山女魚が釣れて安堵した私は今年も夢を求めて本流スイング

「あなたはフライフィッシングで何を釣るのが一番好きですか?」と問われれば、私は間違いなくドライフライで狙うヤマメだと答えるでしょう。特にこの時期は他の対象魚と比べてハンティングの要素が強いことと、研ぎ澄ました色々な感覚を駆使して獲物がゲットできる点が一匹の価値を高めてくれる気がします。ドライで狙うのならばどのトラウトでも同じような気がしますが、ヤマメは繊細でいて美食家。フライセレクトやキャスティングスキルを試されるのは群を抜いて難しさを感じます。そして何よりもその美しさや触り心地などがなんとも愛おしいのです。

そんなヤマメの美に惚れ込んでしまうと降海型であるサクラマスはたおやかで端麗であり優雅さを持った魚の究極美を感じ、人生に一度はその魚に触れてみたいと思うようになるでしょう。釣り方としてはヤマメの様なハンティングの要素は無いですが、心を空にして禅の境地を求めている様な釣りで、努力だけでは報われないのが関東圏のサクラマスフィッシングは遠い存在。私はそんな雲を掴むかのような世界がいつしか好きになってしまったのです。オオニベ、イトウ、サクラマス、どれも自分が思う相応のサイズを手中に収めるのには難しい魚ですが、この3種類であればサクラマスが一番現実味がある魚にな筈なのですが、それでも関東圏ともなれば全然釣れないんですね・・・。

そんな無駄な努力の様な釣りが好きな私は、関東圏で納得のいくサイズが釣れるまでやめないと心に決めてしまったので今年も短めのダブルハンドを本流で振り始めました。

どうせ何も無いのだろうという大方の察しの通りですが、お暇な方は以下をご覧くださいまし。

隣の漁協
まだ寒い本流は昼過ぎにならないと川に生命感がないので、それまでは放流ヤマメに遊んでもらう予定で少し早めの出発。先週と同じ場所で釣れば確実だけれど、芸がないのでその場所はパス。今年は県内共通年券を購入したので、フト昔を思い出し隣りの漁協にあるC&R区間を覗きに行ってみた。しかしまだ生命を感じられない静かな流れ。このポイントは来月初め以降からかな。
熊さんには会いたくない
釣り場へ行けばどこも注意喚起。この川で熊はまだ見た事はないけれど、注意は必要です。
まだまだ寒い渓流
放流情報を見てこの川にはルアーマンがちらほら。聞けばな〜んも無いとの事。とりあえず入れ替わりで入ってみたけれどな〜んもありませんでした。陽が入るのが遅い川は水温の温まりが遅いので見誤りました。
陽の当たる川
陽の当たるひらけた川に移動しお魚の様子を探るが、やっぱり午前中はまだ水が冷たい。ライズが無いので魚を呼び起こすつもりでパラスピナーをそこら中に打ちまくってみたら、えぐれのある石前でお魚の反応。見つけた魚は仕留める意気込みで、フライを小さなスピナーに変更してゲット。
ヤマメ
山女魚が一本釣れたので即撤収。だってこの場所から目的の本流まで移動だけで1時間以上かかるんだもの。
本流の釣り
去年の今頃はもうやめようかと思ったこの大いなる本流での爆投ですが、釣れるとか釣れないの前に、こうやって水に浸かってスイングをしたいんですよね。始めてみればすっかりキャスティングの勘所が鈍ってしまい、飛距離が70%くらいしか出ない状態。
ウェットフライ
最初は練習だからと使い古したウェットフライを2個結んだけれど、こうして拡大すると一本はフックが錆び始めているじゃありませんか。次回はちゃんとチェックします。
本流の釣り
午後の一番良い時間を狙って本流へ出向いたので、水面はヒゲナガのケーティングあり、マダラカゲロウ類のハッチがあり水面は賑やか。しかしお魚の気配は無し。唯一やる気を出していたのは鯉で、たまに緩い流れで跳ねてました。春ですねぇ。
菜の花(油菜)
自分のキャスティングを確認しながら、あ〜でもない、こ〜でもないとキャス練状態。気がつけば17時近くまでスイングを続けましたがコツンの外道も無く終わりました。ま、初っ端はいつもこんな感じで、お魚が動き出すのを待っている感じです。地元の川と違い油菜の花がようやく咲き始めた河原を見ながらようやく北関東も春らしさを感じ始めたのでありました。

HMTフライトーナメント on 弁慶堀 2026のご報告

なんだかんだで弁慶堀でのフライトーナメントを始めてから5年目を迎えました。トラウトのトーナメントは場所を変えつつ長い事やっておりますが、皆さんへの良い刺激になればと思うので今後も続けてまいります。

このトーナメントはレインボートラウトの最大魚1本を競うトーナメントで、ボートに乗って釣りをします。魚が同サイズだった場合はより数を釣った方が優勝となるので、運に任せた数釣りだけではなく、日頃のテクニックも見せどころです。

毎回悪天候に見舞われてしまうこの大会は、店主が雨男ではないかと疑惑をかけれらていましたが、今回は久しぶりの晴れ日和。と言っても先だってから毎週雪に見舞われている私なので雨男の疑惑は晴れてていません。

以下は今年のその報告になりますが、毎年多くのメーカー様に支えられている事に大変感謝いたします。また今後も皆さんと楽しめるイベントを続けていきたいと思いますので、今後も多くの方々の参加をお待ちしております。またこの大会の様子を見て興味を持った皆様は現在の弁慶堀はレインボートラウトのハイシーズンですので、是非赤坂見附へ出掛けて、フライフィッシングでお楽しみください。


参加人数:19名(男性 15名・女性 4名)
エントリーされた魚の数:28本
レンボートラウト数:27本
コイ:1匹(44cm)
魚を掛けた人数:多数(バーブレスのためバラシ多数)
魚の最大サイズ:50.0cm(最小サイズ28cm)

ご協賛 & サポート:株)マーヴェリック・(株)ティムコ(株)キャップス(有)E&E(株)バリバス(株)C&F(株)フルックス(有)シークロ(有)キャニオンワークスワイズカスタムUOSOCANALBASE CAMP弁慶橋フィッシングクラブ・他(敬称略)

弁解堀
晴れの釣りってなんて気持ちが良いのでしょう。毎回凍えるような寒さで使い捨てカイロを貼って出船していたのが嘘の様。大会ルールを説明したのち、レインウェアを着ない幸せを感じたスタートでした。ちなみに大会ルールはこちら
トーナメント出船。
ボートは出船準備ができた方からスタート。このルールは改善余地ありで、今後は入賞経験者は一番最後の出船にする予定です。
赤坂見附
大会日を決めた後で気づいたのですが、連休のなか日にしてしまった為に予定がある人が多く、今回は思っていたよりも参加人数は少なめで、男子15名で女子4名で一番若い方で30代前半になりました。開始早々、目の前でヒットさせている方がいましたが、水温11℃と釣れる季節なので、ボートを止めて静かに待っていればお魚はどこでも回ってきます。
弁慶堀
この堀でレインボートラウトを釣るコツは、みざお(竹のクイ)の入っている所はヘラブナを釣る人が使う杭なので、その前は藻が刈ってあります。その筋は魚の通り道になり藻に掛かるリスクが減るので、ポイントの目安と言えます。また、道路側は浅く木があるニューオータニ側に向かって深くなるので、みざおにロープをくくって木の方向へキャストするのがセオリー。みざおが無い場所でも、同じようにニューオーターニ側へキャストしましょう。
ホワイトボードの情報
釣るためのもう一つのポイントはボート屋さんの情報をよく聞くことと、最近の様子がボードに書いてあるので、それを参考にしましょう。このボードの通り、レインボートラウトの放流は12日なので、放流ものは丁度馴染んで全体的に広がっている事が予測されます。
汲み上げポンンプ
地下水の汲み上げポンプの前には爆釣寺なるものが。最近作られたのかな。手を合わせてから出船すれば良いことがあるかも?
弁慶堀
ボート屋さんを離れて奥に行くと汲み上げ水が回らないために幾らか濁っています。四谷側方向は日によって良い時がありますが、今回はあまり良くなかった様です。
ヒット!
弁慶橋東側の小さな方でヒット。私が小中学生時代にブラックバスを狙っていたポイントです。あれから50年もこの場所で釣り続けている成長しないオヤジとは、私のことです。
乾杯!
トーナメント時間は9時〜13時20分まで。その後は水道橋に移動し、ベースキャンプにて表彰式。私は釣りをしていないので、このひと時が楽しかったりして。ちなみに今回は2名の女性がレインボートラウトをキャッチし、1名が入賞しました。
優勝者は50センチ
今回の優勝者はハンディをつけたにも関わらず、以前も優勝した方に! 最大魚はもちろんのこと、一人で8本も釣るので数釣りも長けています。そのコツはタナとりとインジケーターの工夫。それにスレた魚へのフライパターンです。毎回いろいろな方のフライボックスと釣り方をみせて頂きとても参考になります。優勝者は抱えきれないほどの賞品とトロフィーを受け取りホクホク顔。賞品の中身は協賛メーカーさんをみていただければ、どれだけ豪華なのかは分かっていただける筈。トラウトのトーナメントは今後も続けていく予定ですので、多くの皆様が参加して頂ける事が私の励みになります。この釣りに興味を持って頂き、次回は是非あなたの参加をお待ちしております。

渓流の自主解禁におよそ一ヶ月を要した不甲斐ない私

釣具屋の店主はいつでもキッチリ釣果を出すと思われがちですが、そんなことはありません。いや、私が下手だからであって他の釣具屋の店主であればそんな不甲斐ない釣果は出さないのかもしれません。2月の解禁を中京地区で迎え、一泊二日で出向いた本流は何もなく川面を見つけてきただけで終了。3月一般解禁では私が出撃する度に大雪に見舞われ、お魚を触れない散々な結果が続いた日々。本流ライズの釣りに怖気づいた私は芦ノ湖へと逃げた訳ですが、やっぱり川が恋しいのです。

芦ノ湖へ行った翌日は体を酷使する私はたまにはしっかり休める筈だった。いつもの出勤時間までしっかり寝ていたのですが、どうも体がソワソワし始め脳内はポジティブな思考しか起きなくなるのです、今日はライズが凄いのではないかと・・。

家をゆっくり出たので釣り場への到着は13時ごろ。いつもの様にライズを探して各所を巡るのですが、曇天で釣れそうな雰囲気にも関わらず虫が少なくライズがありません。一つのポイントに大体15分ほど居座り、何も無かったら次に移動していくという方法で、3箇所目のポイントだったでしょうか。ぱっと見どこを見てもライズは無く上流へ100mほど行っても平穏静か。下流へ50mほど行ってココも駄目だわなと帰ろうとした時、足元で小さなライズリング。ハヤ?もしくはオイカワ? ま、せっかくだしオイカワでも良いからとりあえず釣っておくかと、坊主記録更新のネタでも書こうと釣りを始めたのです。時刻は14時半。

そして怒涛のラッシュが始まったのです。
お話は写真へと続く・・。

ミッジの流下
水面に目を凝らすと小さなユスリカが流れていた。それと水面近くを飛ぶオドリバエみたいな小さなヤツもいる。とりあえず釣る為に22番のミッジピューパから始めるも、曇天のグレーが水面に映り見にくくて仕方ない。仕方なく20番のCDCバイオットダンに変更。
北関東のヤマメ
ダウンクロスで流し何投目かのキャストでフライに出たお魚。あれ、重みがあるでないの、それもなんか綺麗。でっかいハヤかと思って上がってきたのは綺麗なヤマメさんでした。この一匹で憑かれたものが体から離れていく感覚があり、妙に体が軽くなりました。
山女魚
この一本のキャッチを皮切りに、今まで静まり帰っていた川面が一斉にライズリングが広がる。釣り人は見渡す限り誰一人おりません。この時私の顔は相当ニヤけていたに違いないでしょう。その後はライズが終わるまで怒涛の入れ喰いです。
ヤマメさん
釣れる個体は放流ものが7割で時に一回り小さい居つきが混じる感じ。魚が固まっているポイントはあまりにも魚が多いので、魚を釣っては上流へ50m、下流へ50m降ってリリースしまくりました。10本もそれを繰り返していると疲れたので、今度は一つ下の流れや対岸の流れやらと魚が散る様にリリースを繰り返す私。
山女魚の胃袋の中身
とりあえず何を食べているのか確認するためにストマックポンプを突っ込むと、お魚の胃袋はこんな感じ。ユスリカピューパというより、水面近くのアダルトを食べている感じかな。それにしても小さい虫だこと。
綺麗なヤマメ
フライは実際に食べている虫よりも一回り大きいサイズの方が反応が良いものの、何十匹も釣っていると流石にスレてきた。他の場所へポイントを移動してフローティングニンフへ変えると、お魚はまだまだ釣れる。一体何匹釣れるのサ。
ヤマメ
ここ一ヶ月ほどの恨みをぶつける訳じゃないけれど、今まで釣れなかった悔しさから、私はロッドを振ることをやめない。だってこんなに釣れることは滅多にないんだもの。
ヤマメ釣り
ライズが終わったのは16時半。それまで私は休む事なく釣り続けてしまいました。その釣果は数え切れない程の釣果ですが全てリリースしてあります。今回は自主分散放流しましたので、今後も良い日にあたれば、この周辺は山女魚さんが釣れてくれる事でしょう。
山女魚釣り
釣りを終えてタックルを仕舞い変える頃にはもう周りはとっぷりと暗がり。ミッジでのドライフライフィッシングを堪能しまくった今回の釣行でした。これでようやく本流の本命狙いに専念できるかな?

坊主の記録を伸ばしたくないので、芦ノ湖へ出かけてみた件

全国一般解禁が過ぎると釣り人はそれぞれの通い慣れた渓流へと出向く訳ですが、実際のところ三月の前半は天候に左右される日が多いので、思い通りの釣りができるとは限りません。私のように釣りへ行くたびに雪に見舞われてしまうと、フライは見えないし水温は溶けた雪で極端に下がるしと条件は悪くなる一方。例えニンフを沈めたとしても、お魚は捕食モードにならない事が多いというもの。

ひと昔前の私と言えば3月解禁は伊豆半島の先っちょからスタートし、季節の変化とともに北の川へと移動していたのですが、昨今はその伊豆半島の先っちょの川はあまりにも観光渋滞がひどいので行くのをやめてしまいました。さらに北関東の年券を買うことによって元を取ってやろうと言う魂胆が裏目に出て、まだ寒いのに北関東へ行ってしまうのです。3月初旬の釣り条件は静岡県の方が絶対良いのにねぇ。

この時期の釣りで安全牌の場所といえばやっぱり芦ノ湖でしょうか。ただし魚の居るところが深い為ボートが有利。まだ水温は低いので放流鱒は放流された場所から動かず固まっているので、魚探と釣れる水深のある場所へ行けば何とかなるものなんです。水温が10℃以下のこの時期は釣れる水深は大体5〜10mのエリアの5〜6m付近に多く、特に小型の群れは一塊になるので、それさえみつけてしまえば数が伸ばせます。

今回はオデコという文字を回避するために出かけた芦ノ湖。情報ではルアーのミノーイングの人は釣果が上向きという情報なので、今年のドラワカシーズンはもしかしたら早いかも?なんてボート屋の情報でそう言われたものだから、フローティングミノーとシンキングの二本立てで挑みました。

天気は予報に反して曇り時々雨。朝は暖かく午後は寒いという状況でどんな釣りを展開したのかは以下の通り。お暇な方はご覧くださいまし。

芦ノ湖ボートフィッシング
毎月第3火曜日はマッキーを連れて釣り研修。芦ノ湖の釣りをどう組み立てていくかと、ボートポジションなどをレクチャーしてきました。朝イチは芦ノ湖のブラウン銀座へ直行し、フローティングミノーでその感触を確かめましたが、やっぱりまだ少し早いみたい。うえ乃ボートの杉ちゃんの情報によると、現在南側で接岸しており、そちら方面のワカサギの定置網は豊漁。でもこの情報は釣り終わった後に聞いたので、僕らはムジナ窪から南を攻めてなかったんです、ガックシ・・。
ブラックサンダー
皆さんは携帯食は何を食べてますか? 物の値上がりが凄い中、このブラックサンダーは安価で嬉しい私の非常食。スニッカーズ1本を買うんだったら、これ4個買った方が食べ応えがある感じがします。でもブラックサンダーをポケットに入れられるのは4月前半ごろまで。それ以降はドロドロに溶けちゃいます。
レインボートラウト狙い
ドラワカでのブラウンが不発だったので、船を湖尻の早川口付近へと向けました。魚探をかけると5.5〜6m付近に割と固まった群れが居たのですが、その群れを狙うとなるとどうしても隣りのボートが邪魔になってしまう。なので、その横へつけるのですが、ポイントへの距離と角度が微妙にずれているので、ぽっつらとしか釣れない状況。
レインボートラウト
お昼過ぎに一旦食事をしに「うえ乃」へ戻り仕切り直し。メシを食べた後は同じポイントへ戻り適当に数釣りをしたら再度ブラウンハントへ出掛けようということにしました。午前中にいた船はボートポジションを動かしていたので、すぐさまその良いポジションへ入り魚探に映る群れを狙う僕ら。フライを入れるアングルとカウントが合って仕舞えばワンキャスト、ワンヒットです。お魚のサイズは30〜35センチくらいが中心。
マッキー
今回僕らが使用したタックルはこんな感じ。私はフローティング6番用にスコットのGT8106/4。マッキーはエピックのグラスロッド。シンキングはタイプ3でカウント30〜35秒で6メートルライン狙い。ロッドはスコットのセクター908/4と同じくスコットのスイング988/4。
ワカサギ
釣れたトラウトから吐き出されたワカサギくん。今年のは大きめです。すでに捕食されている事を考えると良い日に当たれば、ドラワカの釣りはそろそろ開幕と言って良いでしょう(私的考察ではあと2〜3℃上がってほしい)。
箱根
数釣りを楽しんでいたら遠くから夕暮れを伝えるメロディが・・。あらま、夢中になって数釣りを楽しんでいたら、ブラウンハンティングへ行く時間がなくなってしまいました。気が付けば周りにたくさんいた船も全て引き上げてしまい、湖上に見えるのはわずか数隻になっていたので、慌てて船着場へ戻りましたとさ。
リリース
船着場では毎回釣った魚を放流するのですが、桟橋に居座る個体は少ないらしく、桟橋周辺でレインボーが沢山釣れる事はあまりありません。ちなみに今年の芦ノ湖はかなり減水しているので、ウェーディングにてのフライフィッシングを楽しまれる方は、バックが取れるので釣りやすいです。
レインボートラウト
今回はレインボートラウト以外の魚種は釣れず。最大はマッキーが釣った40センチ程度までだったので、慣らしてサイズは同じぐらい。
芦ノ湖のレインボートラウト
かくして今回はオデコ回避の為に行った芦ノ湖。そうは言っても私の気持ちは川にあるので、この翌日は家で体を休めようと思ったのに、気がつけば北関東へと出かけてしまうのでした・・。

 

春を探しに川へ行って恋(鯉)をしたのに、鱒に浮気した週末

春めいて来ると第三週目の日曜日は何かと忙しいハーミット。そう、この時期は人間だけが落ち着かない訳ではありません。渓流が解禁してウキウキしているのが釣り人の春だと言うのであれば、その頃一部のお魚達は恋のシーズンでもあるのです。

最近はマルタウグイの遡上が減ってきたので紹介する機会が少なくなっていたけれど、それでも毎年少なからず産卵をしに遡上してきます。早い群れは2月下旬から遡上し、その終わりは桜が散る頃と言って良いでしょうか。それがマルタウグイの恋の季節。3月の第3週ともなると、そろそろその群れが少しは入っているのではないかと東京近郊の川へ出向いたのが先だっての日曜日。朝9時からはキャスティングスクールなので、その朝飯前(練習前)の時間にマルタを狙ってしまおうという魂胆なのです。

河原は新緑を感じるほどは芽吹いておらず、桜の蕾はうっすらと色づいた程度。芽吹くまでにはあと10日位は掛かるかな。それを見ると最盛期にはチト早かったかなと思いつつ川面を見つめて見る。するとそこには水飛沫を上げて盛大に叩いているではありませんか。んがしかし、その飛沫をあげて恋愛を楽しんでいるのはマルタウグイでは無く、鯉が恋してました。

僕らはその恋路を邪魔してからキャスティング練習へと向かったのですが、練習後になんかスッキリしないので朝霞ガーデンへ行き鱒釣りへと浮気したのでした。

そんな週末のお話は以下の通り。お暇な方はご覧くださいまし。

恋のフライフィッシング
マルタウグイが盛大に産卵していた頃の様子を釣った事のない釣り人に誇張して伝え河原へと向かう。熱弁した様な飛沫を上げる大きな群れがあったけれど、それは全てコイでした。せっかくきたのだからと、その恋路を邪魔してフライをゴロゴロ。鮭のフライフィッシングの様にたくさんキャストすると、フライを啄ばんでくれる個体がいるのです。
鯉の恋路
一番大きな個体は70センチを裕に超えているので、そんなのが掛からないように祈りつつキャストを続ける。フライにドラッグが掛かり過ぎると喰わないのでキャスティングもなかなか難しい問題。
コイさん
キャスティングの方向やラインの置き方を工夫しながら何十回と投げてようやくヒットしたコイさん。そのトルクフルな引きに貫禄を感じます。
コイサンマン
上がってきたのは60センチ弱ほどのサイズですが、その重さは半端ありません。
鯉の尻尾
鯉の尻尾はハート型っぽくて、なんか可愛らしい。この川のコイは一時期減ったけれど、これだけ盛んに産卵していれば、また個体数は回復するかな?
キャスティングスクール
清流を散策した後はキャスティングスクールで参加生徒と合流しスクール開始。全くの初心者にバックキャストの重要性を説いた後、ループを小さくする練習を繰り返します。
キャスティングスクール
芝生にはピンクや紫の花が咲き誇り、春の訪れを感じます。キャスティングスクールは12時過ぎまで行うのですが、マルタウグイに出会えなかった事でなんかスッキリしません。
朝霞ガーデンのレインボートラウト
朝の5時前からずっと動いているのですでにヘロヘロなんですが、釣り足りない気持ちから朝霞ガーデンへ行ってしまいました。現在の朝霞Gは18〜22番のコンパラダンからミッジなのでかなりの数釣りが楽しめます。最近オデコ続きの私には良い癒し。それにしても私の釣りにおける活動時間は長いなぁ。

オイカワが釣れるという幸せ(北関東でオデコ記録更新中)

昨年の釣行記録を見ると、4月の頭に雪に振られオデコになってますなぁ。昨今は温暖化というキーワードで、3月初旬でも十分釣りになると考えがちだけれど、関東だって4月までは雪が降るんです。一昔前の中禅寺湖が5月解禁だった頃は雪なんて普通だったしね。

雪の日は釣れない訳ではない。雪の降り始めは魚の活性は高く、むしろライズはいつも以上に起こることが多い。私の休日である火曜日はまたしても雪予報だったが、10時頃から強くなる予報なので、その降り始めを狙えば釣れるんじゃね〜の?的な、いつものポジティブシンキングで出掛けたのさ。だからこの時期ならば10時ごろ着の所を早めに釣り場へ入るために8時到着予定で早めに出発。

家を出る時は雨がポツポツ。先週と同じようなスタートで幸先が悪い。その後埼玉県を過ぎた頃から雪に変わり、高速道路は雪のための速度規制になってしまったので一般道へと移る。雪は更に大降りになり完全な交通麻痺状態。目指すポイントまでなんと5時間を要してしまった。そのおかげで現場は15センチの積雪ときたもんだ。

神に「お前に釣らせる鱒など無い!」と言われているようで、今回は大雪とその後の爆風+その雪が一気に溶けた雪代のお陰でな〜んにもありませんでした。せめての救いは、なんでも良いから釣りたかったので、浅瀬の端でライズするオイカワを見つけ、雑魚がいる幸せを堪能するのでありました。

ということで、以下の写真は雪景色と冷たい水が流れる里川の景色のみでゴザイマス。お暇な方はご覧くださいまし。

北関東の県道にて
トップの写真の頃にはすでに大雪で車はノロノロ状態。その後、この写真の場所でストップ。いつかは動くだろうと我慢したが、1時間近くしても1メートル進まないのでUターンし、別道から進む事に。ポイントへつく前に「あぁ、今日はもう終わったな。」と思ったのデス。
水が冷たい
予定通りに行けなかったので、途中にある比較的人気のあるポイントを覗いたら、やっぱり誰もいないよね。20分ほど水面を見つめたけれど何も無し。水が冷た過ぎてビリビリしました。
北関東の川
頭の中にある浅瀬のライズしそうなポイントでライズを探すが、急激な水温低下で水面に生体反応は何も無し。雰囲気は解禁日の蒲田川に来ているみたいだけれど、そちらと違って水温の低さが半端ないので、虫は全く飛びません。
お魚のライズ探し
いつもならば必ずライズが見れるポイントへ移動してきたが、同じように魚影は無し。きっと深いところでジッとしているんでしょうな。ライズに見えるものは全て木の枝から落ちる雪と雫。
上流のポイント
前回以上にポイント巡り。この場所で5箇所めかな。それも車を置いてプールまで歩いてライズを探すも、やっぱり何も無し。タックルを組んでもロッドを降ることがまるで無い。今年は県内共通年券を購入したので、西にあるC&Rへ行こうかと思いましたが、移動したところで状況が変わるとは思えないので、とりあえず今年の状況めぐりと考えて各地へ移動。
オイカワの釣り
雪が止んで落ち着いた途端に今度は冷たい爆風が吹き荒れた。近くにいたおじさんには「昨日はこの場所でものすごく釣れたんだけれど、今日は残念だね。」と言われてしまった。お魚はいつも過去へ逃げていってしまう。 これはもうヤマメはダメだと判断し、とりあえず魚恋しさにオイカワのいるポイントへ移り、ミッジを使ってキャッチ。実はこのオイカワにしても釣れる場所が激減していて、昔のようにどこでも釣れるのではなく上流に田んぼが少なくなる場所からでしか釣れなくなっているのです。
オイカワ
本来ならば本流の中流部に沢山いる筈なのですが、この場所は上流部のひらけたエリア。この上流には田んぼが無く、溶けた農薬があまり入らないエリア。むしろ最近は田んぼが殆どない東京の方がオイカワは釣れるんですな。そのうちオイカワを釣りたくても釣れなくなる日が来るかもしれません。
爆風後の青空
あれだけ降った大雪は15時を過ぎた頃にはすっかり溶けて全て川の中へ。水位が上がり水温が下がりました・・。こんなに綺麗な青空なのに、川は静まり返ってしまいましたとさ。
里川
風を避けて温まりやすい里川へ移って更に狙う私。昔はこの川ではオイカワやカワムツを避けながらヤマメを狙ったのですが、今はその雑魚たちが全くいません。この一帯には関東の食を支える田んぼが一面で、その水がこの川へ流れています。本当にネオニコチノイドは生態(環境)に影響がないのでしょうか?
オデコ
鱒族を触っていない私はムキになって釣り続けてみたのは、2月に行った中京エリアの解禁で17時からライズが始まった経緯があったから。太陽は沈み18時近くまで釣り続けた結果、何も起こりませんでした。さて、私の渓流解禁はいつになる事やら。来週は川に行くか芦ノ湖(または本栖湖)へ行くかお悩み中。

3月に入ったのに未だ渓流解禁できていない私(坊主記録更新中)

お魚は何故釣れないのか?

その原因を考えれば、お魚の機嫌が悪いからか、または私が状況の良し悪しに関わらずポジティブすぎるからである。今年へ入って私はすでに12回釣行しているようで、そのうちオデコは3回。先だっての本栖湖は暖かい日だったのでかなりポジティブにキャストを繰り返したのだけれど、前の目っているのは外気温と私の気持ちだけ。お魚はいつもと同じ様にゆっくりと春を迎えている様である。

そして一般解禁日は、それは暖かい日で良かったと皆さんからお話を聞いて、火曜日休みの私は気合いを入れて天気など気にせず北関東へと向かう事にした。朝起きれば自宅前は氷雨。天気予報は正午に向かって徐々に悪くなる予報だったが、北関東は朝9時ぐらいまではお天気が持ちそう。早春の早い時間にライズなんて起きないけれど、まかり間違ってライズする個体がいるのではないかと、相変わらずポジティブシンキングで朝早く出かけちゃったのが問題。

解禁は先ずは釣果が欲しいので安全パイを選んで放流ポイントを選択したけれど、釣り人は無し。到着時に雨はまだ降り出しておらず、運良く浅瀬でライズする個体を一つだけ見つけたのさ。そんな時の私は老眼である筈なのにミッジフックを一発で通し、脱兎の如くポイントへ入っていく。ポジションを決めて、それキャスト。と当時に雨がザ〜・・・。その勢いは増すばかりでその後は何もないまま終わってしまいました・・。

天気は気まぐれ。きっと雨だって合間があるだろうとずぶ濡れになりながら静かになるのを待ってみたが雨は雪へと変わり、ドライなんて全く見えない状態へ突入。釣る気は満々だったけれど天気はポジティブな私の気持ちが通じず、予報通りに悪くなり立ち尽くす私の方には雪が積もるばかり。

「オデコの話は良いから早く魚を見せろ!」という皆様、今年の私はどうも運が向いていない様で、渓流自主解禁は来週へ持ち越しとなってしまいました。次回はどうなることやら・・・。

北関東の渓流
今年のホームリバーは現在水位は若干少なめで、マイナス15センチ程度。4月には田んぼに水が引かれるので、この後の雨次第ではさらに減水してしまう可能性あり。
雪が降る支流
な〜んもないので、支流を含めて4箇所回ったけれど、釣り人は一人もおらず。時間が経つにつれて外気温はどんどん下がり、手は痺れてきてしまった。
降り頻る雪
天気予報は大雪警報に変わり、山沿いは30 センチ以上の積雪予報になってしまったので、15時をもって撤退しましたとさ。私以外に釣り馬鹿はいると思ったけれど、車から出てこない釣り師に会ったのみで河原になっていたのは私だけ。今年を占う最初の釣行がこんな塩梅だと、今年はどうなるんでしょう?

暖かさにつられて、ポジティブに考えて出かけた本栖湖の件

祝・全国一般解禁2026年。暖かさも手伝って皆さんはどこへ出かけましたか? 明日には皆さんの釣り話を聞けるだろうと楽しみに待っている管理人です。そんな私は先週どこへ出掛けたかと言えば、2月とは思えない暖かさに私の脳内はポジティブな気持ちになり、「やべぇ、この暖かさ。もしかしてお魚が釣れちゃうんじゃない?」と、解禁前だったので行くところは本栖湖一択。流石に毎回管釣り続きじゃ、飽きちゃうしね。

今年の2月後半の暖かさは例年の3月中旬〜下旬並みだったので、釣り人だったら誰でもソワソワしてしまう。例年の本栖湖であれば朝方はー5〜7℃になるのだから、東京を出発するときには二桁気温だったので、それはもう心が躍ってしまうのです。しかし今冷静に考えれば、ほんの数日だけ外気温が上がったところで、あの大きな本栖湖の水温が一気に上がることは無いし、急激な気温上昇は強風を呼ぶので決して好条件とはならないんですな。

気持ち良い暖かさで冷静な判断ができなくなった私は2月なのに本栖湖の夜討ち朝駆けを敢行し、見事に打ち砕けたのでありました。そんな水が少ない現在の本栖湖状況は以下の通り。お暇な方はお付き合いくださいまし。

本栖湖の朝
本栖湖へ着いてみれば朝の気温はー2℃。なんだ、いつもとさほど変わらないじゃん。それに2月釣行はいつもだったら10時着なのに、夜明けから釣りをしたものだから、全く魚っけを感じない。というか、水温が冷たいのなんのって。
本栖湖の水位
本栖湖の現在の水位は私が今まで見た中で最低水位を争うほど低い水位。ちなみにその逆に多い時は観光駐車場が水浸しという年もあったのです(スポセン反対側にある現在のキャンプ場が水没する水位)。ご覧の通り「もぐらん」を陸揚げするためのレールはすっかり陸に出てしまってます。
本栖湖の南岸
入漁証を買いに浩庵荘へ行き、そのまま左回りで南岸の通行止めエリアまで足を延ばす。外気温はすぐにプラスになったのですが、相変わらず川尻側の陽が当たらない場所はバリバリに凍ってます。
本栖湖の溶岩帯
1980年代は溶岩帯でよくブラウントラウト狙いをしていましたが、今回はとても水位が低かった為に歩きやすかったので、久しぶりに溶岩帯の中を釣り歩きました。当時、月明かりでブラウンが出ると言われ、2月の寒さに震えながら夜明け直前の溶岩帯でミノーを投げていた時の事(当時は二刀流なので、ルアーを投げている日もありました)。突然ドバッと出てヒット! その迫力でブラウンと確信し大騒ぎしたのですが、寄って来てみれば50アップのブラックバスだったというオチがありました。
ブラウントラウトを求めて
溶岩帯は温まりやすいので、ブラックバスでもポカンと浮いていないだろうかと思い、ニュージーランドパターンとして有名なミセスシンプソンを結んで方々にキャスト。透明度の高い水底には魚影は見えず何事も起こりませんでした。
溶岩帯
水の綺麗な本栖湖は20m下でも丸見え。こんな日にボイルが起これば狙いやすい場所なんだけれど、太陽が上がってしばらくしたら強風になったので、その風を避けて風裏来たのが溶岩帯へ入った理由。懐かしの倒木や水中パイプを見て、40年前の記憶との相違を確かめながら歩いた。
本栖湖のヒメマス
この看板と以下の看板を見て皆さんはどう思いますか? 本栖湖にはもともと魚はおらず、観光資源としてのヒメマスだそうです。昨今はレイクトラウトを狙ってルアーマンが押し寄せることは、観光源とは言えないのだろうか?
本栖湖事情
かたやレイクトラウトも誰かの手によって放流されたものだが、その経緯は不明。そして2行目に書いてある「本種の生息確認は栃木県の中禅寺湖に続く全国2例目です。」と書いてあるのがどうも腑に落ちず、希少種だから釣ってくれと謳っているように感じてしまう。ヒメマス、レイクトラウトのいずれも人の手によって放たれたものなのに、どうしてこんなにも扱いに差があるのだろうか。
本栖湖の春
今回は強風を避けて本栖湖の風裏を探して一周を釣り歩いた結果、何もナッシング。最後は南岸の風裏で何かが起きるのではと投げ続けて終わりました。外気温は高くても水温はいつものこの時期です。3月の半ばも過ぎれば本栖湖は突然釣れるようになりますので、芦ノ湖の釣りが落ち着いたら、本栖湖へ足を伸ばすことをお勧めいたします。

 

銀盤の女王であるワカサギを求めて(赤城大沼とこの一週間)

ふと気づけばハーミットは今年の4月で創業29年になり、30年目の年を迎えることになりました。それだけ長い時間が経ったのに私の釣欲はオープン当初のままだという事が自分でもビックリ。挫折しかけて辞めたくなった年もあるけれど、これだけ頑張ったのだから、そろそろ何か良いことでもあるかなぁ。

相変わらずパッとしない釣果が続いている私。1〜2月は渓流に行くにしても場所は限定され管釣りを紹介するにしても新しい場所がなくなってきたので、さて何をしたら良いかと考えてしまう日々。どこへ行こうか悩んでいた時、久々にハーミットのHPの前身である『世捨て人倶楽部』のHPを見ていたら、この時期は氷上のワカサギ釣りを楽しんでいた事を思い出した。そうだ、こんな時は他の釣りで息抜きだなと、急遽ワカサギ釣りが懐かしくなり決行する事にしましたよ。

ついでにざっと話をすると、先週の日曜日はキャスティングスクールに始まり、その足で朝霞ガーデンへ。その翌々日には赤城大沼へワカサギに出かけ、さらにその翌日には奥多摩の小菅川へ出かけるという週3の釣り三昧。おバカな管理人の私は、釣り場とハーミットを往復しているようで、家に帰る暇がありませぬ😆

そんなハーミット店主の行動は以下の通り。おバカな私の日常を、お暇な方はご覧くださいまし。

キャスティングスクール
2月のキャスティングスクールは解禁前に自分のキャスティングを再確認しに皆さんが訪れます。自分の釣りに幅を持たせるには、自在にキャスティングが出来るかで決まります。何度もスクールへ訪れる方々は、それはもう上達は早いものです。
アキュラシー
キャスティングはとかく遠投に走りがちですが、アキュラシー(正確性)も重要。同じポイントにフライを入れるにしても、カーブ(ポジティブ)か、シュート(ネガティブ)で入れるかで、その流れ方が変わり、フライを自然に流す(ドラッグフリー)ことができます。渓流中心の場合、そんな練習も大切です。
管釣り
キャスティングが終わると、その足で朝霞ガーデンへ。キャスティングの確認をしつつ実釣を交えることで、その一連の動作(ルーチンワーク)が身に付いてきます。管釣り嫌いな方もいらっしゃいますが、普段から管釣りなどで釣り慣れる事で、突然の大物にミスなく対処できるのでは、と思います。
赤城大沼
朝霞ガーデンへ行った翌々日はマッキーと釣り仲間を連れて、群馬県の赤城大沼へ。ハーミット初期は毎年冬にこの氷上ワカサギをやってました。昔は赤城大沼の他に、榛名湖、山中湖などでも釣りができたので、この30年でどれだけ温暖化が進んだのかがわかります。
氷上ドリル
穴開けドリルは先端に付いている刃がどれだけ鋭いかで、氷への食い込みが決まります。以前はワカサギイベントが毎年あったので、参加者のお金を募ってハーミット・マイ・ドリルを購入したのですが、そのドリルは当時の釣り仲間に預けっぱなし。なので、今回はレンタルドリルだったので、刃が入らないのなんのって! それに現在の方々はマイ電動ドリルを持っていて、氷の穴開けなんて秒で終わってしまいます(驚愕)
魚探で探る
ワカサギ釣りは午前中が勝負。午後になると全然釣れなくなります。開けた穴に魚探を入れて、お魚が群れていれば即仕掛けを投入。水深が10m以下であれば、電動リールよりも手バネ竿の方が格段に手返しが良いです。今回はドリルを含めて全部レンタルですが、管釣りよりも全然安い値段。
赤城大沼
普段はフライロッドを握るマッキーと私ですが、今回は二人でワカサギ釣りで肩を並べる。どちらもベテラン風を醸し出していますが、私とて氷上ワカサギは10年ぶり以上。
冬のワカサギ
釣りをしない人は「ワカサギ=冬の釣り」だと思っている方が多いのですが、僕らからすると氷上ワカサギは一年で一番釣れない時期の釣り。本来ならば夏の終わりにボートからやれば、芦ノ湖だったら200〜300匹は当たり前。しかしこの時期は1束(100匹)なんて全くもって無理。以前は10人掛かりで10本という日もあった位なので、とても難しいのであります。結果、3名で8匹という貧果。それでも久しぶりの魚信を楽しんだ1日でした。
小菅川C&R
その翌日はお店はマッキーに任せ、私はひとり山梨県の小菅川C&Rへ。着いてみるとあれま、偶然に出会った釣り仲間がカメラ片手に川面を眺めている。釣況を聞けばカワウにやられてお手上げ状態。お魚は4本しかおらず、それをすでに釣ったので釣れないよ、との弁。
カワウ駆除
確認すれば仰る通りでお魚おらず・・・。そしてカワウ駆除の為に仕掛けられた鉤を掛けたマスがブロックに繋がれるだけ・・。
ニジマス
唯一泳いでいるのはカワウに喰われなかった大きなニジマス4本のみ。それはルアーの方が攻めていたので、私は竿を出すのを諦めました。現在はこんな状況ですが3月からはC&Rの場所が下流へ移り、お魚はバッチリ放流されますので問題ありません。それまではしばし小菅川は休憩といったところ。
奥多摩湖
ついでだから、奥多摩・小河内ダムを散策。今年の解禁はこの状況だと、多摩川水系はかなり深刻。私はこの場所へ50年以上釣りに来ていますが、こんなに水位が下がったのは初めて見ました。おまけに底水なので、水は濁り良いコンディションとは言えません。
小河内ダム
放水されている水がこんな色なので、下流部もずっとこんな色。解禁まであと10日足らずですが、こんな状況だと中流域は釣りにならないかもしれませんね。皆さんの近所はどんな塩梅ですか? という具合に、私はこんな釣り三昧の日々が続いてます。来週は釣り以前にフライを巻かないと持って行くフライがありません・・、困ったもんだ。

春を探しに行った東海の解禁は地元の優しさに触れた旅

マッチ・ザ・ハッチの釣りスタイルというものは、まずはお魚が水面近くで虫を食べてライズが始まらない事には釣り自体がスタートしない。川面をくまなく見渡し水面に広がる波紋を探し続ける間、フライフィッシャーマンはライズが無ければひたすら暇である。寒さを凌ぐ為に体を揺すりながら、両手はジャケットのポケットへ入れたまま。扇風機の様に首を左右に振りながら二つの眼で探していく訳なのだが、一人よりも二人、二人よりも三人と多くの眼があれば、その確率が上がるってもんです。

解禁当初は放流情報、あるいは釣れている情報を頼りに釣り人は行動するので、釣り場はいくらでもある大河なのに、釣り人は一点に集中する。そんなライズ待ちをする景色の中に溶け込む為に今年も岐阜県へ行ってきました。

ライズは虫の出現によってその日のパターンがある程度変わっていくが、釣り人の予想通りに虫がハッチ(羽化)しないのがまたこれも自然。ライズがなければ持て余す時間は多く、遠征組である私は釣り人を見つけては今年の傾向や近況を世間話をしながら聞いて回る。特にライズが全く無い時は話しかけられた釣り人も暇であり、快く情報を提供してくれる心優しい地元の人々。

「わざわざ東京から、そりゃ釣って帰ってもらわないとなぁ。」

ライズが全く無いので、「この状況でもあの場所ならばライズは少しはあるかもよ。」と言うポイントをいくつも教えてくださる。とにかくライズが無ければ暇なので、いつの間にか釣りから脱線して最近の経済についてや地元愛について語って頂いたり、釣り場で得る情報は多岐にわたる。

そもそもせっかく遠征したのだから、「ライズが無ければ沈めて釣れば良いじゃん!」と言う意見もあるでしょう(このスタイルはユーロニンフの対極にあります)。しかし、そもそもマッチ・ザ・ハッチのスタイルが好きな人種は釣りの中でもかなり特殊であるから、「ライズが無ければひたすら待つ。」のは当たり前。結果的に全くライズが無ければ、ロッドを出さずに帰っちゃうこともあるほど変態的な人種なのであります。

このスタイルは虫のハッチから始まり、それが何であるか、そしてどんな流れ方をしているかを推測。この季節に飛ぶであろう虫を前もって巻いておいた物からフライをチョイスし、流し方を工夫しながら魚のライズに目掛けてキャスト。うまくヒットしてランディングしてもそこで終わりではなく、ストマックポンプを使い(魚の食べていたものを吸い出すポンプ)、釣った魚の食べた内容物と自分のフライが合致した時に自分の推測が正しかったのだと満足する。だから、お魚の大きさはさほど問題ではなく例え放流魚であったとしても、ハンティングの様なプロセスを踏んだ楽しさが、このスタイルの魅力なのです。

そんな「マッチ・ザ・ハッチ」愛に溢れた地元民とずーっと談笑していたのが今回の旅。お察しの通り、ライズがあまりにも何も無く、手も脚もでない状態で完敗。過去のブログや記録を見ると、東海遠征の勝率はおよそ1/2といったところ。高らかに解禁宣言する予定でしたが、しばしお預けとなりました。そんな東海の旅は以下の通り。お暇な方はご覧くださいまし。

長良川本流の流れ
ハーミットのオープン当初はもっと上流の支流でやる事が多かったけれど、2000年代からは本流と下流部での釣りが多くなりました。このポイントでの思い出はたくさんありますが、今回は水が少なく流れは緩慢。しかし放流したてらしく、お魚の群れがグルグル回っているのが見えたのでやる気満々。ライズが起きるまでひたすら待ちます。
郡上漁協
釣り券はフィッシュパスでも買えるのですが、なんとなく地元へ直接落とした方が良いかと思い、デイリーマートで購入。パンをかじりながら、ひたすらライズを待ちます。
緩い流れ
ポイントへ着いたのが10時ごろでそれから15時ごろまでライズはほぼ無し。その後写真の場所で2度ライズしたのを見て、タイミングを見てキャスト。すると一投目が終わり投げ返そうと思ったフライに出たがフッキングせず。そしてその後はずっと沈黙。
ライズ待ち
一緒に行ったDくんはライズがないので土手でお昼寝、時々川面を眺めるの繰り返し。ずっと何もなかったのですが、真っ暗になる直前にお一人が釣れたのでポイントを譲っていただきました。しかし散発ライズはわずか数分で終わってしまいました。
夕食
釣りを頑張りすぎたといっても、キャストはトータル20分ほど。宿には遅く着きすぎて慌てて夕食。魚を釣っていないのに、お魚ずくしの夕食。そして朝食に梅干しが出たのだけれど、前回は食べても釣れたので問題なしと、食べたのが問題だったのだろうか。
長良川の支流
翌日は以前よく釣っていた支流へ移動。良かれと思って来たのですが、9時から12時まで待ってライズは無し。タックルは組んだものの、一投もしませんでした。
長良川の支流
釣り人がじっとライズを待つ間、アオサギもずっと動かず。何もないので、その後フライショップ『TailWalk(テールウォーク)』さんへ行き、情報収集。この川は漁協が3分割なので、いく場所によって購入しなければならないので、最初に行った場所は入漁証を買って釣りをしない始末。なので、教えてもらったポイントは様子を見て良かったら入漁証を買うつもりでしたが、強風で断念。
クロカワゲラ
結局どこへもいくところが無く、前日の17時過ぎに15分だけ魚の反応があったので、それに望みを託すことに。移動するとそこには誰も居らず午前中の雨で水位が10センチ増し。そして風に飛ばされてカワゲラ少し
フローティングニンフ
とりあえずフローティングニンフを結び様子を探る。最終的にやらないで帰る選択肢が無いと判断し、17時に入漁証を購入。が、ライズは無し・・。このまま終わるかと思いきや橋上流でモヤっとしたライズが3回続いたので移動し、キャストすると暗闇の中でお魚の感触、ヒット! 8Xだし丁寧にとゆっくりと寄せたのですが、ネットに手を掛けた時にテンションが緩んだのか外れちゃいました。硬い竿でバーブレスだと、どうしてもロッドを立ててしまうとバレてしまう事がありますなぁ。そもそもこの時間だと暗闇なのでドライで掛けたと言うよりはスイングで向こうアワセなので、マッチ・ザ・ハッチとはチト違うわなぁ・・。
明方ハム
二日間でフライをキャストした時間は全部で30分ほど。それの為に入漁証を3枚買った今回の旅。沈めるフライに手を出さずにやり切ったので、気分はスッキリ。さて今回のお土産は何にしようかなと思ったのですが、「地元では明宝(メイホウ)では無く明方(ミョウガタ)ハムの方が人気なんですよ。」と聞いたので、そっちを購入。聞けば元々は一つの会社だたそうで、工場移転の際に会社が二つに別れたそうな。いずれにせよ、どっちも美味しいお酒のおつまみ。