『背中まで45分』ならぬ、『魚まで45秒』で仕留める芦ノ湖のレインボートラウト

最初にロッドがしなったのはマッキーだった。

僕らは同じタイプ3のシンキングラインを使っていたので、「カウントはどれくらい?」と彼に尋ねてみた。すると45秒だったという答え。ボートで沖へ出てアンカーを落としたポイントの水深は8.2m。私はシンキングラインをフルキャストして水切りをし、体内時計で45秒をカウントしてリトリーブを開始。しかしである、同じボートからキャストしているのに私のラインは底についてしまい、キャスト毎にウィード(藻)が引っ掛かってしまうのだ。

人は長く生きるほど体感時間が短く感じるという「ジャネーの法則」という説があるが、確かに私はジジイだから最近は一年なんてあっという間に過ぎてしまう。でもこの法則でいけば私はジジイであるから私の45秒はマッキーの体内時計の60秒ぐらいに当たる訳だ。うむ、どうして私のラインは湖底まで入ってしまうのだろう?

「マッキー、ちょっと声に出して秒数を勘定してみて。」と頼み、彼のカウントダウンを聞いてみると、私よりもせっかちで1秒を短くカウントしている事が判明した。ジャネーの法則を感じる以前に人による体内時計の相違があるので、他人と同じタナ(水深)にフライを入れるというのは難しい事だなぁ、と感じたのが今回の釣り。

もう一つ気づいたことは、マッキーのキャストしている距離は私の飛ばす距離の半分よりも少し飛んでいる17m位の距離であり、シンキングラインが描く放物線が魚が集まっている場所と深さを合致させるのに、ズレが生じているのだと言うことが分かった。

結果、同じ場所で同じように数を釣るためには、私がフルキャストをした後に自分の体内時計で10秒のカウントダウン。その後にスローリトリーブを開始すると僕らから約10m位置でヒットするというパターンを見つけたのでした。そういえば、12月に行ったカマスの時も同じ事がおきていたいたのを今になって思い出した。

マッキーが遠くを見つめながら45秒を待っている姿を見て、私は井上陽水の『背中まで45分』を思い出したけれど、問題はカウントダウンよりも魚が集まっている場所を見つけないと釣果は伸びないと言うこと。今回の釣行は魚探のお陰と感じた芦ノ湖でした。

今回の教訓:食い渋りの時は魚探必須。そして体内時計は人それぞれ。

芦ノ湖はタイプ3ラインが万能
最初のうちはいつもの水深で適当にやっていれば釣れるだろうと思っていたら、何の反応もなし。なので魚探を見ながら魚が確実にいる所にアンカーを入れて、その周辺を360°キャストして探るという方法で攻めて釣果が出た。それがマッキーの「せっかちな45秒」という法則。
シックスセンスラインは長い
図にするとこんな感じかな。結果的に二人とも釣果は伸びるけれど、私はかなりの体力を消耗してしまう(笑)。ちなみにシックスセンスは他のシンキングラインと比べると長く、ウェットセルシンキングラインは全長24.4mしかないので、シックスセンスは約7.6m以上も長いのです。
芦ノ湖のレインボートラウト
使用したフライはアオミドロ、ゾンカー、ウーリーバガーなど。光りモノが少なく細いシルエットのマラブーフライが良かったかな。ヒットするサイズは25〜43cmという感じ。
マッキーのマラブーフライ
魚探で探ったポイントで釣っていると、最初は1キャスト1ヒット。しかし徐々にスレてバイトがあってもフッキングしない状態になっていく。フライを替えてもあまり効果がなくなったので、一旦その場所を離れてドラワカを試しに離れました。
ドラワカで狙ってみる
この日はピーカン(晴天)なので急深で影ができるポイントにワカサギフライ(食べ物ではありません)を打ち込んでいくのですが、まだ抱卵している公魚はおらず、ドラワカの釣りまではあと2週間先かな、という感じです。
芦ノ湖のレインボートラウト
13時半にうえ乃ボートに戻って食事をし、再び出船したのは14時半。早川口のポイントへ戻り魚探と睨めっこしてグルグルと探し回りアンカーリング。そして午前中と同じ釣り方をすると同じように釣れます。ただ残念だったのはサイズが伸びなかった事と、レインボートラウト以外の魚種は今回は何も掛かりませんでした。
芦ノ湖の釣り
16時まで釣りをすればイケスには沢山のレインボートラウト。それを桟橋に戻って撮影した後に全て放流します。気分は僕らが放流しているみたい(笑) これから芦ノ湖は一年で一番良い時期に突入します。皆さんが訪れる4月上旬は、朝方は表層で釣れますし(ドライでも釣れます)、日中は沈めて釣るかドラワカの釣りも楽しめます。フライをたくさん巻いて準備しましょう。

 

HMTフライトーナメント on 弁慶堀 2023のご報告

ハーミットではフライフィッシングを広める為にいろいろなイベントを行っていますが、この数年間はコロナの為に行えなかったので今回は久しぶりのトーナメント。しかし私の普段の行いが悪いのか昨日の天気は一日を通してずっと雨で、外気温は冬へ逆戻りという寒さ。そんな悪天候にも関わらず、集まったフライフィッシャーマンは総勢26名。雨にもめげず予定していた時間いっぱいまで楽しんでいただきました。

ここ弁慶堀で行うトーナメントは2回目で、前回は緊急事態宣言が出る前の2020年3月のこと。トーナメントの内容はその時と同じく最大魚を競うもので、同寸だった場合は数を釣った方が上位となるシンプルな競争です。

大会中は雨が止む事がほとんど無く寒い一日でしたが、多少の濁りと魚にとっては適水温であったので、前回よりも釣果は上がりました。今回の大会も事故なく無事に行えたのは、弁慶ボートクラブのスタッフのご協力や協賛頂いたメーカー様のサポートのおかげです、ありがとうございました。

昨日の様子は以下の写真をご覧下さい。


参加人数:26名(男性 18名・女性 8名のうち二人は小学生)
エントリーされた魚の数:24本(そのままリリースされた方もいたので、実際にはもっと釣れています)
レンボートラウト数:22本
ブルーギル:2匹
魚を掛けた人数:多数(魚が大きい為バラした方が多かった)
魚の最大サイズ:53cm(最小サイズ24cm)

ご協賛&サポート:(株)マーヴェリック(株)ティムコ(有)アングル(有)E&E(株)バリバス(株)C&F(株)フルックス(有)シークロ(有)キャニオンワークス養沢毛鉤専用釣り場BASE CAMP弁慶橋ボート場

雨の弁慶池
今回は一日中雨だったので、集合写真や全員集まってのルール説明などはせず、準備ができた方から出船しトーナメント開始。予報で寒い一日と言われていたので、事前に使い捨てカイロを用意して当日に配りました。
赤坂見附の弁慶池
準備ができた方から出船。濡れたデッキが滑りやすいので、スタッフが乗り降りをサポートしてくれます。雨が降りしきる中、思い思いのポイントへGO!
弁慶濠(弁慶堀)でフライフィッシング
弁慶橋から西側を望むと、左手に見える首都高速4号線に沿って池は右へ曲がっている。レインボーは深い場所にいるので、高速道路を背にして池の中心に向かって投げると釣れます。
弁慶池の前はYahoo
橋を境にして反対側は、池全体の1/6のスペース。見える石垣は紀伊和歌山藩 徳川家屋敷跡のもの。現在は東京ガーデンテラスが建っていて、yahooの本社がココにあります。
弁慶堀のフライフィッシング
親娘揃ってのフライフィッシング。最近はスローループの影響を受けて始めるお子様が増えました。雨の中頑張ってキャスティングし続けていました。
弁慶池でフライフィッシング
釣り方はインタミラインで引っ張るか、ルースニングの釣り。船が21隻出ているので、シンキングラインを引っ張るスペースが少ないため、多くの方はルースニングでのフライフィッシング。インジケーターはフライから約1.8m位の位置にセットします。
弁慶堀のレインボートラウト
ボートにはトーナメント用のメジャーが付いたトレーが常備されているのでそれに乗せて写真撮影し、その後リリースします。
赤坂見附の風景
左に見えるビルがホテルニューオータニ。今回優勝した方の必釣パターンは画面左に見える木の下にフライをプレゼンテーションし、フォール終わりでアタリが出るというパターンだったとのこと。
赤坂見附の風景
雨の中に多くのボートが出船し変わった釣り方をしているので、多くの方が立ち止まってその様子を見守ります。フライフィッシングの認知度は少しずつではありますが、上がってきていると思います。
水道橋 BASECAMP
トーナメントは13時で終了し、その後水道橋にあるBASECAMPへ移動しお酒を飲みながらの表彰式です。トーナメントにエントリーされた魚は24本でしたが、上手な方は一人で10本をキャッチし2位入賞。
ベースキャンプで表彰式
そして優勝したのは女性で最大魚の53cmの他に50cm弱を2本釣り、合計3本をキャッチ。優勝者にはシムスの防水ダッフルバックの他にいろいろな商品が送られました。(本人に許可を取っていないので、モザイクを掛けました)
ベーキャンで鹿肉
一日振りしきる雨にもめげずひたすらキャスティングを続けていた小学生には特別賞が渡り、事故もなく無事今回のトーナメントが終わりました。その後は親睦会となりフライフィッシングの仲間の輪が広がっていきます。このようなイベントが今後も続けられるようハーミットは頑張って参ります。最後になりますが、多くの協賛品を頂きました各メーカー様、本当にありがとうございました。

マスク解禁の前に黄色い粉の舞う河原でライズを待つ本流の釣り

今月13日からコロナ対策としてのマスクの着用が、個人の判断に委ねられるそうな。それを聞いてようやくマスクから解放されるかと思いきや、今年の花粉量は尋常じゃなないのでマスクをしないなんて選択肢はなさそうです。皆さんの花粉症は大丈夫?

いつからでしょうね、花粉症なんて言葉。若かりし頃は医者にはアレルギー性鼻炎と言われ、山梨県の桂川で鼻を真っ赤にしながら釣りをしていた記憶があります。それが20代半ばに体を壊し長期入院し、退院した頃には体質が変わったのか症状が無くなり春の釣り全快。しかし世の中が花粉症という言葉にすっかり置き換わった頃に再発するという悲劇。時代は進んでその原因を細かく分析されれば、私の場合はスギというよりはヒノキとハウスダスト、それに猫が原因らしい。しかし愛猫に近づくなと言われてもそれは無理ってもんです。

さて今週の私はというと、ホームリーバーへ年券を取りに行ってきました。解禁から一週間が経ち、エサ師はひとしきり放流魚を釣ってひと段落だという頃。天気予報は尋常じゃない花粉量だから気をつけてと言っているが、そんな事を言われても釣り人は黄色い弾幕の中へ飛び込むのです。スギ花粉を大量被弾しても釣果があれば良いのですが、気温、水温、虫のハッチがあったとしても、肝心のお魚さんがライズしないと手も足も出ないというのが本流の釣り。

いつもの事なので問題ありません(強がりですが・・)。

今回の教訓:今年の花粉は尋常じゃないので、市販薬は全く効果なし

本流のフライフィッシング
早春は早くに行ってもしょうがないのでゆるりと出発。漁協にて年券をピックアップし今年の状況を聞きました。ここ数年パッとしないこの水系ですが、通われているお客様からは大物の釣果報告をいただいており、釣れていないのは私だけです(笑)
本流のフライフィッシング
とりあえず魚釣りたさに放流ポイントの支流へ向かいましたが、虫っけもライズも無し。時間が早いことがわかってましたが、とりあえず叩いていれば何かしらの反応があるだろうと1キロほど釣り上がりましたが何もなし。残った放流ものを粘るよりも、ここは漢らしく本流へ戻ってイチかバチかで勝負することに。
釣りにはパジェロ
私の相棒であるパジェロくんは今年で12年目で激走25万km。壊れる前に次の相棒を見つけようと考えながら早数年。悪路が多いこの釣りに見合った車って最近は見当たらないですねぇ・・。
本流でのドライフライフィッシング
とても暖かい日で周りは少し黄色く感じます。河原にそよ風が吹くとくしゃみ連発の私。仕方なくマスクをするのですが、鼻水はダダ流れ。目もショボショボでやる気が無くなってくるのですが、突然カゲロウの流下が始まるのです。
ナミヒラタカゲロウのダン
13時を過ぎると水面に定期的に大型のメイフライが。羽化最中の個体を手に取ると、どうやらナミヒラタカゲロウの様。大きさにして10〜12番サイズ。3m間隔で流されるダンを見ていると、突然 ”ボシュ”という音が・・。そしてもう一度流心で飛沫を立ててライズ。コカゲロウが流れるだろうと小さいフックしか用意していない私。慌ててボックスを探るとハックルを薄くまいた同系色の14番のパラシュートが一つ。すぐにそれを結んで次のライズを待ちましたが、私がクシャミをしすぎたせいなのか?その後は全く何も起きませんでした。
ルーンのフライディップ
ライズが直ぐに止まってしまったけれど、対岸でもライズらしきものを確認。本流なので一度車に戻って対岸へと車を回し、ポジションを変えて再チャレンジしましたが、陽が傾くまで待ったのですが何もナッシング。本流の釣りはこんなもんですよね。ホームリーバーの釣りはまだ始まったばかり。今年も色々と試行錯誤しながら理想の魚に巡り合いたいと考えてます、妄想ではいつも釣り上げているんですけれどね・・(笑) 写真のフライディップは昨年からハマって使い続けているフロータント。ポッカリ浮いて持続性が高い粉もの系。液体が付いた部分は白くなるので、手に垂れると手も真っ白け。フックポイントは手で拭ってから使いましょう。

祝2023年渓流一般解禁!なのだけれど、私はその前日に男鹿川C&Rへ行く

今年も渓流シーズンがスタート。今週末、皆さんはどちらへ出かけますか? 私の今週末はベースキャンプでタイイングスクールなので、フライを巻きながらその毛鉤で釣れる魚を妄想しながらお酒を呑んでいる事だと思います。

今回私のお休みはよりによって解禁日前日の2月28日。お休みを一日ずらせば良かったと思いつつ解禁日の釣りはマッキーに譲り、私は解禁前夜の前祝い的な釣り場を探す事に。色々と考えた結果、この冬に一度も訪れていない男鹿川C&Rへいくことにしました。

渓流が解禁すれば私の行動はほぼ北関東になり、シーズン中は毎週1〜2回は釣りに訪れているので、ハッキリ言って私は栃木県民みたいなものです。もっと言うと何十年も通い過ぎてカーナビ無しでも栃木県内の何処へでも行ける自信があり、主だった主要路線は行ったことがない道がありません。なので、男鹿川釣行を決めたと同時にその道すがらにある、「そうだ、梅村さんの所へでも遊びに行こう。」となります。

栃木県今市市にある「サーフェイスアウトフィッターズ」は前職が同じ釣り仲間のお店。実は前職からスピンアウトしたお仲間のフライショップは各地にあり、栃木にはこのサーフェイス、埼玉県に「ロックス」、さらに神奈川県に「なごみ」があるので、ハーミットを中心に関東のお仲間フライフィッシングネットワークがあるのです。サーフェイスは栃木県の情報を網羅するお店なので、大谷川やこれから始まる中禅寺湖の情報は、ココに寄って梅村さんから色々教えてもらいましょう。

と言うことで今回は釣りというよりはサーフェイスに寄って昔話と釣り談義をした旅であり、オマケで釣りへ行ったようなもの。ちなみに今回訪れた男鹿川C&Rは解禁後すぐに一般河川の解禁とはならず3/1〜3/20までは短い禁漁期間に入りますので、ご注意ください。

さて、週明けからのフライを巻こうかなと思ったけれど、その前に週末のタイングスクールの準備をしないと・・。いつものことですが、解禁すると時間が足りなくなる管理人です。

男鹿川C&R
サーフェイスアウトフィッターズの営業は12時からなので、とりあえず15時ぐらいまでは釣りに専念することに。入漁証は「かわじいふるさとの駅」にて購入し、車はこの新男鹿橋たもとにある駐車スペースへ移動。下流側に向かってその橋の左岸側に遊歩道があるので、入渓はその要所から簡単にアクセスできます。
男鹿川C&Rの流れ
「先々週は上流でバンバン出ましたゼ。」と後輩に案内されサクッと釣って帰る予定。ところが魚が固まっていたという場所には魚影がありません。まだ時間が早いからかと思い、陽が差し込むのを待って水底を確認しましたが全くいませんでした。その場所に数時間を費やしてしまったので、慌てて魚を探しながら降ります。
男鹿川のレインボートラウト
私はサイトフィッシングは得意なのですぐに下流でお魚を発見。この時期だからライズはしないのでニンフィングなのだけれど、普通の大きさのニンフは全く喰わず。18番まで落としても見切れらるので、22番のフローティングニンフをショット(ガン玉)をつけて無理やり沈ませ、さらに流れを交わすために対岸へと渡りました。そしてようやくヒット。
男鹿川C&R
一本取ったところで余裕が出てその周辺を見て回りましたが、お魚は散っておらず、下流部の開きには全くいません。ちなみにロッドを積み忘れたので、今回は唯一持ってきたエコーのインストラクターロッドを使用。
男鹿川のフライフィッシング
間も無く解禁だからそれに向かってドバッと放流しているわけではないので、思っている以上に苦戦。残っている魚はティペットが6Xよりも細くないと見切られるし、フックも極小じゃないと喰ってこない。なので持ち玉が少ない私は、フライを持って行かれると困るので必然的にやりとりは慎重になります。
レインボートラウト
さらに下流部に降るともう1箇所だけお魚が固まっている場所がありました。C&Rは管釣りと同じと勘違いして仁王立ちでアプローチする方がいますが、そんな状態だと中々釣れません。魚から見えない位置からしゃがみながらキャストすれば一発で喰ってきます。ヒット後はランディングしやすい場所へお魚を誘導しながらやりとりを楽しみます。
男鹿川のフライフィッシング
僕らはそれなりの釣果があったので後はルアーの方にポイントを譲り、早めの納竿。最盛期に入ればお魚は満遍なくいるのですが、今回はピンポイントだけ。だからこんな時は譲りあいが大切です。
サーフェイスアウトフィッターズ
久々に訪れたサーフェイスアウトフィッターズ。ちょっと来ないと街並みが変わっているので戸惑うばかり。歩道が整備され広くなった気がします。梅村さんは変わらずお元気で、お店はハーミットと異なる品揃え。中禅寺湖に必須のマテリアルやセージ、レディントンが欲しい方はこのお店に相談すると良いでしょう。
レインボートラウト
サーフェイスでお買い物をした後は、数軒隣りにある道の駅 日光街道ニコニコ本陣で苺を買って帰りましたとさ。さて、来週は解禁から一週間。難しい釣りになるとは思うけれど、年券を取りに行くつもりで楽しんできます。

冬の本栖湖へ訪れる釣り人はきっと、釣り馬鹿と呼ばれたいに違いない

冬の本栖湖へ訪れるのは何も釣り人だけとは限りません。相変わらず浩庵荘のキャンプ場には氷点下を楽しむ変態的なキャンパーのテントがずらりと並んでいます。そしてキャンプをしている人達もこちらを見て、「この寒さの中、釣りをするなんて馬鹿なヤツだなぁ。」なんて言っているでしょうからお互い様かな(笑)

釣り人って何故か「釣り馬鹿」とか「変態的な釣り師」などと言われても罵声とは捉えず、どちらかというと褒め言葉だと思っている人が多い輩。どれだけその釣りにのめり込んでいるかを、その言葉を掛けられる事でなんだか認めてもらった気分になるのです。そして私みたいにこの変態的な寒さの中へ出かけ、1%の望みにかけてキャストし続ける自分の姿を俯瞰で想像し、陶酔するのです。

ちなみにハーミット的、冬の本栖湖の大物予報を告げるとすれば、今回の寒気が抜けて次の寒気がくる間のポワンと暖かな日、10〜13時頃にドスンとアタリが出る予報。今回の釣行は「一週間早かったかなぁ。」なんて思ってますが、今日から早々と長良川解禁。コロナも治りつつあるので来週はミッジを投げまくらなくてはね。でも例によって私のミッジボックスはエンプティなので、本日から日々10本以上を巻かネバならぬ。

さてさて、昨日の本栖湖放浪記。お暇な方は以下の写真にお付き合いください。

昨日の戒め:大切なのはポジティブシンキングよりも寒さ対策

本栖湖の冬
富士五湖の中では一番深い本栖湖ですが、日本の深い湖のランキングでは中禅寺湖よりも浅く、水深約122m。水深がある事で夏場のトラウトはより深いところでトラウトは暑さを凌ぎます。
本栖湖のレイクトラウト問題
そして現在問題なっているレイクトラウト。漁協の方によれば、水深20m付近の刺し網によく掛かるそうな。釣り人の捕獲は40センチ程度のものが少し上がっているそう。今のところレイクトラウトはかなり深いところにいるので遠投してジギングで底を狙うルアーの方以外には掛かる事が無いので、フライでキャッチした話はありません。もし間違って掛かった場合リリースは禁止ですので、そのまま捕獲して漁協へ持って行ってください。
冬の本栖湖から見る富士山
とても寒いこの季節は現着9時到着予定にしました。それでも外気温はー5℃と北海道の釣りとなんら変わりません。湖仙荘で入漁証を購入しいざポイントへ。最初のうちは富士山が綺麗に見えてました。
本栖湖の釣り
キャストを4〜5投繰り返すと、ロッドはこの有様。リトリーブ時に伝ってきた雫がコクルクグリップの上でキノコの様に成長し続けます。さらにキャストを続けると小指が痺れ始め感覚がなってしまうので、キャスト後のカウントダウン中は、両手はポケットの中へ。ロッドガイドも凍らない様にロッドを股に挟み、ガイドが全て水面化へ着けて氷がつかないように気をつけます。
碧い本栖湖
風が吹くと顔が寒さで痛いので、指先以外の露出はありません。でも不凍湖だから水温は6℃台で、水中の方が少し暖かく感じる次第。寒いから本栖湖のブルーは一層磨きがかかります。
冬の本栖湖
暖かそうなポイントを探してひたすら投げまくりますが、湖畔はこんな感じでバリバリに凍ってます。写真を写し忘れましたが、南岸は残雪が凍ってバリバリ。南側の道は冬季閉鎖なので、南岸のポイントへ行く人は歩いて行くのですが、この時期は全く陽が当たらないので地獄の寒さ。
耐寒訓練の様な本栖湖
暖かくなってきたと感じたのはわずか1時間ほど。14時には風が吹き荒れフライが再び氷り始めました。そんな塩梅なので15時には退散し、帰り道にある温泉ゆらりで体を温めて帰りましたとさ。

第六感は鍛えられるのかを考えながら本栖湖とランカーシーバスに通う

皆さんはエアフロのシックスセンス(第六感)というシンキングラインを使ったことがありますか? このラインは通常のシンキングラインよりも伸び率がグッと低いコア(芯)を持つのですが、このラインと伸びの少ないフロロリーダーとティペットを使う事で、今まで感じえなかった細かなアタリを感じ取れるようになりました。

このラインが出現する前は私もブレイデッド・コア(ナイロンを編み込んだ繊維の芯)を持つフライラインを使ってましたが、その時は魚なのか藻などが絡んだのかが分からないものに対し効きアワセをしてたりしましたが、明確に分かるこのラインになってからは、その判断は明確にできるようになったと思います。そしてこのラインを手にした事でラインから伝わる些細な伝達がさらに気になるので、それが何であるかを判断したくなります。

こうして五感は研ぎ澄ます事でより次の境地へいける気がするのですが、五感をフルに使って感じるソワソワする気持ちや、なんか釣れそうという直感と言うのは鍛えることはできるのでしょうか? 本栖湖へ45年通い続け一体私は何を習得したのだろうかと、釣りの間は考える時間が沢山あるので、ふとそんな事を考えたりします。そしてランカーシーバスも然り。

先週の夜は同じようにシークロででっかいフローティングミノーを投げ続け、一投ごとに何が悪いかを考え引き方を変えてみたり、ロッドのティップを水中に潜らせて引っ張ってみたり。昨日の本栖湖では先週と同じ場所で同じ時間に同じフライでフライを引っ張ったら、同じ事が起きるのかを検証してみたりして。でもその結果はいつも雲を掴む様で、得られたような何も得られない気にも感じます。

あの釣れそうな時のソワソワ感、込み上げる胸騒ぎは第六感と呼ぶべきものなのでしょうか?

どうやったら鍛えられるかなぁ。

昨日の教訓:直感・運・虫の知らせ・第六感。これら全ては無の境地にいる時に、どこからともなく込み上げてくる気がする。という事は、お坊さんは皆釣りがうまいのか?

横浜のシーバス
先週土曜日の夜はお客様に誘われてシークロにて夜のシーバスへ。最近思うことは試行錯誤を重ねているメガフライは、夜と日中ではその効果が違うような気がするという事。夜のランカー便は闇夜にフライを投げ入れるので、視覚は閉ざされて得られる感覚はロッドから伝わる抵抗感のみ。フライを操作する左手やロッドでその動きがどう伝わっているかが分からないので、試行錯誤する日々。
フローティングミノーで遊ぶ
そんな調子なので、ランカー狙いはバイトがあっても不発が多い。そんなランカー狙いをやめてストラクチャー撃ちをすればシーバスは簡単に釣れるので、これからボートシーバスへ向かう方は心配しないでください、釣れています。
朝の本栖湖
昨日は先週の本栖湖と同じことをしたらどうなるか?の検証。やっぱり夜明け前到着にも関わらず、地元アングラーが多く朝一はお目当てのポイントに入れず、別の場所で狙った結果、何もナッシング。
本栖湖ディープ
その後、先週たくさんブラックバスとレインボーの回遊を見たポイントに移動。そこは崖の上で釣る様な場所で、波があったらまるで磯釣り。しかし今回はブラックバスやレインボーの姿はまった無く、小魚も見られない。一週間でこんなにも状況が変わるのかという感じ。
本栖湖ラインズハンティング
先週との雰囲気が全く違うことを察して、久しぶりにボーンフィッシュフラット(私が付けたポイント名)でサイトフィッシング。しかし、そちらも鯉さえも居らず。延々と歩いた後に風の影響が少ない所でハヤのライズに混じってレインボーのライズらしきもの発見。
クレーンフライ
飛んでいる虫をよく観察すると少し大きめのクレーンフライ(ユスリカ)。フックサイズにして8〜10番ぐらいかな?足の長さを考えると直径2.5センチ位にはなる大きめのシルエット。
モンカゲフライ
手元にそんなに大きなクレーンフライはなかったので、一番似ている感じの小さめのモンカゲフライを爆投。でもレインボーはガン無視です、タイイングの宿題ができました。その後は湖仙荘で食事をしてひと休憩し、午後のあの時間あの場所を目指します。
黄昏の本栖湖
先週と同じ時間、同じ時刻で大物の反応・・、全くなし。ではイブニングで小物釣りの爆釣は・・、無反応。やっぱり魚のご機嫌と居場所はいつも同じとは限りません。せめてどこかにお魚のやる気を呼び起こすスイッチを、僕らが押すことが出来れば良いのですが・・。オデコで引き上げる間際に見える浩庵荘の明かりはまるで海上から見る熱海の様。変わったなぁ、本栖湖・・。

今は亡き伝説の友に呼ばれた気がした本栖湖釣行

ハーミット2番店(現在のお店)の営業があと2週間足らずとなり大掃除が始まったのだが、店の壁に掛かった大きなネットを皆さんはご存知だろうか? ネットの内径が1mある本栖湖大物用ネットで、ハーミット創世記にあった世捨て人倶楽部のニックネーム料理長が作ったものである。私がいつか釣るであろう本栖湖メーターアップの為に当時こしらえてくれたのだが、今は彼の形見となってしまった。

私はすでにその料理長の年齢を追い越したけれど、4つ年上で世捨て人倶楽部の皆から愛される明るい存在だった。当初は倶楽部の部長と呼ばれていたが、野反湖キャンプで振るった料理の腕前からニックネームは改名。しかしそれ以降彼の料理を口にした事はない。

その料理長は釣りの腕は大したことは無いのだが、持って生まれた釣りの運だけはすこぶる良く、特に人に貰ったフライを手にする事で釣り運が200%に増大する。そんな料理長や世捨て人の面々が私に吊られて冬になると本栖湖へ集う訳で、ある時に彼は初めて買ったダブルハンドロッドを本栖湖で投げる事となった。湖へ着くとフライを忘れたとの事で私のフライを上げることになり、どうせ練習だし釣れないだろうからと渡した一番不出来な黒のウーリーバガー。

ダブルハンドを一度も振り回した事がない料理長のキャスティングたるや、とても見ていられるものでは無かった。よせばいいのにヘソ以上の深さにウェーディングし、ラインは水面を叩き、グシャグシャになってすぐ目の前に落ちるのである。しかしその弛んだラインが急に走り出し彼はこう叫ぶのである。

「なんか掛かってる!?」

そんな調子でいとも簡単に初めての本栖湖で60アップを釣ってしまった。その翌年の芦ノ湖解禁でも釣行前日に私にフライをねだりに訪れ、同じように黒のウーリーバガーでヒレピンの60アップを釣り上げてしまう快挙。神がいるのだとすれば、彼は寿命と引き換えにその釣り運を授かったのかもしれない。

そんな事をふと思い出しながら釣りをしていた昨日。当時の掲示板で飛び交う言葉は、他の釣り人に悟られないように世捨て人だけが知り得るポイントの別名が多々あり、その料理長が釣り上げたワンドはサトウワンドとなった。

サトウワンド・うずら岩・クボ岩(別名:ウェーダーイラズ)・銀次郎・タタミ・洗濯機などなど、他にも色々と名前を付けていたなぁ。

気がつけば料理長に呼ばれたのか、サトウワンドであの時刻にロッドを振る私。

この先が気になる方は以下の写真を読み進めて見てください。

昨日の戒め:穏やかなる事を学べ(色々と考え込んでいたので)

本栖湖の釣り
今回も夜明け頃に到着しましたが、地元パワーに負けて入りたいポイントに入れず。結果2番目に良いであろうポイントへ。見る人が見ればすぐにわかるポイント。昔はエサ師がこのポイントでイクラを撒き餌にし、スジコ餌でブラウントラウトを沢山ストリンガーに掛けてました。その様はまるでバナナの様だった遠い記憶。そして彼はダブハン練習中。私はメインロッド忘れました・・。
霧の中の本栖湖
魚っけはあるのに魚信は得られないので、私は魚を探しながら急深のポイントを探ることに。するとあるポイントで久しぶりに見たバスだらけの状況。この際このバスでいいやと思いシングルハンドのフルラインで無理やりシングルスペイ。10mほどしか飛ばないのだけれど、少し沈ませてたぐると、バスとレインボーが同時にフライを追いかけて来た。奪い合ってどちらかが食いつくのかと思ったら、距離が近すぎてどちらもフライを食う事ができず。
おみやげ買うなら湖仙荘。
その後に小さめのサイズをヒット。寄せてくるとその後ろにひとまわり大きいレインボーがついて来るではありませんか。フックに掛かったレインボーは大したサイズでは無かったので、行き合った釣り人と話をしながら寄せていたらバレました。ま、ほとんど釣った様なものだから良いかな、なんて自分を慰めてお昼は湖仙荘へ。
本栖湖のブラウントラウト
飯を食いながら、かつて上がったブラウンを眺めて士気を高めます。
本栖湖
先だってに得た情報通りで動けば午後はココというポイントがあったけれど、水面を覗いてもベイトっけが無し。私の勘所でもここは無いと思い他のポイントへ移動しようと思った所、ふとサトウワンドの記憶が蘇った。そうかこの風でこの雰囲気、この時間。料理長に呼ばれてか、その場所に入ることにした。その場所は何の変哲もない障害物も少ないシャロー。黒のウーリーバガーを結び、あの時なんでこんな場所で釣れたのだろうと思いながらキャストをすると、全く同じ時刻と場所でドスンとアタリが・・。次の瞬間、魚は何度もジャンプした後にラインをどんどん沖に引き出して行った。
本栖湖のレインボートラウト
緊張感のある慎重なやり取りの末、ようやく上がってきたゴーマルアップのヒレピンレインボー。久しぶりにこんなに綺麗な個体を見ました。しかも背中はブルーバック。何を食べているのだか、歯が凄く鋭いです。
本栖湖のレインボートラウト
ついでにお話しすると私の大物ジンクスは売り物フライで、本栖記録は巻く時間が無く店から摘んで行ったコマーシャルフライ。今回はフライを無くしまくったので自分で巻いたフライを温存するために、お店で売れ残っていた不細工なウーリーバガーを持ってきていたので、それをチョイス。そんな不本意な状態の時によく大物が掛かります。
本栖湖の釣り
今が時合いだからと仲間にどんどん釣り進む様に伝え、私はしばし今釣れたレインボーの余韻に浸ります。本栖湖は3回以上通えば、大体お魚が一度は姿を見せてくれるけれど、今回はバラすことなくランディング出来て本当に良かった。料理長は私の後ろできっと笑って見ていた事でしょう。
黄昏時の本栖湖
その後は更にこの時間ならばココというポイントへ移動し、同行の友にその辺り周辺を徹底的にキャストしてもらうと、なんとヒット! が、残念ながらジャンプされた時に2Xのティペットを切られてしまいました。そんな記憶が残ると、もう本栖湖通いはもうやめられません。
本栖湖のレインボー
私も残りの時間を無駄にしないように投げていると同じくヒット。しかしそれもジャンプ一発でフックアウトされた。更にアタリが続くけれどフッキングしないので、大きなフライを管釣りサイズまで落とすとコヤツがヒット。サイズが落ちると魚のコンディションが良くないのが今までのイメージですが、最近は小さいサイズでも尾鰭の欠損が無くヒレピン。大きく育ってまた私を楽しませてね。
本栖湖のレインボートラウト
今回は上出来の本栖湖。5ヒット2キャッチ。どの個体も掛かるとすぐにジャンプをするのでバレが多いですが、そんなスリリングな釣りがこの時期から12月下旬まで続きます。大物を狙うのならば、「サトウワンド」といっても一部の人しか伝わらないですね(笑)。皆さんも本栖湖へ通ってお気に入りのポイントを作ってください。

ストレスを感じたら本栖湖へ体を整えに行く

ハーミットがこの水道橋三崎町界隈で創業してはや25年以上。現在のハーミットに移り住んで20数年の月日が流れたのですが、このビルは昭和44年に建築。ハーミットの歴史と共にビルが老朽化により取り壊しになる事になりました。そして退去日が今月末ということで、あと1ヶ月を切ったというのに移転先が未だ決まらず気持ちが焦る日々、更には内見も飽きました。物件を見始めて既に3ヶ月以上の月日が経ち、人生はなるようにしかならないと、どっしり構え過ぎて今に至り多くの皆様にご心配をおかけしております。

移転先が決まらないモヤモヤの反動で10月は仕事をしながら釣りへ行きまくって気持ちを紛らわせてきた訳ですが、すでに移転までひと月を切ったこれからは妥協案でいくしかない訳で、お客さまの多数派の意見には添えない方向になりそうです。ということで本日現在もまだ決まっておらず、ついでにさらに本日も追加の内見をしてきました。

最近見る夢は、移転できずにブルトーザーで店をそのまま潰される夢だったり、フライショップを辞めて吉野家でアルバイトをする夢だったり、重い屋台でフライ用品を引き売りしている夢だったり、かなり病んでますなぁ。

眠れない、肩が重い、目の疲れ、花粉症などなど。かなり老いぼれた年齢にはなってもそんな症状とは無縁だった私なのですが、この懸案がどうやら私に重くのしかかっているようでそのような症状が出始めました。こんな時は本栖へ行きたい。行けばきっと本栖湖が何かを解決してくれる筈(って本当か?)。

私にとっての癒しの場所、もしくはカンフル剤と言える本栖湖。最も前話がこじつけのようになったのは、そもそもこのブログでは本栖湖の話が多いので序文の案が浮かばず釣り以外の書き出しにしようと思ったら、こうなりました。そこで勘所が良い方はご察しの通り、以下の通りの釣果報告にお魚の写真は一枚もありません。

本栖湖戦線、異常無し!!デス

お暇な方は以下の写真を見ながら笑ってください。

本栖湖でのフライフィッシング
オデコとはいうものの、本人的には幸先の良いスタート。朝イチ入ろうと思ったポイントはルアーの先客があったので別の場所へ。そこは急深でバックが取れず一気に50mほどの深さになるので、ダブハンをスペイキャストで攻めました。すると前回と同じタンカラーのゾンカーにヒット。でもそこでバラした過去がフラッシュバック。過去の失敗を繰り返さぬ様に慌てず騒がずネットへ収める筈でしたが、ネットを差し出した最後のジャンプで外れました(ダブハン急深の宿命)。推定40センチほど。綺麗なシルバーボディがすぐに湖の奥深くへと消えていきます。
茶色い羽蟻みたいな虫
その後アタリが全くなかったので、朝イチに入りたかったポイントへ移動、しかしそこにはエサ師が。仕方なくその裏側のポイントに入ったのですが、この虫が沢山飛んでました、なんという虫だろう? 風が止むと水面にはハヤとレインボーのライズが多数。満水の本栖湖だとそのどれもがドライフライをプレゼンテーション出来る距離ではありませんでした、残念。(*現在は水位を落としている最中です)
コーヒーブレイク
夜明けと共に投げ続けていた私達ですが、お昼の町内放送が流れたのでようやくコーヒーブレイク。セブンイレブンでカフェラテのセット(粉のやつ)を買うと、通常のコーヒーカップと同じものがついてくるのですね。
富士山と本栖湖
ふと横見るとこんな景色。富士山をバックに本栖湖で釣りをしていると、荒れていた心が何だか洗われる様な気持ちになりました。
湖仙荘のカツ重
朝からロクな飯も食わずにいたので、お昼は湖仙荘でゆっくりお食事。私は45年以上本栖湖へ通ってますが、その頃からお世話になっている湖仙荘推し。最近は『ゆるキャン△』ブームで浩庵荘はすっかり有名になりましたが、釣り人の聖地は湖仙荘かな。二階のお食事所にはかつて本栖湖で上がったブラウンの剥製があります。このカツ重など写さず、ブラウンを撮ればよかった・・。
はんでめためた来ておくれ券
湖仙荘の一階で入漁証を買うことが多い私。その際に釣りの状況を根掘り葉掘り聞くのですが、今年はヒメマスの状況が芳しくない様。水温は若干の高めでここ数日で一気に寒くなったとか。私のルーティンで信玄餅を買い、お会計時にキーホルダーコーナーに目をやるとこんなにも可愛いグッズが。ハーミットでも置きたいくらい。価格は¥550前後から700円以下だったので何点か買ってきました。「はんでめためた来ておくれ」は山梨の方言(甲州弁)で「はんで=頻繁に」「めためた=もっと(更に)」 という意味で「もっと沢山本栖湖へきておくれ。」と言う様な意味。この「はんでめためた券」が欲しい方(湖仙荘でサービスが受けられる券)は譲渡しても構わないと買いてあるので、ハーミット店頭で欲しい人に差し上げます(限定2名)。
黄昏の本栖湖
湖仙荘で情報をもらい最後はスポセン前で投げ倒した私達。黄昏時に正面に増えていくランタンの灯りを見ていると、蜃気楼を見てるかの様。変わったなぁ、本栖湖。朝5半〜夜5時半まで投げ倒し、結果は何にもありません。むしろ投げ倒して清々しい気持ち。オデコになっても気持ちよく帰れるのは本栖湖くらいしかないのでは? そして私はまた通い続けるのであります。

一投一撃、丸沼のサイトフィッシングはトラウトハンターの釣り

この時期、丸沼のフライフィッシングスタイルは様々で、湖岸からウェーディングにこだわってスペイキャストで引っ張りの釣りを楽しむ人や、ボートからシングルハンドでシンキングラインの釣りを楽しむ方もいらっしゃいます。私はというとこの季節の変わり目に水面へ落下するカメムシやその他のテレストリアルを投げて釣るドライフライの釣りに没頭します。

前回のブログでも書きましたが私はヤマメのフライフィッシング好き。それもライズを見つけて仕留めるハンティング的な要素が高い春のライズを狙うのが特に大好きです。アイダホ州にあるヘンリーズフォークリバーで繰り広げられるそれ(トラウトハンティング)もよろしくライズの釣りは他の釣りと少し違い、魚を見つけて狙いを定めた獲物を仕留めるまで諦めない。その魚が仕留められなかった時に敗北(負け)を感じるのです。それはまさしく鹿や猪を狩るハンティングと同じ。

では湖でのドライフライを私がどのように行なっているかというと、フライをただポカーンと浮かべてただ待っている訳ではありません。まずは湖の形状と風の向きなどを見て戦略を練り、見い出したポイントへ向かいます。フライは闇雲に投げて浮かべて置くのではなく、魚を見つけてからのキャスティング。なので事前にラインを出して直ぐにキャスト出来る様に準備し、櫓でゆっくりと漕ぎながら魚を探していきます。

レインボーを見つけるとその進行方向を見極めてこれから向かうであろう方向に向けてキャスト。レインボーがフライに突進してきて違和感を抱き、喰いつかない事が数回続けばラインの置く位置や方向を変えてみたり。それでも喰わない場合はフライを交換し再度チャレンジ。そんな具合に見つけたトラウトを見事仕留めた時の達成感は渓流で狙うヤマメと同じ感動を得る事ができます。

最近流行り始めたシャローエリアのクロダイもしかり、またボーンフィッシュなども同じスタイルで釣るので、サイトフィッシングで仕留めた時の達成感はそのスタイルを貫いた方には共感してもらえるでしょう。

ということで、昨日は今更ながらですが今年初の丸沼でのカメムシドライへチャレンジ。さてさて、その結果は・・・。

昨日の戒め:ま大丈夫でしょう、と言う甘えがタカ切れ(ティペット切れ)を引き起こしてしまう。

カメムシフライ
前日に慌てて巻いたカメムシ三つ。この季節に水面へ落ちているであろう虫を想像してフライを巻いた時点で、妄想のかなでは既に魚は釣れています(笑)
2022年秋の丸沼
朝の外気温は10℃。晴天無風で都会と同様に外気温が上がるのかと思ったら、暑くはなりませんでした。山はだいぶ色づいてきてます。
丸沼のトンボ
トンボは水面に飛び回った後に休むところがないのか、何度もボートの上に戻ってきます。そろそろ産卵を終えて最後の時を迎えるのでしょう。私はそのトンボを見つつ、目先はクルージングする水面直下のレインボーを探します。そのクルージングは少なく15〜20分に訪れ、そのワンキャストに全てを掛けます。
丸沼のレインボートラウト
午前中はカメムシフライで4回バイトさせて、珍しく緊張して3回はすっぽ抜け。さらに4回目は結び目が甘いと分かっていたリーダーとティペットの結び目からタカ切れ。大丈夫だろうという甘えは駄目ですなぁ。そして無風の時間が続きゴミが固まらず、午後になってようやく1本目をキャッチ。フライはブラックビートル。
丸沼の秋
ロッドは男らしく一本のみで浮気せず、ひたすらレインボーのクルージングを探します。しかし、ゴミが固まらず、クルージングするトラウトがなかなか見つけられずに大苦戦。もう少し風が吹いて欲しかったなぁ。
丸沼のレインボートラウト
今回はあまりにも風が吹かないので、岬周りの釣りをせずに水が動くであろうダムサイトの両岸100mほどの場所だけに絞って、魚を探し続けました。
フォームビートル
カメムシフライへの反応はとても良かったのですが、何度も同じ魚に見せているとスレてしまうので、ひと回り小さいこのビートルとの2本でローテーションをしてました。
丸沼のレインボートラウト
レインボーは岸際ギリギリに泳いでいる個体が少ないのは、先だっての大尻沼と一緒。落ち葉のゴミの中に紛れる死んだ虫を探してクルージングしています。このサイトフライフィッシングで見つける個体数を大尻沼と比べると、丸沼はその1/4以下とかなり至難の業。釣果数を求めるのであればインタミラインを引っ張ったリトリーブの方が良いでしょう。
丸沼のフライフィッシング
ともあれ今回は陽が傾くまで探しまくって40〜50cm弱が3本キャッチという貧果ですが、サイトフィッシングの場合そのプロセスを楽しんでいるので3本釣れれば自分的には非常に満足であります。これからの季節、紅葉を楽しみながらレインボートラウトに遊んでもらう釣りをあなたもいかが? 丸沼は11月末日まで楽しめます。

萎えた太腿を鍛えるために、河原を延々と歩くブラウントラウトの釣り

季節はもう初秋。夏と間違えた蝉がまだ寂しそうに鳴く事があるけれど、大半は秋の虫が合唱し季節は移行中。そんな渓流閉幕の寂しさを感じる時期なんですが、禁漁間際のシメとしてドライフライにアタックする魚の姿を思い浮かべながら闊歩したいのが釣り人の性。実際には川面を流下する虫がいないのでその反応は薄く、一縷の望みを賭けて僕らは歩いて歩き続ける。実際のところ今の私には、川面に立っている幸せを感じていたいだけなのです。

政府の指針が変わり無症状の人は5日間の隔離生活とな。それも生活物資の買い出しOK。先月に10日間も軟禁生活を送った私が家でジッとしている時に思った事は「10日間休みがもらえるのだったら、モンタナへ旅行に行けたなぁ。」なんて、相変わらず釣りのことしか考えておりません。そしてその代償はこの春から渓流で鍛えまくった太腿がわずか10日間の軟禁生活で萎えてしまい、Gパンを履いた時にできるラインを、お尻から太腿へかけての肉をゴッソリと持って行かれてしまったのです。

私は今のようなダボっとしたGパン世代ではないので、お尻から太腿にかけてデニム生地に触れている状態でないと気持ちが悪くて仕方がないのです。なのでその太腿を取り戻すために先週は野反湖をグルッと歩き周り、今週は信濃路で今年歩き回った川へと再訪しに行ったのでした。太腿が鍛えられたかって?もちろんです。あの歩きにくい河原を日に4キロ以上歩いたのですから。釣果は納得? それは聞かないでくださいな(笑)

今回の教訓:季節の変わり目の釣りは難しいなぁ

河原を歩き回ってブラウントラウトを探す。
天気予報が外れて晴天ですが、台風の吹き返しで強風です。これはバッタのパターンで釣れるのでは?と、シングルハンドのドライフライで釣り上ります。しかし、1キロ歩いて一回で出るくらいのペースなので、こりゃ効率が悪いですな。
仮面ライダーを思い出す、河原にいるバッタ
このバッタの写真を収める為にシャターを100回ほど切りました(笑)。大きさは2〜3.5センチほど。カラーは全体がブルーグレーで、羽根を広げた時に見えるストライプ模様はなんとブルーでした。飛んでいる姿はまるでアゲハ蝶の様。その姿をスポーツモードで追いかけても、所詮望遠機能が弱いので撮れません。次回はこのバッタカラーの内羽根ブルーを巻いていこっと。 *後で調べたらカワラバッタ(ブルーサンド・グラスホッパー)と言うらしい。飛翔している動画があったので、こちらを参考に巻いてみてください。
ブラウントラウト
その後2時間近く叩いて何にも出ないので、ここぞというポイントでブラックリーチをシングルハンドで沈めてみました。アレま、あっさりと釣れるじゃありませんか。今日はまだバッタパターンの日ではないんですね。
ブラウントラウト
ある一定の水深以上あればブラウンは潜んでいる様ですが、瀬に入っている魚が少な過ぎて、ドライだと出ません。仕方なく、この後はシングルハンドで沈めて釣る事に。
秋を想わせる空
それにしても暑い。ペットボトル2本は午前中で空に。恐るべしフェーン現象。しかし、なんとなく太陽から降り注ぐ日差しは秋を感じます。
ブラウントラウト
この川の流れは毎年変わるのでそれに合わせて毎回沢山歩いてポイントを探すのですが、私の中で今年のランク付け一級ポイントがあり、なぜか今までそこで一本も釣れませんでした。が、今回はシングルハンドで沈めたら、あっさりこいつがヒット。大きさはセントリックブランクのロゴ上にある赤ラインまでだったので43センチかな。
ブラウントラウトの胸鰭
見てくださいこの胸鰭。立派な真っ黄色。今年はなんでこんなにブラウントラウトばかり追いかけ回しているのか自分でもわかりませんが、どんな魚であれ、自然河川で生まれ育った立派な胸鰭や臀鰭を見ると興奮します。
ダブルハンドの川
初日は死ぬほど歩いてドライフライでは一本も釣れず仕舞い、バッタで釣りたかったなぁ。翌日は天気予報が一日を通して大雨と言っていたので、皆さんがお好きなS川のC&R区間に入って、サクッと釣って帰ろうという算段。
うぐい/ハヤ
しか〜し流せども流せども、な〜んも手応えなし。流れているのはラフティングボートの上から学生達の黄色い声が聞こえてくるのみ(笑)。沈め方が足りないのかと思ってT7のカスタムティップまで使ってみたら、こんな小さなうぐい様。
ダブルハンドの川
お仲間は別の場所でレインボーをキャッチしたとの事だったので、そろそろ時合いだと思い真剣に流していたら、ヒット! しましたが、ジャンプ一発で2Xのティペットをぶっちぎってダンケルドと共に消えていきましたとさ。結びが悪かったのかもしれませんが、釣りたさにスケベ根性だして、ティペットを細くしたのが間違いでした。
ブラウントラウト
気を取り直して再開すると、今度は今までで最小サイズのブラウンが。よくもまぁ4番のウェットフライに掛かったものです。それにしても私はこの川との相性が悪く、まともな釣果を出したことが無いんだっけ。
ブラウントラウト
最後まで大雨は降らなかったのは良かったのですが、二日目はチビブラウン1匹で終わり不完全燃焼で終了。この秋はお店の移転問題があり、この先は連泊の釣りができないので、この川の今シーズンはお終いかな。私の本流釣りが今年は終わった感が漂い、少し寂しさを感じながらブログを書く木曜日の午後。来週からは日帰り圏内の釣りをお伝えします。