ここ5〜6年の3月を振り返り、出た答えが神流川のC&Rだった

今年の火曜日はタイミングが悪く3月最初が7日だったので、3月中旬にして今月2回目のフライフィッシング。というのは嘘でその間にマルタウグイを探しに行ったり管釣りを覗いたりで、なんだかんだで出勤前の時間を楽しんでたりして。とはいうものの、先週はホームリーバーで何も無い一日を過ごしたので、ここは少し冷静になってブログを辿って過去の私を掘り返してその行動を決める事にした。

解禁当初は放流もの中心の釣り。放流したばかりのヤマメを狙いエサ師が出す竿の間を縫う様にしてフライをプレゼンテーションし、なんとか一本釣るのが毎年恒例のこと。ただ二週目になるとすっかり釣り切られてしまい、空手で帰るのが常なのである。

本流が虫たちで賑やかになるのは暦の上でみると春分の日を過ぎた辺りから。その頃になると水も温み北関東にも桜の便りが少しずつ聞こえてくる頃で、芽生えたばかりの新緑を感じながら温まった日中にライズと格闘することができる。ということは二週目のフライフィッシングは微妙な時期であって、過去のブログを読み返しても良い結果はとても少ない。

さて、今週はどうしようかなぁと考えて用意をしていたけれど、その前に確定申告がまだでした。でも相当前から準備していたから、あとは書類を出すだけと見返した所、不備が見つかった。こりゃイカン。慌てて直し始めてその作業が終わったのが日付が丁度変わる頃。案の定その翌日は寝坊したので、出鼻を挫かれた感じ。

今回の戒め:すべての行動は準備から、その確認は怠りなく

神流川C&Rのヤマメ釣り
後輩を迎えに行き、その時点でどこへ行くかがまだ決めてなかった僕ら。今週もホームリバーへ出掛けてオデコでも、状況観察できれば良いかと思ったけれど、コレと言って良い情報は無し。そして考えた選択肢は今週もホームリバーへ行くか、サラッと釣りをして後半に友人に会いに行く計画を立てた神流川C&Rの釣りの二択。出した答えは後輩が言ったことがないと言うひと押しで、神流川C&Rへ行くことになりました。
神流川
このブログでは何で冬の神流川C&Rを紹介しないかと言うと、冬季は火曜日が休みなんですね。なので、一般解禁しないと神流川へ訪れる事ができません。もっとも解禁しているのだからこの区間を外れて他へ行けば良いのですが、当日は外気温が4℃で水温も同じぐらいだったので、居つきのライズハンティングはとても難しいので、お魚がいっぱいいる場所でサクッと釣ってすぐに他へ行こうという算段。
神流川のヤマメ
ヤマメはプールになったポイントの緩い流れでライズを繰り返すけれど、すでに2週間が経過しているのでスレスレで一筋縄ではいきません。試行錯誤の結果、ティペットは9Xにフライは24番のユスリカのミッジを結び、さらにダウンクロスでラインにスラックを沢山入れて上流からのドラッグフリーで流し込む超シビアな状況。コカゲロウでも飛んでいれば、もっと楽なんでしょうけれどねぇ。そして上がってくるヤマメは解禁当初には似つかわしくない、尺一寸以上ばかり。
ヤマメの胃の内容物
何を食べているのだろうとストマックポンプを入れて見ればご覧の通り。食べているのはほぼニンフだけ。だって見えるサイズの虫は一切飛んでないんだもの。
神流川のヤマメ
渋々のライズなので一本釣るのが一苦労。だけれどサイズがすべて尺超えなので、サクッと釣って帰る予定が夢中になって釣り続けてしまいました。9Xの釣りはとてもスリリングです。尺超えの個体にオスが多いのは、採卵ではオスの数が必要ないので、その余りものが放流に回ったとも考えられます。
神流川C&R
釣り人は魚が固まっている場所にしかいないので、ポイントは管釣り状態。上流部には人影がありません。まだ寒いのでドライで釣ることは難しい状態でしたが、初心者の皆さんはインジケーターに小さいニンフを付けて沢山釣ってましたので、初めて行く方でも尺ヤマメを堪能できるかと思います。今年から日釣り券が¥2,500となりチョット高い気もしますが・・。
神流川のヤマメ
陽が大分長くなったので、気がつけば16時半ごろまで夢中になって釣り過ぎたため、他を見て回る時間もなくなりそのまま帰りましたとさ。ヤマメを釣った事が無いという方には良い肩慣らしの場所ですので、ドウゾ。ちなみに下流部の南甘漁協管轄内は平日にも関わらず多数の釣り人がいたので、もしかしたら釣れている情報があるのかもね。

 

マスク解禁の前に黄色い粉の舞う河原でライズを待つ本流の釣り

今月13日からコロナ対策としてのマスクの着用が、個人の判断に委ねられるそうな。それを聞いてようやくマスクから解放されるかと思いきや、今年の花粉量は尋常じゃなないのでマスクをしないなんて選択肢はなさそうです。皆さんの花粉症は大丈夫?

いつからでしょうね、花粉症なんて言葉。若かりし頃は医者にはアレルギー性鼻炎と言われ、山梨県の桂川で鼻を真っ赤にしながら釣りをしていた記憶があります。それが20代半ばに体を壊し長期入院し、退院した頃には体質が変わったのか症状が無くなり春の釣り全快。しかし世の中が花粉症という言葉にすっかり置き換わった頃に再発するという悲劇。時代は進んでその原因を細かく分析されれば、私の場合はスギというよりはヒノキとハウスダスト、それに猫が原因らしい。しかし愛猫に近づくなと言われてもそれは無理ってもんです。

さて今週の私はというと、ホームリーバーへ年券を取りに行ってきました。解禁から一週間が経ち、エサ師はひとしきり放流魚を釣ってひと段落だという頃。天気予報は尋常じゃない花粉量だから気をつけてと言っているが、そんな事を言われても釣り人は黄色い弾幕の中へ飛び込むのです。スギ花粉を大量被弾しても釣果があれば良いのですが、気温、水温、虫のハッチがあったとしても、肝心のお魚さんがライズしないと手も足も出ないというのが本流の釣り。

いつもの事なので問題ありません(強がりですが・・)。

今回の教訓:今年の花粉は尋常じゃないので、市販薬は全く効果なし

本流のフライフィッシング
早春は早くに行ってもしょうがないのでゆるりと出発。漁協にて年券をピックアップし今年の状況を聞きました。ここ数年パッとしないこの水系ですが、通われているお客様からは大物の釣果報告をいただいており、釣れていないのは私だけです(笑)
本流のフライフィッシング
とりあえず魚釣りたさに放流ポイントの支流へ向かいましたが、虫っけもライズも無し。時間が早いことがわかってましたが、とりあえず叩いていれば何かしらの反応があるだろうと1キロほど釣り上がりましたが何もなし。残った放流ものを粘るよりも、ここは漢らしく本流へ戻ってイチかバチかで勝負することに。
釣りにはパジェロ
私の相棒であるパジェロくんは今年で12年目で激走25万km。壊れる前に次の相棒を見つけようと考えながら早数年。悪路が多いこの釣りに見合った車って最近は見当たらないですねぇ・・。
本流でのドライフライフィッシング
とても暖かい日で周りは少し黄色く感じます。河原にそよ風が吹くとくしゃみ連発の私。仕方なくマスクをするのですが、鼻水はダダ流れ。目もショボショボでやる気が無くなってくるのですが、突然カゲロウの流下が始まるのです。
ナミヒラタカゲロウのダン
13時を過ぎると水面に定期的に大型のメイフライが。羽化最中の個体を手に取ると、どうやらナミヒラタカゲロウの様。大きさにして10〜12番サイズ。3m間隔で流されるダンを見ていると、突然 ”ボシュ”という音が・・。そしてもう一度流心で飛沫を立ててライズ。コカゲロウが流れるだろうと小さいフックしか用意していない私。慌ててボックスを探るとハックルを薄くまいた同系色の14番のパラシュートが一つ。すぐにそれを結んで次のライズを待ちましたが、私がクシャミをしすぎたせいなのか?その後は全く何も起きませんでした。
ルーンのフライディップ
ライズが直ぐに止まってしまったけれど、対岸でもライズらしきものを確認。本流なので一度車に戻って対岸へと車を回し、ポジションを変えて再チャレンジしましたが、陽が傾くまで待ったのですが何もナッシング。本流の釣りはこんなもんですよね。ホームリーバーの釣りはまだ始まったばかり。今年も色々と試行錯誤しながら理想の魚に巡り合いたいと考えてます、妄想ではいつも釣り上げているんですけれどね・・(笑) 写真のフライディップは昨年からハマって使い続けているフロータント。ポッカリ浮いて持続性が高い粉もの系。液体が付いた部分は白くなるので、手に垂れると手も真っ白け。フックポイントは手で拭ってから使いましょう。

祝2023年渓流一般解禁!なのだけれど、私はその前日に男鹿川C&Rへ行く

今年も渓流シーズンがスタート。今週末、皆さんはどちらへ出かけますか? 私の今週末はベースキャンプでタイイングスクールなので、フライを巻きながらその毛鉤で釣れる魚を妄想しながらお酒を呑んでいる事だと思います。

今回私のお休みはよりによって解禁日前日の2月28日。お休みを一日ずらせば良かったと思いつつ解禁日の釣りはマッキーに譲り、私は解禁前夜の前祝い的な釣り場を探す事に。色々と考えた結果、この冬に一度も訪れていない男鹿川C&Rへいくことにしました。

渓流が解禁すれば私の行動はほぼ北関東になり、シーズン中は毎週1〜2回は釣りに訪れているので、ハッキリ言って私は栃木県民みたいなものです。もっと言うと何十年も通い過ぎてカーナビ無しでも栃木県内の何処へでも行ける自信があり、主だった主要路線は行ったことがない道がありません。なので、男鹿川釣行を決めたと同時にその道すがらにある、「そうだ、梅村さんの所へでも遊びに行こう。」となります。

栃木県今市市にある「サーフェイスアウトフィッターズ」は前職が同じ釣り仲間のお店。実は前職からスピンアウトしたお仲間のフライショップは各地にあり、栃木にはこのサーフェイス、埼玉県に「ロックス」、さらに神奈川県に「なごみ」があるので、ハーミットを中心に関東のお仲間フライフィッシングネットワークがあるのです。サーフェイスは栃木県の情報を網羅するお店なので、大谷川やこれから始まる中禅寺湖の情報は、ココに寄って梅村さんから色々教えてもらいましょう。

と言うことで今回は釣りというよりはサーフェイスに寄って昔話と釣り談義をした旅であり、オマケで釣りへ行ったようなもの。ちなみに今回訪れた男鹿川C&Rは解禁後すぐに一般河川の解禁とはならず3/1〜3/20までは短い禁漁期間に入りますので、ご注意ください。

さて、週明けからのフライを巻こうかなと思ったけれど、その前に週末のタイングスクールの準備をしないと・・。いつものことですが、解禁すると時間が足りなくなる管理人です。

男鹿川C&R
サーフェイスアウトフィッターズの営業は12時からなので、とりあえず15時ぐらいまでは釣りに専念することに。入漁証は「かわじいふるさとの駅」にて購入し、車はこの新男鹿橋たもとにある駐車スペースへ移動。下流側に向かってその橋の左岸側に遊歩道があるので、入渓はその要所から簡単にアクセスできます。
男鹿川C&Rの流れ
「先々週は上流でバンバン出ましたゼ。」と後輩に案内されサクッと釣って帰る予定。ところが魚が固まっていたという場所には魚影がありません。まだ時間が早いからかと思い、陽が差し込むのを待って水底を確認しましたが全くいませんでした。その場所に数時間を費やしてしまったので、慌てて魚を探しながら降ります。
男鹿川のレインボートラウト
私はサイトフィッシングは得意なのですぐに下流でお魚を発見。この時期だからライズはしないのでニンフィングなのだけれど、普通の大きさのニンフは全く喰わず。18番まで落としても見切れらるので、22番のフローティングニンフをショット(ガン玉)をつけて無理やり沈ませ、さらに流れを交わすために対岸へと渡りました。そしてようやくヒット。
男鹿川C&R
一本取ったところで余裕が出てその周辺を見て回りましたが、お魚は散っておらず、下流部の開きには全くいません。ちなみにロッドを積み忘れたので、今回は唯一持ってきたエコーのインストラクターロッドを使用。
男鹿川のフライフィッシング
間も無く解禁だからそれに向かってドバッと放流しているわけではないので、思っている以上に苦戦。残っている魚はティペットが6Xよりも細くないと見切られるし、フックも極小じゃないと喰ってこない。なので持ち玉が少ない私は、フライを持って行かれると困るので必然的にやりとりは慎重になります。
レインボートラウト
さらに下流部に降るともう1箇所だけお魚が固まっている場所がありました。C&Rは管釣りと同じと勘違いして仁王立ちでアプローチする方がいますが、そんな状態だと中々釣れません。魚から見えない位置からしゃがみながらキャストすれば一発で喰ってきます。ヒット後はランディングしやすい場所へお魚を誘導しながらやりとりを楽しみます。
男鹿川のフライフィッシング
僕らはそれなりの釣果があったので後はルアーの方にポイントを譲り、早めの納竿。最盛期に入ればお魚は満遍なくいるのですが、今回はピンポイントだけ。だからこんな時は譲りあいが大切です。
サーフェイスアウトフィッターズ
久々に訪れたサーフェイスアウトフィッターズ。ちょっと来ないと街並みが変わっているので戸惑うばかり。歩道が整備され広くなった気がします。梅村さんは変わらずお元気で、お店はハーミットと異なる品揃え。中禅寺湖に必須のマテリアルやセージ、レディントンが欲しい方はこのお店に相談すると良いでしょう。
レインボートラウト
サーフェイスでお買い物をした後は、数軒隣りにある道の駅 日光街道ニコニコ本陣で苺を買って帰りましたとさ。さて、来週は解禁から一週間。難しい釣りになるとは思うけれど、年券を取りに行くつもりで楽しんできます。

海に春の訪れを求めてバチ抜けを探しに行く

今年は寒いのか寒く無いのか、よく分からない年だと思いませんか? ニュースでは大雪の話題が続いているので、新潟や富山県の方々に今年の状況を聞くと「意外に少ないよ、雪。」とのご回答。ならば一気に暑くならずにチョロチョロと雪解けしてくれれば渓流の釣りは安泰なんですが、毎年変な天気が続くので今年はどうなんでしょうね?

渓流解禁まであと1日と少しになりましたが、皆さんの準備はいかが? 今年は3月1日が水曜日なので、私の関東渓流解禁は3月7日までお預け。なのでその前に少しだけ海をチェックしに行こうかなと、夜の海へバチ抜け具合を確認しに行きましたよ。ついでにカサゴの入れ喰いを味わえれば、という作戦です。

しかしです、自分の気持ちとは裏腹に土曜日の天気は極寒の強風。こりゃ船は出ないかも?と、シーホースに事前に確認した所、「運河筋はできますよ。」と言われたので、「行きます!」と強い返事をしてしまいました。してその結果は・・。

今回の戒め:自分が何を釣りたいかをよく考えて行動せよ

釣れたからよかったけれど、寒い夜だったなぁ、雪降ってたし・・。

東京湾のシーバス釣り
今回はカサゴの入れ喰いを味わいたいというリクエストで出船したのですが、予想以上の強風。カサゴポイントの手前でシーバスを狙ってみましたが、風が強すぎてラインが煽られっぱなし。こりゃカサゴ釣りは無理ですな、という事で湾岸エリアのピンポイント打ちシーバスに切り替えです。
永代橋
コロナ禍の間、湾岸夜景はひっそりとしていたのに、なぜか突然どの橋もライトアップされてます。写真は永代橋かな。LED照明のおかげでカラフルに浮かび上がるその姿は、どの橋も個性がありとても綺麗です。
クラウザーミノーで釣れたシーバス
風が強いので風裏の水門周りを中心に攻めてもらいました。このエリアは世捨て丸時代からあまり変わらないので、私が馴染みのポイントだらけ。あそこの角はいるよな、とキャストが決まればご覧の通り。シーバスはコンスタンスに釣れてくれます。この時期らしいアフタースポーンの腹が細い個体ということは、バチ抜けはまだ少ないのでしょう。
勝鬨橋
こちらはライトアップされた勝鬨橋。こち亀ではこの橋が開く話がありますが、確か私が生まれてからこの橋が開いたのは点検以外では一回だけだったと思います。なので開いた所を見たことがありません。ライトアップが凄まじいので新たなポイントが多数。そのダウンライトの中にバチの影を探しますが、ベイトフィッシュ共々不在。
シーバス
ポイントを変えるごとに釣果はポツポツあり、主に水門周りと停泊船の側面が反応あり。寒い時期は細いシルエットのクラウザーミノーやゾンカーを多用する私。
浜離宮からレインボーブリッジのライトアップを観む
ここならばバチ抜けしているのではないかと来ましたが、やっぱりバチもベイトもお留守なのでお魚はな〜んもナッシング。実はこの日はめちゃくちゃ寒くて雪が舞ってました。時間を追うごとに手が痺れてきたのと、水温も一気に低下しているのでお魚の活性は極めて低いと思われる状態。
東京湾シーバス
ポイントごとにそこそこ釣れたので、最後のポイントはお客様に締め括ってもらおうと、私は操舵室に下がって観覧。強風に煽られながら一生懸命攻めているとフライが良いレーンに入り、ガツンとアタリが。しばしのファイトの末、ウッチー船長が無事ランディング。
湾奥のシーバス
締めのシーバスはナイスサイズの70弱、これにてお開きです。海の状況はまだ少しムラがありますが、日増しに海水温が上がってくるのでバチ抜けは各所で見られることでしょう。渓流はもう少し暖かくなってからとお考えの方は、今の時期はシーバスの数釣りとカサゴやメバルが楽しめるので、そんなフライフィッシングがある事を覚えておいてください。

春が待ちきれず長野県へ行ったら、痛い目にあった件

長良川釣行からブログ更新が無くインターバルがありまあすが、休日の日に家でごろ寝しているなんて病気でもしない限り間違ってもありません。私は根っからのアウトドア派なので、お天道様と風の流れを感じていないと息苦しく感じてしまうので野山を駆け巡ります。

2月はいつも色々考えながら釣れるものを探ってます。長良川へ出かけた翌週は西伊豆の堤防で小物釣りでもしようかと出掛けたら、大荒れで何もできず撃沈。それに続く日曜日はお客様と一緒にキャス練の後に朝霞ガーデンを満喫。

そして先だっての火曜日のこと。長良川へ出掛けたのだから、今度は長野県の解禁を祝わなくてはと思い、魚釣りたさに安直な場所を選んだのがまずかった・・。

ひと昔前の長野県解禁の定番といえば、千曲川上流の信濃川上周辺のイワナ狙いですが、JR駅の中で一番標高が高い野辺山駅の次の駅という事で、その寒さは尋常じゃありません。当時の解禁日はマイナス10℃近い朝でも人が多く、河原へ辿り着く前に河原の石にフエルトシューズが凍ってくっ着いて歩けなくなる事態に。更に歩けば雪がシューズ底に着いてどんどん身長が高くなるという状況。その賑やかだった千曲川上流の解禁風景は今は無く、お魚はゴールデンウィークの前になるまで放流がほとんど無いので、いつきのイワナを探すのが一苦労ってもんです。

そんな上流部の釣りを何年か続けてみたけれど、ここ5〜6年は出掛けてみたところでオデコばかりなので、少しの釣果欲しさに私の鬼門である軽井沢・湯川へと出掛けてみました。

今回の戒め:自分の過去ブログを読み、その時の心情を読み取れ

春はまだ遠いと感じならが、今週は全国一般解禁デス

河津桜
長良川翌週に出掛けた西伊豆の堤防は大荒れで釣りにならないので、河津川の状況を見にぐるっと回ってきました。かつて私が通っていた一番お気に入りのポイントはココ。海から近く、人が多いので鵜が近づかず魚が残っていてライズするのですが、今は放流前なのか雑魚を含めて全くの沈黙。河津は桜観光の人が多くなって以来、その人たちの大渋滞のお陰で釣りへ行く気が失せてしまい、もう何年も行ってません。
ブラウントラウト
その週末はキャスティングスクールの後に朝霞ガーデンにて昼練。暖かさが手伝ってドライフライでもバンバン出る日でした。沈めちゃうと入れ喰いになりますがレインボー以外の魚種が掛かるので、その楽しみもあります。
軽井沢・湯川
そして先だっての火曜日、ココへ着いて思い出したこと。そういえばココはC&R(キャッチ&リリース)では無かった事を思い出す。車を停める場所がわかりづらく、駐車するのも一苦労。そしてこの斜めになった看板を見て、嫌な予感が・・・。
軽井沢・湯川
到着時は誰もいませんでしたが、時間と共に他府県ナンバーがちらほら。時計はすでに10時を回っていても外気温はー3℃。まぁニンフをゴロゴロしていれば放流ものがかかるでしょうと安易に考えてましたが、陽が少しずつ暖かくなっても魚っけは全くありません。
軽井沢・湯川
いくら叩いても全くの無反応で放流された気配はありません。せめて居着きの今年生まれのヤマメが群れていれば良いのですが、雑魚を含めて生体反応がゼロ。寒さも手伝ってユスリカさえもほとんど飛んでいない状況。当日は強風下だったので、他の川へ行ったところで状況は変わらないだろうと思い、一番下流部から3人がかりで丁寧に攻めて行くことに。が、まるで無し。唯一の魚がこの産卵を終えて生命を全うしたのであろう尺イワナの死骸が1匹。
他人のオデコは蜜の味
結局3時近くまで3人で投げ続けた結果、な〜んもありません。昔と違って解禁だから放流するという事は無いようです。そもそもこの湯川は私にとっては鬼門で初めて訪れた40年近く前からずっと釣った事がない川。それが、このトラウトパークという区間ができて初めて魚をキャッチしたのだから、私にとっちゃ鬼門というよりは苦手な川なのでした。ということで漢3人で激投の末、完デコです。肩をすくめながらため息をついた私たちは家族のお土産と称し、重たい横川の釜飯を買い求め、さも観光をメインで来たのだろうの如く帰路へつのでした。

PS:ゴールデンウィーク前になればこの場所は釣れるようになりますので、今はそっとしておく時期だと思いましょう。

 

釣りに梅干しはNGを守り続けていたのに、食べてしまった長良川釣行

昨夜は美味しい日本酒のおかげでグッスリと寝られたなぁ、なんて思いながら梅干しを箸でヒョイと摘み、白飯と共に掻き込んだ。あ、やっちまった、本日は釣り二日目の朝。昨日はピーカンベタ凪で水面は静まり返って手も足も出せなかったのに、もしかして今回は完デコか?

釣りに梅干しはご法度と先輩に言われて、頑なにそれを40年以上守ってきた私。そのジンクスはご存じの通り「食にあたらない」=「アタリが無い」ともじられたもの。かつて船宿で梅干し入りのお弁当を渡されても、1匹釣れるまでは絶対に口にしなかったのに、それはいとも簡単に崩れてしまった。さてどうしたものかと悩んでも致し方ないので、宿を足早に去り二日目の釣りを楽しんだのであります。

皆さんは釣りにまつわるジンクスは何かありますか? 例えば釣りをする日は必ず左足からウェーディングシューズを履くとか。普段は占いはほとんど聞き入れないのに、釣りに関してはなぜか縁起を担いでしまいがちなのは私だけではない筈。そんな「やっちまった。」感を感じながらライズ待ちをする今回は、何をやっても釣れなかった場合「あの梅干しが悪かった。」と、きっと全て梅干しのせいにするんでしょうな(笑)

さてさて、片道約400kmの旅路。釣行費用÷釣果数なんて銭勘定は決してやってはいけません。お魚1匹を釣るその喜びは釣り人のみぞ知る価値観なのですから。

祝・2023年 長良川解禁

お暇な方は以下をご覧ください。

ベタ凪のM川
東京を早くに出て朝8時ぐらいに到着。長良川本流を見て回ると、以前とはだいぶ様相が変わり、昔良かったポイントが浅くなってました。そして定番の関観の前には人が誰もおらず。これは「本流は無いわな。」と思い、M川へ。いつものポイントにはすでにフライフィッシャーマンが並んでライズ待ちしてました。
ベタ凪のM川
タックルを用意して川面を覗くと遠くにライズが、それを狙うためにゆっくりと近づき次のタイミングを待ちますが、ライズが散発過ぎてキャストのタイミングがありません。その後ずっと待っていたらな〜んも無くなってしまい、初日が終わっちゃいました。
湯本館
今まで色々なところに泊まったけれど、未だお気に入りが出来ず毎回違う宿。今回泊まった湯本館はお風呂がそれなりに大きいし料理が豪勢でした。酒の肴は鮎とイワナ、それに飛騨牛です。次回もココかな。
長良川中央漁協
そして梅干しをうっかり食べてしまった朝。この際、梅干し食べたら釣れるのかの検証で良いかなと、前日よりも少し下流部へ移動。長良川は鮎で訪れる方が多い場所なので、雑魚券¥600はかなり安く感じます。
試行錯誤の長良川
下流部に到着するとライズがいっぱい。でも怪しいライズで半分はオイカワかな。明らかに鼻出したりヘッド&テールをしている魚を見つけてそれを集中的に攻めてみます。水面には見た目では何も流れていないようですが、ライズは頻繁。でも何を流しても喰わず。色々試した結果はフックサイズが24番よりも小さいもので黒系のみが反応。CDCはホワイト(蛍光色)は嫌いナチュラルカラーのみ反応。さらにCDCは長いと全く反応しないので、1mm程度までカットして使い、水面上の気配をほとんど減らしてようやくフライにチェイスする感じ。
長良川水系の放流もの
ティペットは8Xだとその硬さを嫌がっている感じだったので、さらに細い9Xを使用。キャスト後にラインを引っ張ってティペットだけをうまいこと沈ませてようやくフライに反応。それでもスレていて、フライに4〜5回出てようやくヒットする位のシビアさでした。昔はシラメがちゃんと釣れたけれど、昨今はどこも放流もののアマゴちゃん。苦労の末ようやく釣れた一本は放流ものでも大満足でゴザイマス。
アマゴの胃の中はミッジで満たされてます。
キャッチまでに随分と時間を費やしたので何を食っているのかと思いストマックポンプで胃の中身を取るとご覧の通り。フックが24番なので食べているフライサイズはあらかた32番よりも小さい(泣)。唯一混じっているカワゲラのフローティングニンフでさえ、22番サイズです。こりゃフライはなかなか喰わんでしょうなぁ。
オイカワ
ちょっと怪しいライズに手を出すと、案の定オイカワくん。それでも入れ喰いにはならず、アマゴと同じレベルの難しさ。
ミッジフライ
今回はとにかく黒っぽいものだけが反応。それもサイズは小さいければ小さいほど良いので手持ちが少ない。さらにCDCは蛍光色を嫌っている感じでナチュラルのみ反応するのでそれをセレクトしていくと手元にあるのは3本のみ。距離が遠い時は良いのですが、近いとラインの伸びというクッションが効かずアワセ切れ。すぐに手持ちのフライがエンプティになっちゃいます。
長良川の解禁
後輩も苦戦していましたが、フライのサイズとカラーと流し方を少し変えるように教えたら、すぐに釣れました。祝・長良川解禁。
長良川のアマゴ
パターンが分かった後でも入れ喰いとはならず、オイカワが邪魔するお陰でオイカワを4本釣ると1本アマゴが出るペース。難しいライズですが、一本追加されるごとに自分のスタイルに自信がついてくるのです。
長良川のアマゴ釣り
私の渓流シーズンはこれにて解禁。ただ2月中はまだ他の釣りも多いので本格的なマイシーズンは3月からになりますが、それまでにフライをいっぱい巻いておかないとね。コロナがひと段落したおかげで久しぶりに楽しめた長良川。解禁を告げる冬の風物詩を皆さんも楽しんでみてください。

冬の本栖湖へ訪れる釣り人はきっと、釣り馬鹿と呼ばれたいに違いない

冬の本栖湖へ訪れるのは何も釣り人だけとは限りません。相変わらず浩庵荘のキャンプ場には氷点下を楽しむ変態的なキャンパーのテントがずらりと並んでいます。そしてキャンプをしている人達もこちらを見て、「この寒さの中、釣りをするなんて馬鹿なヤツだなぁ。」なんて言っているでしょうからお互い様かな(笑)

釣り人って何故か「釣り馬鹿」とか「変態的な釣り師」などと言われても罵声とは捉えず、どちらかというと褒め言葉だと思っている人が多い輩。どれだけその釣りにのめり込んでいるかを、その言葉を掛けられる事でなんだか認めてもらった気分になるのです。そして私みたいにこの変態的な寒さの中へ出かけ、1%の望みにかけてキャストし続ける自分の姿を俯瞰で想像し、陶酔するのです。

ちなみにハーミット的、冬の本栖湖の大物予報を告げるとすれば、今回の寒気が抜けて次の寒気がくる間のポワンと暖かな日、10〜13時頃にドスンとアタリが出る予報。今回の釣行は「一週間早かったかなぁ。」なんて思ってますが、今日から早々と長良川解禁。コロナも治りつつあるので来週はミッジを投げまくらなくてはね。でも例によって私のミッジボックスはエンプティなので、本日から日々10本以上を巻かネバならぬ。

さてさて、昨日の本栖湖放浪記。お暇な方は以下の写真にお付き合いください。

昨日の戒め:大切なのはポジティブシンキングよりも寒さ対策

本栖湖の冬
富士五湖の中では一番深い本栖湖ですが、日本の深い湖のランキングでは中禅寺湖よりも浅く、水深約122m。水深がある事で夏場のトラウトはより深いところでトラウトは暑さを凌ぎます。
本栖湖のレイクトラウト問題
そして現在問題なっているレイクトラウト。漁協の方によれば、水深20m付近の刺し網によく掛かるそうな。釣り人の捕獲は40センチ程度のものが少し上がっているそう。今のところレイクトラウトはかなり深いところにいるので遠投してジギングで底を狙うルアーの方以外には掛かる事が無いので、フライでキャッチした話はありません。もし間違って掛かった場合リリースは禁止ですので、そのまま捕獲して漁協へ持って行ってください。
冬の本栖湖から見る富士山
とても寒いこの季節は現着9時到着予定にしました。それでも外気温はー5℃と北海道の釣りとなんら変わりません。湖仙荘で入漁証を購入しいざポイントへ。最初のうちは富士山が綺麗に見えてました。
本栖湖の釣り
キャストを4〜5投繰り返すと、ロッドはこの有様。リトリーブ時に伝ってきた雫がコクルクグリップの上でキノコの様に成長し続けます。さらにキャストを続けると小指が痺れ始め感覚がなってしまうので、キャスト後のカウントダウン中は、両手はポケットの中へ。ロッドガイドも凍らない様にロッドを股に挟み、ガイドが全て水面化へ着けて氷がつかないように気をつけます。
碧い本栖湖
風が吹くと顔が寒さで痛いので、指先以外の露出はありません。でも不凍湖だから水温は6℃台で、水中の方が少し暖かく感じる次第。寒いから本栖湖のブルーは一層磨きがかかります。
冬の本栖湖
暖かそうなポイントを探してひたすら投げまくりますが、湖畔はこんな感じでバリバリに凍ってます。写真を写し忘れましたが、南岸は残雪が凍ってバリバリ。南側の道は冬季閉鎖なので、南岸のポイントへ行く人は歩いて行くのですが、この時期は全く陽が当たらないので地獄の寒さ。
耐寒訓練の様な本栖湖
暖かくなってきたと感じたのはわずか1時間ほど。14時には風が吹き荒れフライが再び氷り始めました。そんな塩梅なので15時には退散し、帰り道にある温泉ゆらりで体を温めて帰りましたとさ。

プロペラ(巨神兵)から生まれる副産物は毛玉みたいなフライ

さて、昨日紹介したプロペラ(巨神兵)を作るとカットした毛が余るのですが、この毛を利用してもう一つ別のフライを作っていきます。こんなに節約されるとフライの消費が減るのでショップ泣かせの企画になってしまいますが、初心者の皆さんはまずは沢山お魚を釣って楽しんでいただくのが一番ですので、プロペラ(巨神兵)がスレた時はこのフライを使ってみてください。

皆さんはMSCというフライをご存知ですか? ひと昔前に岩井渓一郎さんが考案されたパターンで、M(メイフライ)S(ストーンフライ)C(カディス)頭文字を取ったフライ名で、ファジーニンフ(シルエットが曖昧なニンフ)を追求すると、そんな形になり、まるで毛玉の様になります。

さらに歴史を遡るとフランク・ソーヤが考案したキラーバグというフライはライトグレーのモヘアをボディにして、それをコパーワイヤーで止めただけのフライがあるのですが、これはテールもありません。見た目は芋虫っぽいというよりは、やっぱりただの毛玉ぽいのですが、よく釣れます。

今回は余ったラビットファーを使いますが、猫や犬がいらっしゃるご家庭では、ブラシシングした隙間に挟まったあの毛玉(フライ用語ではアンダーファー)で良いのです。この巻き方を覚えたら、その毛玉を使って同じように巻いてみてくださいな、きっといっぱい釣れる筈です。その作られた新たなフライパターンは「キラー●●(愛犬や愛猫の名前)」と呼びましょう。うちの猫の毛で巻いたフライは「キラー・アミー」となります(笑)

毛玉フライ(キラー・ラビット?)

Hook:TMC 3769・#12
Thread:Uni-Thread 3/0(ラビットのカラーに揃える)
Weight:No,3のレッドワイヤー
Body:ラビットファー(またはあなたの愛犬・愛猫の毛)
Tail:マラブー(ボディのカラーに近いものを選ぶ)

毛玉フライを巻いてみる
前回巻いたプロペラ(巨神兵)を作った時に、クリップ(またはマテリアルクランプ)に挟まったままの毛を今回は使います。その他に愛犬の毛玉でも構いませんが、クリップにこんな感じに均一にクリップに挟んだ状態にしてください。写真はプロペラ(巨神兵)を作った余りなので横に約5センチほどに広がっていますが、3センチもあれば大丈夫です。
毛玉フライは管釣りフライ
フックは太軸のフックであればなんでも良いです。シャンクにはレッドワイヤーのNo,3を8〜10回転ほど巻いて、瞬間接着剤をほんの少しだけ垂らして固定しておきます。
毛玉は釣れるのか?
スレッドはマテリアルの色に近いスレッドを選びましょう。下巻きはこのように適当で構いません。どうせ隠れて見えなくなってしまいますから。
毛玉のしっぽ
マラブーは同色に近いカラーを選び、シャンクの1.2〜1.5倍の長さで巻き止めます。思った以上に長くなってしまった場合マラブーは簡単に手でちぎれますので、必要な長さになるまでちぎってください。
マラブーはテール
テールを取り付けたらスレッドはそのすぐ前で巻き止め、ボビンからスレッドを引き伸ばしてその引き出したスレッドを左手指に引っ掛けます。その長さは約5〜7センチの輪にして再びスレッドをシャンクに巻きます。輪を作ったらスレッドはアイの直ぐ手前まで巻き進めそのままにしておきます。
ダビングワックスを使う
左手に引っ掛けている輪にダビングワックスを塗っておきましょう。こうする事でマテリアルが抜けにくくなります。塗り終わったら抑えている左手指の所にダビングツイスターを引っ掛けましょう。
ツイスターを使いこなす。
出来たループの隙間にラビットファーを差し込んで挟み込みます。挟み終えたら、ループを引っ張ってダビングツイスターを使ってループを回転させます。
ダビングループ
ダビングツイスターの形は様々ですが、ようは挟まったマテリアルをグルグル回ることで、芯となっているスレッドにより付けられるという事です。ワイヤーの隙間にゴミが挟まって抜けなくなっている様なもの、という感じ? 余計分かりづらいかな・・。
ダビングブラシ
マテリアルが挟まったループを回転させると、この様にブラシ状になります。今回はクランプに挟まったラビットファーをそのままつけたので、大量のマテリアルになってしまいましたが、このフライを一個作るのだと、毛の量はこの1/3で十分です。
毛玉フライ
このブラシをフックシャンクに巻き付けるのですが、案の定量が多過ぎて必要以上の毛玉になりました(笑)。アイの後ろまで巻いたら、スレッドと交差して巻き止めます。写真はマテリアルが多すぎるので、余ったものが多過ぎてよく分かりませんが、皆さんは材料は少なめにセットしてください。
毛玉フライ
フライのアイが見えなくならないように、マテリアルを全て左手の方へ引っ張ってアイの直ぐ後ろにスレッドを数回巻きましょう。
管釣り用フライ
余ったマテリアルのついたブラシ状のマテリアルはカットしましょう。
毛玉フライ
スレッドはハーフヒッチ、またはウィップフィニッシュしてスレッドをカットします。
毛玉フライ
スレッドにヘッドセメントを垂らして完成ですが、ダビングブラシ(硬めの歯ブラシでも良いです)で、ブラッシングして形を整えましょう。見た目ただの毛玉ですが、よく釣れます。光り物を加えたくなると思いますが、この手のフライはあまり光らない方が釣れると私は思います。このフライもインジケーターフィッシングに向いていますので、プロペラ(巨神兵)同様に管釣りのパターンとして巻いてみましょう。

初心者の救世主となるラビットスキンのフライを「プロペラ」と呼ぶ?

私のようなフライ歴が長い人は、禁じ手というか封じているフライが沢山あります。管釣りではエッグフライにトラウトガムなどのスキンタイプの他に、私の場合はエルクヘアカディスさえも一般河川で封じ手としています。釣り人ってややこしいもので釣れすぎると文句を言い、釣れないと釣りたさからこの封じ手に手を出したくなるものなのです。

昨今は色々な皮もの(動物の皮を使ったフライ)が多くなってきましたが、その中であまり紹介されてそうもないフライパターンのタイングを紹介してみます。正式名称は特にないのですが、仲間内では「プロペラ」とか「巨神兵」と呼んでいるフライで、従来のフライっぽくないところが面白いでしょうか。もちろん良く釣れるので私の中では封じ手なんですが、タコリたくない時と初心者にどうしても釣ってもらいたい時に差し出す為に、ボックスの隅っこに数個は入ってます。

タイイングは極めて簡単ですが、わかりやすいように写真をかなり分解して写しました。まだまだ管釣りで魚が釣り足りない方は、このフライを是非ともお試しを。

プロペラ/巨神兵

Hook:TMC 3769・#12
Thread:Uni-Thread 3/0(ラビットのカラーに揃える)
Bead Head:1/8” ゴールド
Body:Uni-Thread 3/0
Wing:ラビットゾンカースキン

プロペラをタイイングする
名前をプロペラなんて呼んでますが、キャスティング時にグルグル回ってティペットが縒れてしまう様に出来上がった場合は、それは失敗作ですからお間違えのないように。まず用意するのばラビットゾンカースキン。長さは約5センチ。もう少し長くても構いません。
巨神兵を巻く
まずはこのラビットスキンに生えている硬いガードヘアをむしり取ります。この工程は直接このフライのタイイングには関係ありませんが、副産物としてできるMSCタイプのフライを後に作りますので、その時の出来栄え(見栄え)に影響しますので、やっておきましょう。
管釣りフライを巻く
硬いガードヘアをむしり取ると、毛の先端は柔らかい毛だけになります。下準備ができたら長さが5センチ以上ある透明のクリップを用意しましょう(100均で手に入ります)。一応私はフライショップの人間なので、ここでは高価なマテリアルクランプを使用してます。
管釣りフライを巻いてみる
指先を少しだけ水に湿らせてラビットスキンを撫でて、クリップ(クランプ)に対して真っ直ぐ挟まる様にします。この時ラビットスキンの皮部分と毛の間を2〜3mmぐらい開けておきます。
ラビットヘアをカット
刃先が長いシザース(ハサミ)があると一発で切れるので便利ですが、皮に少しだけ毛を残す感じでラビットの毛をカットします。
管釣りフライをタイイング
切り離しとこんな感じ。クリップ(クランプ)に挟んだラビットヘア(毛)は次回のブログでそのフライタイングを説明しますので、そのままにしておいてください。今回使うのはラビットの皮の方です。今は長方形の短冊上ですが、カッコ悪いと感じる方は四隅をカットして丸くしましょう。
ラビットスキンフライ
ラビットスキンの四隅を丸くするとこんな感じ。そしてフックにはビーズを通しておきましょう。ラビットスキンは半分に折り、その中心をフックで刺します。刺す方向の裏表はその人の好みですからどちらでも良いでしょう。ここで失敗して欲しくないのは左右の長さを一緒にしてほしいことと、この皮幅の中心に必ずフックを刺して欲しい事です。
プロペラみたい
フックを指すとこんな感じ。左右のバランスがおかしかった場合は差し直すのが良いでしょう。また、刺した後に長い方をカットする手もありますが、長さが短くなると水中での泳ぎ(腕を開いたり閉じたりするようなイメージ)が悪くなります。
プロペラフライ
ここでようやくバイスに挟みます。今刺したラビットスキンの後ろにスレッドを巻き留め、ベンド方向(画面左)に向かって巻き進めます。スレッドの余りはカットしましょう。
プロペラのタイイング
フックベンドまでスレッドを巻いたら、また元の方向(画面右)に向かって巻き進めます。ラビットスキンの抜け止めとしてその一番近い場所にスレッドを多めに巻きましょう。ボディに当たるこの部分は他のマテリアルを付けたくなりますが、色々と試した結果ではシンプルな方が釣れるという結論です。
巨神兵のフライをタイイング
最後はハンドツイストでスレッドを止めます。難しく考えずにスレッドを結び止める為にボビン側の糸がフライ側の系の下に潜るようにすれば交差するので止まります(ハーフフィッシャーを使った時と同じ動きです)。その動作を一度ではなく数度行なってスレッドをカットします。
巨神兵のフライタイイング
スレッドをカットしたら、ヘッドセメントをボドキンに付けて、今巻いたスレッド部分に塗りつけましょう。これで完成です。
巨神兵
このフライの使い方ですが、一般的なのはインジケーターを使ったフライフィッシング。フライからインジケーターまでの距離は1〜1.5mの範囲が良いでしょう。フライを結んだらまずはフライを水に浸けて少し揉んで水に馴染ませます。完全に水を吸い込むと2本の腕は巨神兵の様にダランとします。フライをキャストして放置しても釣れますし、誘いをいれれば腕が動くので誘いに乗って魚が喰ってきます。寒い時期は明るめのカラー中心(クリーム・オレンジ・チャート・ピンク・レッド・タン)が良く、暑い時期は暗めのカラー(オリーブ・ブラック・ブラウン・パープル)などがよく釣れますので試してみてください。

 

今年復活予定の『HMTフライトーナメントon 弁慶池』を行うために赤坂見附へ行ってきたよ

こんなタイトルをつけると、いかにも弁慶池の予約貸し切りの手配とトーナメントに向けてのロケハンをしに行ったみたいですが本当はね、昨年末のリベンジがメインテーマ。ブログの内容は火曜日に釣りへ行った話をその翌々日あたりに書く事が多いけれど、12月の最終週にポッカリとブログに穴が空いている日に、この冬初めて弁慶池に行ってタコリました。

今冬の弁慶池(皇居の外堀なので、本当は弁慶堀というのだけれど、幼少期に地元の釣り人は皆こう呼んでいたので許してね)はなかなか水温が下がる事がなかったので、レインボートラウトの放流は12月の頭からとの事。そしてレインボーの最初の放流が12月20日(火)の夕方に放流ということだったので、魚が水に馴染んだ翌週の火曜日に行くこととなったのです。

カマスのフライフィッシングを楽しんだ翌週にいつもと同じようにロッドを振り回した弁慶池。オープンから15時半までフライロッドを振り続けてみたもののアタリのアの字もなく撃沈した敗北者の私。何がいけなかったのでしょう? 今思えば毎年12月初旬ごろから弁慶池のレインボーがスタートするけれど、12月に行った釣行はオデコか貧課のいずれかで、むしろクソ寒い1〜2月の方が私の場合は釣果が良いかもしれません。

ちなみに弁慶池は東京オリンピック2020開催前にお堀を掃除するために掃除をしたので、昔に比べると水深がかなり深くなりました。冬はその深いところへ固まるので、その場所が分かれば結構釣れます(釣況はボートを借りる時に聞きましょう)。ちなみにこのレインボーのフライフィッシングは一番釣れるのが3月でゴールデンウィーク前で収束するイメージ。それと入れ違いに今度はブラックバスとブルーギルが釣れるようになるので、なんだかんだで一年中楽しめる皇居の外堀。私は小学生の頃から行っている釣り場なので、幼少の心を持ったままアラカンになってしまいました(笑)

以下は今期の弁慶池の様子です、気になる方は読み進めてください。

以前行った弁慶池トーナメントの様子はこちらをご覧ください

弁慶橋ボート場
交通:地下鉄半蔵門線・有楽町線・南北線で永田町駅を利用する人は7番出口、徒歩3分。または丸の内線赤坂見附駅を利用する人はD出口、徒歩1分。
釣り:入漁料なし、ボート代のみ。1日¥3,500

弁慶堀の橋の上
この立派な橋はいつ頃できたのかな?昔は二本の橋の真ん中の下でルアーを投げていた記憶があります。現在の弁慶池は水がとてもクリア。都会だから暖かいだろうと思いますが、ビル風が吹くし午後はビルの影になるので寒いのです。なので釣り終わると銭湯を探すか、おでん屋やもんじゃが恋しくなります。
冬の弁慶堀
歳をとると色々な忘れ物をします。今回は帽子と老眼鏡とライフジャケット。ま、釣りに直接関係ないから良いか ・・。って思ったけれど、老眼鏡無しで糸を通す時は心眼を使いますが、釣りたいと言う欲望でなかなか糸が通りません(笑) そして予報に反して到着時は小雨・・。なんか嫌な予感。
ヘラブナ釣りの様なフライフィッシング
今回はマッキーと後輩を連れて訪れたのですが、二人は到着するや否やすぐに連れ始めます。私は慌ててロッドを出すものの、インジケーターフィッシングをしてもアタリはピクリとも起きず。いつも釣れているタナ(約1.8m)に合わせているのになぜか釣れません。焦れば焦るほど釣れず、時間がどんどん過ぎていきます。
弁慶堀の釣り
両隣りで次々と魚を掛けるものだから益々焦る私。しかし釣れているタナや釣れているカラーを聞いても、一向に当たらないのです。数時間粘っても一度もアタりがないので、挟まれながら釣りをするのが嫌になり、その場を離れて釣れる場所を探りますがダメ。結局もう一度擦り寄って行って、インジケーターを付けずになるべくそこ底いっぱいにフライをトレースするようにしました。
レインボートラウト
ロングキャスト、デッドスローリトリーブでようやくヒットしたこの一本。すでに決めていた終了時間の間際だったので、私の釣果はこれ一本、ふぅ・・。オデコの方がネタ的には面白かったかも? 彼らは入れ食いで後輩は二桁以上の釣果。その違いはポイントと微妙なカラーの違いだと思いますが、クリーム系のモップフライが今回のヒットパターン。お魚のサイズは45〜55cmが中心ですが、それ以上のサイズも多数放流しているとか。
月島のもんじゃ
15時にもなると体は冷え切ってしまうので、その場を離れて今回も月島へもんじゃ焼きを食べに向かいます。
月島のもんじゃ焼き
オデコにならなかった事でビールは祝杯となり、今日の釣果を三人で報告しあいます。そして3月のフライトーナメントに向けてどのように大会運営をするかを話し合うのでした。ハーミットの弁慶池フライトーナメントは3月中旬ごろに行いますが、ボート数に上限があるので先着順になる予定で予約はまだお受けしません。とにかく、コロナが終息に向かった事で、みなさんと楽しい時間が過ごせる様今年は頑張って参ります。