2023秋のランカーシーバス狙い第一ラウンドは爆投と共に散る

シーバス釣行は昭和歌謡をつい口ずさみながら釣りをする事が多いのだけれど、今回の釣行では「ど根性ガエル」のエンディングテーマである「ど根性でヤンス」だけしか浮かんでこない。この歌を口ずさんでいる時はたいてい手応えが無くキャストが延々と続く時に、とどうしても歌ってしまうんですなぁ。しかし2番は思い出せないので1番のヘビーローテーションとなるんでヤンス。

秋のランカー便はどんな感じで釣りをするのかというと、沖の何も無いだだっ広い所でひたすらキャストを続けるというもの。船は比較的浅いコノシロが群れるポイントをドテラ流しで、ただただキャストを繰り返すだけ。釣り人の体力を著しく消耗させるので、ど根性を要求される漢の世界。気を抜いたり忘れた頃にガボっと出るけれど、4時間ひたすら投げても何も手応えが無いことはいたって普通。魚を釣りたいだけの人にはとても薦められない博打みたいなもの。そんな時間を過ごしたのが昨日の朝飯前の釣り。

とかく釣船というものは「昨日までは良かったんだよね。」とか、「先週は入れ食いだった。」と釣れ盛った過去のお話ばかり。さらに釣れない日が連続すると「多分、巻き網船が全部持っていってしまった。」と外的要素に疑惑を向けたり。もっともここ数年のランカーシーバス熱はルアーでの釣り方が確立された事で今までに無いくらい大物がキャッチできるようになったので、いくらリリースしていると言っても産卵前のこの時期に毎日釣り虐められている訳だから、シーバスのストレスは相当溜まっていらっしゃるでしょう。だから産卵している個体自体が減っているのでは無いかと考えているのが私の推論です。ここ数年2〜3年魚のシーバスが極端に減ってしますしね。もっとも私もそのランカーシーバスを虐めている釣り人なので何も言えませんが・・。

今年も「昨日までは良かった。」の、昨日の釣り人になりたいと思いながら通い続けるのですが、10年以上生き続けるシーバスはかなりスレている感じが否めません。私の大きなフライもそろそろ変化を迎える時期に入っているかな、なんて考えた昨日のランカー便。手応えがない時は自分が何か変えていかないとね。ということで、以下は昨日のお話。と言ってもここまで読めばオデコだったって事はわかるので、興味のない方はここでブログを閉じましょう。

荒川大橋
朝5時半に出船。目指すはコノシロが溜まっている場所。その年や季節によって場所は異なるけれど、おおよそ砂地で河口部付近の水深3〜8mくらいってところかな。魚が寄り添うストラクチャーがあるわけでではないので、コノシロの群れは流動的。シーバスはその群れに常についている訳でもないが捕食対象の近くには居るはずと信じて投げ続ける訳。
シーバスボート
ランカーが釣れ盛っている話があれば、平日であろうと船は大集結するので一目瞭然。んがしかし、シーバスボートはチラホラしかおらず。どの船も苦戦している様。私はGルーミスのNRX+スイッチロッド11フィート8番でひたすらキャストし続けたので、本日は筋肉痛でゴザイマス。
ビースティチェンジャー
ルアーの流行りはトップからチョイ沈みでやや小さめのサイズにっているのを考えるとビースティチェンジャーにも少し変化が欲しいところ。今回は船長が横でルアーをずっと投げまくっていて3バイトノーキャッチ。私は1バイトノーキャッチ。その確立差から考えても、何ら問題はないのだけれど、フッキング率を上げるには何か工夫が欲しい所。しかし私はあくまでもフック1本に拘ります。
中通しのフライ
帰ってきてすぐに次のフライパターンを考えてみた。このタイプは以前にも作っていたけれど、その時は金属のジョイントを使ったモデル。今回は少しでも軽くしようとチューブで中通しにするのはどうかと考えた。パイクフライを参考にもう少し変化させるかもしれませんが、まずは叩き台。チューブに変更はメガフライのタガメンの変化と同じかな。そう思うと今から3年前のタガメンが炸裂するほど大物がウブだった頃が懐かしい・・。

この冬は遊び場がいっぱい、新しい酒匂川C&R区間の様子を報告

いつもの年ならばシーバス三昧か本栖湖でカメムシを浮かべている頃なんですが、皆さんに寒い時期も釣りへ出掛けてもらえるように、新たなフィールド開拓を続けている管理人です。といっても誰でも釣りやすいC&R(キャッチアドリリース)区間のお話デス。

10月の半ばを過ぎると各地で河川を利用した漁協管轄のC&R区間がオープンするのですが、年を追うごとにそのフィールドが増え続けています。現在のC&R区間をざっとあげると群馬県では神流川吾妻川利根川。栃木県には箒川鬼怒川渡良瀬川。埼玉県には浦山川。東京(実際には山梨県)には小菅川。静岡には黄瀬川芝川。そして神奈川県には早川があるのですが、その近所にある酒匂川が今年からC&R区間を始めました。

ちなみにハーミット的お客様に人気があるスポットを三つ上げると、鬼怒川と箒川、それに早川でしょうか。魚が大きくて場所が広い所がその人気を支えているようです。さて、今回訪れた酒匂川の下流には開成フォレストスプリングスがあり、際上流部には丹沢湖や鮎沢川があるのですが、今回オープンしたC&R区間はJR山北駅付近でシーズン中は鮎釣りで賑わう場所。河原は広く丹沢の綺麗な水が注ぐ中流域。マーヴェリックさんはこの近所なので、先だってのイベント用にお借りしたスコットロッドをお返しするついでに行ってみることになりました。

以下は昨日の様子です。お暇な方はその様子をご覧くださいまし。

酒匂川キャッチ&リリース区間の駐車場
都内から約90キロ。東名高速道路の大井松田ICを降りて山北方面へ。東山北駅を左折して道なりに進むと新大口橋に当たります。その直下がC&Rになりますが、入漁証は橋を渡った先にある「セブンイレブン南足柄大口橋店」で購入しましょう。入漁証を購入したら今通った橋をもう一度渡り、そのたもとにある「大口おとり店」の看板を左折します。一見すると工場の敷地内みたいに思えますが、砂利道を奥に進むと河原脇まで出られ車が止められます。この場所以外にも駐車場がありますが、現在河川工事の為、他の駐車場が使えません。
大口橋下の駐車スペースから橋を望む
大口橋の下にあるC&Rを示す看板。この橋を境に上流部は岩瀬橋まで。下流部は文命床止工(尺里川合流下)までの約1.5キロくらいの区間になります。現在は多くの場所で河川工事をしており、釣りはその範囲でできるのですが、下流部は工事箇所が多く、それを避けて通らなくてはならない箇所があります。
大口橋上
到着は8時ぐらいで、まずは大口橋上の直角に曲がるいかにも良さそうなポイントからスタート。この場所には数名の方がいましたが、時間と共に釣り人が増えていきます。しかし、放流されてまだ魚が馴染んでいないのか、ルースニングでいくら流してもアタリがありません。周りの人に聞いてみると、朝イチにルアーの方が釣れたのみで、反応は薄め。
大口橋下流
日が高くなるまで何度流しても全く反応がなかったので、仕方なくポイント移動。大口橋左岸の護岸上から見える浅瀬の中にレインボーを探すと、鮎の群れに混じって3本のレインボーを発見。サイトで狙おうと降りていくと、浅過ぎて魚はすぐにスプークします。これを繰り返すこと何十回。あぁ、こりゃワシにも手に負えないと思い、この場から撤退。
岩流瀬橋下の流れ
岩流瀬橋から下流には良さげが深みがいくつかあるけれど、午前中は釣り人がギッシリで入れなかったが、午後には人がいなくなったので岩流瀬橋に向かって登りながら探ってみた。お魚は深みに40センチ弱ほどのサイズがいくつか見えるのですが、ルースニングでは全くの無反応。一旦一番上までルースニングで探るもインジケーターは一度も沈まず。なので今度は折り返してはウェットに変更し、下流に向かってダウンクロスで流すことに。
酒匂川のレインボートラウト
午後の陽射しが川底まで照らすお陰で丁度良い具合にレインボーの定位するのが見えたので、その魚の前をフライが良いスピードで流れるように調整するとガツンと来ました。サイズは40センチ弱というところ。
魚がキャッチできたことで一安心し大口橋に戻ると、何も無いだだっ広い砂底の上をレインボーが見えるではありませんか。こうなると雰囲気はボーンフィッシュのサイトフィッシング。しかしレインボーはフライを投げると逃げてしまう。なので先にフライを入れておいて魚がその付近を通過するときにフライを動かして誘うと反応してきます。夕方まで粘ればこのポイントでお魚を取る事はできたと思うのですが、マーヴェリックへ行く用事があるので13時半で終了。
レインボートラウト
酒匂川のC&Rは始まったばかりでまだなんとも言えませんが、他のC&R同様に放流し始めてからのしばらくはフライよりもルアーに分がある状態で、魚が馴染んでルアーの反応が悪くなる頃からフライが釣れ始めます。今回は始まった直後で魚は見えても反応が悪い状態だったのですが、時間と共に改善してくると思います(11/3に追加放流があるとのことなので、それ以降が狙い目です)。いずれにせよ、安く遊べるC&Rが増える事は、釣り人には大歓迎なのであります。

HMT・フライスクール&BBQ親睦会2023(リヴァースポット早戸川)

ブログを振り返るとこのイベントが最後に行われていたのは2018年の事なのですね。長かったなぁ、コロナでの封印期。2019年に開催出来なったのは確か台風の影響だった気がしますが、5年ぶりの開催となりました。

その最中にリヴァースポット早戸川は様変わりし、以前は下流部だったルアー&フライ釣り場は、現在は上流がルアー&フライの釣り場になっています。中央にある管理施設から上になるので、BBQは以前エサ釣りエリアで使われていた有料エリアで行う事になり、今回はその施設利用での初開催になります。

このイベントの内容を大まかに説明しますと、午前中は初めてフライフィッシングを楽しむ方のワンツーマンの指導やキャスティングスクール。その最中にメーカー様からお借りした試投用ロッドで実釣したりキャスティングスクールなどをしたり。

昼食は水道橋にあるベースキャンプさんに出張をお願いし、BBQを振る舞ってもらう豪華なランチ。午後にはワンフライトーナメントが行われます。ワンフライトーナメントとは、フライを1個だけ使用し、1時間で何本釣れるかを競うトーナメントで、ハーミットではオープン当初からこの企画を幾度となく行っています。

今回はいつも以上に多くの方にお越し頂き、てんやわんやの一日でしたが、常連さんのサポートやお手伝い頂いたフルックスさんのおかげで何とか乗り切ることができました。今年も事故もなく無事に過ごせたことにお礼申し上げます。また、多くのメーカーさんのサポートがあってこそのイベント。今回もご協賛頂いたメーカー様に深く感謝しております。

ご協賛メーカー:フルックス様マーヴェリック様キャップス様C&F様E&E様ティムコ様キャニオンワークス様・他

今回の参加された楽しそうな皆さんの様子は以下の通り。今後もこのようなイベントが続けていけるように、ハーミットは頑張ってマイリマス。

リヴァースポット早戸川のBBQ施設
以前は河原でタープを張ってその下でBBQでしたが、今回はBBQ施設を2ブロック借りての大所帯となりました。フルックスののぼりを目印に午前7時ごろからの受付で、早めにきた人はBBQ会場で座談会。
夫婦でフライフィッシング
ご夫婦や家族で参加される方が多いのも今回の特徴で、ほのぼのとした光景が各所で見られました。
ルアーからフライフィッシングへ
全く釣りをしたことがない方がフライを始める場合もあれば、手慣れたルアーフィッシングを今回は封印し、フライフィッシングを教わりに来た方もいらっしゃいます。
管釣りは色々な釣り方やフライを試す事ができる実験の場所でもあります。
フルックス社のご協力
用意されたフルックスブースでは、ティペット争奪「じゃんけんぽん」大会など。じゃんけんに勝つと購入したティペットが2倍になります。負けてもオマケがついていたので、かなりお得な企画でした。
ハーディウルトラライトシリーズ
今回試投用ロッドとして用意されたのは、スコットFSシリーズ・GSシリーズ・Gルーミス IMX-PROv2・ハーディウルトラライトシリーズの、それぞれ5番以下を用意。ズラッと並べている写真を撮り忘れちゃいました・・。
ワンフライトーナメント
ワンフライトーナメントに申請された12番のフライたち。ドライで挑戦する人もいれば、ニンフやソフトハックルウェットで挑戦する人も。初心者の方はフライチェンジOKなので、フライの提出をする必要がありません。
管釣りでBBQ
BBQはベースキャンプ提供で行われました。毎回のことですがアルコール類の持ち込みは禁止。なので、乾杯はノンアルコールビールで行います。お肉は鶏肉・豚肉を特製の下味に漬けられたもので、とても柔らかくボリュームがあります。それに寒い日の豚汁は最高です。今回は人数がとても多かったのですが、これ以上人数を増やすこと料理の提供が難しくなる事を感じました。
早戸川でBBQ
BBQはその周りに「焼肉番長」が一人はいないと誰も焼いてくれないので、座席によって肉の無くなるスピードが異なります。
ワンフライトーナメントがスタート
ワンフライトーナメントは幅広い年齢層で公平に戦うために、小学生以下と初心者は1匹釣ると3ポイントが加算、女性は1.5ポイントというルールで行いましたが、毎回そのルールをどのようにするかを悩んでしまいます。13時にスタートしたワンフライトーナメントはフライ1個で1時間という短時間勝負。優勝ラインは毎回10ポイント前後。
ワンフライトーナメント
キャッチのカウントは近くの競争相手に行ってもらいます。人が多い日曜日なので、どのポイントに入れたかでも、キャッチの数が大きく異なります。
3位入賞
今回のワンフライトーナメントにあたり6位同位入賞者の方で1名報告忘れがあった事を深くお詫びいたします。この1時間で釣果があった方は23名。最大釣果は10本で10ポイント。3位入賞のこの方はドライフライで8本の釣果。全体にドライの方が釣れていた雰囲気です。
ワンフライトーナメント同率一位
実は1位は同率10本だったので、2位と書いてありますが、実際には1位です(ジャンケンで負けたので、賞品が2位のもの)。ドライフライで10本をキャッチしたそうですが、壊れたフライを必死に浮かせて釣り続けたそうです。
ワンフライトーナメント
同率1位でのもうお一方はユーロニンフでの釣果。丁度同率1位同士が同じ場所で競っていたそうです。短い時間でどれだけ多くの魚をキャッチできるかは、糸の結ぶ時間やかけてから寄せる無駄な時間を省くなど、フライはもとよりその所作(ルーチンワーク)に無駄がないかにもあります。皆さんもお仲間が集まったら是非こんなトーナメントを試してみてください。釣りが上手になりますヨ。

冬期C&Rはブームなのか、行った事がない渡良瀬川のC&R釣り場へ行ってみた

ブームが来た!と言うよりは、漁協がようやくようやく気づいたって感じ? 内水面漁協で本当に漁業を生業にしている人なんてごく一部だから、実際のところ私に言わせればほとんどの漁協は「管理釣り場協同組合」みたいなものだって事。その漁協が冬は鮭鱒類が禁漁だから他のお魚を放流して楽しんじゃいましょう的な感じになってきた。もっとも禁漁期になって高い管理釣り場の料金を毎週支払うのは、魚を全てリリースしてしまう私達にとってはチョット高いと言うもの。その点漁協が管理するC&Rは管釣りよりもお得に遊べるし、年券所持者はそのまま楽しめると言う利点があるのです(別料金の場合もあります)。

今回訪れた『渡良瀬漁協管轄渡良瀬川C&Rエリア』は、告知がほとんどなく、かなり控えめな感じで実際現場に行っても看板なんてものはありません。なので地元民の年券所持者が楽しむ釣り場といったエリアです。

車で行く場合は北関東自動車道太田桐生ICを降りてすぐの場所で、丁度その北関東自動車道の橋脚下が一番の人気ポイント。電車であれば東武伊勢崎線の野州山辺駅から歩いて10分ほどでC&R区間の最下流部である、森高千里の曲で有名な『渡良瀬橋』に出られます。八雲神社もすぐそばですから、この曲の聖地巡礼って感じですな。ちなみにC&R区間は下流から渡良瀬橋→緑橋→高速下(橋)→鹿島橋の区間で約6kmの区間。

以下はユルユルな釣行で写真は少なめ、渡良瀬川C&Rとその翌日のお話デス。これから行かれる方の少しは参考になるかなぁ。

渡良瀬川漁協
渡良瀬川は上流部に両毛漁協とその下流にはこの渡良瀬漁協があります。渡良瀬漁協は主に鮎を主体としてる川なので、地元の鮎師が年券を買ってその年の冬の遊びとしてこの冬期C&Rがオマケで付いてくる感じ。僕らは日釣り券で¥1,500をフィッシュパスで支払い釣りを開始。今回駐車したのはちょうど北関東自動車道太田桐生IC付近に掛かる橋の真下。それ以外に右岸側上流には渡良瀬パークゴルフ場の駐車場、下流部には借宿緑地にある駐車場が利用できます。左岸側には駐車場はありません。
シングルハンドでスイング
ダブルハンドのスイングで狙うつもりでしたが、またやらかしましてリール忘れ。よって私だけ予備で持って行ったシングルハンドでのスイング。でも普通のラインだからラインの重さが足りずシングルハンドスペイが辛かった・・。レインボーをスイングで狙う場合、私の定番フライは黒であればなんでもOK。主にゾンカー、ウーリバガーで狙います。濡れた姿はただの毛むくじゃら。
高速下は放流ポイントで混んでいたので、私は歩いて鹿島橋まで行き、そこからステップダウン(流しては少しずつ下流へ行く)するやり方。しばらくするとガツーンと言うアタリと共に2Xがぶっち切られました。お魚大きいのかな?と思い0X(3号)まで太くしてもう一度上流に戻り、またステップダウン。すると同じ場所よりやや下流でコヤツがヒット。ここで放流されているレインボーの名前は「頂鱒(イタダキマス)」と言う駄洒落ネーム。
頂鱒(イタダキマス)
食べたら美味しい魚らしいですが、この場所は12月末まではC&R(キャッチ&リリース)。それ以降は持ち帰りOKになります。魚は最大で70センチ近くまで放流されているとの事。コイツはスコットの20インチマークを余裕で超える55cmアップって所かな。フライはブラックのゾンカー。
キャスティング
一本取ったところで私はマッキーのダブルハンド講習に。キャストする姿を見ながら修正点を告げるのですが、彼には相当うるさく聞こえたかと思います。後に教える立場になってもらう人なのだから、仕方ないか・・。
高速下
まだ放流が一回しかされていないので、一番放流量の多い高速道路下はこんな感じ。ダブルハンドの人は橋の下流側を延々とスイングすることができます。さらに左岸へ渡ってしまえば緑橋を経て渡良瀬橋までポイントが広がります。今回はまだ魚が少ないのでこの周辺のみですが、放流二回目以降になれば釣れるポイントも広がり良く釣れるようになるとの漁協さんの談。僕らはこの人混みでスイングを半ば諦めて消化不良でこの日は終了。
ソルトフライの残骸。
翌日も休みだったので、久しぶりのお車掃除。私の車はUSAの釣りガイドの車のようにフライを刺しまくっているんですが、ソルトフライだけでご覧の通り。これを見て思うことは、シーバスが私を呼んでいます。
使ったフライたち
渓流や湖のフライはご覧の通り。一年で随分とフライを消耗する、というか使っては交換しているのですね。色々と予定があったこの日ですが、ことごとくその用事を済ませることができず時間が空いてしまった。昨日は消化不良だったし、このフライたちを成仏させるために午後から少しだけ管釣りへいきましょうか。
MSCマラブー
で、すぐに行けて少し遊べる場所といえば朝霞ガーデン。3時間券を購入し、最初はドライを投げてました。しかし反応があまりにも渋く魚の魚信が欲しいので、パッチにくっ付いていたタン系のMSCマラブーに変更。すると入れ食い状態に。このフライがあれば今週末のワンフライトーナメントは優勝だな!(って行っても私は運営側なので、参加できませんが・・)
朝霞ガーデンのレインボートラウト
現在の朝霞でのヒットパターンはフローティングラインで若干沈めてやや早引き。ワンキャスト1ヒットですぐにツ抜け。最大は40センチオーバーサイズがきました。3時間券を買ったけれど、1時間ほどで飽きてしまったので、退散しました。
朝霞ガーデンの釣り
渓流シーズンよりも秋の方が忙しい私。今週はこの二日間の釣りでしたが、この週末の日曜日はリヴァースポット早戸川に行き、開けて火曜日はまた別のC&R視察。そしてその数日後には朝シーバスという具合で、三日に1度釣りへ行くペース。おかげで毎日爆睡できる秋の夜長。昨今はそこらじゅうに遊べるC&Rがあるので、皆さんも楽しんでくださいまし!

アカハタをフライフィッシングで狙ってみたら面白かった件(相模湾編)

赤いマフラ〜なびかせて〜♪」と主題歌が流れると白黒画面に現れるサイボーグ009。後のカラー放送ではそのマフラーが黄色になっていて、ツッコミを入れたことはありませんか(昭和世代でないとわからないネタ)? それとは逆に、「赤いスイートピー」の歌が流行った頃にそんなものは存在せず、後にその歌に合わせて赤のスイートピーが作られたという、逆バージョンのようなお話もあります。

今回のお話はその真っ赤っかのお魚の代表格であるアカハタのお話。日本共産党とは全く関係の無いお魚をフライフィッシングで狙ってみようかという新しい試みです。

そもそも何でアカハタを狙うことになったかといえば、近年シーバスのボートフィッシングが人気の為、その繁忙期である10〜12月初旬に船の予約が取りにくくなったので、他の遊びを探してみようと思ったのがそのキッカケ。夏の間は忙しい丸伊丸さんが10月以降は閑散期に入るので平日だと3名出船で¥36,000で遊べてしまう(土日でも6名で¥60,000)ということもあって、それを利用して何か遊べないかなと。普段は大勢で乗る、あの大きい船にも関わらず少人数で7時間も遊べるのです。船長に「何か釣らせて!」とだけ伝えて予約すると、アカハタが引きが強くて面白いとのこと。フム、ではそれをメインに組み立てて出船してみようではないか、となった訳です。

今回初めてフライフィッシングでアカハタを狙ったのですが、いやぁ思いの外ツボにハマり、面白くて美味しい釣り(ハタ科の魚は何を食べても美味しい!)。この釣りはキャスティングが苦手な方でもできる事が分かりましたので、少し紹介していきたいと思います。お暇な方はこんな釣り方もあるのだなと、サラッと見てくださいまし。


アカハタ狙いのフライフィッシングタックル

ロッド:9フィート6〜8番
ライン:シンキングライン・タイプ5〜8
*シンキングラインのタイプとは沈むスピードの事。タイプ5であれば1秒間に5インチ(約13センチ)沈むということ。
*ロッドとラインに関してはカマス用のフライタックルそのまんまで釣りができます
リーダー:9feet 0X〜02X
ティペット:3〜5号(12〜16LB)50cm
フライサイズ:#2〜#2/0(これより小さくすると外道が掛かります)

キャスティングについて:決してラインは全部投げる必要はありませんので、10mも投げれれば十分です。ただし、水深7〜15mを釣るので、シンキングラインを全部出して(約25m)潮に乗せて釣ります。キャスティングできる人はラインが絡まないようにできるだけ遠投しましょう

ラインについて:市販のラインでタイプ5以上であればなんでも大丈夫ですが、潮が早い時を考えて沈むスピードの違うシンキングラインを2本用意した方が良いでしょう(予備の意味も込めて)。ウェットセルなどの短いシンキングラインは長さが若干足りないので、フライラインの端にランニングラインを10mほど足しておきましょう。そうすることで、手繰る部分が増えます。おすすめはエアフロのシックスセンスで、ラインが長いので改造する必要がありません

リーダーについて:リーダーは9フィート以下でも大丈夫。ナイロンリーダーでも構いませんが、アタリが取りやすいのはフロロカーボンリーダーです。

ティペット:伸びの少ないフロロカーボンが良いでしょう

フライ:エビやカニ、小魚をイメージした、少しボリュームがあるフライをタイイングしましょう。カラーはルアーのアタリカラーを参考にすると良いです(エビっぽいカラーがお勧め)。市販の完成品フライはありません(要望があれば、マッキーがタイイングしてくれるかもしれません)

以下は今回の釣行記ですので、どんな感じなのかを見ていきましょう。

長井荒崎港の丸伊丸
まずは丸伊丸さんに「根魚をフライで釣らせて!」と伝えて、予約しましょう。普段この船に僕らは10〜15名ほど乗って釣りをしているので、6名だと広々使えます。釣りをする時はフライなので片舷だけになります。船長の指示に従って(基本は左舷側)片側だけで釣りをしましょう。
潮と風
マダイのビシマでの釣りを知っている方はソレを想像してください。船はどてら流し(船に風を受けて横向きに流れていく)です。フライは他の釣り方と違いオモリが一点集中では無く、フライライン全体がオモリになるので、潮に乗せてフライラインが斜めに入る状態を作り出します。舟底へフライラインが潜り込んでしまうような場合は潮が逆なので、その場合はラインが外へ払い出す側の舷が釣り座になります。潮と風が噛み合わない事もありますが、全くダメな場合を考えてルアーロッドを一本予備として持っていくのも良いでしょう。昨日は数時間だけ噛み合わない時間帯がありましたが、それも釣りなので、楽しまないとね。
エビっぽいフライ(エビフライ?)
フライをキャスト後カウントを大体30〜50秒もすれば底に着きます(潮の早さにもよります)。フライはガード付きのエビっぽいものを使うので、根掛かりは稀です。フライロッドの先に違和感を感じたらそれが底ですので、効きアワセするように軽くリトリーブするとそれが誘いになり「ググッ!」という明確なアタリが出ますのでアワセましょう。コツコツとアタるのは口の小さい外道です。その外道を釣りたい場合はフックサイズを6番ほどに落とすと色々な魚が釣れます。ラインは常に張った状態ですから、少しずつリトリーブすると、そのうち全くラインに違和感を感じなくなります。それ以降は底を切って上に上がってくるだけなので、もう一度キャストし直しましょう。タナを切っての最後のリトリーブ最中にはその他の魚が掛かってきます。
アカハタがヒット
魚が乗ったら根に潜られないように、最初のひとのしはラインを根から引き剥がすようにラインをたぐります。(丸伊丸船長撮影)
アカハタ
アカハタは20〜40センチくらい。25センチ以下はリリースを心がけましょう。このアカハタは開始一投目で釣れました。水深10mほどでカウントは40秒です。口からは10センチほどの伊勢エビが出て来たので、その大食漢が伺えます。
相模湾の浅い場所
水深が浅いところだと太陽が出るとこんな感じでそこが見えています。目を凝らすと何やら大きな魚が泳いでいたりして。海では何が掛かるかわからないので、上がってくるまではわからないドキドキ感があり、その最中の引き具合で何の魚か想像しながら手繰ります。
フライで釣るカサゴ
釣れる根魚はアカハタの他にカサゴなども。釣れる度にどんな料理にして食べようかと考えてしまいます。
エソ
今回釣れた外道はエソの他にフエフキダイや小さなお魚などなど。アタリだけは常にあるので、管釣りで楽しむシンキングラインの釣りよりも楽しいかも?
オオモンハタ
オオモンハタはタナを切って少し上を引くと喰いついて来ます。アカハタよりも少しさっぱりしたお刺身でした。
アカハタ
今回の最大サイズは40センチ弱までで平均30センチ前後。フライはボリュームがあった方が良い感じでフックサイズを大きくすると小物が避けられます。
オオモンハタ
私もオオモンハタがヒット。アカハタとの食べ比べをしましたが、どっちも酒蒸しは美味かったなぁ。
アカハタのフライフィッシング
おメメの周りにアイシャドウが入っており、胸鰭はウチワの様なアカハタは根魚界隈のアイドルといった風貌でとてもカワイイ(食べちゃいましたけれど・・)。結果終わってみれば面白いぐらいにアタリがあり沢山釣れたので、食べたくなったらまた行く事でしょう。やってみたい方が多いようであればお店で丸伊丸をチャーターするかもしれません。また初チャレンジだけに伸びしろしかないこの釣りですから、皆さんで大いに盛り上げていきましょう。

横浜の海でシーバスを釣りながら富士山の初冠雪を楽しむ

シークロのリュウちゃんがこう言うのである。
「まずはA面(タンカーの風の当たる側の面)を攻めてみましょう。」

その言葉に反応し、すぐに思い浮かんだ曲を口ずさみながら私はキャストする。
「A面で恋をして〜♪ウィンクのマシンガンで僕の胸を打ち抜いてよ〜♪」

世代的に近いリュウちゃんはすぐに反応するけれど、一緒に乗った若いお客さんは何の事だか分からない。本日のシーバスも似たようなもので、フローティングミノーに劇的に反応する個体もいればノロノロと付いてくるだけで鈍感な反応のヤツもおり、どの個体がスイッチが入るのかわかりゃしない。それが本日のシーバスくん。

早朝シーバスの好条件は、ベイト(餌となる小魚)・曇天・潮の動き・微風などなど。本日はこの好条件要素のうちのベイトと曇天で、それに時々微風でシーバスのスイッチが入るという具合。沖のタンカー周りで船ベリギリギリにフローティングミノーを通すとガバチョ!と出るのだが、よく見ると船艇の赤い塗料に並行してゴミのようなものが動いており、それがシーバスが捕食しているカタクチイワシ。その動きは底石に張り付くヨシノボリやヌマチチブみたいで、動いては止まっての繰り返しで決して船から離れない。その様子を見ているとフローティングミノーはベタ付けでキャストしなくてはいけないと察しが付く。

ベイトとなる魚の行動が分かれば、僕らはそれを真似てリトリーブすれば釣れると言うもの。気がつけば連発バイトがあり釣れる釣りは楽しいなぁ。気分が良くなるとまた私はまた昭和歌謡をつい口ずさむのである。

「唇 つんと尖らせて〜♪何かたくらむ表情は〜♪」
あれ?これはナイアガラ・トライアングルではなく、大瀧詠一でしたな。世代でないと分からないお話でゴメンナサイ。

そんな感じで余裕が出てきて船長と馬鹿話を続けていると、遠くの山々の隙間から一際高い顔を覗かせる富士山の姿。二日前は赤茶けた夏の顔をしていた富士山が、今日は山頂から少しだけ粉砂糖を掛けたケーキのよう。あぁ、もう秋なんだな。シーバスのシーズンを感じつつ、本栖湖シーズンも開幕したことを実感した本日出勤前の釣りでした。

横浜の海
出船は5時だったけれど、釣りばかり行っている私には日増しに陽が短くなっているのがわかる。本日はいかがかな?
シークロ
最近のシークロといえばリュウちゃん。これからは繁忙期なのでお休みがなくなるので、11月になる頃には人相が変わっているかもよ(笑)
リトリーブ
タンカーの際っきわにフローティングミノーを打ち込み、タンカーと並行して引くのですが、引いているスピードや、その動きも重要なんです。
シーバス
フローティングミノーで拾い釣りをすると、たまにこんな良いサイズが混じります。普段はニコパチを撮ることはないんですが、リュウちゃんがいると撮ってくれます。
東京湾のシーバス
サイズは45〜60センチ前後まで。パターンがはまればシーバスはもんどりうって出てきます。曇天が良かったのか、今日はいっぱいツレマシタ!
エンリコミノー
フローティングミノーでの釣りが飽きちゃったので、途中でエンリコミノーにインターミディエイトのタックルに変更。しかし少し沈めるスタイルに変えたのに、フライが水中へ没する前に下からシーバスが突き上げるので、エンリコミノーが空中に舞い上がってしまいます(笑) 水に馴染み始めてようやくヒットが続きます。
シーバス
最終的にはこんなサイズがドーンと出て大満足。今日はこれにて終了。
フライボックスの中身
一緒に行ったお客様のボックスを少し拝見。フライボックスには皆の夢が詰まっています。
シーバスボート
シーバスは完全にシーズンインしました。すでにボートの予約は一杯でしょうから、考える前に予約表の隙間へボート予約をねじ込んでしまいましょう。ボートの予約が入るほど、リュウちゃんのお休みは奪われますが・・(笑)

富士山のお膝元に流れる湧水の川、芝川のC&Rでレインボートラウトと戯れてみる

10月に入ってしまうと渓流のフライフィッシングしかやらない方々は静まり返ってしまうのですが、私の若かりし頃はそれでもしゃかりきになって釣り場を探して出かけたものでした。

関東近郊で10月を過ぎても釣りができる河川は静岡県と神奈川県の一部にあり、神奈川の酒匂川水系上流の玄倉川や世附川などが14日まで。静岡県だと河津川は31日までで、潤井川や芝川は14日まで楽しめます。この静岡にある潤井川は富士山の大沢崩れから来る流れで、要所から湧き出る湧水により下流部ほど豊かな流れになります。芝川は多くの管釣りのニジマス類を支える富士養鱒場が上流部にあり、その少し下流にある小学校の裏手でライズするトラウトをよく狙っていました。

がしかし、私が若い頃に通った経験からすると10月に入ると特にヤマメやアマゴは産卵期に入るので、大物は婚姻色が出ていて喰いがとても渋く、釣れるのは産卵に参加しない一年生の猛攻ばかり。産卵前に親魚をいじめるのも気が引けるので、一般河川で10月の渓魚釣りは次第に遠のいてしまったのです。

さて10月に入った事だし新たな話題を提供しなくては皆さんに釣りへ行ってもらえないので、今回は富士宮市を流れる富士の湧水を蓄えた芝川のC&Rを訪ねてみることにしました。この秋の選択肢の一つとして覚えておいてください。


芝川観光非出資漁業協同特別区

場所:〒419-0313 静岡県富士宮市西山872−1
(芝川西山簡易郵便局で入漁証購入)
TEL:0544-65-0640
期間:通年
時間:朝8時〜夕方5時まで(腕章を購入、返却できる時間)
釣り方:フライフィッシング・テンカラ・ルアー(オールキャッチ&リリース)
詳細は漁協のHPにて

富士山
東名高速道路の足柄パーキングエリアから富士山を望む。冠雪はまだなので夕方には赤富士になるのかな。新富士料金所を経て西富士道路を北に走るのですが、その道すがらに見える富士山が立派なこと。富士宮市の方々は毎日この眺望が見られると思うと羨ましい。
芝川西山簡易郵便局
入漁証を購入する郵便局の住所を設定するとここに辿り着きます。簡易郵便局なのでなんでもあるよろず屋さんといった感じ。車は真向かいにある芝川スポーツ広場駐車場に停めます。
入漁証
入漁料は¥2,000(年券を持っている方は¥1,500)で腕章の補償金¥1,000を支払います。釣りが終わった後に腕章を返せば、¥1,000は戻ります。私は本日の3人目らしい。
芝川C&R
入漁証を購入した郵便局のすぐ上流に橋があるのですが、その上流100mは禁漁でC&Rはその上から上流約1キロくらいの区間になります。釣りはこの看板がある場所から上流を釣りすることができます。入渓するには左岸側にある林道を歩いてしばらく行くと、階段になった降りられる場所が出てきます。
入渓点
入渓点はこんな感じ。一つ問題があるとすれば、この入渓点以外から途中入渓することが出来ず(最上流部に退渓点があるそうです)川通しに歩くのですが、川原の雑草がボウボウに生えているので、先行者がいると声を掛けて抜くにしても抜きづらい環境です。
芝川のC&R
すでにテンカラの方が上流部にいらっしゃったので、私は一番下流へ降りてゆっくりと攻めることにしました。この辺が大体最下流部の流れ。目印は小さな堰堤らしいのですが、埋まっているので右岸側に僅かにその堰堤の跡らしきものが少し見えるだけでした。
レインボートラウト
とりあえず何を投げたら良いかわからないので、秋の定番であるバッタ(ホッパー)を投げることに。すると早瀬の中からこんなおチビちゃんが随所から現れます。早瀬で泳いでいる締まった個体のせいか、やたらと引いて楽しませてくれます。
芝川C&Rの中流域の流れ
流れの緩いポイントでは大物が悠々と泳ぐ姿が見えているものの、ドライへの反応は全くなく逃げ回っている状態なので上を目指して登っていきます。早瀬ではどの場所でも20〜25センチくらいの個体が釣れるのですが、ホッパーは大き過ぎてフッキングが悪いので、14番のソラックスメイフライパターンに変えて、数釣りを楽しみました。
レインボートラウト
上流を目指してずっと進もうと思いましたが、先行者の足が止まり動かないので、一旦下流へ下がりライズしている個体を探して楽しむ事に。緩い流れでライズする個体は#20のコンパラダンでヒットしますが渋々。一本釣るとポイントを10分は休めないと再びライズが始まりません。とは言うものの、冷たい水に待っていると、また始まるライズのハントは楽しいですなぁ。
グラスホッパー
大物は釣れないし午前中の数釣りで飽きちゃったので、お昼過ぎには本栖湖へカメムシを浮かべに移動しようかと後輩に提案したところ、その途端のゴボッというライズ音が。「もしかして時合いがきたかも?」と言うことで、あと1時間だけ楽しむことに。するとさっきまで底にへばりついていた大物が中層に浮き、忙しく何かを食べている様子。こりゃバッタだね。
レインボートラウト
フライを再び大きめのホッパーに戻し、何度も流しアピールすると突然ドバッと水面を割って食いついてきたのがコヤツ。フィッシュポンドのミッドレングスリバーアーマーネットのネット長が475mmだから、60cm弱って感じでしょうか。4番ロッドなので重々しい引きを楽しめました。
レインボートラウト
この時合いを逃すまいと後輩も続けてヒット。サイズが良いので寄せてくるのも一苦労。それにしても前日に後輩が購入したこのネットは大物を救うのには柄が長いしラバーネットで本体は浮くので、とても使いやすかったデス。
レインボートラウト2
ランディングされたこの子もドーンと立派なサイズ。フライロッドのグリップがとても小さく感じます。
レインボートラウト3
それぞれ大物をキャッチ出来たことで満足し、僕らは早上がりして浅間神社(せんげんじんじゃ)近くで富士宮焼きそばを堪能して帰るのでありました。帰ってみてわかったことは本日が放流日だそうで、皆さんが行く時は僕らほど苦労せずに大物がキャッチできる事でしょう。ホッパーパターンを忘れずに巻いてくださいな。風が吹くとバッタが落ちます。

イエローストーン国立公園北ゲートから入った時に攻める川と宿の場所などの話

先だってのモンタナ釣行は円安の為に日程を短くしたビンボー旅行です。例えば空港で水を一本買うと$3.75(¥560)もしますので、その水さえも貴重です。なので水はスーパーでペットボトル24本(500ml)をセールで$4.00(¥600)しかしない商品を買い込んで、レンタカーのピックアップトラックの中に積みっぱなしにします(水の価格差は尋常じゃないので、スーパーで一気に大量買い)。昼飯の食料はビビさんにクーラーを借りて(いつもは人数が多いのでクーラーを買って頭割りします)、その中に氷と共に仕舞い込みます。昼食は一番安いパンとソーセージやベーコンにレタス。さらにマヨネーズやその他調味料を購入するやり方です。と言っても今回に限らず毎回昼食はそんな方法で安く済ませて夕飯にお金をかけるのです。でも今回はその夕食さえお金が掛けらないのでスーパーで冷凍食品を買い込み、宿にある備え付けの電子レンジでチンしてて食べた日々でした。

そんな塩梅なので滞在中に掛かった費用はガイドフィーがそのほとんどで、それ以外は結果的にいつも以上にコストはかかりませんでした。ガイドを釣行を一日のみとしたことで、あとは行き慣れた河川に行くというパターン。しかしその入漁証も安く済ませる為にあっちこっちに行かず、後半はイエローストーン国立公園で集中的に釣りをする事となりました。

前にもお話ししましたが、公園内に入場するにはその入場料(7日券で$20)と釣り券(3日券で$40で7日券は$55)掛かるので、3日間釣りをすると1日あたり$20(¥3,000)掛かる計算です。フィッシングフィーは年々高くなっていますので、7日券を買って釣行のほとんどを公園内に費やすのも一つの手かもしれません。

国立公園内で釣るメリットがあるとすれば、細かいルールがあるにせよ所定の場所に車を置けば大抵の場所は釣りができるしお魚はいるので、初めての人でもガイドなしでも十分に釣れると私は思います。ちなみに釣り券に関してはビビさんのいるダンベイリーで彼女に頼めば誰でも安心して日本語で購入できるでしょう(パーク内に入る時の入場料は入場ゲートで購入します)。

ちなみにリビングストンに滞在すると宿は安いのですが、国立公園内マモースとリビングストンとの距離は往復約120マイル。さらに釣り場まで往復50マイルほどあり、片道約136kmなので安全運転では約2時間の道のり。運転好きの私には景色を楽しみながらの道のりなのですが、それが毎日なので疲労やその時間がもったいないと感じる方は宿泊代が倍近くになりますが、ガーディナークックシティに泊まるのが良いでしょう。

さて、残りのモンタナ滞在記はそんなイエローストーン国立公園内の釣りをざっと紹介します。お暇な方はどうぞご覧くださいまし。

インディアン・ペールエール
いつもは色々なクラフトビールを買い込んでビールを楽しむのですが、同行のMr.Kはゲコなので呑むのは私だけ。なので酒代も極めて切り詰めて安ビールを宿に持ち込み、12本しか飲みませんでした。あれ、多いかな・・。
ルーズベルトアーチ
北ゲートにあるルーズベルトアーチをくぐり、いざイエローストーン国立公園内へ。少し走ると入場ゲートがあるので、車に乗ったまま入園料を払います。受け取った地図とホチキスで止められたレシートが、以後7日間の入場パス。
今回の相棒はホンダのリッジライン・ダブルキャブ。「釣りで汚すよ!」とレンタカーの人に伝えたらこれを与えられたのです。荷台にはカバーがあり、クーラーやらウェーダーやらをそこに投げ込み放題。まさに釣り向きの車なんですが高いんですよこの車、$4〜$5万します。
スルークリーク
北ゲートから入った場合、主にメインに川はラマー・スルー・ソーダビュート。マモースの街の下にガードナリバーがありますが、谷が深く行かれる方は少ないです(日本ぽい波だった場所が多く、そのポケットを釣っていく釣りで、レインボーやブラウントラウトになります)。私はその中でこのスルークリークが大好き。しかし、このペローんとした流れでライズする魚を相手にするので、ふだん桂川の忍野地区でヤマメだけ狙っている人向きとでも言いましょうか、難しいんです。
スルークリーク
今回のスルークリークはライズする個体が全体の半分もいません。やる気のあるヤツを見つけて、クルージングのサイクルを見測り絶妙なタイミングにフライが落ちた時にバイトします。BWOが飛んでいるものかとそれらのフライをたくさん巻いていったのに、実際にはグリーンドレイクがポツポツハッチしている程度。
ソーダビュート
ソーダビュートの流れは25年前と比べると浅く水量が無く深みが少ないです。なのでポイントからポイントまでがとても遠く、ただひたすら歩くイメージ。
ソーダビュートの流れ
一つのポイントを狙ったあとは、次のポイントはあんなに上かと思うほど遠いのです。それでも結果が出れば良いのですが、時間とタイミングなのでドライフライオンリーだと釣れない時間が続きます。
カットスロートトラウト
いっぱいあるいでナンボ。そう考えると普段不摂生している人は標高も高いし、すぐに息が上がっちゃうでしょう。ちなみにいつも9月頭のレイバーデー(勤労感謝の日)明けを狙って行くのですが、アメリカ国民は連休を取りこぞって訪れるので場所によっては管釣りなみに混んでます。だから、人のいない場所=道路から遠い場所、となります。どうかオオカミに会いませんように、と思いつつ歩きまわります(昔よりも増えたのです)。
ソーダビュート
いくら歩いてもポイントからポイントが遠すぎて、初めて入った場所は2時間ほど釣り上がって見切りをつけ、退却することに決めました。でも空気がカラッとしているので汗はほとんどかきません。
ラマーリバー
写真の場所はラマーリバーとソーダビュートの合流点。奥に見える流れが本流でラマーリバー。あの合流点はつれそうだなぁと思いつつ、一旦下りながら良さげなポイントを探ります。
セージの草原
こんなセージの草っ原をずっと歩いて川へ向かいます。これは釣り終えた時に車へ戻る写真なので、前に見える丘との間に道があります。時にバイソン(バッファロー)がその行手を阻み、迂回することもしばしば。ちなみにバイソンはクローバーが大好き。
カットスロートトラウト
慣れない川で苦労した彼もなんとかカットスロートトラウトをキャッチ。そのパターンがわかるまでとても苦労していた様です。
ホッパーパターン
パターンがわかってしまえばこっちのもの。時合いがくれば入れ喰いです。最初はエルクヘアカディスなどを投げていた彼ですが、バッタに変えた途端にお魚は狂ったように反応します。
グラスホッパー
風もなく無音の世界に一つだけこだまする音、それがこのバッタが羽ばたく音なんです。飛んでいる最中に「チキチキッ」という音を連続して奏でます。時に飛びすぎて川面に落ちるヤツがおり、さらに泳いで岸へ行こうとするので、その波紋が立つのです。魚にアピールしてしまうので、落ちると喰われちゃうんですね。
カットスロートトラウト
パターンが分かってしまえばこっちのもの。魚の食性に訴えてイワナっぽい性格を持つカットスロートのポイントに向かってキャストすれば、ハイご覧の通り。これが彼の最大魚です。
カットスロートトラウト
こんな感じで毎日イエローストーンパーク内を方々歩いてはリビングストンへ帰るという毎日を最後の日まで過ごしました。今シーズンはそろそろ雪が降るのでお終いですが、来年以降にこんな釣りを計画してみてはいかがでしょう? ハーミットはできる限りアドバイスいたします。またその逆に世界の素晴らしい釣り場を知っている皆様には、是非ともそのお話を聞きせて頂けると嬉しいです。

カメムシは緑色と決めつけてはいけない、丸沼のドライフライフィッシング

気がつけば今月は今週でもうおしまい。ようやく涼しくなるのかと思ったら、今週はまた暑いそうな。それはそれでビールが美味しく飲めるかな、なんてポジティブに考えるようにしています。

先週は野反湖で命の洗濯をしてきたのですが、私は釣果がありません。今週は野暮用が多すぎて釣りプランを立てることが出来ず、結局「野反湖」の道具を積んでいたのでそのまま使うことになるけれど、何ができるかな? 考えた結果、今週もカメムシフライに頼って見るしかなかったので、その場所を変えて丸沼へと車を走らせた火曜日。

入漁証とボートの支払い時に環湖荘のスタッフに最近の状況をお聞きすると、すでに朝の気温は5℃だそうな。季節は進んでないように見えて山々の天気は例年通りのようで、木々の緑が少し黄色く色づき始めました。

気温が上がるまでは何にも無いだろうと、それまでは急深の岸際を回遊するレインボーを探してのサイトフィッシング、一撃必殺パターン。お魚はいるのですが例年よりも一回り小さく25〜30センチ前後でフッキングしない個体が多い。仕方なくフライサイズを下げて何本かのレインボーをゲット。

気温が上がるとブヨっぽい小さな黒い虫と、茶色い虫が水面に落ちているが、朝早く出てきた為に近い場所の焦点が合わず目がショボショボでなんだかよく分からない。ライズは時折起こるものの、肝心のカメムシは落ちてないんだなぁと思い、茶色いおパターンを投げていたら、ものすごく反応が良かった。今日はカメムシの日じゃ無いんだなと思ってましたヨ。

サイズはどんなに頑張っても40センチに届かなくかどうかの個体が最大。魚のコンディションも胸鰭がない個体が多く、いくら釣ってもそんな調子だったのでモチベーションが下がり始め、ツ抜けしたところで早上がりすることにした。帰り際に浮いている茶色い虫を見つけたので、それを拾い次回の釣りに繋げようとネットで拾い上げて写真を撮り始めた。あれ?なんか見慣れた形。よく見ればいつもよりもかなり小さい茶色いカメムシじゃあ〜りませんか!

思い込みと老眼はフライフィッシングの天敵だと思った今回の丸沼でした・・。

次回の為に茶色いカメムシを巻きます。

丸沼ダムサイト
初めて丸沼のダムに立ってみた。といっても鉄格子の隙間からカメラを入れて見た写真。さっきまで写真に見える場所で釣っていたんだよね(帰り際に撮りました)。
大尻沼と丸沼
写真の案内板の様に丸沼と大尻沼はダムがあるだけで繋がっています。その落差は20〜30mくらいかな?大尻沼の解禁は隔年なので来年解禁します。
丸沼の釣り
丸沼の解禁日は毎年異なりますが、だいたいゴールデンウィークの頃で11月末日まで釣りができます。入漁料は大人¥2,500で、ドライフライフィッシングを楽しむ場合はボート利用が断然有利。ボート代は¥2,900掛かります。丸沼はそこそこ大きいので、エレキを持っている方は持って行ったほうが良いでしょう。入漁証は朝6時半ごろから買えますが、あまり早く行っても朝は寒くて何もありません。
オールとライジャケ
環湖荘で料金を払ったら、ボート置き場から少し離れた場所にこんかバンがあります。ここからオールを持って行きボートに備えます。ライジャケがない方は同時にここで借ります。使い終わったらきちんと戻しましょう。
丸沼の釣り
こんな青い空の写真を出すとさぞ天気が良かったのだろうと思われてしまいますが、コレは帰り間際の写真。朝からずっと曇りでお昼は雨が降っていました。そんな天気だったのでむしろドライへの反応は良かったのだと思います。水中写真を撮った直後なので水滴が写ちゃってます。
カワムツ
フライを小さくし過ぎると、恒例のカワムツくん。岸ギリギリを狙うとコヤツが釣れちゃいます。沖で起こる散発ライズはレインボートラウトです。
レインボートラウト
考えてみれば前回もモホークが良かった話を書いたかも? フライパターンはフォームビートルの他にモホークを巻きましょう。時間を見つけてタイイングティップスに記載しますので、しばしお待ちを。
ボートフィッシング
一緒に行った後輩は沖で連発しているんです。「何使っているの?」と問うと、「カメムシパターンですよ、茶色だけれど・・。」と言う。確かになんか茶色いもの落ちてたしね。
茶色いカメムシ
初老の私は小さいものに目を凝らすのが苦手なんです。なので、虫を掬ってマクロレンズで引き延ばして後で見ればいいやと網に入れると、よく見ればカメムシじゃありませんか!それも、いつもよりもグッと小さく、フックサイズでいえば12番ぐらいかな?念の為ひっくり返してみるとお腹は鮮やかなオレンジではなく、ブラウンオレンジ、あるいはブラウンオリーブといった感じ。
レインボートラウト
お魚はいっぱい釣れたけれど、胸鰭が無い個体が多いのが残念。サイトで岸際の魚を探しても、泳いでいるのは最大で40センチくらいしかない。大尻沼の大きさと比べたら、かなり寂しい・・。
レインボートラウト
帰り際に掬ったカメムシを船の上に乗せて写真を撮っていたら、別のカメムシがまた舞い込んでくる。でもみんな同じ茶色。浮いている姿勢をよくみるとひっくり返ってもがいているもの。また、温泉にでも浸かっているかのようにじっと動かず羽を少し広げて大きく見せているものなど、その浮いている姿勢は多様だった。いずれにせよサイズを気にしなければ、今が丸沼の旬です。真面目に釣ったら相当数のレインボーが釣れる事間違いなし!と言いたいですが、あとはお魚とお天道様のご機嫌次第です。今週末は丸沼へGo!

 

Main Boulder River / ボルダーリバー

前回のブログで書いたモンタナ釣行のお話は実は二日目の話で、到着翌日はこれから始まる釣りに必要なランチ食材の買い出しやら釣り券の購入やらで色々と準備をしなきゃならんのです。だから釣りは午後から適当に知っている川へ入ろうかなぁ、なんて考えてました。リビングストンの町中でイエローストンリバーを攻めても良いんですが、水量が多いのでどちらかというとボートトリップ向きで、入渓したとしても前後にあまり動けないので私は主にその支流を楽しみます。近くの支流といえば州道89号線を少し走ればミル・クリークがあり、大きさを気にしなければカットボー(カットスロートとレンボーの混血)やレインボー、それにマウンテンホワイトフィッシュ(日本で言えば大きなウグイ)が釣れます。もう一つはリビングストンから東に数マイルにあるミッションフィールド空港を北に曲がればシールズリバーがあり、この川でも立派なカットスロートトラウトとブラウンが釣れます。

この町に住んでいる間にその景色を見て感動して泣いた事が一度だけあるのですが、その川の名前がボルダーリバーです。「牧場より上に行けば良い魚が釣れるぞ。」と言われ一人で行ったのですが、山々をバックに牧歌的な風景を見て涙がポロポロと溢れ出たのを今でも覚えています。

話は飛びますが、現在ダンベイリーには日本人が勤めています。ハーミットのHPをくまなく見ている方はご存知だと思いますが、モンタナ通信のビビアンさん(ペンネームなのでちゃんと日本人ですヨ)。旦那さんもリックさんもダンベイリーで働いている、フライジャンキーなご夫婦。なのでもし一念発起でここへ訪れても、彼女が日本語でサポートしてくれるので、何があっても大丈夫。お店でお土産をいっぱい買ってもらえれば、安心して釣りができる釣り場も教えてくれますので、皆さんのお越しを待っています。

僕らの旅は今回円安だったので、日程の間は超ビンボー旅行でガイドは一日だけ。あとはいつもの通り自分の知っている好きな釣り場を巡るか、今年の良い場所を聞いていくかのどちらか。すると、私の来米に合わせて休みを合わせて頂いたリックさん夫妻に釣りへ誘っていただいたので、到着翌日はこのボルダーリバーへ行くこととなりました。ちなみに私は今までウェスト・ボルダーばかり釣りをしていたので、メインボルダーで釣りをするのは初めてのこと。ユルユルな旅でしたので写真の撮り忘れが多いですが、温かく見守る気持ちで以下をご覧ください。

メインボルダー
通常僕らが行く場合は国道90号線を通ってビックティンバーを経て南に降りメインボルダーロードを南下するのですが、今回は景色を楽しんでほしいとリビングストンからの裏道であるスィングリーロードを通っていただきました。そして最初の休憩地点がこのナチュラルブリッジ&フォールで、表紙の写真の下流に滝があります(写真を撮らんかった)。
ボルダーリバー
今回の釣り場はかなり上流部なので、水温が上がるまではライズがないかも?との事で、到着したのはお昼少し前。確かに川に入ればメチャクチャ冷たかったデス。
ボルダーリバー2
初めて海外で釣りをするMr..Kをリックさんに任せて英語漬けにしてみた。その姿はまるで親子の様。私は少し離れて緩い場所でライズを探します。ちなみにフライは何が良いのかを聞くと、パープルヘイズ・パラシュートと、アダムス・ダブルパラシュートを渡されました。ビビさんはというと、遠く離れて上流部へ雲隠れ。
レインボートラウト
しばらく眺めていると渋いライズが少しずつ始まるけれど、意外に強敵なので珍しくティペットをグッと長くして、ドラッグが掛からぬようにユルユルに流すとようやくヒット。サイズは25〜30センチサイズ。
ボルダーリバーの釣り
あ、いたいた。ビビさんはあんなに上へ行っちゃった。後で聞くと上のエリアはライズのらの字も無く、なーんもナッシングだとのこと。ライズが渋いので一旦車に戻りランチタイム。リビングストンにあるパン屋さんで購入したターキーサンドイッチ、とても美味しかった。その後はポイントを少し下流へずらして再度入渓することに。
ボルダーリバーの道
こんな田舎道をみんなでテロテロ歩きながら雑談。釣り人が憧れる、いつも仲良く釣りに出かける理想の夫婦像ですな。
パープルヘイズ
水温が上がらず渋いながらもライズを見つけては貰ったパープルヘイズをキャストしての拾い釣り。人気のポイントなのか釣れにくい場所で、いやらしいライズをしているのです。
ボルダーでフライフィッシング
Mr.Kの初日はこの渋いライズには勝てず、コテンパンにやられましたが良い経験です。リックさんは自分の釣りを割いてガイドして頂き本当に感謝です。
レインボートラウト
午後はライズがバンバン始まるのかと思いきや、15時を境にな〜んも無くなってしまったので早めの退散と相成りました。久しぶりに訪れたボルダーリバーだけれど、この景色は是非とも皆さんにも味わってもらいたいなぁと思う、日本人がハマる北海道みたいなシチュエーションだと思います。