都会っ子の幼少期(今はなき豊島園でのフライフィッシング)

江戸っ子と言った方が聞こえは良いのだけれど、僕らは昭和生まれだから都会っ子と言った方が合っているのかもね。でも途端に『もやしっ子』に思われてしまうのでやっぱり江戸っ子と呼ばれたいのです。

私の実家はハーミットの近所で、遊び場と言えば皇居の外堀が僕らのフィッシングスポット。今だから言えるけれど、そのほかの釣り場は上野公園や東大の三四郎池、そして小石川植物園など、いずれも釣りをしてはいけないので、警備員さんと追いかけっこは茶飯事でした(笑)

そんな悲惨な都内の釣り環境の中、体育の日を境にオープンするのが豊島園のプール釣り堀であり、都会っ子がトラウトに会えるチャンスなのです。当時は流れるプールと波のプールが解放され、某ロッドメーカーの方なんかはロッドを試しぶりにきてたりして。今の方はなんでもかんでもリリースしてますが、当時はそのほとんどの人が魚を持って帰っていましたヨ。ま、管釣りと言ってもプールなので、最後は食べて上げないと無駄死にする事になりますから、それが正解な気がします。

あれから40年以上の月日が経った今でもとしまえんのプール釣り堀は健在なのは皆さんはご存知? 今はエサ釣り池が1番の人気でご家族連れの人で賑わっていますが、フライの人もちょこっと遊ぶにはもってこいの「電車でGO!」できる管釣り。

僕らがこの管釣りを楽しむのはこんな年末が多いかな。晦日はサクッと釣り納めをして午前中に切り上げ、池袋に出て昼呑みするというのが大人っぽいでしょ? 西武線の暖かいシートに揺られて向かう池袋までの間は寝落ちしそうな居心地。そして串焼きを食べてほろ酔い気分の帰宅路で、今年の釣りを振り返るのでした。

天気予報は大外れ? 雨は午後からと言っていたのに着いた途端にかなりの雨に見舞われて、寒さも手伝って釣りを始める前にめげちゃいました。
撮影者なので私は写ってませんが、レインウェアなんて持たずに出てきたので肩口はすでにビチョビチョ。そして投げても投げてもウントもすんとも言わないお魚。ヤベェ、晦日にタコリか?
タコリだけは勘弁なので、流れるプールへ移動しルースニングでトライ。しかし、適当に持ってきた管釣りフライではアタリがほとんど出ず、なんとか2本をキャッチと言う厳しさ。そんな中、爆釣する初心者Mさん。何使ってるの?と聞いたら「紫ですヨ。」とのアドバイス。ベテラン勢はタコリ寸前、しかし初めてまもない彼女は入れ食いとはどういう事?
紫のニンフなんて使う事ないから持ってないよ、と言いつつ念の為ボックスを確認んすると、息子がまだ餓鬼だった頃に巻いた紫の毛玉の様なフライがあった(笑) 試しに投げてみると、ありゃま本当に釣れるじゃありませんか。
その後は初心者Mさんの言う事を聞いて、ベテラン勢はオデコ脱出。いやぁ、ヤバかった。「紫のフライは一杯持っているので、私の使いますか?」と言われたベテラン勢の屈辱感たら、半端ないっす(笑)。ちなみに、イッパイと言われましたが、ボックスに刺さっていたのは2本でした(イチ、ニー、沢山なのか・・(笑)次回は絶対紫を巻いて行こっと。 その後は冷えた体を温める為に池袋で飲んだくれて帰りましたとさ。楽しい晦日。来年もコレで良いかな?

メリークリスマスの夜に

なんか以前に似た様なタイトルを付けた気がするけれど、まぁいいや。あなたはクリスマスソングと言えば何がパッと思い浮かびますか? 私はワムの『ラストクリスマス』でしょうか。この曲が発売された当時は青春ど真ん中でしたので、曲が掛かると当時の思い出がすぐに蘇ります。

先だっての23日夜は今年最後のシーバスボートスクールへ急遽行くことになり、夜9時にシーホース から出船。クリスマスを前にしてフィッシング・レディ2名に囲まれてシーバスフィッシングのコツを教えるという、なんとも楽しい夜です。

年末の湾奥シーバスは産卵に出掛けた大物の気配はないのですが、産卵に加わらない50センチ前後までがウヨウヨ泳いでいるので釣りには困りません。特にシーバスを初めて狙う初心者には笑いが止まらないくらい。冬場の管釣りでニジマスを釣るのよりも何倍も釣れてしまうので、「シーバス釣りって簡単なんですね。」と思われてしまいます。ま、こんなに釣れるのは今だけですよ、今だけ。

クリスマスを目前にしてレインボーブリッジはレインボカラーに着飾り、東京タワーはクリスマスツリー色に輝きます。そして時刻が24日に入り皆でメリークリスマス・イブ。いつもならば消えてしまうレインボーブリッジの灯りは、気分を盛り上げるために色を変えて点灯し続けるのでありました。

今年も残り少なくなってきましたが、貴方の釣り納めは終わりましたか?サイズを気にしなければシーバスの入れ喰いにて締めくくるのも良いものですよ。

メリークリスマス!

リトリーブやテンション、フッキングのお話しをしたのは最初の5分ほど。後は狂った様に釣り続ける女性2名。いや正直言って5本も釣れてくれば御の字だと思ってましたが、お二人ともフッキングが上手なので終始入れ食いです。
サイズは25〜50cmほど。お二人で楽勝で100本以上の釣果。私が投げてみるとワンキャスト・ワンヒットの状態なのですぐに辞めて、お二人が楽しそうに釣りをしている姿をずっと写真に収め続けました。
レインボーブリッジを前にシーバスが入れ喰いです。休む事を知らずマシンの様に釣り続けるお二人。むしろ私の方が余裕があるので、おにぎりを食べながら夜景鑑賞です。
今回はキャスティングスキルがそれほど無くてもボート際2m内でも入れ食いでしたので、アワセさえしっかりできれば誰でも入れ喰いを味わえる感じでした。東京湾の豊かさを感じます。
あまりにも釣れるので、最初のポイントですでに腕が痛いと言い出したお二人。それでも釣りをやめずに釣り続けるのは、「普段は管釣りで3時間で2〜3本しか釣れない日があるのだから、嬉しくてやめられません。」の発言。確かに、今の私だったら壊れたフライやボックスの隅に眠ったフライを成仏させるのにちょうど良いかも?と思いました。
最終的には一つのフライが壊れ続けるまで釣っていたので、最後はほとんど鈎だけになるほどの状態でも、シーバスは喰い続けます(笑)。魚のスイッチが入っている時って、オソロシイですネ。

釣りバカたち(オオニベ戦記2019・日向灘編)

バカと言っても良い意味の馬鹿です。このタイトルを聞いて真っ先に思い起こされるのは矢口高雄・著の漫画ですが、世の中にはそれを上回るお馬鹿なオオニベハンターが集まるのが、ここ宮崎。私もその馬鹿の一人ですが、私なんてまだまだ青二才。今回も多くの方とお話をし、その情熱に脱帽するばかり。

例えば、釣れるまで帰らない人。関東在住でご家庭を持ちながら、昨年は40日間を宮崎で過ごした人。あるいはオオニベのために引っ越した人。釣りやすい環境にするために仕事を変えた人。仕事のシフトをオオニベ寄りにする人。北海道から来て釣り場にずっとテントを張っている人など。その皆さんの情熱だけで発電ができそうな勢いです。

私は釣りガールに興味がない人間ですが、一昨日は私でも知っている九州の釣りガールが隣りで取材してました。適当に撮影して良い絵が撮れたら帰るのかと思いきや、私が帰るイブニングの頃までずっと投げ続けてましたよ、彼女は本物の釣り師ですな、反省。これからは応援いたします。

私は色々な地域で釣りをしますが、何回訪れても嫌な思いをした事がないのが宮崎でしょうか。訪れるたびにその人柄や地域民の暖かさに触れ、移住したくなりますな。サーフィンを復活したら、その可能性も少しはあるのかな?

今週の管理人は滞在地から呟いてましたので、書かなくともその結果はわかっていらっしゃる方も多いと思いますが、しばし下の写真を見ながらお付き合いください。あなたもオオニベ式ダイエット、いえオオニベ式筋トレ始めてみませんか?もしかしたら、私よりも先に釣るのは、あなたかもしれません。

今年の宮崎修行を一言で言えば『あつい(暑い・熱い)』です。いや〜暑かった。朝方の最低気温が17℃なんて日がありましたので、昼間はTシャツ一枚で過ごせる陽気。そして釣り人の情熱が半端なく熱い。
プラノロッドケース
30年以上私と旅をするプラノのロッドケース。壊れたら買い換えようと思っていますが、いまだ壊れません。まだケースがきれいだった30年前はアジア諸国を旅すると、綺麗に貼ってあるシールが盗まれる(剥がされる)事が多々ありました。よってケースは汚いのに限りますが、その反面タクシーの乗車拒否にあった事があります。
今回のテーマは釣れているルアーのサイズに合わせる、でした。結果的に魚はいっぱい釣れるのですが、全部外道。外道というクーポン券を貯めると、そのうちオオニベが掛かるのでしょうか? ヒットへ近づける道筋はあらかた分かって来ましたが、やっぱり最後は運が少し必要です。それもサクラマス 釣りの1000倍以上の運かな。
オオニベとニベは全くの別種。その見分け方はニベは下口でオオニベはシーバスの口を少し小さくした様な感じ。水中でダイヤモンドの様な輝きを放つ側線を持っているのがオオニベで、それがオーストラリアでJewfishと言われる所以です。IGFA世界記録は66.75kg、南アフリカで釣れています。5年もの間オオニベの写真を撮れないので、宮崎でお世話になっているKさんがルアーでキャッチしたオニベの写真をお借りしました。実は最終日は私と別のポイントに入っていらっしゃった彼ですが、私が帰る離陸直前に今年2本目のオオニベをキャッチしてました。流石、オオニベハンター(写真は以前のもの)。
広角な写真で分かりづらいですが、右側にたくさんの車があります。恐ろしいほどの数なので状況を知らないおじさんが「今日は何かイベントがあるのですか?」と尋ねてきたほど。釣れる状況を読んでオオニベハンターが仕事を休み大挙します(それとグチ(ニベ)釣り師少し)。
北西風が吹くと波が穏やかになり、釣れそうな雰囲気に。その代わり気を抜くとこういう事になります。フライはとても重いので、ラインが頭上を通らないキャストをしなくてはなりません。そしてフルキャストするので、肌は一切出さない様にしましょう。
フルキャストはグチ(ニベ)。波打ち際はエバ(ヒラアジ類の総称)という感じ。釣り方の考察についてはまた今度。今回はこの二種類をよく釣りましたが、その代わりヒラメがなし。
4日目に隣のワンドでオオニベを釣った人がいて、聞けばそのフィッシュオン・タイムが8時半。オオニベは群れで行動しているので、同じ時間の同じ場所にまた捕食しに来ると推測。翌日の潮回りを考えるとプライムタイムは8時半〜10時ごろ。ポイントへ入る為に早めに行ったつもりがやっぱり魚が釣れている時は人だらけ。前日釣れた場所のヨレがあるポイントのすぐ横に入れました。釣り続けて予想した時間のドンピシャ9時37分ヒット! と言っても私ではなく、隣の人ね。ガチガチのベイトロッドを根元近くから曲げてロッドが叩かれます。しかし、あと少しというところで35ポンド・ショックリダーブレイク、残念。その様子を見て興奮しまくった私でした。彼の昨年はオオニベ不調の中、下した決断はSUP(サップ)でルアー。沖合500mへ出て見事ランディングしたそうな。その根性はもとより、情熱に満ちたキラキラとした目が印象的な釣り師でした。
今回はオオニベの鼻先までフライが届いたのですが、そのタイミングは運次第。その後は潮が一変して濁ってしまい、外道さえ掛かりませんでした。かくして今回の旅は終了し、またしても沢山の宿題を抱えて帰って来ました。でも今回の旅で分かった事。フライフィッシングでオオニベを釣るのは夢ではありません、あと少しで実現できるのです。

3時間×2本勝負

宮崎遠征に向けてやる気スイッチオンになり、毎日フライを巻きたい気分。ここのところ家へ帰ると毎夜Youtubeでサーフ・フライフィッシングの動画を見てモチベーションは80%越え。今年こそは何か爪痕を残さねば・・。

今秋に手に入れたお大物狙いのスコット18ftですが、出発1週間前にして未だそのグリップのフィルムを剥がず仕舞い。このままだと現地へ行ってぶっつけ本番になるので、いつもの栃木のカンツリーへ行こうと思ったら、いつの間にかスペシャルポンドがなくなってましたヨ、残念。お魚を釣りながらの練習をイメージしていたので、本流でダブハンを振る気になれず、ダブハン断念。気持ちを切り替えて、年明けの鯉シャブ(鯉釣りの後にしゃぶしゃぶを食べに行く)へ向けてロケハンかな。

秋の台風で埼玉県中央部の河川合流箇所では氾濫した場所が多く、気にはなってはいたけれどその後の塩梅も知りたいのもあり、昨日はいつもの鯉スポットへ出掛けた次第。

案の定、河川は至る箇所でまだ工事中。流れも大分変わってしまい、お魚さんは大丈夫かな? 邪魔にならぬ様に工事の無い場所に入り、まずは拝みながらのパン巻きの儀式。最初はドバッと撒いて、その後は間隔をおいて撒いていく。10分が過ぎ20分が過ぎても何もなし・・。仕方なくポイントを変えて同じ調子で撒いていく。結果、一斤に3時間かけたパン撒きの儀は虚しく徒労に終わりました。この場所で初の完デコかな。今後が心配・・。

持て余した時間を必死に考える私。朝霞ガーデン二連チャンはブログのネタ的にもつまらないし・・・。で、思いついたのがフィッシングフィールド川越(FF川越)。僕らからすればこれを川淡(かわたん)と呼びます。

一昔前、埼玉県南部の管釣りと言えば、朝霞ガーデンと二分して川越淡水魚センターが東武東上線の新河岸にありました。それは新河岸川のほとりにある小さな管釣りで、湧き水が豊かだったのでとても水が綺麗で水藻が生えていたのが印象に残っています。その管釣りが河川の区画整理でその場所が使えなくなり、場所が移動して復活したのがFF川越です。とはいえ、場所は川越よりも北にある川島町に移動したので、移動には1時間を要しました。

このFF川越のオススメ所は今でも3時間¥2,000で楽しめるので、チョコっと遊ぶにはうってつけの場所。定休日は木曜日なので、金曜日に間違って朝霞ガーデンへ行ってしまった人はココを思い出して移動するのも一つの手です。

大きさは50m×25mくらいかな?ほぼ長方形のポンドに水車が一つ。水深はあまりありません。水はささ濁りで秋〜5月くらいのシーズンがオススメです。私はと言うと到着した時間を考えると3時間ほどしか出来ないので三時間券を購入し、本日3時間勝負の2本目。しかし久々の釣り場なのでパターンは全く読めず、フライの残骸を使い6本で終了。でも慣れている方は私の数倍は釣ってました。

今週もユルユルの釣りでしたが、いつもと違う事をすると刺激があって良いものです。さてと、来週の準備に入るかな。結局スコット18ftはぶっつけ本番になりました・・・。

釣り開始の前に橋下を覗くと、居るじゃないの! と思ったら、その大半はニゴイでした。台風で流れちゃったのかな?いつもの1/3もいない感じです。
下流部はオレンジ色のテープで仕切って工事中。全体的に流れが少し早くなった気がする。
いつもの様に超熟をフライと同じ大きさにカット。多さにして2×2×1cm位かな?1斤を切るのに30分以上かかるので、事前にやっておく方が良いかも? 結局このパンにチェイスした鯉は1匹のみ。そのチャンスは全く活かせず。
フィッシングフィールド川越はこちら。高速を使った場合は圏央道川島ICになります。私は川越で仕事をしていた事があるので下道に慣れてますが、都内からずっと下道はチト辛いかも。(*現在はルアー専用の管釣りになりました)
全体像を写そうと思ったけれど、意外と人が多いので、ちょっと変な写真になりました・・。
お魚はレギュラーサイズのレインボー中心。早いアクションには反応しなかったので、インジケーターの釣りが一番良いかも?

海外で見つけた同志

翌々週に向けて、自身のオオニベスイッチが入りました。本日はソルトフライ・タイイング・デイになりそうです。

海外ではジュウフィッシュやマロウェイと言われるオオニベですが、世界でもフライで釣っている例はとても少なく、情報が乏しいのが現状。現にネットにその検索ワードを入れた所で私みたいにチャレンジしている人がほとんどで、質問掲示板にはその話はあるものの実際に大物を釣っている写真はないんです。

私がこの魚にチャレンジした当時と比べると年々狙っている人は世界的に増えてきていますが大物にはあと一歩で、釣れているそのほとんどが夜のボートフィッシングの様です。昼間のオオニベ狙いはどこの国も試行錯誤の様ですので、今年は夜中心の釣りになるかなぁ。

で、色々と検索していくと、昨年にちゃんとフライで、それもシングルハンドで大物をキャッチしている人がいました、オーストラリアです。日本では宮崎に多いこの魚ですが、世界的に見るとそのほとんどは南半球に生息するので、北半球では九州〜本州までしか見かけないんです(私の調べた限り)。英名ではジャパニーズ・ミーガーと言われるあたりで、やっぱり北半球は日本付近だけなんでしょうね。さて、そのサイトは以下の通り。

https://www.ifish.com.au/blogs/weekly-newsletter/mulloway-caught-on-fly-by-angler-mario-pulis

(記事がなくなってしまいました 25.9.1)

つたない英語で読み取ると、やっぱり並々ならぬ努力があった様で、6週間毎日釣りまくった結果の様です。やっぱり私みたいに1週間ほど滞在して釣ると言うのはかなりの運がないと駄目なんでしょうね。そしてシングルハンドで釣っているところを考えると、波っけがない場所で夜はシャローレンジで餌を漁っている様です。夜はスイッチロッドが良さげかな?

このページで実際に釣れたフライ、タックルなどがわかったので、とてもありがたい限り。フローティングか・・。昨今はメタルジグで釣る人がほとんどなので、やっぱりこの魚は縦の動きに反応するのですかね。

今年はクラウザーミノーとラインのレートを変えてのチャレンジです。本日から妄想フライタイングが始まります。その結果は神のみぞ知る。

こんなふうに海が凪いでベイトが接岸すればチャンスなんですが、すでにトータルで1ヶ月近く釣りをしている計算ですが、そんな日は滅多にありません。その時点で日程を組むのがギャンブル・・。
Surf Fly Fishing
フライはほとんどロストしないのですが、砂と後ろの丘に叩き付けられ、傷だらけになります。創作したフライは数えてませんが、その半分はシーバス・とシイラ用に転用しました。
1にキャスト2にキャスト。「水中にフライがある限りそのチャンスはある!」と言う持論。その結果が出る事を夢見て、これからも投げ続ける事でしょう。

車の休日

11月の釣行は雨続きだったので、車はずっと湿っぽい感じ。そして12月に入って久しぶりのお日様を見たけれど、ランカーシーバスは終息に向かい、本栖湖は今季目標を達成した感があり、釣行スイッチは未だ入りません。最近は週3回ペース釣行が続いたので釣りは一休みし、昨日は車の休日としました。というか車内のお掃除ね。

私の場合は海から渓流そして湖と、どこへでも行っちゃうのでタックルの種類が多いために車内の乱れは半端ありません。流石にロッドとリールは高額品なので毎回車から降ろしますが、ニーブーツやらレインウェアとシュラフ、そしてライジャケとベストなどが積みっぱなしで、11月の雨を吸った匂いの張本人をなんとかセネバ・・。

そもそも何故に家へ持って帰って干さないの?と言われてしまいますが、自宅マンションが外壁工事をしているので遠い駐車場に移動されている為、雨の日に荷物を持って帰れなかったので、たんまりとそれらを溜め込みました。

さて、せっかくの青空の下なのでキャス練をやっている秋ヶ瀬でも行って干そうかと思ったけれど、台風の影響でいまだに閉鎖中。そこまで車で来てしまえば、その後の行先は決まった様なものです。はい、お察しの通りです。

朝霞ガーデンでシュラフを干してみる人なんて初めて見た(笑)自分のことですが・・。このノースフェイスのシュラフは30年以上の付き合い。なんでも物持ちが良い人なもので、このパジェロ も間も無く18万キロ走破。
レインウェアだけで上着3着、下が2着、そしてベストが3着という具合。ランディングネット も3本刺さってます(笑)。フライボックスを数えたら18個ありました。ちなみに潮まみれのラインバスケットは一度も干してないので、潮をふいて真っ白け。
3時間の遊漁券を買って釣り始めたのは1時間後。平日の夕方は人が少なくて快適です。とりあえず沈めて釣って、その後は巻くだけ巻いて使ってなかったオレンジ&パートリッジでスイングの釣り。その後はドライフライを楽しみました。
結局釣りをしたのは1時間足らず。10数本も釣れば満足なので、ビール恋しさに早あがり。ゆるゆるな休日もたまには良いものですね。今月はオオニベに向けて最後の全力疾走。それまでタイイングの日々ですが、その最中は妄想でオオニベが釣れています(笑)。釣りって楽しいなぁ。

ウチダ式・エクササイズ

フライフィッシャーの皆さん、オフシーズンのこの時期に体が鈍っていませんか? 肩こり、冷え性、釣欲不振でお悩みのあなたには、ウチダ式エクササイズをお勧めします。体を鍛えるためにフライタックルの8番タックル以上をご用意ください。

まずは下半身を鍛えるエクササイズからスタートしましょう。この運動はご自宅ではできません。東京湾マリーナにあるシーホース (別名:ウチダマル)に乗船することで、釣欲に必要な筋肉全てが鍛えられるプログラムです。まずは乗船したら腰を落とした姿勢を保ちましょう。太腿を使ってバランスの運動です、周りのものに掴まってはダメですよ。ポイントへ到着までの15分間、その姿勢で腰をしっかり落とし波に同調する事で体幹を鍛え、波によろけない体づくりをしていきます。

最初のポイントに着いたら一呼吸し、第二の運動です。まず腕を胸の前で大きく広げてフライラインを伸ばす運動、ハイ、「イチ、ニー、サン。」胸を大きく張り、背筋と胸筋を十分に伸ばしましょう。体が温まってきたら、次はフライキャスティングのエクササイズです。

ロッドをリズミカルに4拍子で振り、前腕屈筋と手首を鍛えます、うまくラインが真っ直ぐに延びる様にリストを所定の位置でしっかり固定します。 シュートしましたら大きく左手でラインを長く引き、体の筋を伸ばしましょう。ハイ「イチ、ニー、サン。」ロッドからアタリが伝わってきたら、左手でスピードをつけた鋭い引きでフッキングの運動。これは俊敏さと精神を鍛えられます。皆さん上手くできましたか?

という具合に、本日はウチダマル(シーホース )にてウチダ式エクササイズに参加し、前腕屈筋と握力を鍛え十分にストレッチしてまいりました。

シーバスですか? あ、何のことでしょう? 私は体を鍛えに行っただけですよ。

どうしてもデップリと太ったハチマルが取りたくて、コノシロシーバス最後のご奉公に行ってまいりました。というよりも20センチのチューブフライも改造しまくりで現在ゼネレーション5。その泳ぎと成果を見たくて海へ出た次第。どんより曇り空、お天気持つかな?
本命ポイントへ行くまでに体を温めましょうとのことで、一番近いポイントへ。すると鳥山があり3/0のピーナッツバターでワンキャストワンヒット、入れ食いなのでシーバスを釣ってない訳ではありません。ただしサイズは50cm程度であくまでも肩慣らしです。例によって無限ループで釣れまくるのを途中でストップし、僕らはエクササイズ、ではなくランカーシーバス狙いへと向かいました。
この長雨、嫌な予感はしましてましたが、コノシロはすでにどこかへ行ってしまった様です。魚探には何にも映りません。念の為12番ロッドで体を鍛え続けてみましたが、海面に腕押し状態。な〜んの手応えもありません。
前半に入れぐったシーバスが懐かしく感じる程の無反応マシンガンキャスト。左手はアタリを欲しがっていますが、ただ体を鍛えるばかり。毎週の様にフルキャストしているので、腕は確実に太くなりました。
同船者も私に習ってひたすらフルキャスト。1時間もすると手首が痛くなり、背後の海面を叩く様になります。すると私からの喝! 再びキャスティングに火がつきます。
20センチを超えるチューブ ・ミノー(仮名)は水中に入った見た目では、魚よりも先に私が釣れてます。「俺だったら、間違いなく喰うよなぁ。」と、魚になった気持ち。
かくして、シーホース の所定時間を全く休むことなく12番を投げ続けた私。最後の方に8番を振ったら、何て軽いこと! これこそウチダ式・エクササイズの効果ですな! 今では8番ロッドは私にとっては鉛筆並の軽さに感じます(大袈裟ですな)。2019年のコノシロシーバスこれにて終了。残した宿題は来年2020年10月後半から答え合わせをいたします。

風に吹かれて

風の吹くまま気のままに、私の釣りは風次第。そして今の気分は最近のキーワードである『朝飯前』なのです。

夜明けの釣りに間に合う様に寝癖のついた頭をそのままに、向かった先は朝飯前の釣り南房エリア。アクアラインでは風速13mだったので車は煽られまくり、スピードなんてとても出す気になれず。頭によぎったのはロッド振れるかいな? この時点で行っても釣りにならない気がしていたので、その時はどこかで朝飯を食べて帰ろうと思いました。

真っ暗なので海の様子も分からず、とりあえずタックルを準備していざ堤防へ。しかし風裏なのか思いの外その影響なし。しかし夜が開けプライムタイムへ突入かと思いきや、ロッドから魚信は伝わらずウンともスンともいいません。釣り人はそれを知ってか知らずか平日とはいえ数人しかいない寂しい状態。いつもは釣れている人に話しかけながら、その側でお裾分けの様に釣っていた私にとっては、堤防全体をマシンガンキャストしなくてはならない。結局潮が動くまで、何〜んにもありませんでした。

釣りは午前8時半に終了。本命のカマスくんはほとんど釣れなかったけれど、今季初の五目釣り。風に吹かれて何かの答えを探しにきたけれど、気持ちはほっこりした朝でした。

前回のタイトルが『眠れぬ夜』だったので、今回のタイトルはオスコース繋がりだと思ったあなた、違います。ボブ・ディランの『Blowin’ in the Wind(風に吹かれて)』を聞きながら釣りをするユルユル釣行でした。

The answer, my friend, is blowing in the wind

The answer is blowing in the wind

iPhoneと違い、普通のデジカメだと夜景モードで撮ってもこんな感じ。夜が開けて思った事は、まだまだブルーシートを掛けた家々が多く、台風からの復興が進んでいない事。何にもお手伝いできていないので、少しでも力になれる様に、出来る限り現地でお金をお落としてきました。
これだけ陽が上がって、始めの1匹はメッキアジ。お前さん、カマスくんの居場所を教えて頂戴な!
今回はスコットセクターの初陣です。ウィンストンのエアソルトとは全く違う投げ心地で、お店で振るのと実釣での感覚の違いが、ラディアンを思わせます。
メッキアジをフライで釣る
目の前でボイルが起きたので何かと思いきや、フライを数度通してもなかなか食わない。よく見ると小さなシラスサイズのベイトを追っていたので、チューブミノーにチェンジすると入れ食い。でもメッキくんなので数本も釣れば飽きちゃいます。お目当てはカマスなのでリリース。
マゴチをフライで釣る。
いくら引っ張っても釣れないので深く沈めたら、今度はマゴチが釣れました。お刺身にした時のプリプリ感と甘みが好きなので、小さいけれどキープ。
ボイルが起きるたびにフライをチューブフライにチェンジして表層を通すのだけれど、メッキアジの群れの他にシーバスの群れも。あれ、これ?これはヒラフッコみたいですな、他に何本か釣れたフッコ君よりも尾びれが大きくエラ下まで鱗があったので、多分そうです。
使っているラインはシックスセンスのタイプ7なのですで、ワンシーズンでギタギタに。ラインのダメージを考えるとウェットセルのタイプ6が海には一番いいかもね。
朝飯前の釣りはお持ち帰りはこの2匹。なんとも寂しい釣果。マゴチのお刺身は三口で平らげました(笑) カマスくんはヒラキにして冷蔵庫でオネンネしてますが、一口で食えちゃうな。

眠れぬ夜・2

♪眠れない夜と雨の日には 忘れかけてた愛がよみがえる♪

先日の二日間はサーモンフィッシングでずぶ濡れになり、昨夜はと言うと、「この雨じゃ他の船は出てないだろうから、釣れるんじゃね〜の?」的な軽いポジティブな気持ちで出かけましたが、オフコースの歌詞が身に染みた夜であります。

このところの東京湾シーバスフライを楽しんでいるのはハーミットのお客さんが多いので、「今宵のシークロは出船を中止した。」とすぐに連絡が入った。私達はシーホースうっちー船長の出船なので、行ってしまえば雨如きで出ないなんて言わせない(笑)。同船者も同意のもと、お馬鹿な僕らはこれぐらいじゃめげません。

出船してすぐのポイント、超入れ喰い。サイズは伸びないが無限ループの状態。やり続けても良いけれど、他のポイントも見たいので移動です。2つ目のポイント、ボイルがバホバホ。風と潮の向きが逆で釣りづらい状態なので、適当に釣れたところで、移動。3つ目のポイント不発。そして4つ目以降「そろそろランカー狙いで行きますよ。」との船長の言葉に、いよいよワシの出番かとロッドを振らせてもらう事に。

雨は降り続いていたけれど、沖へ出てみると思いのほかの強風とうねり。連日のシーバスでラインを2本をダメにして、トラウト用のシンキングラインを持ってきたのが仇になり、強風に煽られ大型フライは空気抵抗で押し戻され、いつもの半分くらいしか飛びません。それに船が流され続け止められない状態。さっきまでの入れ食い状態は皆笑顔で過ごせるけれど、気温8℃・風速5〜7m、10mmの雨となると途端に体力が消耗し、一度休んでしまうと言葉さえ出てこなくなる。そんな時間をしばらく続けたけれど、流石の私もやり続ける気力が折れてしまいました。

そのまま寄港するのは寂しいので船長に別の入れ喰いポイントに連れて行ってもらい、船中70〜80本ほどの釣果(釣る気になれば余裕で100越えできる状態)。サイズは伸びず、30〜55cmと言った具合でした。東京湾奥の底力を感じます。

びしょびしょになったので着替えて帰ろうかと思ったけれど、その気力も失せてそのまま車に乗れば、冷えた体は人肌恋しく寂しい、眠れない夜です。でも私の頭の中で最初によぎったのは人肌ではなく、愛猫を抱きしめたいと思いました。

時計の針は午前3時前。真夜中に帰った私に対し寂しがり屋の愛猫はすぐにすり寄ってきました。でも抱き上げると濡れた体の私を拒否してすぐに自分の床へ、寂しい夜だなぁ・・。

眠れない夜はシーバスに出かけよう!
すると、その寒さと寂しさに、忘れかけていた愛に満ちた日が蘇るでしょう。

雨がザーザーなので、カメラはほぼピントがとれません。皆さんは雨に慣れているので、雨具の対策はバッチリ。むしろ私のシムスウェアの上着がかなりくたびれて来ているので、買い替え時期を実感。
シーバスはお手持ちの6番上のタックルで手軽に楽しめます。オカッパリでも釣れますが、貴重なわずかな時間で確実に釣りたい方は、シーバスガイドボートをお勧めします。
工事中の勝どき橋をバックに、入れ食いだからハイテンションの皆さん。この後、沖の寒さと強風に晒されます。
入れ食いの時は全員でロッドを出しトリプルヒット状態なので、写真なんか撮ってません。今回最後に見つけたポイントは、東京湾ではなかなか見られない物凄い数がいっぺんにボイルし、それが30分以上止まらずに続きました。ボイルと言うより散水している様な状態。
ニコパチを撮っている余裕すらなく、マシーンの様に釣りまくる三名。こんな日に初めてシーバスの人が来たら夢中になる事間違いなし!ただし、雨にめげない心が必要です。
追っているベイトは小さなサッパとイワシ。ベイトサイズは7〜9センチ程。サイズさえ合えばフローティングミノーでもゾンカーでもなんでも掛かります。東京はしばらく雨ですが、これからは夜便の季節。入れ食い用の小型フライと、ランカー狙いの13センチ以上のフライを持って出かけましょう。

御蔵入り(中越のサーモンフライフィッシング)

このブログは管理人の釣りネタが日々アップされているとお思いの方がいると思いますが、結構ボツネタも多いんです。単にオデコならばそれはそれでご報告するのですが、書けばネガティブな方向へなり過ぎる話題は却下になります。今回は御蔵入りではないのですが、昨年の同時期に行った鮭釣り(御蔵入り)の反省から、別の場所へ変えて行った関東圏のサーモンフィッシングの話であります。あ、やっぱり話はネガティブかな・・。ちなみに上の写真にオクラは入って無いので、オヤジギャグじゃありません(笑)

私は兼ねてから「産卵期の魚はいじめたくない。」と言ってきたので、日本のサーモンフィッシングは長い事封印してきました。海外でのサーモンフィッシングを経験している人ならば理解して頂けると思いますが、海外はビカビカのシルバーカラーのサーモンを釣るのに対し、日本の川は流程が短いために川に入った時にはすでにブナ色(婚姻色)になっているので、産卵まであと一歩というあの色合いの魚を釣る気がせず、敬遠していた次第です。

でもです、そろそろ川でのサーモンを楽しみたいと思い海外釣行計画を立てようとすると、私が20代にアラスカへ行っていた頃の2倍の金額でも行くことができない程の値上がり。日本だけデフレ期間が長く続いているせいで、僕らの懐は20年以上経っても変わらず、至って庶民の私には50万円を超える釣行費はなかなか捻出する事ができません。

そして昨年ふと思い、海外の話を書いても今の金額では行ける人が少ないだろうから、久しぶりに日本で鮭釣りをやって見る気になり、とある場所へ行きました。日本ではご存知の様に内水面での鮭の捕獲は禁止されています。なので限られた河川で調査の元に行われているので、釣り人に解放されたわけではありません。ある漁協では抽選によって、ある漁協では先着順といった具合で、人数も相当絞られた状態です。

そして昨年行って解った事。今の鮭釣り事情は圧倒的に餌釣りが多く全体の7割くらい、ルアーとフライは同数ぐらいの比率でしょうか。よってスイングでダウンクロスの僕らには釣り場がないのです。釣獲区間が短い為に尚更なんです。ついでに昨今の温暖化の影響なのか、昔はそこら中に鮭のハネがあったのですが、今は本当に少なさを感じます。いつかは日本のレジャー産業として鮭釣りが開放されないかと思ってましたが、遡上が激減している様では益々釣りはご法度になってしまう様にも感じられます。ちなみに昨年の二日間は魚の姿さえ見ることもなく、釣り場は必然的に制限されてしまい、参加したメンバーは完デコを食らった次第です。

あれから一年。昨年行った河川は日の参加人数が多いために釣り場がなく、よほど遡上量が多くない限りフライでは無理だと思い、今年は人数制限が少ない川に抽選で申し込みました。平日だったので、なんとか抽選には当選。あとは魚を釣るのみです。

さて、魚の姿は見られたのでしょうか?

この川は市の中心部にあり調査区間は結構短いです。その代わり1日あたりの釣り人制限をものすごく絞っているので、フライロッドを振る場所が無いということはありません。ただし、ご覧の通り雨、雨、雨・・。釣り中止になるギリギリの水位でスタートしたので、実質は中止に至る水位で、時間を追うごとにどんどん増水しました。水色も時間と共に濁りが酷くなりました。
このチョッキを着なければならないので、調査員は皆漁協員の様です。濁りが増す中で少しでも流れが緩く魚が休むポイントを探して流します。
前日から入り様子を見てくれた釣り仲間によると、昨日は透明で水位は今よりも20センチくらい低かったとの事。下が見えないので、怖くて無理な入水ができず。川は轟々とながれているのですが、雨のせいなのか魚のハネがあまりありません。
ダーティーホー
最初はポプシクルを使ってましたが、水流に負けない様に少しだけ重いダーティホーにチェンジ。雨のせいで釣れそうな場所は極めて少ないので、同じ場所を100流しするイメージ。修行の世界です。
と言っても鮭は一雨ごとに遡上しながら良い産卵場所を探すので、フレッシュな群れはこの雨の中を移動しているはずです。しかし雨は一向に止む気配がなく、土砂降り状態で、人間の気力が萎えてしまいます。
投げ続けてようやく13時頃にヒット。久々のドッグサーモンとご対面。ロッドはウインストン、ラインはエアフロのスカジットFIST。それにカスタムティップT10を8フィート。最終的にギリギリ底をコンタクトしない様にオモリとなるカスタムティップを軽くし、長さを短いものに調整した結果かもしれません。

 

ドッグサーモンの名前の由来はいくつかの説があったかと思いますが、この歯を見ると、「犬も食わないドッグサーモン説」よりも「犬歯の様な歯を持つドッグサーモン説」の様な気がします。雄だともっと大きい歯です。
漁協の人へ持って行かなきゃと思い、ランディング後ぶらーんと鮭を下げる図を一緒に行った釣り仲間が後ろから写してました。
ヒレの割れ具合からここまでの苦労がわかります。通常メスはこのまま採卵場行きなのですが、採卵場の問題でリリースする様に言われた事を思い出しましたので、このままリリースです。腹はパンパンでは無いので、すでに産卵はほとんど終わったのかな?
結局1日目はこの一尾で終了。その後、街へ繰り出し地酒の酒盛りをし、一旦宿へ帰ったのに明日の事を考えずにラーメンを食べに再度夜の街へ。翌日はと言うと、酒(鮭)のタタリで川は危険水位を超えてしまい、釣りが中止になりました、ガックシ。私はというと、朝方悪寒と吐き気で目が覚め、その後高熱でうなされた為に運転を代わってもらい、帰宅。ゲロ吐きまくりで、体調が良くなったのは本日午前0時ごろのことでした。まさしく産卵の魚をいじめた鮭(もしくは酒)のタタリでした。

現在鮭釣りができる河川は以下の通りですが(募集は来年です)毎年内容が異なりますので、よくご覧になって参加して見てください。ほとんどの場合抽選の期限が実際に行われる期間よりもかなり前に申し込みが終わるので、釣りがしたいと思ったら、7月にはチェックする必要があります。

中類川(北海道):標津漁業協同組合内忠類川サケマス有効利用調査・事務局
浜益川(北海道):浜益川サケ有効利用調査実行委員会事務局
寒河江川(山形県):寒河江川鮭有効利用調査委員会
小国川(山形県):小国川漁業協同組合
真野川(福島県):南相馬市・真野川サケ有効利用調査
久慈川(茨城県):久慈川漁業協同組合
鬼怒川(栃木県):鬼怒川サケ資源有効利用調査実行委員会事務局
思川(栃木県):下都賀漁協・鮭有効利用調査
渡瀬川(栃木県):渡良瀬漁業協同組合
荒川(新潟県):荒川鮭有効利用調査委員会
五十嵐川(新潟県):五十嵐川鮭有効利用調査委員会
三面川(新潟県):三面川鮭有効利用調査委員会
手取川(石川県):手取川サケ有効利用調査

このほかにフライフィッシングができない鮭釣り調査の河川もありますが、必要ないので書きませんでした。