相模湾の上で夏の終わりを感じる

季節はあっという間に9月へ突入。昨年以上に夏を感じる暇もなく季節が過ぎ去っていくのは、引き続きコロナ禍で思い通りの釣りができず悶々としているからなのかな。なんか気分がスッキリしません。

相模湾のフライフィッシングは毎年3〜4回の出船を予定してますが、昨日は今年初めての釣り。実は7月の予約は台風に阻まれて8月前半の予約は台風の吹き返しで出船できず、ようやく昨日の出船とあいなりました。

毎度お世話になる長井荒崎港の丸伊丸さんに到着すれば、いつもの習慣で一番最初にやる事は防虫スプレーを身体中に塗ったくりの儀式。朝方の藪蚊は半端ないのでタックル準備中の藪蚊対策必須なのですが、季節がここまで進むと雑木林から聞こえる虫の音色はコオロギに変わり、夜蝉の合唱もなく防虫スプレーは無意味でした。夜が開ければ蝉たちもけたたましく泣きわめくのだけれど、僕らは港を離れてしまうので秋の虫たちに送られて港を出港しました。

そして洋上に出ればこの時期には珍しい(と私は思う)強めの北東風。空気は乾き海上が明るくなってもさわかやな海風。心なしか日差しも柔らかく五感で夏の終わりを洋上で感じ取りました。そんな雰囲気だったので、私の釣欲がギラギラしていたのはシイラを一本キャッチするまで。その後は海風での居眠りが心地よく釣り半分にうたた寝半分。

季節はもう秋です。渓流好きの方々は今年のつり納めへそろそろ出かけてくださいな。そしてソルトウォーターを楽しんでいる方はシーバスと青物シーズン開幕です。タックルの準備はいかがですか?私のこれからはシーバス時々湖のフライフィッシングで12月まで突っ走ります。

夜明けを待って出港
なんかこれからイカ釣りでも行く雰囲気の写真でしょ。実は今回イワシが手に入らなかったので、早めに出船して朝一番にパヤオを餌無しで叩く事に。35年前は平塚や三崎の船で撒き餌がない釣りで当然のようにやっていたので私は問題はないのですが、初めてやる方々は果たして釣れるかどうかちょっと心配でした。相模湾のパヤオ

人数が少なかったら直接パヤオへ遠投するところですが、大所帯場合は満遍なく釣るために、誰かにルアーで一本掛けてもらい船ベリまでよせてもらいます。それに着いてきた他のシイラを散水で少しだけ足を止めて、その最中に散水下のシイラを狙うという手法。

フライフィッシングで狙う相模湾のカンパチ
私のファーストフィッシュは小さなカンパチくん。パヤオギリギリに遠投して引っ張り始めたら、すぐに喰ってきました。
相模湾のシイラ
今回のシイラくんは程よいご機嫌で、その戦法でショートキャストでもロングキャストでもそこそこヒットしてくれます。ただ食べているベイトが小さいのか、大きいフライへの反応は渋く、誰しもクラウザーミノーの1/0番よりも小さいフックでのヒットです。
丸伊丸の舞台裏?
丸伊丸さんのHPへの更新は若船長がこうして写真を撮りアップしています。覆面下の人も実は船長だったりして(笑)
丸伊丸
帰路に着く際は私はミヨシでゴロン。ちょうど良い波に揺られながら、次回の大物を夢見てうたた寝をします。

 

G Loomis IMX-PRO Creek/7’9″・#2のロッドインプレッション

先月だかに新製品としてリリースされたIMXプロのクリークシリーズ。そのシリーズの2番モデルをお借りしましたので、そのインプレッションを書いていきたいと思います。

プロシリーズに新たなラインナップが出来たと思う方もいるかもしれませんが、7フィート9インチのシリーズは以前にもあったのです。私の撮り溜めた写真をひっくり返すとありました、以前のロッドの写真が。以下にその写真を載せますが、2009年頃まであったGLXウィスパークリークシリーズの流れを組んで出来上がったのが、このクリークシリーズだと推測されます。要するに現代のブランクを使った復刻と私は考えます。

Gルーミスのブランクと言えば、4ピースだとトップセクションだけが曲がり、セカンドセクション以降は曲げられるものなら曲げてみなさい、と言わんばかりに張りの強いブランクがイメージされます。しかしこのシリーズはトップセクションをとても柔らかく仕上げていますが、ロッドを曲げ込むとサードセクションの真ん中ぐらいからまた曲がり始めるという、ちょっとクラシカルなアクションを感じさせてくれるモデル。なので、パッと振った感じではロッド全体でラインの重さが感じられるので、日本人に好まれるアクションではないでしょうか。

ただロッドは全体によく曲がってくれるのですが現在の素材をIMX-PROのブランクを使用しているので、ロッドの復元力は早く、ロッドの曲がりに対してラインスピードは上がりかなりシャープなイメージを受けます(個人的な感想)。今回はエアフロのアクティカルテーパー WF2Fを乗せてみました。


0〜5mキャスト:ロッドの短さも相まってその軽さが際立ちます。グリップは通常モデルと違いハーフウェルグリップなので、一回り小さく握りやすい。今回持っていたエア2の863/4に比べると同じキャストレンジでもロッドがセカンドセクション近くまで曲がり込む感じ。しかしシャープな振り抜きで良い意味で野暮ったさはなく、むしろスピード感のあるラインがコンパクトに放出されるイメージ。コントロール感も抜群に感じるのは、このレンジに合わせたロッドと言えるでしょう。

5〜10mキャスト:さらにキャスティングレンジをあげるとロッドはグッと曲がり込み、サードセクションの下あたりがもう一度曲がり込むようなベンドカーブ。つまりティップがしなってセカンドセクションはスローに曲がり、サードセクションでもう一度曲がり込むようなスタイル。復元力が良いブランクから放出されるラインスピードは早く、展開の早い釣り上がりにも向いたロッドの感じを受ける。

10〜25mキャスト:このロッドの曲がり方の特徴から遠投には向いていないロッドなのを無理やりキャスティングアークを広げて振ってみましたが、ラインの重さが十分にあるところに負荷をかけ過ぎるとロッドが大きくお辞儀をするために、結果的に距離は失速する感じがありグリップも曲がります。もっともロッドの反発力を生かして遠投しようとしている私の投げ方の問題もあるかもしれない。逆に言えば、こういうロッドで遠投ごっこをすると私は燃えてしまうのです(笑)

Weak:人によっては「柔らかいロッド」と表現するかもしれませんが、ロッドを曲げて振るとそのスピードは速くシャープなイメージになるかもしれない。全体が曲がるロッドで復元力が早いモデルを言葉の上でどう表現するかは私的に難しく、「ロッドは曲がるけれどゆったりとは振れない感じ。」とでも言いましょうか。以前使っていたウィスパークリークもこんな感じでした。今回使ったのは2番ラインですが、人によっては3番を使ったほうが快適に感じるかもしれません。

毎回新しいロッドが出る度にこうして振り比べることができるのは釣り具屋の特権ですが、そのロッドのポジティブとネガティブ要素を引き出して、どう言うシチュエーションで使って欲しいかを考えるのが、私にとっちゃ一苦労。今回このロッドを私的表現するのであれば、以前私が使っていたウィスパークリーク同様にマルチな渓流ロッドで、このアクションが気に入ればツボにハマる掛け心地の良いロッド、と表現しておきます。中間価格帯(といっても高額)だけにこの辺のモデルが幅広くラインナップが増えてくれるとお店的にはありがたいのですが、増えるかな? ラインナップ。

G Loomis ウィスパークリーク
以前私が使っていたウィスパークリークシリーズ。ブランクカラーは私が「象のウンコ色」と表現したメタリックオリーブグリーンには賛否がありましたが、シートデザインがカッコ良かった。お店で販売した数も少なく短命だった記憶が。結構高額だったしね。
IMX-PRO クリークシリーズのグリップ
そのウィスパークリークを継承したであろうIMX -PROクリーク。シートデザインはちょっと安っぽいけれど、グリップの感じはくびれが大きく握りやすい。
IMXプロクリークのストリッピングガイド
ストリッピングガイドは通常のSICリングのモデルで大きな特徴はなし。
Gルーミスのワンフットガイド
Gルーミスと言えばこのワンフットガイドがイメージされる。最近のハイエンドモデルはスネークガイドが多い。個人的にこのワンフットガイドはあまり好きになれず、ラインの抵抗を感じるのと高温の日はライン絡みが気になってしまう。今回のモデルは渓流用だからその心配はほとんどなし。
IMXプロクリークのトップガイド
トップガイドは特に特徴はなく汎用品なので、線形も太め。まぁ、こういった細かい点はハイエンドモデルとの差別化なので、致し方ないのかな。
7フィート9インチ・2番モデル。
このロッドで遠投を試みましたが、タクティカルテーパーをフルキャストすることはできませんでした。必要以上にロッドを曲げるとロッドがお辞儀しすぎてラインの放出角がどうしても下に向き過ぎちゃうんですね。力まないでスッとアークを広げられた時のみ、残り数ヤードを残して飛んでいきます。
IMXプロクリークのロッドの曲がり
25センチほどのレインボーを掛けた時の曲がり。この日は気温の上昇と共にドライへの反応が悪くなったので、結果的に22番のミッジドライを使って入れ食いモード。ティペットは8Xですが2番ロッドなので魚をいなしやすくバレも少なく楽しめました。でも管釣りだけに使うにはちょっともったいないかな。

winston Air2 863/4のロッドインプレッション

季節はもうお盆を過ぎて渓流釣りも終盤。ですが長雨とコロナ禍で私は思うように動けず、ブログのネタになるような事も無く日々が過ぎています。タイイングのネタはライブ配信に取っておくとして、なんか無いかなと考えてメーカーさんにサンプルロッドを借りました。まずはその中のエア2 8フィート6インチ・3番・4ピース からインプレッション。お店には同じロッドの在庫があるけれど、実際にラインを通してみないとわからないしね。

ウィンストンは1929年にロバート・ウィンザーさんとルー・ストナーさんが始めた会社。二人の名前を合体させて作った会社名なので、ウィンストンさんという方はいらっしゃいませんのでお間違いなく。会社はすでに90年以上続くフライロッドメーカーですが、そのウィンストン社で現在のハイエンドのフラッグシップモデルがこのエア2シリーズとなります。

昨年まであったエアシリーズがエア2となって何が変わったの?とお客様に聞かれますが、私も??なのです。素材で言えば次世代グラファイトS-2000を採用と書いてあるけれど、そもそもウィンストンロッドは外見がずっと変わらないので、ぱっと見じゃ何が変わったかわからないのです(細かい点で言えば、ティッピングスレッドを変えているモデルがあります)。なので、実際に振ってみない事には、何もわからんのです。

今回は大雨でどこの河川も釣りにはならないので、いつものように朝霞ガーデンで3時間ロッドを変えながらその特徴を見てきました。


Fine:エアシリーズの3番はピュアに比べるとしっかりした張りのあるアクションですが、ロッドティップ(1番セクション)が柔らかいために、ティップだけで振ると結構曲がる感じがあります。ファストアクションではあるけれど、決して跳ねっ返りが強くピンピンしている感じはありませんし、ロッドはブレが無く復元力に優れています。何よりも8フィート6インチという長さなのに重さを感じさせないロッドバランスはさすがエアシリーズ。そしてボロンバットがしっかりと支えてくれます。

0〜5mキャスト:エアシリーズの中で特に3番のこのロッドはティップが柔らかく、少しの長さで得られるラインウェイトにも対応したキャストが可能。特にリーダーキャストでのティップの曲がりでリーダーを返すことができます。コントロールも抜群。

5〜10mキャスト:フライラインのループを綺麗に整えやすいのはこのレンジ。そして誰もが快適に投げれるコントロールの良さを感じます。ロッドティップからセカンドセクションを少し入ったあたりまで曲がり込んで、タイトループが作りやすいのが特徴。それにしても軽いですねぇ。

10〜25mキャスト:ちなみにラインはエアフロのユニバーサルテーパーですが、気張ってフルキャストをしてみましてが、ラインがビシッと伸びることはなく残り2ヤードぐらいがダラとするくらいまでが私のキャスト限界。最もずっと投げ込めば何度かに一度位は綺麗なフルキャストはできるのでしょうけれど、このロッドには必要ないですしね。でも20m以上は確実にキャストできるので、無風の長良川で15m以上のキャストをした場合、この繊細なティップでやりとりするシラメちゃんは面白いだろうなぁ、と想像してしまいます。

Weak:好みの問題ですが、個人的にはもっとバットから曲がるしなやかなロッドの方が好み。私の場合は玄人の部類に入る訳ですから、振りにくい竿を振ってみたくなる性分ですし、掛け心地を楽しむのが好きなのです。なのでロッドの張りがあるだけ小さい魚をかけた時にはロッドは曲がらないので、その点の楽しみは薄いでしょう。しかしながらコントロール性能と中距離のキャスタビリティは秀悦ですので、ロッドの長さを生かしたメンディングを得意とするシチュエーションに向いたロッドだと思います。

もしも私がこのロッドを使うとしたら、魚との距離が10〜15mの地点にライズが多く、ダウンクロスで送り込みのミッジングのシチュエーションでしょう。ラインを置いた後のメンディングやトリックキャストは繊細なロッドティップが機敏に反応してくれます。あとは買う勇気だけかな。残りの人生にお金を余らせても仕方ないので、気になった方は思い切って買っちゃいましょう。買ってしまえば残りの釣り人生はきっと楽しくなる筈です。

Winston Air2 863/4
エア2のロゴはこんな感じ。今まで通りで手描き文字に、ティップングカラーも同じくレッド。見た目だと2が加わっただけ。
エア2 863/4のグリップ周り
グリップとシートフィラーも変更なし。なのでアエシリーズとの違いを遠目でその変化を見極めることはできない。
ウィンストンのバットエンド
バットエンドのロゴも健在。個人的には使い込んでニッケルがくすみ始めて置き傷がついているほうが、やりこんでいる感が出てカッコ良く感じる。
ウィンストンとオービスリール
とりあえずユニバーサルWF3Fを巻いてあるオービスのCFO IIIで距離を変えて投げ分けてみる。近距離はティップが曲がり、中距離はセカンドセクションまで曲がり込む。遠投になるとボロンが入ったバット部分は腰が強いので曲がらず、結果的に3番のセクションもあまり曲がらない。距離を出すほどバットの強さを感じるのが特徴。
ウィンストンのロッドバランス
最近はスピードスターを使うことが多かったけれど、こうしてクラシカルなリールをセットして使うのも雰囲気があり良いですね。

台風で釣りが中止になった時の選択肢を考える

例年だったら私は今頃真っ黒けで、首筋の皮がベロっと剥けて痒いなぁ、なんて言っている頃。今年はと言うと昨年同様にコロナ禍に見舞われ釣行回数は激減して日焼けなんてものは縁遠い。先月末に台風さえ来なかったら、先月のお休みで夏の陽射しを浴びて相模湾のど真ん中でシイラのフライフィッシングを楽しんでいた筈なのですが、憎き台風はやる気満々の私のモチベーションを一気に下げてくれるのです。

一昔前のハーミットはこの相模湾のシイラ行事の他に、毎年沖縄遠征へ出掛けてたのです。しかしある年の遠征で台風が接近し、船が出られず美海水族館観光に。ならば春に行けば台風は来ないだろうとゴールデンウィーク明けに出かけたら、台風2号だかに遭遇。気張ってその秋にも出かけたら、三度台風に遭遇してしまい漁港内の小物釣りにも飽きてしまったので、しばらく沖縄遠征をやめてしまったのでした。

日本は台風大国であるから、こんな文句を言いながらも上手いこと付き合わないとダメですな。なので、台風で釣行がダメになった時のセカンドチョイスは、相模湾の場合どんな事をやってきたかを書いてみましょうか。

シイラが中止になったので、近所の堤防でボラのフライフィッシング:私たちが行く相模湾新崎漁港の近所に別の小さな漁港があり、移動が殆どなく遊んでいたフライフィッシング。ただし、事前にこの釣りをする事を想定して用意していく必要がある。現場での判断でこの釣りに切り替えるのは難しい。

シイラが中止になったので、ハゼ釣り&シーバス:ハーミットが世捨て丸を所有していた時のこと、どうしても気分は海モードだったので、そのまま自分の船である世捨て丸へ直行。近所で餌と仕掛けを買って、河口付近ではぜ釣りを楽しみ、夕方には凪いだのでそのままナイターシーバスへ行ったというハードな釣行。

シイラが中止になったので、カンツリーへGO!:釣りする気分は満々だったので、そのまま管釣りへGO。でも海のシーズンであるこの時期は渓流タイプの管釣りへ逃げてもわりかし暑いんですよね。それも8番以上のロッドでレインボートラウトを釣ったりして(笑)

まぁこんな感じでいつも私はポジティブに。そして何がなんでも釣りをしている感じが、私には他の趣味が無い証でもあるのです。さてさて、今週末もまたしても台風。週明けの相模湾はどうなのさ?

ティボーと青空
ティボーと青空を見るとソルトウォーターのシーズンを感じますなぁ。船上にゴロンと寝転がり、こんな風景をボーッと眺めるのが好きな私。ですが今年はホント、自分の思うような釣りができていなので、この写真は昨年のもの。

散水とフライフィッシング
長井漁港の遊漁船は大体この散水機能が付いていて、群れを見つけると鰯を撒いて散水する。するとこの散水の輪の中にドッと魚が集まってくる。

散水とシイラ(マヒマヒ)
散水されている飛沫があるあたりにフライを流すと、シイラやカツヲは容易に掛かってくれる。掛けた人は後ろに下がり、新たな人がまた前に入って別の魚を狙うので、船に7-8名乗ってもお魚は大体全員に掛かかってくれる。しかしまぁ、この景色をまだ今年は味わってないんですね。

南越谷のつりぼり屋
前回、船が出船中止の連絡を受けて私が取った行動は、雨風と強風がしのげる場所。そう、子供の頃に慣れ親しんだ室内釣り堀です。今は都内では見かけることが無くなったので、少しだけ足を伸ばして遊んできました。

室内釣り堀の雰囲気
懐かしいこの雰囲気。魚をたくさん釣ってそれを点数にして、水槽やこの短竿と交換してもらったのです。そのシステムは今でもあり、駄菓子などに交換してもらえます。

室内釣り堀で釣れるハヤ
してその結果。本命の鯉は1本のみで、なぜか私にはハヤ(ウグイ)ばかり掛かるのです(笑)雑魚に好かれてるのかな?なんか今年の釣りへずっとこんな調子ですなぁ・・、まともな魚が釣りタイ・・。

サクラマスのフライを使ってブラウンハンティング

今年は昨シーズンよりも更に釣りが厳しいと感じているのは昨年以上に緊急事態宣言が長く、普通の釣りが出来てないのが私の現状です。日常って当たり前のようでそうで無くなった時に、そのありがたみを感じる為にコロナウィルスは産まれたのかな?なんて思ってしまいます。今後ワクチン接種が進む事でこの危機が乗り越えられる事を祈りつつ、私はただ人との接触を極端に減らして釣りへ行く(仕事ですから)のみでございます。

今年は関東圏から出ないでずっとサクラマス狙いをしてきた訳ですが、結果は実らずに今期にこしらえたフライたちが余りました。もちろん繰り越して来年使っても良いのですが、シーズン前になればまたフレッシュなフライが巻きたくなるので、今のうちに消費しておきたいのです。

昨年この時期ブラウンハントに出掛けましたが、今年はその場所を変えてスイングの釣りで巻いたウェットフライをブラウントラウトに捧げに行くことに。しかしですね、初めての場所で結果はそう簡単に出るものではありません。いろいろな課題を抱えてきたので、2回目以降はその創意工夫で結果が出るのかが楽しみとなる訳です。

何もすることがない四連休を私はお仕事をしておりますが、どこにも出掛ける予定が無い人は、このブログでも見ながら失笑してくださいまし。

暑い夏の日の釣り
とりあえずチビブラウンをドライで釣っておきましょうと、少し上の方へ行って釣り始めた。最初のポイントでHさんは私の後追いだったのですが、ドンピシャのタイミングでヒット。綺麗なブラウントラウトをでっかいドライフライで仕留めましたヨ、流石です。

日本のブラウントラウト
こんな綺麗なブラウントラウトを青空の下で二人で釣りをしていると、ニュージーランドかモンタナで釣りをしているかのような錯覚に陥るのです。そしてモンタナ(サンフランシスコかも?)生まれのウィンストンのグラスロッドがギュンギュンしなってました。

放流もののイワナ
私はというとドライでブラウンはな〜んの反応もなし。それも私に掛かるのは放流もののイワナちゃん。あれ?なんか昨年と似ているぞ。ま、日頃の行いが良くないんでしょうな。

本流のウェットフライの釣り
ドライフライフィッシングは午前中で終了して本流へ移動。暑いので数時間休憩して夕方近くからスイングの釣りをする事に。本流の釣りは歩け歩け運動です。

本流のブラウントラウト
ポイントまで歩き、3投目からアタリがあった。流し方を変えたら掛かるかな?と考え、少し上流へ投げて沈める時間を長めに取ったらすぐにキマシタ。ま、チビですけれどね。それでも魂込めて巻いた殆どカラスのみ(ハーミット専属ハンターに仕留めて頂いたハシボソカラス)ウェットで釣れて嬉しいのです。

大きめのウェットフライ
カラスはウイングの部分とスロートハックル、そしてボディのダビング材にカラスのアンダーファーを混ぜました。バットにはアピールするためにオレンジのフロスとクレストのテール。真っ黒けはやっぱり効きますなぁ。

本流のブラウントラウト
その後は歩いてもなかなか出ないのと、これ以上良いポイントはない場所でもアタリが出ないので、リーダーをちょっと工夫して沈める事に。そしてようやく少しはまともなサイズがヒット。もっとも今回の目標はゴーマルだったので、サイズ的にはまだまだです。でも新しく挑戦したこの川をどう攻めるかはなんとなく分かったので、次回はリーダーからフライまでを工夫して挑みます。

本流の釣り
少しずつ空が暗くなる中で夢中になってキャスティングをしてましたが、気がつけば私の後ろでご満悦のHさん。聞けばドライで出したサイズよりも一回り大きいのがキャッチできたとのこと。私もとりあえず釣れたので、これにて納竿。空はまだまだ明るいですが、もう19時だものね。宿題をたくさんもらって嬉しいのは釣りだけかもね、次回が楽しみ。

東京オリンピックとオジサンの夏休み

私は64年の東京オリンピックに生まれた方達と同い年ですが、実際には早生まれなので開催中は母胎で大物とのやりとりの夢を見ていた頃です。間も無く始まりますね、東京オリンピック2020。その盛り上がりはここ水道橋では残念ながら肌で感じることは無く、むしろ長引くコロナ禍のために最初の楽観的な思いとは違いこの地区の行く末がかなり心配になってきました。

ハーミットへは水道橋西口駅を降りて歩いて3分ほどで来られる場所なのですが、駅前の四隅のビルは一階にテナントが入っていなところがあり、さらには上を見上げるとビルそのものがスッカラカンなんです。東京ドームのイベントが少なくなり、サラリーマンはテレワーク。そして学生はオンライン授業〜夏休みへ移行。そんな調子なので飲食の店舗は確実に三割減になり、土日は店休日になるお店が多くなってしまい、最近の私は昼食難民です。

ハーミットの前を歩く方々はお店には全く関係のない人が殆どですが、街中の人が減り水道橋の活気が下がると私のモチベーションはだだ下がりなので、ブログは何を書いて良いのやらで綴っております。さて、そんな気分を払拭するためにいつもと違う事をしようと決めた私。梅雨が明ければオジサンたちの夏休みです。先日の私は文章とは全く関係の無い、こんな事をやってました。

夏のイワナ釣り
梅雨明けの青空は大好き。イワナも喜んでいそうですが、この場所の水温は少し高めでへばっている感じでした。この場所はそこそこ標高はあるのですが、半端なく暑い1日でした。

イワナのお食事
膨れた胃の中をストマックポンプで調べてみると、中身はアリンコだらけ。皿からこぼして流れてしまったので、写したのはこの一匹ですが、かなりの量を食べてましたヨ。

夏の岩魚
サイズは7〜8寸程度。短い区間でかなりの数の個体が顔を出してくれます。初めて入った区間だけれど、それでうまい具合に釣れると嬉しいなぁ。

相棒のHさん
今回の相棒はHさん。ずっと梅雨空で仕事にこもっていた僕らだから、たまには天日干しが必要なんです(笑)

夏のヤマメ
波っ気がある早い流れからはヤマメが顔を出す。どっちも食べているのはフライングアントでした。皆さんもアリンコ巻いてくださいまし。サイズは同じく7〜8寸ですが、どれも綺麗な個体でした。

フライングアント14番
気がつけばわずかな時間で20本ほど釣れたので大満足。今は大物よりも魚と戯れたいのです。夏の日差しは久しぶりに浴びた感じ。ちなみにフライは前回の釣りでパッチに刺さっていたこのフライ一種類のみでほぼ完結。時間を見て補充分を巻かないとね。

幽霊と熊と雷

釣り人の話はいつも大袈裟で誇張する兆しがあるけれど、私も御多分に漏れず特に繰り返し話をする逃した魚の話は成長しているに違いない。そもそも釣り人の皆さんは話し上手な方が多く、今まであった出来事を面白おかしく味付けをして話をしたがる。けれど、よくよく聞くとそれは自分の体験談ではなかったりする事もしばしば。個人的には面白い話が好きなので私はその話を聞き、また別の人へと伝えてしまう輩なんです。

ご周知の通り釣り人は他人の釣果(特に大物の自慢話)なんてものには全く興味がなく、むしろ間接的な話としてよく出てくる幽霊やクマ、雷の話に食い付いてきたりします。私が今まで釣り場であった不思議な体験に興味津々の方もいれば、熊の遭遇談がいつの間にかどれだけ接近遭遇だったかを競い合ってしまったり。そして雷は私にとっちゃこの三つの中では1番怖いものであり、その怯えっぷりは半端ありません。あれ、雷の話って初めてですよね? 前にも書いたかなぁ・・。あ、同じこと書いてた。

雷嫌いになった理由は時系列でどちらが先か忘れましたが、芦ノ湖と栃木県の某川での出来事でしょうか。芦ノ湖の湖尻ではウェーディングしていたら、いつものように自衛隊演習の爆音が聞こえているのだと思い、気にも止めず釣り続けてました。晴れてたのですが斜め前の山に少し怪しい雲が掛かり始めた時、ドーンんという音と共に手元がビリビリっと痺れてビビったのです。なんかヤバイ事が起きそうと、慌てて岸に上がりロッドを放り投げると、白昼が稲妻で更に明るくなるのと同時に轟音が鳴り響き周りは騒然。その後あっという間に豪雨と雷の嵐。その間ずっと私は這いつくばってました。栃木で遭遇した雷は這いつくばっている時に川の対岸に落ちて、稲光は地面を走るのを初めて見ましたよ。豪雨が続いたのでレインウェアの下までびしょびしょだったけれど、もしかしてチビってたのかもと思う程。

なので、雷の予兆を感じると私は車へ一目散に退避。以前に後輩の車で出掛けた時は車のキーが無いので車の下に潜り込んで退避していたことがあります(これは危ない行為なのでやっちゃ駄目です)。その時は私の雷嫌いを知っている仲間が心配して車へ戻ってきましたが、四駆の下から這い出してきた私を見て大笑いしてました。

さて、その雷は今週いっぱい続くようで山沿いの釣りへは行く気が失せた私。仕方ないのですぐに戻って来れる弁慶池でブラックバスと遊んできた次第。緊急事態宣言下だから、これで正解だったのかもね。午後はいつもの通りシャワーを浴びてビールを飲みながら映画を見ましたとさ。

赤坂見附の弁慶池
ハーミットからドアtoドアで 15分で着いちゃう釣り場、赤坂見附の弁慶池(九段下まで徒歩→東西線で永田町下車徒歩→弁慶池)。午後から雷予報だけれど、朝からずっと怪しい雰囲気がある。そして湖面は全く以上なし。いくら探してもサイトフィッシングが成り立たない、バスの気配なし。
弁慶池のボートフィッシング
ボートを四谷方向に向けて舐めるようにバスを探すけれど、何にもなし。一応湖を一周ずっとポッパーを投げまくってみた。無反応です。
赤様見附の弁慶池
オーバーハングした木の下ギリギリには魚がいるかもと思い、船を木の下へ。でもな〜んもいません。たまにフライを突っつくブルーギルだけでゴザイマス。
弁慶池のブルーギル
仕方なく見えているギルちゃんをいじめてみます。フライを小さくすればいくらでも釣れるので、5匹も釣れば飽きちゃいますなぁ。
弁慶池の子バス
ギルちゃんは飽きたので、今度はWF6Fにタイプ3のシンキングバスリーダーを着けて、ティペットは80cmくらい。フライはグリズリーマツーカ。ハングしている木の根元へ投げてようやくこのサイズの子バスを2本キャッチ。
弁慶池に怪しい雲ゆき
午後は活性が上がるかも?なんて期待していたら、空気が一気に入れ替わり国会議事堂方向に怪しい雲行きへ。そして私の嫌いな雷様が「釣りをおやめなさい。」というお告げが・・。やっぱり半ドンで終わっちゃいましたが、午後は家でまったり昼ビールは良いものです。

マップルと共に駆け抜けたフライフィッシング

私の車のドアポケットには古びたマップル(地図)が今もなお刺さりっぱなしで置いてある。先日の釣りで移動休憩中にふと気になり手に取ってみた日焼けしたその地図。その中には至る所に印がされていた。

進化し続ける携帯電話の機能は子供の頃に想像した未来とは違い、電話として活躍する事が無い。今ではなんでも出来るハンドコンピューターとしてその未来を委ねられている様に感じる。GPSを使ったカーナビの歴史を辿るとだいたい30年ぐらいの様だが、カーナビの登場と共にロードマップが衰退していったというところだろう。そしてそのカーナビでさえこの先はどうなる事やら。

私のフライフィッシング史前半はオートバイと共に全国を回っていたので、ツーリング用のタンクバックの隙間にマップルを挟んで川を探すと言うスタイルで走り回っていた。目的地までの国道をざっと見て曲がるべき場所を頭に叩き込み、川が近づいたらバイクを止めて再度確認して林道へ入る。目指す川が決まっている場合は事前に国土地理院の2.5万の1地図を購入し、入渓してからはその地図とコンパスをに頼り退渓点を探っていた。

時代が進むにつれ仲間は「カーナビがあれば大丈夫。」なんて言ってマップルを積まなくなったけれど、カーナビの画面は小さく、そして縮尺を変えると突然川が消えてしまうので不便極まりないと私は思っている。特に目的の川が駄目だった場合に逃げの川を探ろうとカーナビに頼ると、縮尺を変えると隣りにある沢がどこにあるか分からず、行ってみたら全く別の沢を攻めていたなんて事を後で気づいたりするのである。そんな時にマップルは今でも少しだけ活躍するのだ。

僕らが若い頃使っていた縮尺10万分の1のマップルは途切れてもその隣りは上端に描かれたページ番号表ですぐに見つけられるのはとても便利。何よりも地図が縮尺が全て統一されていてるので、突然距離感が変わってしまうという事がなかったが良かったのだ。そしてご丁寧に入渓点にウキ(浮子)マークがあったりするので、半信半疑で入渓した川もある(笑)。その結果は打率半分だったかな?

時代は進み携帯電話の精度はGPSの性能が飛躍的上がった事で、今はわずかな誤差で自分の居場所がわかる様になったのは、釣りの最中は嬉しい事。その反面、街中の行動が情報として漏れてないないか心配になって入りもしてしまうのも事実。

そんな地図の行く末はフライフィッシングと同じく無くなりはしないけれど、ごく一部の需要に限られるので多くの皆さんが知らない所で今後もひっそりと活躍していくのであろう。そして梅雨空が続く車の中でふと手に取った地図は、また数年間はこのまま忘れられて眠り続ける事でしょう。

昭文社のマップル10万分の1
今手元に残っているのは一番古いもので1991年発刊。それ以前はいくつものツーリングで濡れてボロボロになってしまい、捨ててしまいました。現在所有する一番新しいもので2010年。今のマップルは山間部になると突然縮尺が変わるので、釣り向きではないと思う。

地図に書き足された釣り場
当時は地図を購入するとそこへ次々と情報を書き加えていくので、そう簡単に新しい地図の購入とはならない。今こうして見ると私の釣りスタイルは、一つの川を決めるととことんその周辺を通うスタイルだという事が分かる。今は行かない桂川は10代〜30代の思い出。

1991年の地図
地図をペラペラとめくると、手書きでダムを書き加えてある。30年前と今を比べると大きく変わったのはこのダムのために大きく変貌した川。上流部にダムや砂防堰堤を持つ川の下流部は砂礫と真っ直ぐに護岸された川ばかり。懐かしんでいては魚は釣れないので、今はひたすら最後の砂防堰堤よりも上を目指す。

いつもの川離れて入渓した川
ということで、私の本流のウェットフライフィッシングは6月末まで粘りましたが、今年は何もなく終わりました。なので、地図を手に取り久々に訪れたのは別の水系のかなり上流部。その移動距離は80km。知らぬ間に道は真っ直ぐになり、さらに上にはまたダムが・・。長距離を歩く元気が無かったので、車を置いて10分程歩いてから入渓しました。

イワナ
予想通り車止めから近い場所だとサイズが伸びません。イワナは6〜6寸半が中心。フライへの反応もイマイチでした。

北関東のヤマメ
いつもの水系からかなり離れているので、ヤマメのカラーもなんとなく違う。でもシブチンで反応が悪いのでフライは20番まで落としてやっと掛かる様になった。ヤマメもほぼ同じで6〜7寸まで。午後は雷予報だったのでお昼退渓しましたが、釣果は7本で終了。正味3時間の釣りなので、上出来です。

ムネアカオオアリ
魚が釣れて一安心の休憩。私がおにぎりを頬張る足元にはムネアカオオアリが歩いてました。次回はコレ巻かないとね。サイズはフックにして12〜14番サイズ。こんな釣りを先週まで続けてましたが、雨が降り続くと次回の釣り場所に悩んでしまうなぁ。

ノスタルジーな気分でリフレッシュ

14周も同じ場所へ通い続けて何事も無く過ぎ去る日々。根性であと数週間通い続けてキャス練をやり切った感を出したかったけれど、梅雨入りした季節のように私の気持ちはどんより曇り空、足が本流へ向かなくなりました。今年はもう終わりかな・・。何か行かない理由を付けをしたくて覗いた河川の水位サイトには前日比プラス20センチの水位を指していた、これはチト厳しい。仕方ないなとと言う気持ちを全面に押し出しつつも、新しいプランを練れるのに口元はつい緩んでしまう。

かと言って今は起床1時間半前。瞼を閉じならが色々考えていても良い案が浮かばない。とりあえず起きたら気の向くまま釣りへ行ってみる事としますか。そんな旅はしばらくしていなかったしね。

今思えば若い頃の私はかなりぶっ飛んだ行き当たりばったりな釣り人、だと私は思う。中学生の頃は雑誌に登場する遠くの川や湖へ行きたくても電車賃さえないので、ふと50キロ以上先の湖へ自転車で釣りへ行くのは茶飯事。16歳の誕生日には学校をサボって原付免許を取りに行き、その2週間後の交付日も学校をサボって受け取りに行った。その足で上野のバイク街へ向かい、スズキのハスラーを購入。でもバイト代だけでは足りないので残りは3回分の月賦払いの書類を持って家へ帰り、親に殴られながらも判子をもらったのである。

免許センターの講習では「免許取得後数ヶ月以内は危ないので気をつけて運転するように。」と言われたが、バイク購入1ヶ月後には救急車で搬送される始末。それでもその夏にイトウに会いたくて、原付で本州をひた走り北海道へ行ったのだ。その計画を思い立ったのはその二日前で、バイト先に急遽2週間の休みをもらって夏休みの釣りへと出かけたんだっけな。そうそう、始めてアラスカへ行ったのも17歳の春だったしね。ほんとおお馬鹿な私。

行き当たりばったりで行く場合が思いつかない時、私が向かう場所はただ一つ。気持ちが安らぐその場所は富士五湖の一番端に位置する湖。思えばこの湖も電車を乗り継いで中学生の頃から来ていたなぁ。溶岩隊の多くは樹木で覆われてしまったけれど、今も湖の前にはどっしりと構えた富士山が迎えてくれる。

そんなノスタルジーな気分に浸りロッドを出してはみたものの私の用意は不十分。そして魚の反応はわずか30分程度、日の出と共に何事も無くただ静まりかえるのでした。何も無いのはいつもの事だけれど、この場所に立つだけで気持ちがリフレッシュされるのは、私の前世はきっとこの湖のどこかにあるのかもしれない。そんな事を思いながらユルユルの時間を過ごした休日でした。

溶岩隊から上る太陽
溶岩隊から太陽がコンニチワ。間も無く夏至を迎えるので、日の出は物凄く早いです。太陽の角度が増す毎に魚の反応は鈍くなり、静まりかえる湖。この季節はベストタイムが僅かしかありません。

大量のスジエビ
湖に太陽の光が入り始めると見える青い景色。岩の上でうごめくのはヨシノボリが多いのだけれど、この場所には大量のスジエビ。こりゃ餌には困らないね。写真に納められなかったけれど、この近辺に55アップのアフタースポーンバスがいて、私を何度も睨みつけてました。もちろんフライを投げても無反応。

ヤマメ
陽が高くなって釣れる気がしなくなったので、大移動。入漁証を再度買ってヤマメさんに遊んでもらいました。サイズは8寸弱といったところ。午前中で結構釣れたので雷嫌いの私は早々に退散。午後はマッタリとビールを飲みながら午後のロードショーを見ましたとさ。

水の色を見て判断するポイント選び(私的考察)

夜が白々と明ける中を、ダブハン練習の為に足早にポイントへ向かう私。若干の水位上昇は遡上の鍵。いつもポジティブに物事を考える私は、明るさが足りない中でキャスティングを開始したが、やがて気づいた事・・。泥水的なカラーの中にフライを投入してました、ガックシ。という事で昨日のキャス練はわずか30投ほどで終了です。

自分の車へ戻るとこちらの方へ少し早めのスピードで向かってくる四駆。その忙しく走っているイメージで釣り人なんだろうなと察しが付く。

「おはようございます、どうですか?」
「大丈夫かと思って川辺に立ちましたが、結構な泥濁りなんですぐに諦めましたよ。」と私。

「友達から大丈夫そうだという連絡があったので来たのですが、やっぱりダメですか。こうなりゃ上流へ向かって濁りが少ないとこ探すしかないですね。お宅もそうですか?」

「はい、私も川を見ながら上流へ行きます・・。」と私。

その間1分ほどの一期一会ですが、私は鮎師じゃないって事は気づいてなかったみたい。シムスを着た鮎師なんて多分いないでしょう? そんなドロ濁りの本流は太陽がようやく顔を出す時間帯でしたが、鮎の解禁を待ちわびた釣り人で川は徐々に埋め尽くされていくのでした。

さて、私はと言うと、その濁りを見て本流を諦めて最上流でヤマメ釣りを楽しむ事に変更。そこでふと思った事。釣り師は水色をみてどんな判断を下すのかを、私なりの解釈でちょっと考えてみました。まずは濁りのお話(私的見解なので見解は多々あります。鵜呑みにしないでね)。

透明透明度が高い時って釣りには良さそうだけれど、全く濁っていない状態の本流だと私のイメージは「冷たそう」と感じる。最もイメージではなく不純物が少なく水が冷たいから透明なので、虫が少ないのは事実である。お魚は釣れるだろうけれど、水温の上昇次第って感じなのが透明な水質。なので朝早い時間に釣りをするのではなく日中に向かって、または午後風が少し吹き始めた頃が釣りの時間帯として考えましょう。

  薄いブルーの透明:無色透明に近い状態にブルーが入るとやっぱり水は冷たい。こんな水は解禁当初の水温が10℃以下でしょうなぁ。ドライフライで釣りよりもニンフの方が手っ取り早いですが、多くの釣り師はドライ派(ビールの事ではありません)なので、そんな水を前にしていつまでもライズを待つのです。もしくは釣れるまで果てしなく叩き上がります。

  薄いエメラルドグリーン:山間部に近い本流の春は最初は大体こんなカラー。それが雪代が入り始めると透明ではなくやや笹濁りな感じ。やっぱり水は冷たいなぁ。上記に同じ。

  釣り用語で言う笹濁り:薄いグリーンで透明度が少し落ちている状態。釣り糸や仕掛けをカモフラージュし安く、魚を騙しやすい。この色になってくると虫の行動もやや活発になり魚が釣れるようになる。だた、本流の場合は同じような水色で肥料のような匂いが混じる水は、虫の出現が極端に少ない時があり全く喰いが悪い事があるので、その見極めは川に立ってから考える。

  茶色い薄濁り:薄い茶色で田代(しろかき時の濁り)よりも透明度が少しある状態。フライを投じて30〜50cmほど沈めると見えなくなる位の濁り。これが私的には一番釣れそうなカラー。水面は虫たちがザワつき、魚の躍動感を感じる。そんな時の私の気分はアゲアゲ。といっても釣れない時の方が多いんですが・・。

  茶色い濁り:どれぐらいの濃いカラーで釣りを断念するかは、人によって判断が別れるところ。私の場合は自分のウェーディングシューズが膝下半ばで全く見えない状態であれば諦めます。仮にそれよりも薄い濁りであれば、浅いところに逃げ込んでいる魚を想定して、流れの緩い場所だけ狙う事もあります(ただし、他に逃げ場所がない時のみ)。

書いてみれば当たり前のことかもしれませんが、知らない初心者の参考になればと思います。ちなみに昨日は渓流へ行きましたが、釣れる釣れないは水色の判断で深さの色はとても気にしてます。渓流へ入ったら、まずは水に半分使っている石をチェックしましょう。その石には普段の水位の境目が刻まれているはずです。昨日は15〜20cm増水でした。

通常、私的感覚ではお魚はくるぶしよりも深い水深があれば釣れますが、増水している時のくるぶしの水深は普段は全く水深が足りていない事になります。なので増水の日は無駄打ちを減らす為に、昨日はくるぶし以下の水深を狙いませんでした。但し、その周り半径2m以内に膝以上の水深がある場合は、普段はその場所にいて水位上昇していることにより少しだけ開きに出ている可能性があるので狙います。ちなみに膝以上の水深があれば、他の場所よりも幾分水色が濃くなるのでわかります。

そんな感じでポイントを見極めていくと無駄打ちが減り、より良いポイントだけ効率よく攻める事ができます。またこれ以外に底石やシェード、流れのスピードなどが加味されるのでその判断は簡単とは言えませんが、釣行回数が多い先輩と共に釣りへ行けば、色々なものが見えてくると思います。先輩を煙ったがらずに、なんでも質問して教えてもらうことをお勧めします。

あ〜、またしてもダラダラと長い話になりましたが、少しでも参考になれば幸いです。私はまた来週へ向けてフライタイイングに精進いたしますデス。

苔むした渓流
本流から上流への移動距離は40キロ。朝1時起きで家を出て、そのまま渓流釣行はチト辛かった。ポイントはこんな苔むした川ですが、以前鬼怒川であったおじさんがこんなの欲しがってましたが、聞けば売るのだとか。私はこんな川が好きなので、もちろん苔が密生している場所は教えません。

北関東のヤマメ
入渓して100mほど川を上がると、最初のポイントでたくさんのライズが。何を喰っているかが分からないサイズなので、サイズを落としてようやく釣れました。

ヤマメの胃の内容物
なんのフライが正解なのか知りたい場合は、ストマックポンプを使ってお魚さんにゲロしてもらいます。今回は随分とまぁ小さいもの食ってますな。大半は黒の小さなカワゲラでした。

さらに上流を目指して。
ヤマメちゃんは二桁以上釣れたので、さらに上流部を目指していわな釣りへ変更。癒しのイワナくんは釣れ始めると急に釣れ続けます。今の時期はこんなポイントの肩(一番写真の手前)にいて、ゆっくりと出てきます。

源流部のイワナ
よそ見していて、およそ3秒後にアワセたのにガッポリ喰っていたイワナくん。今回は上から下までかなり歩いたので早めに退渓。イブニングは本流に戻ってスイングの釣りを楽しむ事もできたのですが、イブニングの釣りでサっちゃんを釣った事がないので、体力を使い果たすのをやめて今回は帰路につきました。さて、次回はいかに?