新海誠のアニメに出てきそうな雲の下で、メーターオーバーのマヒマヒと戯れてみた

「おい稲見、お前みたいな若いものは魚を探すんだよ!ミヨシ(船首)で立ってろ! そうしないと船長の士気が下がるだろ!」と、若い時はこの業界で有名な某先輩によく叱られたものです。そうまくし立てる当の本人はというと、二日酔いで船長から見えない所でうたた寝。そして私が「ナブラだ!」と叫ぶと、いの一番にミヨシまで走って来てキャストし、マグロやカツヲを仕留めるのです。あれから35年以上の月日が経ちますが、今でもペーペーだと思っている私はミヨシに立ち続けています。

相模湾でシイラを釣る歴史は意外に浅く、今からおよそ40年前にソルトルアーの新しい釣りものとして始まったイメージ。当時はまだルアーで釣る魚種はトラウトとバスが中心で、海での最初のターゲットがシーバスで、オフショアではこのシイラが最初に注目が集まったのです。地方名ではマンビキやマンビカー、英名ではドロフィンフィッシュ、ハワイではマヒマヒと呼ばれていて、世界を泳ぎ回っている大物であります。

いつだったかハワイの水族館でシイラが泳いでいて、その解説には「最初の一年で1メートルに成長」と書いてあるのにびっくりした覚えがあります。その後の成長率は遅いそうですが、僕らが普段釣っている殆どが当歳魚って事になるのです。

さて、そんなシイラなんですが、この釣りが始まった当初は専用の竿やリールは無かったので、短い投げ竿やシーバスロッド、あるいはフリッピングロッドを持ち出して挑戦たけれどどれも使えなかったので、のちに専用のロッドが出現。フライはというと、本来はターポンやセールフィッシュを釣るための10〜12番ロッドがあったのでそれを釣具屋で探して持ち込んでいたので、フライフィッシングの方がちゃんと機能していたと思います。お金が無かった私はルーミスのブランクを買い込んで自分で12番ロッドを作製。リールは釣りへ行くたびにドラッグのしっかりした新しいものに買い換え、始めてから数年後にはビリーペイトのターポンを使っていたので余裕で対処してました。

さて、そんなシイラのフライフィッシングは今も昔も変わりません。この釣りは夏祭りみたいなもので、シイラさえ見つける事が出来たら船上は戦場になり、お祭り騒ぎになるのです。今年2回目の出船ですが、カツヲが釣りたい要望があれば、もしかしたら秋に突入したらもう一度行くかもしれません。

さて、お暇な方は昨日の馬鹿騒ぎをご覧くだださいまし。

新海誠監督に出てくる様な雲の下での釣り。
新海誠のアニメに出てきそうな綿飴の様な雲の下で、ひたすらトリヤマ(鳥山)を探して海を見つめる私。皆が下がって日陰で休んでしまうと、船長の目だけでトリヤマや漂流物を探さなくてはならないので、メガネ(カツヲ船用語で魚を探す人)は人数が多ければ多い方が良いのです。ちなみにミヨシに立ち続けたので今回見つけた魚は、マカジキキハダマグロ、クジラ、青物、トビウオ、シイラ、カンパチ、マツダイ、その他色々。マカジキはデカ過ぎて狙えません・・。ちなみにシイラの場合、パヤオに魚がいなかった場合は漂流物(ナガレモノ)を探さなくてはなりません。
パヤオで釣りをする
ナガレモノが全く無かった場合を考えて、まずは沖のパヤオ(浮魚礁)を目指します。このブイの下に何百メートルものロープが海底まで伸びて固定されています。そのロープに貝がつき、小魚がつき、中魚がつき、シイラやカツヲが着くという食物連鎖を作っています。これは漁協が管理するものでプレジャーボートは狙えません。
青の下で釣るシイラ
ポイントへ着くと私はチャム(活きイワシ)を寄せえさとして撒く役なので、散水するのと同時にイワシを撒いていきます。するとシイラは船に突進して来て、その間にあるフライをイワシだと思って喰いついてくれます。景気が良い時はご覧の通り。全員でロッドを振ってしまうとランディングする人がいなくなってしまうので、数人が交代で手伝ってくれます。
シイラのフライフィッシング
前回が大きいサイズばかりだったので今回は小物の入れ食いかな?なんて思っていたら、何のその!小さいシイラが釣れたのは最初のうちだけで、後半はその殆どがメーターアップでした。それもずっとロッドは曲がりっぱなし。
チャムを撒く
イワシを入れておく生簀は沢山あり、このほかに船底の生簀も使う事があります。特にカツヲ狙いの場合は大量のカタクチイワシを撒くので生簀いっぱいに買い込みますが、そうなるとチャム代だけて5〜6万円は吹っ飛びます。今回はシイラなので2.4万円分ナリ。私は船首左舷にある散水装置の横にある生簀の前でイワシを少しずつ撒いていきます。
シイラのフライフィッシング
どのポイントへ行ってもロッドはずっとこんな感じで全員のロッドがしなっています。ランディングとチャム撒きは大忙しです。そんな状態だったので、私は皆さんの記念撮影をする時間もなく、シイラを船に留める為にひたすらイワシを撒きます。
マンビカーのパワーは凄い
今回は多くの皆さんがバッキングラインまで引き出されて「ヒーヒー」言ってました(笑)一本獲る度に体力が削られていくので、女性は休み休み釣りを楽しんでいらっしゃいました。
シイラの釣り
持ち込まれたロッドの殆どが10〜12番。今回は12番でも手こずって、一本獲るのに15分以上掛けてランディングする事もしばしば。
シイラのフライフィッシング
重さとそのパワーでランディングまで時間が掛かると、お魚はこんなふうに黒ずんでしまいます。時間が掛かった魚は船上で海水を口から流し込み、極力呼吸ができる状態を長く作ってからリリースします。もちろん食べても良いんですが、コレ一本持って帰ったら、食べ切るのに何日掛かることか・・。
左舷に取り付けられた散水機
散水機から撒かれる海水で虹ができるの図。海面にできる飛沫を見てシイラやカツヲは小魚がボイルしているものだと勘違いするのです。
シイラと格闘した女子
流石の重さと大きさに持ち上げるのに一苦労していた女子の図。1.2m位あったかな?バッキングラインをどんどん持っていかれるので「大袈裟だなぁ。」と思っていたら、そうでは無かったんですね。
シイラのフライフィッシング
ウィンストンのボロン12番を使っていてもロッドは満月状態で、なかなかロッドを立てる事が出来ない状態。ゆっくり丁寧にそして慎重に。ランディングまでに相当な時間がかかりました。
魚のパワーに負けて・・・。
私はというと、皆さんが全員キャッチしたのを見計らい、8番ロッドにフローティングミノーという遊び心で楽しんだ所、悲劇が起きました。このロッドはこの直後にバット部のジョイントからへし折られます、アーメン・・・。

先週諦めた信濃路へ出掛けたら結局雷と雨に翻弄された件

🎵明日私は旅に出ます〜、あなたの知らない人とふたりで、いつか貴方と行くはずだった、春まだ浅い信濃路へ〜♪

FMラジオのスイッチをオンにすると僕らの旅に合わせてか、NACK5から狩人の『あずさ2号』が流れてきました。今回も昭和ミュージックでスタート。そのラジオの解説では「列車って現在は下りが奇数で上りが偶数なんですよ。でも当時はまだその定義の前で、新宿発で下りのあすざ2号があったんですよ。」との豆知識を披露、ふむふむなるほど。

私は根っからの釣り好きでフライフィッシングを始めたのは小学校の高学年の頃。中学生時代は映画部で、その影響から釣りの道中は8ミリフィルムを回していたので、今でもそのフィルム(今はVHSに落としてあります)にはフライロッドを振り回す仲間と私が納められています。

中学生時代は鉄道の時刻表を見ては釣り場を想像するのが好きだったので、その『あずさ2号』は私の家から上野まで歩いて行けるので、信濃路の釣りも想像していたものです。当時お小遣いなんて微々たるものだったので、遠征釣行に関しては親に釣行費を交渉する必要がありました。なので時刻表から掛かる交通費を計算し、それ以外の費用を算出し親へ提出。なんとか説得して中学生時代から同級生だけで春休みには一泊二日(バンガロー泊)で芦ノ湖へと出掛けてました。先日、家の荷物を整理していたら、中学生当時に自分が作った釣りクラブの日誌的なものが出てきて久しぶりに当時の自分にご対面。嫁には物持ちが良いと言われ、自分の過去を覗かれた様で何だかこそばゆい気分。

最近は電車での旅はとんとしていないけれど、とうに大人の休日倶楽部にも入れる歳になったことだし、どこかのタイミングで列車の旅でもしてみようかなぁ、と思いながら行った今回の釣行。しかしその結果は先週と変わらず、気がつけば信濃路で良い結果が出るのは50%以下の確率だと気づく。それでも朝起きた時に見えるアルプスの山々を眺めていると、また来ようという気分になるんですな。

今回の釣行記も大した内容ではありませんが、ご興味のある方は以下の写真をお楽しみください。

今回の戒め:天気は時の運。旅を楽しめ、ハプニングを楽しめ

釣り日誌
恥ずかしいけれど、私の中学一年生時代の釣り日誌を少し公開。加賀フィッシングエリアへ行くにしても遠征です(笑) 当時は子供料金は千円だけれど、それでも子供には高いなぁ。この時期は色々なクラブやペンクラブに所属していて、JLAAの雷魚ダービーや全日本バストーナメント、ミッチエルを買えばミッチェルクラブ、雑誌はいろんなところのペンクラブに入って投稿。誤字脱字が多いのを見て、文章に関しては自分の成長が見えない・・・(笑)
信濃路の川
さてさて今回の信濃路。当初予定していた川へ行ってみると、前日の雷様で雨が降ったらしく川は轟々と流れている。とても渡渉できるレベルではないのであえなく撤退。その次に行った川も水位が高く釣り上がりが無理。仕方なくダム下へ行って本流のスイングの釣りをする事に。もしもの為に色々な番手を持ってきて良かったって感じ。スイングボーイズは適当に散らばったので、私はひとりテキトーに藪漕ぎするとテトラの上に出てしまった。良さげなポイントなので後で対岸に渡って再入渓するとして、今は無理やりこのテトラの上から流してみた。良い場所へ流せません・・。
フライフィッシング
仕方なく一旦退渓し、別の場所から再入渓。おぉ、このポイントも良さげと思いスイング。プールの尻でドーンとアタるもフッキングせず残念・・。それにしても暑いぜ信濃。
アイスクリーム
あまりの暑さに疲弊しアイスクリーム休憩。東京も暑かったらしいけれど、この時点で既に1リットル以上の水を飲んでました。
ウィンストンのマイクロスペイ
陽差しが少しだけ和らいだのでさっきの対岸を藪漕ぎをすると、ありゃま、そこには先行者のお方。戻るのが大変なので挨拶して後追いをさせてもらいました。すると開始早々、マイクロスペイのバットエンドがもげるハプニング。不思議なもので、このわずか数センチが無いだけで力が入らずキャスティングがおかしくなります。
信濃路のレインボートラウト
「来るとすればこの辺かなぁ」なんて思ってた場所でゴツンとアタリ。上がってきたのはブラウンではなくレインボートラウト。サイズもイマイチなのでリールのドラッグをふんだんに使うこと無し。ま、釣れたから良いか・・。さて、早々に宿に入ってビール、ビール!
生ビールを飲む幸せ
僕らの常宿は朝夕飯がビュッフェ・スタイルで、飲み放題プランはプラス¥1,490。呑助の僕らにはありがたい限り。セルフサービスでジョッキに注ぎ、まずは乾杯。そして3分後にはもう一杯(笑)その後は推して知るべし・・。
信濃路の宿
夜明けと共に起きると宿からの窓にはこの景色。そして下には川が流れる。以前は夕食の最中に外へ出てロッドを出した事があるけれど、お酒が入っていて危ないのでやめました。さて、本日は釣れるかなぁ?
波田漁協
この辺は漁協が多過ぎて、どこで釣るかでその釣り券が変わる。この後いつも行っている川へ出向くも、昨夜の夕立で水量が多くなり濁ってしまったので、見るだけみて却下。山梨県へ戻って釣りをしようかと思ったけれど、せっかくなので同じ県下を南下して木曽へ大移動することにしたのだが、これが裏目に出てしまった。
木曽の川
いくつかの河川を見て周り、釣りになりそうな場所を見つけたこの場所。細い川なのでそれぞれバラバラに入ることにしたが、自分が決めた場所は入渓点が無く右往左往。ようやく入ってもわずか30mほどでそのまま登ることができず入渓し直し。ようやく釣りが出来るぞと思ったら空は暗くなり「ゴロゴロ〜」、雷様到来です。稲光がすごいのですぐに退散。その後も雷様を嫌って別の川へ入るも追いかけるようにやってきて土砂降り。そんな塩梅で私はロッドを充分に振ることさえできませんでした。
レインボートラウト
結果、二日間の旅で私の釣果はこれ一匹のみ。ま、良い汗かいて美味しいビールが飲めたので満足です。さて、来週は相模湾のシイラフィッシングなので海モード突入。これからは晩夏に向かって海と源流の釣りが交互に来ることでしょう。クラウザーミノーを巻こうっと。

雷様に翻弄され甲信越を諦めて北関東へ歩きに行った件

🎵あれがあなたの好きな場所、港が見下ろせる小高い公園〜♪

今回の釣行で何故かオフコースの『秋の気配』が耳から離れなかった昭和ミュージック。これ以外に『もう歌は作れない』や『ロンド』など、何故かまだそんなに売れる前のオフコースばかりの曲が蘇ってくるのです。どれも秋っぽい曲の為にセンチな気分になってしまう曲が思い出されるのは、きっと釣果のせいでしょう。そう、沢山歩いた割には思ったほどの釣果がなかったのです。

関東地方の梅雨明けはまだですが、これだけ暑くなってきたら標高の高い場所へ行って涼み、思い描いた釣果を求めたくなるこの季節。この時期私の好きな場所は甲信越の標高約2500mを分水嶺とする南アルプス周辺にある川で、車止めから2時間半ほど歩き、その後川筋を数回高巻いてようやく辿り着く巨岩隊の釣り場。近年フライフィッシャーマンの平均年齢はかなり高くなっているので、最近では山奥に入って出会う釣り人はエサ師か若いルアーマンしかいませんから、ここで他のフライフィッシャーマンに会った事がありません。

今年もゲーターの季節がようやく始まったなぁと思いながら翌日の準備をしていると、甲信越のお天気はどうやら正午を境に雷予報。どの天気予報サイトを見ても同じで、さらにここ数日間の積算雨量が多いため水位が高め。車を置いて3時間掛けてポイントへ付いても、釣りができる時間は正味3時間程度。歩く時間の方が長い事を考えるとを考えて、当日になって急遽北関東へと場所を変えるのでした。

予報を頼り出掛けたのは行き慣れた源流なのだけれど、そのポイントの車止めにはすでに先行者あり。林道がないその川は退渓時は川通しで戻って来られることを考えると、あえなく断念。2番目に入ろうとした川へ戻ってくると丁度別の方が入渓準備をしてました。こうして私たちは方々を探し歩くポイント難民となり、思い描いた釣りは残念ながら一切できないのでありました。

『秋の気配』一部抜粋:♪大いなる〜 河のように〜 時は流れ戻るすべもない〜♪

今回の戒め:釣りのプライムタイムに自分がどこに立っているかはとても重要である

関東周辺の河川
今回の釣行で思う事は、天気が良い日は釣り師が湧いて出てくるのだと感じた。一つの川(沢)に車4台なんて、平日なのにありえない。昨今のアウトドアブームでリークされた川はどこも釣り人がいっぱい。ようやく辿り着いた場所は今年二度目の入渓になってしまった。ここは昨今は振り返ると後追いの人が見えるほど人気になってしまった。愚痴を少し言わせて頂ければ、魚を持って帰る事は悪い事ではないのですが、魚(資源)は無限ではありません。毎日同じ川から一人20匹づつ天然繁殖の魚を持って帰ったらどうなるか、よく考えて欲しいものです。”他の人もやっているではないか!” と反論する方もいますが、それでは本末転倒です。あなたが釣り続けたいのならば、持ち帰るなとは言いませんが、自身の中でバックリミット(持ち帰り制限尾数)を決めて欲しいものです。
ヤマメを釣る
親となる2年魚以上の大きさはことごとく抜かれてしまい、釣れる最大は6寸前後。今年生まれた、いたいけな幼魚だったら釣れますが、要は今年産卵するであろう個体が少な過ぎる感じを受けます、あくまでも個人的な見解ですが。
ヤマメ釣り
午前の部はいくら登っても魚影の少なさが際立つばかり。こんな川じゃなかったのになぁ・・。釣り上がる程、気持ちが萎えるばかりです。
関東の渓流
午前の部を終了後に少し休憩をして午後は別の川へ移動。車止めの入渓点から入っても良かったのですが、ホリデーアングラーが週末ごとに魚を持って帰る事を考えると下流部は釣る気になれない。仕方なしに釣りをせず1時間歩いたところから釣りをすることに。
関東のイワナ
最近は1時間ごときの歩きじゃ、お魚は釣れません。結局そこからさらに2時間以上釣り上がった所から、ようやく魚が顔を出し始めた。どんだけ歩かされるんだよ、という感じ。既に時間は進み過ぎて日中の活性が高い時間帯を過ぎてしまい、間も無くイブニングタイムという時間。こうなると退渓時間を考えてあと30分で納竿するしかありません。
関東の渓流
区切りの良いポイントを決めてそこで退渓することにしたのですが、釣れ始めたことに後ろ髪を引かれて、後もう少し・・。そんな事やっていたら案の定、予定時間を過ぎてしまいました。
沢イワナ
最後にもう一本オレンジ色のお腹を持った沢イワナを追加して退渓。あぁ、本日はよく歩いたなぁ。
獣の骨
以前退渓時間を見誤って、真っ暗な林道を歩いて帰ったことがある。曇りの日で星もなく本当に真っ暗な上にライトを忘れたので、右手で草むらを感じながら何時間も掛けて降りてきたのです。そんなことが無いように、やっぱり釣れるからと言って遅くまでやるのは厳禁でしょう。今回もかなりギリギリの退渓になったので、大きな獣が草むらでガサガサやってましたが、それが何であったかは確認できませんでした。この森は動物たちの森ですから、僕らはお邪魔させて頂いている認識を持って山へ入る準備をしなくてはなりません。

 

 

季節を間違えた訳でも無いのに、鳴かず飛ばずの中越フライフィッシング

今年の私は全てにおいて歯車が噛み合わない感じ。釣りでは長年の経験で時期を読んで出掛けているつもりなのに、天候不良や水温が上がらなかったりでハズレくじ。おまけにいつも行くポイントが最盛期に入ったと勘違いして出掛け、実際には前のめり過ぎていたので現場で違和感を感じるのです。昨日の居酒屋で箸に付いてきたおみくじでは『大吉』が出たのだけれど、今後はそんな状況が好転するのかなぁ・・。

さて今週の火曜日ももちろん釣りです。私が通っている関東近郊のサクラマスの時期も終盤になってしまったので(まだ釣れるのですが、ブナ色が入ったサクラマスは釣りたく無いので)、気持ちは中越か木曽路か福島のいずれかの釣行計画。そしてマッキーの希望で今回の釣りは中越方面の釣りと相成りました。

中越の釣りといえば私のイメージは雷と追いかけっこなのですが、到着して感じたことは涼しい・・。そして春蝉時雨が無い無音状態。春蝉がまだなのか、はたまた終わってしまって夏蝉待ちなのか、カゲロウもほとんど飛ばず、何のフライを結ぶかを悩みに悩んで釣り続けた、そんな中越の渓流行脚でした。

今回の戒め:釣行前に過去のブログを確認せよ

ハーミットのマッキー
「マッキー、そのウェーダーデカくね?」と突っ込む私。と言っても私がサイズを見立ててシムスのLKを購入させたのですが、もっとシュッと着るのであればLでも良かったかな。
上越で人気がある河川
この川は40年前から堰堤だらけの川で、それが途中で遡上しやすい堰堤へ作り直した川。いまだに堰堤を作り続けているという川です。着いてみて思ったのは、いつもよりも水量が多いのと、虫っけが全く感じられない事。気温は徐々に上がるけれど、春蝉も鳴かず何かいつもと違う。
フライフックは13番
フライを小さくすると全く出ず、大きくすると魚の平均サイズが小さ過ぎてランディングネットが要らない。入れ喰いと言われても、このサイズじゃ幼児虐待です。
上越のヤマメ
いっぱい釣ったら良いサイズが混じるかと思ったら、いくら釣っても最大7寸弱止まり。う〜む、何かが違う。蝉は鳴かない、カゲロウは飛ばない。6月のこの時期ってこんなだったっけ?と、悩んでしまった。
ソラックスダン
今ハマっている、デタッチドボディのソラックスダン。フックサイズはTMC112TR・13番。サイズがこれ以上大きくても出ないし、小さくても出ない。おまけにカラーを変えると出ないので、結局このフライでずっと釣り続けました。
上流でイワナ釣り
あまりにもサイズが伸びないので、イワナの領域になる上流へ移動。しかしここでは先行者の後追いになり3人で叩いたので、魚の反応はとても薄かったです。遠くに見える山肌にはまだ残雪があり、水もまだ冷たいです。
上越のイワナ
反応があるのは相変わらず7寸止まり。もう一回り大きいのが釣りたいなぁ。前のめり過ぎなので一旦ウェーダーを脱ぎアイスクリーム休憩を入れた後、悩んだ挙げ句に違う河川へ大移動することにしました。
上越の川
移動時間は1時間ほどで違う水系へ。上流部にはダムがあり、水位は安定しているだろうと思ったら若干高め。そして午後5時を回っても虫たちの活気は薄く、大物を狙うはずだったポイントでライズがあるものの散発。なので小場所へ移動してライズ発見。一投必殺! となるはずが、慌てた私はアワセが強過ぎて9寸オーバーのヤマメをティペット切れしてしまいました。なんか歯車が噛み合わない・・。
ヤマメ
今日はダメだなと諦めムード。しかし、そのポイントを休ませると反転流で別の個体がライズを始めたので、ティペットを複雑な形に流してようやく出たのがこの7寸半。
ヤマメが食べていたもの
「お前さ、いったい何を喰っているの?」とストマックポンプを差し込めば、さしてめぼしいお食事は無し。さてフライは何を結ぼうかと考えてしまう私。
上越のヤマメ
お気に入りのハロップ・パラスピナー・ラスティ#14を結び、さらにそのポイントで粘っていると反転流の巻きで散発ライズ。ギリギリまでディープウェーディングしてなんとかフライがドラッグフリーで流れるとヒット。巻きで出るのだからイワナでしょう?と思ったら、8寸半のヤマメでした。
最後にダメ出しでもう一本釣って納竿。夏至のこの日は19時だというのにまだ明るいんだよね。本当は広いプールでライズする大物を釣りたかったけれど、ライズが散発過ぎて手も足も出ませんでした。今回は宿題を多く残しちゃったから、もう一度雷のシーズンに入ったら上越へ行こうかな。それが私のこの地域でのベストシーズンです。

 

雨が降ると舞い上がる気持ち、関東スイングボーイズの悪あがき

「今度の火曜日は雨だけれど、釣りへ行かないんですか? 前日も結構雨は降っているみたいだし・・。」という釣行の打診が。

ふむふむ、雨ですか。

それを聞いて私がまずする行動は天気予報のチェック。それに続いて過去数日間を遡って行こうとする川の水量などなど。本流は田んぼにひとしきり水が入った後はちょっとの雨では濁らないし、そもそも水位がずっと低い状況が続いていたので、これは遡上魚の活性が上がっちゃうんじゃないの?的な、ポジティブな思考はいつもの通り。結果的に警戒級の大雨でない限り、安全そうな場所を選んで釣りに出掛けてしまう私。今回の条件は水位、水温、季節、天候などなどを考えると、釣れそうな予感が拭えないので朝とは呼べない午前1時に出発。

到着する頃には少しずつ夜が明け始め、川面は釣れそうなムンムンとした雰囲気。心をときめかせながら僕らスイングボーイズは本流にひたすらウェットフライを夜が明け切るまで投げ続けるのでありました。

結果ですか?

まぁ、聞くまでもない、たくさん釣れましたよ。

雑魚が・・。

でも安心してください、釣れてますよ、第二部の釣りで。相変わらずアホらしいほどハードな釣りに、自分の年齢を忘れてしまうのでした。

今回の教訓:忘れちゃ大変な老眼鏡

オイカワ(ヤマベ)
今回のやらかしは北海道から帰って、なか4日で出撃したので忘れ物だらけ。一番困ったのは老眼鏡の類が一つも積んでませんでした。まだ真っ暗な時間に心眼でフライのアイに通す私。そして一投目からオイカワがコンチハ。続いて小鮎・・。合計で雑魚が7本、本流の活性はとても良いですが、遡上魚不在。
スイングの釣り
長いランをステップダウンしながら下ること2時間。まだシトシト雨で暗いのでも別のポイントへ移動する事にしました。
スモールマウスバス
「ん?なんんか掛かった!」との声の後に上がってきたのはスモールマウスバス。数年前の台風で全く見なくなったのに、またもや復活の兆し。コヤツはどんな水害でも無敵なのかな? 8時まで流して本命からの魚信はないので、源流へ向かって一路移動は1時間。
北関東の源流
移動に1時間を要したのに、さらに1時間釣りをせず川を登って開始。大雨予報なのに、僕らはバカですね。前日からの雨で増水しているのかと思ったら、むしろ平水よりも低い状態で釣り向き。さらにこんな天気なので他の釣り人が先行しているなんて事はありません。
イワナ釣り
ポイントへ着くや否や、釣れそうなポイントからの魚信は止まりません。やっぱり雨の日は警戒心が弱くて釣りやすい状況。濡れるのが嫌いじゃない人にはパラダイスですが、急な増水が考えられるので慣れている川だとしても、いつでも撤退できる準備が必要です。何事も無理は禁物。
キノコ
川の周りには知らないキノコだらけ。私は知識がないのでただ眺めるだけ。相変わらず魚は釣れ続けるので前へ進めないけれど、天気は少し回復傾向。
関東のイワナ釣り
1キロほど釣り上がったところから魚のサイズが上がり始めたけれど、この時点で少々釣り飽きた。というか、老眼鏡(Hat Eyes)を忘れたので、フライを結び変える事が容易ではない状況。なので途中から釣りをやめにして、仲間をガイドしながらの釣りに切り替えた。
減水気味の源流
昨日まであれだけ降っていたのに、川は平水よりも少ない状態。お魚は増水して少し喜んでいるみたい。しかしまだ水温は低めで、お魚の本格的な活性はお昼を少し回った頃から。夏イワナまではあと少しって感じ。
イワナ
少し釣ったら帰るつもりでいたのに、結局退渓したのは午後4時過ぎ。睡眠時間が1時間半ほどしかないのに、休みなく釣りを続ける僕らは帰る頃にはフラフラ。モンスタードリンクの力を借りて休み休み帰りましたとさ。さて、皆さんはどんな釣りをされていますか? 私は昨日の釣りで初夏を少し感じました。次回の釣りがもう楽しみです。

ダウンジャケットを着込むほど寒い朝を迎え本流は撃沈す

この歳になって睡眠時間を削ってまで釣りをしたいという気持ちは我ながら馬鹿だとは思けれど、個人事業主は休みを取れば取るほど収入が減る(というか支出が増える)ので、いっぱい休む訳にはいかないのデス。皆さんがゴールデンウィークに9日間連休が取れたのであれば、私の休みは2日連休が良いとこかな。なんて書いても5月の後半からは遠征が続くのでそんな言葉に説得力はないのですが・・。

さて、その翌日は夜明け前には川岸に立っていたかったので、3時に起床し朝飯を買いにコンビニへGO! 夜が明ける頃には前日とは別のポイントに立っていました。この日の朝は気温が5℃という5月にしてはとても寒い朝。寒すぎて震え上がり、手袋をしてダウンジャケットを着込んでの入水。水温の方が高いものだから朝靄がかかる幻想的な景色の中でキャスティングを繰り返すも手応えは無し。このポイントにも別のウナギ師の仕掛けがあり、私が上がる頃にはジムニーに乗ったおじさんが鰻を回収しに訪れ幾度となく網で救ってましたので、結構取れるのでしょう。

その後に別のポイントを2カ所回って爆投しても、暖簾に腕押し。その頃には暑過ぎるくらい外気温が上がったので昼少し前に午前の部が終了。夕方までのわずかな時間はまた上流へ癒されに行こうかなぁ、なんて思うこと自体、自分はいつまでも18歳の青年だと勘違いしている様です。老体を労って少しは休めば良いのに、せっかちな私はジッとしている事ができないんですな(渓流のお話は以下の写真に続く)。

なので渓流での釣りを終えて本流に足を向ける頃にはすでに体はのあちこちが痛い上に運転に支障が出そうなくらい眠くなったので、自販機のある駐車場で30分ほど仮眠を取ってから行こうとシートをリクライニング。一瞬で爆睡してしまいました。

我に返る頃にはすでにとっぷりと暮れてしまい、ボロボロになった老兵はウェーダーを履いたまま家に帰ることとなりましたとさ。私の真似をする人などいないと思うけれど、自分の体を労って釣りは程々にね。

朝一番のスイングの釣り。
時間、水量、濁り、全て申し分なし。唯一納得がいかないのは寒さ。例年だったら外気温は10℃以上はあると思うのだけれど、その寒さゆえに水温は低くて虫っけは全くなし。釣れる雰囲気は感じられず、雑魚からの魚信もありません。
エアフロのインパクト
唯一の収穫は新たに使い始めたエアフロ・インパクト35ポンドの使い心地が分かったこと。今回で使用4回目だけれど、リールに巻きっぱなしでも癖がつきにくく、表面のコーティングが滑らかでライン絡みがとても少ない。難を言えば高価という点と25ポンドはシングルハンドのオーバーヘッド用と考えた場合、長さが短すぎる(ダブルホールで擦れるところが毎回同じなので、10回ほど使ったら2m位はカットして使う為)と思う点。長さが50〜60m巻きだったら良いのに。
北関東の渓流
ダブハンの釣りは3カ所回っても釣れる雰囲気を感じなかったので、また上流へ行きました。といっても前日とはまた別の渓流です。入渓点は開けたこんな感じの場所ですが、進むと谷が深くなり退渓する時は一苦労する渓流で、帰る頃には太ももが痛くなります。
ヤマメ
連休明けなので残っている魚は餌釣り師が手を出せない木が覆い被さった下ばかり。なので、しゃがんで短い距離のピンポイントキャストが強いられます。こんな川はほとんど低い状態で釣りをしているので身体の柔らかさと普段どれだけ太ももを鍛えているかで釣果が変わります。
木の下を釣る
次のポイントまで匍匐前進に近い状態を繰り返し、木の下でライズする場所へサイドキャスト。思ったレーンに乗るまでキャストを繰り返すとヤマメさんが釣れます。その距離はロッド2本分という目の前なので誰でも投げられる距離。しかし、低い姿勢で狭いところへラインを通すので、そこらじゅうに引っかかるのが難点。その度にその低い姿勢のままフライを回収しに行くので普段使わない筋肉が鍛えらえます。
ヤマメの胃の内容物
この渓流へ入る頃はいつも春蝉が忙しく鳴く頃だから、お魚は目立った大きいものはまだ食べてませんでした。
小さなホットスポット
ひとしきりヤマメを釣ってひと休憩している時、ふと見たこの狭い瀬の中でお魚が4匹泳ぎ回っています。他のポイントと違う点は白泡の下あたりに潜り込めるエグレがあり、他の場所よりも少しだけ水深が深いという点。
イワナ
4匹が泳ぎ回っているけれど、そのうちの1匹を掛けた途端残りの魚は全てエグレに入ってしまったので、一本釣っておしまい。この川はイワナとヤマメの混棲なのですが、緩いプールでヤマメが虫を啄み、イワナは荒瀬の巻きで流れてくるものを手当たり次第食っているイメージ。
デタッチド・ボディ・メイフライ
イワナは大振りなフライで良く釣れるので、今は亡き先輩が好きだったデタッチド・ボディ・メイフライを使ってみた。このフライはお魚にすこぶる反応は良いのですが、魚を釣ると数匹でアブドメン部分が壊れてしまうのが難点。
イワナ
もうヤマメさんは沢山釣ったので、イワナだけ選って釣ろうと思ったら、イワナの方が釣りやすいからなのか、釣れそうな場所からはほとんど釣れず合計4本のみ。なので、また小さなパラスピナーにチェンジして釣り上がります。
ヤマメ
渓流が変わるとヤマメもイワナもその顔つきや模様が変わるので、行き慣れた川の魚はその顔を見るとどこの川だかわかる様になったりします。このヤマメは縦筋模様が特徴で、顔が少し丸く可愛いのです。
ヤマメの腹鰭
それともう一つ腹鰭の肉付きが多く、長い部分はペンキで塗った様に白いティップが入ります。
ヤマメ
あまり前のめりに釣りをしていると本流の時間に間に合わないし、谷が深くなって退渓することに時間が掛かってしまうので、ヤマメがツ抜けしたこの魚を最後に退渓することに。とはいうものの、深く入りすぎたなぁ。
ブナと楓の森
退渓するのには一苦労しましたが、天を仰げば私の大好きな新緑の季節。春蝉が鳴く頃にもう一度楽しませてもらいます。さて本流へ向かいますか、とまた下流に向けて50キロほど移動するバカな釣り人とは私のことです(笑)

恵みの雨にはならなかったスイング本流が不発ならば渓流散策へ

雨→増水→濁り→1日経過→状況好転

こんな図式を頭に思い浮かべてしまうのは、相変わらずポジティブな考えで、のらりくらりと釣り人生を楽しんでいる私。しかしである、今回は朝イチに時合いが来るだろうと予想を絞り夜が開け始めた本流へ入り、増水の中ひたすらキャスティングを繰り返したのだが何の手応えもなし。その前に例年に比べると思っている以上に朝方は寒くて虫っけが無く水温も低め。おまけにもう濁りは取れているだろうと思い投げまくっていたが、明るくなれば酷い濁りの中で爆投してました・・、トホホ。

それでもポジティブに考える私は、「夕方になればベストコンディションで良いことが起きそうだな。」なんて相変わらずな能天気。なのでそこからまた渓流魚を求めて1時間以上の距離を移動するのである(渓流の話は以下の写真に続く)。

午後4時半過ぎが時合いだろうと本流へ舞い戻り、タックルを用意する私。濁りは少しだけおさまったものの水位は20センチ高。でも変化がある時がチャンスの時。車を置いてお気に入りのポイントまで歩き、頃合いを見計らいキャストを始める。すると一投目でコツン、オイカワである。雑魚ポイント貯金をゲットし、益々本命に迫る中、一つのラン(ポイント)を2時間掛けて爆投した。しかし結果は何もナッシング、まぁいつものことです。

そのポイントを投げ尽くす最後の10投付近で4WDの軽トラが一台到着。このおじさんは何かのイブニング狙いなのかと思い、ちょっと声を掛けてみた。

「こんにちは、狙いものは何ですか?」

するとそのおじさんの回答は、

「ウナギだ〜。エサはドジョウで延縄を仕掛けるんだよ。」

詳しく聞けば夕方ギリギリに仕掛けをいくつも投入し、翌朝早くに回収していくそうである。一つの仕掛けに何十本もの針にドジョウを引っ掛けそれと3セット放り投げる間に色々な事を聞いてみた。

「おじさん、この仕掛けにはウナギの他に何が掛かるの?」

「ん〜、ナマズだな。そうそう、あんたが狙ってるサクラマスもたまに掛かるよ。小鮎を餌にする頃だから6月以降だなぁ。」

というお返事。サクラマスは何も食べないと言われているけれど、やっぱり色々なものを食べるのだなぁ、と思った今回の釣行。多分明日はきっとこの濁りも取れて、状況は好転するだろうと14時間釣り続けた後に、河原で車中泊するアラカンの私でした、つづく・・。

北関東の渓流釣り
朝は本流で2箇所回った後、上流部のとある川へ入る私。連休明けすぐなので、プールでライズするヤマメは超シブチン。一本釣ると残りのライズは全て止んでしまう。しかし、荒瀬の中は誰もやらないようで、要所のポケットを探して投げ込むとワンキャストワンヒット、まさしく入れ喰いでゴザイマス。
ヤマメの写真
ココは釣れるだろうという荒瀬のポケットでは全てヒット。それを丁寧に釣りをしていたら、全然前に進めません。なのでツ抜けした時点でこのポイントをやめましたが、わずか15mほどしか釣ってません。
ブラウンパラシュート
荒瀬から出てくる個体は何を流しても掛かるので、フライが勿体無いので以前使ったブラウンパラシュートを選択。お魚にはどう見えているのかなぁと、下から撮影してみた。
ラッフルウォーターを釣る
この写真を見てどこに魚がいるかわかりますか? ヤマメは早い流れと遅い流れの差ができる所の、岩があるその前から出ます。岩の後ろではありませんヨ。
渓流の釣り
ポイントを移動したものの居場所がわかってしまえばこっちのもの。釣れそうな流れはプレッシャーが高くて釣れないので、そのほとんどが荒瀬の中か巻きで掛かります。なので、イワナくんもお目見え。
ストマックポンプを使う
せっかくだから何を食べているのかをストマッックポンプで確認してみたところ、アカマダラっぽい小型のメイフライと、ブヨっぽいもの。それに薄緑の小さいカワゲラが入ってました。お昼頃はこの小さなカワゲラが沢山飛んでいたなぁ。
渓流を歩く
ポイントを進んでいくと、いつも大物が出るポイントまで来た。毎回渋シブライズで泣かされるのですが、今回もドヨ〜ンと浮いている奴は見た目は泣き尺サイズ。案の定、何を流しても喰いません。仕方なくライズの頻度が上がるのを待って22番のフライをドンピシャのタイミングで流すとヒット。そして昨年と同じ岩に潜られてフックアウト。う〜む、8Xは細すぎたかなぁ・・。
ヤマメ
大物とのファイトに敗れたそのすぐ上のポイントで一回り小さい8寸半をキャッチ。気持ちココにあらずの私にはこれで上出来なのかもしれません。ちなみに退渓して車へ戻ると私の横に後追いの釣り車。さらに3台入ってきたので、この川の魚がスレッスレなのも納得です。
アリジゴク
そしてまた1時間かけて本流へ戻り、真っ暗になるまでスイッチロッドを投げ続けた釣果はオイカワ一匹だったとさ。本日は14時間釣り続けて釣りはこれにて終了。翌日は3時起きでゴザイマス。

シーバスフィッシングの定番であるゾンカーフライが吠えない夜もある

皆さんのフェバリットフライってなんですか? ヤマメを狙っている方だと例えばバイオットダンやコンパラダンなど、あるいは初心者であればエルクヘアカディスなどになるのかな? いずれにせよ過去に実績があるフライは巻き貯めてボックスの中央に鎮座している事でしょう。

私のシーバスのフライフィッシングの歴史は前にも書いた事がありますが意外と長く、遡ること中学生の時分なので40年以上になるのです。その月日の中で一番使ってきたフライはやっぱりホワイトゾンカーになるのかな。ゾンカーはその色を黒やオリーブに変えればトラウトの定番フライとなる訳で、淡水だろうと海水だろうと両方に通用するパターンとして私の中では頻繁に使われるフライとして君臨する訳です。

5月上旬のゴールデンウィークはゴカイのバチ抜けシーズンは終わってしまい、シーバスの食べているものが何に合わせるべきか考えると悩ましい季節。一昨日のシーバスはボイルが沢山あるのに、何を投げてもアタリがほとんどなく、持ってきたフライを片っ端から結び変えてその答えを探します。しかし、何に変えてもアタリはないんですね。シークロのリュウちゃん曰く「迷ったらゾンカー」というアドバイスがあるものの、そのゾンカーでさえボイルの狙い撃ちの時以外はバイトがないという状態。今回はそんな時間が流れていき、魚がいるのにバイトさせるのに一苦労という夜となりました。

これだけやり込んでもシーバスもまだまだ奥が深いと感じた夜、今後のタイイングにも一層気合が入りそうです。

今回の戒め:多くの予測を持って幅広いフライの種類を持ち歩くこと。コレ、ヤマメのフライフィッシングと同じ。

Dマリーナ桟橋
今回の写真は撮影設定を間違えてほとんどピンボケになります、ゴメンナサイ。シークロがあるDマリーナの桟橋には新しいLEDライトが入り、じっとしているとそこでボイルが始まります。しかし、桟橋前なので釣りは禁止でゴザイマス。
横浜の夜
今回はなか二日で出掛けたので、前回の釣行で魚の居場所は分かっているので、まずはそこへ向かってGO! 釣らせる気満々でボートを走らせるリュウちゃんです。
小型のターポンストリーマー
釣行日ギリギリになって小型のターポンストリーマーを#4で巻いたものを持って行ったのだけれど、最初に結んだこのフライは全くの無反応。なので、それぞれバラバラのフライをキャストして、何が当たるかを探る状態。ボイルは散発に続くのに、バイトが全くありません。
横浜のシーバス
色々試しても何の反応もしないので、最後にフローティングミノーを投げてみたところ、見えシーバスがバイト。それを機に皆フローティングミノーに切り替えて、数少ないボイルを狙い撃ちして何とかキャッチ。
東京湾のシーバス
しかしこのポイントでのバイトが続かず、数時間粘ったけれど見切りをつけて、新たなポイント散策。シーバスのご機嫌が悪いのか、それとも食べているものに近いフライを投げることができていないのか、分からない状態。
シーバス
最後の最後に入ったポイントでゾンカーに切り替え、ようやくバースの穴撃ちでシーバスからのコンタクトが増えてきた。サイズは40〜50センチちょっとといったところ。メバルもたまに混じりました(ブレブレの写真なので記載なし)。
シーバス
ようやくそのポイントで全員がヒットしシーバス祭り!と言いたいところですが、バイトの割にキャッチは伸びず、そこそこの釣果。今回はなんでこんなにショートバイトだったのか分からず、次回への宿題となりました。こんな悩ましい日があるからこそ、また時間の釣りに燃える皆さんでありました。写真がブレブレで申し訳ございません。

釣りにブランクがあるリハビリアングラーに優しい川を探す

私の釣具屋人生はすでに40年以上になったので、お店にいらっしゃるお客さんには色々な傾向があるのがわかります。フライフィッシングはルアーに比べるとその人口が10分の1以下なので、道具の価格はややお高め。なので学生時代からフライフィッシングを始める方は稀で、大体はある程度収入が得られるようになった30歳過ぎぐらいから始める方が多いでしょうか。

独身時代はお金が自由に使えるのでドップリのめり込み、フライを始めて3年もするとスコットやウィンストンといった高価なロッドに行き着いてしまいます。しかし30代といえば結婚適齢期であり、結婚を機に一気にお金が使えなくなってしまい子育てに奔走するとフェードアウト。そして年月が経ち子供が育って時間の余裕が出てきた時にフライフィッシングをまた思い出すのですが、そんな方のフィッシングブランクは約10〜15年。昔の道具を引っ張り出して今でも使えるのか?なんて悩みながら管釣りへ行くと、お魚が昔と変わらず遊んでくれるので、またフライフィッシング熱が再燃する訳です。

これ以外にお父さんがフライフィッシャーマンだったパターンなどもあり、幼少の頃にお父さんに連れられて行った思い出を掘り起こし、35歳前後にフライフィッシングに再燃する方もいるかな?

という訳でハーミットのお客様の年齢は55〜65歳が最も多いのですが、お父さんに連れられて行ったのを思い出して再燃した方は30〜40歳ぐらい。では若い子はフライフィッシングをしていないかというとそうでもなく、漫画の影響でフライに目覚める若者も僅かながらいるのです。そして昨日の夜は中学生時代からハーミットに来ていた子が大学を出て今年就職し、そのお祝いに一緒に酒を呑みに行ったりして、ハーミットは10代から70代と幅広い年齢に囲まれて楽しい釣具屋人生を過ごさせて頂いてます。

さて、今回一緒に行った方のフライフィッシングブランクは5〜6年かな? なので今回は無難に数釣りができる場所を選びながらのフライフィッシング。しかし写真を見返せば人物の写真を一枚も撮っていなかった事に気づき反省。一緒に行ったのは良いけれどワンツーマンで教える訳ではないので、一緒に入渓せずにひたすら歩く事を選んだ私なので、3人で行ったのにほとんど一人釣行みたいなものでした。今回の釣りはむしろ私の方が楽しんでいたのかもしれません。

そんな今週の釣りがどんなだったかが気になる方は、以下の写真ととものその様子をご覧くださいまし。

C&Fのロッドホルダー
最近は運転に疲れているのでお客様の車で釣りへ出かけました。ワゴン車にこのロッドホルダーは便利でしょ。C&Fさんで発売されていたもので、トノカバーに裏から磁石で止め、フロントは前座席の両端をベルトで止めて固定するようになってます。また仕入れて売ろうかと思ったら、すでに製造中止でした・・。
小堰堤の河川
今年は早くからヤマメ狙いばかりしているので、ホームリバーはほぼ行き尽くした感じ。なので、以前にいっぱい釣れた河川を選び、一番釣れた場所をリハビリアングラーに提供。私はまだやったことがないずっと下流へ入り、後追いしようという作戦。しかし、下流部の反応は極小ばかり。結局前回と同じ場所まで上がったところから反応が良くなりました。
ヤマメ三昧
後追いということもあってか今回は大きくても7寸止まりのサイズ。とはいうものの、数は前回と同様にたくさん釣れたので文句は何もありません。フライは14〜16番のパラスピナーとパラシュート。
コンパラダンを正面からみたところ
今回はこのコンパラダンの反応はあまりなし。でもこの美しい半円のフライは好きなので、とりあえずどの場所でも一度は投げてみます。
北関東の川
2本目に入った川は水温が低すぎて虫が飛ばないので、すぐに移動。3本目に入ったこの川は渓装や魚に特徴があるので、広角で写すとすぐにバレちゃうのでこんな写真でゴメンナサイ。
朱点があるヤマメ
綺麗な朱点が側線に沿って少し入っているのでここの天然物だということがわかります。種苗放流された幼魚にはこの朱点がありません。
ヤマメ
交配が進んでこんなふう薄ピンクにボケた側線の個体もいます。ヤマメなのにイワナみたい立てて撮影。この子は胸鰭がしっかりしているのか、寝転がりませんでした。
ヤマメのお食事
ストマックポンプを入れてみると、マダラカゲロウ類とヒラタ類に混じり、カワゲラらしきものも入ってます。
ライズハント
もう十二分に釣っているのに、そのまま帰らずにイブニングは更に別の川へ行くことに。この時間からライズしているだろうと行ってみたら、見事にライズの嵐。んがしかし、チェルノバマダラが飛んでいたのが入渓して5分ほどだけ。そもそも真っ黒けのドライフライのダンなど持ち合わせていなかったので、一番近いカラーのコンパラダンをキャストしてみたのだけれど、本日1番の大きさがミスバイト。その後はな〜んも起きず。
カディス
チェルノバマダラのハッチはすぐに終わってしまい、その後は18番サイズのこのカディスがちらほら。大物のライズは終わってしまい、仕方なく対岸近くの散発ライズを狙うことに。
ツマグロ
最後の最後に釣れたのはツマグロ(ヒカリ)でした。このサイズだとこれから河口へ向かうのかなぁ、それとも来年? 気がつけば大きなサイズは出なかったものの、数だけは相当釣れたので十分満足。というか、もうそろそろ数釣りをやめてイチかゼロの釣果になる大物狙いのスタイルに切り替えますので、今後はお魚の写真が少なくなることでしょう。さて、今回もフライをいっぱい使ったらから、進んでいく季節に合わせて、新しいフライを巻かないとね。

 

桜前線北上を楽しみながらヤマメ釣りの筈だった北関東の里川

昨日現在の釣り人的目線で見る桜前線は、北関東の地域ではまだ3分咲きと言ったところ。それを見て思うのはこの場所へ訪れたのはチト早すぎたなぁ、と思いながらライズを探しながら河原をブラブラ散歩するのでアリマス。

天気予報は晴れに変わる予報だったのだけれど、国土交通省の水質データベースを見ると目指す川の水位がプラス25cm以上。ここ4日ほど雨が降り続いていたのでかなり増水した模様。水位が下がり始めたのであれば本流でのスイングを楽しもうかと思ったけれど、相変わらず水位が高かったのでウェットフライフィッシングは却下。なので水位に影響が出ないであろう里川のヤマメ釣りへと繰り出す事となりました。

4月を目前にこの時期は、この周辺ではガガンボのハッチが大体10時半ごろからスタートし、それに伴いライズが始まる予想。その時間になるまでまずは川筋を車でポイント巡りをし、ライズを歩いて探して昨年との違いをチェックしていきます。

予想していた時間になると、ほれ見なさいと言わんばかりに私の予測通りライズは始まるのです。そのライズに向けて釣り仲間に指示をしていると、アレなんか違うぞこのライズフォーム。よくよくライズを観察すると、オレンジの部分がチラリと見えたカワムツくん。在来種だけど、君は関西出身だからここに居るべきではないんだな。

そのライズに翻弄されること30分、僕らは慌てて他のポイントへ移動するのでありました。その後のお話は以下に続きます、お暇な方はご覧くださいまし。

本日の戒め:フライの種類と数はあなたの釣果を左右する

北関東のとある川
まだまだ川は寒々しい雰囲気。河原に近い桜はまだ蕾の状態だし、遠くの山はたっぷりと雪があります。でも時間とともにヒバリが鳴き始め、春らしい様相はもうすぐそこ。そして以前良かったライズポイントで待つこと1時間。ライズが始まったと思ったら、全部カワムツ。この時期はプライムタイムが12時ごろだから慌てて他の場所を散策するも、川は少し水が冷たいのでもう一度高速道路に乗って大移動。そこは更に北に位置し、田んぼの手入れが始まったばかりの地域だったけれど、大丈夫でしょう、きっと。。
北関東のヤマメ
ライズを探す時間がもったいないのでとりあえず叩き上がってみると、今度はカワムツに代わりウグイさん。小さいフライは投げていたら雑魚ばかりになりそうだと思い、フックを大きめの12〜14番のコンパラダンに変更。先ほどからナミヒラタカゲロウも流れているしね。するとヤマメさんがヒット。
ガガンボのフライパターン
ライズを繰り返す個体をみていると明らかにガガンボを食べているのでフライ変更。でもガガンボパターンにすると釣れないんです。なので元に戻してコンパラダン14番のブラウン系に変更するとに。すると反応は元に戻ります。やっぱりカゲロウの方が美味しいのかな?
北関東のヤマメ
本来釣れるべきこの時期のヤマメのサイズは6〜7寸程度。そのサイズは天然ものがほとんどなので胸鰭が綺麗なヤマメがヒットします。パーマークの背景の様に桜色の側線がとても綺麗。
北関東のブラウントラウト
なんかフックサイズが大きい方が調子良いみたいとそのまま釣り上がると、今度は早瀬の中からブラウントラウトがコンニチハ。あれ?ここは長野じゃありませんゼ!
ヤマメハンティングのはずが・・。
流下するカゲロウの中にオオクママダラもいたので、さらにフックをサイズアップして12番のスペントスピナー焦茶色系にすると、フライが大きいので反応だけはすこぶる良くなった。
ブラウントラウト
大きなスペントスピナーを荒瀬の中を漂わせると、大きな水飛沫が上がった。今度は更に大きなブラウンくんが水面を割って出ました。それも飲み込んでやがるのです。
ブラウントラウト
グラスロッドをグングンしならせて瀬を二つ降って上がってきたのは9寸サイズのブラウントラウト。この川でたまに釣れるブラウンですが、このサイズは初めてかな。ヤマメハンティングのつもりが、いつしかブラウンハントになってしまいました。ブラウンはこれ以上釣っても仕方がないので、イブニングは更に別の川へ行き、定番ポイントで8寸ヤマメが取れずに撃沈しましたとさ。シーズンは始まったばかり。この川のハイシーズンは4〜5月中旬なので、これからの成長に期待してます。