気まぐれな天気

つい先だってまで暖かすぎる日が続き、お客さんからは、「良い釣りができたよ。」という報告が続き、自分もそれに続けとばかりに意気込んで出掛けた昨日。いやぁ、寒いのなんのって。2月は手袋なしの釣りをしていたのに、ポイント到着時の外気温は5℃にプラス爆風、なんて日だ!

それもよせば良いのに解禁で釣れなかった場所へのリベンジに出掛けたのゴザイマス。気まぐれな天気に翻弄されたライズ待ちなので、タックルを組まず車で風が収まるのを待ちながらたまに川を確認するのが30分に一度。川面にはガガンボが流下しているけれど、それをついばむのは鴨の群れ。11時を過ぎればきっとライズが始まるに違いないと時間を過ごすも、いつものポジティブシンキングの予想は見事に覆され、12時まで待って何もない午前中を過ごしました。

という事で午前中の写真は何にもなし。その続きが以下の写真でゴザイマス。

それにしてもダブルハンドの時間はなんて楽しいのでしょうか。ただキャストしてステップダウンしているだけなのに、次のワンキャストはきっと何か起きるに違いないと思う連続。結局何にもないのですが、気持ちはすっきり。きっと世の中がモヤモヤしているから、空と川の青に挟まれているだけで幸せな気持ちになれるんですね。

さて、明日は何処へ行こうか。
釣り人の気持ちはいつでも河原に立ち続けています。

午前中に訪れた場所はダムのテールウォーター。その水が冷たいとすれば、その反対の里川に訪れれば釣れる筈、と読んだ。せっかく下道で3時間半掛けてきた場所を離れ、プライムタイムを逃すまいと高速道路を使って移動。30分後に到着した場所は前回とは違う川なんだけれど、風景が似ている場所。
一旦川を見ながら降り、その際に居そうな深みをチェック。めぼしいところだけをサラッとやりながらバンバン移動しようと思ったら、最初のポイントからライズが。想定した時合いにタイミングよくたくさんのメイフライの流下が始まってました。それでも簡単には釣れずようやく掛けた一本目。
ストマックを入れてみれば、大きめのマダラケゲロウの類い。それもスティルボーンかフローティングニンフだということがわかった。フライを小さくして一生懸命キャストしていたけれど、実際は16番サイズ。速攻でフライを大きくして再トライ。
その後は入れ食い。でも、色んな雑魚のオンパレード。ヤマメを2匹釣ると雑魚が1匹という感じ。その雑魚がハヤ・オイカワ・カワムツと掛かってくる。
コヤツがいっぱい飛んでました。今回、河原に立っていると親切な釣り師に次々に声を掛けられ「あっちの方にライズがたくさんあるぞ。」とか、「秘密の場所を教えてやる。」と言われたり。今回はそのお言葉が見事に外れるほど寒くて爆風でした。
一人のおじさんがこの川の状況を教えてくれましたが、今年の解禁日にこの川で37cmをテンカラで釣ったとのこと。でもその後は全然釣れてないのだとか。今年の傾向は放流ものの喰いが悪く餌師のおじさんは口を揃えて「釣れない。」と言います。
この川では結局かなりの数を釣ることができたので、本流へ戻って遡上魚を探す事にしました。でもね、その移動に1時間と少し、どれだけ上流に行っているかがわかるでしょ?
日が暮れる1時間前に到着しキャスト開始。台風のおかげで深く掘れたウェットの流しやすいポイントでトライ。何事もありません。少し移動して次のポイントへ。すると対岸でヘッド&テールで流下する大きめのメイフライを食べているヤツに遭遇。しかし、本流なので距離にして50m以上ある。仕方なく対岸に回るためにダッシュで車移動。慌ててシングルハンドのタックルを組んだけれど、太陽は山陰に落ちてしまい、まに合いませんでした・・。

春を探しに

この三連休、水道橋の静けさは半端ないのです。皆さんの地域もそうかもしれませんが、普段人が集まるところはどこも閑散としていて、いつもなら黄色い声が聞こえてくる東京ドームシティのジェットコースターは静まり返りゴーストタウンの様。この状態はもう少し続くのかもしれませんが、気分だけはポジティブに川釣りのシーズンを迎えたいものです。

コロナウィルスの影響ですっかりネガティブになってしまったのは人だけではない様で、心なしか水道橋の枝垂れ桜もなぜか寂しそう。そして私はと言えば2月から春を探しに近所の川へ出掛けているのですが、淡水の春告魚(ハーミット的)に未だ会うことが出来ずお散歩の日々。そして今週で4回目の川もうで(詣)。例年よりも遡上が少し少ないですが、ようやく春を見つけた本日の午前中でした。

桜は一気に5分咲きへ。桜咲く渓流はヤマメ釣りの開幕を告げる指標です。皆さんの地域は咲き始めましたか? そろそろ思い腰を上げて、あなたもライズと春を探しに行きませんか? 都会の川に春を告げるマルタウグイの遡上は、そろそろピーク過ぎ。桜が散るのと共に降ります。

毎年、川に春を告げにやって来るのはご存知マルタウグイ。今年は2月末頃から事ある毎に魚を探しにきてましたが、先日まで大きな群れは見当たらず。今回も降り始めているひと群れを見つけたのみで、足で魚を探す状態。各場所で乗っ込み(産卵行動)をしているのはすでに鯉ばかりで、肝心のマルタ君は見つからず右往左往。
水面が割れているのを見て慌ててそちらへ行くも瀬付きのせっぱりは全て鯉。鯉釣りに切り替えても良いけれど、やっぱりマルタに会いたいのです、オレンジ色の憎いやつ、夕刊フジ。
上へ下へ探し回る事2時間。「もう諦めて朝霞ガーデンでも行きますか。」という気分になってましたが、最後の最後あそこだけ確認して返りましょう、というその最後の場所だけにマルタくんのご一行様がいました。今年はこの一本を釣るのに時間がかかったので、気分は遡上魚サクラマス 扱い。丁寧に記念撮影してそっとリリース。
魚を探すのに夢中になっていたので魚が釣れた後に我に返り、河川敷に咲く桜の美しさに気づく。もう春なんですね。
サメ肌のマルタくんは太陽が1ラディアン(弧度)を超えてくると、途端に食いが悪くなる。なので朝と夕方勝負の釣り。ロッドを無理に煽ってひっかけ釣りはしないでチョンマゲとマルタくんが言っとります。
釣れないモヤモヤから解放された瞬間。これで晴れて各地の川へライズを探しに出掛けられます。明日はどこへ行こうかな?皆さんも桜咲く川の近くでフライフィッシングを楽しんでくださいまし。

HMTフライトーナメント on 弁慶池

昨日は東京のど真ん中、赤坂見附でレインボートラウトをフライで釣るトーナメントを行いましたのでその活動報告です。この前日は東京で季節外れの雪という事で物凄く冷え込みましたが、当日は快晴。思ったよりも風も吹かず穏やかな陽だまりの中でトーナメントが無事行えました事をお伝えしておきます。

今回のトーナメントはレインボートラウトの大きさを競うものでトーナメント時間は4時間。同寸の場合は数を釣った人が上位という仕組みです。大会は前日の雨と雪の影響で水温低下があったため前半はとてもスローな状態でしたが、水温が上がる頃にはヒットもちらほら。結果的には参加人数の半数以上はオデコになってしまいましたが、久しぶりに漕ぐボートにはしゃぎながら楽しんでいただいたトーナメントでした。

今回も多くのメーカー様に協賛いただいたことにより、賞品を受け取って頂いた皆様も大喜びでした。また弁慶橋ボート場のスタッフに支えられ、無事に大会を終えた事をここにご報告いたします。ありがとうございました。

その様子は以下の写真をご覧ください。

参加人数:24名
魚をキャッチした数:9本
レインボートラウト:8本
ヘラブナ1本(フライでキャッチ)
ブラックバス:0本
魚を掛けた人数:多数(魚が大きい為バラした人が多かった)

弁慶池は皇居の外堀でホテルニューオターニの直下の地下鉄赤坂見附駅と永田町駅のすぐそばにあります。なので、今回は車を持たない人も参加できるお気軽フライフィッシングトーナメント。参加者の半分はまだ釣り始めてまもない方々。
ズラッと並んだボートは24隻。トーナメントルールは事前に知らせてあったので長々とした説明は省き、準備ができた人からボート屋さんのサポートで出船します。もちろん全員ライフジャケット着用義務。着ない人は失格です。
弁慶橋ボート場のスタッフの皆さん、お世話になしました。今回はフライトーナメントのサポートをして頂きましたが、ここの釣り方は自由なので普段はルアーを中心にエサ釣りを楽しむ方が多いスポット。スタッフの皆さんが優しく丁寧に釣り方を教えてくれます。
トーナメントは殺気だっての出船は無くゆるゆるな感じでスタート。なので全船が出船するのにおおよそ15分ぐらいの差がありました。この時期は水温が暖まってからの方が釣れるのと、全員が出てオールを漕ぐのをやめると釣れ始めるので、慌てて出船する必要がありません。
赤坂見附にフライフィッシャーマンが集結、不思議な光景ですね。私はこの弁慶池と共に育った江戸っ子なので、この池でもう50年余りも釣りをしている事になります。全く成長してないなぁ。
水温が暖まり始めた10時すぎぐらいからポツポツアタリが出始めてヒットする人。その他の方々もアタリをもらうもヒットせず、どうやらブルーギルが突っついているようです。
左上に見えるのが東京ガーデンテラス、右上に見えるのが、首都高新宿4号線です。新宿から中央道へ行く道すがらの眼下に見えるのがこの場所なので、皆さんも知っている筈。この石垣は皇居の外堀の石垣で、紀伊徳川家和歌山藩屋敷跡になります。
赤坂見附の弁慶橋に向かって渾身のキャスト。平日はこの上をスーツを着たサラリーマンが行き交う場所なので、なかなかシュールな光景です。ちなみにキャストした方向に国会議事堂があり、このすぐ近所なんですヨ。
4時間という時間はあっという間に過ぎて行きますが、時間と共に皆さんのロッドがしなります。魚のサイズは40〜50cmと言ったところ。上に見えるが首都高速。春が過ぎればバスフィッシングの釣り場として、多くの釣り人を楽しませてくれます。
ボートにはトーナメントメジャーがありそれに乗せてサイズを測ります。お魚はすべてリリース。トーナメント終了後は一旦解散し、表彰式会場へと移ります。そのインターバルに軽い食事をそれぞれ取って頂き、表彰式で乾杯。
表彰式の会場は水道橋にあるBASE CAMPハーミット から歩いて5分ほど、アウトドアスポーツ好きが集まる場所です。私は一旦店に行き、賞品を抱えてベースキャンプへ向かいました。
殺気だっていないこんなユルユルな大会は楽しいですね、まずはビールで乾杯。そして表彰式。
優勝者は48cmを仕留めたこの方になりました。写真には写しきれない豪華な商品がまだ足元にもあります。今回は釣れた人が少なかったので、全ての人に賞が行き渡り、そしてヘラブナをキャッチした人には外道賞が送られました。もちろん、参加賞が豪華だった事は言うまでもありません。これもひとえにメーカーさんのご協力があってこそ。
最後になりますが、多くのメーカーさんに支えられ無事終了する事ができました。本当にありがとうございました。ハーミット では今後も色々なイベントを企画して多くの釣り人の笑顔と共に頑張っていきます、ありがとうございました。 ご協賛&サポート:(株)マーヴェリック(株)ティムコ(有)アングル ・(株)キャップス ・(有)E&E・(株)モーリス(株)C&FUOSOシーホース ・LOHAS KAYAK ・BASE CAMP弁慶橋ボート場

 

ラビットスキンリーチ

今朝はマルタフィッシングにでも行ってブログを書こうかと思っていたら、寝坊しました。その代わりと言っちゃなんですが、タイイング初心者にこんなフライはいかがでしょうということでご紹介。

エリアフィッシング好きの方の鉄板フライといえば、エッグフライ(グローバグ)かトラウトガムが最後の神頼み的なフライとしていつもボックスのどこかにあるのではないでしょうか?でも牛革をただ縛っただけのフライを使うのはちょっと気が引けるという方に、このフライはお勧めです。売り物から卒業して、自分の好きなカラーを巻いてみてくださいな。

私が巻くとすぐに量産できるフライですが、手順が少ないのであえて写真は多めにわかりやすく分解しました。マテリアルレシピを見てびっくり、使うのはコレだけですヨ。

Hook:TMC 100BL #10
Thread:ユニスレッド8/0・オレンジまたはレッド
Tail:ラビットゾンカー各色
Body:ラビットゾンカー各色(お好みでキラキラをプラス)
Head:ビーズヘッド ゴールド 1/8inch
Weight:レッドワイヤー#2・6〜8回転分

ビーズは先にフックに通し、バイスにセット。スレッドは真ん中あたりから適当に巻いてください。この辺は見えなくなるから、細かなことは気にしない。
レッドワイヤーをビーズに押し付けるように6-8回転ほど巻き止めましょう。その上からスレッドを適当にかけて固定し、さらに瞬着を一滴たらしておくと良いでしょう。あえていい加減に巻いてみました。見えなくなるから関係なし。
今回はラビットゾンカーのFLレッドを使ってみました。お勧めは革の部分が染まっているだいどカラー、またはナチュラルカラーのラビットゾンカーでも良いでしょう。写真では見にくいですが、硬い毛と柔らかい毛が混じっています。この硬い毛だけを毟り取りましょう。取ればフワッとした感じのボディに仕上がります。「見かけなんてどうでも良い。」という方はこの作業を無視してください。
綺麗に取るとこんな感じになり、フワフワの毛だけが残ります。
そのラビットゾンカーテープの根本付近にハサミを入れて、皮の部分とファー(毛)の部分を切り離します。逆撫でするような感じで切ると切りやすいです。
切り終わるとこんな感じ。テールとボディ材に切り分けられました。長さは6-7cm程度で、長い分には後で切れますので、少し長めに切り出しましょう。
そのラビットスキン(皮)をフックシャンクに巻き止めます。フックエンドのお尻ギリギリで止めるのではなく、ボディ全体でしっかりと巻き留めて壊れないフライを作りましょう。スレッドは前後に何往復しても構いません、この後にボディを巻くので見えなくなりますから。
スレッドはこの位置まで持って行き、スレッドを左手でひっぱり大きな輪を作ります。輪を作ったらその輪にダビングツイスターを引っ掛けて、その根元の部分にスレッドを3回転ほど巻きます。なんか複雑に見えますが、ようは一本のスレッドで繋がっていて、ダビングツイスターの輪の分だけスレッドを引き出してその根元を同じスレッドで巻き止めてもらえれば、それでOK。
ダビングツイスターを付けた輪には、ダビングワックスを塗りましょう。
先ほど切ったラビットゾンカーの余った毛(ファー)をダビングツイスターの輪に挟み込みます。写真は他の素材を少しだけ挟み込んでみました。ダビングツイスターの輪にファーを均一に入れたら、ダビングツイスターを右回転で20回ほど回ります。それをすることで挟まったファーは横からけが生えたような状態になります。
グリグリ20回転ほど回すと挟み込んだ毛はこんな感じになります。これを巻きつけてボディにするのですが、その前にボビンホルダーをビーズの近くへ巻き進めて移動しましょう。
ダビングツイスターで作った一本のヤーン(毛がついたボディ素材)を螺旋状にビーズ方向に巻き進めます。この時けを巻き込まないように、はみ出ている毛をテール側に撫でながら巻き進めます。
ビーズの位置まで巻き進めたらスレッドでダビングツイスターで作ったヤーンを巻き止めてカットしましょう。最後にスレッドをビーズヘッドのすぐ後ろでハンドツイストします。どんな形であれ何度かこの部分でスレッドを結べば大丈夫。最後にスレッドを締め込んで、その結びにヘッドセメント を一滴垂らし、スレッドをカットして出来上がり。
巻き込んでしまった毛を整えるためにブラシで撫でてあげましょう。こうすることでフワフワのボディが出来上がります。
最後にテールを好きな長さにカットし、出来上がり。水に馴染むとフニャフニャのテールがトラウトやバスを誘います。テールはマラブーと違って千切れませんから、しっかりと巻き留めてあれば、フックがダメになるまで半永久的に使えます。材料が一種類だけなので、お金も掛からずトラウトをたくさん釣ることができますヨ。

解禁

Google様に検索ワードで『解禁』とだけワードを入れてみた。短いワードでいち早く情報が得られるかと思ったら、何やら意味深な感じの漫画が独占で、釣りに関しては2ページ目以降。やっぱり渓流釣り人口なんて、たいした数じゃないんだなぁ。

ネットサーフィンをして最後の最後までどこへ行くかを悩んでいる時間は楽しかったけれど、結局ロケハンしていたので釣り場は変わるでもなく、その状況を確認しに行きたくなるのが心情ってもんです。とはいうものの最初っからオデコは嫌なので、放流情報を見ながらその箇所を巡る旅。結果から言えば往復下道400キロの旅は前回と一緒。放流ものといえども、自然界に放たれたソレを見つけて釣るのはなかなか難しいものですな。

さて、すでに来週はどこへ行こうか悩み中ですが、取り敢えずフライタイイングを頑張らないとね。皆さんのフライボックスはフライで満たされていますか?

釣り人はいつでもポジティブシンキングで妄想はこうなる。「解禁から三日目、前日は雨で釣り人の数が少ない筈だし今日は暖かい予報だから、もしかして入れ食い?」なんて思うのです。ですが、解禁から三日しか経っていないのに、河原に釣り人がいないなんておかしいですよね? 唯一いた地元釣り人に聞けば、初日からほとんど釣れてないのだとか。ココでライズを3時間待ったものの何もなし。
地元情報を頼りにさらに北の川を目指す。その川はいつもならば釣り人がいっぱいの筈なのだが、エサ釣りが2名。魚が見える環境で放流ものの姿はわずか2尾で、それに何度も餌師が仕掛けを流してました。仕方なくライズを求めてさらに別の川へ行きましたが、一番放流されているその川は渇水で釣り人も魚も全くいません。う〜む、今日もドライブか?
5本目の河川でようやく水温が上がり始めてなんとなく釣れそうな雰囲気があったのでロッドを出すことに。この時点ですでに13時30分。ブッシュの脇の見えないところで水面ギリギリまで体を出しているコイツを発見。シブチンでしたがなんとかゲット。放流ものといえども、このサイズが釣れると結構嬉しかったりして。
似た様な攻め方でもう一本追加したところで放流ものを釣るのをやめて、今度は南下して本流でヒカリ(シラメ)探しへ。その途中でもいくつか川を覗くのですが、虫っけが少なくライズの気配は気温とは裏腹にない感じ。
最下流部はサクラマス 狙いのルアーマンかと思いきや、リールはベイトリールでスピナーベイトを投げてました。スモールマウスバス を狙っている訳ね。水中に見える大きな巨体はいずれも鯉さんでアリマス。溯上魚は鮎と共に訪れるので、もう少し先かな。
ちなみに今回の旅は福島県境近くまで行きましたよ。相変わらずおバカな下道派(単に釣行数を増やすために高速代をケチってます)は、片道3時間半以上掛かってしまいます。
本流の鉄板ポイントは真っ直ぐな流れでしたが、とりあえずフライを流してみるもののな〜んもなし。そしてさらに下流のこの場所は小堰堤が壊れて無くなってました。雑魚でも良いので早く一面のライズを見つけて、この川が今年も元気だという事を感じたいものです。
餌釣り師との会話の中身は数釣り自慢が多いですが、「解禁日に50数匹取ったので、もう年券の元は取ったよ。」という会話にはなんとも言葉の返し様がありません。結局釣れない釣れないと言っている釣り人が、自分の首を締めているのですから。持って帰るなとは言いませんが、資源は無限ではないと言う事を感じて欲しいものであります。

 

年券ドライブ

解禁まであと一週間も無いのに、私のフライボックスには春に通用するフライパターンがエンプティ状態。さて、どうしたものかと考えてはいるのですが、休みとなるとどうしても水辺へ立ちたくなってしまうのが釣具屋の行動です。

店へ行ってタイイングをするか、手元のフライは乏しいけれど釣りへ行っちまうか。散々悩んだ結果は現場主義。ヤマメが渓流の流れに身を任せて泳ぐように、私は青空の下で常に風を感じて無いと死んでしまうのです。とは言うものの関東近県の渓流はまだ解禁していないので、近所の川へ春告魚であるマルタくんの様子を見に行くユルユルフィッシングへ。

そろそろ登ってきているだろうマルタくん、ところがギッチョん河原を数キロ歩き回りましたが全く見つからなんだ。これも昨年の台風の影響かな? そんなことをふと思ったら急に3月からの釣りが心配になり、頭で考えるよりも先に車は北関東へ向けて走るのでした。年券を買いに行く北関東ドライブ往復400キロの旅。そこで見たものは・・・。

こちらは近所のマルタとコイを釣るスポット。でも泳いでいるのは少しの鯉とボラの群れだけ。まだ遡上が少ないと考えるのか、台風19号の影響と考えるのか、今後の数週間でその答えは出るでしょう。
下道をひた走り、遡上魚を狙う下流部のポイントへ。昨年は真っ直ぐ立っていた看板はこんな状態。川は至る所で流れが変わっていた。この場所は影響が少なかったかな。
入漁証を買いに行った漁協によると、今年度の予算は1,000万円減だとか(その理由を聞くのを忘れました)。なので、その管轄のヤマメ放流は一回のみで終了。お茶濁しで釣っていた放流ヤマメの釣りは、今年はどうやら難しいようだ。その代わりにスモールマウスバス はかなり減ったとか。と言うことは、本流は何にもいないのか? 私はいつものように、遡上魚をポジティブに待つばかり。
10キロほど上流へ上りキャンプができる場所へ行った見たら、キャンプ場のおよそ30%が損失し一面砂利になったいた。この河川は四駆だと河原へ入れる場所が多いのだが、今はその場所も少なく流れが全く別のもに変わってしまった。
この先に良い流れがあるのだけれど、車は入れない。どの場所も結局車を置いて釣り場まで歩いたので良い運動にはなったけれど、今年の前半戦は少し心配です。
水位計もご覧の通り、漁協で聞いたお話ではこの周辺の完全復旧は5年は掛かるとか。
人間様が作ったコンクリートの河川敷は見事に崩壊。そして当時の水位の高さに恐怖を感じる。
人間様の都合で川の流れを変えた所で自然には敵いません。このコンクリートの護岸にどれだけの費用を掛けたかは知りませんが、自然災害で壊れてしまうのは一瞬の出来事。それをまた人間は作り直すのでしょうね。なんて虚しい作業なんでしょう。他にお金をかけるべき事は沢山あるのに・・。この後もずっと上流を見てきましたが、雨が強くなってきたので16時に退散しました。解禁はココへ来るか、はたまた南のKへ行くかを考えていますが、その判断はギリギリまで考えます。

メーターオーバーへの道(シーバス編)

私が掲げるフライで『目指せメーターオーバー!』の魚は、国内の4種類。このブログを読んでいるとそのうち釣れそうな気になってしまうオオニベがまずその一つ。北海道のイトウは、かつて入れ込んでいたルアーで狙うライギョと同様に、大体90cm前後のところで足踏みしてますが、これもさらなる飛躍を目指して頑張らねば。四国のアカメへの挑戦は現在保留中ですが、時期を見て再開するつもり(最近は夢が多すぎて体が足りません)。そして最後にあげるのがご存知東京湾の住人であるシーバスくん。

私がシーバスのフライを始めたのは中学生の頃で、実に40年以上の月日が流れ、その間にシーバスフライは大きく様変わりしています。今の様なフローティングミノーが流行る前は世捨て丸で毎夜東京湾でエンリコを引っ張りまくりでしたが、達成感のあるサイズをキャッチしてから熱は少し薄れていました。世捨て丸も手放したしね。しかしここ数年で流行り始めたビックルアーでの釣果に感化され、シーバス大物欲熱が再発。一番身近なメーターオーバーは今現在もこの東京湾のどこかを泳いでいるのですヨ。そう考えただけでワクワクしませんか?実際に今年に入ってシーホース では1本上がっていますしね。

そもそもビックルアーはなんでそんな大物ばかりが選んで釣れるのか?という疑問を自分なりに推測すると、圧倒的なアピール力、小物が掛かりにく大きさではないかと思います。そして私のフライはそのビックベイトに近づけるためにどんどん大きくなり、改良に改良を加えてついには20cm超え。そして現在の課題はフッキングの向上を目指しています。

この時期は本来はそろそろバチ抜けのシーズンに入るのですが、シーホースのウッチー船長に聞くと「バチ抜けまでもう少しだけれど、まだまだ大物が上がってますゼ、どうです、また挑戦しますか?ビックフライ。」とビックベイト探究のお誘い。昨年末に起きた、ど日中にランカークラスがフライを奪い合う姿を思い出し、今回もフライに少しだけ改良を加えて出撃しました。その結果はいかに?

シーホース の内田キャプテンは写真で紹介すると強面ですが、ひょうきん物でおしゃべり好き。今回は日中のバイトシーンが見たくて14時の出船。
23cmあるこのフライはドラゴンテールとTボーンフライを合体し、そしてヘッドからフックを後ろへ下げてゲイプ幅を取りたいためにジョイントにしてあります。フックは6/0(小さいとなんかバランスが良くない気がするので・・)
ポイントの写真はあまりにもピンポイントなので記載しません。まずは沖の大物ポイントへ。開始して数投目に90cmくらいのサイズがもんどり打ってビックフライにバイト。ロッドに物凄い衝撃がくるのですがなぜかフッキングしません。すぐに投げ直すとまたも同じ様なサイズがバイト、でもフッキングしないんです。フッキングに関しては試行錯誤を続けてますが、トリプルフックにするとなんか自分が負けた気になるので、シングルフック一本で頑張っている次第。今までのフッキング率を考えるとシングルフックのジョイントという発想は、改良してもあまり良い結果を得ていない感じ。
その後も大物ポイントでは必ずバイトがあるのですが、フッキングが決まることがなく掛かっても1〜2秒で外れてしまう始末。バイトは死ぬほどもらうので、釣れないのにフライはどんどんボロボロになり、今回の改良はうまくいかなかった見たい。このフライを投げるためにシングルハンド9フィート12番(注文しているスイッチロッドが届かないので)を投げ続けていたら手首と肘が悲鳴を上げ始めたので、仕方なく9フィート8番で投げやすいエンリコ4/0へ変更。少し暗くなってきた事もあって、とある場所に入って一投目でこのサイズ。産卵後の個体ですが嬉しい重さとトルクある引き。エンリコ丸呑みでゴザイマス。
その後は同じ場所で入れ食い状態。最初のうちは真面目に写真を取っていたけれど、途中でめんどくさくなり大物だけよって写真を撮ってました。
12番ロッドからスコットセクター8番に持ち替えれば、まるで4番ロッドの様な快適さ。それもその筈、ビックフライとライン400グレインの重さを合計すると35g以上の重さがあり、さらにそれが水を吸っている事で50gはゆうに超える重さ。それを片手で数回振り回してからキャストしている訳だから、手首には半端ない負担だものね。8番なんて空気見たい(笑)
結果、エンリコに変えてしまえば最大は75cmで小さくても60cm台の入れ喰い(その変わりバイトする魚が一回り小さくなってしまう)。ビックフライの改良はまだまだ続くけれど、改めてエンリコフライ12〜13cmの偉大さを感じました(私とってはめちゃくちゃ軽い)。シーホース 絶賛フィーバー中。60アップをキャッチしたことがない人は行くなら今かも。

向かい風の壁

あけましておめでとうございます、本年もよろしくお願いいたします。

皆様はお正月はいかがお過ごしですか? 私は暇すぎて本日の午前中はキャス練に出かけ、やることがないので、こうしてお店へ出てきてブログを書いております。お正月感ゼロですなぁ・・。

昨年のクリスマス前に出掛けたオオニベ釣行で様々な宿題を抱えて帰ってきたのですが、その中でやっぱりキャスティングの難しさがあるので、いつものグラウンドでスコットのカムイを独り振り回してきました。

キャスティングトーナメントでは追い風の微風で行うディスタンス競技ですが、実際の釣りって厄介なものでそんな都合の良い風向きにあらず、現場でいつも試行錯誤の連続、フライも重いしね。そもそもシングルハンドに比べたらダブルハンド キャスティングは苦手な私。なので釣り場で練習してしまう事がほとんどなので、忘れないうちにその宿題を試しに本日練習へ行った様なものです。

風速計を持っている訳ではないのでいい加減ですが、本日の風は2〜3mが吹いたり止んだり。子供たちが遊ぶゲイラカイトが軽く飛んでいる様な風で、長くは飛ばない程度。その風の中で向かい風でカムイを振り回すのですが、これが難しいのなんのって、まだこのロッドに慣れていません。

ラインはUST9/10で重さ38g(585grain)の12.5mラインでしょうか(ちょっと軽いのかな?)。このラインに実釣で使ったシンキングリーダー10ftにティペット1.5mと重いフライを付けてキャスティングするのですが、向かい風の場合のリリースポイントとタイミングがいまだにわかりません。追い風であれば最後のワンセットのアーク(ティップの移動距離)を長くしてラインを加速して上向きに放り出せば、良い時で53mほどは飛ぶのですが、向かい風になった途端に40mの飛距離を出すのも辛くなり、最大で44mほど。実釣に出たら向かい風の時は37〜8mも飛ばないのではないでしょうか、困ったものです。シンキングラインなのに。

理屈では理解しているキャスティングですが、思った様にロッドティップはいう事が効かずなかなか難しいものです。なんだかんだで2時間ぶっ通しで投げ続けましたが、少し分かった気になっても次回投げるときには忘れているのでしょう。皆さんが苦労しているフライキャスティングですが、私もこうして練習をしないと自分の実釣には生かせないので立場は一緒。一生練習あるのみですな、お互いに頑張りましょう。

ハーミットのキャス練で使っているので皆さんもご存知の50mメジャー。追い風でこのメジャーいっぱいプラス少しがやっとの私。次回はランニングラインの伸びを考えてもう少し重いものにするので、距離がさらに落ちるでしょう。そしてもう一つ、ソルトウォーターのフライはイントルダーと同じくらい重いので、頭上でキャスティングするととても危険なので、スリクォーターが基本。バックキャストを見ながらやるとどうしても体が回転したり、リキんでアークの直進性が乱れちゃうんです。ちなみに現状はウィンストンの15feetでやった方がもう少し飛ぶ状態。
このメジャーは手前にマイナス10cm分のメモリがあり、後ろにプラス40cmあるので、実際には50.5mのメジャー。実釣では綺麗なターンを求めているので、シワのよったキャスティングをしませんので、ここで良い結果を出しても実釣はマイナス3mくらいでしょう。左手でホールできないダブルハンド はさらにラインを加速させるエネルギーが生み出せないので、向かい風の時はシングルよりもツライ。ラインの空気抵抗も半端ないしね。
実釣は陸上のキャスティングで飛んだ距離の80%ほど。ルアーが同じ場所で80m飛ばしていても私はその半分にしか届かないのです。かと言って魚は自分から一番遠いところ泳いでいる思っているのは釣り人だけですから、実際は飛ばした方が釣れる訳じゃないのです。それでも飛距離の差で釣れなかったなんて事がない様に、釣具屋(もしくは玄人)は日々努力しなくてはならんのです。

都会っ子の幼少期(今はなき豊島園でのフライフィッシング)

江戸っ子と言った方が聞こえは良いのだけれど、僕らは昭和生まれだから都会っ子と言った方が合っているのかもね。でも途端に『もやしっ子』に思われてしまうのでやっぱり江戸っ子と呼ばれたいのです。

私の実家はハーミットの近所で、遊び場と言えば皇居の外堀が僕らのフィッシングスポット。今だから言えるけれど、そのほかの釣り場は上野公園や東大の三四郎池、そして小石川植物園など、いずれも釣りをしてはいけないので、警備員さんと追いかけっこは茶飯事でした(笑)

そんな悲惨な都内の釣り環境の中、体育の日を境にオープンするのが豊島園のプール釣り堀であり、都会っ子がトラウトに会えるチャンスなのです。当時は流れるプールと波のプールが解放され、某ロッドメーカーの方なんかはロッドを試しぶりにきてたりして。今の方はなんでもかんでもリリースしてますが、当時はそのほとんどの人が魚を持って帰っていましたヨ。ま、管釣りと言ってもプールなので、最後は食べて上げないと無駄死にする事になりますから、それが正解な気がします。

あれから40年以上の月日が経った今でもとしまえんのプール釣り堀は健在なのは皆さんはご存知? 今はエサ釣り池が1番の人気でご家族連れの人で賑わっていますが、フライの人もちょこっと遊ぶにはもってこいの「電車でGO!」できる管釣り。

僕らがこの管釣りを楽しむのはこんな年末が多いかな。晦日はサクッと釣り納めをして午前中に切り上げ、池袋に出て昼呑みするというのが大人っぽいでしょ? 西武線の暖かいシートに揺られて向かう池袋までの間は寝落ちしそうな居心地。そして串焼きを食べてほろ酔い気分の帰宅路で、今年の釣りを振り返るのでした。

天気予報は大外れ? 雨は午後からと言っていたのに着いた途端にかなりの雨に見舞われて、寒さも手伝って釣りを始める前にめげちゃいました。
撮影者なので私は写ってませんが、レインウェアなんて持たずに出てきたので肩口はすでにビチョビチョ。そして投げても投げてもウントもすんとも言わないお魚。ヤベェ、晦日にタコリか?
タコリだけは勘弁なので、流れるプールへ移動しルースニングでトライ。しかし、適当に持ってきた管釣りフライではアタリがほとんど出ず、なんとか2本をキャッチと言う厳しさ。そんな中、爆釣する初心者Mさん。何使ってるの?と聞いたら「紫ですヨ。」とのアドバイス。ベテラン勢はタコリ寸前、しかし初めてまもない彼女は入れ食いとはどういう事?
紫のニンフなんて使う事ないから持ってないよ、と言いつつ念の為ボックスを確認んすると、息子がまだ餓鬼だった頃に巻いた紫の毛玉の様なフライがあった(笑) 試しに投げてみると、ありゃま本当に釣れるじゃありませんか。
その後は初心者Mさんの言う事を聞いて、ベテラン勢はオデコ脱出。いやぁ、ヤバかった。「紫のフライは一杯持っているので、私の使いますか?」と言われたベテラン勢の屈辱感たら、半端ないっす(笑)。ちなみに、イッパイと言われましたが、ボックスに刺さっていたのは2本でした(イチ、ニー、沢山なのか・・(笑)次回は絶対紫を巻いて行こっと。 その後は冷えた体を温める為に池袋で飲んだくれて帰りましたとさ。楽しい晦日。来年もコレで良いかな?

釣りバカたち(オオニベ戦記2019・日向灘編)

バカと言っても良い意味の馬鹿です。このタイトルを聞いて真っ先に思い起こされるのは矢口高雄・著の漫画ですが、世の中にはそれを上回るお馬鹿なオオニベハンターが集まるのが、ここ宮崎。私もその馬鹿の一人ですが、私なんてまだまだ青二才。今回も多くの方とお話をし、その情熱に脱帽するばかり。

例えば、釣れるまで帰らない人。関東在住でご家庭を持ちながら、昨年は40日間を宮崎で過ごした人。あるいはオオニベのために引っ越した人。釣りやすい環境にするために仕事を変えた人。仕事のシフトをオオニベ寄りにする人。北海道から来て釣り場にずっとテントを張っている人など。その皆さんの情熱だけで発電ができそうな勢いです。

私は釣りガールに興味がない人間ですが、一昨日は私でも知っている九州の釣りガールが隣りで取材してました。適当に撮影して良い絵が撮れたら帰るのかと思いきや、私が帰るイブニングの頃までずっと投げ続けてましたよ、彼女は本物の釣り師ですな、反省。これからは応援いたします。

私は色々な地域で釣りをしますが、何回訪れても嫌な思いをした事がないのが宮崎でしょうか。訪れるたびにその人柄や地域民の暖かさに触れ、移住したくなりますな。サーフィンを復活したら、その可能性も少しはあるのかな?

今週の管理人は滞在地から呟いてましたので、書かなくともその結果はわかっていらっしゃる方も多いと思いますが、しばし下の写真を見ながらお付き合いください。あなたもオオニベ式ダイエット、いえオオニベ式筋トレ始めてみませんか?もしかしたら、私よりも先に釣るのは、あなたかもしれません。

今年の宮崎修行を一言で言えば『あつい(暑い・熱い)』です。いや〜暑かった。朝方の最低気温が17℃なんて日がありましたので、昼間はTシャツ一枚で過ごせる陽気。そして釣り人の情熱が半端なく熱い。
プラノロッドケース
30年以上私と旅をするプラノのロッドケース。壊れたら買い換えようと思っていますが、いまだ壊れません。まだケースがきれいだった30年前はアジア諸国を旅すると、綺麗に貼ってあるシールが盗まれる(剥がされる)事が多々ありました。よってケースは汚いのに限りますが、その反面タクシーの乗車拒否にあった事があります。
今回のテーマは釣れているルアーのサイズに合わせる、でした。結果的に魚はいっぱい釣れるのですが、全部外道。外道というクーポン券を貯めると、そのうちオオニベが掛かるのでしょうか? ヒットへ近づける道筋はあらかた分かって来ましたが、やっぱり最後は運が少し必要です。それもサクラマス 釣りの1000倍以上の運かな。
オオニベとニベは全くの別種。その見分け方はニベは下口でオオニベはシーバスの口を少し小さくした様な感じ。水中でダイヤモンドの様な輝きを放つ側線を持っているのがオオニベで、それがオーストラリアでJewfishと言われる所以です。IGFA世界記録は66.75kg、南アフリカで釣れています。5年もの間オオニベの写真を撮れないので、宮崎でお世話になっているKさんがルアーでキャッチしたオニベの写真をお借りしました。実は最終日は私と別のポイントに入っていらっしゃった彼ですが、私が帰る離陸直前に今年2本目のオオニベをキャッチしてました。流石、オオニベハンター(写真は以前のもの)。
広角な写真で分かりづらいですが、右側にたくさんの車があります。恐ろしいほどの数なので状況を知らないおじさんが「今日は何かイベントがあるのですか?」と尋ねてきたほど。釣れる状況を読んでオオニベハンターが仕事を休み大挙します(それとグチ(ニベ)釣り師少し)。
北西風が吹くと波が穏やかになり、釣れそうな雰囲気に。その代わり気を抜くとこういう事になります。フライはとても重いので、ラインが頭上を通らないキャストをしなくてはなりません。そしてフルキャストするので、肌は一切出さない様にしましょう。
フルキャストはグチ(ニベ)。波打ち際はエバ(ヒラアジ類の総称)という感じ。釣り方の考察についてはまた今度。今回はこの二種類をよく釣りましたが、その代わりヒラメがなし。
4日目に隣のワンドでオオニベを釣った人がいて、聞けばそのフィッシュオン・タイムが8時半。オオニベは群れで行動しているので、同じ時間の同じ場所にまた捕食しに来ると推測。翌日の潮回りを考えるとプライムタイムは8時半〜10時ごろ。ポイントへ入る為に早めに行ったつもりがやっぱり魚が釣れている時は人だらけ。前日釣れた場所のヨレがあるポイントのすぐ横に入れました。釣り続けて予想した時間のドンピシャ9時37分ヒット! と言っても私ではなく、隣の人ね。ガチガチのベイトロッドを根元近くから曲げてロッドが叩かれます。しかし、あと少しというところで35ポンド・ショックリダーブレイク、残念。その様子を見て興奮しまくった私でした。彼の昨年はオオニベ不調の中、下した決断はSUP(サップ)でルアー。沖合500mへ出て見事ランディングしたそうな。その根性はもとより、情熱に満ちたキラキラとした目が印象的な釣り師でした。
今回はオオニベの鼻先までフライが届いたのですが、そのタイミングは運次第。その後は潮が一変して濁ってしまい、外道さえ掛かりませんでした。かくして今回の旅は終了し、またしても沢山の宿題を抱えて帰って来ました。でも今回の旅で分かった事。フライフィッシングでオオニベを釣るのは夢ではありません、あと少しで実現できるのです。