キャスティングで体を温めて管釣りへ、その翌日は東京湾奥へと出かけた件

ハーミットでは毎月キャスティングスクールを行なっているのですが、特に冬の間はスクールに参加される方が増えます。その理由として冬は体が鈍らない様にキャス練で鍛える方が増える、または解禁に向けて自分のキャスティングを再確認する方が多いという訳。スクールはもちろんお客様の為に開催しているのですが、実は教える側の私もキャスティングだけに意識して再確認したり、投げ方を修正していたりするので、このスクールを行わないと自身のキャスティングも乱れるってもんです。

先だっての日曜日はこのキャスティングスクールを行なったのですが、冬の間は通称・「朝練(朝霞ガーデンで早朝フライフィッシング練習会)」は寒いのでキャス練の後に行ないます。キャスティングの練習後に実釣を3時間すると、一日を通して普段の釣り以上にロッドを振っているので、かなり疲れちゃうんですよ。でもね、私はお馬鹿だからその翌日早朝には東京湾奥からシーホースを駆って久しぶりに太陽の下でボートシーバスを楽しむのでした。

そんな体を休めることを知らない私の今週はこんな感じ。

お暇な方はご覧くださいまし。

キャスティングスクール
今週は入門の方とフライ歴が長い方が参加。基礎のお話の後にそれぞれの修正点を教えて少しずつ直していきます。今回は風が強めだったので、初心者には少し難しかったかかもしれません。
朝霞ガーデンで練習会
キャスティングを終えて昼飯を食べた後は朝霞ガーデンへ。フライポンドは幾分空いている状態。午後の方が水温が温まって釣れると踏んだのですが、ドライではとても渋かったので、主にルースニングフィッシング。
東京湾マリーナ
ここ数年はシークロで夜便のシーバスばかり狙っていたので、今回は東京湾奥シーホースにて、太陽の下で釣ろうという計画。とは言っても朝一番が良いので乗船前の準備の時間では、まだ闇夜で車の灯りを頼りにタックルをセットする。
シーホース
準備を終えて船に乗船する頃には空は白々と明けてくる。ここ東京湾マリーナは高級なヨットやクルーザーだらけ。
シーホース
荒川河口から東京湾へ出て、この時期目指すのは千葉側のポイント。シーホースは船が大きくなってから波切りが良く、多少の波でもへっちゃら。対岸の千葉までそんなに時間が掛かりません。
シーバス
狙うのは人工建造物の周り中心。年が明けてからはシーバスのご機嫌はすこぶる悪くなり、表層では釣れないとの事。なのでタイプ3のラインでビックベイトを沈めて探ります。んがしかし、大きいフライには全く反応せず、7センチほどのエンリコミノーにだけヒットが続きます。
湾奥シーバス
やっぱり太陽の下で写真を撮るとシーバスはギンギラギンでカッコイイですね。サイズは50〜60センチ以下中心。
シーバス
大きなビースティチェンジャーを投げまくっても何にも反応がなく寂しいので、私もフライを小さくしてようやくキャッチ。シーバスはアフタースポーン(産卵後)の個体なので、お腹にボリュームがありません。
フライライン
船尾で釣っていた私は前のめって船首へ移動した時、まだラインが水中に入っていた為に、エンジンのペラに巻いてしまいました。面倒臭がってラインを外に垂らした罰デス。思いっきり絡んでしまったので、1.6万円のフライラインはサヨウナラ。皆さんも気をつけましょう。
シーバス
タイプ3をロストした私の手持ちはインタミラインのみ。沈めないと釣れない状況だったので、インタミラインにクラウザーミノーを使い、カウント10〜15秒沈めてようやくアタリがある状態。一緒に行ったお客様は順調にイレグイでした。
シーバス
かくして、時間いっぱいまでキャストを続けた二人はキャスティング疲れしてしまい、帰路の船中ではうたた寝しながら港へ戻りましたとさ。あと2〜3週もすればバチ抜け(ゴカイの産卵)が始まるので、シーバスフィッシングは一年を通して楽しめる手軽なフライフィッシング。2月はまだまだやる事が少ないので、多分また僕らはシーバスへ行く事でしょう。

年明け早々にくらったオデコは本栖湖ではない(弁慶堀の備忘録)

なんか絶妙なタイミングなんだけれど、某所から「ボウズについての原稿を書いて。」と原稿依頼があったりして(いつかどこかで見かけたら読んでくださいまし)。まぁ、私の年間釣行のうち半分はロマン溢れる漢の世界を追い求めているので、オデコなんて日常茶飯事だから、オデコの話なんていくらでも書けるのです。だからボウズは落ち込まないと言いたいところだけれど、それは場所によりますな。

このブログには「#オデコなんて怖くない」というタグを入れているくらい、私は魚がツレナイ日がかなりの頻度である訳。例えば本栖湖は「3回行けば一度は釣れる」と豪語しているから、オデコの確率は2/3なので、なんと66パーセント(笑)。サクラマスなんかは遠征の場合は1週間行って1本取れるかどうか。関東圏のサクラマスについては、3〜4年釣り続けて1本釣れるかどうかといレベル。外道が釣れる事はあっても、目的の魚についてはボウズというのは茶飯事なんですね。しかしここで出てくる釣りは漢のロマンであり、簡単に釣れない魚にいつもチャレンジしているから、「オデコなんて怖くない」のです。

でもって、1月の釣行は行く場所が限られてしまうので、今週の火曜日は3月のフライトーナメント準備の挨拶を兼ねて東京の赤坂にある弁慶堀へと出かけたのでありました。

皇居の外堀にあたるこの弁慶堀は、私は小学生時代から50年釣り続けているスポットで、当時はブラックバス狙いで訪れてました。現在もブラックバスは釣れるのですが、冬の間にレインボートラウトを放す様になったので、私にとって現在は冬の釣り場として活用してマス。レインボートラウトを放す様になってからかれこれ20年位は経ったかなぁ。当初は今ほど藻が生えておらず、その代わり水深が浅かったのですが、現在は昔と比べると魚のサイズがあり、ある程度深い場所に魚が落ち着く傾向にあります。

そんな毎年訪れる弁慶堀だから、この時期のパターンを知り尽くしたつもりでいた私。これだけあれば充分だろうと巻いてきたフライは6本。電車移動の釣行なのでタックルをコンパクトにまとめて出掛けたのですが、こうすれば釣れるという自分理論が通じず、あえなく撃沈してしまいました。釣れるつもりで行ったので結構凹んでしまった私。

そんな人の不幸を覗いてみたい方は、以下をご覧くださいまし。

弁慶堀
弁慶堀はブーメランの形の様に曲がった皇居の外堀。ボート利用することでレインボートラウトやブラックバスを狙う事ができます。いつもだとこのポジションに止めて、最深部である2〜2.5mのタナを探ると釣れるのですが・・。そのボートポジションがココ。3月のトーナメント開催時期はレインボートラウトの適水温になるので、お魚はこのポジションでなくてもどこでも釣れてくれます。ただ、藻が多いので、あまり移動せず、中層を狙うのが3月の釣り。写真は市谷方向で、写真左に映るのが首都高4号線新宿方面。
弁慶堀
同じポジションで反対を向くと皇居の方向。この場所が両方から風が抜けて水が動く場所。さらにこの堀で一番深い場所。冬はここでルースニングをして底近くを探ると釣れるはずなんですが、今回は全くアタリなし。気温は高めで釣れると踏んだのですが、始めてすぐに強風が吹きまくり船には立てない状態になりました。
カップヌードルが美味い
いつもなら釣れる場所を端から順に攻めたが一度もアタリが無し。お昼になったところで一度体制を整えるためにボートハウスへ戻りカップヌードルで腹ごしらえ。最近の傾向を聞けば午後はボートハウス近くが釣れているという情報。今回は自分の答え合わせがうまくいかないので、素直にいうことを聞いてその場所を攻める事に。
何も当たらないインジケーターの釣り。
しかしである、こんなに丁寧に攻めているのにブルーギルのアタリの様なチクッと動いたアタリが一度のみ。あとはタナを変えようがポイントを変えようが何も反応がなし。ちなみにこの日はルアーの方が5名ほどとヘラブナ狙いの方が出ていましたが、皆さんもな〜んも釣れません。こりゃお魚の期限が悪い日に当たってしまったなぁ。
ホテルニューオータニ
その後は大遠投してズル引きしてみたり、シンキングリーダーをつけてある程度の水深を攻めてみたり、できることは全てやったのですが、何も起きませんでした。15時を回ったあたりから体が冷え切ってしまったので、素直に諦めて帰路に着くのでありました。弁慶堀でのオデコは久々ですが、まぁお魚の機嫌は僕らにはわかりません。もう少し暖かくなったら、もう一度リベンジしようかな。

路面凍結を避けた年始の管釣り(友部湯崎湖・レイクユザキ)

ブログでは本年一発目なので、お約束の挨拶を。

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

歳を重ねて最近思うことは、「最近の冬は40年くらい前に戻ったみたいに寒くない?」と感じてしまうこと。Googleに「40年前・東京の気温・1月」と入力してみると、一番上に表示されるAI様が手っ取り早い回答をくれるのだが、思ったとおり1月の平均最高気温は9.6℃で最低気温は1.5℃(どこまで信じて良いかはわかりませんが)とここ最近の気温にぴったりとな。試しに3年前も調べたら昔も今も大した差はなく、単にジジイになるに従って体に寒さが身に染みる様になっているみたいでアリマス。

もう一つ出不精になりそうな言い訳としては年始の寒波で本栖湖方面はパリパリに凍っているでしょうから却下。山岳部を含む釣り路はノーマルタイヤの私には危険と判断。結果、山間部を諦めて今週は今まで紹介したことのない管釣りへ行くことにしました。それもユルユルな午後の釣り。

渓流のフライフィッシングを嗜む関東人は主に東北道・関越道・中央道の三つの高速道路をよく使うのだが、ほぼ使うことがないと言えるのが常磐道。茨城県でも渓魚が釣れる川はあるけれど、そっち方面は山が低く東北道や関越道ほどの魅力を感じることがないので、足を伸ばすことは少ない私。なので、今回はあえてその常磐道沿いの管理釣り場を探したところ、このレイクユザキへと行き着いたのであります。

さて、そんな様子は以下の通り。
お暇な方はお付き合いください。


友部湯崎湖・レイクユザキ(HP)
場所:〒309-1715 茨城県笠間市湯崎1099-5
TEL:0296-78-0127
主なルール:バーブレス シングルフック・ダブルハンド禁止・プラスティックワーム禁止・ラバーネット使用・フィッシュグリップ禁止・持ち帰り制限尾数あり

友部湯崎湖
以前紹介した『フィッシング Do Do』と同様に途中に道案内の看板などがないので、ナビにての案内が必須です。この友部湯崎湖はヘラブナ池で、その隣に併設されたのがルアー・フライ用のレイクユザキ。支払いはその友部湯崎湖にある管理棟にてお支払いを済ませてから隣りへ移動します。施設には食堂があり、ラーメンやカレーが食べられます。それと土日祝日は写真の通り、道路に近い側はフライ禁止なので注意しましょう。
レイクユザキ
土日・祝のフライ禁止エリアにはこのラバーコンがあります。道路に近い面がルアー専用エリアです。平日はどこでもOK。バックキャストが取れない場所は一部ありますが、全体の80%は問題なくキャスティングができますし、芝生が刈られていて、とても綺麗な管釣りでした。
レイクユザキ
入り口脇にはレイクユザキの管理小屋があるのですが、使われていない模様? 細かなルールがココに書いてありました。入って右奥にはBBQエリア(有料)もあります。最近写真が雑で申し訳ない。
フローティングタックル
池の大きさは朝霞ガーデンのフライ池の3倍程度といったところ。等間隔に石畳があり、隣の方とのスペースの目安になるのでとてもありがたいアイデア。水深はあまりないようだったので、今回もスコットのGT8106/4に6番フローティングライン。リーダーは10フィート4Xにティペット90cmほどで楽しみました。
レインボートラウト
お昼からの半日券で遊んだのですが、最初は勝手が分からずなかなか釣れず。いろいろ試したところ、キャストしてカウント20秒してスローリトリーブのズル引きで、とても渋いアタリを聞き合わせするのがベストだということがわかった。釣れ始めればあとは同じ事の繰り返し。
レイクユザキ
フライはタン系のビーズヘッドMSC12番とブラックのマラブー。ちなみにここの魚のコンディションはとても良く方揃い。さらに釣れる魚のおよそ7割がサクラマスだったのでびっくり。持ち帰りする方(制限尾数あり)はサクラマスだけ選んで持ち帰る事ができてしまうでしょう。それにしても今回は写真を適当に撮りすぎました、反省。
レイクユザキ
当日は風が強い日だったのですが、池の半分は周りの雑木林のお陰で風が軽減されてました。池を左回りに釣り歩いたのですが、写真の正面に見えるプレハブがこの池の入り口。どの面に入っても釣れるので、釣り座に偏りがない気がします。
サクラマス
最初は順調に釣れていたのですが、タン系12番のMSCとブラックのマラブー12番が1つずつしか無く、これが壊れて使えなくなった途端にアタリがグッと減ってしまいました。使い古しのフライだけ持っていった私の末路。仕方なく本栖湖用の8番と6番サイズを使うのですが、それだとヒットが激減デス・・。
Scott GT8106/4
15時を過ぎると水面が賑やかになってきたので、ドライフライにチェンジ。飛んでいるのはユスリカだけですが、16番のサイズで問題なく釣れ続け、その後は入れ喰いモードに。このロッドにはだいぶ慣れてきた感じ。
レインボートラウト
結果、お魚は飽きるほど釣れたので、16時頃に納竿。帰りは圏央道周りで帰ろうと思ったのですが、高速代がそちらの方が高い事を知り、素直に外環周りで帰りましたとさ。この管釣りは千葉方面、あるいは東京東部に住んでいる方にはアクセスしやすく、そしてお魚のコンディションもよく楽しめる場所です。綺麗なサクラマスに会いたい方は、出かけてみてはいかが?

 

今年の釣りを振り返える釣行(本栖湖と桂川フライ・ルアー釣り場)

今年もあっという間に終わってしまいました。先ほどブログをザッと一年間振り返ってみたのですが、ドキドキするような巨大魚との遭遇は残念ながら無く、「あと一歩」で手に届きそうな魚として、新しく挑戦した九州でのセールフィッシュ狙いが良い思い出でしょうか。

年間の釣行回数で言うと内訳は、「渓流37回・湖14回・ソルト19回・管釣り&CRとその他26回」と釣行回数96回という結果に。ハーミットのイメージを聞くとソルトウォーターに強いお店という方が多いかと思いますが、実際には渓流でヤマメやイワナを釣っている日数の方がはるかに多いんですよ。

そして今年最後の釣行(もしかしらたら、もう一度行くかもしれませんが)は、本栖湖にて。こんなに遠回しに話している時点で何も無いことはご察しの通り。今回は水が悪くあまり良い気配を感じなかったので、後半は以前紹介したダブルヘッダーの釣り方として、「桂川フライ・ルアー釣り場(桂川漁協)」へ行きましたとさ。

大した話は書いてありませんが、お暇な方は以下の写真にお付き合いください。

本栖湖
今回は暗い時間に到着できなかった私は日の出少し前からのスタート。現在のマッキーと私の釣行データを合わせて分析すれば、放流魚はそれなりに釣れているけれど、大物の気配が意外に少ないという感じでしょうか。人気のポイントはいつ行っても混んでいますが、実際にはサイズを選ばなければ他の場所でも釣れています。寒くなるこれからは釣れる時間も日中ですので、無理せず楽しんでください。
本栖湖とオニギリ
朝イチ入ったポイントは何もなく、一旦浩庵荘で入漁証を購入し移動。次のポイントも何も無し。湖を一周まわってみると水質が少し悪い感じだったのと、エサ釣り師が1本もキャッチしていなかったので、本栖湖は午前中で納竿しました。
本栖湖
本栖湖は毎年12月の頭ぐらいから、4月上旬まで川尻からスポーツセンター前まで凍結のため全面通行止めになります。
本栖湖
現在はかなりの減水で、キャスティングはしやすい状況。朝早くはマイナスの気温になりますが、日中の暖かい時間は風さえ吹かなければ、意外とポカポカ陽気に。
桂川フライルアー釣り場
本栖湖を午前中で諦め、後半は桂川フライ・ルアー釣り場へ移動。高速を使って大体45分ほどの移動時間です。年始は3日より営業するようです。
管釣りの半日
平日の場合、半日券時間を過ぎていれば先に釣りをして問題ありません。管理の方が入漁料を徴収しに来てくれます。半日券は¥2,500とお手頃。
レインボートラウト
ポンドの水深はおおよそ1.5m。少し重めのフライを使い、沈んでいくリーダーを見ていると魚が食いついて走りますので、それをアワセます。大体25〜30秒カウントしても何も変化がない場合は、フライをごく低速でゆっくり引くと、その際にもアタリがあります。
Scott GT8106/4
新調したScott GT8106/4に大分慣れてきましたが、まだ私の腕の延長にはなった気がしません。練習あるのみですな。
レインボートラウト
気温が温まった小一時間ほどはドライでも十分釣れましたが、寒くなった後はアタリが止まり最後はニンフでズル引き。結果数つりを十分に楽しんだのですが、今回も大物は出ず、サイズは20〜35センチといったところ。本栖湖と管釣りの両方楽しんでも一日¥3,300。冬の遊びは他にもあるけれど、本栖湖へ行って富士山を眺めているだけでも癒されますヨ。

 

肘をおかしくしたので、ユルユルな釣りへ(加賀フィッシングエリア)

今年もなんだかんだで年間90日以上の釣行になる私。毎年100日を超えないようにセーブしている訳ではないんですが、これ以上行くとなんだか身体が壊れちゃいそうなんですよ。流石に歳をとってきたので、やり過ぎると身体の何処かがおかしくなるんです。

横浜のシークロが創業して間も無くの頃の話。バース(船を停める場所)下のスペースにフライを打ち込めるショートロッドを探していたら、TFOのTicrX の7フィート6インチの8番というモデルが発売されたのですぐ手に入れて出かけたのです。そのロッドは予想通りぴったりなロッドだったのですが、その日は強風なのでそれに合わせて大ぶりなリーチキャストが必要になりました。何度目かのキャストの時に大風が吹いたので、それに合わせて思いっきり右手を外側に振り込んだら腕から「ブチッ」っと嫌な音が聞こえてきたんです。あ、やっちまったなと・・。

腕は動いたんですが、痛みがひどくこのまま釣り続けたらヤバイ事になると思い、釣りをやめて即病院へ。診断の結果、「腱は切れてないけれど安静ね。」との診断。利き腕だし安静と言われてもどうしたら良いのかと聞けば、「最低1〜2ヶ月は釣りはダメだよ。」と・・。

もちろんそんな事を守らず釣り続けた私は、肘の痛みは抜けずに完治するまでに1年以上掛もかってしまうのでした。

でもってこの秋の丸沼での事。変な体制でボートを漕いでいたら左腕の肘に突然強烈な痛みを感じたんです。あ、これは以前の右腕と同じだなと感じた私は騙し騙し釣り続けた結果、オオニベ釣行で痛みが倍増。結果今週の本栖湖は諦めてユルユルな釣行となったのです(お前には釣りへ行かないという選択肢はないのか?と聞こえてきそうです、反省・・)。

丁度、買ったばかりのスコットGT8106/4をまだ使っていなかったので、このロッドでユルユルに遊ぼうと思って出かけた加賀フィッシングエリア。左腕を少しは休ませるつもりで出掛けた筈なんですが、魚のアタリを左手でアワセを大きく入れてしまう事で、「痛ってぇ〜!」なんて叫びながら釣りをしたんだとさ。こりゃ今回もしばらく治らないわなぁ・・。

そんなおバカな私の様子は以下の通り。

出流原ETC専用出口
日進月歩、いつの間にこんなインターが出現。この出流原ETC専用出口のおかげで、加賀FAは目の前になりました。インター降りたら1分デス。コンビニに寄る場合は逆に走ってセブンイレブンへ。
Scott GT8106/4
加賀FAの駐車場でコルクにかかったフィルムを剥ぐとは思わなんだ。今回はコレに慣れることが目的かな。
3号池
着いてみれば3号池には水が流れず閉鎖。営業しているのは1号と2号池のみ。おまけに水位も相当低いので、水辺に立ってしまうとバックキャストで地面を時折叩いてしまう事が判明。
加賀FA
いつもよりは閑散としていたので、どこにでも入れる状態。ただ水が動いてないので水質は少し悪くなったように感じた。
遠投する加賀FA
加賀FAのフライフィッシングは、多くの方がシンキングの引っ張りスタイル。でも私は前回フローティングでズル引きが良かったので、そのスタイルを試すこ事に。遠投して沈んでいくナイロンリーダーを見をみて、糸ふけが走ったらそこからズル引き。するとワンキャストワンヒットです。約40秒沈めてもラインが走らない場合はゆっくりと引いて、丁度底を切ってその少し上を引いているイメージで引き続けていると、やはりアタリがあります。
レインボートラウト
お魚は塩焼きサイズよりも一回り大きいのが中心。グリーンバックの個体が多かったです。フライはタンカラーのMSCパターンが良かったのですが、手元のそのカラーが底をついた時点でアタリが減りました。
SCOTT GT8106/4
スコットのGT8106/4は遠投するにはバットの腰が少し弱めで、長いラインをホールすると腰が砕ている感じを受ける。このロッドは5番寄りの6番と言ったら良いかな。8フィート10インチという長さはロッドバランスが絶妙で今まで使ってきた6番ロッドの中ではダントツの軽さを感じる。
レインボートラウト
最初は2号池をぐるぐる回りながら釣りをしていたが、飽きたので1号池へ。1号池は水の流入があるので、お魚の活性が少し良い感じがする。
アオサギ
入漁料を支払わない無法者のアオサギくん。釣り人がいない場所に等間隔で並んでいる。それにしてもサギはたくさんいるのに、あれだけいたカワウはどこへ行ったの? そういえば、朝霞ガーデンもカワウが減った気がする。
フローティングラインの釣り
風が吹き始めたので、1号池にある島周りへ移動。フローティングラインは風に流さてラインが張り、アタリが取りやすくなる。後半はあまり沈めずに一定のスピードでリトリーブすると喰いが良かった。
レインボートラウト
30本ほど釣りましたが、レインボー以外は釣れず。大物も釣れませんでした。15時過ぎた頃には飽きたので、早めの納竿。
加賀FA
加賀FAは一日券が¥5,500で、半日は¥4,500。私はお魚は持ち帰りませんが、一日券の制限尾数は30匹。現在はレストランは相変わらず開いておらず、昼飯抜きで10時〜15時まで楽しみましたとさ。これで少しは左腕は休めたかと思うのですが、今週末はキャス練なんですよねぇ・・。

オオニベ戦記2025(オオニベクエストXI・浪漫は続くどこまでも)

「漢は浪漫を求める動物である。」

と思っているのは、私だけ? 特に釣り人はこの傾向にあると思うのだけれど。大きいものへの憧れ、非現実思考、夢想家、情熱、探究心。そんなものが私を後押しするから、オオニベを求めて10年以上の月日が流れちゃった。10年ひと区切りで辞める筈だったこの世界だけれど、自分なりの答えが出るまでもう少し続けて行こうと思ったのが今季のオオニベチャレンジ。

このフライフィッシングは私のチャレンジであり普及する必要はないのですが、メーターオーバーを求める同志が増えれば嬉しい限り。しかし現状はその釣り方のレールが引かれるのを待っている方々が多いので、実際にチャレンジした人は数える程しかいないんです。今年は釣りをしている最中にそんなことばかり考えていました。何故なんだろう?と。

考えられる原因は、私が18フィートの竿を振り回しているために、相当な体力がないと釣りにならないと思っている方が多いこと。または朝から晩まで投げ続けて何もないんでしょう?と思っている人が多いのではないかと推測する。私がストイックな釣りを続けているが為に勝手にハードルが上がっているのではないか、という結論であります。

私が毎年やっているこの日向灘の釣りですが、実際はまるっきりオデコになった年はないんですよ、何かしら釣れてるんです。現在使っているフックサイズが1/0から6/0番ですが、これを4番あたりまで小さくしちゃえば、それこそいろいろな魚が釣れてしまう豊かな海である事は間違いなし。そう考えた私は来年からオオニベの時合いが来ていない時は、もう少しユルユルな釣りへ変更してフライはこんなにも色々な魚が釣れるのだという様子を見せていこうかと思います。そうすれば九州のソルトウォターフライフィッシング人口が少し増えるかもしれませんしね。

ということで、今シーズンも力いっぱい投げ倒した日向灘の釣り。朝焼けの中では『朝焼けが消える前に・石川セリ』が脳内を駆け巡りキャストを続け、釣りを終えて真っ暗なになった夜空を見上げる頃には、『夜空ノムコウ・スガシカオ』が脳内で締めくくるのでした。お暇な方は以下をご覧くださいまし。

日向灘の朝日
私は単なる馬鹿ですから、朝陽が登る前から沈んだ後まで毎日キャストし続ける輩。今回は初っ端からやらかしました。旅慣れてしまったおかげで、シンキングリーダー一式を忘れてきました・・。ま、何とななるでしょうと、いつもの通りポジティブシンキング。
日向灘
初日の着いて数時間後、いきなりドンッ、と重いアタリ。それは80アップのシーバスの時と似たような重さだったのにフッキングせず。その後はな〜んも無いので、浜辺を良さげな所を探しながら行ったり来たり。今年もまぁ、よく歩きました。
グチ・シログチ・イシモチ
初日の後半はエサ師が多いポイントへ移動し、そこで大きめのグチをヒット。フライは今シーズンアカハタ用に巻いたオレンジ色のシュリンプパターン1/0で、ウィードガード付き。オオニベのヒット確率へ近づく方法としては、フッキング後にそのまま放置して、このグチを喰いにオオニベが来るまで待つという泳がせの釣りのような方法がありますが、魚見たさについランディングしてしますんですね(笑)
オオニベ戦記
毎朝すき家で朝食を取り、昼はコンビニおにぎり。夜はマックスバリューでお惣菜とカップラーメン。だって毎日5時半から5時まで釣りをしているので、睡眠時間を確保するために夜の街へ繰り出せないんですもの。メーターアップのオオニベを釣った日には、きっと繁華街でどんちゃん騒ぎする事でしょう。
マーチ
朝4時15分に起床し、5時過ぎには宿を出る。真っ暗中用意して、夜が明ける前から釣り始める。朝の気温は4℃だけれど、日中は20℃ととても暑い日向灘。今回は最終日後半以外は穏やかで一日中キャスティングする日々。そうそう、このボロボロマーチくんは前回も同じレンタカーだったかも?
ジョイントフライ
朝晩のマズメ時は大きいフライをキャスト。それ以外はエビちゃんやら小型のシャッド系フライをタイプ3で攻めてます。もっとも、シンキングリーダーを忘れなければ、インタミを使う筈だったのですが・・。
サーフキャスティング
オオニベの時合いはマズメ時と潮止まりの前後2時間くらいでしょうか。その時間だけ人が溢れかえるのです。そうそう、私がここに入る前日には、オオニベの釣り大会が初めて行われたそうです。でも大会でなくても釣れている時は同じぐらい人で溢れかえるんですよ。でも、今回はそうでないみたい。
オオニベ
去年オオニベ(クイチ)を釣ったポイント近くで狙っていたら、今回もツレマシタ。オオニベと呼ぶにはまだまだ小さいですが、毎年5センチづつでもアップして釣れてくれたら、私はいう事はありません。サイズはともかく、今年も出会えたことに感謝。
コニベ
グチとオオニベの区別がつかないという方は最初のグチとの写真と比べてみてください。全然違うでしょ? 比較する場所は鱗の並び具合と側線の光るウロコ、それに頭の形。口に歯が生えていて鋭い顔つきで背中はパープルがかっている。写真は砂に被って分かりませんが、尾のセンターにはその先端まで鱗があるんです。
旗棒の様な竿
最終日は晴天の代わりに爆風が吹き、ご覧の有り様。ロッドが長いものだから立てただけで風をもろに受けて、何もしないのにしなってしまいます。こういう日は9フィート10番の方がずっと投げやすいってもんですが、持ってきていません。
日向灘は強風
人気のポイントへ移動してみるも、この風だと流石にルアーの方も一人もやっていません。かくして強制終了となりました。
クイチ
今回も大物は釣る事はできませんでしたが、ルアーの方でも8年通ってまだ一本も取っていない人からお話を聞いたり。それだけ大物を手にするには「運・根(根気)・勘」が必要なんです。私はこの日向灘の釣りは好きなので、今後も続けるでしょう。来年は皆さんも一緒にいかが? 一緒に行けばなんかしら釣れますヨ🤭

シーバス啓蒙活動の為に横浜の夜明けに若者と共に繰り出してみた

水道橋時代は小学校5年生のお客様がいたハーミットですが、大塚に移ってからは最近はそこまで若いお客様はおらず、大学生が時々訪れてくれる位。前回に引き続きフライ業界の将来を考えるとフライ人口のジジイ比率を減らす為、なんとかして若者にこのフライフィッシングの楽しさを伝えたいと思うこの頃。そんな中、釣り仲間の息子から「シーバスへ連れて行ってください。」と嬉しいお誘いが。よく考えれば以前ハーミットでアルバイトをしていたUMAは現在はこの業界で働いているし、中学生からハーミットで買い物をしてくれていた子は某メーカーに就職し、今や当店の営業担当に。そう考えると少なからずとも若者は皆無ではなく、それなりにフライ業界も、まだまだ捨てたもんじゃないと思えてきた。

当店のマッキー店長を含め、この辺の年代がフライフィッシングの楽しさを世に広げてくれて世間の人々に認知してもらえれば、そろそろ私もマッキーにバトンを私て引退かな(と書いたところで釣具屋には定年退職はありません)なんて思ったりして。

そういう訳で今回は異色の年齢差33歳の凸凹コンビで横浜のシーバスをシークロ岡本船長号に乗って寒さに負けず楽しんできましたヨ。その様子は以下の通り。お暇な方はご覧くださいまし。

シークロでシーバス
Yくんと始めて会ったのは彼が小学校2年生ごろかな? 彼のお父さんも同じ業界の人でウチの子供達よりも少し年上だけれど、気がつけば立派な青年社会人になってました。フライの腕前はお父さん仕込みだから、ほっといても何ら問題なし。シーバスは初めてだというのに、あっという間にフローティングミノーでこのサイズを仕留めちゃいました。私が教える事なんてほとんどありませんでしたヨ。
シーバス
数日前からの冷え込みでお魚の活性は悪くなってしまったものの、シーバスは各所でそれなりに反応してくれたので一安心。私は週明けに使うフライのスイムテストをしながら、シーバスを堪能しました。
シーバス
水温が急に下がったせいでいつもよりは反応が鈍かったけれど、それでもサイズは50センチ台中心にポツッポツ上がりました。フライには掛からない20センチ台が沢山いたので、このサイズがいれば今後のシーバスフィッシングは安泰です。
シーホース
段々とコツを掴んだYくんは慣れない暗闇でもキャストが決まる。シャローエリアでバイトがあり、水面が大きく割れた。ムムム!もしかしてデカイんじゃないの? 大きく曲がったスコットのセクター909/4は良い仕事をしてました。
シーバス
上がってきたのはほぼ70センチ。こんなのを釣ってしまうと、もうシーバスのフライフィッシングにどっぷりハマってしまうのは確定であります。ようこそ横浜の海へ!
メッキアジの筈が・・・。
シークロの岡本船長と3人でワ〜キャ〜騒いでいるうちに世は開け始めて、朝の時合いはトップを堪能。その後は最後の締めくくりにとメッキアジ狙いへと切り替えた。が、しかし・・・。
イケガツオ(クィーンフィッシュ)
しかし、上がってきたのはなんとクィーンフィッシュ(イケガツオ)。サイズこそ大した事ないけれど、この魚を釣りにわざわざドバイへ行く方も多いゲームフィッシュ。これがこの場所で50センチオーバーになってくれたらどんなに嬉しいことか。
横浜の朝
振り返れば富士山が太陽を浴びて輝き始めていた。この景色を見れただけでもなんか得した気分になれるのです。
横浜の魚
入れ喰いが止まらないクィーンフィッシュでしたが、そろそろ仕事へ戻らないとね😆 僕らはこの後、眠い目を擦りながらシーバスの感触を思い出しながら、それぞれの仕事を頑張るのでありました。

本栖湖爆投日誌・ポジティブな強いハートでも幸運は続かない

本栖湖は週を重ねるたびにアウトドアを楽しむ人々が減っていき、やがては釣り人のみになる。彩りを添えた紅葉シーズンが終盤になる頃には登山や観光の人も見えなくなるので、土産物屋は半分も空いていない。そうなると僕らの昼飯はコンビニ飯に頼るしかないのが、もうセンブンイレブンのおにぎりは飽きたなぁ。

この季節になると水温は10℃前後まで下がるので小物の動きは鈍くなり、大物狙いの季節となるのは東京湾のシーバスと一緒。その大物を求めて本栖症候群にかかった僕らはここへ通う訳だけれど、ルアーとフライではその年齢が大きく違う事に気づいてしまう。

昨今の本栖アングラーはレイク狙いの人が多くジグスプーンや重いスプーンを投げているのだが、そんなルアーアングラーは見ている限りでは30〜50歳前後ぐらいになるだろうか。それに対してフライフィッシャーマンは若くても50歳以上で60歳前後が中心となる。かといってこの過酷な寒さなので、70歳以上で本栖通いを続けているのは稀なのである。そういう訳でフライフィッシャーマンはジジイなのだ。

インターネットとは情報収集するのにとても便利なもので、例えばハーミットのホームページ回覧数や見ている人の住んでいる地域、性別、あるいはその年齢なんてものが拾えてしまう。ではハーミットのHPやフェイスブックを見ている人々の年齢層を見てどうかというと、50歳から上の方だけでなんと50%以上を占めてしまうのだ。ちなみに20歳以下の方は1%程度なのだから、どれだけフライフィッシング業界がジジイの集団なのであるかが分かる。

釣り場で声をかけられた時、ふとそんなルアーとフライの年齢差を感じてこんな事を書いているのだけれど、そろそろジジイの私なんぞがフライへの情熱を語るよりも、熱を帯びた若者がフライフィッシングの楽しさを発信してほしいと感じるこの頃。

こんな事を考えながら投げ続けていれば何かいい事が起きるだろうとポジティブにキャスティングを続けていたけれど、辺りはいつの間にか暗くなり、空にはうっすらと雲を被ったお月様が、私を労う様に優しく照らすのであった。チャンチャン。

本栖湖で爆投
水温がまだ落ち切っていない季節は朝方に反応がある事がまだある。風もなく穏やかな時間はわずか30分程度だけれど、その際にライズやボイルが起きる。今回は沖と言うよりもほとんどど真ん中に近いくらい遠い場所で数百匹が跳ねるボイルがあった。果たしてあの魚は何?
本栖湖
結局朝は何もなし。入漁証を浩庵荘に購入しに行き、その足で湖をぐるっとポイントを見ながら散策。時合いが来ていないと判断した私はスコットGTのインプレッションを書く為に本栖でロッド振りまくる。
小魚の群れ
スコットGTを振り終えた途端に本栖湖は雨の中へ。やる気が失せる冷たい雨。雨足がひいた頃合いで色々ば場所を探ったのだけれど、とある岬(と書いたらどこだかわかっちゃう)で足元を泳ぐイワシのような小魚の群れ。ざっと見ても千匹以上の単位。背中がライトブラウンで水中にカメラを突っ込んでも光らないので、ワカサギではないみたい。朝みた光景はこの小魚の大群が大物に追われて突き上げていたのかな?それにしてもこの小魚なんなのか、謎である。

本栖湖
急深の場所でタイプ3を使ってドン深まで沈めてみたけれど、何もなし。富士山が見えれいればモチベーションが保たれるけれど、ずっと雨なので寒さに負けそうになりましたよ。
本栖湖
夕方になると雨は上がったのでやる気モード。しかし17時の時報がなるまでずっと投げ続けて何もありませんでした。お月様は「よく頑張ったね!」と言っている様な気がした本栖湖の爆投日記。次回は何か良いことが起きますように・・。

SCOTTの看板娘であるGシリーズがGTに変わったのでインプレッションしてみた

この秋スコットGシリーズはGTに生まれ変わりました。私にとってG2からGSになったのはついこの間の様な感覚なのですが、なんだかんだでGSモデルは8年間に渡って皆さんに愛されたのですね、お疲れ様でした。

今回新しく投入されたGTは全9ラインナップ。GSモデルとの違いは8フィート8インチモデルと9フィートモデルが統合されて8フィート10インチになったこと。近年は9フィートモデルが多いフライロッドですが、私はこの9フィートより2インチ短いことを大きく評価します。また8フィート4インチモデルは持ち運びの利便性を考え5ピースモデルへ変身しましたが、それを可能にしたのが大きく変わったジョイント部(見た目にはわかりません)。ジョイントはより軽くフレキシブルになった事で、ロッドのベンドカーブは以前にもまして綺麗な弧を描きます。初代Gシリーズはジョイントに硬さを感じたベンドカーブがあり不自然さを感じましたが、そんな時代はどこへやら。釣具屋人生45年を超えるとそんな時代の移り変わりをずっとみ続けているのです。

さて、いつものようにメーカー様から全モデルのサンプルをお借りしましたので、どんなロッドだったのかハーミットなりにインプレッションしていきます。今回使用してラインは以下の通り。ちなみに今回のロケーションは本栖湖。早く釣りをしたいと思いながら全モデルを振りながら書き留めるのに2時間半 掛かりましたとさ。

3番:Airflo Superflo Tactical WF3F
4番:Airflo Superflo Universal WF4F
5番:Airflo Ridge2 Universal WF5F
6番:Airflo Ridge2 Universal WF6F

GTシリーズのグリップ
GTシリーズのグリップ形状は3種類。8フィート以下のモデルは一番右のもの。GT985/4だけ、一番左のグリップ。それ以外のモデルは全て真ん中のハーフウェルグリップのアップロック スクリューシート。

GT743/4GT743/4:7feet 4inch ・3weight ・4piece
GTシリーズの3番モデルはこの7フィート4インチと8フィート4インチと8フィート10インチの3モデル。長さが7フィートよりチョイ長い4インチのバランスは、メーカー表記ではフレックスアクションとなっていますが、ショートレンジでの釣りではやや硬さを感じるモデル。GS773/4と比較するとロッドの真ん中ら辺の硬さを持っていたコシが少し減り、スムーズな曲りでラインをデリバリーするイメージ。グラス素材のFSモデルよりも速いテンポで軽快に釣り上がりたい源流志向の方には、この軽さとラインスピードは魅力でしょう。

ティップのブレが無くショートレンジでキビキビとした撃ち込みができ、ミドルレンジぐらいまでが投げ易い感覚。他メーカーだと比較対象はウィンストンのピュア2になるかと思いますが、スコットGT743/4の方がラインスピードが上がるやや硬めのアクションです。今回本栖湖でこのロッドたちを振り回してきたのですが、一応このロッドでもフルキャストを試みましたが、チョット無理でした。でも、短かさの割にはラインはすっ飛んで行きましたヨ。まぁ、このロッドでそんなことする必要はありません。


GT843/5GT843/5:8feet 4inch ・3weight ・5piece
継ぎ数が増えるとロッドはとかくカクカクした曲りにながりがちなのですが、それはジョイントが増えるとその部分が硬くなってしまうから。特にスピコッドジョイントはその特性上そこがどうしても硬くなりがちなんですが、今回はフェルールを一新したとのことで、その成果がこの5ピースパックロッドに現れています。

5ピースなのにそのベンドカーブはとても綺麗で、昔の2ピースモデルを見ているかの様。ジョイントが多いのにロッドの重量感を感じさせず、ティップの曲がりに精細さを持ちながらバットのコシが以前のモデルより感じられます。ロッドにかける負荷によってロッドが徐々に曲がり込んでいく訳ですが、以前のGSであれば、ロッド中央辺りまで曲がり込むとその辺だけ硬さが残り、バット側で少し曲がり込む感じでした。しかし今回のモデルは真ん中ら辺の硬さは抜けてバット側の腰がグッと上がった感じを受けます。

8フィート4インチですがフルキャストは頑張れば可能でしたので、かなりバット側の腰が強くなったのでしょう。ロッドの仕舞寸法を1センチでも短くしたいが、ロッドのアクションを犠牲にしたくない方には、かなり魅力なロッドと言って過言では無いマルチプレイヤー的存在です。

一方、5ピースというモデルはセダン車を乗っている方には少し困惑で、小移動の際に二つに分解して車に放り込もうとするならば、どっちかが長くなってしまうので均等な長さが保てません。ティップ側を長くして保管すると、ロッドの破損する恐れを多少気にする必要があります。


GT8103/4
GT8103/4:8feet 10inch ・3weight ・4piece
GSシリーズの頃は8フィート8インチという長さだったのですが、今回は2インチ長くそのアクションは一味違い、以前の9フィートモデルに近いアクションだと感じます。ショートレンジからミドルレンジで軽快なループが作り出せ、コントロール性能は抜群。ややティップに寄ったアクションで、アキュラシー(正確性)やラインコントロールを得意とするモデル。

8フィート10インチもあるから遠投は軽々できるのかと思いきや、負荷をかけすぎるとティップのお辞儀が大きくなり、遠投時にティップが少し暴れてしまう傾向がありました。バットの強さを感じるこのモデルは、メーカーさんが表記する通りの細いティペットを使いミドルレンジでのライン捌きを重点におくポイントがメインのロッドだと思います。私が想像する河川だと、山梨県の桂川(忍野を含む)・長良川のシラメ・栃木県の鬼怒川のライズハントでしょうか。


GT844/5
GT844/5:8feet 4inch ・4weight ・5piece
とにかく今回のモデルは5ピースモデルのスムーズなベンドカーブに圧巻。この4番5ピースもジョイント部の硬さが無く、とても綺麗なベンドカーブを描きます。仕舞い寸法が約55センチと言うのが魅力的に感じました。

アクションは思っていたよりもやや硬めで、スコットらしいアクションというよりはなんかウィンストンに近づいている感じを受けたモデル。ウィンストンのエア2とピュア2の丁度中間ぐらいの曲り方で、ピュア2よりも遠投性能があるイメージ。遠投時のコシ砕けもなく、簡単にフルラインを出すことができました。ショートレンジではティップの繊細さを感じながらもコントロールに優れており、ティップのブレを感じさせない優等生。

私の硬さの基準は一般的な人とは変わらないと思いますが、ロッドは思っていた以上に4番にしては硬い部類と感じました。とは言え、セントリックC854よりはしなやかです。


GT8104/4
GT8104/4:8feet 10inch ・4weight ・4piece
GSシリーズの頃は8フィート8インチモデルと9フィートモデルがあった4番ですが、GTシリーズはそれを8フィート10インチモデルに統合。9フィートが欲しければセントリックを買ってね、という感じでしょうか。しかし、この2インチの短さから絶妙なバランスが生まれ、持ち重り感が無く長いモデルにしては手首への負担を感じさせません。ロッドは88モデルの時の様な負荷を沢山かけた時のコシ砕け感が無く、このロッドならば尺物を余裕でいなせるだろうと感じました。長さがある分だけラインコントロールは容易であり、ショートレンジからミドルレンジを得意とするモデルでしょう。

少し重さが増す4番ラインは比較的楽に遠投ができますが、私はセントリックのC904/4を使っているので、遠投が中心のシチュエーションではきっとセントリックを使います。このロッドは海外遠征(モンタナやアイダホのヘンリーズフォークなど)、あるいは北海道で繊細な釣りを求めた場合、関東で尺ヤマメを追い求める人を想像しちゃいます。


GT984/4GT984/4:9feet 8inch ・4weight ・4piece
むむむ、曲者、そう感じてしまったのがこのシリーズで唯一このモデル。「さて、何に使うこのロッド?」と考えて出た答えはイブニングのヒゲナガドライフライフィッシングに特化したロッド。あるいはシングルハンドウェットを堪能したい人向けのモデルだと思います。まず5番モデルと違ってファイティングバットがないので、ロッドはややトップヘビーで持ちオモリ感があります。その為リールはやや重めのものを選択しロッドバランスを取る必要があります(スピードスターでは軽すぎでました、リール自重が120gは欲しいかなぁ)。シングルスペイを好まれる人にもミドルセクションがコシを支える感じで投げやすいかと思います。

長さが10フィート寄りなので、ティップが暴れるので遠投には決して向いているとは言えません。また、ユーロニンフを好む方だとミドルセクションが柔らか過ぎてコントロール性能にやや疑問を感じてしまうかもしれません。


GT8105/4
GT8105/4:8feet 10inch ・5weight ・4piece
川で大物志向の貴方、コレです! セントリックだとショートレンジ時に出ているラインの重さが足りず投げにくさを感じると思うのですが、このモデルはティップはしなやかなので、短い距離でも投げやすいです。ロッドへの負荷を上げた場合でもフレキシブルにロッドの真ん中辺りまで曲がり込んでくれますから、ロッドに掛かる負荷を柔軟に対応している感じを受けます。かといってコシ砕けは無く突然の大物に対して対応するバットの安心感を備えた感じが、今までのスコットにはなかったテイスト。繊細さを持った川でのロクマルサイズを6番でははく5番で取ってみたいと感じたら、きっとこんな竿です。海外遠征のメインロッドになることは勿論のこと、北海道遠征時にマルチに使えるロッドにもなりえるでしょう。

個人的にはこんなに簡単にラインがすっ飛んでいく5番ロッドは好みですが、張りが強くロッドからの感度を感じるようなピンピンしたモデルが好みの方は、このロッドではなくセントリックになると思います。また遠投がメインであれば別のシリーズを探すべきです。


GT985/4
GT985/4:9feet 8inch ・5weight ・4piece
ロングロッドはファイティングバットが付くことによってグリップする位置がやや前になります。そうすることで竿先に感じる重さが軽減される訳なんですが、さらにリールをやや重くすることでロッドバランスは手首の位置に持ってくることができます。このモデルはリールに気を遣わなくてもそのファイティングバットのありがたみを感じます。ロッドは持ち重り感がなくフルキャストが可能で、湖のドライやシングルスぺイの釣りスタイルが思い浮かびます。私だったらバックが無い場所でのドライフライをこのロッドでやってみたいなぁ。

ロッドは長くなると簡単に飛ぶのではと考える人も多いですが、キャスティング時に手首の僅かな動きでロッドティップ位置が大きく変わるので、キャスティングレベルがまだ未熟な方が遠投用としてこのロッドを買ってはいけません。ある程度技量を有している方のオタクなロッドと考えるべきでしょう。


GT8106/4
GT8106/4:9feet 8inch ・6weight ・4piece
スコットの9フィートよりもチョイ短いロッドというのは昔からあります。私はかつてスコット へリプライHP888/4というロッドにハマっていた時代がありますが、このチョイ短いというのがロッドバランスにはとてもありがたいのです。この6番モデルはわずか2インチ(約5センチ)短いだけなのですが、ロッドバランスが劇的に良くなります。更にこの5センチの差でキャスティング時のストップ位置のバラツキを誤差範囲に収めてくれるので、適当なキャストでも悪くないキャストにまとめ上げてくれる性能があります。ロッドをどんどん短くすればコントロール性能が上がりますが逆に遠投力が下がりますので、この8フィート10インチは絶妙なバランスだと個人的に感じました。私は早々にこのロッドを購入し投げ心地はすでに惚れましたので、あとは魚を釣るだけです。使ってみたいシチュエーションはワカサギドライやセミのドライ。シンキングラインの釣りはあまり考えていませんが、状況によってはシンクレートの低いシンキングラインの釣りにも使ってみようかと思います。

ロッドを大きく曲り込ませて遠投をするこのロッドなので、パリっとした6番がお好みの方は同じスコットであればセントリックかセッションをお勧めします。

関東圏で一番安い管理釣り場へ行ってみた(加須はなさき水上公園・プール)

最近はどこの管釣りも値上げラッシュで、釣具屋の私でさえその利用料の高さに足が遠のいてしまいます。そのせいもあってか、お財布に優しい各地のC&Rが賑わっているのかもしれませんな。さて、今回は埼玉県にあるプールのルアーフライ釣り場のお話。以前に「川越水上公園」と「しらこばと水上公園」はブログで紹介しましたが、今回は埼玉県にある三つ目のプールである「加須はなさき水上公園」をご紹介。

現在の管釣り利用料は地方の管釣りだと一日券で平均5千円前後まで跳ね上がっています。そんな中1日券が¥2,300というお財布に優しい場所がここ。川越水上公園の半日券が¥2,300なのでその半分の価格で楽しめるというのはとてもありがたい。多分、関東圏ではここが一番安く遊べるのではないでしょうか。但しお魚を持ち帰りたい人には制限尾数が3匹と少なく、釣る時間が少し短いという事がありますが、それでも朝9時から午後4時までの7時間を楽しむ事ができます。

私はプールで1日ガッツリやる気にはなれないので3時間券で遊びましたが、利用料は¥1,400と格安。土日はかなり混んでいるかと思いますが(入場制限あり)、自分の家の近所にこんなプールがあったら嬉しいなぁ。

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加須はなさき水上公園

場所:埼玉県加須市水深1722(HPはこちら
TEL:0480-65-7155
利用時間:9時〜16時
利用料金:HPにて確認してください
ルール:バーブレスフック・ワーム禁止・トラウトガム(革紐パターン)禁止・ドロッパー禁止・トレーラー禁止・ウキ/オモリの禁止(マーカータイプのインジケーターはOK)・ラバーネットの使用
*持ち帰り制限尾数あり

はなさき水上公園マップ
この水上公園へのアクセスは東北自動車道久喜ICか加須ICから10分程の場所。地元の方々は散歩やランニングを楽しまれています。釣りのシーズン中は駐車場は無料で多くの車が収容できます。奥の方には鯉の池があるみたいですが、今回はそちらを見にはいきませんでした。
銀杏並木
駐車場のすぐ脇には立派な銀杏並木が。写真を撮っている方が多くいらっしゃいました。
公園入り口
公園の入り口はこんな感じ。入って右手に総合案内所があります。
総合案内所
総合案内所で入漁証を購入しましょう。園内の釣りルールはここに書かれていますが、事前にHPに記載されているルールを読んでおくとをお勧めします。今回私は3時間券¥1,400をお支払いしました。
腕章
支払いを済ませると釣りを許可する腕章を渡されますので、それを腕にして釣りをします。3時間券には終了時間が書かれています。使い終わったら、また総合案内所に返却するようになっています。
さざなみプールB
フライフィッシングができるのはさざなみプールAとBになります。Bの方はウェーディング可能で、Aはウェーディング不可と説明を受けました。Bは最大水深1.0でAは0.9m。プールなので一般的な管釣りよりもずっと浅いので、シンキングラインは必要ありません。最初に私はインジケーターなしでティペットでアタリを取る方法を試しましたが、真ん中の水車の流れが左右に割れて、フライが常にドラッグが掛かる状態。その状態だと喰いがとても悪いので、周りの皆さんに習ってインジケーターを付けて釣ることに。
レインボートラウト
私は普通のスニーカーで釣りに行きましたが、リリースする時の事を考えるとニーブーツを履いて行った方が良いでしょう。水深が浅いので、インジケーターからフライまでの長さは60〜70cm程度が良いです。遠投するとラインが流れにつかまりドラッグが掛かりやすいので、ロッド3本分くらいの距離が釣果を伸ばすコツの様。どの場所でも満遍なく、このサイズが釣れました。
プールで釣り
遠投が出来る私は気張って大遠投してみますが、遠くでアタリが出てもアワセがうまくいかないし、ラインにすぐドラッグがかかってしまうので、ハッキリ言って遠投すると釣れないです。ちなみに私はやらかしてしまったのですが、4番ロッドに間違えて6番ラインというスタイル。車へ戻るのが面倒だったのでそのまま釣りましたが、そのお陰でキャストはそっと力を込めずロッドに負荷をかけすぎない様に気を使いました。
フライで釣り
コツを掴めば誰でも簡単に釣れる感じで程よく釣れます。ガン玉を使うことが出来ないので、フライは沈みやすいビーズヘッドタイプのフライがオススメ。
プールで釣り
波のプールA/Bは魚の持ち帰り禁止と書かれているので、この場所はオールキャッチ&リリース。一日券を買った場合は持ち帰りが3匹出来ますが、フライの場合はこのさざなみプールでしか出来ないので、フライで釣りへ行った場合は実質持ち帰りが出来ないということになります。魚が持ち帰ることができるエリアは流水プールのみですが、釣法はルアーとテンカラのみになります。
レインボートラウト
魚のコンディションはよくサイズは20〜40cmくらい。3時間で簡単にツ抜けしました。フライは主にタン系のカラーが反応が良く、ボリュームがあるフライが良いようです。平日はフライフィッシャーマンが10名程度でそれほど混雑はありませんでしたが、土日はかなり混雑するようです。埼玉県は冬の間、三つのプール管釣りがオープンするので、皆さんの家から近い管釣りを楽しんでみてはいかがでしょう? 家にこもってタイイングするのも良いですが、天気の良い日はお散歩感覚で楽しめる管釣りも良いものですよ。