皇居のお膝元で出勤前にニジマスと遊ぶ

毎年の事ながら早春の渓流をさまよい歩くとその打率はとても低く、ただ河原を歩きヤマメの影を追い求めているだけで、ライズハンターにはなりきれない日々が続いている。ましてやサクラマスなんぞは更にその100倍困難な訳でして、もはや休日の度にキャス練に出かけている、とでも申しておきましょうか。

そんな訳で魚が恋しいこの頃。昨日の天気予報は私に「さぼっちゃいなよ。」と悪魔の囁きをしていたので、サボるとはいかないにしても少しだけ早起きをして出勤前に釣りへ出かけると事に。行き先は都内のビオトープである弁慶池。この機を逃すとレインボートラウトは死してザリガニの餌になっちゃうから今しかないんです。

弁慶橋ボート場の営業は4月までは朝9時からの営業なので(5月からは7時)、仕事前に与えられた時間は帰路を考えると正味2時間。この時間に魚を仕留めてサッと帰るという寸法です。お店に車を置いて九段下まで歩きで徒歩5-6分。そこから半蔵門線で二駅なので、歩きを含めて20分もあれば着いてしまう釣り場。弁慶池の上には首都高4号線があり、日曜とてサイレンが鳴り響くそれはやかましい釣り場なのであります。

そんな弁慶堀でのレインボートラウトフィッシングはこの暖かさが続くと私の予想ではあと2週間くらいかな? その後はバスの釣り場へとトランジションしていきますので、千代田区でニジマスを釣ってみたい方は、この週末ぐらいまでに出かけてみてくださいな。

今回の戒め:早起きは3本の得

紀尾井タワー方向
土日は混んでいるので前日までにボートの予約を入れておいた方が良いかもしれません。私は8時45分ごろにつきましたが、順番で言うと3番目。時間が短いので慌てて釣りを始めましたが、振り返ればボート場はご覧の通り。写真奥の桜はもう葉桜になり始めました。
弁慶堀(濠)
着いたらその暑さに先ずはフリースを脱ぎ脱ぎ。そしてペットボトルを2本購入して乗船しましたが、30分ほどで一本目を飲み切る勢いの暑さ。ライズがあるかと思いましたが、これだけピーカンだとしないですな。
弁慶堀のレインボートラウト
季節が進んだからギュンギュン引っ張ったほうが釣れるのかと思いましたが前回と同じ。フライを沈ませてステイさせた後に反応があるので、あまり引っ張らない方が良いみたい。タナも相変わらずひとヒロほど。フライはブラックのマラブービーズヘッド。
弁慶堀のニジマス
嬉しいことに私以外にフライフィッシャーマンが二人いらっしゃったので、フライ人口は3名。隣りの方もすぐに釣れてましたヨ。
レインボートラウト
インジケーターへのあたりは10分に一回程度。でもものすごい細かいアタリはもしかしたらブルーギルかもしれません。もう少し暖かくなったら、ブルーギルのドライフライフィッシングを出勤前に楽しんじゃいます。ちなみに早起きは3本の得と書きましたが、バーブレスを使っているので実際は3本掛けてランディングしたのは1本のみです。
クロウダディ
そうそう、私はこのフライがどんな動きをするのかを見に来たんだっけ。ということで、レインボー狙いをやめてフライのスイムテスト。私の予想では金属テールの幅が大きいのでクランクベイトみたいに泳ぐかなと思いました。
クロウダディ
沈んでいく姿勢はフックを上にして尻尾を下にして沈んでいきます。ロッドを大きく煽ってみましたが、この金属テールの効果で左右に振れる事はなかったです。でも、その動きはやっぱり雰囲気はザリガニ。ハサミの部分もフワフワした動きを出してます。このフライは夏になったらこの弁慶堀で活躍してくれるかな?
ダブルバレルポッパー
同じく、その前に巻いたポッパーの動きもチェック。サイズ感はブルーギルと子バスにピッタリ。早く糸トンボが飛び回る季節が来ないかなぁ。弁慶池にいるともはや頭の中はブラックバスのバイトシーンを妄想。渓流魚はもちろん楽しいのですがお手軽な釣りも大好きな私。

タイイングキットのクロウダッドを巻いてバスのフライフィッシングを妄想する

若かりし頃は色々な魚を飼育してましたが、ブラックバスって圧倒的にエビちゃんが好きなんですよ。色々なエサを与えて検証しましたが、カワエビを水槽に入れた時のその興奮度合いは尋常じゃないのです。それを思うとこんなザリガニチックなフライってきっと釣れるんだろうと、妄想が膨らむなぁ。

このフライアイ近くに取り付けられた金属片(シュリンプ&クレイテール)はレッドアイやビーズチェーンと同じ役目で、フックをキール状態に安定させる役目と、着底時の安定感を得るためのもの。

キャスティングするとザリガニの尾っぽの方からスッと水底に向かって沈む。着底してリトリーブする度に泥底をこの金属片で少しかき回して、バックで逃げるザリガニさんを演出。それを見つけたバスが「エビちゃん見っけ!」と突進しバックリ喰うのです。ロッドに伝わるズシリとした重みを想像すると行きたくなるなぁ、バスフィッシング。

ともあれ妄想はこの辺にして前回と同じ様にこのフライタイングキットを巻いて気付いた点と注意点をご紹介。とここまで書いておいてなんですが、フライ業界って圧倒的にトラウト崇拝者が多いので、書いたところでどれぐらいの方が興味があるのかは微妙ですな。

Fish-skull Crawdaddy

フィッシュスカル クロウダディ
このキットでタイングに気をつけることはフライは8本巻けるキットなのですが、圧倒的にワイヤーの長さがギリギリ過ぎます。なので、キットとは別にハーミットでコパーワイヤーを追加しておきます。ボディのフィネスシェニールは2本入っているので、それをあらかじめ均等に4本にカット(計8本)にカットしておく事をお勧めします。ちなみにこのキットを買わなくてもタイイング方法を見て真似て違うものを作るのもアリですよね。
クロウダディの巻き方
先ずはエビちゃんの形をしたクロウダディの表面は適用に自分で絵を描きましょう。そして裏面のこの位置に印をして、その位置にフックを裏から指します。
クロウダディを巻こう
刺すとこんな感じ。バイスにセットすると絵を描いていない裏面が見えてます。そしてシャンクにスレッドを下巻きしましょう。
クロウダディの巻き方
シュリンプ&クレイテールというウェイトを曲がっている部分が上向きになるように巻き留めます。巻いた上には瞬間接着剤を塗って固定しましょう。巻き終えたらスレッドはフックのベンド側(向かって左)に巻きながら移動。
クロウダディ
黒くてわかりづらいですが、フェイクバックテールのブラックをアンテナとして2本巻き止めます。髭は左右に分けて取り付けて、Vの字にセットしましょう。
クロウダディ
アンテナを巻き留めたらその位置にフィネスシェニールを巻き止めます。で、このシェニールは見ていてエリアフライ用にとても良さそうなので、現在USAヘ注文中。来週待つぐらいには届くかと思います。
クロウダディ
このフィネスシェニールをフックシャンクの半分を巻き進め、一旦仮止めします。その仮止めした位置にコパーワイヤーを巻き止めます。ワイヤーを巻き止めたら、さらにフィネスシェニールをシュリンプ&クレイテールが巻き止めてあるアイ付近まで巻き進めます。
クロウダディ
フィネスシェニールをフックシャンク全体に巻き進めるとこんな感じ。それをスレッドで巻き止めて余った部分はカット。今はコパーワイヤーがフックシャンクの中央から生えている感じ。
クロウダディ
フックを逆さまにバイスに留め直します。ロータリーバイスで作っている人はそのままフックを逆さまにしてこの状態にしてください。するとお絵描きした表面が出てきますので、エビの尻尾部分をコパーワイヤーで螺旋状に巻き進めます。スレッド位置まできたらスレッドで巻き止めます。最後にアイの位置でスレッドをウィップフィニッシュし、スレッドをカット。瞬着を着けて完了です。
クロウダディ
正面から見るとこんな感じ。ザリガニの形をしたクロウダディはフェイクスキンなので、乾いても硬くなることはありません。
クロウダディ
フライは一袋で8本巻けます。写真に写ったこのフライの4-5本はフライガチャのアタリとして入れておきますので、実物が欲しい方はガチャガチャで運試しをしてください。このフライの動きをチェックしたいので、本日朝は赤坂見附の弁慶池に持っていってその動きをチェックしてきましたので、その様子は次のブログで。

 

あいにくの天気だったのでオトコ二人、ぶらり旅

そいえば先日の芦ノ湖でうえ乃のマスターが「卒業旅行で少し人が戻ってきた。」と言ってたけれど、うちにもまだ大学生がひとり残っていたんだっけ。管理人JrといえばFacebookの方でたまに登場していたけれど、あの小さかった愚息は今や私を抜き去り180cmオーバーに。そしていつの間にか酒が飲める年になっていたが、未だ親父と酌み交わすことはない。

昨年の息子はコロナやらオンライン授業やらでどこへも行けなかったので、たまには外へ連れ出そうとを誘ってみたら、意外にもあっさりOK。しかしフライフィッシングのブランクがもう一年以上になってしまったので多分キャスティングはままならないと思い、こんな六案をぶつけてみた。

次のコースから行きたい釣りを選びなさい。

1:渓流タイプの管釣りでイレグイになりたい
2:芦ノ湖のボートで遠投引っ張りの釣り
3:行ったことがない遠くの管釣りに行きたい
4:せっかく解禁しているのだから、オデコ覚悟で渓流へ行ってみたい
5:シーバスボートでシーバス&メバルの釣り
6:本栖湖へ行ってオデコになる

どのコースを選んでも一流?のガイドが同行し、丁寧にフライフィッシングをサポート、送り迎えもいたします。天気予報は日増しに悪い方向へ向かう中、釣り初心者のあなただったらどれを選びますか?

愚息が選んだのは6番でした。

子供たちがまだチビだった頃、私は毎週の様に「明日は山梨へ観光に行こう。」と家族を引き連れて本栖湖へ来ていた酷い父親です。家族は朝3時半に叩き起こされて本栖湖へ。車の中は寒いだろうからとシュラフと毛布を渡し嫁と子供二人を残して朝マズメの釣りへ行くのです。近所の遊園地などが開く10時前には釣りをやめて、ガリバー王国やオルゴール館などで一応家族サービス。そして帰る頃には、「渋滞に巻き込まれるから時間をずらして帰ろう。」という理由を付けて、もう一度本栖湖へ戻りイブニングの釣り。そして10時ごろ帰宅という具合でございます。

今回嫁には「山梨県の日帰り温泉へ連れて行ってやる。」と誘ってみましたが、過去の記憶が脳裏によぎったのか、ついてきませんでした・・。

3月の本栖湖
愚息は何を思ったのか「本栖湖へ行きたい。」と言い出した。私にとっちゃ嬉しい選択だけれど、天候は最悪だし到底彼が釣れるとは思えない。彼は勘違いしていたようで、自分のレベルでは釣れないという意味だと思ったらしい。いえいえ、私だって数回に一度しか釣れない本栖湖ですよ。結局、雪混じりの雨が激しいので本栖湖は観光だけにして、釣れる管釣りへ行くことと相成りました。
奈良子フィッシングセンター
さて、ここはどこかわかるかな?本栖湖から移動する時間で予報通り雪に変わってしまいました。釣り場に人がいないので、不安になりましたが営業中という事で、息子と二人で貸切フライフィッシング。もっともこんな天気の日に来る人はいないよね(笑) それにしても死んだ親父に顔が似てきたなぁ・・。
雪の奈良子フィッシングセンター
ブルーのシムスを着ていると私に見えますが、違います。見分け方は私よりもさらにお肉がない縦長のひょろっとした体型で、レフティな点かな。ロッドを振るのが一年振りでも若いからすぐに思い出して釣ってましたヨ。
奈良子フィッシングフィールド
奈良子フィッシングフィールドは魚種が豊富なので色々な魚がヒットしてくる。今回はアマゴにヤマメにイワナに、レインボートラウト。彼はとりあえず沈めてニンフの釣りでこのイワナをゲット。
シムスのレインウェア
暖かい上下の服装を提供したけれど、足のサイズが私よりもずっと大きいので、足は運動靴のまま。足先が痺れるほど寒かったと後の弁。
雪の奈良子
こんな天気だけれど、フィッシングプレッシャーがないので私はドライフライを堪能。でも2時間もしたら手足が寒くなってきたので、まだ釣りたそうな愚息でしたが雪が積もる前に退散しましたとさ。

恋するフォーチュンクッキーならぬ、鯉する芳醇、クッキーは上げない

相変わらず1週間以上遅延のご報告。本当の事を言うと実はもっと前の話なんだな。

時を戻そう、正月明け最初の休日の事。年始からオデコ覚悟の釣りへ行くのもなんだから、手始めは手頃な管釣りからと雨の中を出掛けたのさ。しかし管釣りだけではつまらないので午後の天気が回復したら後半はコイでも釣りに行こうと、一応その準備をして行ったのです。

雨の管釣りは人がほとんど居らず釣りはなんでもできる状態だったので、思いっきりぶっ飛ばして入れ喰いを堪能。そして3時間が過ぎたところで雨脚が収まってきたので鯉のフライフィッシングへと出かける事となりました。僕らが楽しむコイさんはとてもグルメで超熟超芳醇じゃないと喰いが悪いと言う話を何度かしたかと思います。ポイント近くのコンビニにはその肝心の銘柄が品切れだったので、駄目もとで別ブランドのパンを買ってポイントへと向かいました。

車をコインパーキングに止めるのに難儀し、ようやく釣りはじめたら土砂降り。そして芳醇ではないパンを投げても魚の反応はすこぶる悪く、ずぶ濡れになって帰ったのでした。昼食を抜いて出向いたその帰路でポケットに手を突っ込むと、いつ入れたのか包装されたクッキーが一枚。鯉ごときでなんかなぁと思いながら、その湿気ったクッキーを食べながらオデコを噛み締めました。

それから2週間後のこと。コイ釣りが中途半端であったことに反省し、同じシチュエーションでリベンジ。このお話の続きは以下の写真の通り。

天気が悪い中の管釣り
今思い起こしても寒い雨だったなぁ。レインウェアを着ていても雪と違って長時間釣りをしていると袖口からビチョビチョになっちゃうのです。手を上げた時に伝う冷たい雨水は、不快この上ないのです。ご覧の通り僕ら以外は誰もおりませぬ。こんな天気では当たり前か。
ファストフリットの曲がり
フィッシングプレッシャーが少ないので入れ喰い状態。でも空が暗過ぎて写真を撮ってもパッとしませんなぁ。
パン鯉
そして鯉釣りへ移動。コインパーキングを探して車を止めるのにざっと30分。パンをハサミで刻み、いよいよこれからと言う時にザーザー振り。コンビニ袋に雨水が伝い、時間とともにパンはビチョビチョに。駄目だこりゃと思った二人はロッドを仕舞い、諦めて帰るのでした。
TFO Mangrove Coast
それから2週間後のこと。今度はメーカーさんのサンプルロッドであるTFOのマングローブ・コーストを試投する為に管釣りへ。この日は穏やかに晴れた日なので、お客様も多く釣果はそれなりに。
朝霞ガーデンの放流
いつも放流する時間にいないので、久しぶりに見るこの光景はなんか新鮮。でも放流する頃には3時間が過ぎたので、場所を移してダブルヘッダーであるコイが泳ぐ川へ移動。
パンを撒いてコイを釣る
今回は抜かりなく事前に超芳醇を入手。フライでコイを狙うときは、「鯉する(超)芳醇、(鯉に)クッキーは上げない」です。なんか無理があるけれど、ポケットには自分の餌であるクッキーを忍ばせてね(笑)。パンはこのように事前にハサミでカットして、乾かしておくと投げやすいです。
パンフライで鯉を釣る
フライフィッシャーマンってバカですよね。高級なパンを撒いて(時々自分の口にも入れて)、わざわざ偽物の餌(フライ)で釣るのですから。今回は晴れているので水温も少し高く魚は高活性。でも僕らがイジメ過ぎているから、スレるのも早いです。ランディング前にバラしたこの場所は、その後はいくら撒いても魚が浮きません。
鯉のフライフィッシング
場所を変えると最初は活性が良いのですぐにフライに食い付きます。トルクフルな引きをする鯉はグラスロッドをバットから曲げてくれます。
鯉のフライフィッシング
ようやく上がってきたポッチャリ系、髭ピンのコイサンマン(覚えているかな?ブッシュマン)。この貫禄と大きさなので一本取れれば十分満足です。
鯉の尾鰭
エピックのリールと比べると尾鰭はこの大きさ。重さは5キロ近くありそうだからそのパワーは恐るべし。さて、相方が釣れたとこだし、餌撒き(チャミング)と釣り人が交代。しかし一度掛けた所は反応がありません。仕方なくポイントを休ませた元の場所へ移動。
コイをリリース
移動したその場所には別の釣り人が・・。さらに移動すると今度は子供達の石投げが始まりました。その頃には用意したパンが尽きてしまい、新たに買ってきてやる気力は失せてしまい、私は今回もオデコとあいなりました。う〜む、更なるリベンジする?今度はフォーチュンクッキーでも撒いてやろうかな・・。

フライフィッシングをはじめよう(改訂版)P2

華麗なトラウトたちが人気のターゲット、管理釣り場で一匹を釣ることからスタートしよう

初めて訪れる渓流は釣り人心をくすぐり、好奇心が掻き立てられるものだ。透き通った流れに悠々と泳ぐ魚たちの姿をつい連想してしまうのは釣り人にありがちがポジティブな気持ち。実際にヒョイと覗いた橋下に虫をついばむヤマメを見つけたなら、さあ大変。私の中の少年はすぐに呼び起こされ、道具を用意して転げるようにして川面へ降りていくのである。

釣り人は水辺に立てばすぐに嫌なことなど忘れ、せせらぎの音に癒され悠々と泳ぐ魚を見て胸を熱くする。フライのタックル(仕掛け)を用意をしてキャスティング(投げる事)を開始。うまい具合にラインがスルスルと魚の少し先まで伸び、先についたフライ(毛ばり)がふわりと落ちるとガッツポーズをしたくなる。その流れていくフライをヤマメは見つけて胸ヒレを少し傾け上を向き、疑いもせずにフライを咥え込む。その瞬間、釣り人の腕は瞬時に反応し魚の生命感は振動となってロッド(釣竿)通して感じるのだ。頭の天辺からフライに至るまで全てに緊張が張り詰め、魚を逃がさないようにロッドを十分にしならせ慎重にやりとりを楽しみ、やがてそれはゆっくりとたぐり寄せられ網に納められる。横たわるボディの銀鱗が美しく輝き、ヤマメの美しさにしばし見惚れてしまうのである。

誰にとってもフライフィッシングで初めて出逢いたい魚は、こんな大自然に生きるヤマメやイワナであるだろう。フライフィッシングはこの美しい魚たちを釣り、人と自然を結びつけてくれる要となってくれる。そんな憧れの渓流魚だけれど、いきなりヤマメを釣るにはかなりハードルが高いと言える。特に釣りをフライフィッシングからスタートする方は糸を結ぶこともまならないので、ここは一つ釣れるという事を優先して近くの管理釣り場からこの釣りを楽しんでほしい。

管理釣り場によって狙う魚は様々だが、ターゲットは主にニジマス(レインボートラウト)やヤマメ、イワナなどのトラウトたち。その魚たちを実際に釣ることでその感触を確かめ、自分の足りないものが見えてくる。それを繰り返し得た知識を蓄えたら、憧れの渓流でフライフィッシングを是非楽しんでもらいたい。

胸鰭が綺麗な山女魚
渓流の宝石とも呼ばれるヤマメ(山女魚)。伏せ目がちの愛らしい目と柔らかな丸みを帯びたフォルムからこのような漢字が当てられたのかもしれない。私はこの魚に憧れて始めたのが小学校高学年の頃で、ヤマメを手中に収めるのに実に三年も掛かった。子供だったので釣りへ行くお金や足が無かったのも事実だが、情報化社会の今は昔と違い私のような試行錯誤をする必要もないので、その試練は少ないだろう。
源流の主人、イワナ
ヤマメが渓流の宝石であればイワナ(岩魚)は源流の主人と言うべき存在。釣りの教えで「イワナは岩を釣れ」とか、「岩魚は脚で釣れ」などの例えがある。いっぱい歩いて岩のスレスレに餌を流して釣りなさいという事だが、冷たい水が好きな源流域に棲むこの魚は温暖化の影響で年々生息域が狭まっている気がする。
朱点が綺麗なアマゴ
アマゴ(雨子)は一見するとヤマメ似だけれど、ボディに朱点が散りばめられているのが特徴。生息域は山梨県よりも西の本州に生息。私的な感覚ではヤマメよりもやや大らかな性格に感じる。地方により呼び名が変わり、アメゴ、アメノウオ、タナビラ、コサメなど。
ロッドがしなる管理釣り場
都会では掘って作られたポンドタイプの管釣りが中心。安近短で楽しめる釣り人の癒しのスポット。魚は養殖魚なので、はじめてのフライフィッシングでも容易に釣る事ができるのが利点。釣れる人と釣れない人の差は、フライ(毛ばり)・タックル(仕掛け)・キャスティング(投げ方)・フッキング(合わせ/魚を掛けること)、その他に魚を寄せる技術など。人よりもいっぱい釣りたいと思うのならば、やはりそれなりの努力は必要だ。
管理釣り場のレインボートラウト
管理釣り場のほとんどで釣れるのはこのレインボートラウト(ニジマス/虹鱒)。明治10年に食糧政策の一環で日本に移植されたのが最初とされているが、実際にこの魚が日本で繁殖しているのはごく一部。成長が早く強い引きでジャンプを繰り返す。釣りの楽しさと食べる楽しみを兼ね備えた魚である。
流れのある渓流タイプの管理釣り場
都会から少し足を伸ばせば、渓流をそのまま利用した管理釣り場がある。ここでは魚を騙ますためにどうやったらフライが流れに対して自然に流れる様になるかを学ぶ事ができる。管理釣り場は魚の目の前に投げなくとも、間違えて落ちた先にも魚がいるので釣る事ができるのが嬉しい。また、ニジマスは日本の養殖技術が作り出した美味しいお魚なので、全てをキャッチ&リリース(魚を放す)するのではなく、一度は自分で釣った魚を自分で料理して食べてみてほしい。

フライフィッシングをはじめよう(改訂版)

プロローグ

最近は紙媒体の書籍が減る一方で、入門書を探しても手に取れる本がなくなってしまったと感じるこの頃。webで閲覧できる入門解説も他からの引用が多いのでどれも同じ様な感じ・・。これも時代の流れなのかなと思いつつ、ふと私が2000年に書いた山海堂出版の『フライフィッシングをはじめよう』をパラパラとめくって見た。なんと若いこと若いこと(笑)、そして若気のいたりで尖った文章だこと。当時35歳だったからまぁ、こんなもんかなと思いつつも、読んでいたらなんだかこの入門書に手直ししてこのブログに綴りたくなりました。今この本はすでに絶版だし版元も潰れちゃったから問題はなさそうですしね。ついでに製作時の裏話でもしようかな(笑)

と言うことで、私の手が空いた時に『フライフィッシングをはじめよう』のページと同じ内容で今の私が書いてみます。皆さんが見て面白いかどうかは分かりませんが、これからフライフィッシングを始めようと考えている方に少しでもお役に立てればと思います。もしこの本が気になる方はアマゾンの古本などを探してみて、実際の本とこの内容を比べてどう変わっているかを楽しんでみてね。

では始まり始まり〜(不定期更新)。

次回の内容はP2「華麗なトラウトたちが人気のターゲット、管理釣り場で一匹を釣ることからスタートしよう」

*校正をする人がいないので、誤字脱字が多々出てくると思いますが、ご了承ください。

ハワイでのボーンフライフィッシング
先走って内容を書き過ぎると、後で書くことがなくなるので今回はこの辺で。写真はハワイでかつてボーンフィッシュを狙う時にカヌーで渡渉したアイランドホッピングのフライフィッシング。実際は環礁帯なので陸地はありません。

シーバス三銃士が目指すのは合計で2.5メーター

私の釣行はほとんど平日な為、その釣行に付き合ってくれるのは休みの都合が付きやすい個人事業主か、小規模の経営者のお方がほとんど。私の誘いは雑なものだから急に、「明後日行く?」と聞いて即答できる人が必然的に釣行のお供になっちゃうんですね。そんな平日釣行組の中で志ざし高く「目指せメーターオーバー!」に賛同して参加しているメンバーは私を含めて3名。今季は毎週ランカーシーバスの釣行に突っ走ってます。でも流石に三人がそれぞれメーターアップを釣るのはとても難しいので新たな目標をたてたのがこの「3人の総合計で2.5メーター!」です。*通常はフライの場合2名出船ですが、私が真ん中に入りバランスよく順番にキャストしている事で船長の許可を得ています。そんな状態ですから、オープンウォーターのみのという根性の釣り。

これは一回の釣行でそれぞれの最大魚一本の値なので、皆が84cm以上のシーバスを同時に釣らにゃならんのです。最初はいけるんじゃない?なんて甘い考えでしたが、いざ初めてみると相当ハードルが高いじゃないですか。そもそも80アップを釣るのでさえ必死なんですから・・・。

ちなみに前回のシーホースでは合計2.12メーター。残り38センチなんですが、誰か一人が90アップでも上げないと、この数字を達成するのもなかなか難しいものですなぁ。さて、そんなシーバス三銃士が今回も性懲りも無く出撃。果たして前回の記録を越えられただろうか?その答えは以下の写真に続く・・。

本日の戒め:根性で投げ続けるだけではなく、アタらない理由を考え模索することも大事

東京湾をボートでクルージング
やっぱり明るい時間帯の写真には色があって良いですなぁ。まずは朝のボイルポイントまで突っ走って海の真ん中でボイルを探すとありました、本日の猛ボイル。しかしこのボイル魚のサイズがやや小さめで、ナナマルサイズまで届きません。最初からタガメン22センチを投げている私は、50センチ程度のシーバスがバイトしても一向に掛かりません。私がバイトを何度ももらって遊んでいる間にちょっと沈めて釣っている二人はなんなくキャッチ。
シーバス計測中
ボイルがまだ続いているので真上から撮った雑な写真、65アップくらいかな。もう一人も同じようなサイズをキャッチして私だけ、ただ魚をバイトさせて遊んでます。ま、本番はこれからだから、私はココで釣れなくても良いのさ。とこの時点では思ってました。
シーバスとのファイト
ひとしきり朝のボイルを二人は楽しんだので、いざ本命のポイントへ。そこはここ数週間の鉄板ポイントだから、周りはシーバスを狙うボートだらけ。どの船もシャローレンジをドテラ流しでシーバスを狙ってます。でもフライで釣っているのは僕らだけだけれどね。10番以上のロッドを爆投する根性の釣りをする時に私が歌う歌、アニメ「ど根性カエル」の『ど根性でヤンス』を大声で歌い始めると、またまた二人にヒット!サイズもナナマルを越えてきたので、こりゃ前回の記録越えか?
フローティングミノー、タガメン
しかし、私はタガメンとビースティチェンジャーを投げ続けていてもバイトは一向にありません。周辺のルアーの方々も、そんなに釣れてないので本日は少し渋い様。今回は投げ続けても魚の反応が薄いので、私は大物を釣りたい一心でうっちー船長にエロトークをお願いしましたが、その効果もありません。タガメンを投げ〜の、時々ビースティチェンジャーというメガフライ縛りが駄目なのかも・・。そう思って最後の最後にEPミノーにチェンジ。それでもアタリはありません。本日は何も無いまま私だけオデコかも・・。
東京湾のシーバス
「スミマセン時間なので、あと3投でお願いします。」とウッチー船長。う〜む、周りも釣れてないし、コノシロも底ベタか。ならばと私は最後の一投は思いっきり沈めてみたのです、インタミラインでカウント25秒。フルキャストしたので回収する距離も長かったのですが、ちょうどラインが一番深く入ったところから浮き上がった瞬間にドン!。上がってきましたナナゴーです。ラストのキャストでキャッチすることが多い私ですが、最後の最後にこの一本だけ釣れてオデコを逃れた私でした。
港内を徘徊するシーバス
かくして本日は納竿。そして今回の合計は2.11メーターと、1センチの後退。ま、オデコにならなかっただけ良かったね。連日同じポイントにデカイルアーとフライを投げ続けられているシーバスなので、そのプレッシャーとベイトの位置から推測すれば、フライのサイズを若干下げて沈めるというのは当たり前の回答だったのですが、どうもビックベイトに拘りすぎて、発想の転換が遅すぎたのが今回の敗因です。次回また精進してガンバリマス。港へ戻るとそこには人を気にするそぶりも見せないシーバスが、気持ちよさそうに回遊していましたとさ。

初冬の息抜きは久しぶりにプールでニジマス釣り(さいたま水上公園)

シーバスへ出撃するたびに少しずつ寒さが増してきましたなぁ、もうすぐオオニベの季節です。一昨日は急にオオニベスイッチが入ってしまい、22時ごろまでお店でタイイングに没頭してしまったため、火曜日の釣りは何にも用意ができず。なので朝起きて決めるお気楽な釣行をする事に。その夜のうたた寝で、「お前、釣れば良いってもんじゃないんだよ!」と突然隣りのおじさんに怒鳴られた日の事を思い出しました。あれは今から35年以上前のことだったかな。

埼玉県の冬はハーミット的な言い方をすれば、初心者に優しい埼玉四湖(プールだけれど)解禁です。ひと昔前はルアー&フライに解放されていたのは確かさいたま水上公園のみでしたが、今では川越・しらこばと加須はなさきの4つが解放されています。

その上尾にある「さいたま水上公園」で昔は暇な時によく釣りをしていたものです。夏にはそのプールへ出向き、真ん中にある島の水中部分はどんな風になっているかを潜って調べた事もあります(笑)。 そんな昔のとある日、私は6番シューティングヘッドのインタミにモノフィラのランニングラインを継いだもので、その島の真ん中までぶっ飛ばして釣りをしていたのです。このプールは最深部が1.4mしかなく(プールなので当たり前か)、コンクリートに固められたプールは早い時期は水温が温まりやすく魚は水温の低い最深部へ、遅い時期になるとコンクリートの為に水温が冷えるのが早いので、やっぱり最深部に固まってしまう傾向です。

それを知っている人はおよそフルラインの距離である25mをぶっ飛ばして釣る訳ですが、キャスティンがままなら無いおじさんは届く訳もなく、飛ばせる人がずっと入れ食いになる訳です(もちろ飛ばす以外に喰わせるテクニックも必要)。すると隣のおじさんが私に近寄り、冒頭の言葉を放ったのです。

「お前、釣れば良いってもんじゃないんだよ!」と。怒鳴られたので思わずスミマセンと言ってしまいましたが、ふと我にかえり、なんで釣っちゃいけないんだ? と困惑。しばし考えてその後も時間いっぱいまでずっと釣り続けました。あの頃の私は大人気ないなぁ、と言いたいですが20代だった私は、まだまだ釣り足りないガキ同然だったんですね。

そして昨日。今でも同じように良く釣れる管釣りとして再認識。上尾まで行くとちょっぴり小旅行気分で楽しいですね。私の朝霞ガーデンネタも飽きた事でしょうから、たまには埼玉四湖で息抜きはいかが?

*2024年12月追記:さいたま水上公園は令和4年2月27日をもってプール区域の営業を終了いたしました。

さいたま水上公園駐車場
駐車場の様変わりにビックリ。もう一つ昔話をすると、当時ここへ来るといつも某有名○○の営業車がこの駐車場にズラッと並んでました。皆さん口裏を合わせて釣りをしている訳で、16時の閉園後に営業へ行くと言ってました(笑)
ルアーフライ釣り場入り口
昔は表の入り口までぐるっと半周して歩いて入っていたのですが、今は駐車場の目の前に入り口がありました。中でやっていた飲食の屋台を期待していたら、やっぱりそんなものはすでに無く、空腹の三時間を過ごす事に。
さいたま水上公園の釣り
一番良いポイントは数カ所ある円形の島が一番近い場所なのですが、もちろんそこは既に先客が。なので、人が居ない一番遠い場所から島狙い。タックルは8.6フィート4番にフローティング。リーダーは付いていた適当なもの。ティペットは4Xで90cmほど。その先にMSC風のニンフかタン系のマラブーを結ぶ感じ。
プールで釣るニジマス
20m以上はぶっ飛ばしラインでアタリを取るリトリーブのスタイルで、ワンキャストワンヒットの入れ食いです。20本ほど釣ったところで太陽が出てきて多少喰いが悪くなったので、今度は少しだけフォールを入れると同じように釣れ続けます。このプールは水車で水を循環しているために、手前と奥の流れの差が生まれるので、そこにできるラインの弛みが大きくならないようにメンディングを入れながら細かなリトリーブをすると、より釣れます(流れに引っ張られるので、スイングの釣りに近いかも)。
さいたま水上公園での釣り
入漁料は一日¥2,620と県営ならではの料金。私は長時間釣り続けてもしょうがないので3時間券の¥2,100で楽しみました。ちなみに埼玉四湖の中でさいたま水上公園(上尾)だけが平日の営業時間が短いです(それぞれ異なるので要チェック)。
埼玉のプールトラウトフィッシング利用規約
私は3時間休まずに釣り続けてざっと50本ほど釣って終了。キャスティングさえしっかり身につけていれば、貴方もきっと入れ食いですので、楽しんでください。ここのルールは一般的な管釣りとほぼ同じ、バーブレスフックで楽しみましょう。
釣り場では必ず後方確認を
この歳になって大人気なく釣り続けましたが、癒されに来ているので釣れる管釣りって楽しいですね。良いキャス練にもなりました。今後もたま〜に、顔を出そうかな。

続スイングボーイズ、大雨に撃沈す

天気予報は「明日は大荒れの天気となるでしょう。」と伝えたら、貴方はどうしますか? 私はお馬鹿なので、”こりゃ人が来ないから入れ食いじゃない?”と、ポジティブな発想が浮かんでしまうのです。でもね、その選択肢が湖ならば少しは分かるのですが、前回あまり芳しくなかったスイングボーイズのポイントへリベンジとなった訳。

家を出るときはポツポツの空模様。天気が外れてなんとかなんじゃね〜の、と思ったのも束の間。関越自動車道へ入った途端に雨、アメ、あめ・・。それも時たま期待を持たせて穏やかになるものだから、群馬県に突入しても「意外と釣りになるんじゃない?」という相変わらずポジティブな二人。釣り場へ着いても雨足は変わらず。こんな日に釣りへ来るのは僕らぐらいでしょ、と思ったら先客がひとり。こんな男気なスイングボーイがいるのだから、オイラ達も負けてはいられないと慌てて入漁証を買うのでした。

”本当に買うの?” 的な漁協のおじさんの怪訝な顔をよそに、支払いを済ませ早々に用意を済ませる二人。両岸の濁りが多少は出てきたものの、一番良い流れの筋はまだ濁っていなかったので対岸へ渡渉し、すぐに釣りを始めた。

しかしである、ロッドを何度か振り回していると、最初は綺麗だった水がみるみるうちに濁り出し、ものの30分で足元が見えなくなり始めた。ロッドから伝わる魚信と勘違いするアタリは流されて来た落ち葉ばかり。雨足は徐々に強くなりだしたので水位を測るための石を決め、その石が水没したら釣りを中止して渡渉するとにした。川というものは自分の場所が降っていなくても上流の雨が集まり増えてくるものと肝に銘じる。案の定、雨足が弱まりだした頃には濁りが強くなり基準の石はその1時間後に水没し、僕らは釣りを断念。降りしきる雨の中で1時間スイングするために三千円を散財したお馬鹿な二人でありました。

こんな時は温泉入って飯食って帰るに限るよね。釣り場以外は何も知らない私なので、今回は群馬の温泉を堪能し家路へつくのでした。埼玉県を南下する頃には雨は上がっていたけれど、高速が混み始めた為にカーナビは和光北インターで降りるように促してきた。ん? これって釣りをして帰れって事ですか?

今回の戒め:ポジティブな妄想より、冷静な観天望気を

雨の中のスイング
スタートは前回の時と水位は同じ(前回は雨の後)。元々が水位が低いので後10センチぐらい上がったら退渓しようと釣り始めた。竿の振り始めはまだ流心が濁ってなかったので釣れるかも?と、わずかな期待。しかし何もナッシング。
雨の中のスイング
だんだん濁りが強くなり、足元が見づらくなってきた。僅かなアタリは全て流されて来た落ち葉でした。
雨による河川の濁り
くるぶし程度の水位はまだ濁りがないけれど、その前の底が全く見えなくなり始めた。こりゃダメだわ、と目標の浅瀬で退渓。ダメ元で行った釣りなので、仕方ないですね。その後はリバートピア吉岡という温泉に浸かって家路へ。本当はこのまま帰るつもりだったのに、カーナビは和光北インターで降りろというんですよ。
朝霞ガーデン
インターを降りたら必然的に吸い寄せられてしまいました、朝霞ガーデンに。仕方なく?3時間釣りをする事に。結果、レインボーをたっぷり釣って帰りましたとさ、チャンチャン。釣り→温泉→美味しい食事→釣り。コンビニ飯は一切無しの意外と充実した一日。

カメムシフライに願いを込めて(予測とのズレ)

朝の冷え込みを少し感じる頃には「そろそろカメムシの時期だな。」なんて思いながらほくそ笑むのはフライフィッシャーマンだけ。都市から少し離れた場所に住む人にとっては越冬の為に家に侵入する厄介者であり、この虫を見たら臭いを想像してしかめっ面することでしょう。

今年は暖かいのか寒いのかよくわからないのが私の見解。朝の気温は例年に比べて涼しいと感じるけれど、陽が上がるとカラッとしてはいても夏に近い暑さが続いている気がします。シーバスでもそうですが、海水温がまだ高めだからもう少し様子をみようと二の足を踏んでいると、あっという間にシーズンは始まりボート予約が取れず、気がつけばピークを過ぎているなんて事もあるもの。そう、季節は必ずどこかで追いつくのです。釣り人はそれを頭に入れて行動しないとね。

台風後の暑さも落ち着き寒暖差が大きくなったのでそろそろカメムシでしょ、と思って今週の釣りは湖のドライフライフィッシングに決定。そのドライで狙う候補地は現在は芦ノ湖本栖湖野反湖丸沼。この四候補の中で野反湖は先だって行ったので却下。芦ノ湖本栖湖はまだ水温高めなので、ならばと丸沼へ出かけてきました。

さてさて、その結果はいかに?

今回の戒め:ポジティブな希望で楽観視せず、最悪に備えてフライはバエティに富んで備えよ。 タックルは仕事同様にダブルチェック!

丸沼のカメムシ
今年二回目の丸沼ドライフライ釣行。前回は長雨による河川増水で最後に残った選択肢。しかし今回は、「カメムシと行ったら、野反か丸沼でしょ。」とのポジティブな気持ちから出向いた。早々に丸沼手前のコンビニで見つけたカメムシ。今日は爆釣か?
減水気味の丸沼
丸沼到着後に気づいた忘れ物。セントリックC904/4忘れた。リーダー忘れた。フライボックス一個行方不明。6番と思っていたロッドが8番だった。シンキングライン間違えて持ってきた。よって持ってきたタックルで組み合わせたのが以下の通り。Scott Radian R905/4・Aiflo Forge WF5F・Airflo ポリリーダー トラウト 8ft(本来はウエット用)+0Xを90cm 。さらに3Xを50cm。ロッド一本のみのドライ縛りです。
丸沼のカワムツ
あぁ、また君か。#8のカメムシにフッキングするなんて、カワムツは随分と大きく成長しましたね。例によって木の下をブラウンが出るのではと期待して投げても彼らばかり。日本の在来種だけれど、外来種と呼びたい地方から飛び火した厄介者。
小さめのビートルパターン
午前中は前回同様にシビア過ぎて釣れない。そしてカメムシのカの字もないくらいに落ちてない。水面に舞うのはユスリカのみという状況で、大きいカメムシを投げても魚は喰う気配さえ見せず。仕方なくこの10番にサイズダウンしてみるけれど、結果は同じ。小さいフライなんて積んできてないし、う〜む・・・。
丸沼のレインボートラウト
写真を撮り忘れちゃいましたが、さらに小さいゲーリー・ラフォンテーンのパターン、モーホーク(Mohawk)に似たものをボックスの片隅に見つけて、それで釣ることに。風が出るタイミングでフライをタイミングよくプレゼンてションしてようやく出た最初の一本。時間は12時を少し回った時刻。
丸沼のボート上
釣り方がわかってしまえばこちらのもの。風とタイミングを待って投げる時のみバイトしてきます。しかし、1日を通してほとんごこんな感じの無風なんです。
ドライで釣る丸沼のレインボートラウト
魚のサイズは30cm平均で40センチをギリギリ超えないサイズ。前回よりもサイズダウンですが、胸鰭は綺麗な個体がほとんど。前半はレッドバントが色濃い子たちで、岸際の風が当たる岬の裏側でヒット。
沖のライズを狙うドライフライフィッシング
夕方の後半戦に入っては沖のな〜んもないところで突然起きるロケットライズ狙い。深いところから一気に上がってくる個体はシルバー色が強いです。フライは色々変えてはみたものの、モーホーク以外は反応せず。
丸沼のイブニングタイム
野反湖の時合いと同様に4時ごろにはイブニングのピークが来たのだけれど、如何せん風なしなので釣るのが難しかったです。こんなベタ凪のディンプルライズはティペットの影で反転してしまうんですね。
リリースされ丸沼へ帰るレインボートラウト
結果トータルで5本をキャッチ。しかし大物は一本も混じらず。そうそう、午前中にダム近くでロクマル半ばのヒレピンブルーバックレインボーを見つけたのですが、カメムシフライはガン無視。大きなスティミュレーターに変えた時に一度だけフライをチラ見をしましたが、完敗です。沈めて釣れるのかなぁ、岬周り1-2m下を回遊するその大物は次回の宿題です。そしてあなたが出かける頃にはきっとカメムシで爆釣シーズン。私の代わりにたんと大物を釣ってくださいまし。