眠れね夜

渓流が解禁するとすっかり忘れ去られてしまう東京湾の釣り。シーバスのフライフィッシングの場合、渓流のサブフィッシングと考えている方が多いので、解禁とともに船の予約は意外と楽に取れるようになるというもの。渓流はまだ寒いからと出不精になっているあなた、東京湾の海はイワシにバチぬけと、眠れぬ夜が続いていることをお忘れなく。

昨日はそんな夜を過ごすべく横浜の海に浮かんだのですが、風はまだ少しだけ冷たい季節の転換期。湾内はようやくイワシのベイトが入り始め、バチ抜けパターンとイワシパターンが混在する状態で釣りが展開されます。最初のポイントから気持ちよくグッドサイズが釣れ続けたのですが、カメラのバッテリー切れで急遽iPhoeにて撮影。そのため、そのほとんどの写真がピンボケでゴメンナサイ。

現況を報告するとこんな感じ。

ベイト
シーバスから吐き出されたカタクチイワシ

ベイトのイワシサイズは大体7cmくらい。バチ抜けは湾奥に多く、外海になるほどベイトのパターン。ボイルはバッと湧いてはすぐに止まり、距離を置くとまた始める感じなので少しスレているのかもしれません。なので、最初の一投に手を抜かず丁寧に釣ればポイント移動ごとに釣果が出るので釣果は上々。サイズは50cm〜60cm弱が中心。ラインはフローティングでフローティングミノーにもドバッと出るけれど、ほとんど沈まないゾンカーやミノーパターンをゆっくり引くのが現在のヒットパターンのよう。

今後は少しずつ海も温まり、激しいアタックが増えることでしょう。渓流の釣りはゴールデンウィークからだと思っている方には、今のシーズンが数と適度なサイズが釣れるので、オススメできます。ちなみに私はゴールデンウィークの渓流は人が多いので、その時期はやっぱり東京湾に浮いてます。ゴールデンウィークだからと言って船の数は変わりませんからね。

♪眠れない夜と(春)雨の日には、忘れかけていた愛(手応え)がよみがえる〜♪
昭和ソングシリーズ、ちょっと強引だったか・・・。

東京湾シーバス
ブレブレでスミマセン。フローティングミノーでもたくさん出たけれど、インタミにストリーマーの方が部があったよう。
横浜シーバスフライフィッシング
夜の景色をiPhoneで始めて撮ったけれど、やっぱり闇夜は苦手なのね。
シークロ・2号艇
今回はシークロの龍ちゃん号。相変わらずのフィッシングバムさに脱帽です。
シーバス
あとでキチンと洗うのであれば、ソルト用の高級リールである必要はありません。

 

粉雪

♪街の明かりがとても綺麗ね横浜、ブルーライト横浜〜♪

シーバスガイド船であるシークロに乗ってポイントを移動する時にいつも口ずさんでしまう、いしだあゆみのブルーライトヨコハマ。昭和歌謡ってなんかしみじみ良いなぁと、ベイブリッジと街のネオンをぼうっと眺めながら思う次第。昨日はなぜか昭和歌謡とヒーローソングを熱唱しながら釣りをしてました。なぜだ?

東京湾シーバス
ラインはインターミディエイトにフライはゾンカーや小さなミノーベイトフライ。ベイトよりバチ抜けを食っているようでした

爆風の中で壁際にフライを打ち込むとつい口ずさんでしまうのは、♪壁際に寝返り打って♪(勝手にしやがれ)と沢田研二。フライラインがたなびけば、♪赤いマフラーなびかせて〜♪(サイボーグ009)とまるで寒い親父ギャクのよう。カラオケでもないのに熱唱しながらの釣りは、バチ抜けシーズンでインターミディエイトラインが活躍。

東京湾シーバス
シーバスはオレンジの光好きだと私は思う。壁際へ打ち込めば沢田研二が、ではなくシーバスが

気温の急降下に強風と条件があまり良いとは言えないけれど、歌えば楽しくそして寒さも吹き飛ぶ。気持ちを前向きに釣りをすれば魚の活性も上がるようで(本当?)、ランガンで攻めていくうちになんだかんだで数はそこそこのキャッチ。サイズこそ伸びなかったものの、『死ね死ね団』(レインボーマン)を歌いながら盛り上がるのでした。

北東風が北西風に変わる頃、シーバスのあたりは遠のき、体は一気に冷えひえモード。ちょうど上がる時間だったので、頃合いの良い引き際。そして本日のキャスティングスクールのために足早に帰ったのですが、山手トンネルを抜けるとフロントガラスには粉雪が・・。私の頭の中ではレミオロメンがヘビーローテションで流れ始め、家路に着きました。

え?昭和歌謡じゃない?じゃぁ、イルカの『なごり雪』ということで、♪東京で見る雪はこれが最後ねと♪。お後がよろしいようで・・。

東京湾フライでメバル
この6時間前にイワシメバルへ出かけて不調に終わり、この船に乗ってメバルを釣るの図。私じゃないですよ(笑)
東京湾シーバス
ゾンカーのほっとけで食った個体。う〜む今後のパターンが悩みどころ
東京湾シーバス
こんなシチュエーションでロープの下にフライを通し、壁にフライをぶつけてリトリーブする。普段のキャス練のたまもの
フライキャスティングスクール
本日のキャス練は大所帯?ではありません。サバロさんと横並びで行いました。たくさんの人々の練習姿を見ると、その意気込みに嬉しくなります。
キャスティングスクールにも20年の歴史。ざっと勘定して500名以上は受講しているけれど、最初の頃からずっとお店にいらしているお客様もたくさん、感謝するばかり。

 

海の点を探す『オオニベチャレンジ VOl,2』

今年に入って初の大きなイベントである宮崎キャンプ。と言っても私は野球でキャンプインするのではなく、オオニベという大物をフライフィッシングで仕留めるという旅へキャンプイン!そしてそのご報告。そう今年で2年目なんですが、一応10年計画なので釣果に関しては長い目で見てやってください。

レッドフィッシュ用のフライ
今回巻いて行ったフライは1番大きなもので20cmくらい。1番使っていたもので約9cmのフライ

昨年は周りを出し抜いて仕留めてやろうという慢心に打ち砕かれたので、今年はオープンにして皆で情報を共有し、とにかくフライ人口を増やしたいという、『数打ちゃ当たる!』作戦へ変更。そう、私が釣る必要はないんです。誰かが釣って皆で喜び、宮崎に新たなフライターゲットを作り、そこへロマンを求めてやってくる人が増えれば釣具屋冥利に尽きます。しかし、リーダー的な役割は必要だと思いますので、来年もまた予測をして12-2月までのどこかで私が宮崎キャンプを行いますので、皆さんも一緒に盛り上がってくれると嬉しいです。

さて、昨年の爆投5日間の失敗を踏まえての今年の釣り。大きな違いはポイントの絞り込み。昨年はポイント自体がわからないので、北は延岡市の五ヶ瀬川の河口から南は青島まで実際にポイントを見て回りました。結果的に絞り込んだ場所はやっぱり釣り人が多い耳川河口から青島までの間で、その中でサーフと河口が絡んで、かつ潮通しや起伏を見て数カ所まで絞り込むことができました。

ご来光を浴び、こうして毎年釣りができることに感謝

そんな感じで移動時間の無駄撃ちを減らした初日は宮崎市のど真ん中。予報通り波が高くフライ向きとは言えない状況でロッドを振りまくり。ラインが波に煽られてしまい、テンションをかけることもできずに終了。

二日目もまだまだ波がおさまらない中、離岸流を探しながら足で良い場所を探しながらの爆投。結果何もなしで筋肉痛。

波っけのない朝夕は、大きめのミノータイプを多用。日中はダンベルアイの入ったフライを使ってました

三日目は少し波がおさまってきたが、潮色があまりよくなくオオニベのベイトとなる餌を探しながらのキャスティング。気がつけばどれだけ歩いたのだろう、という位投げて歩き回った。会う釣り人は餌師を含めてすべて空手で、低気圧が抜けた後にベイトもどこかへ行ってしまったという感じだった。

この貝の他に法螺貝らしき貝もたくさん発見。この貝は本当に流れ着いたものなのかな?宮崎ってスゴイ

四日目は波がおさまり釣り人の直感では釣れそうな日。大潮のおかげで潮色も良くなり、午前中に突然魚っけが出始めた。しかし、ワサワサを感じて投げるも釣れてくるのはヒラメくん。近くのルアーマンはバイブレーションで50cmほどのチヌをあげていた。午後には魚の気配も落ち着き、静かな波打際。爆投もこの頃になると筋肉痛はなくなり、腕が太くなっていくのがわかります。

今年もヒラメくんが姿を見せてくれましたヨ。フライはクラウザーミノー。鉄板です

最終日は釣るなら今日しかない、という位のフライ日和な凪。どこへ投げてもラインのテンションがかかりやすいけれど、反面潮が効いている感じがなく、釣りやすさに反して魚っけが全くない大潮ど真中。日が暮れる頃までボイルを探したが何もなく終了。

三日目には鹿児島のお客さんが駆けつけてくれて参戦。フライ人口が一気に上がりました

結果的にまた次回へ持ち越しですが、今回の成果は実際にたくさん釣っている人の貴重なお話をたくさんいただき、次回へ向けてさらなる絞り込みができた、有意義な時間でした。新たに得た知識と経験をすぐに試したいのでハーミットの景気が良くなれば、今季2月末までにもう一度行きたい感じですが、ちょっと無理かな・・。

四日目、五日目は一緒にスティールヘッドへ行ったことがある、福岡のお仲間と一緒に爆投です

ということで、来年もやりますよ宮崎(オオニベ)キャンプ。昨年の教訓と今年を合わせて思ったのは、ストイックにオオニベだけを狙って一緒に頑張りましょうというと皆さんが引いてしまうので、来年はシングルハンドも持ち込んで状況に応じて狙います。こんな感じかな?
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凪いでベイトの気配を感じれば一日中オオニベ狙い。またとないチャンスです。

波が高いけれどベイトがサーフによっている時は、ヒラメ狙いでもしかしてのオオニベの交通事故を期待する釣り。

波がそこそこ高くそしてベイトの雰囲気が全くない時は、地磯へ行ってヒラスズキ狙い。結構釣れるんですよ、宮崎。

波が高すぎて磯にも乗れない時は釣りを夜に変更して、河口部のマルスズキで癒される釣り。
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私の私的考察ではフライフィッシングでオオニベを手中にする確率はルアーの方々の100倍くらい難しい感じ。情報・ポイント選び・テクニック・運の全てが合致した日にしかヒット率が上がることがなく、もしそれ以外の時に釣れるとすれば、海の中の点とフライラインが一直線に結ばれる時、その人は運に導かれた人。それは10億の宝くじみたいなものでしょうから、私的には「釣れちゃった」ではなく、釣り人として「釣ってやった」に少しでも近づけたいと考えます。

今期2本キャッチしているルアーマンに、オオニベについて詳しく教えていただきました

ま、そんな塩梅ですからご当地のフライフィッシャーマン方々はこんな感じで楽しめば、もしかしてあなたが日本記録保持者になれるかもしれません。実際に釣って見たい人はなんでも管理人に聞いてくださいまし。

そんなこんなで帰ってきたばかりなのに、もう来年の妄想が止まりません。
釣り人の妄想を抑える薬、どこかに売ってませんか?(笑)
最後になりますが、今回は多くのお客様に応援をいただき、また一緒に釣りに参加していただきまして本当にありがとうございました。皆さんの応援を糧にまた来年も頑張りますのでよろしく!

ラインバスケットにも疲れが見え始めたかな
このショットも別のブログで見たような。五日目は日が暮れるまでこの周辺でボイルを探しました
五日目の凪は本栖湖よりも波立っていません。あとはベイトが接岸するのみ・・。
気がつけば日差しが強いことを忘れてしまい、昨年同様に私の顔はキカイダーか、ハカイダーのように・・

 

東京湾奥シーバスの近況

先週と本日はシーバスのフライフィッシングスクールを開催しましたので、東京湾の近況を少し報告。

今回のシーバスのフライフィッシングスークルは『シーホース』さんを利用しての釣り。なので湾奥から川崎までが現在の中心エリア。9月に入って連続の台風続きで多摩川、荒川ともに濁りが綺麗にとれる日が少ない状態。そのため下流エリアに当たる場所はポイントの選択が日々変わるります。そのおかげでトップウォーターのミノーフライでは多少濁り気味の方が良いので、今後も昼間の釣りは例年よりは長い期間楽しめそうです。

曇り空や雨のおかげで、魚は比較的アバウトな場所でもアタックしてくれてます

水温は少しずつ低下しており、湾奥にも魚がかなり入ってきました。この秋はまだ夜のシーバスには出ていませんが、川筋の濁りが少し引いた日はかなりの釣果が出ているという船長の談。10月からの大物狙いは期待しても良いと思います。

ストラクチャーにどれだけタイトに、そしてテンションをずっとかけることができることができるかが、ヒットへの鍵

さてさて、先週と本日の違いですが、少しずつ魚も湾奥に入り活性が上がり始めているので、川崎エリアまで遠出することもなく、楽しめるような感じになってきました。サイズは40〜65cmくらいが中心ですが、あとはみなさんの腕次第?です。

ブレブレでごめんなさい。でもこうして写真に納めることができるくらいバイトがあるんです。最低でも一人20発は出るかな

フライは各自思い思いのフライを巻いていらっしゃいますが、サイズは6cm〜7cm程度の沈みにくいサイズを作ることが肝。ぶっちゃけ、ハーミットで販売しているUMAフライがバランスが良くフックポイントの位置がベストですので、このフライを真似て作ってもらうのが一番と感じます。長さはボディサイズが6.5cm程度、尻尾まで入れて9cmくらいです。フォーム素材は8mmサイズの下1/3をカットしたカマボコ状で、頭を丸く作ってダイビングしないような形状にすると、引き波が立ちバイトが増えます(ウォブリングもします)。

ビシッとキャスティングが決まり、壁際にフライが入るたびに「ドヒャ!」とか『オ〜ォ」という歓声が上がります

台風も落ち着いて秋雨前線が抜ける頃には、どちらのチャーター船も土日は予約でいっぱいになると思うので、早めの予約をお勧めします。私のシーバスフィッシングは、これからは荒川のリバーシーバス狙いで遊んでみようかな。

東京湾奥シーバス絶賛フライへのバイト確率上昇中。シーバスがワンワン唸っているこの時期、あなたも出かけてみませんか?

ロッドが海が突き刺さりそうな勢い。夏から秋にかけてのシーバスは元気いっぱい
至福の重みはどれだけ頑張ったかの証
また遊んでもらうために丁寧にリリース
水面炸裂。ジャンプにボイルはシーバスの醍醐味
ここまでちゃんと読み進めた人、人より一歩前へ出る技を教えます(大したことじゃないのですが・・)。シーバスフィッシングにはペーストのフロータントを持って行きましょう。こうすることで沈み始めたフライは復活し、ついでにリーダーもヌリヌリすれば引き波抜群。荒れてない日はこの引き波がシーバスを誘います
ヒットフライはUMAフライ。1個買って、真似て作ることをお勧めします

 

家族にはシーバスよりもタコ

夏のシーバス
夏シーバスらしい色の濃い魚体。シンキングで引っ張ってみた1尾

真夏の太陽を浴びての東京湾でクルージング。なんか暑そうに聞こえるけれど、アスファルトの路上よりもずっと涼しいし、海風が絶え間なく吹くので意外と心地よいもの。そして何と言っても夏シーバスは2月頃のシーバスに比べると倍ぐらいは引きが強い感じ。もの凄いロッドの絞り込みをするからどんな奴が現れるのかと思ったら、50cmくらいしかなかったりします。

東京湾でハーミットがオススメするシーバスガイドは『シークロ』か『シーホース』のどちらかだけれど、羅列すると兄弟船みたい。で、今回は横浜・東神奈川にあるシークロにお世話になることに。今回は朝出船なのでメインはもちろん水柱が立つシーバスのフライでのフローティングミノー。ここの所タコも豊漁だということで適当なところで蛸釣りを楽しむというダブルヘッダーをお願いしました。

シェード際へキャスト
シェード際へキャスト。よりタイトに攻めることでシーバス君のチェイス数がグンと上がる

今回は夏休み中ということもあり、子連れ狼的な出船で息子にはルアーを投げさせ、私はフローティングミノーというスタイル。開始早々からバイト連発だったけれどオヤジが沢山釣ってもしょうがないので、抑え気味で楽しんでました。

Winston Jungle Rod
ウインストンのジャングルロッドの速射力はバツグン。手返しよく釣りができる。でもこのロッドは本来ピーコックバスやドラドなどを釣るためのもの

最近の状況はというと、現在シーバスのフローティンングミノーフィッシングは上り調子。潮色は夏の潮らしく赤茶色だけれど、この濁りがないとトップウォーターのフライフィッシングはごまかしがきかないのでとっても重要。10月の澄み潮になる頃はフライを見切るようになり、その頃は夜に紛れての釣りが中心になります。だから太陽がジリジリと照りつけても、日中に釣れる今の方が誰がやっても楽しい筈。それに前述のように冬に比べればその引きは抜群デス、ハイ。

夏シーバス
パワフルな夏シーバス。一度やったらやめられない

要所要所でシンキングラインでも試しましたが、今回はフローティングミノーに分ががありました。そしてキリの良いところで蛸つりへGO! と言ってもポイントはほとんど場所は変わらず、蛸を釣っている目の前でシーバスもボイルするので、二刀流の構えで準備が必要かもね。

タコ釣り
あぁ、この感触。久しぶりに感じたかも。タコは脱走の天才

私は普段三浦半島の先っちょでボラのフライフィッシングのついでに蛸釣りを楽しみますが、今回は船の上。仕掛けが違うのかと思って自分の道具を持って行きませんでしたが、全く同じでした(無料で貸してくれます)。蛸釣りは赤く塗られたテンヤ(二本針で重りがついた仕掛け)の上に通称アカベンという偽物のカニが乗っており、これを海底に着底させてチョコチョコと動かすという方式。岸の場合は少し放り投げてズルズルと底を這わせるけれど、ボートの場合は船が動くので、上げ下げしているだけで良し。

するとズ〜ンっと重くなるので、すかさず逃げないようにラインを張った状態で手釣り糸を手繰り寄せるという寸法。好調というだけあって10分に一度はアタリがあり、すべてをフッキングさせるのは腕の見せ所といった感じでしょうか。

タコ大脱走
釣ったタコが排水口から大脱走。ん?この光景どこぞのテレビで見たことがあるぞ
東京湾のタコ
排水口から逃げ出す寸前にナイフで急所を突き捕獲成功。この日一番の大きさは息子が釣りました

私は漁師じゃないから、息子と二人で3杯釣ったところシーバスへ戻るようにお願いし、その後は終わりまでシーバスを楽しみました。そしてこの夜は茹でた蛸で家族での”たこ焼き”パーティ。フライフィッシャーマンもたまには獲物を持って帰っての家族サービスです(笑)。ま、フライフィッシングじゃないですけれど。

シーバス
その後も船の影などで順調にフローティングミノーへのバイトあり。これからが本番のシーバスフィッシング。二刀流で楽しんでみませんか?

いい汗かいて、ビールを飲もう!

P8090021

忘れていたわけじゃないんですよ、更新。IDとパスワードを忘れてしまっただけなんです、ハイ・・。(本音は復旧が面倒で放置していたんですが・・)

さてさて季節は進み、あっという間にお盆です。この間私の釣りはサクラマスを追いかけ回し、6月終わりから関東の様々な渓流を釣り歩き綺麗なヤマメやアマゴ、そしてヤマトイワナなどをキャッチ(その行動はフェイスブックを見ていただいた方がわかるかも)。蝉時雨が激しくなる8月に入ったので、今はすっかり海モードへ突入。そして昨日は台風明けのシイラフィッシング。

MOFT
7月の最終土曜日は毎年MOFT(メトロポリタン・オフショア・フライフィッシング・トーナメント)なる関東のお店対抗のフライフィッシングトーナメントがあります。今年は第9回目
MOFT2016
MOFTはソルトウォーターフライフィッシングの楽しさを広めるために、入門者を優先したトーナメント。その記念撮影風景。今年のハーミットは2位でした・・。

私がシイラのフライフィッシングを始めたのはもう30数年前になるのかな。当時はルアーもフライもシイラ用の道具なんてなかったので、ルアーは硬ければ良いと思いフリッピングロッドにルアーはザラスプーク。フライロッドは持っている中の最高番手を使い、リールのシャフトを曲げてしまったりしながらやってました(笑)。 その頃から比べると道具はものすごく進化して比べものにならない位に釣りやすい環境。その反面釣りは細分化されすぎて「専用の道具を買わないと釣れないんじゃないの?」と思われる風潮。そんな業界の思惑か絡み合って新しい釣りへのトライに二の足を踏む人が多いんですね、きっと。

相模湾シイラフィッシング
そして、昨日の図。食いがたつと次々とロッドがしなります

シイラを釣ったことがある人はたくさんいると思いますが、その世界記録はご存知?IGFA(インタナショナル・ゲームフィッシング・アソシエイション)の記録を見ると39.46kgという大きさ。多分2メートルはあるでしょう。日本(JGFA)でも28kkg以上で、フライフィッシングでは21kgが上がっています。

オスのシイラ
オスのシイラはでこっぱち。もーれつア太郎を思い出します。え知らない?
シイラのメス
最近の道具はどんどん良くなっているから、女性だってこんなに大きいのを軽々と釣っちゃいます

しかし普段僕らが相手にするシイラのサイズは60cmクラスの2〜3キロで、相模湾でも10キロを超えれば上出来。大雑把な言い方をすれば最初のスタートは8番ロッドでも大丈夫、私も最初はそうでした。8番を使うと又長で70cm(全長1m近く)になるともうそろそろ限界で「海の魚ってこんなにすごいのか。」と感じる筈。もしそれ以上の魚が掛かれば、その魚が取れない悔しさで海の魅力にとりつかれることは間違い無し。

相模湾のシイラ
ちょっと良いサイズが来ただけで、10番ロッドが立ちません

シイラフィッシングを知らないあなた、フライで10キロの魚を体験したいと思いませんか?道具なんて中古でも何だっていいんです。まずはその魅力を知らないなんて、もったいないですヨ。魚にロッドをへし折られれば、それは本望じゃないですか。もしその魅力にとりつかれたら、その時は改めて根性の入った10キロオーバーを目指すタックルをハーミットでお買い物してください(笑)。

みんなで行こうよ、シイラフィッシング!船上ではノンアルコールビールを!
そして祝杯のビールは家に帰ってから。帰りはいつでも安全運転。

チャム=コマセ
コマセにイワシを使います。今回はマイワシ。かつをを狙う時はカタクチイワシを使います。ないと釣れないわけじゃないのですが、初心者に楽しんでもらうには一番良い方法です
ボロンIII プラス・ジャングルロッド
ハーミットのお仲間は、店主の影響を受けてウィンストンロッドにティボーを使う人がとても多いけれど、緑の竿が釣れるわけではありません。さて、この中で最新のロッドはどれでしょう? (ここに写るロッドは全てウィンストンなのだけれど、どれが新しいかわからないでしょ?)

フライフィッシングはリズム&ブルース

東京タワー
レインボーブリッジや東京タワーを眺めながらのシーバスフィッシング

昨夜のシーバスフィッシングは、大潮なのに魚のご機嫌がよろしくないようで釣果はパッとせず。バチ抜けシーズン後半の難しい時期。無性生殖で切り離されたであろう、小さなボディが忙しなく泳ぎまわる。その泳ぎをフライで醸し出すのはなかなか難しいのである。

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データを永久保存?

今年も管理人の釣行は週2回ペース。仕事が趣味の私は釣りしかないんだよね。ってか、趣味が仕事ってことかな?ようは釣具屋は釣りへ行かなきゃ、ただの人ですから。 続きを読む データを永久保存?

嵐を呼ぶ漢・again

昨年から引き続き嵐を呼ぶ漢、管理人です。

「出れますヨ。」って船長の甘い囁きに出船した春一番の夜。爆風が東京湾を駆け抜けるけれど、風裏はなんとなんとかなるでしょう的なお気楽な僕ら。こんな時は隙間フェチになってタンカーや風裏と灯りのからむポイントを探して回る。

シーバスフィッシング
隙間フェチな人たち。風裏なのに風が巻き込んでいるので、全く穏やかではない

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