春も近づくと自分のキャスティングを再チェックするために多くの人がキャスティングスクールを訪れます。その参加の回数と上達は比例していて、そのうち私を追い越して有名人になった時、「キャスティングは管理人さんに習いました。」と言われたい私です。
さてさて、フライフィッシングはゴルフと共通点が多いことをご存知?というか、すでにやられている人は周知のことかもしれない。簡単に言えばクラブがたくさんあるように、フライフィッシングにも適した距離や魚の大きさに応じてラインの番号を変えていく必要があります。ゴルフよりもその番号がたくさんあり、さらに番号を変えるとロッド(竿)リールまでも変えないといけないというもの。収拾癖のある人は財産を食いつぶしてしまうであろうほど、その数は無限大なのです(そんな旦那を持つ奥様方、「あなたが売りつけているのね。」と私を責めないでください)。
で、よくある質問ですが、「どのロッドがよく飛びますか?」という質問。逆に言えばフライフィッシャーマンへの殺し文句は、「このロッドは飛びますゼ、お客さん。」が殺し文句と言えるでしょう。しかし、クラブもロッドも使うのは人間。練習という努力を全くしないで、ロッドだけ変えても飛ぶようになることはまずないでしょう。もし飛んだとすれば、たまたまスタイルにマッチしただけと言えないでしょうか?
釣具屋的には、「合わないから新しい竿を買う。」は商売ですから有り難いことですが、その反面、ほとんど使わずに使われないロッド達が不憫で仕方く思う次第・・。フライロッドは試し振りが頻繁にできるわけではないので、そんな現状で中古へ回されるロッドがありますが、新しいロッドを買ったら少しだけキャスティングを学ぶ努力をしていただければロッドをすぐに手放せずに済みます。買ってはみたものの、今までのテイストと違って振りにくいと感じる方は、キャスティングスクールにいらしていただければ、そのロッドの振り方を教えますので、スクールをそんな利用の仕方でもありかもしれません。
ま、この話は書こうと思えば広がりが凄いので、この続きはいずれ今度・・。
買ったロッドを知り、そのロッドの振り方をマスターしたい方々は、納得がいくと釣りへ行きたくなります。で、昨日は朝早くから朝練(朝霞ガーデンで練習会)に参加して、その後にキャス練。あ、なるほどな、という新たな発見をした午後はまた釣りへ出かけるというする人たち。向かった先は、そう先日お話しした「赤いニクイ奴」散策へ。
前日の雨でちょっと濁りが辛いかと思って出かけた川には、すでに第一陣が水しぶきを上げていますゾ。その後ろには産んだ卵を根こそぎ食ってやろうと鯉が大行列。そして更に下流のプールにはなぜかボラの群れ。現在、釣る気になればマルタ・コイ・ボラ・ニゴイという4種を手中にできる解禁前の前哨戦。私は用があったので、釣りをせずに帰りましたが、今週のどこかで一人遊んできます。