HMT・BBQ親睦会のご報告

ハーミットBBQ親睦会は今年も多くの人に参加いただき大盛況。昨年同様に家族での参加が多く、そして初心者からエキスパートまで集まり、釣りの話が飛び交う一日でした。ハーミットは多くの入門者や顧客様がいることで支えられていますので、今後もこの活動を続けて皆さんとフライフィッシングを楽しんでいただけるよう頑張ってまいります。

また、今回もワンフライトーナメントの開催にあたり多くのメーカーさんや、顧客様から御協賛をいただきましたことに大変感謝しております(御協賛メーカー:(株)マーヴェリック様(株)C&F様(株)ティムコ様(有)E&E様(有)アングル様(株)キャップス様・その他メーカーと顧客様

さてその内容ですが、昨年同様にまずはフィッシングスールに新製品の試投を楽しむ午前中。その後BBQ親睦会を楽しみ、ワンフライトーナメントをするという内容です。その様子の写真を見ていただき、なんか面白そうだな、と思っていただければ幸いです。また来年も同じ時期に行う予定ですので、多くの参加をお待ちしております。

参加の皆さんがお持ちになったロッド群の一部。カンツリーに来られる人々の道具の傾向をメーカーさんはこの画像を参考にして見てはいかがでしょう。それにしても釣り道具はその人の個性が出るものですね。
イベントスペース設営前はとても寒かったので、先にいらした人々は焚き火の前から離れられません。木々は紅葉真っ只中という季節。
ご家族での参加で、奥様と一緒にロッドを振るの図。管釣りはどの人のロッドも絞り込んでくれる、初心者の癒しの場所。
息子さんの魚を父がランディングするの図。息子さんは後半夢中になって釣りを楽しんでいました。
今回の試投ロッドはティムコさんとキャップスさんとC&Fさんのロッドをご用意。本当は綺麗並べて写したいところですが、何せスタッフが少ないものでして、てんやわんやの一日です。ご勘弁くださいまし。好評だったのはGルーミスのプロマックスでしょうか。
日差しも手伝って管釣りは大にぎわいで釣りスペースが足りません。なので、皆さんにロールキャストを教えてトラブルがないように少なめのスペースでたくさんの魚を釣っていただきました。
皆さんが釣りを楽しんでいる頃、ベースキャンプのオーナシェフである岡野くんが下準備。毎年美味しい食事を提供してただき、感謝しております。
BBQの後はワンフライトーナメント。#12のフライを1個だけ使い、1時間で何匹釣れるかを競います。もちろん初心者にはハンデがたくさんありますので、優勝がエキスパートとは限りません。
各所の焼き網に一人、BBQ炭番長を決めて焼肉を仕切ってもらい、知らない人たち同士の親睦を深めてもらいます。そしてBBQを満喫の後はワンフライトーナメントがスタート。
使えるフライは1個しかないので、糸が細いと切れちゃうし、太いと釣りにくい。同じ場所で釣り続けるとスレてしまうという、ジレンマがあります。それをどう克服するかがこのトーナメントで優勝するかの鍵になります。

 

ワンフライトーナメントで力投するの図。釣り場の洗濯も重要なファクターでしょうか。混雑の管釣りでの移動は吉と出るか否か?
初心者にはたくさんのハンデが与えられるので、始めたばかりの女性が2位になったりします。
昨年の優勝者はハンデをつけられるので、二年連続優勝した人はまだいません。でも今年もドライで挑戦した人が優勝。優勝者にはLAMSONのフライリールが贈られました。ドライでの数釣りは難しいですが、二年続いたので来年はドライのハンデを少し減らすことにします。
賞品の中には漫画家のうちのまいこさんの単行本がありましたので、本人がいるので急遽始めた似顔絵入りのサイン会。

会いたい・・(イトウを求めて北海道遠征)

今年もあと二ヶ月となり、遠征の釣りは今回の釣行が最後の締めくくりという感じになった私。思い起こせば今年の釣りは宮崎のオオニベに始まり、釣れないとされる魚を追い回す一年になってしまった。そして最後に北海道の中でなかなか釣れないという天塩川でイトウに挑戦してみる気になったのは、難しいと言われるからやる気になった冒険心と、混雑する釣り場が苦手なので他を避けて人が少ないこの地を選んだのかもしれない。

北海道北部は私には土地勘がないので、この筋で一番有名な千葉貴彦氏にガイドを頼み、一緒に爆投し続けたこの四日間。記憶に残ったものは静寂と延々と続く広大な川。そして恵まれない天気。今年は釣り運を持ち合わせていないようです。そして、新たな釣りの課題を加えたことで、本命に出会えない時間がさらに過ぎていく。

今年10月までを振り返りブルーになった気持ちをムッチーに打ち明けたら、
「稲見さんの生年月日っていつでしたっけ?」と突然の質問。その問いに答えると、

「あ、今年はダメですね、大殺界(停止)です。」というお答え。

ふむ、残りの2ヶ月あまり、大殺界のせいにして、来年から頑張る?

と言ってはみたものの、釣りの虫は治ることはなく、また明日からどこかへ釣りへ向かう私でゴザイマス。
あぁ、大物に出会いたい・・・。

広過ぎてどこを攻めて良いのやら。交通事故を待つのか、この広大な広さからポイントを絞り込むかで、確率がグッと変わるのでしょう。
小さいものを投げていたらアメマスが掛かっちゃうので、今回も3/0から6/0番のフックのフライを投げまくった。大きさにして13〜18cmくらい。
4/0のフックをガップリ食うおチビちゃん。と言ってもフックが大きいのでそう見えるだけで、実際はアベレージサイズのアメマス。この活性が上がった時合いにうまいことイトウの前にフライが流せるかどうかだろうが、今回はそのタイミングが合うことがなかった。
鮭の産卵は終盤を迎え、岸際には骸がたくさん。

 

スティールヘッド同様、1キャスト3ステップダウン。自分がキャストできる範囲をくまなくフライを流しまくる。非情にも氷雨の日々でミルキーウォーターへ・・・。
少しでも濁りの少ないポイントを選んで流すとアメマス君がお出迎え。サイズがアップするたびに熱海(伊東の手前なので)さんが来たかと、ドキドキする。
フライはイントルーダーからその他諸々。フライを何回交換したことか。
ポイントにはさっきまでいたであろう、生々しい会いたくない方の足跡が。北海道はどこへ行ってもいますので、仕方がありません。
結局どんなにフライを大きくしてもアメマスを避けることができないのでゴザイマス。なので、4/0フックでアメマスを10本取ればその次にはイトウ一匹は掛るだろうという感覚。

Motosu Dreamer(夢追い人)

釣り人はとかく妄想癖が多い人種ではないだろうか?思い描いたポジティブな妄想は打ち砕かれる連続なのに、心が折れることは少ない変わった生き物だと思う。

夢を追い求めての本栖湖通いはじめて早40年の月日が過ぎたが、今シーズンも嵐とともにスタートした気がしたので出かけた次第。もっとも富士山を前にロッドを振っているだけで私の心は50%以上は満たされるのである。

さて昨日の本栖湖は?

平日というのにフライフィッシャーマンが合計で7名ほど。前々日の台風の影響で大増水を狙ってきたのだけれど、平水よりちょっと少なめでバックが取りやすく、振りやすい状況。天気は一日中曇天でサイトフィッシングはできず、湖岸沿いを前進しながらのドライフライのランダム打ち。そして濁りのポイントを探して沈めての釣り。どちらも撃沈でした。

水温がもう少し下がる11月中旬ぐらいから、そこそこ釣果が出始めるはず。私は数々のドラマを本栖湖で経験してきたけれど、そのドラマのほとんどが成就しない。しかし、もし夢のサイズをキャッチしたとしても、これからもずっと本栖湖夢い追い人でいることでしょう。Motosu-ko Love.

本栖湖地図
本栖湖はこんな感じ。今シーズン初めてなので、今回はぐるっと回って見て、あまり手を出さないポイントを中心に狙ったみた。珍しくルアーでバスを狙っている方もいましたヨ。
こんな風に地面からジャバジャバ湧いているところがたくさんある時は、その流れに刺してくることが多い。それを期待したけれど、今回はちょっと水温が高めだったので、不発。

 

銀色のヤツ
40cmほどのレインボーはフライの下でグルリと輪を描いて立ち去った。その数投後に顔を出した銀色のヤツ。何も釣れないよりはマシか・・。
給水塔ワンドに見事な濁り。でも濁りが強過ぎて不発。さじ加減が難しいですなぁ。

 

いつも魚券を買う湖仙荘さんがお休みだったので、観光協会で入漁証を購入。で、本栖湖マップが置いてあったので頂きましたが、なんと93-94年の資料(笑)。降旗さんの話が書いてあるのは懐かしいけれど、今の状況とはかなりかけ離れている。なので手が空いたら、私が本栖湖マップ現代版を書きます。しばしお待ちを。ハーミットのオープン当初(18-9年前)に私が書いた本栖湖マップはこちら
明日からヒメマス解禁なのか、スポセン前のバスにクーラーがずらり。ここのローカルルールで、ボートの出船順はクーラーの順番で決まる。てか、どうして一日前にこんなにたくさん?本日の湖上は賑やかでしょう。

私的フライフィッシング史・1

私は根っからの釣り好きで、昔から色々な釣りを楽しんでいる。そう、僕らの世代は少年マガジンで釣りキチ三平くんが活躍する時代だったので、釣り好き男子はきっと多かったと思う。小学校高学年ごろのマイブームは流行り始めたルアーで狙う、ブラックバスが脚光を浴び始めたころ。当時は芦ノ湖や相模湖にしかいないと思っていたブラックバスだが、ルアーを初めた翌年に釣り雑誌で雄蛇ヶ池のブラックバスが紹介されていた。それを見て友達と一緒に電車を乗り継いで雄蛇ヶ池に行った時に初めてフライフィッシングと出会った。

当時の雄蛇ヶ池はその大半を睡と菱藻などに覆われたヘビーカバーで、主にルアーはフロッグで狙っていたけれど釣れるのは雷魚ばかり。お目当のブラックバスなんて滅多に釣れることはなかった。そんな中、長いタコ紐のような糸をブンブン飛ばし、1キャストごとに魚を釣っているオジサンがいた。ウェーディングしているそのおじさんは藻穴にキャストを繰り返し、ブルーギルを次々と釣っていく。その入れ食いの釣りを見て自分でもやって見たくなったのだけれど、おじさんに話しかける勇気もなく、後日釣り雑誌で調べてそれがフライフィッシングであることがわかった。

そしてお年玉で買ったのはシェイクスピアのフライフィッシングセットで、確か¥9,800ぐらいだったと思う。道具を手に入れたものの、当時は入門書なんてものは全くないので、テキトーに振り回していた次第。何よりも都会っ子の私は家の近所に川などないから、雨が降るとアスファルトの上でロールキャストの練習をしたいた。そしてその年の初夏にブルーギルデビューを果たし、ついでに小バスを釣って大喜びしていたのが遠い思い出。

千葉県の東金に寄った時は今でも必ず雄蛇ヶ池に顔を出すが、当時の象徴だった睡は今はどこにもない。それでも、水面を見つめながら昔の記憶を辿るのは好きである。

メイホーのボックスは小学校の時に買ったものをまだ使っている。中学校に入って覚えたての英語を書き加えているが、そのTの大文字が笑える。その上にあるダイワのトライアンフも当時買ったもの。思い出が詰まった釣り具は捨てられない。
フライを初めてしばらくしてから手に入れた本。スポーツノートは当時流行ってましたな。フライフィッシングの章もあったのだけれど、誰かに貸したまま帰ってこない。ジム・グリーンのフライキャスティングも同じで、初版は昭和47年だけれども、これは再度手に入れた平成の本。

 

ブラックバスの本だけれど、中を開けるとこんなページが。この本ではフライキャスティングは難しくなく、1時間で習得できるそうな。40年以上続けていてもまだキャスティングに悩んでいる私は下手なのか?(笑)

ブランド鱒(ハコスチのお話)

10月に入り私の心は湖モードで、本栖湖はちと早いので野反湖へ。と行きたいところですが、ストイックな釣りばかりを紹介していると皆さんの足が重くなるので、10月の釣り情報として急遽 “日本のニュージランドを目指す”(というキャッチフレーズを当初はつけていた)へ久しぶりに行って来ました。

昨年お伝えした群馬を代表するブランド鱒であるハコスチが引き続き人気が上々。このレインボートラウトは群馬県下のみに放流され「レインボー放流」とは書かず、「ハコスチ入ってます」的な表現が使われるブランド扱い。通常の放流レインボーは弱い引きとヒレがボロボロなために雑巾鱒と揶揄されることが多いですが、ハコスチはジャンプとダッシュで釣り人のロッドを絞り込み魅了します。昨年に引き続き神流川にも沢山放流されたようです。ですが、今回訪れたは渋川伊香保ICから10分ほどの場所にある利根川水系、坂東子持漁協冬季釣り場

昨年は利根川本流で行われていたこの冬季釣り場は、釣り切られなかったハコスチが見事に育ち、ダブハンを楽しんでいる人々のロッドを絞り込む、新しいターゲットとなっています。今年は元に戻って吾妻川で開催ですが、利根川よりも規模は小さいものの場所が広々としているので、魚が掛かればそのダッシュ力を味わえますヨ。

管理棟を尋ねると「水温は朝で20℃だよ。」と言われたので、流れと水温と影をキーワードに釣ることに。何度も訪れている場所なので、ポイントはそれとなくわかるので、オープンから11時までの3時間でニンフで11本ドライで1本という釣果。サイズは大体55〜65cmくらい。さすがにサイズが良くて腕が痛くなったのと、熱中症になりそうな雰囲気だったので午前中で退散し、下道で帰路へつきました。中山道の下道は久しぶりに走りましたが、国道4号線と同じく、バイパスが多くなり意外と早く帰れるものですね、東京まで2時間半でした。

なんか特別なフライでも使っているのかと思われたくないので、今回のフライは全部店頭に売っているコマーシャルフライを使用。タックルはこんな感じです。

Rod:Scott Radian 905/4
Reel:Lamson Speedster 2
Line:SA Magnum WF5F
Leader:TH Trout 10ft 3X
Tippet:TH Nylon Tippet 4Xを50cm
Fly:ヘアーズイヤー#12・フェザントテールニンフ#12・スティミュレーター#8
Shot:ディンスモア No,1を1個
Marker:CFFストライクマーカー L

タナは場所によって異なりますが、1〜1.5mという感じ。

水温がまだ高いので、狙い目は10月下旬以降くらいでしょうか。水温が下がれば(15℃以下くらい)活性はもっと良くなると思います。ただし、この釣り場は入漁証が¥3,000と管釣り並みなのと、対価を払っても入門したばかりの方々には手強い場所なので(魚が大きい代わりに放流数が少ない)、ある程度川に慣れた人にオススメです。

まだ今月の釣り予定を立てていないあなた。でっかい鱒の引きを楽しんでみてはいかが?

魚の重さと引きで、こんなになっちゃった。2本釣って交換。ちなみにティペットはフライのアイから毎回10cmほど切るか全交換して繋ぎ直さないと切れちゃいますので、ティペットのザラザラ確認は怠りなく。
ハコスチ
図体の割にはフライはちっこい方が良い感じ。ルアーの人よりもフライへの反応の方が良い感じでした。1本をランディングするのに5〜8分かかります。
C&R中流エリアの荒瀬はその隙間を釣っていく感じ。魚の好きな流れを探して、石の頭を釣るのがポイント。魚の影を探すのは慣れしかありません。

 

私は右岸側に登って魚体を探し、サイトニンフィングするのが好き。ただ曇りになっちゃうと途端に見えなくなります。
ハコスチ2
ヒレの回復具合はこんな感じ。スピードとダッシュは他のレインボーよりは引きが強いので、広い吾妻川では掛けた途端にジャンプと走りが釣り人を魅了します。なんて言っていると物凄いことになっている感じに聞こえますが、海外でスティールヘッドを楽しんだことがある人はそこまで期待しないでください。
空のドライシェイクスプレー見っけ。このままにして置くとフライをやる人のイメージダウンに繋がるので、自分のものでなくても持ち帰り自分のゴミと一緒に捨てましょう。
意外にも釣り人の足跡よりも鹿やイノシシの足跡が多かった。ちなみに入渓点が少ないので、行き慣れていない人は魚券を買うときにパンフをもらいましょう。
ヘビのジムグリ
テトラの隙間で日向ぼっこするジムグリ。もうすぐ冬眠するのかな?

 

青空が高いけれど、昨日は外気温高過ぎ。水を忘れて熱中症になりそうだった。ふぅ。
ハコスチ3
お魚は途中から写真を撮るのが面倒になったので、適当な感じ。放流サイズなのでチビは全くおらず、慣らして55-65cm中心。一番走った個体でフライラインを全部持って行った。ドライフライはライズを見つけての狙い撃ち。11本の中で1匹だけ片目くんで、それ以外はまずまずのコンディション。この魚たちが残ったら、ヒゲナガシーズンは面白いでしょう。坂東子持漁協のページはこちらです。

台風の爪痕(奈良子釣りセンター)

季節は管釣りシーズンへと突入したので、私のユルユルな釣りがスタートです。管釣りは一人で行くよりも仲間でワイワイするのが楽しさの一つでもあるので、今回は海外遠征組の旧友達とBBQと昔話をしに、『奈良子釣りセンター』へ行ってきました。 このカンツリーは僕らの隠れ家的癒しの場所としてお世話になっている場所ですが、今年の8月に山梨県大月市を襲った集中豪雨で大変な被害を受けました。川の管釣りは一度大水が出ると魚は流され施設を破壊していくのです。被害にあうたびに復旧を余儀無くされるのですが、その努力には頭が下がります。そして今回の損害は今後の運営にも支障が出るほどの被害を受けてしまったのでその支援として、『奈良子釣りセンター支援プロジェクト』(10/20スタート)が立ち上がりました。この支援プロジェクトはただ寄付するだけではなく、寄付した方には色々な支援グッズが手に入りますので、皆様のご支援をおまちしております。

さて、その奈良子はどんな管釣りなのか? 知らない人もいるかと思うので一筆。東京からおよそ100キロという場所で、大月インターからおよそ20分ほどの釣り場。都内から近いけれど自然が溢れる管釣りで、川とポンドの釣りを両方楽しむことができます。土日はお客さんで溢れていますが、平日に出かけられる人は静かにひっそりとした釣りを楽しめます。BBQの施設もあるので、持ち込みでも手ぶら(事前予約)でもバーベキューを満喫でるのがここの特徴です。 そんな奈良子で昨日はのんびりユルユル釣行とBBQを楽しんできた次第。カンツリーのシーズンは始まったばかり。皆さんも是非お時間を見つけて出かけくださいまし。

現在は上流部を除き復旧しています。ただ、川原への道がとても狭くなってしまったので、BBQサイト周辺での駐車ができません。荷下ろしがある場合はその旨伝えて、荷下ろしした後に駐車場へ車を移動する必要があります。
BBQ小屋は復旧し、今まで通り使用できます。今回の釣りはユルユルなので、釣りの前にコーヒを入れて、ついでに炭起こし。

 

お肉の塊をドンと真ん中に。でもみんなそれなりに歳をとったので、お肉は小さめのブロック。そして野菜をたんと取らにゃいかんのです。
メインは和牛のモモと牛タン、そしてなぜかシシャモ。炭水化物が一切ないBBQ。若者がいないとこうなります(笑)酒の代わりに飲みなれたノンアルコールビールで乾杯。
上流部はまだこんな按配。深みが全くなくなってしまいました。でもできる限り早い時期に復旧したいとの事。しばらくは、このストレートの流れで何か新しいレクリエーションができないものか模索中だとか。当時の被害状況はこちらをご覧ください
そんな中でもお魚はすこぶる元気。フライフィッシングの人が少ないので、どれだけ釣れるんだ?という位入れ食い状態。止めれば良いのに意地になって釣りまくりました。なので本日は釣りすぎで右腕が少しイタイ・・。ポンドの釣りはフローティングラインオンリーで問題なし。現在はドライでバクバクです。
魚をヤマメとアマゴに絞って釣りをする場合、ミッジが必須アイテム。フライを22-24番のミッジピューパにして8Xにすると、ヤマメとアマゴのヒット率は80%ぐらいになります。奈良子は他の管釣りに比べると格段にヤマメとイワナが多いです。

変わらないもの(野反湖でキャンプ&釣り)

野反湖に初めて訪れたのは1982年のこと。当時の相棒であるYAMAHA RD400という2サイクルのバイクとともに訪れた。2サイクルというのは厄介なもので、標高が高すぎて混合比(圧縮比?)が合わず、エンジンがカブリながらなんとかたどり着いた思い出がある。長袖一枚でたどり着いた野反湖の寒さは夏でも死にそうなくらい。慌ててレインウェアを羽織ったけれど、震えは止まらない標高1,500mほどの場所。そこに広がる今まで見たこともない青と緑の美しさに出会えた感動が忘れられない記憶。当時はゴールデンウイークに訪れると湖はまだ凍っている状態で、真夏でも万年雪が北側の山肌にあった。温暖化で暑くなったと騒がれるようになった今でもお盆の昼は心地よく、夜は寒さを感じる場所だ。

野反湖のキャンプイベントはハーミットオープン当初から行なっているので、かれこれ20年になるのだろうか。ハーミットのオープン当初は、ほとんど独り者の参加者だったので飲んだくれの集団。やがて時間とともに家族を連れてのファミリーキャンプ。今はその子供たちが離れ、大人だけの世界に戻った。それなりに歳はとったけれど、やっていることは今も昔も同じ。焚き火を囲み夜空の天の川を見ながら酒を煽るのである。そして時々釣り。

季節は少しづつ秋へと向かい、今の野反湖はカメムシドライの季節。荷物を軽めに一泊二日の釣りキャンプ。皆さんも楽しんでみてください。

これからは湖の季節。私は神秘的な青い湖が好きなので、本栖湖野反湖が大好き。ボートがないので静かだしね。滅多に大物は釣れないけれど、お魚にはいつも出会えます。
カメムシ
カメムシのサイズは17−20mmといったところ。フックサイズで8-10番ぐらい。それ以外はウォーターワスプ(オドリバエっぽい虫)の16番ぐらいのが水面に落ちてます。
ハーミットキャンプ村設営中。昔はどでかいファミリーテントを張っていたけれど、今はみんな1-2人用の小さいテント。荷物は小さく軽くまとめたいもの。
今回のメイン料理は、豚汁にカレー。そしておつまみの燻製。夜も更けた頃に天の川が夜空に広がります。

 

あれ?ハーミットで犬用Tシャツなんて作っていたっけ? いえいえ、作っておりません。2000年代前半は毎年作っていたハーミットTシャツ。大事に使っていただいたお客さんが、着れなくなったので、リメイクしてワンちゃん用に。なんかカッコイイ。来年は作ろうか?Tシャツ。
50イワナ
野反湖の岩魚釣りは9/20で終わり。なので、指を加えて撮影したゴーマルイワナ。う〜む。あと1週間早く来ていれば、狙えたのに。レインボートラウトは11/10まで狙えます。
この場所付近で二日続けて良いサイズが上がってました。ちなみに私たちの足元を悠々と泳ぎ去ったナナマルレインボーがいましたよ。さすがにドライフライには全くの無反応。デカイの狙いは、やっぱり引っ張りかな。
10時ぐらいに魚の活性が上がり釣れ始めたけれど、良いサイズはフライを見て帰ってしまう。結局釣れたのはおチビちゃんばかり。

 

季節は秋へと向かっている今、水温がもう少し下がると良いサイズが出始めます。現在はハコスチが放流され、それもあってかルアーの人が少し多いかな?

夏の終わりは中越でフライフィッシング

9月に入っていきなり秋めいてきた東京。渓流釣りは残り一ヶ月を切った関東地方なので、昨日は夏の終わりを感じるために北関東へ釣りに行きンゴ(行き卍?)。無理やり若者言葉を使って見たけれど、やっぱり違和感がありますな(笑)。

釣りへ行く道中気になったことは日照時間が少ないためか、稲穂についた実は小さくその背丈の低さを感じるけれど、今年のお米は大丈夫かな? 緑から徐々に黄色味を帯びた大地を見ながら目的へ到着したのは6時過ぎ。外気温は13℃でゴザイマス。

私は9月に入るとブナ(婚姻色)の入ったヤマメを釣りたくないので、ヤマメ釣りへはほとんど出かけないのだけれど、今回は釣り仲間の一人が今季初渓流初釣行というので、そのサポートを兼ねてヤマメとイワナの両狙い。今季初釣行とは、いやはやなんとも体に悪いこと。今回の釣行で一気にリフレッシュしてもらいましょう。

夏ヤマメ一里一匹よろしく、やっぱりお盆を過ぎるとそう簡単には良いサイズが出ないかわりに、新子ヤマメはすこぶる元気。なのでフライは彼らが掛からぬよう#12-14を中心に使うけれど、元気の良い奴はそれでも掛かっちゃいます。彼らを避けるために、そして大物を狙うために水深が膝上以上で流れの早い場所探し。さらに岸際に生える雑草が影を落とすポイントだけを探して丹念に攻めると、良型のヤマメがヒットします。ですが、そんなすべての条件が揃う場所はなかなかないので夏ヤマメ一里1匹とは行かないまでも、結局良いサイズは1kmに一本という感じ。風が吹けばバッタが沢山川面に落ちる季節でもアリマス。

日が高くなると開けた河原は影がなくなるので、影を求めて山奥へ入りイワナ狙いへ。同じような条件を満たすポイントからはイワナも次々とヒットします。やっぱりおおらかなイワナはリハビリにはもってこい。

そんなこんなで無休憩で釣り続けた昨日は余裕のツ抜けで、イブニングは秋の虫たちの合唱を聴きながら何事も起きません、残念。冷んやりとした暗がりでウェーダーを脱いでいたら、ちょっとセンチな気分になる初秋の夕暮れ。今年はあと何回渓流へ行けるかな?

チビヤマメならば、釣ろうと思えばいくらでも釣れるかも?でも意外にもフライサイズを小さくすると全ての魚の反応が鈍くなった。
太陽がまだ斜めなので自分の影がモロ入ったけれど、早い流れを丹念に攻めればドーンとこのサイズ、嬉しい一本。魚体は多少サビ色になっていたけれど、ブナが入ってなくてヨカッタ。
影ができている時間は反応がすこぶる快調なヤマメ狙い。ちなみに朝の気温は13℃ととても寒いので、気温の上昇する朝方に良い釣りができるでしょう。イブニングはなーんもなし。
イワナ狙いに切り替えて上流へ。影を求めてシェード打ち。木の下へ慎重にプレゼンテーション。
Epic パックライトは上流部のイワナに大活躍。
木漏れ日も真夏よりも少し柔らかさを感じたこの日。
Winston Boron III LS 804/4マーキス5。夏ヤマメのフルパワーは掛けた後にその魚を追って下流へ20mというドキドキの追いかけっこ。

台風とアタリ カラー

若かりし頃に台風接近を聞いて荒れている湘南の海でサーフィンをしたことがありますが、それは若さゆえのカッコつけです。そんなことで女性にモテることもなく、むしろ溺れそうになって二度とやらないと誓いました。皆さんは決して私の真似などしないように。

昨日の予報は台風接近で太平洋沿岸は波が高くなるので近寄らないようにですが、東京湾は場所によっては北風には強いのです。昨日は船長の判断でシーバスへGO。タックルを用意していた夜明けは、谷間を抜けるビル風が恐ろしいほど吹いてましたが、洋上は風速6-7mと行ったところ。ハワイのコナウインドに比べれば大したことありません。

ご存知の通りお魚は気圧が低くなるとよく釣れると言われてますが、私の経験上でも同じ。お魚が持つ浮き袋が関係しているなどの諸説がありますが、接近前の穏やかな曇りの一日は爆超することがとても多いと感じます。と言っても台風接近の最中は細心の注意が必要ですから気をつけましょう。

波は通常よりも若干のウネリがあったものの、釣りするにはまったく問題がない程度。最初の一投目から何匹もの魚が水面を割って猛バイト。いつもなら飯を食べながらタラタラとやる釣りが、モチベーションが途切れることなくずっとトップ炸裂のゲーム。

そんなフローティングミノーフライでの猛バイト。最初は通常のパールカラーを使っていたのだけれど少し経つと魚はスレ始めて反応が鈍くなる。そこでフライのカラーをマジックボディのイエローカラーを使ったフライにチェンジすると、再び猛アタックが続きました。(フライの作り方はこちら12

このボディカラー、夜の出船では「カラーは関係ないですよ。」といつもお客様に言ってますが、日中の釣りの場合はボディカラーがとても需要で、パール一辺倒だと飽きられてしまい、釣果が続かないケースが多いんです。潮色の違いによってもボディカラーを変えていく必要がありますが、私的見解ですがイエロー→パール→ブルー→ピンクの順で日中は試してください。ピンクは使用率が低いのですが、時に爆発的な威力を発揮することもあるので、タイイングは忘れずに。

東京湾はデイゲームシーバス、フローティングミノーのステージに入りました。皆さんご準備を!

台風接近の最中1番の強敵は波でも風でもなく、モチベーションを下げる豪雨。パンツまでビショビショになりながら、釣り続けました。
最初のうちはおチビちゃんの入れ食いでダブルヒット続き。

 

ナナマルと応戦中のゲスト。この後ランディング寸前でバレてしまった、残念無念。
これだだけ水面がざわついているとフライのアピール力はなさそうに見えるけれど、シーバスはしっかり上を見ています。隣でやっていたルアー船もロッドがずっと曲がっていました。

 

今回の相棒はWinston Boron IIIx 9ft 8番TFOのアトール。昼間に見ると随分と派手ですな(バイオレット)。
悲しいかな、大物はランディング失敗とラインブレイクでキャッチできずに、サイズはロクマルまで届かなかった。でも潮頭にいる最初の一投目出る個体は全て大きかったです。次回に期待。

夏祭り

皆さんが想像する夏祭りは、今年で言えば『君の名は?』に出てくるような夏祭りでしょうか? 私はこの夏ようやくこの映画を見ましたヨ。そして夏の海に出て釣り人が嫌う祭りはオマツリ(ご周知の通り、隣の人と釣り糸が絡むこと)でしょうか。何年か前に相模湾で目の前に起きるマグロの猛ボイルに目掛けて10隻以上の船からルアーを一斉投射されたら、ナブラの上にスパイダーマンが放ったクモの巣の様になり、そこに高価なルアーが沢山引っかかっているような状態を目にしました(笑)。釣り人だけでなく船長もよろしく、ナブラは人を興奮状態にさせてしまう魔物です。

昨日はそんなオマツリはなかったけれども夏のシイラ祭りというべき、一年の中でこれでもか、というくらい釣れ過ぎる相模湾の一日。わがままな釣り人は「釣れ過ぎるのはなんだか嫌だなぁ。」とぼやく人もいますが、年に一度あるかるかないかの出来事なんだから、素直にお魚に感謝して楽しみました。

っということで、昨日の結果を先に話しちゃいましたが、シイラの入れ食いで飽きるほど釣りました、いや本当に飽きたかも?(笑)。ちなみに休んでいたのは船の移動中だけで、後半は力を抜きながら釣りをしましたとさ。本当は、もう十数年お目にかかっていないカツヲを釣りたかったんですが、好調なカツヲもそろそろ下火のようでカツヲ狙いのコマセ船でもシイラ祭り。海上にはトンボが舞い夏の終わりを少し感じつつ、アイスクリームを頬張りながら帰路につきました。

海の中は水族館状態。これからフライフィッシングを始めたい人で入れ食いを楽しみたい人がいるのならば、真夏のシイラから始めればこんなに楽しいことはないでしょう。魚は美味しいし、運がよければ外道(なんて言っちゃダメですね)でマツダイやカンパチ、サバにカツヲやマグロが釣れるんですから。
前に見える船はスパンカー(船を風上に向かせるための帆)を立てたカツヲ狙いのコマセ釣り。カツヲは釣れてませんでした。

 

シイラをリリースすると、サメが待ってましたとシイラをパクリ。毎年色々なハプニングがあるのですが、今年はメカジキ2匹に遭遇。マグロ用ルアーを持って来ていた人がキャストすると一度はバイトが。その後は逃げちゃいました。一昨年はマンボウとマンタ、さらに前の年はカジキを銛で突いたこともあります。
相模湾で釣りをする人には馴染みのある城ヶ島沖のパヤオ。潮色は悪かったけれど、シイラの反応はすこぶる好調。チビカンパチもいましたが、ヒットにはならず。

 

一人マシンのように釣る人もいれば、休み休み楽しむ人も。サイズは伸びなかったものの、竿が曲がらない時間がなかった一日です。
嫁が掛けたシイラを旦那が救うの図、夫婦の共同作業です。

 

散水装置の先っちょはこんな感じ。この泡の中でバイトするカツヲを見たいなぁ。
移動中のインターバルはスイカ休憩。時にはかき氷の時も。

 

海上には掃海艇あわじや海上保安庁の船が右往左往。なんか慌ただしい雰囲気だなと思ったら、北朝鮮がミサイル放ったんですね、恐ろしや。