々回にしこたま釣れたポイントへ行くと、やっぱり14時半からライズ開始。しかしそれと同時に雨が降り始めてしまった。水面にはタンカラーのガガンボ16〜18番が水面を賑やかにしてくれる。
ヤマメ
ライズする個体はまだ少なく、最初にライズしたヤツを仕留める。しかしその後はザーザー降りになってしまい、ライズは無くなってしまった。雨雲レーダーは15分後に止むと言ったけれど雨は降り続く。この際だからこの場所を離れ別のポイントを見に行くことにした。
ライズなしの雨
その後雨は止む事がなく、本降りになってしまったので、強制撤収。なんか中途半端な時間に終わっちゃったなぁと帰路に着くのだが、そのまま帰らない私は何処へ?
『Project HAIL MARY』のパンフレット
頭の中に浮かんだ事は、最初に計画していた映画のこと。もしかしてレイトショーに間に合うのではないかと車を走らせ、20時過ぎに上映の『Project HAIL MARY』を観ましたヨ(ヘイル・メアリーはアメフト用語引用で一か八かと言う意味らしい)。長距離ドライブで疲れている筈なのに、映画が終わったのは23時過ぎ。家に着いてビールの栓を抜く頃は午前様になってしまった私でした。自分の事ながら、なんてタフなんだと思っちゃいます。

近所の川へ春を探しに(清流の春告魚、マルタウグイの話)

♪鯉(恋)も二度目なら少しは上手に愛のメッセージ伝えたい〜♪

久しぶりに脳内を巡る昭和歌謡のフレーズは中森明菜の『セカンド・ラブ』。前回はマルタを探していたのに恋(鯉)してしまったが、今期2回目となる散策なのでこのフレーズが頭から離れなくなる始末。つい口ずさみながら河原を歩いてしまうけれど、おいおい、考えてみればワシは鯉を探している訳じゃないヨ、探しているのはマルタウグイなんだよ。

東京の桜は満開宣言がでた本日。過去の写真を見返してみれば、その大半は桜が咲く河原でマルタウグイに出会っているのです。実際には早い時では2月下旬からで遅い時も4月中旬までのどのかで大きな群れに遭遇していましたが、ここ数年は遡上量が激減しその姿を探すのも一苦労。最近のマルタウグイのフライフィッシングは、釣りをするよりも魚を探して河原を歩いている時間の方が長いかもしれません。

ということで出勤前にサクっと釣って仕事をしようと朝5時ごろに現地入りするも河原散歩。薄明かりの中で車を止めて方々を歩き回り、ようやくマルタウグイの訪れを確認し清流に春が来た実感が湧きました。あなたの近所の川でもきっとマルタウグイが遡上していると思いますので、あなたも近くの春を探してみませんか?

ということで、以下は本日の出勤前の釣りのお話。お暇な方はご覧くださいまし。

マルタウグイを探して
前回コイを釣った場所では鯉の恋の季節が終わったようでその姿がありません。その代わりに桜は開花し、現在は五分咲きといったところ。バスを狙うルアーマンと情報交換したりしながら川を上下に動きましたが、どこにもおらず。仕方なく車をさらに上流へ移動し探すことに。
近所の川
ここのところの雨のお陰で水位は若干上がったかな。淀んだプールにはコイが少しいるけれど、その上の瀬で産卵するために待機するマルタウグイ(マルタハヤ)がいません。うむむ、この時点で下流から数キロ上がってきたけれど、さらに上に行ってみましょうか。
マルタウグイ探し
さらに上に上がって歩き回るけれど、時間がどんどん過ぎて太陽が上がってきてしまった。あと30分探して居なかったら、また来週はマルタ探しかなぁ。
マルタウグイの群れ
かなり上に移動してくると、とあるプールにマルタウグイの群れがいるじゃありませんか。しかしすでにフライマンがいらっしゃったのでそこはパスし、その上流部へ入らせて頂きました。少し歩いて瀬になる場所で瀬付きのマルタを確認。いつものように少し派手目のフライを数回流すとすぐにヒット。
マルタウグイ
パワフルな引きで楽しませてくれたマルタウグイくんに感謝。今年もこの川に春が訪れました。久しぶりにその鮫肌をなでなで。そのザラザラ感は川魚ではこの魚だけの感触。
マルタウグイ
マルタを狙うときは私はチャートリュースのフライを使うことが多いのですが、瀬付きの場合は蛍光色の方が良くて、深い場所では地味系が良い感じがします。私はこの一本を釣ってすぐ撤収。
マルタウグイの釣り
釣り場で声を掛けたフライフィッシャーマンは、2月末に小菅川C&Rで偶然出会った昔ながらの釣り仲間。またしても釣り場で会うなんて、フライフィッシャーマンの行動って皆同じなんですね。私と入れ代わりすぐにヒットしてました。
マルタウグイ
フライはオレンジ色のメルティヤーンっぽいものを巻いたフライ。私は仕事に戻りましたが、彼はお昼ごろまで楽しんだそうです。
2026年の桜
河原に多くの人出があるのは、釣りではなく桜の写真を撮る人々。街の色が賑やかになってくると、人々の気持ちも晴れやかになり他の生物と同じように動き出すのですね。青空と桜を見ていたら今日はこれだけで満足した午前中でした。さて、仕事しよっと。