簡単に作れるフライかも?

アカマダラスペント
フック:VARIVAS 2210 #18-20 / テール:なし/ アブドメン:ベルベットシェーニール(ラスティブラウン) / ソラックス:THダビング(ラスティブラウン) / ウイング: シンウイング / インジケーター : みえみえ目印/ スレッド : ユニスレッド8/0(オレンジ

昨日に引き続き、お仕事の合間にタイイングして妄想中。

本日はフライの数をすぐに増やせるリアル系(マッチ・ザ・ベイト or ハッチ)のタイイング。アカマダラ・スペントです。このフライはマテリアルも少ないのて取り付けるパーツが少なく、そして実績が高いフライ。ボディはベルベットシェーニールの先端を焼くとこんな感じになるのですが、テールが付けられないのが難点(釣果には関係ないけれど、リアルを追求するならば、接着剤でくっ付けて見てください)。そしてフックはバリバスの2210がしっくりくるのでこのフックを使ってますが、4XFという細さは浮かせるメリットがある反面、デカイヤマメに何度か伸ばされた経緯もあるのでも、皆さんは少し太いシャンクのフックの方が良いかもしれません。

フライボックスがエンプティにつき、日々巻いてないと釣りへ持って行くフライが少なすぎる管理人です・・・。明日は釣れるかなぁ、そして残してきたヤマメちゃんたち、元気に泳いでるかなぁ。

ウェットフライに魂を込めて

ファジーなウェット
Hook : KenSawada TD3 #8 / テール:ギニアフォウル+ハックルファイバー (チャート)/ アブドメン:フロス(チャート) / ソラックス:シルクフロス(オリーブ) / バット: オーバルティンセル / リブ : フラットティンセル/ ウイング : ギニアクイル(チャート+ブルー) / スロートハックル:ギニアフォウル(ブルー)+ハックルファイバー (チャート)/

フライフィッシングはその魚が食べているだろう虫を模してリアルさを追求するパターンと、ファージー(あいまい)に作ってリアクション(反応)で食わせるフライがある。ルアーでいうならば、魚やミミズに似せたソフトベイトを使うか、餌とは全く関係なさそうなサイケデリックなトップウォーターやスプーンを使うかのようなもの。

釣りを始めて釣欲が満たされるまでは間違いなく釣れるであろうリアルなものを模したものを使うが、いつかは容易さよりも難しさを楽しんでしまう嫌いがあるのは、どの釣りも一緒。きらびやかなウェットはとても餌には見えない毛鉤だけれど、これで釣ってみたいという気持ちをフライに込めてタイングし、そしてキャストし続けるもの。その究極が日本ではサクラマスといったところだろうか。

魂込めて巻いた一本はきっとあなたに幸運をもたらす筈。人の価値観はそれぞれ違うけれどグローバグで釣る尺ヤマメとこんなウェットで狙う尺ヤマメ、あなたはどっちを使って釣ってみたいと思いますか?

このウェットは特に何かのパターンでもなく、こんなフライで釣れたらいいなぁ、と思いながら今日のタイングで何本か巻いたもの。巻いたフライに情熱をこめるほど、そのフライの出撃率は上がり、きっと自分が思い描いたような魚が釣れてくれる事だろう。フライタイングって楽しいなぁ。

ちなみにこのフライは田しろが出始めてライズがない時のヤマメに使おうかと思ってます。スイングでズドーン。その衝撃がたまらない・・。

宿題

浅い眠りの中。
あぁ、このまま眠り続けたいけれど、今日の講義(授業)へ行かないと単位が取れない・・、なんて夢とも現実とも言えない狭間を感じて、飛び起きたことありませんか?学生なんて何十年も前の話なのに、たまにあるんです。まぁ、どれだけ遊び呆けていたかの証でもあるのですが・・(笑)。

宿題をやり忘れた夢は見ないけれど、今はいたるところに釣りの宿題を残してきている私。前回爆風の本流へ残してきた宿題は、大量にハッチしている色々な水棲昆虫の中で、ヤマメは一体何を食べているか?と言う検証をすると言うのが今回の実習授業。こんな宿題ならば、誰しも忘れることはないでしょう。

予測したライズの時間は季節も進んでいるから少し早めにするだろうと、現場へ到着したのは9時過ぎ。しかし昨日の雪で水温がぐっと下がり虫が飛ぶ気配さえない。そして濁りも少々。ウェーダーから伝わる冷たさも辛い。仕方なく水温が上がる時間まで上流の濁りがなさそうな所で過ごし、一番温まる午後2時過ぎに戻ってきて再度ライズを確認することにした。

支流
去年の今頃は、この流れから4〜5本のヤマメをキャッチしたんですが、今回は全くの無反応です。

移動してきた支流は昨年の今頃に比べて温かみが全くない風景。それもやっぱり前日の雪が大きく影響し虫っ気が全くないのと、4月を目の前にして日陰には残雪が残ると言う景色。う〜む、外した感じが否めない。申し訳なさそうに雑魚が相手してくれたが、本命は全く現れないのですぐに退散。

オイカワ
今年はどこの川も雑魚が少ないような気がします。今年初のオイカワ(ヤマベ)をでっかいパラシュートでキャッチ

その後予定していた時刻に戻り川面を見つめると、前回よりも少し上流で見つけましたヨ、ヤマメくんのライズ。しばし観察したあと何のフライを結ぶかを悩んでいると、私の目の前を飛び回るコカゲロウ(BWO)。少しオリーブがかったカラーを確認して、同サイズのコンパラダンをチョイスしてみた。

コカゲロウ
BWO(ブルー・ウイング・オリーブ)のコカゲロウ。複合ハッチの場合、やっぱりコカゲが好きなんですね。オオマダラは食べてませんでした。

ライズのサイクルは1分に一度ほど。風はないけれど虫の流下量の多さに対してはライズが少ないのは、やっぱり雪の影響なのでしょう。でもタイミングを見極めて3投目に宿題をやっつけました。今年初の戻りヤマメの銀はとても美しく、そして初夏には34〜5cmに成長することを期待しつつ、そっとリリース。

戻りヤマメ
口の中が黒く、そして背びれが黒い、いわゆるツマグロ。尾びれのくびれが遡上魚を思い出させます。

そこではたと思った。この増水、午後の水温上昇、もしかして下から遡上魚が上がってきているかも?目の前に広がるライズは次回にとって置くことにして(ルアーの人に釣られちゃうかな)、新たな推測に慌ててさらに20km下流へ下ることにした私。いつでも釣りはポジティブなので「釣れちゃうかも?」と、ダブハンに持ち替えて振り倒す私でした。

桜の開花がまだまだ程遠いこの地域、本流を泳ぐサクラの遡上も少し遅いようで、海から○○km上流のこの場所を通過するのはもう少し先のようです。今回はほど良い準備運動ということで・・。

ダブハン爆投のあと前回と同様に唐揚げが食べたくなったので帰路の途中でお土産にと唐揚げを買って帰ると、家で嫁が唐揚げを揚げてました、チャンチャン。

本流の釣り
遡上魚を仕留めるには爆投あるのみ。根気と根性と家族を泣かせる自身がある人(もしくは独り者)は、簡単に釣れるかも?しれません。
ウェットフライ
こんなフライで釣れたら良いね、という思いを込めてダブハンの釣りでは様々なウェットを流してみる。
Winston Micro Spey
今年も始動しました、Winston Micro Spey。今月からウインストンの代理店はC&Fさんになったので、このロッドも手に入るようになりました。もうすぐハーミットに入荷予定。
美味しい唐揚げ
唐揚げ屋さんは「一揚入魂」、釣り人は『一投入魂』魂込めて投げ込みましょう。

 

卯月待ち

Red Spinner
Hook : TMC900BL#14 / テール:ムースヘア / アブドメン:コンドルクイル(ブラウン) / ソラックス:THダビング(トライコ) / ウイング : CDC / インジケーター:みえみえ目印 / ウイングケース:メダリオンシート(ブラウン)/ リブ:6/0スレッド

桜の開花はその年の累積温度が600℃を超えると開花し始めると、どこぞのテレビ局で言ってましたが、居着きの山女魚がフィーバーし始めるのは、私的計算尺では自分の住んでいる地域の朝の最低気温が10℃を超える日が数日超えた日あたりからと目星をつけているが、今年はなかなか最低気温が上がりませんなぁ。

もう4月は目の前ですが、皆さんの準備は進んでますか?私はというと、先だって流下していたマダラカゲロウはこんな感じだったかなぁ、と思いながらタイングに励んでます。それにしてもキャリベイティスの類はずんぐりむっくりですね。

桜咲く頃

私の芦ノ湖通いは中学校1年生の頃からで、湖尻にあるバンガローへ春休みに同級生と一泊二日の小旅行をしたのが始めてただったかな。学校に釣りクラブはなかったけれど、個人的に作ったクラブ仲間を引き連れての釣行で、親に釣り計画書を出して許しをもらい、その費用を出してもらっていた。今考えると会社で稟議書を書いていたようなもので、ちょっとませてましたな。

芦ノ湖でのシンキングラインの釣り。
カウントは20〜30。そのカウント勘定の仕方も人それぞれなのでカウント数を教えても、待っている時間が違っていたりする。

あれからもう40年以上。毎年のように芦ノ湖へ出向くことで色々なことを学んだので、ここ数十年は芦ノ湖解禁には無理して行くことはなくなった。それは、釣りをやり混むほど釣った本数より質を求めるというもので、今の私には放流モノが適当に釣れて、あとはどう釣るかのシチュエーションを楽しむというスタイル。あるいは居着きの大物狙いに徹してゼロかイチかの勝負の釣りが中心になっているからでしょう。なので、居着きの魚が動きはじめ、そして放流物が適当に混じって楽しめるのは、都会の桜の開花宣言が出た後頃からと、長年の釣行から学んだつもりでいる。

でもね、その予想が思うようにいかないのが自然なんです。

再放流
毎回儀式のように桟橋へ戻ってリリースする。同じことをやっている人も多いけれど、桟橋の周りに群れていることはない。

先だっての水曜日のこと、開花宣言が出たので前日の雨を避けて少しは暖かいだろうと出かけた芦ノ湖・湖尻。いつものようにうえ乃ボートから出船し適当に数釣りをしてから水温が上がり始めたら大物打ちでも行こうと思ったら、前日の雨による水温低下で思いの外釣果は伸びず。ダラダラとそんな時間が続くものだから、帰港の4時まで休む間も無く放流モノを狙い続けてようやく二桁という感じ。というよりも、意地になって二桁にする感じがまだ私の釣りは未熟であり、師の境地へ達していないと感じた一日でした。

ワカサギ
ワカサギ絶賛接岸中。

さて、現在の状況ですが、水温はまだ低めで推移し7〜8度。そのためトラウトの棚は6〜8mラインで、ボートフィッシングだとタイプ3のラインでカウント20〜25といったところ。リトリーブもスローでガツンというアタリはないので、モソッと重くなる感じなので、ラインのテンションを常に掛けていないと、アタリが拾えない感じです。現在釣れているのは早川水門・湖尻キャンプ場前・うえ乃ボート前・神社下など。例年釣れている白鳥ワンドの釣果は微妙です。大物狙いは主に西岸でもう少し暖かくなると九頭竜や胴切あたりでワカサギを狙ったボイルが始まると思います。

3月いっぱいは寒い日が続く予報なので、私の予測からするとワカサギ抱卵でシャローレンジで大物が釣れ始めるのは例年よりも少し遅く、4月15日過ぎぐらいではないかと予想してます。

ワカサギは絶賛シャローへ集結中ですが、まだまだ大きな群れはありませんので、都会の花見が終わった頃から芦ノ湖へお出かけください。その頃からゴールデンウィークまでの魚の活性はハーミットが保証します。釣れる釣れないはあなたの腕次第・・。

魚群探知機
1番深いポイントは水深12mで7mのタナだった。一般的なポイントは水深7〜8mの場所で6mところを回遊していた。
レインボートラウト
サイズは25〜40cm強といったところ。居着きの猛者が反応するのはもう少し後かな。
レンボートラウト
放流されると嬉しそうに泳ぎ去るレインボートラウト

 

初恋(はつこい)

あなたの初恋にはどんな思い出がありますか?

フライフィッシングが楽しめる年齢ともなれば、良き思い出として酒の席で初恋を語り合うこともあるでしょうが、今回はそんな甘酸っぱい話ではありません。実は釣り人は人生にもう一度『はつこい』を味わうことができるんです、字が違うけれど・・・。「初鯉」です。

コイ
浅瀬を悠々と泳ぐ鯉

一般的な鯉釣りといえば、延べ竿でウキを付けて狙うスタイルが一般的。もしくは練り餌の中に鈎を隠した練りエサをリールで投げて狙うブッッコミ釣りですが、僕らはフライフィッシャーマンなので、なんとかしてフライで恋を、いや鯉を仕留めたい次第。

フライで鯉を狙うのは何年か前からアメリカでも人気で、そちらは主にドライフライフィッシング。ミッジのクラスターフライとして一般的なドライフライを投げて狙っていますが、日本でも人気はやっぱり浮かせてるドライフライが人気の釣りでしょうか。ひと昔前まで荒川でインジケーターを使ったスタイルをお店では紹介してましたが、ここ数10年はパンで寄せて餌に夢中になった鯉へ向かって偽物のフライを投げ込んで釣るスタイルが一般的。「そんなことするんだったら鈎にパンを付けて釣れば良いじゃない。」とフライフィッシングをしない人からは突っ込まれてしまうことですが、そのめんどくさい事をする難しさと偽物を食わせた技術力がフライフィッシングの達成感なんです。

フライでコイ
鯉のスティールヘッド持ち。サイズが4キロオーバーにもなると、この貫禄。

さて、そんな遠回りで難しく狙う鯉釣りを始めて体験したい人を何人か集めて、埼玉のとある川へ出かけたのは先日のこと。ドラッグ(フライが自然に流れない状態)がかかると全く見向きもせず、そして緩い流れではフライを見切る嗅覚はヤマメ以上の宿敵。しかし、どんな魚でもやる気スイッチが入っている魚を見つければ、釣れる確率はグンと上がるもので、この見極めやアプローチが重要になるのです。

フライでコイを釣る
釣れる確率を上げるには、パンを撒く量やその感覚も腕の見せ所。レーンに落ち着いた鯉には、一定間隔で同じレーンに留まるようにパンを撒きます。

どんな風に流して釣るかを教えた後に、それぞれ試行錯誤の上釣り上げたそれぞれの初鯉。魚を釣るために努力した時間と比例して、なんでもない近所のお魚という存在から、フライへのターゲットへとワンランク上へ押し上げてくれるのです。これって恋ですか?(笑)

♪好きだよと言えずに初恋は〜、ふりこ細工の心〜♪
あぁ、またしても続く昭和歌謡シリーズ・・・。

鯉をフライで釣る
鯉のスティールヘッド持ちの図、パート2。ボラに比べると意外に匂いはしない。

今回は大人数で攻めすぎて数名は釣ることができなかったけれど、次回の初コイチャレンジに向けて、パンフライを模索していることでしょう。そして私はというと、パンのチャミング(撒き餌)係としてずっとパンを投げ入れていたので、普段使わない部分の筋肉痛へと陥りました。

ちなみにこの会は通称「鯉しゃぶの会」と言われてますが、鯉を釣ってしゃぶしゃぶにして食べるのではなく、釣りを終えた後に普通のしゃぶしゃぶ食べ放題へ出かけるという冬の行事が、今月へずれ込んだものでした。次回は来年かな?

パンを撒く
ここのコイはグルメで超熟と芳醇がお好み。それ以外のパンを撒くと途端に活性が悪くなります。
鯉のファイト
タイミングが合えばダブルヒットも。本当はマルタも釣りたかったのだけれど、今年は遡上が少ないみたい。そして現在の大きな群れは上流にいます。
昼呑み
みなさんに駅集合にしてもらった理由は、しゃぶしゃぶよりもむしろこっちの方かもしれません。昼呑み楽しいですねぇ。
フライでコイ
初コイするの図。鯉に向ける視線に愛を感じます。

 

『一揚入魂』揚げたての唐揚げ

3月も三週目に入ったので、重い腰を上げてみませんか?私はというと、相変わらず北関東へ出向いてます。

先週の釣りでフライボックスのミッジは完全になくなり、急遽前夜に8本を巻いていざ出陣。と言っても先週の場所へ二度行っても情報取集にはならないので、今回は気分を変えて別の支流へ20数年振りに向かうことにしましたヨ。長年放置した川だけれど20年前に全く釣れなかった訳ではなく、むしろ他の支流よりもたくさん釣れていた川。なのに通わなかった理由はいたって簡単で、その川を下流から叩いていくとずっと釣れ続けるのだが、その当時漁協の看板以外に手書きでこんな看板が・・・。

『ぼくたちが放したヤマメが育ちますように。釣り人のみなさんいじめないでください。・○○小学校』と。

ライズするヤマメ
ポイントを探して回ると、縦に並んだヤマメさんたち。元気の良い子はこんな風に口が半分出てました。ハッチはユスリカと、マイクロカディス。

決して禁漁区や保護区ではないのだが、釣りをしていても後ろめたさが残るのでそれ以来行っていなかったのがその理由。なので、今回は小学校の周りを避けてどの程度魚が残っているか確認してから、その後に本流へ戻りヤマメを狙いに行くという日程。

その支流は当時と比べると住宅が増えて水が渇水気味。でも前情報もあって予測していた場所はライズがたくさん。最初は枯れ枝から雨粒が落ちているのかと勘違いしたほどで、ライズは暖かな曇りなので止むことがなかった。河原へ降りるや否やすぐさまミッジでヒットが続いたのであっという間に二桁の大台に。そんな感じなのでその場所は10時過ぎには上がり、本流へライズを求めて散策することにした。通い慣れた道はナビをほとんど見ることなくどこでも行けるようになってしまった私は、助手席から指示を出しながら次なるポイントを目指す。

ヤマメ
浅くて緩い流れでミッジをついばんでいたヤマメ。放流して間もない個体。

「なんかこの地域は、からあげ屋が多くないですか?」

言われて初めて気付いたその事実。釣りのことしか頭にない私には河原の虫たちと魚のライズしか見ていないのは確か。関東では見かけない道端にからあげのみを売る路面店がやたらたあることを改めて知った。昼を過ぎた時点で僕らのコンビニ食料は底をついていたので、ポイントを見て回るも頭の中は暖かな唐揚げを想像して止まない。爆風の中ようやくスプラッシュする大物を見つけたのだけれど、長続きしないライズを見捨ててしまい、魚を探すふりして唐揚げ屋を探す旅と相成りました。

帰り道にようやく見つけて食べた揚げたての唐揚げの香りは車の中で芳香剤のように充満し、胸やけするまで頬張り続けたとさ。

真面目な話をすれば、いよいよ春到来。お昼過ぎの爆風の中で、オオマダラ、マダラ、コカゲロウ、ガガンボ、コカゲの複合ハッチ。かなりヤバイ状態へ突入してきました。ドバっと出る大物は数本見つけたけれど、本流用にと8フィート6インチ4番を持っていたつもりが9フィート8番を持っていた私(笑)。これで何回目かな、ロッドの番手を間違えたのは。老眼が進んだ今、ロッドチューブには大きなラベルを貼るべきだと思った昨日です。

ユスリカ
支流のヤマメの胃袋はミッジだらけ
ヤマメ
横並びに二人で入りダブルヒット状態が続いたので、ネットに2本納めて見ました。
爆風の川面
本流ライズまでの距離約15m。8フィート3番だと爆風には敵いません。ライズの間隔は3分に一度。尺ものは次回に取っておきます。
ガガンボの流下
川面に流れる虫にシャッターを50枚くらい切ったけれど、設定モードがあってなかったので、ピンがあっている写真がほとんどなかった。本当はオソロシク色々な虫が流れていたんです。でもオオマダラだけは食べてなかった。
水中のヤマメ
もうそろそろ情報取集は飽きたので、来週あたりから本流の大物狙いへ切り替えます。
本流のライズフィッシング
1番最初に入るべき大物ポイントを1番最後に入ったら、な〜んも起こらなかった。次回に期待

 

眠れね夜

渓流が解禁するとすっかり忘れ去られてしまう東京湾の釣り。シーバスのフライフィッシングの場合、渓流のサブフィッシングと考えている方が多いので、解禁とともに船の予約は意外と楽に取れるようになるというもの。渓流はまだ寒いからと出不精になっているあなた、東京湾の海はイワシにバチぬけと、眠れぬ夜が続いていることをお忘れなく。

昨日はそんな夜を過ごすべく横浜の海に浮かんだのですが、風はまだ少しだけ冷たい季節の転換期。湾内はようやくイワシのベイトが入り始め、バチ抜けパターンとイワシパターンが混在する状態で釣りが展開されます。最初のポイントから気持ちよくグッドサイズが釣れ続けたのですが、カメラのバッテリー切れで急遽iPhoeにて撮影。そのため、そのほとんどの写真がピンボケでゴメンナサイ。

現況を報告するとこんな感じ。

ベイト
シーバスから吐き出されたカタクチイワシ

ベイトのイワシサイズは大体7cmくらい。バチ抜けは湾奥に多く、外海になるほどベイトのパターン。ボイルはバッと湧いてはすぐに止まり、距離を置くとまた始める感じなので少しスレているのかもしれません。なので、最初の一投に手を抜かず丁寧に釣ればポイント移動ごとに釣果が出るので釣果は上々。サイズは50cm〜60cm弱が中心。ラインはフローティングでフローティングミノーにもドバッと出るけれど、ほとんど沈まないゾンカーやミノーパターンをゆっくり引くのが現在のヒットパターンのよう。

今後は少しずつ海も温まり、激しいアタックが増えることでしょう。渓流の釣りはゴールデンウィークからだと思っている方には、今のシーズンが数と適度なサイズが釣れるので、オススメできます。ちなみに私はゴールデンウィークの渓流は人が多いので、その時期はやっぱり東京湾に浮いてます。ゴールデンウィークだからと言って船の数は変わりませんからね。

♪眠れない夜と(春)雨の日には、忘れかけていた愛(手応え)がよみがえる〜♪
昭和ソングシリーズ、ちょっと強引だったか・・・。

東京湾シーバス
ブレブレでスミマセン。フローティングミノーでもたくさん出たけれど、インタミにストリーマーの方が部があったよう。
横浜シーバスフライフィッシング
夜の景色をiPhoneで始めて撮ったけれど、やっぱり闇夜は苦手なのね。
シークロ・2号艇
今回はシークロの龍ちゃん号。相変わらずのフィッシングバムさに脱帽です。
シーバス
あとでキチンと洗うのであれば、ソルト用の高級リールである必要はありません。

 

春を探しに


解禁して2週目に突入したけれど、私はというとやっぱり北関東の渓へと出向いたわけですが、今回は足になってくれる仲間を連れ立っての旅。そして先週に続き下道3時間半の片道を楽しみながらポイントへ。というか、この下道行脚は修行なのか?

ヤマメのフライフィッシング
ライズは本筋ではなく、端っこの浅瀬に固まっていた。相変わらずまだまだ寒く、ミッジにしか反応してくれない。

今回の釣行は目立ってすごい釣果もなく、前回と同じく渋いミッジングの釣り。そして太陽を拝むことなく、春らしい写真はありません。散々走り回ってたどり着いたポイントは11時過ぎで、2時過ぎには雪が舞い散る状態。谷間で積もっても困るので早めに退散し、帰路はいつものポイントを確認して回った今回。春らしい便りは、河原に少し黄色の色を添えた菜の花だけでした。

来週は今シーズンのために支流を散策して、後半は本流で銀毛狙いかな?まだまだ寒いですねぇ。

雪降るフライフィッシング
午後は雪の舞う中の釣り。雪にライズする個体もいるけれど、フライが見えないんだよね。
放流モノのヤマメ
たった一週間でスレスレのヤマメちゃん。#22のミッジも口先にチョン掛り。
春先のフライフィッシング
イワナはロケットのようなライズで飛び出し、彼のフライに少しだけ遊んでくれました
フィーディングするヤマメ
そっと川面を覗けば、今の時期のヤマメはこんな風に泳いでます。暖かくなるにつれて、ヨレているポイントへ入っていきます。
春先のイワナ釣り
遊んでいただいた後は、記念撮影してリリース。ちなみに今回の水温はスタートが8℃でライズが頻繁になったのは10℃です。

 

雨に打たれて

散々走り回って3時過ぎにたどり着いた、栃木県最北端の地?

昨年にHPのフロントページをリニューアルしたために削った項目があるのですが、毎年新しい事に挑戦するというか、何かテーマを持って釣りをするのを楽しんでいる私は、毎年の目標をHPに載せてました。昨年、一昨年は新しい魚種に挑戦すること、そしてその前は左手のキャスティングで2種以上の魚をゲットするだったかな?

自分を奮い立たせるために記載していたそのテーマは無くしたけれど、自主的にテーマを持った釣りは継続中。そして今年のテーマは『アプローチを変えてみる』でゴザイマス。

アプローチと言っても色々と考えられますが、例えば慣れているポイントへ行くと、自分が以前釣った釣りやすいポジションに立ってキャスティングをするのは当然のこと。これをあえて違う方向から投げてアプローチするという方法。あるいは、いつもは最初にお得意のフライから投げていくものを、ライズに向かってあえてニンフから投げてみるというのも何か新しい発見があるのでは?と思った次第。

昨日は解禁二日目だから手堅く放流ポイントへまっしぐらという具合で、昨年の放流ポイントを下流部から攻めて新たなアプローチを試みようと思ったのです。がしかし・・、今年はなぜか放流ポイントに人がおらず魚もいない。8箇所回って釣り人がいたのは一箇所のみ、何かがおかしいですな。見回る時間の方が長すぎてそのポイントに加わったのがお昼過ぎ。エサ師がズラッと並ぶ端っこの方へお邪魔させていただきましたが、本命ポイントには竿の嵐。気温が上がれば自分の前でもライズをするだろうと待っていたらポツポツとライズが始まったので、ロッドを振り回そうかと思ったらドッと雨が・・・。そうでなくとも昨夜からの雨で水温が下がり活性が低いのに・・・。どっと降り出した雨の中、またしても昭和歌謡が頭の中に流れ始める。

「雨に濡れながらたたずむひとがいる〜♪」なんで三善英史が出てくるんだだろう・・。

ユルユルプールはハヤ混じりのライズが少しだけ

仕方なく放流ポイントを離れていつものポイントを探っての釣り。そんな塩梅だったので、『アプローチを変えてみる』のテーマにはほとんど触れることなく、普通にミッジの世界へ突入し一日が終了。そして最近は下道(高速を使わない)が板についちゃったから、高速ならば片道1時間半の工程を往復7時間という歳に似合わない荒技。こうして遠征釣行時の運転を鍛えているわけですな。
(本音は高速代が高くなっちゃったから、使用率を下げているだけです)。

多分来週も同じ釣り場の周辺へ向かいます。

寒さよりも走り回った疲労がハンパない一日でした
猟期を知っているのか、余裕で闊歩するオスキジ
長良川のシラメに対し、関東の下降ヤマメはヒカリと申します