イシモチ(グチ)のフライフィッシング:日向灘での釣り(オオニベ戦記2020)

気がつけばあっという間の一年。先だってのクリスマスイブに至ってはそんなことがあったのかを思わせるほど水道橋の夜は寂しく、そして今までにない静けさの中で仕事をしております。ゲームをほぼやらない私ですが、今年の正月は何かしらのゲームにでもハマってみようかな?

さて、今年一年を振り返って私が最後に皆様にお伝えできることは言えば、最近はサーフキャスティングの釣りが多くなり、その中でもイシモチ(シログチ)の釣り方が何となく分かってきたのでその釣り方でも紹介しようかな。

関東ではイシモチ、それ以南ではシログチ(グチ)と呼ばれる魚。大きさは20〜30センチ程度で塩焼きや煮付けで食べる人が多いかな?主に砂地を好むのでサーフキャスティングで釣れる魚の一つです。サーフでは様々な魚がフライフィッシングで釣れますが、表層近くを釣るか、そうでないかで掛かる魚種が決まります。

このイシモチは底にいる環虫類や甲殻類を餌とするので口は下向きであり、底ベタで釣る必要があります。底ベタと聞くとヒラメを連想しますが、彼らは自分たちの上を通る小魚を食べるので底を釣る必要はなく、意外にもかなり海面近くまで餌となる小魚を追いかけて来るので、そんなにベタ底にする必要はありません。

底付近を狙いではアジが釣れる事もあります。しかしながら、サーフで何でもかんでも釣ってやろうと思うと、フライサイズをある程度大きくするので思ったよりもアジ(特に口が弱いので、途中でバレる)やキスは掛かりません。ではフライタックルはどんなものが良いでしょうか?

ロッド:シングルハンドであれば9フィート6〜8番でフルキャスト。スイッチロッドであれば11フィート5〜8番でフルキャストです。基本的に20mも飛べば魚の居るところに届きまますが、フライの場合オモリとなるものがラインになるので、潮に流されやすく底を取りにくいのです。なので、ある程度沈むラインを使い、狙う場所よりも少しだけ遠くへキャストする必要があります。

リール:ラインが収まれば何でも良いです。しかし、イシモチを狙っていて思わぬ大物が掛かることがありますので、バッキングラインは最低でも150m位は巻いておく事をお勧めします。それと砂浜は潮と砂利が入るので、それに対応するリールだと尚良いでしょう。

ライン:おすすめはシンキングライン タイプ3です。タイプ3でもタナが取れてないような気がする場合は、さらに市販のポリリーダーのシンクレート(沈むスピード別のリーダー)で調整してみましょう。

リーダー:フロロカーボン9フィート-2〜0X。またはポリリーダーの10フィートモデルを使用
ティペット:0X〜20ポンド程度。長さは50〜1m

フライサイズ:#4〜#1/0。私が良いと思うパターンはクレージーチャーリー、クラウザーミノー、クラブやシュリンプパターンです。特に少し濁った場所を好むので、フライはティンセルの入ったものが良いと思います。

その他必要なもの:ラインバスケット。ハーミットで売っているラインバスケットが高いと思う方は、以前のブログ(こちら)を読んで自分で作っちゃいましょう。

狙い方:まずは太平洋側のサーフへ繰り出しましょう。波が高い日は却下なので事前に風向きや波の高さをインターネットで検索しておきましょう。目安は1.5m以下の波(凪)です。それと大潮の日も却下。潮が速い日はラインの流されるスピードも速いので、中〜小潮の日をお勧めします。距離的には20m以上を投げて釣りますが、タイプ3だとラインは1秒間に7cmほどしか沈みません。なので20m投げたところが水深が2mだとしても完全に着底するには25秒以上掛かります。私の勘所では大体20秒後に引き始めればその少し上をフライが通るので、その辺が良いと思います。

リトリーブ:そんなに引き方は気にする事なく引いてください。ただし、早すぎるリトリーブは他の魚がかかるでしょう(それも楽しいです)アタリはダイレクト、ある程度重量もあるので、シングルハンドだと相当楽しめるはずです。もし遠投に自信がない方は、キャスティング練習のついでに晩のおかずが釣れるかも?と思いながら楽しんでください。

そんなイシモチに好かれた私ですが、もちろん他の魚を釣るために日夜頑張っているのですが、まだまだ修行が必要なようです。これからも多くのサーフで経験して釣れる魚種を増やしていこうかな?

サーフフライフィッシング
私は他の魚を釣るためにダブルハンドの長いロッドを使ってますが、釣れるのはだいたい足元から二つ目の波間あたり、約20m程度です。ウェーディングは深くすると危ないので、足元に波がかかる程度の場所からキャストしましょう。
ラインバスケット
ラインバスケットは色々なものが出ているけれど、私のお気に入りはC&Fのラインバスケット。黄色いスクリーンは風でフライラインが流れ出ないように刺している、100均の簡易まな板を2枚ガムテーテープで止めたもの。
イシモチ(シログチ)
タナがあえばそんなに難しくないイシモチのフライフィッシング。どちらかというと距離が問題かも?距離が飛ばない人はライン回収最後の最後にソゲ(ヒラメ)かメッキアジ(エバ)が釣れるでしょう。
フライは大きいもので2/0番でも掛かる事がありますが、イシモチ専門で狙うのであれば、4〜2番サイズが良いでしょう。
サーフフライフィッシングでヒラメ
どっちが外道かわからないけれど(笑)、イシモチ狙いだった場合は外道であるヒラメ。私の感覚では最盛期である秋口〜冬間近は岸際10m以内で喰うイメージです。
メッキアジ(エバ)
ミスキャストした時に掛かるメッキアジは、波打ち際の早引きで掛かります。しかしメッキアジは比較的暖かい砂浜でしか釣れないので、関東では南房や伊豆半島南端が中心です。
ヒラスズキ
小魚が多い場所で投げていると時にスズキが掛かります。南へ行けば行ばこのヒラスズキ。関東ではマルスズキが掛かります。
オオニベ
そして最後に間違って掛かって欲しいオオニベ。私はこれが本命なんですが、なかなか掛かりませんなぁ。こっちを本命に釣る場合はショックリーダー(ティペット)は最低でも40ポンド位は使いましょう。

Mole Tail

なんか前回のタイイングと同じじゃない?と思っているあなた、そうです、ほとんど一緒なんです。なんで同じようなフライを載せたかといえば、単にこのドラゴンテールの小さい方を見つけて少しだけ安く入るので、それを載せたいが為に作ったフライ。ちなみに先日ライブ配信でタイイングを行いましたが、皆さんは動画と静止画とどちらでタイイングを見たいですか? 意見を頂けるとありがたいです。

本当は名前をモーラーフライにでもしたいのですが、『モーラー』は増田屋さんの商標ですので、モグラの「モール」とドラゴンテールの「テール」を取って一応名前にしてみました。とはいうもののモグラの尻尾にはチト似ていませんが・・。

仕上がりの大きさは約9〜10cmと一番ミノーらしいサイズ。とりあえずはシーバスに使うカラーの3色を仕入れてみました。元々がおもちゃだから、トラウトに使えそうなカラーがあんまりないので今後カラーが増えることは多分無いと思います(ブラックとかオリーブだったら巻きたいですか?)

水中では存在感のあるボディがレロレロの動き。大きいドラゴンテールと違って重くならずキャスティングも楽なフライです。ゾンカーフライに飽きた人はタイイングしてみてください。

Mole Tail

Hook:Gamakastu S15 #1/0
Thread:Uni THread 3/0
Body:Mole Tail
Flash:EP®Sparkle
Head:LLAMA Fiber
Eye:EP® Plastic Eye

手順はラウンドヘッドストリーマーと一緒なので、サラッと書いていきます。まずは全体に軽く下巻き。ボディーとなるモールテールがズレてこないようにするために行います。
まずはプラスティックアイの装着。フックアイから約2〜3mm後方(写真の位置)に襷掛けで巻き留めます。アイがぐらつかないように何重にも巻き留めて、止めた位置に瞬間接着剤をたらします。
プラスティックアイを取り付けたら、そのすぐ後ろからモールテールを巻き止め、フックベンドの方までしっかりと巻き止めます。このときモールテールの先端は少し長いので、少しカットしましょう(私は5mmカット).
フックベンド付近までスレッドをで巻き止めたら、同じ位置にギニアフォウルを1枚巻き止めます。フェザーを逆撫でして、境目ができたところが巻く位置です。その境目をフックシャンクにしっかりと巻き止めましょう。
巻き止めたギニアフォウルフェザーはハックルで挟んで右手で持ち、左手は全ての毛が左方向に向くように引っ張りながら巻いていきます。
ギニアフォウルフェザーを全部巻くとこんな感じ。スレッドと巻き終えたギニアフォウルフェザーの軸を交差させて材料をしっかりと巻き止めます。右側に出たいらないフェザーと軸はカットしましょう。
次にヘッドとなるラマファイバーの切り出し。長さは9センチ程度にカット。横一列をカットしましたが、使うのはこの1/3くらい。
カットしたラマファイバーの量は9センチ×1センチ程度を取り分け、まずは上半分に巻き止めます。スレッドはプラスティックアイのすぐ後ろまで巻きながら移動しておきましょう。そしてこの位置に前(写真右)に3/2、後ろ(写真左)の位置で巻き止めます。この時気をつけることは、ラマファイバーがフックシャンクの上半分を覆うように巻き止めることです。
今度は下半分を巻き止めます。先程と同じ手順の同じ量でラマファイバーを巻き止めます。すると写真のような感じでフックシャンクが全て隠れ上下にラマファイバーが分かれた状態になります。
さらに同じ位置にEPスパークルを少量巻き止めます(お好みで)。
スレッドはアイの後ろ(左)から前(右)に向かって巻き進め、この位置でラマファイバーをフックシャンクを覆うようにしてしっかり撒き止めます。
前に伸びたラマファイバーは全てテール側へ手で引っ張り、そのすぐ前にスレッドを巻き止めて折り返したヘッドを作ります。この時注意するのは、フックシャンクを綺麗に覆うようにして全体が均一になるようにテール側へ返します。この状態になったらスレッドはウィップフィニッシュしてカット。そして巻き終えたスレッドに瞬間接着剤を塗りましょう。
フライをバイスから外し、ヘッドはクシを入れて整えます。全体が綺麗に整ったら、棒をカットしたプラスティックアイを用意。接着面にはジェル状の瞬間接着剤を塗りましょう。アイは棒が突き出た位置に接着。乾くまでに約30秒ほど掛かります。
はい、フライの出来上がり。とっても簡単で動きがミノーらしいフライが出来上がります。作ってみた感じではこの1/0番が一番使いやすいと思います。
カラーバリエーションはこんな感じ。なんてサイケデリックなフライなんでしょう。一見魚とは似つかわしくない配色ですが、夜のシーバスはUVカラーに反応するので、このカラーで間違いなく喰ってきます。お試しあれ。

 

Fortune(フォーチュン/運勢)

TVを付けると「今日の最も良い運勢は1月生まれのあなた。」なんて言われた後に、チャンネルを変えると別の番組では星座占いや血液型占いをやっていて、それがまた自分に合致していたりして。「お〜、今日はダブルで幸運な日なのか!」なんて喜んじゃいけません。

先だっての月曜日はそんな運勢だった筈、テレビが言うにはね。

普段なら「こんなTVの占いなんてあたらない方が良い。もしその日が最も良い運勢ならば、後は下るしかないのだから、何事もほどほどが良いよな。」と嫁に向かって呟きながら出勤するのだけれど、なまじふたつも重なっちゃうと人間は少しは期待しちゃうじゃありませんか。

今宵はボートシーバスの日で前日よりも生暖かい微風が釣り人心をくすぐる。釣りに関しちゃいつでもポジティブな私だから、ヤバイぜ本日はランカーサイズが出ちゃうかも?

早々に用意してボートに乗り込み、いざコノシロシーバスを求めて夜の海へ。そして現場へ着くなり、魚探が壊れていることが判明。でも昨日まではここでそこそこ出ていたんだよね、という解説で闇に向かって23センチのでかいフライをフルキャスト。魚群を映像で確認という安心を得ないまま3時間以上を投げまくって掛かったのは1本のみで、ランカーとはちょっと言い難いサイズ。その後はお茶を濁して40センチほどのシーバスを数本とってあえなく終了。占いなんてそんなもんさと言いつつ、ふと思いついた。

そうだ今日はこの腹癒せに午後から弁慶池にレインボーでも狙いで行っちゃおう。結構釣れているみたいだしね。自宅には朝3時過ぎに着きその後就寝。

睡眠時間を削って自宅を出たのは11時過ぎのこと。通勤の混雑を避けて永田町駅に着いたのだが、赤坂見附はランチタイムでそこそこの賑わい。その光景とは裏腹に弁慶池に浮かぶボートがないので、平日は空いてて良かったと思った。しかしなぜか一艘も浮いていないのである。不安は的中し、「本日は貸切りにつき一般の方は入場できません。」の貼り紙が・・・。

私の休日はあえなく終わり、その後はベースキャンプで昼呑みしてやさぐれていましたとさ。

世捨て人的格言:釣りは占いに頼るな

自分の中では釣れちゃうオーラを纏っているつもりで、23~25センチもあるフライに一生懸命システムを組む。その気になってたのでこのリーダーストレッチャーごとボートへ持ち込んだのさ。
付かない魚探は飾り物と化した。そうとなれば運と感で闇夜の海原下にいるコノシロにつくシーバスを探すしかない。
さらに追い討ちで、隙間狙いをするためのタンカーが全くいない。外海は暗くとても静かなので、運河の中で良さそうな所を探すしか手立ては無し。
ヒットフライはビースト23センチ。唯一よかったことは、このフライは軽くて投げやすいということ。この一本だけで、あとはお茶濁しでやった埠頭の灯りで釣った小物のみ。筋トレだと思えば有意義な夜でした。
睡眠を削って出掛けた弁慶池。あれ?ボートがない。そして内釣り堀には葉加瀬太郎さん風の方ともう一人が何かの撮影のご様子。
約3ヶ月ぶりに電車に乗って無駄足に。でもベーキャンで独り忘年会ができたから良いかな。師走だというのに何か物悲しい一日。

Round Head Streamer

東京都はコロナのおかげで自粛モードになり、お店が暇です。来店がほとんどないので通販頼りになります。現在は新製品の更新は一通り終わった感があるので、新しく仕入れたマテリアルのその使い方でも紹介しようかと思います。

今ハーミットではタイイングのライブ配信を準備中。ゆくゆくはブログと動画の両方をやっていきますので、私がそばにいなくとも今後は皆様のタイインがよりスムーズになるように願ってます。また、ハーミットに置いてあるマテリアルで使い方などわからないものがあれば、それを使ってタイイングするフライを紹介していきたいので、メールかハーミットFacebookで呟いてくださいまし。

さて今回のタイイングはEP クラフトファーブラシとラマファイバーを使ったフライタイイング。出来上がりサイズは9センチほどで、サイズを変えればトラウト狙いのストリーマーにもなりますので、まずは真似て巻いて見てその後は自分なりにアレンジしてみてください。今回のフライのレシピは以下の通りです。写真は多いですが、タイイングはいたって簡単デス。

A2Z風(ラウンドヘッドストリーマー)

Hook:Gamakatsu S15 #2/0
Thread:Uni 3/0 Thread
Wing:EP® Craft Fur Brush
Flash:HL Ice Wing Fiber
Head:LLAMA Fiber
Eye:Game Changer Eyes or EP® Plastic Eye

フックサイズは色々と試してみたのですが、ソルトフライで使う場合はこの2/0サイズがバランス的に相性が良い気がします。まずは適当に下巻きしてフックのベンド側(写真左)へスレッドを移動しておきます。
写真の位置にクラフトファーブラシを巻き止めます。この商品は芯がワイヤーなので、ニッパーかワイヤーカット専用に丈夫なハサミを用意しましょう。
クラフトファーブラシを写真のように左手で左方向へ引っ張りながら、フライの軸に巻いていきます。一回転するごとに毛が絡まないように左手で何度も撫でながら巻くのがコツです。クラフトファーブラシはフライのシャンク(軸)に6〜7回転重ならないように前方向(写真右)へ巻き進めましょう。
巻き終えたら、スレッドで巻き止めニッパーでカットします。このブラシには3種類のマテリアルが挟み込んであるので、たったこれだけで雰囲気のあるストリーマーウイングが作れます。
今回はプラスティックアイの棒を切らずにたすき掛けでプラスティックアイを止めていきます。止め方はダンベルアイを巻き止めるのと同じ要領。斜めに3回かけたら、同じ要領で反対向きに3回巻き止めます。最後に根本を絞るように巻き止めてアイが動かないようにキツく巻き止めましょう。(今はゲームチェンジャーアイも輸入しまてますので、そちらの方が作りやすいです)
巻き止め終わったらアイが動かないように瞬間接着剤を塗ります。
ヘッドを用意しましょう。ラマファイバーを使います。この材料は好きな長さにカットして使えるのが良いところ。今回は6センチほどにカットしました。
6センチにカットしたラマファイバーを適量(1センチくらい)を巻き終えたクラフトファーブラシのすぐ前に巻き止めます。この時、このラマファイバーはフック全体を覆うようにして巻き留めてください。難しいと思う方は上下に分けて2回巻き止めると良いでしょう。
ラマファイバーを巻き止めた場所にアイスウイングファイバーを適量巻き止めます。アイスウイングファイバーは8インチあるので大体真ん中で巻き留めて手で折り返して左方向に撫でてまとめます。
前に伸びたラマファイバーはクシを使って後ろへ撫でてひとまとめにします。この時に各面からクシを入れて、後ろへ折り返すラマファイバーは偏りなく針軸全体へ折り返すようにしてください。
ラマファイバーを後ろ(写真左)にひとまとめにしたら、そのすぐ前にスレッドを何回か巻きます。
このラマファイバーをつける動作をもう一度やります。現在のスレッド位置にラマファイバーを適量巻き止めます。今度は上下に分けて巻き止めてみました。なので写真は上半分を巻き止めた図。
続いて下半分を巻き止めてスレッドはこの位置(写真右方向)へ巻き進めます。
先程と同じようにスレッドをアイ側へ滑り込ませ、前方に伸びたラマファイバーを写真左へ撫でてひとまとめにします。
ラマファイバーを写真左方向へひとまとめにしたら、スレッドをアイのすぐ前で何回か巻いて、ウィップフィニッシャーを使って結びとめてカットしましょう。
巻き止めたスレッドにはヘッドセメントか瞬間接着剤を垂らしましょう。そしてラマファーバーはクシを入れて丁寧にヘッドの形を作ります。
まとめるとこんな感じ。まだ右目がついてませんね。この状態だと反対側には目があります。もう一つプラスティックアイを用意し、今後は棒の部分をニッパーでカットして半球だけにします。一度裏返ししてアイの位置を確認しましょう。
裏返すとこのようにアイがありますが、この位置の真反対に棒が出ていますので、その位置に専用の瞬間接着剤かエポキシ接着剤でアイを貼り付けて完成です。
写真の数が多いので手順が複雑のように感じますが、いたって簡単に巻けてタイイング時間がかからないフライパターンです。これから初めてシーバスをチャレンジする人もぜひ巻いてみてください。
この6本を巻くのに1時間も掛かりません。色違いを巻いてみましたが、トラウト用に巻く場合はB10Sの#4フックで黒系を巻くと良いでしょう。同じ材料を使う必要はありませんので、あなた好みでアレンジしてみてください。

 

 

100投入魂(キャスティング場所が確保できない現状を打破する為の努力)

フライフィッシングの魅力の一つとして挙げられるのは、フライキャスティングのスキルアップ。もちろんそんなにかしこまって練習しなくてもフライフィッシングは楽しめるのですが、より高みを目指そうとすれば飛距離やコントロールのスキルアップが必要になってくるのは、他のスポーツと同じかもしれません。

例えばゴルフ(私はしませんが)。道具を一式買って次の日にゴルフ場でラウンドするということはまず無理でしょうから、先輩のアドバイスで「打ちっぱなしでまっすく飛ぶようになったら連れて行ってやるぞ。」とか、パターゴルフを楽しむあたりからスタートだと思います。フライフィッシングはそのスタートが管理釣り場であって、投げようと思った場所から数メートル外れて水面に毛針がついたとしても魚は居る訳で、お魚は釣れるし掛けてから取り込むまでの一連の動作を学ぶことができます。でもキャスティングが疎かでも釣れてしまうとそこから抜け出せず、なかなか次のステップへいけないのですね。

なので、そのキャスティングを僕らは釣りから離れて練習している訳ですが、このスポーツ(キャスティング競技があります)の認知度が低過ぎて、年々やる場所が減ってしまい困ってます。

私がフライキャスティングに目覚めたのは、中学生の頃に秋ヶ瀬公園でその練習会やトーナメントがあったので、それに参加したのがきっかけでしょうか。その団体に所属していた訳では無いですが、一緒に練習をしたりトーナメントの様子を眺めることで、色々と勉強になったものです。なので、秋ヶ瀬公園でこのスポーツをしていたのがもう40年以上も前のことなんですね。

時は流れ今はどうでしょう?このスポーツに限らず世の中の人は全てにおいて責任を取りたく無いものだから、公園や広場には禁止事項だらけ。昔からキャスティングをやっていたその場所はマイノリティなクレーム意見が尊重され、どこにも居場所がなくなってしまった訳です。都会でこのスポーツを認知してもらうにはどうしたら良いものでしょう。今更ながら悩ましい日々です。

ということで、昨日は釣りへ行く予定でしたが、前日が23時近くまで仕事をしていた為に釣りへ行く気にならず、キャスティングの自己練習に励んだ次第。その理由はキャスティング場所を求めての河川敷放浪。今まで使っていた場所が河川敷の工事の為に立ち入りができなくなってしまったので、歩きさまよっているのです。健全にできるのであればお金を出してでもやりたいので、どこか良い多目的広場は無いですかねぇ。もう秋ヶ瀬周辺には拘りませんので、東京近郊でできる場所があれば教えてくださいまし。

一人でキャスティングをやっている分にはさほど言われる事はないのですが、10人も集まってキャスティングをすると威圧感があるのか公園管理の方に言われてしまうのです。ゴルフやラジコンは明確に書いてあるのですが、「危険な行為」と書かれている一文に括られてしまうのが、なんとも悲しい。僕らだって他人に迷惑が掛からぬようひっそりと端っこでやっているのにね。で色々と見て回りましたが、台風19号以降手付かずの河原は伸び放題、もしくは河川工事だらけでどこにも開けた場所がありません。
東京都の飲み水である彩湖は釣り禁止です。この周りはサイクリングロードがあり自転車には優しい場所なのですが、多目的スペースというものがなく空いているスペースは野球かテニス、陸上競技しか無いのです。僕らはどこへ行けば良いのやら・・。
水辺でスペイキャスティングの練習でもしようかと思ったけれど、今月はオーバーヘッド遠投の旅があるので今回は却下。対岸ではスイッチロッドらしきものを振っている方がいらっしゃいました。何か釣れたかな?
私は空き地を見つけて独り18フィートカムイでオーバーヘッドキャスティングの練習。50mのスケールを伸ばして練習開始。無風状態ではコンスタンスに飛ばせるのは38〜40mくらい。たまにタイミングがあってうまく行ったケースでも44mちょっとでした。15フィートロッドと距離は変わらないです。トーナメントラインの1/3位の重さだから、こんなものかな。
あまり距離に変動がないのでピック&シュートに切り替えたらなぜか距離が延び始めた。そしてそれを繰り返しフォロワーの風が吹いて「決まったな」と思った状態で、46m。しかしラインは綺麗には落ちてませんから実際の釣りで綺麗にターンした状態を考えると、毎回きちんと飛ばせる距離は38~40m位なのでしょう。この後に2/0のダンベルアイが付いたソルトフライを付けてキャス練しましたが、その重さで距離が伸びるかと思いきや、やっぱり空気抵抗なのか42mちょっとが限界でそれ以上は飛びません。実釣の時はフォロワーで釣りをするので、これよりは少し距離が伸びるかもしれませんが、後ろのバンクが反り上がっているので、キャスティングの角度が変わる為に実際はどうなることやら・・。
今回はAirflo Delta X-Purpose SHST13/14(13.0m)40g/620grainなので、ラインが少し軽いかもしれません。そして18フィートのカムイを続け様に100投すると腕はすぐにパンパンになります。体を捻り過ぎて筋が痛くなった事もあり、100投入魂して帰りましたとさ。

インフィニティ

昨日の釣りでふと思い出した言葉。

『 to infinity and beyond(無限の彼方へ、さあ行くぞ!)』

ご存知、映画トイストーリーに出てくる、バズライト・イヤーの決め台詞。私が泣ける映画を3本あげるとするならば、『ラストコンサート』『ライムライト』『トイ・ストーリー』なのですが、特にトイ・ストーリーは自分の子供たちの成長時期に合わせてシリーズが進んだので、純粋だった子供たちがおもちゃから離れていく過程を見て親心としてしみじみ思うところがありました。

先週のシークロ釣行と比べれば昨夜は鳴かず飛ばずと言ったところ。思いを込めて巻いたフライたちはあまり活躍する事なく終わったのですが、先客ありのベストポイントを諦めトロトロと走ると、少し離れた場所で起こるボイル。

その常夜灯下を狙えばワンキャストワンヒットの時間が延々と続くので、大物釣果が思わしく無かった私を癒してくれるお魚たち。

あまりにも釣れるので、
「この魚、次の便の人に取っておいた方が良いんじゃない?」と、リュウちゃんに提案。するとリュウちゃんの答えは、
「この後は朝便なので、次は明日の夜。先の事だから無限に釣っちゃってください。」とのご回答。

そうか、なるほど。

「無限の彼方へ、さぁ行くぞ!」

世捨て人的格言:シーバスは闇夜から湧いてくる

無限ループは時間いっぱいまで楽しみましたとさ。

大物は隙間フェチ。なので大物狙いの時は二人乗船でも一人しか狙えないので釣れたら交代。ラバーバンパーと船の間にできた隙間は50センチほど。その奥の奥へ入れた時だけ反応があります。今回はお客様が予約した船に便乗しました。
先だってもハチマルをキャッチした方なので、そのキャスティングは手慣れたもの。わずか数投でこの魚を引きずり出しました。
メジャーを当てればご覧の通り開始すぐにナナマルをキャッチ。それに続けと私もすぐさまそのポイントに入り直したのですが、お魚の反応はイマイチ。前回のようにはいきません・・。
各所で叩いたのですが、私は最初の2時間ほどは何にも釣れません。もちろん大物狙いなのでフライはずっと18〜25センチを投げまくったのですが、25センチのTボーンフライはゴツンという大きなアタリをもらうもフッキングせず、今日はオデコかなとも思った位です。
最終的にオデコ回避でフライを13センチ3/0番まで落とし、常夜灯下でイレグイ状態。シーバスの他にサバも顔を見せてくれましたヨ。
帳尻を合わせるかのように常夜灯の下はワンキャストワンヒット。サイズは40〜60センチと言ったところ。例年だったらこんな入れ食いは大喜びなのですが、取れなかった大物を悔やんで延々と釣り続けた次第です。何本釣ったかわからない位ですが、残った時間で計算すれば25〜30本くらいかな。
帰り間際にもう一度だけ船の隙間をやらせて頂き、なんとか最後はこのサイズまで出して終了。大型のシーバスは隙間かコノシロの上にいます。コノシロは常夜灯の下にはつかないので、結果的にポイントとしてわかりやすい隙間狙いが多くなるのが夜の釣り。
今回はこのTボーンフライ25センチに一度だけバイトがありましたが、残念ながらフッキングせず。次回はビースト巻いていこうかなぁ・・。

年間消費量(本栖湖戦記2020年)

今年も年間釣行数は90日近くいくのかな?冬になっても釣行回数は落ちない管理人です。この時期は色々な釣りへ出かけるので車の中は煩雑になり、少しは整理しないとな。座席の下にはリーダーやティペットの袋がいつの間にか紛れ込んだりしてますが、ティペットの年間消費量ってみなさんはどれぐらいですか?

私の場合はなんだかんだで10スプール以上の空きが出ますが、その中でも特に目立つのが2Xのティペット。フライフィッシングの中で何釣りが一番好きか?と問われれば、皆さんと同じヤマメが一番好きなのですよ。しかしです、渓流のシーズンはおよそ9ヶ月。それに対して湖と海はオールシーズンなので、どうしても年間釣行数で行くとそちらの方が優ってしまうのですね。

消費量が多いサイズは常に予備がありますが、予備ティペットの中で眠ってしまう事があるのが8X〜10X。特に9〜10Xは1つ買っても年内に消費しません。しかし、開封後に紫外線を浴びて経年劣化は一番細い方から感じるので厄介なもの。どうしても翌年には持ち越したくないので、これからの季節は管釣りでこの細いティペットを使ってミッジングとなるのです。

ちなみに釣具屋からの私的意見を言わせて頂ければ、8Xよりも細いティペットは2年目の後半になれば、繊細なのでその強度が落ち始めるのを感じます。一般の方でも3〜4年以上放置したティペットはプチプチ切れる事は分かると思いますが、それはティペットメーカーさんのせいではありませんので、新しいものに買い替えてくださいまし。ティペットは食品と同じく開封後にはなるべく早めに使い切りましょう。

私がこんな話をしているから今週は管釣りに行ったの?と聞かれそうですが、オデコが続けば管釣りを求めますよね、翌日は。

本栖湖戦線は以上なし。今季3タコ目。
本日あたり本栖湖は放流があるようなので、今週末からは皆さんのロッドは癒し系のトラウトが釣れてくれる事でしょう。

あぁ、ヒレピンは何処へ?

夜明け前に水辺に立ち、明るくなるのを待ってまずは引っ張りからスタート。雰囲気があるけれど、な〜んもありませんでした。陽が少し入った頃には魚っけを求めて移動してこの場所へ。9時ごろにはライズが少しあったのですがドライのタックルを組んで降りて行ったら、すぐに止んでしまった。そして午後に向かって徐々に風が強くなってしまい音信不通。
今回は湖仙荘へ行く前に漁協の見回りがいらっしゃったので現場売りで購入。その¥200の差で得られる情報はなんでも聞いちゃいましょう。本日と昨日でどれぐらい人が違うか?昨日の天気、昨日は釣れているか?最近の傾向などなど。地元だったら毎日来ちゃいますが、私は毎週片道130kmの旅ですから少しでも状況の変化を感じたいのです。
私の車の中には22番のミッジから4/0のソルトフライまで、最後に使ったフライがここで乾かされてます。今回は何も巻いてきてなかったので、フライの残骸をあさりそれを使うような状況。新しいフライを持ちこまないとモチベーションが下がるので、今回はそれが敗因かもね。
そして朝から真っ暗になるまで12時間近く投げまくって何事もありませんでした。まぁ、いつも通りです。オデコなんてちっとも怖くありませんから。止める目安は浩庵荘の浜辺にランタンの日が灯り、美味しそうな匂いがしてきたらやめます(笑)ちなみに朝5時半には7台の車がキャンプ場入場待ちしてましたヨ。

ブルーライト横浜

コロナによるアウトドアブームが手伝って、外遊びは昨年よりもはるかに混んでいる気がします。先だっての南房は平日なのに堤防はビッシリだし、シーバスボートは予約するのが大変。もう少しだけ朝便のトップウォーターで『ドバ!』を楽しみたかったのですが、トップブームで朝便の予約が取れないので朝を諦め、シークロ岡ちゃんのナイトランカー便へと切り替えての釣行デス。

私的に夜便は世捨て丸で鍛えているので得意分野。世捨て丸の10年間で得たものは、ゾンカーを卒業してエンリコミノー使いになってから、その良さがわかるのに10年は掛かったことかな。どんな事でも当てはめれば同じなのかも知れませんが、タイングは模倣から始まりそれを自分なりにアレンジして釣果を伸ばしたくなるもの。側線を足してみたり、アイを違うものにしてみたりテールを付けてみたり。その結果は良好なのだけれど、タイイングに手間が掛かることに嫌気がさし、今度は引き算を始めるのです。いらないものをどんどん省いていくと、結果的に元の形に近いものに落ち着くんですな、これが。そしてその完成度の高さを知るのです。エルクヘアカディスやパラシュートも然り。遠回りに思えるけれど、その間に得た情報は自分にとってとても大事な場数なんですね。フライフィッシングはつくづく現場とタイイングをセットで考えなければいけないと感じてます。

前置きが長くなりましたが、今回のシークロ・ナイター・ランカー便。いつもならば『ブルーライト横浜』を口ずさみながら釣る私ですが、今回はなぜか瑛人の『香水』が頭から離れず、その口笛を吹きながらの釣行。その結果は以下の通り。

横浜のナイトランカー便はキャスティングスキルが要求されます。写真ではわかりづらいですが、岸壁に付けられた船と堤防の僅かな隙間にフライを入れていきます。それも距離にして15mほど。さらにバックには係留ロープという障害物。キャスティングする前に頭の中でバックキャストとフォワードキャストのシュミレーションをしてキャスティングを開始します。
フライが障害物に引っ掛かる事なくビシッとフライラインが奥の奥まで伸びた時だけ、ロッドに強烈な衝撃が伝わリマス。大物の場合はそのリトリーブする手が引き戻されるほど強烈なアタリの場合も。
使用しているのはエンリコのピーナッツバターアンチョビカラーミノー11~13センチサイズ。リリースを考えて、デッキに上がっている最中はキャプテンがこのようにシーバスのエラを潤してくれます。
隙間フェチのナナマルシーバスは本当に奥の奥へのキャストが決まった時だけヒットします。フッキング後にボートは後退し、シーバスをタイトな場所から引き剥がし広い場所でファイト。しばしのリールファイトを楽しんだ後にその姿を表しますが、デッキにあげて初めてその大きさを知るのです。写真だと対象物がないから小さく見えますね。
ボートの隙間を狙う場合はキャスティングできるのは1名のみ。なので交代でランカーを仕留めていきます。いくつかの高ポイントを攻めてましたが、今の横浜はどこも魚はいたので釣果は安定しているようです。それにしてもオリンパスのToughはiPhoneと違って暗いところに弱くピンボケしまくりですなぁ・・。
一つ一つのポイントを丁寧に攻めてランガンするシークロ・岡本艇。ボートが必要以上に大きくないので、どんなポイントへも入れるのがこのボートの特徴。もちろんポイントにより釣れない所もあるのですが、ちょうど良い具合に40~50センチの入れ喰いポイントを間に挟んでくれるので、釣り人を飽きさせない名ガイド、岡ちゃんは流石です。
名キャプテンのドラマティックな演出があるので、フィナーレへ向かって盛り上がる僕ら。そしてエンリコミノー3/0は安定した釣果をもたらします。
隙間フェチが浮かぶ大物シーバスポイントへ二人同時に投げ込んで二人でナナマルアップをキャッチ。ニコパチ写真が滅多にない私なので、船長が写真を送ってくれました、ありがとうございます。
そして最終決戦は12番ロッドにゲームチェンジャー18センチを結び、ドーン。丸々と太っているので、デッキにあげた時は、鯉のように腹鰭で立ってました。重さは約5キロ。
この重さのハチマルだと12番ロッドでも上げてくるのに手こずるほど。ずっしりとした重さを久々に抱え、ドルチェ&ガッパーナの香り(ではなくケミカル臭)を感じた夜でした。
シークロのナイトランカー狙いをしたい方はシークロ予約時に「ランカー狙いたい」としっかり伝えましょう。但し、ランカーを手にする人は場数とキャス練という修行を積んだ人ほどその確率は上がります。そこそこのサイズの入れ喰いで楽しみたいか、一か八かのランカー狙いでその価値観を上げて楽しむかは、あなた次第です。

オオニベ戦記(南房編)

先週は遠州灘。で、今週は?

南房です。カマスが釣れ始めているというお仲間からの情報もあったので、お土産釣りをした後は下潮いっぱいの時間前にオオニベが釣れそうなポイントを探して回る今回の釣旅。サーファーが波を求めて海を移動するならば、私は魚を求めて日本全国を移動します。そしてサーファーの真逆でOverくるぶし位の波が理想なのであります。

マズメの釣りへ向かうために少し早めに出た私ですが、現地に近くなってから現れた『通行止め』の文字。先週は東名の集中工事につかまり、今週は館山自動車道で通行止めを食らいました、トホホ。そんな関東圏で南を目指す旅、結果はいかに?

結局、到着したのは朝日が登る頃。情報ではどこでも釣れると言われたので、餌師とルアーマンの隙間に入り第一投、すぐに釣れました。ワンキャストワンヒットで入れ食い状態。ただし、ティペットを細くしているので魚を外しそのままキャストすると次のヒットで切れちゃいます。なので毎回ティペットをチェックして、少しでもササクレができていたらティペットをカットして結び直します。コレって、カマスのフライフィッシングの鉄則かもね。
私は9フィート8番のセクターを持っていきましたが、堤防のカマスやアジ釣りだけを楽しみたい人は6番で良いと思います。ラインはフルシンキングタイプ4〜6。釣るタナはその日によって違うので自分で探してみてください。リーダーはフロロカーボン9ft・0X、ティペットは1~2Xくらいです。ちなみに堤防には沢山の人が来ていましたが、最近のソーシャルディスタンスブームのおかげで半分以上が初心者なので、私以外はほぼ釣れてません。特にカマスの場合、メタルジグやワームなどの縦の動きには反応が鈍く、フライのように横へ動くものに喰いついてくるので圧倒的にフライが釣れます。
真面目に釣るとあっという間にクーラーがいっぱいになってしまうので、まずはフックサイズをグッと上げて#2に。いつもはクーラーに10本ほど入った時点でフックをバーブレスにし、その後は全てキャッチ&リリースする私ですが、今回は気がつけばすでに20本がクーラーの中に・・。夢中になり過ぎました、反省。食べ切れない量を持って帰っても仕方ないし、捌く作業を考えるとそれ以上は私には必要ありません。それにしても現在のカマスは大きいなぁ、最大は30センチ位ありましたゾ。
カマスのフライフィッシングを楽しんだのは、正味1時間半。その僅かな時間でもリリースを含めて30本以上釣ったので、本来の目的である新たな開拓地を求めて南房散策です。この写真を見ると宮崎市そっくりでしょ?南房は暖かいので最後はTシャツ一枚で居た位ですから。
いくつかのポイントを見て周り、ようやく良さそうなポイントを見つけたのでロッドを出すことに。しばし浜を歩いて用意し、ワンキャスト。あれ、またすぐに釣れちゃいました、ヒラメくん。わかりますか?この保護色。ヒラメは砂浜の忍者です。
ちなみにカムイ ロッドはしっかり持ってきましたが、ティボーリールを忘れました。しかし先月のイトウに使用したオービスがあったので、それを使ってのサーフキャスティング。しょっぱくなったオービスが、なんか可哀想。
最初のヒラメをキャッチしてまた数投後にまたキャッチ。こんなにあっさり2本目が出るなんてびっくり。ちなみにこのヒラメはラインを打ち返そうと思ってヘッドを出したところで引っ張り上げようとしたら掛かりました。ダブハンあるあるの、恥ずかしいヒットです。ちなみにヒラメはくるぶしの水深があれば居ますので、シングルハンドで十分狙える魚。浜を延々と歩いて来たのでシングルハンドを取りに戻るのが面倒なのでこのままダブハンで狙い、ヒラメが掛からぬように徐々にフライを大きくしていきます。といっても3/0でも掛かりますので、あまりその意味はありませんが・・・。
こうやって撮影すると、宮崎の浜と変わらない感じ。遠くに見えるルアーマンと沖に浮かぶサーファーたち。北風は波を相殺し荒れ狂う事はありませんので釣り日和。サーファーは波間で雑談している事でしょう。
その後もヒラメのアタリは止まず、釣れ続ける初めての経験。もう少し大きいのが釣れたら持って帰って食べるのに。それにしてもスコットのカムイロッドを使ってヒラメを釣る人なんて、世の中に私だけだろうなぁ(笑)。この釣りについ夢中になり、オオニベのことをすっかり忘れてしまった私。
今回のタックルはスコットのカムイ18フィートにエアフロDXヘッド13/14のインタミ。リーダーはポリリーダー10ftインタミそしてティペットは30ポンド1mです。フライは#2〜#2/0を使用。ヒラメを狙うのであれば、シングルハンドで10mも投げられれば釣れます。
結局ヒラメは釣れ続けるという初めての快挙。どこかで区切りをつけたかったので、食べるサイズが釣れたらやめて帰ることに。すると7本目にこの40センチを少し超えたサイズが釣れたので納竿となりました、ちょうど潮止まりだしね。南房のフライフィッシングはまだまだ未開拓の地が沢山ありますので、皆さんもフライロッドを持って出かけてみてくださいな。
そして命を頂いたその日にやる事は、包丁を研ぐ儀式。それに続いてキッチン周りを清掃してから捌きが始まり塩を振って少し寝かせ、その間にヒラメを捌きお刺身にして夜の食卓に。私は決して捌くのが得意ではないので、この作業全部で約2時間がかり。そしてカマスは一昼夜干して塩焼きになります。これで我が家のおかずは数日間はカマスが楽しめますな。なんかこの干し網変じゃない?と思った貴方、さすがです。これはコールマンのキャンプ用食器干しだったりして。

 

 

オオニベ戦記2020・シーズン6(遠州灘編)+本栖湖

今年もやってきましたサーフキャスティングシーズン。名寄の千葉ちゃんが『イトウ戦記』ならば、わたしゃ『オオニベ戦記』でカムイロッドを塩(潮)漬けにしちゃいます。もうあっという間にオオニベはシーズン6。予定している10年はすでに折り返し地点を過ぎてしまったので、今年はさらに気を引き締めないと。

さて、このオオニベですが、千葉の館山以西では結構どこでも釣れているのをご存知? 多くの方は勝手に増えていると思われていますが、オオニベは日本の養殖対象魚類であり、試験的に各地でその種苗を撒いていいます。稀に釣れる60センチ(2年魚)位はキープせずにリリースして頂ければ、東京湾でも夢の1.5mが釣れる日がやってくるかもしれません。元々その北限は千葉の館山あたりですから、今後は大きくなるまでそっと見守って頂ければ、私が宮崎遠征をしなくて良い日が来るに違いありません。

そんなオオニベですが、大きく育つと思われる私的条件は、「暖流・砂浜・河口付近」かな。関東でももちろん釣れるのだけれど(小さいです)、『目指せメーターオーバー』を掲げる私は少しでもその可能性を秘めている遠州灘へ行ってまいりました。そう、今年の冬に偵察へ行った地域です。さぁ、その結果は以下に・・・。

東名が集中工事していることをすっかり忘れた為、予定よりも大幅に遅れて到着。釣り人の半分はすでに帰ってしまい、聞けば朝方6時半ごろの時合いが良かったっと、ワカシをぶら下げて帰るアングラーがちらほら。情報が取りたくても思っているほど釣り人は少なく、遠くにいるアングラーを追いかける訳にもいかず、ただ黙々とカムイ18フィートを振るのでした。
1月に目星をつけたポイントは護岸工事が入っており、そこでやることができないのでやむなく少しでも潮の流れが良さそうな場所を探して入る。宮崎と違って静岡はジムニーの里だから、砂浜はジムニーの残した轍だらけ。砂浜移動はジムニーが最強っすよね。
最近はタイイングするフライも随分と小さくなり、使うサイズは2/0〜2番が多くなった。このフライは1/0番で9センチほどの大きさ。
午前中にめいいっぱいキャスティングしていたら、左手の皮がベロンとめくれてしまった。塩水がとても痛い。今回は朝まずめを狙うつもりでそれが果たせなかったので、次回は前夜泊で朝方を狙い仮眠して帰るかな。午前中の雰囲気で午後まで粘る気が起きず、なんとなくある場所へ移動・・・。
中部横断自動車道って知ってますか?東京方面へ向かっていたらそんな看板が目に入り、ついハンドルを切りました。最後まで走ってみるとそこは山梨県の南部町。甲府までちゃんと繋がっていたら下部温泉からそのまま本栖湖の裏側から入れたのに、下道が長かった。「おいおい、お前、何してるの?」と言われそうですが、ラインバスケットが潮を噴いていたので、ちょっと本栖湖へ行って洗いに・・。
イブニングタイムには少し時間があるので、湖仙荘でお食事。私はこのお店で入漁証とお土産を買うようになったのが15歳の頃から。もう40年も通っているんですね。最近はおばあちゃんの姿が見えずちょっと寂しいです。
お食事処は二階になり、そこには本栖湖で釣れた大物たちの剥製と写真があります。80年代のブラウンブームだった頃はこの剥製をしみじみと眺め、いつかは自分がこれを釣るのだと思ってました。その夢はまだ叶えてないので、こうしてまだ幻影を追い続けているのです。ご多分にもれず湖仙荘さんもコロナのおかげで客足がグッと減ってしまったので、もし良かったら皆さんもここでお食事をしてみてください。
時合いが来るであろう1時間前からスタート。というか、今年の本栖湖はものすごく混んでます。第六候補のポイントまで埋まっていたので、仕方なく放流ものがよく掛かるこの場所で。そうそう、湖仙荘のマスターが言ってましたが、ヒメマスボートが出るまでの朝一番で、先だってスポセン前は大きいやつがキャッチされたそうな。
これぐらいのローライトになると本栖湖は一旦凪になります。その時間は全集中、水の呼吸、拾壱ノ型、凪です(鬼滅ネタはもう充分?)。
結局、こんなに真っ暗になるまで投げ続けて何もありません。この秋に入って本栖湖は2タコですが、坊主なんてへっちゃら。ちなみにこの写真に映る対岸にいつもならば光なんてないのですが、驚くなかれ、コレ全部テントの灯り。平日だというのに、ざっと20張以上はあったかな。ゆるキャン△ブーム恐るべし。
激走の650キロでしたが、何事もありませんでした。そして翌日は『本栖の仇を朝霞で討つ』です。3時間の間、これ見よがしに釣りまくりましたとさ(笑)さて、来週はどこへ行こうかな。