フライフィッシャーマンあるある

●駅のホームで気がつくとシャドーキャスティングをしていた
●水たまりを見つけると、つい覗き込む
●都会でも橋を渡るときは必ず川面を覗く
●自動販売機に張り付く虫をつい眺めてしまう
●お風呂にフライを浮かべたことがある
●お風呂に潜って水底からフライを観察したことがある
●釣り具と一緒にお風呂に入るのが苦ではない
●夜明けとともに目が覚めてしまう
●湯船でライズフォームを手で表現したことがある
●ヒゲナガを眺めていたら、美味しそうに見えてきた
●朝起きたら自分と布団がフライで繋がっていた
●イブニングまでちょっと昼寝のつもりが、起きたら真っ暗だった

この『フライフィッシャーマンあるある』どれだけ当てはまるかで、あなたのフライ熱中率がわかります。
ま、いずれも自分のことですが・・。

なんでこんなことを書いているかというと、今週は思いの外結果がよろしくなく、一日中投げ続ける釣りだったということです。

今週も気温低めで朝のライズはほとんどなし。う〜む。
朝はクロマダラ、イブニングは色々なメイフライのスピーナーフォール。ライズは散発でプライムタイムは18時55分から19時10分まで。
雨が降らずずっと曇り空だったので一日中投げていたけれど、その成果は少なし。仲間は良いサイズのヤマメを取ったけれど、私はこのサービストラウトのみ・・・。本流の戻りヤマメは何処に?

 

楽しきハードワーク

梅雨のジメジメが近づいてきた感じは微塵もない昨日の釣り。6月の関東でフリースを着たまま釣りをするなんて、私にはとても珍しいこと。さらに下流部の本流で朝の水温が14.0℃と、この時期としては予想外に冷たかった。

6月はモーニングライズの季節なので夜明けとともにロッドを振り始め、日没に竿を収めるという超ハードな季節。でも日増しに色濃くなる新緑の渓流は今だけなので、その変化を楽しみながら釣りをしたいのであれば、出かけるしかありません。仕事が忙しくて行けないなんて理由付けせず、無理矢理にでも時間を作って山へ出かけてみませんか?マイナスイオンも手伝って、きっとその翌日からもっと質の良い仕事ができると思います。

季節は早足。そして人生も思っている以上に駆け足で過ぎていく。私は毎週を無駄にせず、今後もお休みの日は全て釣りに費やす馬鹿者でゴザイマス。

夜明けは太陽が顔を出すまでとても寒かった。大きな流れで仲間と横並びで大物を狙うも、ハッチが少なく朝の釣りは不発だった。
本流で目立った大きな虫はマダラカゲロウとヒラタカゲロウなど。支流では大型の黒いカディスと細腰亜目の陸生昆虫たち。アントやワスプ類をタイイングする季節になりましたヨ。
人気の河川は人だらけなので、少し時間をおいて遅い時間に入渓。支流の水温は入渓時9.5℃退渓時で12℃ほど。まだまだ水温が低いので、寝ぼけイワナの活性はお昼ごろです。
堰堤に見える35cmほどのイワナのサイトフィッシングをしていたら、#12のマダラのスペントフライにした途端に横っ飛びで食いついてきたヤマメちゃん。イワナはどうしたかって?もちろんスプークされて釣れません(笑)
ヤマメなのに朱点が少し見えて紋が変わっているのがこの川特有のもの。
ライズにはムラがあって風が吹くと止み、風が止んで太陽が出るとライズの嵐。でもミッジを食っているので、何を投げても食いつきません(笑)
色々な人に叩かれ続けている河川だけに、隅っこの投げにくところからしか魚は顔を出しません。難易度は結構高い沢と言えます。
イブニングは本流へ戻ってスイングの釣り。闇に紛れる前に釣れた満足のいく個体。でも使ったネットがデカ過ぎて魚はすっぽり収まるので、どう撮っても大きく見えないのが玉に瑕(笑)

 

北陸の旅

北陸の修行は幕を閉じました。先週からインターバルをおいて再び同じ川に立ち続けましたが、今回はモチベーションが保てなかったので、30℃を超える昼間は源流のイワナ釣りを楽しみ、東京への帰り道は色々な河川を見ながら帰ってきましたよ。写真の少なさは心の表れ。気持ちの余裕がない時なんてこんなもんです。

これからはまた地元?北関東で油ビレの魚を楽しみます。

述べ釣行日数11日間。この間に本命の気配を全く感じることもなく、この川との出会いの幕は閉じました。
あまりの生命感のなさに隣の川への浮気。本命ポイントを探す時間がなく雪代ガンガンの本流では新子のヤマメのみ。この大きな大堰堤を見て思うことは、『サクラマス遡上禁止』と言っているように思えた。
色々な支流や源流を覗いてきたけれど、北陸はダムや堰堤が多くその管理用の道としてどこも林道が通っていた。車止めまで走るとどこも先行者あり。ま、仕方ないか・・。
イワナ
それでもこれくらいのイワナがたくさん私と遊んでくれましたヨ。カエル顔の彼に感謝。
場所を大きく変え違う川へ。でも雪代ガンガンなので、ゆるい場所を見つけての釣り。シマヘビは日向ぼっこ中。
多くの方がよく知っているこの川は現在こんな感じ。いつになったらこの雪代が取れるかな?
ヤマメ
端っこの緩い流れでようやくのキャッチ。だって本流はまだ水温が10.5℃なんだもの。
20年前によく行っていた枝沢へ。でもなぜか濁っている。2キロほど上がったけれどその原因は分からず・・。
さらに別の川へ行ってフライを流すとこんな奴が顔を出します。昔はイワナの宝庫だったが、今はブラウンの川へ変貌。それをよしとする人、在来種じゃないから排除しろという人。そして防災と称して堰堤を作り続ける人たち、川が抱える問題は沢山。

 

我が釣りを笑うが良い


今年に入って早々、オオニベチャレンジで5日間のオデコを食らった後、本栖湖は当然のこと、北関東のサクラも咲かず、オデコ街道まっしぐら。今年は今まで培った技量や経験ではうんともすんとも手応えがなく、運には完全に見放されている感じ。こんな私の釣りを笑ってください。

今回の釣行日数:連続8日間
平均釣り時間:日に10時間
おおよその延べキャスト数:2400回
使ったフライの数:53本
ロストしたフライ:16本
ハヤのキャッチ数:約50本
その他の魚:0本
魚のハネを見た回数:0回

修行なので、まだまだ続きます・・・・。

開始1日目:いつでもポジティブシンキング
開始2日目:状況把握の時間
開始三日目:疑心暗鬼
開始4日目:人事を尽くして天命を待つ
開始5日目:初心に帰る
開始6日目:精神的ダメージが蓄積
開始7日目:惰性の時間
開始8日目:ポジティブな心が蘇る。次回へ続く・・
開始5-6日目に一緒に釣りをした、Nくん。一緒にスティールヘッドやターポンへ行ったことのある釣り仲間。彼は今年2本キャッチしている。
車中泊上等。滞在中2日間だけ車で寝ました。
禁漁区にある最初の堰。釣り人には多分ダムマニアはいないと思う。

 

オデコ(ボウズ)

本栖湖通いで慣れっこな言葉ですが、どんなに努力しても身を結ばない日だってあります、それが釣りです。
ま、オデコになった時の言い訳とも言えますが・・。

来週からの修行に向けて管理人は日々ダイイングしなくてはならなくなりました。仕事そっちのけで黙々と巻く私をおゆるいくださいまし。

修行のキャスティング
一緒に行った仲間はスイッチロッドのキャス練という名の修行。と言っても、コイ科の魚掛かり続けるから、それほど苦ではありません。
ハヤ(ウグイ)アイソ
グレートセッジ#6をガップリと食いやがる、オレンジ色のニクいやつ。サイズは15-40cmまでとバラバラ。ヤマメはバレてもウグイはなぜかバレないんだよなぁ、不思議。
福島の渓
助平根性で釣果を上流へ求めたら、これまたコイ科の嵐。気がつけば一般道で福島まで行っちゃいましたよ(笑)
ヤマベ・オイカワ
オイカワの鯉のぼり?もう子供の日は過ぎました・・・。
徒労の時間
イブニングは目や口に虫が入るほど。恐ろしいほどのハッチなのに、コイ科さえもライズしない。何が悪いのか?原因が定かではない。

 

車中泊

季節がもう少し進み釣り場の朝の気温が二桁になってくると、日の出と共に釣りを始め日没まで釣りをするハードワーカーの私。現在でも日の出は4時台であるし、日没は18時30分を回るから、正味8時間以上ロッドを振り続けることになる。そんな筋トレにも似た時間を三日も続ければそりゃ誰だって腕は太くなりますよ。二の腕のたるみが気になる方、私と一緒にロッドを振ってみませんか?(笑)ついでに川歩きで体幹も鍛えられます。

オオヤマカワゲラの抜け殻
陸上羽化だけれど、お昼前後に風に煽られて水面にたくさん落ちる。そんな大型の彼らをバフッと食われちゃう光景を見ちゃうと、スティミュレーターは絶対にフライボックスに必要だな、と思います。

5-6月は年に似合わずハードな釣りだから、本来ならば夜は良い宿を取ってゆっくり休みたい気分。だが実際はというと、イブニングの釣りが終わって片付けるとだいたい19時半すぎ。これが5月末には20時過ぎになる。宿で美味しい飯をいただきたいけれど、こんな時間だと宿に食事を拒否され床につくのは23時ごろ。でも釣り場へ行くために朝の2時には起床するから、わずか5-6時間の滞在でその対価を払わなくてはならない。だから私と同等なお馬鹿な人々は大抵車中泊をしていることでしょう。

カワゲラ(成虫)
ゴキブリ図鑑じゃありません、全部カワゲラですよ。大小含めて色々なサイズが飛んでいますが、1番大きいものは3cm以上あります。

私は移動時間が勿体無いので基本モーニングライズの釣り場で寝ちゃうけれど、最近は道の駅も用しているが、その車中泊の多さにビックリ。もちろんその方々は釣りじゃないので、どんな事情があるのでしょう?中にはTV用のアンテナを車の上に吸盤で貼り付けてTVを見ている人、中でカラオケをしている人、なんかノートパソコンで仕事をしてるっぽい人。みなさん複雑な事情があるんでしょうねぇ。

河原
一日中河原を歩いて、幾つのラン(釣りをする流れ)を攻めたことでしょうか。その時間はいつかは報われるのでしょう。

さて、車中泊が板に付いてくると、その寝床にも一層工夫が入り快適さを求めるというもの。現在の私はシートの凸凹を平らにするために着替えを出してきて凹みを埋め、その上にモンベルのエアーマット、そして寝袋という順。パジェロは2座席目までフラットにできるので、身長が大きめの私でも問題なく縦に2.5mくらいのスペースが作れるほど。こうして書いていおきながら、その様子を写真に収めなかった事に少し反省。次回写真撮ってみます。

ハヤ(ウグイ)
釣れ過ぎると文句を言われ、釣れないと寂しい愛しき雑魚。今回はあまりにもそのコンタクトが少なくて寂しかった。

さて、根性の釣りがいつでも良い結果が出るとは限らず、今回は今までにないひどい釣果。ま、釣ろうと思えば上流へ逃げて数釣りをすれば良いのだけれど、浮気をしないで投げ続けた結果は、ヤマメ2匹にハヤ一匹という貧果。釣れない釣りに慣れているとはいえ、さすがに雑魚が食わないのは寂しいもので凹んだ三日間でした。あ〜今年はいつになったらバクハツするんだろう、それまで爆投の日々が続きます。

水温計
朝の水温9度からお昼には14度まで上昇。ただし、今回は虫のザワザワ感がまったくなかった。
川面
実は今回、一度だけオオヤマカワゲラにバフッと出たので、慌ててシングルハンドに持ち替えてドライを流したのさ。そうしたらガボッと大きなお口がフライを吸い込んだのだけれど慌てふためき、すっぽ抜けてしまいましたとさ。ガックシ。
ニゴイ
エサ師の竿が弓なりになっていたのでついに本命遡上のサインかと思いきや、さいちゃん(サイナンボウ・ニゴイ)でした。
ヤマメ
ヤマメは掛かれどこのサイズ。でもチビのくせしてウェットをがっぷり飲んでます。

キャンプだホイ

学生の頃は一人で源流釣りをしながら登りつめて稜線へ、そして反対斜面の沢を釣り降りるという二泊三日の釣りを一人で楽しむのが私のイワナ釣りの原点かもしれない。夜行電車がたくさん走っていた時代そんな釣りを楽しんでいたのだが、今でも少しは走っているらしい。

時が過ぎて家族ができると、その登山用品の一部は家族キャンプに生かされた。使い慣れたシェラカップやMSRストーブなどはその役目を終わったが、現在でもモンベルのムーンライトテントやノースフェイスのシュラフなどは元気で働いている。登山用品は釣り具と同じで道具は進化し続けているから、周りの仲間とその道具たちを比べると使っている物の違いで年齢差を感じたりしている。

今では子供達も大きくなり、子育てがひと段落した親父たちが集まりキャンプを楽しむようになってきたのが現在の僕ら。昔使っていた大掛かりなキャンプ道具はなりを潜め、いかにコンパクトに小さく楽しむかという雰囲気になりつつある。テントは登山用のコンパクトなものを選び、椅子も一脚だけ高価で軽いものへ買い揃えている仲間たち。好きな銘柄の酒を持ち寄り、釣り談義をしながら、それをちびりと煽るのである。一人の時は車中泊が多いけれど、仲間がいればこんな夜がとても楽しいのだ。

キャンプだホイ
昔はランタンだけで4-5個は使っていたけれど、今は全員で1個とLEDランタン数個のみ。バーカウンターの明るさぐらいが、酒を飲むにはちょうど良いんです。

前回に引き続き今週も本流で遡上してくる大きなヤマメさんたちを狙い撃つつもりだったが、前夜の大雨と雪代、田代のトリプルパンチでギブアップ状態。なので、初日はこの水系で唯一行ったことがなかった川を覗きに行き、その雰囲気を感じてきましたヨ。水が落ち着いた時が楽しみです。

キャンプ
焚き火の中で燃え上がるヒラマサの頭。そして多すぎる酒の量。これが漢のキャンプです(笑)

男っぽく荒々しい料理に酒を煽る夜はあっという間に過ぎ、翌日は話し合いの結果釣果を求めてダム上で竿を振り回した三人衆。しかし田代がないだけで水が冷たく水量が多いのは変わらないため、待てど暮らせどライズが起きず。仕方がないので叩き上がって釣り上がるが全く手応えがない状況。一人がニンフをゴロゴロしてようやく釣れたということを聞き、久しぶりにインジケーターをつけて、ようやくの釣果。ウインストンエアの初陣はニンフフィッシングと相成りました。

ヤマメ
ニンフで何とか釣れたヤマメちゃん。ツライ釣りでした。

イブニングこそ落ち着き始めた水位の中流域で大物を仕留める予定で仁王立ちするも、今度は風速20m以上の風に私の体は煽られ二度水没する始末。深みに落ちたらお陀仏ですよ、死ぬかと思った。危険を感じた僕らは明るいうちにタックルをしまいこみ、温泉へと逃げ込んだのでした。

今回のキャンプで役目を終えたキャンプ道具がまた数点出てきたので、最新のものをネットでググり中。それに伴いキャンプ用品はコンパクト計画進行中。次回は釣り具と同じでさらなる進化を遂げたいな。『キャップだホイ』の掛け声で、またみんな集まってね。

本流の流れ
川はどこもこんな状況
土鍋メシ
土鍋を持ち込み、漢メシを作るの図。レシピは塩昆布少々、シーチキン一缶、それにメシ。それだけだけれどとても美味い。翌日は残り物の厚切りベーコンに残り物の枝豆、そして醤油を少々。土鍋が良いのか、シェフが良いのか美味かった。
パクチー&レモネード
パクチー嫌いをイジルために買ったこんな飲み物。私はパクチーを生でバクバク食える派ですが、こいつはなんかいただけない微妙な味。
サービストラウト
エラ蓋が短いでしょ?これは持ち帰る人用のサービストラウトと私は読んでいます。なんか寂しい。
ツクシ
突風、土砂降り、寒さの中、ふと河原に視線を移すとツクシが。子供の頃、父親と河原へ取りに行っていたのを思い出した。
グリズリーキングを咥えるレインボートラウト
イブニングポイントへ移り三投目に釣れた綺麗なレインボートラウト。このあと突風に煽られて完全に沈する寸前でした。
ウインストン・マイクロスペイ
今回はイブニングでヒゲナガのドライを楽しむ予定だったのに。今年はイブニングにまだ何も起きない。

 

川からのサイン

毎週通う川辺の桜もようやく五分咲きといった感じで、雪代も出始めいよいよ釣り本番といった程である。そんな春本番へと移りゆく中、鮭稚魚は海へ下り稚鮎の遡上が去年より早く確認できた。稚鮎の群れは黒い帯状のものが河原寄りを少しずつ遡上して行き、やがて石についた水垢の多い場所に落ち着いていく。その遡上中のサインとして岸際の石に食み跡を残すがこれを『上りなめ』または『はたなめ』と言うらしく、そのハミを見て現在の鮎位置を知る、それが鮎師。

昨日の私はというと、朝から冷たい雨予報だったので、ドライフライロッドに触れることなくダブルハンド一色の釣り。時間が追うごとに大振りになる雨に打たれながら鮎の『上りなめ』を確認し、それに伴って遡上する水中を泳ぐ桜はどこにいるのかを探し回る旅が今年も始まった。

サクラ遡上のサインは鮎のような明確な痕跡はなく、大河を見つめては雰囲気を感じて投げまくるというようなもの。時に『馬鹿跳ね』(水面に大きくジャンプする仕草)でもあれば、「アァ、登ってきてたんだね。」とわかるのだが、そんなサインは滅多になく、水量と水温と虫と雑魚や稚鮎、そして季節の進行具合などを頼りに投げ続ける。だが結果はそう簡単にはともわない忍耐と根気の世界。

雪代が出たことで遡上のサインはあるが、今頃どこでどうしているのやら。今年も瞑想し妄想しながら迷走を繰り返してます。

Simms G3 Guide Jacket
シムスG3ガイドジャケットの正しい使い方はずぶ濡れになること。そうすると、その素晴らしさがすぐにわかります。
フライラインのさばき方
私の指かけは小指が7リトリーブ目、そして中指が6、人差し指に5で、全部で18リトリーブ。人差し指からゆっくり解放することで、ラインは絡まらずに飛んで行く。
Winston Boron III TH 13ft 3inch 7weight
久しぶりに引っ張り出したウインストンBoron III TH 13フィート3インチ7番。スカジットラインにも少しは慣れておかないとね。でも私の基本スタイルはスカンジナビアンです。
大雨
朝早くから夕方まで投げまくって、アタリのアの字もない昨日。2時ぐらいにはアカマダラとトライコスピナーみたいのが飛んでました。ちなみに、寄りの写真ばかりで味気ないのですが、引きの写真を載せると、すぐに推測されて人が集まるのでこんな写真ばかりに。お店では私が通っている場所を教えていますが、ピンポイントは教えていません。ポイントは自身で開拓しましょうね。

 

ポイントの開拓

私はここ数年ずっとある川へ通いまくり、新しいポイントを探しさ迷いまくってます。それが思った通りの成果を出すのは3割もないかもしれませんが、昔と違う点はグーグルという強い味方があるので、ある程度の予測ができるために無駄足は減りました。楽しいですね、新しいポイントの開拓。おかげでこの水系の支流で行ったことがない場所はあと2河川のみとなりました。

先週は上流から下流への釣りだったので、今週は下から上の釣りを実行。川の周りは週ごとに緑が増え、田んぼには鍬が入り代掻きまでもう間も無く。この代掻きの時に入る田代(タシロ)で川が濁った後はお魚のスイッチは全開になるというもの。今のことろ雨が降らないので虫が流れていても魚の活性はいまいちな感じです。

菜の花
釣り人の姿はちらほら。その多くはルアーマン。山の色も少しずつ変わって行きます。

そして昨日の朝一番は虫が流れていないので、ダブハンでウェットフィッシングのスタート。すると3投目で早々とヤマメちゃんがロッドを絞ります。マイクロスペイの3番だから小さなヤマメでもロッドは少しだけ曲がってくれるので、バレることなくランディング。

その後お昼頃に目星をつけていたポイントに入りましたが、ライズのサイクルは10分に一度くらいでご機嫌斜め。それもそのはず、ライズするのは先週取った同じポイントのみで、それ以外のポイントはライズが散発すぎて話にならず。ラチが明かないので、新しいポイントを探すことにしたのが2時頃。前もってグーグルで良さげなポイントを探しておきましたが行って見るとなんと禁漁区であり、そしてヤマメちゃんがライズしていたりして。しばらく眺めた後に上流を散策しましたが、異常なしです。

本流は午後風が強かったので、イブニングまで新たなポイントを探して走り回りましたが、お目当の河川はハヤ(ウグイ)漁の産卵床作りでショベルカーが多く泥濁りでした、残念。

イブニングは風も収まり本流の新たな場所で狙って見るも、コイ科三昧のアタリ。それでも何もないよりは楽しいもんです。結果、朝のヤマメちゃんでボウズ回避という感じですが、バクハツまで秒読みと言ったところで、あとは雨か雪代待ちかな。そして帰ってくるなりすぐに来週の妄想が始まります。ってか、週ごとに目まぐるしくフライが変わっているので、フライ巻かなきゃね。

フライフィッシングの上達はお仕事よろしく、PDCA (I)(Plan:計画を立てる/Do:実行/Check:評価/Action<Improve>:改善)でゴザイマス。私の場合は持ち球が少ないので、タイイングに精進いたします。

グリズリーキング
前日に巻いたグリズリーキング#6にヒット。がっちり食い込んじゃってます。
アカマダラのスピーナーなのかな?スピナーになるとその種別が全く私にはわかりません。16-18番ぐらいかな。
マダラカゲロウなのはわかるけれど何になるんでしょう(目ん玉でかいのはオスだそうです)。オオマダラ?フックサイズにして12-14番くらい。同サイズのフライで一度だけ大物が飛びついたけれど、食い損なってそれっきり・・・。
コンパラダン
コンパラもいろいろ投げてみたけれど、小さいサイズには見向きもせず。
ヤマメ
久しぶりのお日様の下での釣り、気持ちよかった。
ハヤ・ウグイ
今年初のグイウー様。釣れ過ぎると厄介者。全く来ないのも寂しいので、年に数回は会いたい。
ヤマベ・オイカワ
そのあとすぐにきたオイカワ様。時は日没後なので、写真は光量足らず。

 

宿題

浅い眠りの中。
あぁ、このまま眠り続けたいけれど、今日の講義(授業)へ行かないと単位が取れない・・、なんて夢とも現実とも言えない狭間を感じて、飛び起きたことありませんか?学生なんて何十年も前の話なのに、たまにあるんです。まぁ、どれだけ遊び呆けていたかの証でもあるのですが・・(笑)。

宿題をやり忘れた夢は見ないけれど、今はいたるところに釣りの宿題を残してきている私。前回爆風の本流へ残してきた宿題は、大量にハッチしている色々な水棲昆虫の中で、ヤマメは一体何を食べているか?と言う検証をすると言うのが今回の実習授業。こんな宿題ならば、誰しも忘れることはないでしょう。

予測したライズの時間は季節も進んでいるから少し早めにするだろうと、現場へ到着したのは9時過ぎ。しかし昨日の雪で水温がぐっと下がり虫が飛ぶ気配さえない。そして濁りも少々。ウェーダーから伝わる冷たさも辛い。仕方なく水温が上がる時間まで上流の濁りがなさそうな所で過ごし、一番温まる午後2時過ぎに戻ってきて再度ライズを確認することにした。

支流
去年の今頃は、この流れから4〜5本のヤマメをキャッチしたんですが、今回は全くの無反応です。

移動してきた支流は昨年の今頃に比べて温かみが全くない風景。それもやっぱり前日の雪が大きく影響し虫っ気が全くないのと、4月を目の前にして日陰には残雪が残ると言う景色。う〜む、外した感じが否めない。申し訳なさそうに雑魚が相手してくれたが、本命は全く現れないのですぐに退散。

オイカワ
今年はどこの川も雑魚が少ないような気がします。今年初のオイカワ(ヤマベ)をでっかいパラシュートでキャッチ

その後予定していた時刻に戻り川面を見つめると、前回よりも少し上流で見つけましたヨ、ヤマメくんのライズ。しばし観察したあと何のフライを結ぶかを悩んでいると、私の目の前を飛び回るコカゲロウ(BWO)。少しオリーブがかったカラーを確認して、同サイズのコンパラダンをチョイスしてみた。

コカゲロウ
BWO(ブルー・ウイング・オリーブ)のコカゲロウ。複合ハッチの場合、やっぱりコカゲが好きなんですね。オオマダラは食べてませんでした。

ライズのサイクルは1分に一度ほど。風はないけれど虫の流下量の多さに対してはライズが少ないのは、やっぱり雪の影響なのでしょう。でもタイミングを見極めて3投目に宿題をやっつけました。今年初の戻りヤマメの銀はとても美しく、そして初夏には34〜5cmに成長することを期待しつつ、そっとリリース。

戻りヤマメ
口の中が黒く、そして背びれが黒い、いわゆるツマグロ。尾びれのくびれが遡上魚を思い出させます。

そこではたと思った。この増水、午後の水温上昇、もしかして下から遡上魚が上がってきているかも?目の前に広がるライズは次回にとって置くことにして(ルアーの人に釣られちゃうかな)、新たな推測に慌ててさらに20km下流へ下ることにした私。いつでも釣りはポジティブなので「釣れちゃうかも?」と、ダブハンに持ち替えて振り倒す私でした。

桜の開花がまだまだ程遠いこの地域、本流を泳ぐサクラの遡上も少し遅いようで、海から○○km上流のこの場所を通過するのはもう少し先のようです。今回はほど良い準備運動ということで・・。

ダブハン爆投のあと前回と同様に唐揚げが食べたくなったので帰路の途中でお土産にと唐揚げを買って帰ると、家で嫁が唐揚げを揚げてました、チャンチャン。

本流の釣り
遡上魚を仕留めるには爆投あるのみ。根気と根性と家族を泣かせる自身がある人(もしくは独り者)は、簡単に釣れるかも?しれません。
ウェットフライ
こんなフライで釣れたら良いね、という思いを込めてダブハンの釣りでは様々なウェットを流してみる。
Winston Micro Spey
今年も始動しました、Winston Micro Spey。今月からウインストンの代理店はC&Fさんになったので、このロッドも手に入るようになりました。もうすぐハーミットに入荷予定。
美味しい唐揚げ
唐揚げ屋さんは「一揚入魂」、釣り人は『一投入魂』魂込めて投げ込みましょう。